JPH09300642A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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Publication number
JPH09300642A
JPH09300642A JP12427496A JP12427496A JPH09300642A JP H09300642 A JPH09300642 A JP H09300642A JP 12427496 A JP12427496 A JP 12427496A JP 12427496 A JP12427496 A JP 12427496A JP H09300642 A JPH09300642 A JP H09300642A
Authority
JP
Japan
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suction
valve
carriage
movable unit
pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP12427496A
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English (en)
Inventor
Motohito Muraki
基人 村木
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Publication of JPH09300642A publication Critical patent/JPH09300642A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙送り動作と関係なく、回復動作を行うこと
ができるインクジェットプリンタを提供する。 【解決手段】 キャリッジ6の移動により、それの係合
部6aがユニットケーシング27(可動ユニット26)
の被係合部27aに係合すると、その係合関係で、キャ
リッジ6の移動により、可動ユニット26も移動し、そ
の移動に応じて、吸引キャップ23による吸引動作、吸
引ポンプ24によるポンプ動作及びバルブ手段25のバ
ルブ動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク液滴を吐出
し、紙送り装置により送給される印刷用紙にドット記録
を行うインクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェットプリンタは、イ
ンク液滴を吐出し、紙送り装置により送給される印刷用
紙にドット記録を行うものであるが、インクの不吐出あ
るいは吐出不良が生じることがある。かかるインクの不
吐出あるいは吐出不良は、インク液滴を吐出するノズル
の先端にゴミが付着したり、インク供給源からのインク
に気泡が混入したり、ノズル内でインクが乾燥したり、
印字中に記録媒体からの紙粉がノズルに付着する等の各
種の理由によって生ずる。
【0003】そこで、従来より、このようなインクの不
吐出あるいは吐出不良を解消して正常な状態に回復する
回復装置として、吸引キャップを印字ヘッドのノズル面
に当てて吸引ポンプで印字ヘッドからインクを吸引した
り、印字ヘッドのノズル面をワイピング装置でワイピン
グすることが知られている。
【0004】そのような装置では、吸引キャップ、吸引
ポンプ及びワイピング装置を制御するカムのための駆動
手段と、他の駆動手段例えば紙送り装置の駆動手段を兼
用し、駆動手段に回復装置を連結したり、非連結にする
ようにしている。例えば、キャリッジが、印字ヘッドを
印字エリアから外の回復装置に対向する位置(回復エリ
ア)へ移動させると同時に紙送り装置に設けられたギヤ
をスライドさせて回復装置のギヤに噛合させ、紙送り装
置の駆動手段で回復装置のカムを回転させる。そして、
カムが一回転して回復装置の一連の動作が終了すると、
キャリッジが印字ヘッドを印字エリアに復帰させ、紙送
り装置側のギヤを回復装置から外して回復装置を停止さ
せるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような装置においては、紙送り装置の駆動手段を、回
復装置の駆動手段としても利用していたため、回復動作
時にには、用紙を排出しなければならない等の課題があ
った。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、紙送り動作と関係なく、回復動作を行うことができ
るインクジェットプリンタを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、イン
クを噴射する印字ヘッドと、該印字ヘッドが搭載され往
復移動されるキャリッジと、該キャリッジを駆動するキ
ャリッジ駆動手段とを備えるインクジェットプリンタに
おいて、前記印字ヘッドの印字面を覆う吸引キャップ
と、該吸引キャップに連係された吸引通路及び廃液タン
クに連係された排出通路を有するポンプ手段と、前記ポ
ンプ手段の吸引通路及び排出通路に対して関連づけられ
吸引通路及び排出通路の切替えを行うバルブ手段と、前
記吸引キャップ、ポンプ手段及びバルブ手段を特定方向
へ移動させる移動手段と、該移動手段によって、吸引キ
ャップ、ポンプ手段及びバルブ手段が特定方向へ移動せ
しめられることで、それらの動作を、その移動に応じて
駆動制御する制御手段とを備える構成とする。
【0008】請求項1の発明によれば、移動手段によっ
て吸引キャップ、ポンプ手段及びバルブ手段が特定方向
へ移動せしめられると、その移動に応じて、それら動作
が制御手段によって駆動制御され、吸引キャップによる
吸引動作、ポンプ手段によるポンプ動作及びバルブ手段
のバルブ動作が所定のタイミングでもって行われる。よ
って、それらの移動に応じて、バルブ手段のバルブ動作
が制御され、ポンプ手段の吸引動作、吐出動作の切替え
が簡単に制御される。
【0009】請求項2の発明は、請求項1のインクジェ
ットプリンタにおいて、前記吸引キャップ、ポンプ手段
及びバルブ手段が、一体的に形成され、特定方向におい
て往復移動可能に設けられた可動ユニットとされ、前記
移動手段が、前記可動ユニットを特定方向へ移動させる
ものである。
【0010】請求項2の発明によれば、移動手段により
可動ユニットが特定方向へ移動せしめられると、吸引キ
ャップ、ポンプ手段及びバルブ手段も特定方向へ移動せ
しめられる。
【0011】請求項3の発明は、請求項2のインクジェ
ットプリンタにおいて、前記可動ユニットが、被係合部
を有し、前記移動手段が、前記可動ユニットの被係合部
が係脱可能に係合する係合部を有するキャリッジであ
り、さらに、前記キャリッジとの係合により可動ユニッ
トが移動せしめられる方向とは反対方向に前記可動ユニ
ットを付勢するスプリング部材を備える。
【0012】請求項3の発明によれば、キャリッジの移
動により該キャリッジの係合部が可動ユニットの被係合
部に係合すると、その係合関係により可動ユニットがキ
ャリッジによって特定方向に移動せしめられる。可動ユ
ニットは、それの係合部とキャリッジの被係合部との係
合が解除する方向にキャリッジが移動すると、スプリン
グ部材の付勢力によって、もとの状態に戻される。
【0013】請求項4の発明は、請求項2又は3のイン
クジェットプリンタにおいて、さらに、前記キャリッジ
の移動方向と平行に配設されたガイド軸部材を備え、前
記可動ユニットは、前記ガイド軸部材に移動可能に設け
られたユニットケーシングを有し、前記ポンプ手段は、
前記ガイド軸部材に形成されたピストン部と、前記ユニ
ットケーシングに形成されたシリンダ部とを有する。
【0014】請求項4の発明によれば、可動ユニットの
移動により、ポンプ手段のシリンダ部がピストン部に対
して移動せしめられ、ポンプ手段が動作せしめられる。
【0015】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かのインクジェットプリンタにおいて、前記可動ユニッ
トが、後方に突出する係合部を有し、前記制御手段が、
可動ユニットの後方に配設されると共に可動ユニットの
係合部に係合し、可動ユニットの移動に応じて吸引キャ
ップの吸引キャップ動作を案内する案内部材を有するも
のである。
【0016】請求項5の発明によれば、可動ユニットの
移動が移動すると、可動ユニットの係合部が案内部材に
係合し、可動ユニットの移動に応じて、案内部材によっ
て吸引キャップ材の吸引キャップ動作が制御される。
【0017】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かのインクジェットプリンタにおいて、前記バルブ手段
が、ユニットケーシングに一体的に形成されたバルブケ
ーシングと、該バルブケーシング内に回転可能に設けら
れたバルブ部材と、該バルブ部材に設けられた係合部と
を有し、前記制御手段が、前記バルブ手段の係合部に係
脱可能に係合し、バルブ部材を回転してバルブ動作を制
御する被係合部材を有する。
【0018】請求項6の発明によれば、可動ユニットの
移動により、バルブ部材の係合部が被係合部材の係合
し、該被係合部材によって、バルブ部材が回転せしめら
れて、バルブ手段のバルブ動作が制御される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】インクジェットプリンタの外観を示す図1
において、インクジェットプリンタ1は、左右方向に延
びる回転軸(図示せず)によってプリンタフレーム2に
回転可能に支承される円筒形状のプラテンローラ3を有
する。プラテンローラ3は、給紙カセット又は手差し給
紙部から供給された印刷用紙4を、インクジェット式の
印字ヘッド5に対面させながら搬送するものであり、紙
送り装置の一部を構成している。
【0021】尚、前記印刷用紙4は、プリンタフレーム
2の後方の図示しない用紙供給口から矢符Aの方向に供
給され、プラテンローラ3の回転により矢符Bの方向に
送給され、図示しない用紙排出口から矢符Cの方向に排
出されるように構成されている。
【0022】前記プラテンローラ3の前方には、キャリ
ッジ6がプラテンローラ3の軸線に沿って矢符Dの方向
に移動可能に設けられている。キャリッジ6は、前記印
字ヘッド5のほか、該印字ヘッド5に供給するためのイ
ンクを収容するインクカートリッジ7がそれぞれ着脱可
能に搭載されている。また、キャリッジ6は、プラテン
ローラ3の軸線と平行に設けられたキャリッジ軸8にス
ライド移動可能に嵌挿され、これによって、キャリッジ
6に搭載された印字ヘッド5は、プラテンローラ3の軸
線に沿って、スライド移動により往復移動可能となって
いる。
【0023】前記キャリッジ6を駆動するキャリッジ駆
動手段は、キャリッジ駆動モータ11によって、ベルト
12及びプーリ13,14を有するベルト駆動機構を介
してキャリッジ6を駆動するように構成されている。
尚、キャリッジ駆動モータ11としてはステップモータ
あるいはDCモータが使用される。
【0024】また、前記プラテンローラ3に対応する印
字エリアの右側には、印字ヘッド5の不吐出あるいは吐
出不良を回復するための回復機構RMが配設された回復
エリアが形成されている。このような回復機構RMを設
けているのは、インクジェット式の印字ヘッド5は、使
用中に内部に気泡が発生したり、吐出面上にインクの液
滴が付着したりする等の原因により吐出不良を起こすの
で、これを良好な吐出状態に回復させるためである。
【0025】前記回復機構RMとしては、図2〜図4に
詳細を示すように、印字ヘッド5内の残留インクを吸引
するパージ装置21、及びそれに隣接して、印字ヘッド
5のノズル面をワイピングするワイパー部材22が設け
られている。
【0026】前記パージ装置21は、印字ヘッド5の移
動経路内に突出した突出位置と印字ヘッド5の移動経路
より後退した待機位置との間を移動可能で、突出位置に
おいて印字ヘッド5を覆う吸引キャップ23と、前記突
出位置において、印字ヘッド5が吸引キャップ23に覆
われているときに、負圧を発生させ、印字ヘッド5内の
残留インクを吸引除去する吸引ポンプ24(ポンプ手
段)と、該吸引ポンプ24のポンプ動作を制御するバル
ブ手段25とを備えている。
【0027】そして、前記パージ装置21を構成する吸
引キャップ23、吸引ポンプ24及びバルブ手段25が
一体的に形成され後述するように特定方向に移動可能で
ある可動ユニット26とされ、それらを収容するユニッ
トケーシング27を備えている。
【0028】前記吸引キャップ23は、ユニットケーシ
ング27上部に浮動可能に支承されている。具体的に
は、吸引キャップ23がキャップホルダ31の前端部に
支持され、該キャップホルダ31がユニットケーシング
27に移動可能に支持されている。そして、キャップホ
ルダ31とユニットケーシング27との間にはスプリン
グ部材32が介装され、該スプリング部材32のスプリ
ング力によって、吸引キャップ23(キャップホルダ3
1)がユニットケーシング27より突出する方向に付勢
されている。
【0029】前記キャップホルダ31には、吸引キャッ
プ23の吸引凹部23aに連通する吸引通路31aが形
成され、該吸引通路31aは、吸引チューブ32A,3
2B(吸引通路)及びバルブ手段25を介して吸引ポン
プ24に接続されている。また、前記吸引ポンプ24
は、吐出チューブ33A,33B(排出通路)及びバル
ブ手段25を介して、吸着材34が収容された廃インク
タンク35に連係されている。そして、前記バルブ手段
25が吸引ポンプ24の吸引通路及び排出通路に対して
関連づけられ、吸引通路及び排出通路の切替えを行うよ
うになっている。
【0030】従って、吸引ポンプ24によって吸引チュ
ーブ32を通じて吸引された印字ヘッド5のノズル内の
残留インクは、吐出チューブ33を通じて廃インクタン
ク35に吐出され、そして廃インクタンク35内の吸着
材34に吸着されるようになっている。
【0031】また、前記キャリッジ6の移動方向と平行
となるように廃インクタンク35にガイド軸部材41が
配設され、該ガイド軸部材41に、ユニットケーシング
27がスライド移動可能かつ回動可能に支承されてい
る。尚、ガイド軸部材41の両端部は、支持部42,4
2において支持されている。
【0032】上記ガイド軸部材41にはピストン部24
aが形成される一方、前記ユニットケーシング27には
ピストン部24aに対応して筒状のシリンダ部24bが
形成され、ピストン部24a及びシリンダ部24bによ
って、ユニットケーシング27の移動によりポンプ動作
を行う前記吸引ポンプ24を構成している。尚、シリン
ダ部24bの回復エリア側端部とそれに対応する側の支
持部42との間には、スプリング部材46が介装され、
該スプリング部材46によって、キャリッジ6との係合
により可動ユニット26が移動せしめられる方向とは反
対の方向、即ち前記シンリダ部24b(ユニットケーシ
ング27)が吸引ポンプ24を初期状態とする方向に常
時付勢されている。
【0033】さらに、前記ユニットケーシング27に
は、シリンダ部24bの軸線方向に直交する方向の軸線
を有する筒状のバルブケーシング25aが一体的に形成
され、該バルブケーシング25a内に、軸線方向にずれ
て第1及び第2切換凹部25b,25c(図4参照)が
外周に形成された円柱形状のバルブ部材25dが回転可
能に設けられている。第1切換凹部25bは吸引ポンプ
24の吸引口24cに連通されるバルブケーシング25
aの第1吐出口25eと、吸引キャップ23に連通され
るバルブケーシング25aの第1吸引口25fとの連通
・連通遮断の切換を行うものであり、第2切換凹部52
bは、吸引ポンプ24の吐出口24dに連通するバルブ
ケーシング25aの第2吸引口25gと、吐出チューブ
33Bに連通するバルブケーシング25aの第2吐出口
25hとの連通・連通遮断を行うものである。第1切換
凹部25bが連通状態にあるときは、第2切換凹部25
cが連通遮断状態となる一方、第1切換凹部25bが連
通遮断状態にあるときは、第2切換凹部25cが連通状
態となるように、前記両凹部25b,25cの位置関係
が設定されている。
【0034】また、前記バルブ部材25dの後端部に
は、下方に延びる係合部25kが連設されている。そし
て、ユニットケーシング27の後方には、前記係合部2
5kに係脱可能に係合し、それによってバルブ部材25
dを回転して吸引バルブ25のバルブ動作を制御する被
係合部材51が配設されている。
【0035】また、ユニットケーシング27には、前側
に、キャリッジ6に形成された係合部6aと係脱可能に
係合する被係合部27aが形成され、それによって被係
合部27aがキャリッジ6の係合部6aに係合すると、
キャリッジ6の移動に追従して、ユニットケーシング2
7従って可動ユニットがガイド軸部材41に沿ってスラ
イド移動するようになっている。
【0036】さらに、ユニットケーシング27は、後面
側において、後方に突出する案内凸部27b(係合部)
を有し、ユニットケーシング27がスライド移動する際
に、後方に位置し廃インクタンク35と一体に形成され
た案内部材52の案内傾面52aとの係合関係で、可動
ユニット26の移動に応じて、ガイド軸部材41を回転
中心として印字ヘッド5側に回転するようになってい
る。このように回転することで、吸引キャップ23は、
印字ヘッド5の移動経路内に突出した突出位置と、前記
印字ヘッド5の移動経路より後退した待機位置との間を
移動可能であり、前記突出位置において印字ヘッド5の
ノズル面を覆うようになっており、吸引キャップ23の
吸引キャップ動作が案内されるようになっている。
【0037】このように、ガイド軸部材41、被係合部
材51、案内部材52等が、キャリッジ6によって、可
動ユニット26(吸引キャップ23、吸引ポンプ24及
びバルブ手段25)が特定方向へ移動せしめられること
で、それらの動作を、その移動に応じて駆動制御する制
御手段となっており、上記ユニットケーシング27と、
案内部材52の案内傾面52a及び被係合部材51との
相対的位置関係により、吸引キャップ23、吸引ポンプ
24及びバルブ手段25の一連の動作が順序よく行われ
るように設定されている。
【0038】続いて、上記インクジエットプリンタ1に
おける回復動作について、図5〜図12に沿って説明す
る。尚、各図において、吸引キャップ23が網目がかか
っている場合は、印字ヘッド5の印字面を覆っているキ
ャッピング状態であることを示すものとする。
【0039】インクジェットプリンタ1について回復動
作が行われる場合は、図示しない制御回路による制御に
よって、周知の如く、キャリッジ6は、回復エリアに移
動せしめられ、この移動に応じて一連の回復動作が行わ
れる。
【0040】まず、キャリッジ6の係合部6aがユニッ
トケーシング27の被係合部27aに係脱可能に係合
し、キャリッジ6の移動に伴ってユニットケーシング2
7(可動ユニット26)も、回復エリア側に一体に移動
せしめられる。つまり、キャリッジ6が可動ユニット2
6(具体的には、吸引キャップ23、吸引ポンプ24及
びバルブ手段25)を特定方向へ移動させる移動手段と
して機能する。
【0041】その移動の際、まず、図5に示すように、
ユニットケーシング27の案内凸部27bと案内部材5
2の案内傾面52aとの係合関係によりユニットケーシ
ング27が案内され、吸引キャップ23がガイド軸部材
41を回転中心として、印字ヘッド5側に、印字ヘッド
5のノズル面に密着して覆うように回転し始め、図6に
示すように、バルブケーシング25aの第1吸引口25
f(吸引チューブ32A)と第1吐出口25e(吸引チ
ューブ32B)が連通状態となり、吸引ポンプ24によ
る吸引可能な状態となる。
【0042】そして、その間、吸引ポンプ24のピスト
ン部24aに対しシリンダ部24bが徐々に移動し、吸
引ポンプ24のポンプ室内において負圧を発生させ、図
7に示すように、吸引ポンプ24の吸引口24aが開放
されると、前記負圧によって吸引動作が開始される。
【0043】それから、図8に示すように、吸引キャッ
プ23は印字ヘッドのノズル面へのに密着が解除される
が、被係合部材51にバルブ手段25の係合部25kが
当接してバルブ部材25dを回転させるまでその吸引動
作が継続されるので、いわゆる空吸引状態とされる(図
9参照)。
【0044】それから、そのような空吸引状態が終了す
ると、図10に示すように、バルブ部材25dの被係合
部25kが係合部材51に係合してバルブ部材25dが
の回転され、その回転により第2吸引口25g(吐出チ
ューブ33A)が第2吐出口25h(吐出チューブ33
B)に連通せしめられる。
【0045】その後、キャリッジ6が印字エリア側に戻
るように移動すると、スプリング部材46の付勢力によ
って、シリンダ部24b(ユニットケーシング27)が
初期状態に戻されることで(図11参照)、吸引ポンプ
24が吐出動作を行うこととなり、ポンプ室内のインク
が廃液タンク35に排出され、図12に示すように、初
期状態に戻される。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明は、上記のように、移動
手段によって吸引キャップ、ポンプ手段及びバルブ手段
を特定方向へ移動させると、その移動に応じてそれら動
作を制御手段が駆動制御し、吸引キャップによる吸引動
作、ポンプ手段によるポンプ動作及びバルブ手段のバル
ブ動作を行うようにしているので、吸引キャップ、ポン
プ手段及びバルブ手段を特定方向に移動させるだけで、
簡単に、吸引キャップによる吸引動作、ポンプ手段によ
るポンプ動作及びバルブ手段のバルブ動作を行わせるこ
とが可能となる。特に、バルブ手段のバルブ動作によっ
て、吸引動作、吐出動作の切替を行うので、制御が簡単
である。
【0047】請求項2の発明は、吸引キャップ、ポンプ
手段及びバルブ手段をユニット化して可動ユニットとし
ているので、可動ユニットを特定方向に移動させること
で、吸引キャップ、ポンプ手段及びバルブ手段も特定方
向へ移動させることができ、一連の動作を行わせること
が可能となる。
【0048】請求項3の発明は、キャリッジの係合部が
可動ユニットの被係合部に係合することで、可動ユニッ
トをキャリッジによって特定方向に移動させるようにし
ているので、可動ユニット駆動のための特別の駆動手段
を用いることなく、前述した一連の動作を行わせること
ができ、また、スプリング部材を利用することで、キャ
リッジが、それの係合部と可動ユニットの被係合部との
係合が解除される方向に移動すれば、簡単に、もとの状
態に戻すこともできる。
【0049】請求項4の発明は、ガイド軸部材にピスト
ン部を形成する一方、ガイド軸部材に移動可能であるユ
ニットケーシングにシリンダ部を形成しているので、ユ
ニットケーシングを移動させるだけで、ポンプ手段を動
作させることができる。
【0050】請求項5の発明は、可動ユニットの後方に
配設され案内部材によって、吸引キャップの吸引キャッ
プ動作を案内するようにしているので、案内部材を利用
して、吸引キャップ材に吸引キャップ動作を簡単に行わ
せることができる。
【0051】請求項6の発明は、バルブケーシング内に
回転可能に設けられたバルブ部材に、係合部を設ける一
方、該係合部に係脱可能に係合しバルブ部材を回転させ
る被係合部材を設け、それらの係合関係でバルブ手段を
動作させるようにしているので、バルブ部材の係合部と
被係合部材との係合関係によって、簡単に、バルブ手段
を動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェットプリンタの全体構
成を示す概略斜視図である。
【図2】回復エリア付近の同概略側面断面図である。
【図3】同概略正面断面図である。
【図4】キャッピング状態での図2と同様の図である。
【図5】吸引動作の説明図である。
【図6】吸引動作の説明図である。
【図7】吸引動作の説明図である。
【図8】吸引動作の説明図である。
【図9】吸引動作の説明図である。
【図10】吸引動作の説明図である。
【図11】吸引動作の説明図である。
【図12】吸引動作の説明図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 6 キャリッジ 6a 係合部 23 吸引キャップ 24 吸引ポンプ(ポンプ手段) 24a ピストン部 24b シリンダ部 25 バルブ手段 25k 係合部 26 可動ユニット 27 ユニットケーシング 27a 被係合部 27b 案内凸部(係合部) 35 廃液インクタンク 41 ガイド軸部材 46 スプリング部材 51 被係合部材 52 案内部材 52a 案内傾面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを噴射する印字ヘッドと、該印字
    ヘッドが搭載され往復移動されるキャリッジと、該キャ
    リッジを駆動するキャリッジ駆動手段とを備えるインク
    ジェットプリンタにおいて、 前記印字ヘッドの印字面を覆う吸引キャップと、 該吸引キャップに連係された吸引通路及び廃液タンクに
    連係された排出通路を有するポンプ手段と、 前記ポンプ手段の吸引通路及び排出通路に対して関連づ
    けられ吸引通路及び排出通路の切替えを行うバルブ手段
    と、 前記吸引キャップ、ポンプ手段及びバルブ手段を特定方
    向へ移動させる移動手段と、 該移動手段によって、吸引キャップ、ポンプ手段及びバ
    ルブ手段が特定方向へ移動せしめられることで、それら
    の動作を、その移動に応じて駆動制御する制御手段とを
    備えることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記吸引キャップ、ポンプ手段及びバル
    ブ手段は、一体的に形成され、特定方向において往復移
    動可能に設けられた可動ユニットとされ、 前記移動手段は、前記可動ユニットを特定方向へ移動さ
    せるものであるところの請求項1記載のインクジェット
    プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記可動ユニットは、被係合部を有し、 前記移動手段は、前記可動ユニットの被係合部に係脱可
    能に係合する係合部を有するキャリッジであり、 さらに、前記キャリッジとの係合により可動ユニットが
    移動せしめられる方向とは反対方向に前記可動ユニット
    を付勢するスプリング部材を備えるところの請求項2記
    載のインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 さらに、前記キャリッジの移動方向と平
    行に配設されたガイド軸部材を備え、 前記可動ユニットは、前記ガイド軸部材に移動可能に設
    けられたユニットケーシングを有し、 前記ポンプ手段は、前記ガイド軸部材に形成されたピス
    トン部と、前記ユニットケーシングに形成されたシリン
    ダ部とを有するところの請求項2又は3記載のインクジ
    ェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記可動ユニットは、後方に突出する係
    合部を有し、 前記制御手段は、可動ユニットの後方に配設されると共
    に可動ユニットの係合部に係合し、可動ユニットの移動
    に応じて吸引キャップの吸引キャップ動作を案内する案
    内部材を有するものであるところの請求項1〜4のいず
    れかに記載のインクジェットプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記バルブ手段は、ユニットケーシング
    に一体的に形成されたバルブケーシングと、該バルブケ
    ーシング内に回転可能に設けられたバルブ部材と、該バ
    ルブ部材に設けられた係合部とを有し、 前記制御手段は、前記バルブ手段の係合部に係脱可能に
    係合し、バルブ部材を回転してバルブ動作を制御する被
    係合部材を有するところの請求項1〜5のいずれかに記
    載のインクジェットプリンタ。
JP12427496A 1996-05-20 1996-05-20 インクジェットプリンタ Pending JPH09300642A (ja)

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