JPH09300661A - インクジェット記録ヘッドによる階調表現方法およびインクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッドによる階調表現方法およびインクジェット記録ヘッド

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JPH09300661A
JPH09300661A JP11465996A JP11465996A JPH09300661A JP H09300661 A JPH09300661 A JP H09300661A JP 11465996 A JP11465996 A JP 11465996A JP 11465996 A JP11465996 A JP 11465996A JP H09300661 A JPH09300661 A JP H09300661A
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JP
Japan
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ink
jet recording
recording head
ink jet
head
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JP11465996A
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Hideo Yasutomi
英雄 保富
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 滑らかで幅広い階調表現が可能なイクジェッ
ト記録ヘッドによる階調表現方法およびインクジェット
記録ヘッドを提供する。 【解決手段】 濃度の異なる複数のインクを選択的に用
いて記録媒体上にドットを形成するとともに、そのドッ
ト径およびドット密度の少なくともいずれかを変化させ
て階調表現を行う。この階調表現方法は、少なくとも第
1ヘッド部10と第2ヘッド部20を有し、各ヘッド部
10,20はインクを収容するインクキャビティ11,
21と、該インクキャビティ11,21からインクドロ
ップを吐出するノズル14,24と、該ノズル14,2
4からインクドロップを吐出させる圧電アクチュエータ
15,25とを備えており、各ヘッド部10,20のイ
ンクキャビティ11,21に濃度の異なるインクをそれ
ぞれ収容したインクジェット記録ヘッド1に適用され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号に応じて
インクドロップを飛翔させ、記録紙等の記録媒体に付着
させて画像を記録するドロップオンデマンド(DOD)
方式のインクジェット記録ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクキャビティに収容されたイ
ンクを画像信号に応じてノズルからインクドロップとし
て吐出し、このインクドロップが記録媒体に付着して形
成されるドットの集合により画像を記録するDOD方式
のインクジェット記録ヘッドが種々提案されている。
【0003】このインクジェット記録ヘッドにおいて、
ノズルからインクドロップを吐出させる方法としては、
インクキャビティ内のインクを瞬間的に加圧する方法が
一般に採用されている。その加圧方式には、電圧印加時
に発熱する加熱素子上で極めて短時間で膨張収縮する気
泡によってインクを加圧するバブルジェット方式、電圧
印加時の圧電素子の変形によってインクを加圧する圧電
アクチュエータ方式などがある。これらの方式のインク
ジェット記録ヘッドで連続階調画像を形成するために、
記録媒体上でのドットの大きさ、すなわちインクドロッ
プ径を多段階に変化させる方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インクドロッ
プ径を小さくしようとして印加電圧を過度に小さくする
とインクドロップが吐出しなくなる。反対にインクドロ
ップ径を大きくしようとして印加電圧を大きくしすぎる
と、吐出エネルギが大きくなってインクドロップが記録
媒体に付着する際に飛び散りが発生して画質が低下す
る。そのため、加熱素子や圧電素子に印加できる電圧値
の範囲は限定されており、例えばその印加可能な範囲内
で電圧を多段階に制御してインクドロップ径を変化させ
たとしても、これだけで十分に幅広い階調表現を行うの
は困難であり、写真画像の再現などの高品質な画像形成
に十分応えられなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記問
題点を課題としてこれを解決すべく、第1の発明のイン
クジェット記録ヘッドによる階調表現方法は、濃度の異
なる複数のインクを選択的に用いて記録媒体上にドット
を形成するとともに、そのドット径およびドット密度の
少なくともいずれかを変化させて階調表現するものであ
る。ここで「濃度の異なる複数のインク」とは、記録媒
体上に付着させてベタ画像を形成し、それについて測定
した光学反射濃度が異なる同色系の複数のインクを意味
する。また、「ドット密度」とは、一定面積当たりのド
ットの数を意味する。
【0006】第2の発明のインクジェット記録ヘッド
は、少なくとも第1ヘッド部と第2ヘッド部を有し、上
記各ヘッド部はインクを収容するインクキャビティと、
このインクキャビティからインクドロップを吐出するノ
ズルと、このノズルからのインクドロップを吐出させる
吐出手段とを備えており、上記各ヘッド部には異なる濃
度のインクをそれぞれ収容したものである。ここで「吐
出手段」には、上記の加熱素子や圧電素子のようにイン
クに加圧力を作用させて吐出させるもののほか、インク
キャビティの周囲に巻回された3相コイルにより形成さ
れる進行波交流電界に基づき荷電性のインクを吐出させ
るものも含まれる。
【0007】第2の発明のインクジェット記録ヘッドに
は、各ヘッド部から吐出されるインクドロップ径を変化
させるように上記吐出手段の駆動を制御する制御手段を
設けてもよい。
【0008】また、第2の発明のインクジェット記録ヘ
ッドでは、各ノズルを同一径に形成してもよいし、各ヘ
ッド部ごとにノズルを異なる径に形成してもよい。
【0009】
【発明の効果】第1の発明のインクジェット記録ヘッド
による階調表現方法では、濃度の異なる複数のインクを
選択的に用いて記録媒体上にドットを形成するととも
に、そのドット径およびドット密度の少なくともいずれ
かを変化させて階調表現を行うので、例えば1種類のイ
ンクだけを用いる場合よりも幅広い階調表現が可能にな
る。
【0010】第2の発明のインクジェット記録ヘッドで
は、第1ヘッド部と第2ヘッド部の各インクキャビティ
には濃度の異なるインクがそれぞれ収容してあり、吐出
手段によって各ヘッド部のノズルからインクドロップを
飛翔させ、記録媒体上に濃度の異なるドットを形成す
る。このように濃度の異なるドットを組み合わせて画像
を形成することで、幅広い階調性のある写真のような高
品質画像を記録できる。
【0011】また、第2の発明のインクジェット記録ヘ
ッドにおいて、上記制御手段で吐出手段の駆動を制御し
てインクドロップ径を変化させ、ドット濃度の変化とと
もにドット径の変化を組み合わせれば、より滑らかで幅
広い階調表現が可能になる。
【0012】さらに、第2の発明のインクジェット記録
ヘッドにおいて、各ノズルを同一径に形成すれば、ドッ
ト径を変化させる場合、または変化させない場合のいず
れにおいても、濃度の異なるインクドロップのそれぞれ
の径を同一条件で制御できるので、ドライバコストを安
くできる。
【0013】さらにまた、各インクキャビティ列ごとに
ノズル径を異ならせた場合、濃度の異なるインクドロッ
プ間での径の違いを大きくすることができ、ノズル径を
同一にした場合とは変化の仕方が異なる階調表現がで
き、かつ階調幅を広げることができる。なお、この場合
にも上記制御手段によって濃度の異なるインクドロップ
のそれぞれの径を同一に制御することもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して説明する。図1,2に示すよう
に、本発明にかかるインクジェット記録ヘッド1は、第
1ヘッド部10と第2ヘッド部20を有している。第
1,第2ヘッド部10,20は、上記ヘッド1の中央断
面Xに関して対称に構成されるとともに、天板2、隔壁
3および基板4によって一体的に形成されている。
【0015】天板2は金属、樹脂等の平板からなり、そ
の下面にはエッチング等の手法によって複数の凹部が形
成されている。また、隔壁3は金属、樹脂等の薄膜から
なり、天板2の凹部形成面に接着されている。このよう
に隔壁3で覆われた天板2の各凹部の内部がそれぞれイ
ンクキャビティ11,21、インレット12,22、イ
ンク供給室13,23となっている。
【0016】第1ヘッド部10のインクキャビティ11
は並列に複数配置されている。各インクキャビティ11
には、それぞれ対応するインレット12を介してインク
供給室13からインクが収容されるようになっている。
また、天板2には複数のノズル14が各インクキャビテ
ィ11に対応した位置に設けられており、各ノズル14
はインクキャビティ11の長手方向に直交する1つの直
線上に並んでいる。ノズル14はインクキャビティ11
側が大径で、外部が小径となったテーパ状に形成されて
いる。
【0017】上記第1ヘッド部10はまた、各インクキ
ャビティ11に対応して配置された複数の圧電アクチュ
エータ15を備えている。圧電アクチュエータ15は、
電圧印加時の変形に基づきノズル14からインクドロッ
プを吐出させる吐出手段であり、インクキャビティ11
より長さと幅が少し小さい矩形体に形成されている。圧
電アクチュエータ15の上部は隔壁3に接着され、その
下部はセラミック等の高剛性材料からなる基板4に固定
されている。
【0018】上記第2ヘッド部20のインクキャビティ
21も第1ヘッド部10と同様に並列に複数配置され、
各インレット22を介してインク供給室23からインク
が収容されるようになっている。また、各インクキャビ
ティ21に対応してノズル24が形成されるとともに圧
電アクチュエータ25が配置されている。
【0019】なお、上記インクキャビティ11,21、
インレット12,22、圧電アクチュエータ15,25
はそれぞれ同一サイズに形成されている。また、ノズル
14,24はすべて同一径に形成してあるが、第1ヘッ
ド部10と第2ヘッド部20とで異なる径に形成しても
よい。ノズル径を異なるものとする場合、インレットの
サイズもこれに合わせて調整することが好ましい。
【0020】上記圧電アクチュエータ15,25は、例
えばPZT(ジルコン酸鉛+チタン酸鉛)などの圧電材
料で形成されてなる矩形体の上,下面に、スパッタリン
グやメッキ法などにより電極層がそれぞれ形成されてな
るものである。各上面の電極層は導電性を有する隔壁3
を介してアースにそれぞれ接続され、共通電極として機
能する。他方、各下面の電極層は個別電極として機能
し、各圧電アクチュエータ15,25に対応して基板4
上にパターン形成された個別引き出し配線に接触してい
る。なお、各電極の引き出し方法については本実施形態
に示すものに限られず種々変更可能である。
【0021】上記各圧電アクチュエータ15,25の両
側には、隔壁3と基板4との間のスペーサとして機能す
る側壁6a,6b,6cが配置されている。これらの側
壁6a,6b,6cは、基板4上に固定された1枚の圧
電プレートを分極処理したのちダイシングソーで格子状
の溝加工を施して各圧電アクチュエータ15,25を形
成する際に同時に形成されるため、圧電アクチュエータ
15,25と同一圧電材料からなり同じ高さを有してい
る。しかし、これら側壁6a,6b,6cには上記個別
引き出し配線が対応しておらず電界が形成されないよう
してあるので、圧電アクチュエータ15,25と同様の
変形が生じることはない。
【0022】上記個別引き出し配線は基板4の両側部に
引き出され、ドライバ7,8をそれぞれ介してコントロ
ールユニット9に電気的に接続されている。コントロー
ルユニット9は、各ヘッド部10,20のノズル14,
24から吐出されるインクドロップ径を変化させるよう
に各圧電アクチュエータ15,25の駆動を制御する制
御手段である。コントロールユニット9から各ドライバ
7,8に画像信号に応じた制御信号が出力される。この
制御信号に基づき各圧電アクチュエータ15,25に印
加されるパルス電圧の電圧値やパルス形状が変化し、各
圧電アクチュエータ15,25の変形量や変形速度の違
いによってインクキャビティ11,21に対する加圧エ
ネルギが変化する。これにより、ノズル14,24から
吐出するインクドロップ径が変化し、記録紙上のドット
径を変えられるようになっている。
【0023】図3に示すように、各圧電アクチュエータ
15の両側にも側壁6d,6eが形成されている。これ
ら側壁6d,6eも上記側壁6a,6b,6cと同様に
形成される。ここで、側壁6dと天板2の凸部2aとの
間で隔壁3を挾持しているので、隣接するインクキャビ
ティ11間で隔壁3を介してクロストークが発生するこ
とはない。また、各圧電アクチュエータ15と側壁6
d,6eを隔てる各溝17が基板4を僅かに削り込む程
度に形成されているため、隣接する圧電アクチュエータ
15の振動が基板4を介して相互に伝わりにくくなり、
これによってもクロストークを抑える効果がある。な
お、図3に示す構成およびその効果は、第2ヘッド部2
0についても同様である。
【0024】つづいて、以上の構成からなるインクジェ
ット記録ヘッド1によるインク吐出動作および階調表現
方法について説明する。上記第1,第2ヘッド部10,
20のインク供給室13,23に濃度の異なるインクを
それぞれ供給し、各インクキャビティ11,21に収容
する。各圧電アクチュエータ15,25には、コントロ
ールユニット9の制御信号に基づき画像信号に応じたパ
ルス電圧が各ドライバ7,8によって印加される。この
電圧印加により圧電アクチュエータ15,25は厚み方
向に瞬時に膨張変形する。この変形により隔壁3が押し
上げられてインクキャビティ11,21内のインクが加
圧される。これにより、各ノズル14,24からは、そ
の径が制御されたインクドロップが選択的に吐出され
る。このインクドロップが記録媒体に付着して濃度の異
なるドットが形成される。これらドットの集合によって
階調画像が記録される。
【0025】ここで、画像を構成する一画素を最小ドッ
トマトリックスである2×2=4ドットとした場合の濃
度階調を調べるにあたり、図4の表に示した組成の、同
色(黒)で濃度がそれぞれ異なる3種類のインクB1,
B2,B3を調製した。図4の表に示すように、インク
B2がインクジェットプリンタに通常用いられる標準的
な濃さのインクであり、インクB1はB2より薄く、イ
ンクB3はB2より濃いものである。なお、図4の表中
にある紙付着後濃度は、スーパーファイン紙MJSP1
(エプソン社製)上に100ピコリットルのインクドロ
ップ(紙付着ドット径100μm程度)を多数付着させ
て5mm角のベタ画像を印刷し、サクラ濃度計PDA6
5で測定した値である。
【0026】上記3種類のインクB1,B2,B3のそ
れぞれを用いて、ドット径すなわちインクドロップ径を
変えずにドット密度のみを変化させた場合には、図5に
示すように一画素について各5段階(記録紙の地肌色も
1段階として含む、以下に同じ。)の階調表現が可能で
ある。したがって、上記インクジェット記録ヘッド1に
3つのヘッド部を設け、各ヘッド部にインクB1,B
2,B3をそれぞれ供給し、このような階調表現を行っ
た場合には一画素につき少なくとも10段階以上の階調
表現が可能になる。また、これら濃度の異なるドットを
組み合わせて一画素を形成するようにすると、階調段階
数をさらに増やすことができる。
【0027】また、上記3つのインクのうちの1つ、例
えばインクB2だけを用い、かつコントロールユニット
9の制御によってドット径を2段階に変化させた場合に
は、例えば、図6に示すように一画素について13段階
の階調表現が可能である。したがって、上記インクジェ
ット記録ヘッド1の各ヘッド部10,20に例えばイン
クB1,B2をそれぞれ供給し、このような階調表現を
単に組み合わせるだけで少なくとも20段階以上の階調
表現が可能である。なお、この方法では、ドット径を変
化させるため解像度の点でも有利である。
【0028】さらに、濃度の異なる2種類のインクB
1,B2を選択的に用いるとともにドット径の2段階変
化を組み合わせて上記と同様に2×2ドットマトリック
スを形成した場合には、例えば図7に示すように一画素
について41段階の階調表現が可能になる。すなわち、
1種類のインクを用いた場合(図6参照)に比べて3倍
以上の階調段階数をとることができる。
【0029】図7に示す各階調段階のパターンを一定間
隔で選び出しその光学反射濃度をサクラ濃度計PDA6
5で測定した結果を図8のグラフに示す。このグラフか
らも明らかなように、階調段階数が大きくなるにつれて
光学反射濃度が滑らかに、かつ広い範囲にわたって増加
していることが分かる。
【0030】このように上記インクジェット記録ヘッド
1では、2種類のインクを選択的に用いて記録媒体上に
濃度の異なるドットを適宜組み合わせて形成するととも
に、そのドット径を2段階に変化させるだけで滑らかで
幅広い階調表現を行うことができ、これにより写真のよ
うな連続階調性のある高品質画像を形成できる。また、
ドット径は2段階に変化させるだけなので、ドット径を
多段階に制御して階調幅を広げる場合に比べてドライバ
構成を簡単かつ安価にできる。
【0031】さらに、インクジェット記録ヘッド1に3
つ以上のヘッド部を設けて濃度の異なるインクをそれぞ
れ供給し、ドットの濃度と径の変化を組み合わせれば、
一層幅広い階調表現を実現できる。さらにまた、ドット
径変化の段階数はドライバコストも考慮して決定する必
要があるが、3段階以上に変化させるようにすれば、よ
り一層階調段階数を増やすことができる。
【0032】加えて、上記インクジェット記録ヘッド1
ではすべてのノズル14,24を同一径に形成してある
ため、インクB1,B2のそれぞれのインクドロップを
同一条件で同一径に制御することができ、ドライバ7,
8として同じものを使用でき、ドライバコストが安くな
る。
【0033】なお、上記インクジェット記録ヘッド1に
おいて、ノズル14,24を異なる径に形成するか、ま
たはインクキャビティ11,21および圧電アクチュエ
ータ15,25について一方のインクキャビティおよび
圧電アクチュエータの長さを他方より長く形成すれば、
濃度の異なるインクB1,B2間でのインクドロップ径
の変化を大きくすることができる。その結果、各種ドッ
ト径の組み合わせによって階調表現の幅を拡大できる。
【0034】また、上記圧電アクチュエータ15,25
として単層のものを用いたが、積層タイプのものを用い
てもよい。さらに、図9に示すように、側壁6d′,6
e′を圧電アクチュエータ15より少し低く形成し、隔
壁3が圧電アクチュエータ15によってインクキャビテ
ィ11の内側に僅かに押し込まれた状態になるようにし
てもよいし、図10に示すように隔壁3を設けることな
く、インク浸透防止用コートを施した圧電アクチュエー
タ15の変形がインクに直接作用するようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のインクジェット記録ヘッドの平
面図である。
【図2】 図1のインクジェット記録ヘッドのII−II線
断面図である。
【図3】 図2のインクジェット記録ヘッドのIII−III
線断面図である。
【図4】 本実施形態のインクジェット記録ヘッド用に
調製した3種類のインクの組成、粘度、表面張力、およ
び濃度を示す表である。
【図5】 1種類のインクを用いて同一径のドットで2
×2ドットマトリックスからなる一画素を形成した場合
の階調段階を示す図である。
【図6】 1種類のインクでドット径を2段階に変化さ
せて2×2ドットマトリックスからなる一画素を形成し
た場合の階調段階を示す図である。
【図7】 2種類のインクでドット径を2段階に変化さ
せて2×2ドットマトリックスからなる一画素を形成し
た場合の階調段階を示す図である。
【図8】 図7に表す階調段階と光学反射濃度との関係
を示すグラフである。
【図9】 インクジェット記録ヘッドの変形例を示す図
である。
【図10】 インクジェット記録ヘッドの別の変形例を
示す図である。
【符号の説明】
1…インクジェット記録ヘッド、9…コントロールユニ
ット(制御手段)、10,20…第1,第2ヘッド部、
11,21…インクキャビティ、14,24…ノズル、
15,25…圧電アクチュエータ(吐出手段)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濃度の異なる複数のインクを選択的に用
    いて記録媒体上にドットを形成するとともに、そのドッ
    ト径およびドット密度の少なくともいずれかを変化させ
    て階調表現するインクジェット記録ヘッドによる階調表
    現方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも第1ヘッド部と第2ヘッド部
    を有し、上記各ヘッド部はインクを収容するインクキャ
    ビティと、このインクキャビティからインクドロップを
    吐出するノズルと、このノズルからインクドロップを吐
    出させる吐出手段とを備えており、上記各ヘッド部に濃
    度の異なるインクをそれぞれ収容したことを特徴とする
    インクジェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 各ヘッド部から吐出されるインクドロッ
    プ径を変化させるように上記吐出手段の駆動を制御する
    制御手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載のイ
    ンクジェット記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 上記各ヘッド部のノズルを同一径に形成
    したことを特徴とする請求項2または3に記載のインク
    ジェット記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 上記各ヘッド部ごとにノズルを異なる径
    に形成したことを特徴とする請求項2または3に記載の
    インクジェット記録ヘッド。
JP11465996A 1996-05-09 1996-05-09 インクジェット記録ヘッドによる階調表現方法およびインクジェット記録ヘッド Pending JPH09300661A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013027781A1 (en) * 2011-08-19 2013-02-28 Fujifilm Corporation Conductive pattern, method for forming the same, printed wiring board, and manufacturing method of the same
JP2013042090A (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 Fujifilm Corp 導電パターン、その形成方法、プリント配線板及びその製造方法

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