JPH09300612A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents
インクジェット記録ヘッドInfo
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- JPH09300612A JPH09300612A JP8118840A JP11884096A JPH09300612A JP H09300612 A JPH09300612 A JP H09300612A JP 8118840 A JP8118840 A JP 8118840A JP 11884096 A JP11884096 A JP 11884096A JP H09300612 A JPH09300612 A JP H09300612A
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- JP
- Japan
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- ink
- head
- diameter
- recording head
- piezoelectric actuator
- Prior art date
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- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/21—Ink jet for multi-colour printing
- B41J2/2121—Ink jet for multi-colour printing characterised by dot size, e.g. combinations of printed dots of different diameter
- B41J2/2125—Ink jet for multi-colour printing characterised by dot size, e.g. combinations of printed dots of different diameter by means of nozzle diameter selection
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/04501—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
- B41J2/04581—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits controlling heads based on piezoelectric elements
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- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2/14201—Structure of print heads with piezoelectric elements
- B41J2/14274—Structure of print heads with piezoelectric elements of stacked structure type, deformed by compression/extension and disposed on a diaphragm
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2202/00—Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
- B41J2202/01—Embodiments of or processes related to ink-jet heads
- B41J2202/11—Embodiments of or processes related to ink-jet heads characterised by specific geometrical characteristics
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 幅広く滑らかな連続階調表現が可能なインク
ジェット記録ヘッドを提供する。 【解決手段】 インクジェット記録ヘッド1は、少なく
とも第1ヘッド部10と第2ヘッド部20を有し、各ヘ
ッド部10,20がインクを収容するインクキャビティ
11,21と、このインクキャビティ11,21に収容
されたインクを加圧する圧電アクチュエータ15,25
と、加圧されたインクがインクドロップとして吐出され
るノズル14,24とを備えるとともに、上記インクキ
ャビティ11,21および圧電アクチュエータ15,2
5の大きさを各ヘッド部10,20ごとに異なるように
形成した。
ジェット記録ヘッドを提供する。 【解決手段】 インクジェット記録ヘッド1は、少なく
とも第1ヘッド部10と第2ヘッド部20を有し、各ヘ
ッド部10,20がインクを収容するインクキャビティ
11,21と、このインクキャビティ11,21に収容
されたインクを加圧する圧電アクチュエータ15,25
と、加圧されたインクがインクドロップとして吐出され
るノズル14,24とを備えるとともに、上記インクキ
ャビティ11,21および圧電アクチュエータ15,2
5の大きさを各ヘッド部10,20ごとに異なるように
形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号に応じて
インクドロップを吐出し、記録紙等の記録媒体に付着さ
せて画像を記録するドロップオンデマンド(DOD)方
式のインクジェット記録ヘッドに関するものである。
インクドロップを吐出し、記録紙等の記録媒体に付着さ
せて画像を記録するドロップオンデマンド(DOD)方
式のインクジェット記録ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱素子や圧電アクチュエータ等
の加圧手段を画像信号に応じて駆動し、インクキャビテ
ィに収容されたインクを加圧してノズルからインクドロ
ップを吐出し、該インクドロップが記録媒体に付着して
形成されるドットにより画像を記録するDOD方式のイ
ンクジェット記録ヘッドが知られている。
の加圧手段を画像信号に応じて駆動し、インクキャビテ
ィに収容されたインクを加圧してノズルからインクドロ
ップを吐出し、該インクドロップが記録媒体に付着して
形成されるドットにより画像を記録するDOD方式のイ
ンクジェット記録ヘッドが知られている。
【0003】この種のインクジェット記録ヘッドで階調
画像を記録する一つの方法として、ノズルから吐出され
るインクドロップ径を変化させ、記録媒体上でのドット
径を変化させることによって階調表現を行うものが知ら
れている。インクドロップ径を変化させる方法として、
大径インクドロップを吐出する大ノズルと、小径インク
ドロップを噴出する小ノズルとを設けたインクジェット
記録ヘッドが提案されている。例えば、米国特許第5,
208,605号には、大ノズル列と小ノズル列とを並
列に配置したプリントヘッドが開示されている。また、
特開平6−238902号公報には、大,小ノズルを交
互に一列に配置したインクジェットプリントヘッドが開
示されている。
画像を記録する一つの方法として、ノズルから吐出され
るインクドロップ径を変化させ、記録媒体上でのドット
径を変化させることによって階調表現を行うものが知ら
れている。インクドロップ径を変化させる方法として、
大径インクドロップを吐出する大ノズルと、小径インク
ドロップを噴出する小ノズルとを設けたインクジェット
記録ヘッドが提案されている。例えば、米国特許第5,
208,605号には、大ノズル列と小ノズル列とを並
列に配置したプリントヘッドが開示されている。また、
特開平6−238902号公報には、大,小ノズルを交
互に一列に配置したインクジェットプリントヘッドが開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、1つのヘッド
に大きさの異なる多数の大,小ノズルをミクロンオーダ
の精度を確保しつつ形成するのは技術的に容易ではな
く、また、ノズル径を小さくし過ぎるとノズルの目詰ま
りを起こしやすくなることなどからノズル径の調整可能
な範囲にも限界があり、単にノズル径を異ならせてドッ
ト径を変化させるだけでは、充分に幅広く、滑らかな階
調表現を実現するのは困難であった。
に大きさの異なる多数の大,小ノズルをミクロンオーダ
の精度を確保しつつ形成するのは技術的に容易ではな
く、また、ノズル径を小さくし過ぎるとノズルの目詰ま
りを起こしやすくなることなどからノズル径の調整可能
な範囲にも限界があり、単にノズル径を異ならせてドッ
ト径を変化させるだけでは、充分に幅広く、滑らかな階
調表現を実現するのは困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明にかかる
インクジェット記録ヘッドは上記問題点を解決すべく、
複数のヘッド部を有し、各ヘッド部がインクを収容する
インクキャビティと、このインクキャビティに収容され
たインクを加圧する圧電アクチュエータと、加圧された
インクがインクドロップとして吐出されるノズルとを備
えるとともに、上記インクキャビティおよび圧電アクチ
ュエータの大きさを各ヘッド部ごとに異なるように形成
したものである。
インクジェット記録ヘッドは上記問題点を解決すべく、
複数のヘッド部を有し、各ヘッド部がインクを収容する
インクキャビティと、このインクキャビティに収容され
たインクを加圧する圧電アクチュエータと、加圧された
インクがインクドロップとして吐出されるノズルとを備
えるとともに、上記インクキャビティおよび圧電アクチ
ュエータの大きさを各ヘッド部ごとに異なるように形成
したものである。
【0006】また、上記各ヘッド部のノズルを同じ大き
さに形成してもよい。さらに、上記各ヘッド部のノズル
から吐出されるインクドロップの大きさを変化させるよ
うに上記圧電アクチュエータへの電圧印加条件を制御可
能な制御手段を設けるのが好ましい。
さに形成してもよい。さらに、上記各ヘッド部のノズル
から吐出されるインクドロップの大きさを変化させるよ
うに上記圧電アクチュエータへの電圧印加条件を制御可
能な制御手段を設けるのが好ましい。
【0007】
【発明の効果】本発明にかかるインクジェット記録ヘッ
ドでは、インクキャビティおよび圧電アクチュエータの
大きさが各ヘッド部ごとに異なるように形成されている
ので、圧電アクチュエータを同一条件で駆動してもイン
クキャビティに作用する加圧力がヘッド部によって異な
ってくる。この加圧力の違いに応じて各ヘッド部のノズ
ルから吐出されるインクドロップの大きさが変化し、記
録媒体上でのドット径も変化する。したがって、本発明
によれば、インクキャビティおよび圧電アクチュエータ
の大きさを各ヘッド部ごとに異ならせることにより幅広
い滑らかな連続階調表現を実現できる。
ドでは、インクキャビティおよび圧電アクチュエータの
大きさが各ヘッド部ごとに異なるように形成されている
ので、圧電アクチュエータを同一条件で駆動してもイン
クキャビティに作用する加圧力がヘッド部によって異な
ってくる。この加圧力の違いに応じて各ヘッド部のノズ
ルから吐出されるインクドロップの大きさが変化し、記
録媒体上でのドット径も変化する。したがって、本発明
によれば、インクキャビティおよび圧電アクチュエータ
の大きさを各ヘッド部ごとに異ならせることにより幅広
い滑らかな連続階調表現を実現できる。
【0008】また、上述したように上記インクジェット
記録ヘッドは、各ヘッド部のノズルを同じ大きさに形成
することができるので、目詰まりが起こりにくく、加工
精度の高いものとすることができる。
記録ヘッドは、各ヘッド部のノズルを同じ大きさに形成
することができるので、目詰まりが起こりにくく、加工
精度の高いものとすることができる。
【0009】さらに、上記圧電アクチュエータへの電圧
印加条件を制御可能な制御手段を設けた上記インクジェ
ット記録ヘッドによれば、上記電圧印加条件の変化に応
じて圧電アクチュエータがインクキャビティ内のインク
に与える加圧エネルギが変化する。これにより、各ヘッ
ド部のノズルから吐出されるインクドロップの大きさ、
すなわちドットの大きさをそれぞれ多段階に制御するこ
とができ、より幅広い滑らかな連続階調表現が可能にな
る。また、圧電アクチュエータへの電圧印加条件を同じ
ように変化させた場合でも、インクキャビティおよび圧
電アクチュエータの大きさが異なるため、各ヘッド部の
ノズルからそれぞれ吐出されるインクドロップの大きさ
の変化領域が違ってくる。そのため、ドットの大きさの
多段階制御において、比較的小さいドットをインクキャ
ビティ等が小さいヘッド部で分担し、比較的大径のドッ
トをインクキャビティ等が大きいヘッド部で分担して記
録するようにすれば、各ヘッド部用ドライバの負担を軽
減できるのでドライバ構成を簡単かつ安価なものにでき
る。
印加条件を制御可能な制御手段を設けた上記インクジェ
ット記録ヘッドによれば、上記電圧印加条件の変化に応
じて圧電アクチュエータがインクキャビティ内のインク
に与える加圧エネルギが変化する。これにより、各ヘッ
ド部のノズルから吐出されるインクドロップの大きさ、
すなわちドットの大きさをそれぞれ多段階に制御するこ
とができ、より幅広い滑らかな連続階調表現が可能にな
る。また、圧電アクチュエータへの電圧印加条件を同じ
ように変化させた場合でも、インクキャビティおよび圧
電アクチュエータの大きさが異なるため、各ヘッド部の
ノズルからそれぞれ吐出されるインクドロップの大きさ
の変化領域が違ってくる。そのため、ドットの大きさの
多段階制御において、比較的小さいドットをインクキャ
ビティ等が小さいヘッド部で分担し、比較的大径のドッ
トをインクキャビティ等が大きいヘッド部で分担して記
録するようにすれば、各ヘッド部用ドライバの負担を軽
減できるのでドライバ構成を簡単かつ安価なものにでき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して説明する。図1,2に示すよう
に、本発明にかかるインクジェット記録ヘッド1は、第
1ヘッド部10と第2ヘッド部20を有している。第
1,第2ヘッド部10,20は、天板2、隔壁3および
基板4によって一体的に形成されている。
て添付図面を参照して説明する。図1,2に示すよう
に、本発明にかかるインクジェット記録ヘッド1は、第
1ヘッド部10と第2ヘッド部20を有している。第
1,第2ヘッド部10,20は、天板2、隔壁3および
基板4によって一体的に形成されている。
【0011】天板2は金属、樹脂等の平板からなり、そ
の下面にはエッチング法等によって複数の凹部が形成さ
れている。金属、樹脂等の薄膜からなる隔壁3は天板2
の凹部形成面に接着されており、隔壁3で覆われた天板
2の各凹部の内部がそれぞれインクキャビティ11,2
1、インレット12,22、インク供給室13,23と
なっている。
の下面にはエッチング法等によって複数の凹部が形成さ
れている。金属、樹脂等の薄膜からなる隔壁3は天板2
の凹部形成面に接着されており、隔壁3で覆われた天板
2の各凹部の内部がそれぞれインクキャビティ11,2
1、インレット12,22、インク供給室13,23と
なっている。
【0012】第1ヘッド部10のインクキャビティ11
は並列に複数配置されている。各インクキャビティ11
には、それぞれ対応するインレット12を介して連通す
るインク供給室13からインクが供給されて収容される
ようになっている。また、天板2には上記インレット1
2の反対側においてインクキャビティ11にそれぞれ連
通する複数のノズル14がインクキャビティ11の長手
方向に直交する1つの直線上に並ぶように形成されてい
る。ノズル14は円形断面を有し、インクキャビテイ1
1側が大径で、吐出側が小径となったテーパ状に形成さ
れている。
は並列に複数配置されている。各インクキャビティ11
には、それぞれ対応するインレット12を介して連通す
るインク供給室13からインクが供給されて収容される
ようになっている。また、天板2には上記インレット1
2の反対側においてインクキャビティ11にそれぞれ連
通する複数のノズル14がインクキャビティ11の長手
方向に直交する1つの直線上に並ぶように形成されてい
る。ノズル14は円形断面を有し、インクキャビテイ1
1側が大径で、吐出側が小径となったテーパ状に形成さ
れている。
【0013】上記第1ヘッド部10はまた、各インクキ
ャビティ11に対応して配置された複数の圧電アクチュ
エータ15を備えている。圧電アクチュエータ15は、
電圧印加時の変形に基づきインクキャビティに収容され
たインクを加圧するものであり、インクキャビティ11
より長さと幅が少し小さい矩形体に形成されている。圧
電アクチュエータ15の上部は隔壁3に接着され、その
下部はセラミック等の高剛性材料からなる基板4に固定
されている。
ャビティ11に対応して配置された複数の圧電アクチュ
エータ15を備えている。圧電アクチュエータ15は、
電圧印加時の変形に基づきインクキャビティに収容され
たインクを加圧するものであり、インクキャビティ11
より長さと幅が少し小さい矩形体に形成されている。圧
電アクチュエータ15の上部は隔壁3に接着され、その
下部はセラミック等の高剛性材料からなる基板4に固定
されている。
【0014】上記第2ヘッド部20もまた、第1ヘッド
部10と同様に構成されている。すなわち、複数のイン
クキャビティ21が並列に配置され、各インレット22
を介して連通するインク供給室23からインクが収容さ
れるようになっている。また、各インクキャビティ21
に対応してノズル24が形成されるとともに圧電アクチ
ュエータ25が配置されている。
部10と同様に構成されている。すなわち、複数のイン
クキャビティ21が並列に配置され、各インレット22
を介して連通するインク供給室23からインクが収容さ
れるようになっている。また、各インクキャビティ21
に対応してノズル24が形成されるとともに圧電アクチ
ュエータ25が配置されている。
【0015】図1に示すように、インクキャビティ1
1,21は同一直線上に沿って配置されている。また、
ノズル14,24は同じ大きさ、すなわち同一径に形成
されている。このノズル径は吐出側で約25μm以上と
するのが好ましい。このようなノズル径を選択すること
により目詰まりが起こりにくくなり、しかも、加工精度
の確保が比較的容易になるため製造時の歩留まりが上が
りコストダウンを図れる。
1,21は同一直線上に沿って配置されている。また、
ノズル14,24は同じ大きさ、すなわち同一径に形成
されている。このノズル径は吐出側で約25μm以上と
するのが好ましい。このようなノズル径を選択すること
により目詰まりが起こりにくくなり、しかも、加工精度
の確保が比較的容易になるため製造時の歩留まりが上が
りコストダウンを図れる。
【0016】一方、インクキャビティ11,21と圧電
アクチュエータ15,25の大きさは第1ヘッド部10
と第2ヘッド部20とで異なるように形成されている。
すなわち、インクキャビティ11,21および圧電アク
チュエータ15,25はそれぞれ同一幅であるが、圧電
アクチュエータ15,25の長さL1,L2が第1ヘッド
部10よりも第2ヘッド部20の方が長く形成されてお
り、これに応じてインクキャビティ21もインクキャビ
ティ11より長く形成されている。以下、圧電アクチュ
エータ15,25に対応するインクキャビティ11,2
1の長さをそれぞれインクキャビティ有効長さL1,L2
という。
アクチュエータ15,25の大きさは第1ヘッド部10
と第2ヘッド部20とで異なるように形成されている。
すなわち、インクキャビティ11,21および圧電アク
チュエータ15,25はそれぞれ同一幅であるが、圧電
アクチュエータ15,25の長さL1,L2が第1ヘッド
部10よりも第2ヘッド部20の方が長く形成されてお
り、これに応じてインクキャビティ21もインクキャビ
ティ11より長く形成されている。以下、圧電アクチュ
エータ15,25に対応するインクキャビティ11,2
1の長さをそれぞれインクキャビティ有効長さL1,L2
という。
【0017】なお、インクキャビティ11,21の長さ
の違いから第2ヘッド部20の方が第1ヘッド部10よ
りインク収容量が多くなるため、これに対応してインク
供給室23の幅W2をインク供給室13の幅W1よりも広
く形成してある。また、ノズル14,24は、上記のよ
うに同一径に形成してあるが第1ヘッド部10と第2ヘ
ッド部20とで異なる径に形成してもよいし、その断面
を楕円形状や矩形状に形成してもよい。ノズル径を異な
らせることにより、吐出されるインクドロップの大きさ
の上限と下限とを更に拡大することができる。
の違いから第2ヘッド部20の方が第1ヘッド部10よ
りインク収容量が多くなるため、これに対応してインク
供給室23の幅W2をインク供給室13の幅W1よりも広
く形成してある。また、ノズル14,24は、上記のよ
うに同一径に形成してあるが第1ヘッド部10と第2ヘ
ッド部20とで異なる径に形成してもよいし、その断面
を楕円形状や矩形状に形成してもよい。ノズル径を異な
らせることにより、吐出されるインクドロップの大きさ
の上限と下限とを更に拡大することができる。
【0018】上記圧電アクチュエータ15,25は、例
えばPZT(ジルコン酸鉛+チタン酸鉛)などの圧電材
料から形成されてなる矩形体の上,下面に、図3に示す
ように、金属電極層30,31がそれぞれ形成されてな
るものである。金属電極層30は導電性の接着剤層32
および隔壁3を介してアースにそれぞれ接続されてい
る。他方、金属電極層31は、導電性接着剤33を介し
て基板4上に対応してパターン形成された個別引き出し
配線34に導通している。なお、各電極の引き出し方法
については本実施態様のものに限られず種々変更可能で
ある。
えばPZT(ジルコン酸鉛+チタン酸鉛)などの圧電材
料から形成されてなる矩形体の上,下面に、図3に示す
ように、金属電極層30,31がそれぞれ形成されてな
るものである。金属電極層30は導電性の接着剤層32
および隔壁3を介してアースにそれぞれ接続されてい
る。他方、金属電極層31は、導電性接着剤33を介し
て基板4上に対応してパターン形成された個別引き出し
配線34に導通している。なお、各電極の引き出し方法
については本実施態様のものに限られず種々変更可能で
ある。
【0019】上記各圧電アクチュエータ15,25は、
隔壁3への接着前につぎのようにして形成される。ま
ず、上記個別引き出し配線34が形成された基板4上
に、スパッタリングやめっき法などにより上,下面に上
記金属電極層30,31を形成した1枚の圧電プレート
を導電性接着剤33で固定する。その後、ダイシングソ
ー(図示せず)により、図2に示すように溝17a〜1
7dを形成する。溝17b,17cは圧電プレートおよ
び接着剤層33を残さず削り取るように基板4の表面ま
で形成するが、溝17a,17dは上記個別引き出し配
線34を分断しないように圧電プレートが僅かに残る程
度に形成する。つづいて、後に各圧電アクチュエータ1
5,25に形成される部分について、金属電極層30,
31間に個別引き出し配線34により高電圧を印加して
分極処理する。その後、図4に示すように、複数の溝1
7eを上記各溝17a〜17dと直交するように形成
し、各圧電アクチュエータ15、25を分割形成する。
この溝17eが基板4を少し削り込む程度に形成される
ことで、隣接する圧電アクチュエータ15間における接
着剤層33を介しての導通が遮断される。
隔壁3への接着前につぎのようにして形成される。ま
ず、上記個別引き出し配線34が形成された基板4上
に、スパッタリングやめっき法などにより上,下面に上
記金属電極層30,31を形成した1枚の圧電プレート
を導電性接着剤33で固定する。その後、ダイシングソ
ー(図示せず)により、図2に示すように溝17a〜1
7dを形成する。溝17b,17cは圧電プレートおよ
び接着剤層33を残さず削り取るように基板4の表面ま
で形成するが、溝17a,17dは上記個別引き出し配
線34を分断しないように圧電プレートが僅かに残る程
度に形成する。つづいて、後に各圧電アクチュエータ1
5,25に形成される部分について、金属電極層30,
31間に個別引き出し配線34により高電圧を印加して
分極処理する。その後、図4に示すように、複数の溝1
7eを上記各溝17a〜17dと直交するように形成
し、各圧電アクチュエータ15、25を分割形成する。
この溝17eが基板4を少し削り込む程度に形成される
ことで、隣接する圧電アクチュエータ15間における接
着剤層33を介しての導通が遮断される。
【0020】上記溝加工によって圧電アクチュエータ1
5,25と同時に側壁部6a〜6eが形成される。これ
ら側壁部6a〜6eは、圧電アクチュエータ15,25
と同じ高さを有し、隔壁3に接着する際に基板4との間
のスペーサとなる。一方、側壁部6a〜6cは分極処理
されていないので、各圧電アクチュエータ15,25へ
の電圧印加にともなって電界が形成されても変形を生じ
ることはない。また、側壁部6d,6eは分極処理され
ているが、上記引き出し配線34が対応しておらず電圧
が印加されないので、やはり変形することはない。
5,25と同時に側壁部6a〜6eが形成される。これ
ら側壁部6a〜6eは、圧電アクチュエータ15,25
と同じ高さを有し、隔壁3に接着する際に基板4との間
のスペーサとなる。一方、側壁部6a〜6cは分極処理
されていないので、各圧電アクチュエータ15,25へ
の電圧印加にともなって電界が形成されても変形を生じ
ることはない。また、側壁部6d,6eは分極処理され
ているが、上記引き出し配線34が対応しておらず電圧
が印加されないので、やはり変形することはない。
【0021】図2に示すように、圧電アクチュエータ1
5,25に個別に対応する各個別引き出し配線34は基
板4の両側面に引き出され、ドライバ7,8をそれぞれ
介してコントロールユニット9に電気的に接続されてい
る。コントロールユニット9は、各ヘッド部10,20
のノズル14,24から吐出されるインクドロップの大
きさを変化させるように各圧電アクチュエータ15,2
5への電圧印加条件を制御可能な制御手段である。コン
トロールユニット9は画像濃度信号に応じて各ドライバ
7,8に制御信号を出力する。この制御信号に基づきド
ライバ7,8から各圧電アクチュエータ15,25に印
加されるパルス電圧の電圧値やパルス形状が変化する。
この変化によって各圧電アクチュエータ15,25の変
形量や変形速度が変わり、インクキャビティ11,21
に対する加圧エネルギが変化する。その結果、ノズル1
4,24から吐出されるインクドロップの大きさが変化
し、記録紙上でのドットの大きさを変えられるようにな
っている。
5,25に個別に対応する各個別引き出し配線34は基
板4の両側面に引き出され、ドライバ7,8をそれぞれ
介してコントロールユニット9に電気的に接続されてい
る。コントロールユニット9は、各ヘッド部10,20
のノズル14,24から吐出されるインクドロップの大
きさを変化させるように各圧電アクチュエータ15,2
5への電圧印加条件を制御可能な制御手段である。コン
トロールユニット9は画像濃度信号に応じて各ドライバ
7,8に制御信号を出力する。この制御信号に基づきド
ライバ7,8から各圧電アクチュエータ15,25に印
加されるパルス電圧の電圧値やパルス形状が変化する。
この変化によって各圧電アクチュエータ15,25の変
形量や変形速度が変わり、インクキャビティ11,21
に対する加圧エネルギが変化する。その結果、ノズル1
4,24から吐出されるインクドロップの大きさが変化
し、記録紙上でのドットの大きさを変えられるようにな
っている。
【0022】つぎに、以上の構成からなるインクジェッ
ト記録ヘッド1によるインク吐出動作について説明す
る。上記第1,第2ヘッド部10,20のインク供給室
13,23にインクをそれぞれ供給し、各インクキャビ
ティ11,21に収容する。各圧電アクチュエータ1
5,25には、コントロールユニット9の制御信号に基
づき画像濃度信号に応じたパルス電圧が各ドライバ7,
8によって印加される。この電圧印加により圧電アクチ
ュエータ15,25は厚み方向に瞬時に膨張変形する。
この変形により隔壁3が押し上げられてインクキャビテ
ィ11,21内のインクが加圧される。これにより、各
ノズル14,24からは、その大きさが制御されたイン
クドロップが選択的に吐出される。このインクドロップ
が記録媒体に付着して大きさの異なるドットが形成さ
れ、これらドットの集合によって階調性のある画像が記
録される。
ト記録ヘッド1によるインク吐出動作について説明す
る。上記第1,第2ヘッド部10,20のインク供給室
13,23にインクをそれぞれ供給し、各インクキャビ
ティ11,21に収容する。各圧電アクチュエータ1
5,25には、コントロールユニット9の制御信号に基
づき画像濃度信号に応じたパルス電圧が各ドライバ7,
8によって印加される。この電圧印加により圧電アクチ
ュエータ15,25は厚み方向に瞬時に膨張変形する。
この変形により隔壁3が押し上げられてインクキャビテ
ィ11,21内のインクが加圧される。これにより、各
ノズル14,24からは、その大きさが制御されたイン
クドロップが選択的に吐出される。このインクドロップ
が記録媒体に付着して大きさの異なるドットが形成さ
れ、これらドットの集合によって階調性のある画像が記
録される。
【0023】ここで、上記インクジェット記録ヘッド1
によりインクドロップの吐出実験を行い、記録媒体上で
のドットの大きさ、すなわちドット径の変化を調べた。
具体的には、各圧電アクチュエータ15,25に印加す
る矩形パルス電圧の電圧値を、コントロールユニット9
によって図5に示すように階調数0から7までの8段階
に変化させた。また、第1ヘッド部10のインクキャビ
ティ有効長さL1を2mm、第2ヘッド部20のインク
キャビティ有効長さL2を4mm、各ヘッド部10,2
0のノズル14,24の吐出側径を25μm、ノズルテ
ーパ角度を15°とした場合、図6に示すように、各ヘ
ッド部10,20から吐出されるインクドロップの大き
さ、すなわちインクドロップ径が階調数1から7までほ
ぼ直線的に増加することと、インクキャビティ有効長さ
L2の第2ヘッド部20から吐出されるインクドロップ
径が総じて大きいことが分かる。
によりインクドロップの吐出実験を行い、記録媒体上で
のドットの大きさ、すなわちドット径の変化を調べた。
具体的には、各圧電アクチュエータ15,25に印加す
る矩形パルス電圧の電圧値を、コントロールユニット9
によって図5に示すように階調数0から7までの8段階
に変化させた。また、第1ヘッド部10のインクキャビ
ティ有効長さL1を2mm、第2ヘッド部20のインク
キャビティ有効長さL2を4mm、各ヘッド部10,2
0のノズル14,24の吐出側径を25μm、ノズルテ
ーパ角度を15°とした場合、図6に示すように、各ヘ
ッド部10,20から吐出されるインクドロップの大き
さ、すなわちインクドロップ径が階調数1から7までほ
ぼ直線的に増加することと、インクキャビティ有効長さ
L2の第2ヘッド部20から吐出されるインクドロップ
径が総じて大きいことが分かる。
【0024】また、図7は記録媒体上での付着ドット径
の変化を示したものである。この場合、階調数1〜3ま
での比較的小径の付着ドットを第1ヘッド部10で形成
し、階調数4〜7までの比較的大径の付着ドットを第2
ヘッド部20で形成したが、図6から明らかなように付
着ドット径を7段階に直線的に変化させることができ
る。なお、階調数1〜3の付着ドットは図6におけるL
1=2mmの階調数1〜3に相当するインクドロップで
形成し、階調数4〜7の付着ドットは図6におけるL2
=4mmの階調数3〜6に相当するインクドロップで形
成したものである。このように付着ドット径を多段階制
御する場合に各ヘッド部10,20で分担して行うよう
にすれば、各ヘッド部10,20に対応するドライバ
7,8の負担が軽減されるので、ドライバ構成を簡易か
つ安価にできる効果がある。
の変化を示したものである。この場合、階調数1〜3ま
での比較的小径の付着ドットを第1ヘッド部10で形成
し、階調数4〜7までの比較的大径の付着ドットを第2
ヘッド部20で形成したが、図6から明らかなように付
着ドット径を7段階に直線的に変化させることができ
る。なお、階調数1〜3の付着ドットは図6におけるL
1=2mmの階調数1〜3に相当するインクドロップで
形成し、階調数4〜7の付着ドットは図6におけるL2
=4mmの階調数3〜6に相当するインクドロップで形
成したものである。このように付着ドット径を多段階制
御する場合に各ヘッド部10,20で分担して行うよう
にすれば、各ヘッド部10,20に対応するドライバ
7,8の負担が軽減されるので、ドライバ構成を簡易か
つ安価にできる効果がある。
【0025】以上に説明したように、インクキャビティ
有効長さL1,L2が異なる第1,第2ヘッド部10,2
0を有するインクジェット記録ヘッド1において、コン
トロールユニット9により各ヘッド部の圧電アクチュエ
ータ15,25に印加する電圧を制御することで、記録
媒体上のドット径を多段階に変化させることができる。
したがって、これら大きさの異なるドットを適宜組み合
わせれば、滑らかで幅広い連続階調表現が可能になる。
有効長さL1,L2が異なる第1,第2ヘッド部10,2
0を有するインクジェット記録ヘッド1において、コン
トロールユニット9により各ヘッド部の圧電アクチュエ
ータ15,25に印加する電圧を制御することで、記録
媒体上のドット径を多段階に変化させることができる。
したがって、これら大きさの異なるドットを適宜組み合
わせれば、滑らかで幅広い連続階調表現が可能になる。
【0026】また、図8のグラフは、圧電アクチュエー
タ15,25に印加する電圧値を一定(30ボルト)と
してインクキャビティ有効長さLを変化させた場合の付
着ドット径の変化を調べた結果を示すものである。この
グラフから明らかなように、印加電圧が一定であっても
インクキャビティ有効長さLを長くすることにより付着
ドット径を大きくすることができる。したがって、各ヘ
ッド部10,20のインクキャビティ有効長さL1,L2
の違いを大きくすることで、より幅広いドット径変化を
得ることができ、階調数をさらに広げることができる。
タ15,25に印加する電圧値を一定(30ボルト)と
してインクキャビティ有効長さLを変化させた場合の付
着ドット径の変化を調べた結果を示すものである。この
グラフから明らかなように、印加電圧が一定であっても
インクキャビティ有効長さLを長くすることにより付着
ドット径を大きくすることができる。したがって、各ヘ
ッド部10,20のインクキャビティ有効長さL1,L2
の違いを大きくすることで、より幅広いドット径変化を
得ることができ、階調数をさらに広げることができる。
【0027】なお、上記インクジェット記録ヘッド1は
2つのヘッド部10,20で構成したが、インクキャビ
ティ有効長さLがそれぞれ異なる3つ以上のヘッド部を
設けるとともに、コントロールユニット9でインクドロ
ップの大きさを各ヘッド部ごとに制御すれば、より一層
のドット径変化と階調表現の幅を広げることができる。
2つのヘッド部10,20で構成したが、インクキャビ
ティ有効長さLがそれぞれ異なる3つ以上のヘッド部を
設けるとともに、コントロールユニット9でインクドロ
ップの大きさを各ヘッド部ごとに制御すれば、より一層
のドット径変化と階調表現の幅を広げることができる。
【0028】また、図8に示すように、インクキャビテ
ィ有効長さLが同一であってもノズル径の大きい方が吐
出されるインクドロップの大きさおよび付着ドット径も
大きくなることは明白ある。したがって、上記インクジ
ェット記録ヘッド1ではノズル14,24を同一径に形
成したが、各ヘッド部10,20ごとにノズル径を異な
る大きさに形成すれば、さらにドット径の変化幅を広げ
ることができ、階調数の拡大を図れる。
ィ有効長さLが同一であってもノズル径の大きい方が吐
出されるインクドロップの大きさおよび付着ドット径も
大きくなることは明白ある。したがって、上記インクジ
ェット記録ヘッド1ではノズル14,24を同一径に形
成したが、各ヘッド部10,20ごとにノズル径を異な
る大きさに形成すれば、さらにドット径の変化幅を広げ
ることができ、階調数の拡大を図れる。
【0029】さらに、上記コントロールユニット9によ
る圧電アクチュエータ15,25への電圧印加条件の制
御は、パルス電圧の電圧値の変化に限らず、電圧値を一
定として電圧印加時間を変える、ごく短いパルス電圧の
印加回数を変える、上記一定電圧値までの立ち上がり時
間を変える、あるいは、これらを組み合わせた制御を行
うことでインク加圧エネルギを変化させるようにしても
よい。これにより、ドライバの選択幅が広がりローコス
ト化を図ることも可能である。
る圧電アクチュエータ15,25への電圧印加条件の制
御は、パルス電圧の電圧値の変化に限らず、電圧値を一
定として電圧印加時間を変える、ごく短いパルス電圧の
印加回数を変える、上記一定電圧値までの立ち上がり時
間を変える、あるいは、これらを組み合わせた制御を行
うことでインク加圧エネルギを変化させるようにしても
よい。これにより、ドライバの選択幅が広がりローコス
ト化を図ることも可能である。
【図1】 本発明にかかるインクジェット記録ヘッドの
平面図である。
平面図である。
【図2】 図1のインクジェット記録ヘッドのII−II線
断面図である。
断面図である。
【図3】 図2のインクジェット記録ヘッドの部分III
の拡大図である。
の拡大図である。
【図4】 図2のインクジェット記録ヘッドのIV−IV線
断面図である。
断面図である。
【図5】 階調数と圧電アクチュエータへの印加電圧と
の関係の一具体例を示すグラフである。
の関係の一具体例を示すグラフである。
【図6】 階調数とインクドロップ径との関係を第1ヘ
ッド部(L1=2mm)および第2ヘッド部(L2=4m
m)のそれぞれについて示すグラフである。
ッド部(L1=2mm)および第2ヘッド部(L2=4m
m)のそれぞれについて示すグラフである。
【図7】 階調数と、第1ヘッド部(L1=2mm)お
よび第2ヘッド部(L2=4mm)で分担して記録媒体
上に形成した付着ドット径との関係を示すグラフであ
る。
よび第2ヘッド部(L2=4mm)で分担して記録媒体
上に形成した付着ドット径との関係を示すグラフであ
る。
【図8】 インクキャビティ有効長さと付着ドット径と
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
1…インクジェット記録ヘッド、9…コントロールユニ
ット(制御手段)、10,20…第1,第2ヘッド部
(複数のヘッド部)、11,21…インクキャビティ、
14,24…ノズル、15,25…圧電アクチュエー
タ。
ット(制御手段)、10,20…第1,第2ヘッド部
(複数のヘッド部)、11,21…インクキャビティ、
14,24…ノズル、15,25…圧電アクチュエー
タ。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数のヘッド部を有し、各ヘッド部がイ
ンクを収容するインクキャビティと、このインクキャビ
ティに収容されたインクを加圧する圧電アクチュエータ
と、加圧されたインクがインクドロップとして吐出され
るノズルとを備えるとともに、上記インクキャビティお
よび圧電アクチュエータの大きさを各ヘッド部ごとに異
なるように形成したことを特徴とするインクジェット記
録ヘッド。 - 【請求項2】 上記各ヘッド部のノズルを同じ大きさに
形成したことを特徴とする請求項1に記載のインクジェ
ット記録ヘッド。 - 【請求項3】 上記各ヘッド部のノズルから吐出される
インクドロップの大きを変化させるように上記圧電アク
チュエータへの電圧印加条件を制御可能な制御手段を設
けたことを特徴とする請求項1または2に記載のインク
ジェット記録ヘッド。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8118840A JPH09300612A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | インクジェット記録ヘッド |
US08/855,943 US6340224B1 (en) | 1996-05-14 | 1997-05-14 | Ink jet recording head |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8118840A JPH09300612A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | インクジェット記録ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09300612A true JPH09300612A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14746462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8118840A Pending JPH09300612A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | インクジェット記録ヘッド |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6340224B1 (ja) |
JP (1) | JPH09300612A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6886915B2 (en) * | 1999-10-19 | 2005-05-03 | Silverbrook Research Pty Ltd | Fluid supply mechanism for a printhead |
JP4362045B2 (ja) * | 2003-06-24 | 2009-11-11 | 京セラ株式会社 | 圧電変換装置 |
KR100657334B1 (ko) * | 2005-09-13 | 2006-12-14 | 삼성전자주식회사 | 잉크젯 프린터 헤드의 제조 방법 및 상기 방법에 의하여제조된 잉크젯 프린터 헤드 |
US20070176982A1 (en) * | 2006-02-01 | 2007-08-02 | Lexmark International, Inc. | Inkjet actuator substrate having at least one non-uniform ink via |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5574883A (en) * | 1978-12-04 | 1980-06-05 | Hitachi Ltd | Inject printer |
US4682216A (en) * | 1983-03-08 | 1987-07-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Color image picture forming process and apparatus which improves the quality of the black portions of the picture |
US4635078A (en) * | 1983-04-28 | 1987-01-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Intermediate gradient image producing method |
JPS61100469A (ja) * | 1984-10-23 | 1986-05-19 | Nec Corp | インクジエツトヘツド |
US4746935A (en) * | 1985-11-22 | 1988-05-24 | Hewlett-Packard Company | Multitone ink jet printer and method of operation |
JP2708769B2 (ja) * | 1988-03-24 | 1998-02-04 | 株式会社リコー | 液体噴射記録ヘッド |
JPH02286251A (ja) * | 1989-04-26 | 1990-11-26 | Seiko Epson Corp | インクジェットプリンタ |
JPH05177834A (ja) * | 1991-06-04 | 1993-07-20 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録ヘッド |
US5208605A (en) | 1991-10-03 | 1993-05-04 | Xerox Corporation | Multi-resolution roofshooter printheads |
US5581286A (en) * | 1991-12-31 | 1996-12-03 | Compaq Computer Corporation | Multi-channel array actuation system for an ink jet printhead |
US5424769A (en) * | 1992-06-05 | 1995-06-13 | Seiko Epson Corporation | Ink jet recording head |
JP3495761B2 (ja) * | 1992-07-21 | 2004-02-09 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット式プリンタにおけるインク滴の形成方法、及びインクジェット式記録装置 |
US5642142A (en) * | 1992-11-30 | 1997-06-24 | Hewlett-Packard Company | Variable halftone operation inkjet printheads |
US5412410A (en) | 1993-01-04 | 1995-05-02 | Xerox Corporation | Ink jet printhead for continuous tone and text printing |
US5818481A (en) * | 1995-02-13 | 1998-10-06 | Minolta Co., Ltd. | Ink jet printing head having a piezoelectric driver member |
JPH08281948A (ja) * | 1995-02-17 | 1996-10-29 | Brother Ind Ltd | インク噴射装置 |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP8118840A patent/JPH09300612A/ja active Pending
-
1997
- 1997-05-14 US US08/855,943 patent/US6340224B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6340224B1 (en) | 2002-01-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040423 |