JPH022721Y2 - - Google Patents

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JPH022721Y2
JPH022721Y2 JP1982107043U JP10704382U JPH022721Y2 JP H022721 Y2 JPH022721 Y2 JP H022721Y2 JP 1982107043 U JP1982107043 U JP 1982107043U JP 10704382 U JP10704382 U JP 10704382U JP H022721 Y2 JPH022721 Y2 JP H022721Y2
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JP
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road
pipe
pipes
steel
construction
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JP1982107043U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、道路横断装置の考案に係り、比較的
少い工事量で簡易に施工し得ると共に、横断距離
が短縮されて低コストであり、しかも雨水の吹込
みを防止し且つ避難設備として有効に利用し得る
道路横断設備を提供しようとするものである。
近時における自動車その他の車輌普及に伴い特
に都市においては路面交通が激しく、歩行者等は
横断歩道によつて道路を横断することとなるが、
この横断歩道は別に交通信号設備を必要とし、し
かも路面における交通渋滞の大きな原因をなし、
折角の高速走行車輌類の性能を適切に発揮し得な
いこととなる。そこで、このような横断歩道に代
えて高架歩道を設けることが相当に普及しつつあ
るが、この高架歩道は相当の高さを有する積載車
輌などが充分に通過できる高さを少くとも車道面
上において完全に採つて空間に設置しなければな
らないので地表から7〜8mないし10m前後或い
はそれ以上の高さのものとなり斯様に高い高架歩
道を多数の大型構成部材を溶接などで接合して構
成されるもので建設費も巨額となり、又昇降階段
部などのための路面消費面積も大である。しかも
前記のように高い高架歩道上に登ることは歩行者
にそれなりの負担、苦痛を与え、勿論横断のため
の必要時間も大となることから折角の高架歩道設
備があつても利用されないことが多く、依然路面
横断して交通事故を発生せしめるような傾向が残
る。勿論都市美観上も必ずしも好ましいものでな
い。
本考案は、上記したような実情に鑑み検討を重
ねて考案されたものであつて、前記のような高架
歩道に代え地下歩道設備を推奨するものである
が、斯かる地下歩道設備を構成する素材として鋼
管を用い、又これを接手部で接続し両端を路面上
において車道の走行方向にそい屈曲して開口させ
たものとする。使用する鋼管としては横断円形の
鋼管等が強度的に好ましいものであることは周知
の通りであり、地表からの埋設深さを殊更に大と
する必要はなく、一般的に高架歩道の地表からの
設定高さの半分以下で充分に路面走行車輌の重量
などに耐え得るものとなり、従つてその掘削深さ
を小とし特に車道下において地表に通ずる傾斜管
を接続せしめ、それらの何れからしても工事量を
縮減して施工を容易にするだけでなく、利用者の
昇降高さおよび距離の何れもが少いこととなり、
特に進入時が下り勾配であるから殊更に負担、苦
痛感を与えることなく利用し得る。しかも斯うし
て設けられた横断設備は地下設備で、又鋼管など
の有する優れた強度をそのまま具備するわけであ
るから火災、地震などの異常災害時においてその
まま有効且つ安全な避難設備として利用され、斯
様な設備が道路の随所に設置されることにより避
難者は遠方まで逃げて避難することなく、近くの
道路部において容易に避難し得る。地下施設とな
るとしても鋼管等であるから地下水浸出の恐れが
なく、又フランジのような接手部で適宜に接続し
て構成されるものであるから単位素材のトラツク
などによる現場搬入を容易とし、しかも仮りに地
表から開削して設定するとしても道路の片側宛の
如きを単位として施工し中間で接続し得るから路
面利用を完全に遮断する必要がなく、更に単に埋
設すればよいわけであるから施工期間も充分に短
縮できることは明かである。
上記のように車道面部分から地表に通ずる傾斜
管を接続することにより該傾斜管による露出部が
歩道域内に大きく突出することがなく、このよう
な露出部に車道歩行方向にそつて屈曲した出入口
を形成したので降雨などが出入口から地表下に降
下した横断歩道部分に吹込んで滞水するようなこ
とを適切に防止すると共に火災などに際して火災
や油脂類、化学品による爆風、炭酸ガスなどが横
断歩道内に吹き込むことを防止する。即ち火災時
における燃焼ガスなどは一般に上昇し、新鮮な空
気は低部に残るから地表下にある本考案の横断歩
道内は一般的にCOガスなどの有害分を殆んど含
まないこととなり、火災や燃焼排ガスの吹込みも
阻止されるから有効な避難設備となる。
本考案によるものの具体的な実施態様を添付図
面に示すものについて説明すると、車道面1を横
断させて鋼管による単位部体2,2……が埋設さ
れ、その両端部は車道面1部分より傾斜管12を
接続して車道面1両側の歩道11に露出させ、該
露出部に車道面1の走行方向にそつて屈曲した開
口3を形成したものである。この地表開口3部分
は高架歩道のように道路面との間に大型車輌が支
障なく走行するのに充分な大きな高低差を採る必
要がないから短小である。
上記のように開口3部分を単に屈曲させること
に代え、T形管構成としてよいことは第7図に示
す通りで、このようにすれば歩道上の歩行者は何
れの側からでも本案横断設備を利用することがで
きる。しかも路面上における強風や災害時の火災
などは単に入口部分だけを吹き抜けることとなつ
て横断装置内に吹込むことがない。又本考案によ
るものは道路交叉点の如きに採用されるに当つて
第3図に示すように道路方向に傾斜し、特に中間
でクロスした鋼管素材4特にこのクロス部で側方
に短小な接続フランジ部を形成したものを用いて
設定することが可能である。
本考案によるものがビル街などにおいて採用さ
れる場合には立体的な地下通路として利用するこ
とが可能であり、即ち上記のような地下横断通路
の下部側方などに更に同様な通路を多層に形成し
て道路側方のビルにおける地下部分に通ずること
ができる。第6図はこのような態様を示すもので
強固な構造体である鋼管等の特性を利用し、大掛
りなコンクリート施工などを殆んど必要としない
で比較的少い施工量と短期工事により地下立体空
間を利用し有利な施工をなすことができる。なお
このような地下歩道には適宜照明設備を必要とす
ることは明かで、このような場合に天井の山形凹
入部を照明手段の設置部分とすることができる。
更に夜間時などにおいて使用を禁止し、或いは災
害時などの火炎進入などを阻止する必要のある場
合には入口部分(特にT型入口を形成したような
場合にはこの入口から横断道路への入口部分)に
扉を設けることは各図において適宜示した通りで
ある。
又、商店街又は住宅密集地などに設ける場合に
おいて、避難を重視した設備とする場合には道路
の中央部にその長さ方向にそつて鋼管を敷設し、
該鋼管に対して例えば両側の各商店出入口などに
向けて随所に出入口を設け、片側から他方の側に
横断し得るようにすることができる。
鋼管単位部体相互の接続は図示するように外側
にフランジ部を突出させたもので連結し得ること
は勿論であるが、前記単位部体が比較的大径のも
のであることからして場合によつては第8図又は
第9図に示すように内側にフランジ部を形成した
もので接続することができる。特に本考案による
ものが推進工法(シールド工法)の如きによつて
施工される場合においてこのようにフランジ部を
内側に形成したものはその施工ないし接続操作が
容易である。接続は勿論溶接で行い得る。
前記したビル街や交叉点などにおける本考案の
実施に当つては上記したような鋼管単位体2によ
る通路を多層に形成し得る第6図又は第9図に示
す通りで、その下層に形成されたものは道路両側
のビル地下部に通ぜしめ得る。この多層に通路の
形成される場合において各単位体2は第9図に示
すように第1層と第2層のものの単位体配設位相
(鋼管軸線)をずらせて交互に積層させることが
できる。
上記したような本考案によるときは道路を該路
面を利用することなしに適切に横断せしめ得るこ
とは明かであるが、しかも強固な鋼管を用いるも
のであるから施工が簡易で、必要部材が少く容易
に施工し得るし、又高架歩道のように道路面から
大型車輌などの走行に充分な10m前後にも達する
間隔(高さ)を採つて構成する必要がなく、しか
も上記のように強度的に優れた鋼管を用いるので
車道面からの深さが1〜2m程度でも充分で大き
く採る必要がなくなり、加うるに車道面の域内に
おいて地表面に達する傾斜管を接続するので、何
れにしても横断のための(降下、上昇高さを含
む)距離が充分に短縮され、利用者に過大な苦痛
を与えることがなく、利用性に優れた設備を提供
し、又その工事量および必要資材量も共に縮減さ
れるので比較的低コストに施工でき、更に出入口
が車道走行方向にそつて屈曲形成されるので雨水
の吹込みを防止すると共に災害時などにおいて火
焔や油脂類や化学品などによる爆風の侵入を阻止
し有効な避難設備として利用し得るなどの作用効
果を有しており、実用上その効果の大きい考案で
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を示すものであつて、
第1図は本考案による横断設備の1例を示した断
面図、第2図はその平面図、第3図は本考案が道
路交叉点に用いられる場合の平面的説明図、第4
図と第5図は本考案によるものにおいてクロス管
を用いる場合の部分的説明図とそのクロス管の斜
面図、第6図は本考案によるものがビル街におい
て用いられる場合の断面的説明図、第7図は入口
部の変形例を示す平面図、第8図は単位体連結方
法の変形例を示した部分切欠側面図、第9図は複
数の通路を形成する場合の1例を示した断面的説
明図である。 然してこれらの図面において、1は車道、2は
単位部体、3は地表における開口、4はクロス管
素材、11は歩道を示すものである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個の鋼管2を長手方向に相互に接続し、鋼
    管2と傾斜管12とが平面視において直線となる
    ように鋼管2の両端部に傾斜管12の下端を接続
    し、鋼管2と開口3付の鋼管とが平面視において
    直角となるように、傾斜管12の上端に出入口と
    しての開口3付の鋼管を接続した道路横断装置で
    あつて、接続された複数個の鋼管2は車道面を横
    断する方向に埋設し、傾斜管12は車道面下方か
    ら歩道面上方にわたつて位置させ、開口3付の鋼
    管は車道走行方向に沿わせることを特徴とする道
    路横断装置。
JP10704382U 1982-07-16 1982-07-16 道路横断装置 Granted JPS5914804U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10704382U JPS5914804U (ja) 1982-07-16 1982-07-16 道路横断装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP10704382U JPS5914804U (ja) 1982-07-16 1982-07-16 道路横断装置

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Publication Number Publication Date
JPS5914804U JPS5914804U (ja) 1984-01-28
JPH022721Y2 true JPH022721Y2 (ja) 1990-01-23

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ID=30250258

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5210101B2 (ja) * 2008-09-17 2013-06-12 東日本高速道路株式会社 車両用ゲート施設の地下通路設備及びその施工方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4835784A (ja) * 1971-08-06 1973-05-26

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JPS4835784A (ja) * 1971-08-06 1973-05-26

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