JPH1018614A - 都市再開発の方法並びにその方法に使用する建築物及び道路 - Google Patents

都市再開発の方法並びにその方法に使用する建築物及び道路

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JPH1018614A
JPH1018614A JP17686996A JP17686996A JPH1018614A JP H1018614 A JPH1018614 A JP H1018614A JP 17686996 A JP17686996 A JP 17686996A JP 17686996 A JP17686996 A JP 17686996A JP H1018614 A JPH1018614 A JP H1018614A
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building
city
road
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buildings
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Tokuzo Kurumado
徳蔵 車戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用地買収等に莫大な時間と費用をかけること
なく、都市における所定区域の用地を国が速やかに取得
でき、その用地を効率良く再開発できる都市再開発の方
法並びにその方法に使用する建築物及び道路を提供す
る。 【解決手段】 都市住民は国に予め合意の上、都市にお
ける所定区域18の用地を提供する。国は提供された用
地を100m四方に区画19に分割する。その区画19
に耐震耐火構造の防災用の建築物20を建設する。建築
物20は互いに対向するように一対設けられ、連結棟2
1で連結されている。その後、当該区域18の周辺区域
23の住民が前記と同様に国に用地を提供し、国は提供
された用地を区画し、建築物20を建設し、区画19間
に道路22を設ける。以後同様にして都市周辺を順に再
開発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、土地の有効利
用、防災、環境、交通の整備などの都市の機能を有効に
発揮することができる都市再開発の方法並びにその方法
に使用する建築物及び道路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、我が国における都市再開発の方
法は、国が先ず必要な道路用地を住民から買収等で確保
してから計画を立案して実施するようになっている。我
が国の都市においては、防災の面で世界の水準にあるも
のは公共の建築物だけで、都市住民の住宅は耐用年数も
短く、災害にも弱い低層の建築物になっている。
【0003】そして、狭い用地に高い建物を建てたり、
広い用地に低い建物を建てたりするため、大きさや高さ
の異なる建築物が用地の所有者によって乱立状態で建て
られている。もちろん、建築物の形状も敷地の大きさや
形状に応じて種々雑多なものとなっている。
【0004】また、私有地に様々な家が建っているた
め、道路はその幅が狭い場合が多く、その上必ずしも格
子状に設けられているわけではなく、曲がっていたり、
途中から細くなっている場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、都市再
開発の方法は、国が先ず必要な道路用地を買収等で確保
してから計画を立案して実施するようになっている。こ
のため、用地買収等に莫大な時間と費用がかかるという
問題があった。また、都市住民の住宅は耐用年数も短
く、災害にも弱い低層の建築物になっている。このた
め、災害が起きた場合、住宅が崩壊しやすく、地震や火
事に耐え得ないという問題があった。
【0006】加えて、狭い用地に高い建物を建てたり、
広い用地に低い建物を建てたりするため、大きさや高さ
の異なる建築物が用地の所有者によって乱立状態で建て
られている。もちろん、建築物の形状も敷地の大きさや
形状に応じて種々雑多なものとなっている。このため、
用地が無駄なく有効に利用されていないという問題があ
った。
【0007】また、私有地に様々な家が建っているた
め、道路はその幅が狭い場合が多く、その上必ずしも格
子状に設けられているわけではなく、曲がっていたり、
途中から細くなる場合もある。このため、災害が起きた
場合に道路が不通になりやすく、救助活動を困難なもの
にするとともに、災害場所への所要時間が長くなるとい
う問題があった。災害が起きない場合でも、自動車等が
どこに進行しているのかわからず、幻惑されるという問
題もあった。
【0008】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、用地買収等に莫大な時間と費用をかける
ことなく、都市における所定の用地を国が速やかに取得
でき、その所定区域の用地を効率良く再開発できる都市
再開発の方法を提供することにある。また、他の目的と
するところは、国が取得した用地を整然と区画整理する
ことができ、その区画内に住民の所望する防災用等の建
築物を建築することができる都市再開発の方法に使用す
る建築物を提供することにある。さらに、他の目的とす
るところは、都市における道路構造を将来の変更に対応
できる都市再開発の方法に使用する道路を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の都市再開発の方法の発明では、
都市住民は都市における所定区域の建築物を除去すると
ともに、道路用地を国に提供し、国は提供された区域を
区画し、その区画に耐震耐火構造の防災用建築物を建設
し、区画間に道路を設けた後、当該区域の周辺区域の住
民が前記と同様に建築物を除去するとともに、道路用地
を国に提供し、国は提供された区域を区画し、建築物を
建設し、道路を設け、以後同様にして都市周辺を順に再
開発するものである。
【0010】請求項2に記載の都市再開発の方法の発明
では、都市住民は所定の道路用地を国に提供し、国はそ
の都市内又は都市間に所定の道路を設けるとともに、そ
の道路に沿って防災用建築物を建設するものである。
【0011】請求項3に記載の都市再開発の方法に使用
する建築物の発明では、都市における所定の区画内に一
対の防災用建築物を互いに対向するように建設し、両建
築物間を所定階数の連結棟で連結し、その1階部分を店
舗とし、2階以上の部分を駐車場に構成したものであ
る。
【0012】請求項4に記載の都市再開発の方法に使用
する建築物の発明では、都市における所定の区画内に防
災用高層建築物を建設し、その外側面に沿って1階から
屋上まで階段とエレベータとを一体的に設置したもので
ある。
【0013】請求項5に記載の都市再開発の方法に使用
する道路の発明では、都市内又は都市間に一定幅の自動
車道を設けるとともに、その道路の両側に緩衝地帯を設
け、その緩衝地帯を側道、自転車道又は歩道に転換可能
に構成したものである。
【0014】従って、請求項1に記載の都市再開発の方
法においては、都市住民は都市における所定区域の建築
物を除去するとともに、道路用地を自発的に国に提供す
る。国は都市住民から提供された区域を整然と区画し、
その区画内に耐震耐火構造の防災用建築物を建設する。
また、国は各区画間に道路を設ける。このようにして都
市の再開発がなされる。
【0015】次に、再開発された当該区域の周辺区域の
住民が、前記と同様に建築物を除去するとともに、国に
対して道路用地を自発的に提供する。国は提供された区
域を前記と同様に区画し、建築物を建設し、道路を設け
る。以後同様にして、都市周辺が順に再開発される。
【0016】このため、用地買収等に莫大な時間と費用
をかけることなく、国は都市における所定の用地を速や
かに取得でき、その用地を整然と区画整理することがで
き、所定区域の用地を効率良く再開発できる。
【0017】請求項2に記載の都市再開発の方法におい
ては、都市住民により所定の道路用地が国に提供され、
国によりその都市内又は都市間に所定の道路が設けられ
るとともに、その道路に沿って防災用建築物が建設され
る。
【0018】このため、都市内又は都市間での交通をス
ムーズにすることができるとともに、都市内又は都市間
を活性化し、発展させることができる。請求項3に記載
の都市再開発の方法に使用する建築物においては、所定
の区画内に一対の防災用建築物が互いに対向するように
建設される。両建築物間は所定階数の連結棟で連結され
る。その連結棟の1階部分が店舗とされ、2階以上の部
分が駐車場に構成される。
【0019】このため、所定の区画内には住民の所望す
る防災用等の建築物が得られ、住民はその建築物で安心
して快適に生活することができる。さらに、建築物間の
連結棟により、互いに対向する建築物との間で往来がで
きるとともに、災害時にその連結棟を経て移動し、避難
することもできる。
【0020】請求項4に記載の都市再開発の方法に使用
する建築物においては、所定の区画内に防災用高層建築
物が建設され、その外側面に沿って1階から屋上まで階
段とエレベータとが一体的に設置されている。
【0021】そのため、防災用高層建築物内の空間が増
し、収容人員を増やすことができる。また、通常時には
老人等がエレベータを利用でき、若い人が階段を利用で
き、災害などの非常時にはエレベータの近傍位置におい
て階段を利用でき、場合によってはエレベータから降り
て、階段で移動することもできる。
【0022】請求項5に記載の都市再開発の方法に使用
する道路においては、所定の区画内に一定幅の自動車道
が設けられるとともに、その道路の両側に緩衝地帯が設
けられ、その緩衝地帯が側道、自転車道又は歩道に転換
可能になっている。
【0023】このため、都市内又は都市間における道路
構造を将来の変更に対応できるようにすることができる
とともに、土地を無駄なく有効に利用することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を、
図1〜図7に基づいて詳細に説明する。図1〜図3には
都市再開発の方法を実施する過程が示されている。
【0025】まず、図2は都市における市街化調整区域
の地図を示している。この区域においては、田畑11、
宅地12が存在するとともに、道路13が真っ直ぐ延び
たり、曲がったりして不規則に形成されている。宅地1
2には、一般の住宅14、農家15、神社16、寺17
が混在し、不規則に開発されている。
【0026】このような区域を再開発するためには、図
1に示すように、まず所定の区域を定め、その所定区域
18の住民が国との都市再開発についての合意を得た上
で、前記住民の田畑11、宅地12又は住宅14、農家
15を自発的に国に提供する。国は、住民より提供され
た用地の一部を所定の大きさの区画19に区分する。そ
の所定区域18は田畑11を選定するのが、仮住まいの
必要がないため望ましい。この実施形態では、一区画1
9が縦、横それぞれ100mの長さの正方形に区画形成
されている。
【0027】そして、国はその区画19内に耐震、耐火
構造の防災用の建築物20を建設する。この実施形態に
おいては、6階建ての防災用建築物20が互いに対向す
るように2棟建設されている。その建築物20は、縦1
8m,横72mに設計されている。連結棟21は各建築
物20の両端に両建築物20を連結するように設けら
れ、各建築物20から往来可能になっている。このよう
な高層建築物20が建設されるので、用地に余裕が生ま
れる。これら建築物20には、その区画19内の住民及
びその周囲の住民が入居する。建築物20内の1戸当た
りの床面積は、200m2 で60戸収容可能である。
【0028】なお、農家15のように1戸当たりの床面
積が広い場合に対応させ、上下階を連結する階段を備
え、上下階で合計400m2 の床面積を確保できるよう
になっている。
【0029】次に、図3に示すように、前記田畑11や
宅地12を国に提供した区域の周囲の周辺区域23の住
民がその田畑11や宅地12等を国との合意の上で、国
に自発的に提供する。国は住民より提供された用地、す
なわち前記の更地になった用地を前記と同様に100m
四方に区画し、各区画19内に前記と同様の耐震、耐火
構造の防災用の建築物20を建設する。また、区画19
間に幅14mの計画道路22を設ける。そして、新たに
用地を提供した周辺区域23の住民が、耐震、耐火構造
の建築物20に入居する。
【0030】以後同様にして、さらに周囲の区域に都市
再開発を展開してゆく。図4〜6に示すように、中庭2
4は両建築物20と両連結棟21とで囲まれた領域に形
成され、住民の憩いの場所となる。樹木25はこの中庭
24の他、建築物20や連結棟21の周囲に植えられて
いる。エレベータ26及び階段27は、各建築物20の
中庭24に面した側壁に各3箇所ずつ1階から屋上まで
延びている。
【0031】店舗28は連結棟21の1階に設けられ、
ここの住民が日常必要なものを購入できるようになって
いる。駐車場29は連結棟21の2階及び3階に設けら
れ、合計70台収容可能になっている。なお、駐車場2
9は図示しない上下動する駐車装置を備え、車両を2階
又は3階に移動させるようになっている。中庭24への
出入口30は、両連結棟21の中央部に設けられてい
る。
【0032】図7(a)に示すように、前記計画道路2
2は区画19間の中央に所定幅で形成され、その両側に
は樹木25を植えた緩衝地帯31が設けられている。こ
の緩衝地帯31は、将来の都市計画の変更に対応するた
めのものである。そして、図7(b)に示すように、将
来の計画変更に伴い、緩衝地帯31が側道32、自転車
道33又は歩道34に変更されたときの状態を示してい
る。
【0033】さて、この実施形態では、都市住民は国と
予め合意の上、都市における所定区域18の用地を住民
が進んで提供し、国は提供された用地を所定の区画19
に分割する。そして、各区画19に住民の望む耐震耐火
構造の防災用の建築物20を建設し、樹木25のある中
庭24を設ける。
【0034】次に、当該区域18の周辺区域23の住民
が前記と同様にして、国に用地を提供する。国は提供さ
れた用地を区画し、その区画19に建築物20を建設す
る。そして、区画19間に道路22を設ける。以後、同
様にして都市周辺を順に再開発する。
【0035】前記の実施形態によって発揮される効果に
ついて、以下に記載する。 (1) 国は、従来のように用地買収等に莫大な時間と
費用をかけることなく、都市における所定の用地を速や
かに取得でき、その用地を効率良く再開発できる。 (2) 国が取得した用地を整然と区画整理することが
でき、その区画19内に住民の所望する防災用等の建築
物20を建築することができる。また、その建築物20
は何十年、何百年も耐え得る強固なものであり、その建
築物20の住民は安心して生活することができる。 (3) 所望高さの高層建築物20を建設することがで
き、その高層建築物20内の収容空間を増やすことがで
き、その分余剰地を生み出すことができる。このため、
その余剰地に庭や公園などを設けることができ、暮らし
を快適にすることができる。 (4) 都市内又は都市間における道路構造を将来の変
更に対応できるようにすることができるとともに、道路
計画に余裕ができ、用地を無駄なく有効に利用すること
ができる。 (5) そして、道路22を区画間に整然と設けること
により、道路交通を円滑にすることができるとともに、
災害時における救助活動に支障をきたすことなく、災害
場所への到達を容易かつ短時間に行うことができる。 (6) 道路22の緩衝地帯31により、自動車等の運
転者、歩行者、住民に心の安らぎを与えるとともに、道
路環境を良くすることができる。
【0036】なお、この発明は、次のように変更して具
体化することも可能である。 (a) 図8に示すように、建築物20を南側から低層
建築物20a、中層建築物20b及び高層建築物20c
とし、各建築物20a,20b,20c間の所定階(図
では3階部分)に連絡通路35を設けること。さらに、
各建築物20a,20b,20c間の地下には地下通路
36を設けること。
【0037】このように構成した場合、各建築物20
a,20b,20cに十分な採光を取り入れつつ、収容
空間を増大させることができる。しかも、連絡通路35
と地下通路36により、各建築物20a,20b,20
c間の十分な往来が可能である。 (b) 他区画の建築物20との間にも道路22を跨い
で、往来用の連絡通路35を架設すること。 (c) 防災用建築物20を7階以上の高層住宅とした
り、建築物20を多角筒状に形成したり、建築物20の
向きを変えたりすること。 (d) 連絡通路35と地下通路36に動く歩道を設
け、老人や身体障害者が利用しやすいようにすること。 (e) 地下通路36を利用して、そこに商店街が並ん
だ地下街を形成し、住民が地下街でショッピングを楽し
むことができるようにすること。 (f) 連結棟21を4階以上に設け、駐車場29、店
舗28などに利用すること。 (g) 連結棟21を建築物20と同じ高さに構成し、
連結棟21の全ての階に駐車場29を設け、その階の住
民が同じ階の連結棟21に設けられた駐車場29を利用
できるようにすること。 (h) 前記実施形態において、連結棟21、連絡通路
35又は地下通路36を介し、対向する建築物20に冷
暖房用の配管を配設し、区画内の建築物20内の冷暖房
を全体として制御、管理できるようにすること。 (i) 建築物20の屋上にバレーボールやゲートボー
ルの施設を設けたり、人工芝により散歩できるようにし
たり、鉢植えの樹木を置いたり、プールを設けたりする
こと。 (j) 都市住民は都市における所定区域18の建築物
を取り壊して除去するとともに、道路用地を国に自発的
に提供すること。そして、国は除去された用地と道路用
地を所定の大きさに区画し、その区画に防災用建築物2
0を建設するとともに、道路22を設けること。 (k) 都市内又は都市間における道路計画地の住民が
道路用地を国に自発的に提供し、国は都市内又は都市間
を結ぶ道路用地に一定幅の道路22を設けること。さら
に、国はその道路22に沿って、道路22を走行する車
両の運転者が利用可能な建築物20を設けること。
【0038】さらに、前記実施形態より把握される技術
的思想について以下に記載する。 (1) 南側ほど低く、北側ほど高くなるように複数棟
建設するとともに、各棟間に連絡通路35を設けた請求
項3又は4に記載の都市再開発の方法に使用する建築
物。
【0039】このように構成した場合、建築物20の各
棟の採光を確保できるとともに、連絡通路20により各
棟間を容易に移動することができる。 (2) 各区画に設けられた建築物20の間に道路22
を跨いで、往来用の連絡通路35を架設した請求項3又
は4に記載の都市再開発の方法に使用する建築物。
【0040】このように構成すれば、各区画に建設され
た建築物間を住民が容易に往来することができ、区画間
での行き来を盛んにすることができる。 (3) 建築物20の各棟間に連絡用の地下通路36を
設けるとともに、その地下通路36に商店街が並んだ地
下街を形成した請求項3又は4に記載の都市再開発の方
法に使用する建築物。
【0041】このように構成した場合、住民は雨の日で
も建築物20の各棟間を容易に往来することができると
ともに、地下街でショッピングを楽しむことができる。 (4) 前記緩衝地帯31には道路22と区画内の建築
物20との間を隔てるように樹木25を植えた請求項5
に記載の都市再開発の方法に使用する道路。
【0042】このように構成すれば、樹木25によって
区画内の建築物20を道路22と遮ることができ、自動
車の音や排気ガスなどによる環境の悪化を抑制すること
ができる。
【0043】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明の都市再開発の方法によれば、都市の再開発に際し、
国は用地買収等に莫大な時間と費用をかけることなく、
都市における所定区域の用地を速やかに取得でき、その
用地を整然と区画整理することができ、効率良く再開発
することができる。
【0044】請求項2に記載の発明の都市再開発の方法
によれば、都市内又は都市間での交通をスムーズにする
ことができるとともに、都市内又は都市間を活性化し、
発展させることができる。
【0045】請求項3に記載の発明の都市再開発の方法
に使用する建築物によれば、所定の区画内には住民の所
望する防災用等の建築物が得られ、住民はその建築物で
安心して快適に生活することができる。さらに、建築物
間の連結棟により、互いに対向する建築物との間で往来
ができるとともに、災害時にその連結棟を経て移動し、
避難することもできる。
【0046】請求項4に記載の発明の都市再開発の方法
に使用する建築物によれば、防災用高層建築物内の空間
が増し、収容人員を増やすことができる。しかも、通常
時には老人等がエレベータを利用でき、若い人が階段を
利用でき、災害などの非常時にはエレベータの近傍位置
において階段を利用でき、場合によってはエレベータか
ら降りて、階段で移動することもできる。
【0047】請求項5に記載の発明の都市再開発の方法
に使用する道路によれば、都市内又は都市間における道
路構造を将来の変更に対応できるようにすることができ
るとともに、道路用地を無駄なく有効に利用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 国が住民から取得した道路用地を区画した状
態を示す平面図。
【図2】 道路用地を区画する前の状態を示す平面図。
【図3】 周辺地域まで道路用地を区画した状態を示す
平面図。
【図4】 実施形態の建築物を示す斜視図。
【図5】 同じく実施形態の建築物を示す側面図。
【図6】 実施形態の建築物を示す平面図。
【図7】 (a)は区画間の道路を示す断面図、(b)
は道路計画の変更があった場合の道路を示す断面図。
【図8】 別例の建築物の構造を示す部分断面図。
【符号の説明】
11…田畑、12…宅地、14…住宅、15…農家、1
8…所定区域、19…区画、20…建築物、21…連結
棟、22…道路、23…周辺区域、26…エレベータ、
27…階段、28…店舗、29…駐車場、31…緩衝地
帯、32…側道、33…自転車道、34…歩道。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 都市住民は都市における所定区域の建築
    物を除去するとともに、道路用地を国に提供し、国は提
    供された区域を区画し、その区画に耐震耐火構造の防災
    用建築物を建設し、区画間に道路を設けた後、当該区域
    の周辺区域の住民が前記と同様に建築物を除去するとと
    もに、道路用地を国に提供し、国は提供された区域を区
    画し、建築物を建設し、道路を設け、以後同様にして都
    市周辺を順に再開発する都市再開発の方法。
  2. 【請求項2】 都市住民は所定の道路用地を国に提供
    し、国はその都市内又は都市間に所定の道路を設けると
    ともに、その道路に沿って防災用建築物を建設する都市
    再開発の方法。
  3. 【請求項3】 都市における所定の区画内に一対の防災
    用建築物を互いに対向するように建設し、両建築物間を
    所定階数の連結棟で連結し、その1階部分を店舗とし、
    2階以上の部分を駐車場に構成した都市再開発の方法に
    使用する建築物。
  4. 【請求項4】 都市における所定の区画内に防災用高層
    建築物を建設し、その外側面に沿って1階から屋上まで
    階段とエレベータとを一体的に設置した都市再開発の方
    法に使用する建築物。
  5. 【請求項5】 都市内又は都市間に一定幅の自動車道を
    設けるとともに、その道路の両側に緩衝地帯を設け、そ
    の緩衝地帯を側道、自転車道又は歩道に転換可能に構成
    した都市再開発の方法に使用する道路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004353209A (ja) * 2003-05-27 2004-12-16 Miracle Three Corporation 三次元区画整理方法
JP2008248695A (ja) * 2008-07-18 2008-10-16 Miracle Three Corporation 三次元区画整理方法
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