JPH09302689A - 都市構造 - Google Patents
都市構造Info
- Publication number
- JPH09302689A JPH09302689A JP8119371A JP11937196A JPH09302689A JP H09302689 A JPH09302689 A JP H09302689A JP 8119371 A JP8119371 A JP 8119371A JP 11937196 A JP11937196 A JP 11937196A JP H09302689 A JPH09302689 A JP H09302689A
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- Japan
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- tunnel
- underground
- ground surface
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- line structure
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車道によって歩行動線が妨げられるため、道
路の向かい側の施設への移動が容易でなく、また自動車
の排気、騒音などによる快適性低下要因があり、さらに
は災害時における避難場所確保にも問題があった。 【解決手段】 自動車道路、鉄道などの交通網、情報
網、エネルギー供給路、エネルギー排出路などの都市機
能に必要な幹線構造物１０を地下に集約して構築すると
ともに、該地下幹線構造物１０の地表部を遊歩道３８と
した。
路の向かい側の施設への移動が容易でなく、また自動車
の排気、騒音などによる快適性低下要因があり、さらに
は災害時における避難場所確保にも問題があった。 【解決手段】 自動車道路、鉄道などの交通網、情報
網、エネルギー供給路、エネルギー排出路などの都市機
能に必要な幹線構造物１０を地下に集約して構築すると
ともに、該地下幹線構造物１０の地表部を遊歩道３８と
した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊休地や原野など
に新たに都市を構築する場合に不可欠な機能を地下に一
括して構築するようにした都市構造に関する。
に新たに都市を構築する場合に不可欠な機能を地下に一
括して構築するようにした都市構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】遊休地や原野などに新たに都市機能を持
った街を造る場合、それが都市計画に基づくものであっ
ても、従来ではまず地表部に道路を造って物流を確保し
た後、建物やこれに付随する都市設備を順次整備してい
く手法が取られている。
った街を造る場合、それが都市計画に基づくものであっ
ても、従来ではまず地表部に道路を造って物流を確保し
た後、建物やこれに付随する都市設備を順次整備してい
く手法が取られている。
【０００３】また、最近では、図２に示すように、設備
建物の構築に先立って、沈埋工法、開削工法などによ
り、電車用トンネル部、水道管、ガス管、電力ケーブ
ル、通信ケーブルなどの設置用トンネル部、排水溝、ゴ
ミ処理輸送用のトンネル部などの都市施設を構築する基
礎となる各種要素を区画分けした状態で多数集約した幹
線構造物１を地下部に構築し、その上部地表面を歩車道
兼用道路２とし、この道路２を挟んだ両側に各種建物、
施設３を構築することも提唱されている。
建物の構築に先立って、沈埋工法、開削工法などによ
り、電車用トンネル部、水道管、ガス管、電力ケーブ
ル、通信ケーブルなどの設置用トンネル部、排水溝、ゴ
ミ処理輸送用のトンネル部などの都市施設を構築する基
礎となる各種要素を区画分けした状態で多数集約した幹
線構造物１を地下部に構築し、その上部地表面を歩車道
兼用道路２とし、この道路２を挟んだ両側に各種建物、
施設３を構築することも提唱されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな手法で作られた都市を利用する人々にとっては、特
に地表部では道路２の車道によって歩行動線が妨げられ
るため、道路２の向かい側の建物、施設３への移動が容
易でなく、また自動車の排気、騒音などによる快適性低
下要因があり、さらには災害時における避難場所確保に
も問題があった。
うな手法で作られた都市を利用する人々にとっては、特
に地表部では道路２の車道によって歩行動線が妨げられ
るため、道路２の向かい側の建物、施設３への移動が容
易でなく、また自動車の排気、騒音などによる快適性低
下要因があり、さらには災害時における避難場所確保に
も問題があった。
【０００５】この発明は以上の課題を解決するためにな
されたものであって、都市機能に必要な幹線構造物の全
てを地下に構築し、その地表部を人のみに解放すること
によって幹線構造物の両側に構築される各種施設に対す
る往来を自由に行えるようにした都市構造を提供するこ
とを目的としている。
されたものであって、都市機能に必要な幹線構造物の全
てを地下に構築し、その地表部を人のみに解放すること
によって幹線構造物の両側に構築される各種施設に対す
る往来を自由に行えるようにした都市構造を提供するこ
とを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明は、自動車道路，鉄道などの交通網、情報
網、エネルギー供給路、エネルギー排出路などの都市機
能に必要な幹線構造物を地下に集約して構築するととも
に、該地下幹線構造物の地表部を遊歩道とすることを特
徴とする。
め、本発明は、自動車道路，鉄道などの交通網、情報
網、エネルギー供給路、エネルギー排出路などの都市機
能に必要な幹線構造物を地下に集約して構築するととも
に、該地下幹線構造物の地表部を遊歩道とすることを特
徴とする。
【０００７】従って、本発明によれば、地表部では、自
動車道路と人の混在による上述する騒音、排気、人の動
線の妨げ、事故の虞れなどの不具合がなく、また災害時
にはこの地表部を全面的に人々の避難場所として確保す
ることが出来る。
動車道路と人の混在による上述する騒音、排気、人の動
線の妨げ、事故の虞れなどの不具合がなく、また災害時
にはこの地表部を全面的に人々の避難場所として確保す
ることが出来る。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。
形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。
【０００９】図１は、この発明にかかる新都市の地下幹
線構造物を示すものである。この地下幹線構造物１０
は、上階に新交通システムなどにおける線路を架設した
電車用トンネル部１２及び自動車専用道路用のトンネル
部１４を並設し、下階にガス管１６、水道管１８、電線
管２０、ネットワーク通信用光ファイバケーブル２２を
通じた都市エネルギー供給用の共同トンネル部２４、及
びその両脇にゴミ搬送システム２６を収容したゴミ搬送
用トンネル部２８及び下水道トンネル部３０を並設して
いる。なお、この種の各種トンネル部の配置は図示に限
定されることなく、確保される用地幅、工法などに応じ
て変更できるものである。
線構造物を示すものである。この地下幹線構造物１０
は、上階に新交通システムなどにおける線路を架設した
電車用トンネル部１２及び自動車専用道路用のトンネル
部１４を並設し、下階にガス管１６、水道管１８、電線
管２０、ネットワーク通信用光ファイバケーブル２２を
通じた都市エネルギー供給用の共同トンネル部２４、及
びその両脇にゴミ搬送システム２６を収容したゴミ搬送
用トンネル部２８及び下水道トンネル部３０を並設して
いる。なお、この種の各種トンネル部の配置は図示に限
定されることなく、確保される用地幅、工法などに応じ
て変更できるものである。
【００１０】そして、地下幹線構造物１０の両脇に構築
される各種建物、施設４０に対して共同トンネル部２４
内に配管された上述する都市エネルギーを分配している
とともに、各種建物、設備４０から排出されたゴミ類は
ゴミ搬送システム２６に送られ、また排水は下水道トン
ネル部２４に送られ、それぞれ下流側に設けた図示しな
いゴミ処理設備、下水処理設備により処理される。
される各種建物、施設４０に対して共同トンネル部２４
内に配管された上述する都市エネルギーを分配している
とともに、各種建物、設備４０から排出されたゴミ類は
ゴミ搬送システム２６に送られ、また排水は下水道トン
ネル部２４に送られ、それぞれ下流側に設けた図示しな
いゴミ処理設備、下水処理設備により処理される。
【００１１】なお、以上の地下幹線構造物１０のターミ
ナル箇所、すなわち駅に該当する部分においては、図示
しないが、乗降客を地表部及び各種建物、施設４０へ誘
導するためのエレベータ、エスカレータ、階段などの設
備、及び公共的地下立体駐車場などが設けられ、同じく
エレベータ、エスカレータ、階段などの設備により地表
部及び各種建物、施設４０へと誘導できるようになって
おり、このため、地表部では図示よりも拡幅した円形状
の広場となる地域がターミナル毎に構築されることにな
る。
ナル箇所、すなわち駅に該当する部分においては、図示
しないが、乗降客を地表部及び各種建物、施設４０へ誘
導するためのエレベータ、エスカレータ、階段などの設
備、及び公共的地下立体駐車場などが設けられ、同じく
エレベータ、エスカレータ、階段などの設備により地表
部及び各種建物、施設４０へと誘導できるようになって
おり、このため、地表部では図示よりも拡幅した円形状
の広場となる地域がターミナル毎に構築されることにな
る。
【００１２】従って、以上の設備を備えた都市設備にく
るには公共的交通機関に加え、マイカーなどの乗入れに
よっても駐車設備に戸惑うことがなく、その後は地表
部、各種建物設備４０に対して自由に出入りできること
になる。
るには公共的交通機関に加え、マイカーなどの乗入れに
よっても駐車設備に戸惑うことがなく、その後は地表
部、各種建物設備４０に対して自由に出入りできること
になる。
【００１３】そして、以上の地下幹線構造物１０の頂面
は地表部に露出しており、この露出面には一面に人工地
盤３２を盛土造成し、その上面に植裁３４及び人工池３
６などによる自然空間の緑地帯演出に加え、その表面全
体あるいは一部を遊歩道３８に形成し、幹線構造物１０
の両脇に構築された各種建物、施設４０に対する自由な
出入りを行えるようにしている。
は地表部に露出しており、この露出面には一面に人工地
盤３２を盛土造成し、その上面に植裁３４及び人工池３
６などによる自然空間の緑地帯演出に加え、その表面全
体あるいは一部を遊歩道３８に形成し、幹線構造物１０
の両脇に構築された各種建物、施設４０に対する自由な
出入りを行えるようにしている。
【００１４】以上のベルト状あるいは諸点に設けられた
大型の緑地帯や遊歩道３８は、従来とは異なり、その全
体が人のみが自由に歩行できる相当幅広い空間であり、
通常時には公園、イベント広場などに利用できるほか、
災害時には避難場所として活用でき、従来のような人と
車の混在による混乱などを生ずることなく、安全な場所
として確保されることになる。
大型の緑地帯や遊歩道３８は、従来とは異なり、その全
体が人のみが自由に歩行できる相当幅広い空間であり、
通常時には公園、イベント広場などに利用できるほか、
災害時には避難場所として活用でき、従来のような人と
車の混在による混乱などを生ずることなく、安全な場所
として確保されることになる。
【００１５】なお、この避難場所としての機能を強化す
るために、諸点毎に飲料水や、食品、医薬品などの保存
のための設備を併設することが好ましい。
るために、諸点毎に飲料水や、食品、医薬品などの保存
のための設備を併設することが好ましい。
【００１６】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明にかかる都市構造にあっては、地表部では、自動車道
路と人の混在による上述する騒音、排気、人の動線の妨
げ、事故の虞れなどの不具合がなく、環境的に好ましい
ものとなる。また災害時には地表部を全面的に人々の避
難場所として確保することが出来るなどの利点がある。
明にかかる都市構造にあっては、地表部では、自動車道
路と人の混在による上述する騒音、排気、人の動線の妨
げ、事故の虞れなどの不具合がなく、環境的に好ましい
ものとなる。また災害時には地表部を全面的に人々の避
難場所として確保することが出来るなどの利点がある。
【図１】本発明にかかる都市構造を構築するための地下
幹線構造物の概念図である。
幹線構造物の概念図である。
【図２】従来の都市構造における地下幹線構造物の概念
図である。
図である。
１０ 地下幹線構造物 １２ 電車用トンネル部 １４ 自動車専用道路用トンネル部 ２４ 都市エネルギー供給用トンネル部 ２８ ゴミ搬送用トンネル部 ３０ 下水道用トンネル部 ３８ 遊歩道
Claims (1)
- 【請求項１】 自動車道路，鉄道などの交通網、情報
網、エネルギー供給路、エネルギー排出路などの都市機
能に必要な幹線構造物を地下に集約して構築するととも
に、該地下幹線構造物の地表部を遊歩道とすることを特
徴とする都市構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8119371A JPH09302689A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 都市構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8119371A JPH09302689A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 都市構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09302689A true JPH09302689A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14759856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8119371A Pending JPH09302689A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 都市構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09302689A (ja) |
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20100325973A1 (en) * | 2008-02-17 | 2010-12-30 | Israel Hirshberg | building method and buildings |
| CN102535283A (zh) * | 2010-12-29 | 2012-07-04 | 蒋荣昌 | 没有交通拥堵、车噪、汽车尾气大气污染的城市空间及其制作方法 |
| CN103696483A (zh) * | 2013-12-30 | 2014-04-02 | 赵学坤 | 一种智能型多功能综合下水管道 |
| CN104196111A (zh) * | 2014-09-10 | 2014-12-10 | 方运平 | 多功能防洪沟河及建造方法 |
| CN105780807A (zh) * | 2016-04-01 | 2016-07-20 | 上海市政工程设计研究总院（集团）有限公司 | 一种综合管廊双舱叠合断面 |
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| CN108625396A (zh) * | 2018-07-04 | 2018-10-09 | 中冶京诚工程技术有限公司 | 综合管廊通风口结构 |
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| WO2021145011A1 (ja) | 2020-01-15 | 2021-07-22 | 正通 亀井 | 地域内建物群構造 |
| CN113684861A (zh) * | 2021-08-05 | 2021-11-23 | 上海市政工程设计研究总院（集团）有限公司 | 一种半地下式双层架空刚性填埋库 |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP8119371A patent/JPH09302689A/ja active Pending
Cited By (21)
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