JPH09300498A - 筒状体 - Google Patents
筒状体Info
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- JPH09300498A JPH09300498A JP8121880A JP12188096A JPH09300498A JP H09300498 A JPH09300498 A JP H09300498A JP 8121880 A JP8121880 A JP 8121880A JP 12188096 A JP12188096 A JP 12188096A JP H09300498 A JPH09300498 A JP H09300498A
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Abstract
見を和らげて高級感を演出できるようにする。 【解決手段】 竿体12は、樹脂基材40と、下地層4
1と、発光層42と、多重反射層43とを備えている。
下地層41は、樹脂基材41の表面に白色系又は銀色系
の明るい色の塗料により形成された層である。発光層4
2は、下地層41の表面に蛍光塗料または蓄光塗料等の
発光塗料により形成された層である。多重反射層43は
発光層42の表面にパール塗料又はメタリック塗料によ
り形成された透明又は半透明の層である。
Description
光層が形成された釣り竿、ゴルフシャフト等の筒状体に
関する。
先端や中間部に発光層を形成したものが知られている。
このような筒状体に発光層を形成することで、光が四方
に放射され夜間において釣り竿の挙動を視認しやすくな
り、魚の当たりが分かりやすくなる。このような発光層
は、通常白色系又は銀色系等の明るい色の本体色の上に
蛍光顔料や蓄光顔料を添加した発光塗料を塗布して形成
されている。このように明るい色の上に発光塗料を塗布
することで発光した色がきれいに見える。また、この発
光層の耐候性や発光寿命を確保するため、従来、発光塗
料を厚く塗って厚みが厚い発光層を形成している。
みが厚くなると、発光した色の色見がきつく、高級感が
得られず下品なイメージになりやすい。また、発光層が
表面に露出しているので、紫外線等の影響により退色も
しやすくなり、発光した色の寿命が低下しやすくなる。
とともに発光色の色見を和らげて高級感を演出できるよ
うにすることにある。
筒状の基材と、下地層と、発光層と、多重反射層とを備
えている。下地層は、基材の表面に形成された層であ
る。発光層は、下地層の表面に形成された層である。多
重反射層は発光層の表面に形成された透明又は半透明の
層である。この筒状体では、発光層の表面に透明又は半
透明の多重反射層が形成されているので、発光層で発光
した光が多重反射層で多重反射して色が変化し色見が和
らげられる。このため発光色の色見がきつくなくなり高
級感を演出できる。また、発光層の上に多重反射層が形
成されているので、発光層が多重反射層でカバーされ退
色しにくくなる。
状体において、多重反射層の上に形成された着色クリア
層をさらに備える。この場合には、多重反射層の上にさ
らに着色クリア層が形成されるので、多重反射層により
色見が和らげられた色が着色クリア層により変化して今
までと異なる色を表現でき、さらに高級感を演出でき
る。
状体において、発光層と多重反射層との間に形成された
着色クリア層をさらに備える。この場合には、発光層の
上にさらに着色クリア層が形成されるので、発光層の色
が着色クリア層の色及び多重反射層により変化して今ま
でと異なる色を表現でき、さらに高級感を演出できる。
ずれかに記載の筒状体において、前記下地層は、白色系
又は銀色系に着色されている。この場合には、発光層の
色が下地層の色に影響されることなくきれいに発色す
る。発明5に係る筒状体は、発明1から4のいずれかに
記載の筒状体において、前記発光層は蛍光顔料又は蓄光
顔料を添加した発光塗料を塗布することで形成されてい
る。この場合には、塗料を下地層の上に塗布するだけで
よいので、任意の形状の発光層を任意の厚みで簡単に形
成できる。
ずれかに記載の筒状体において、前記発光層の厚みは1
μm以上25μm以下である。厚みが1μm未満である
と発光層の発光量や耐候性が充分に確保されず、厚みが
25μmを超えると、剥離しやすくなる。発明7に係る
筒状体は、発明1から6のいずれかに記載の筒状体にお
いて、前記多重反射層は透明又は半透明の真珠光沢塗料
を塗布することで形成されている。この場合には、真珠
光沢塗料を発光層上に塗布するだけでよいので、多重反
射層の形成が容易である。
ずれかに記載の筒状体において、前記多重反射層は透明
又は半透明のメタリック塗料を塗布することで形成され
ている。この場合には、メタリック塗料を発光層上に塗
布するだけでよいので、多重反射層の形成が容易であ
る。
態による筒状体を採用した中通し竿10は、振出形式で
連結された3つの竿体12〜14を有している。竿体1
2は元竿であり、竿尻部にグリップ部11を有してい
る。竿体13は中間竿、竿体14は穂先竿であり、それ
ぞれ竿体12,竿体13の先端部に伸縮自在に連結され
ている。各竿体12〜14の内部には釣り糸経路が形成
されている。
り糸30を巻き取るためのリール20が装着されてい
る。竿体12の先端部分には釣り糸30を竿内部に導入
するための糸導入口16が形成されている。また、竿体
14の先端にはトップガイド18が装着されている。リ
ール30から引き出された釣り糸30は、糸導入口16
から竿体12の内部に導入され、トップガイド18から
外部に引き出される。
化樹脂製のプリプレグをマンドレルに多数層巻回し焼成
して得られた先細り円筒の樹脂基材を下地色で塗装し、
さらにクリア塗装した筒状体である。また、トップガイ
ド18も、同じく炭素繊維強化樹脂のプリプレグを積層
焼成して得られた樹脂基材を下地色で塗装しさらにクリ
ア塗装した筒状体である。
6の前後部分の樹脂基材40の外周面には、下地層41
と、発光層42と、多重反射層43とがこの順に形成さ
れている。下地層41は、たとえば、樹脂基材40の表
面に対し、シゴキ塗装、スプレー塗装等の塗装方法で塗
料を塗布して形成された層である。この下地層41に
は、下地層41の表面に形成された発光層42の発色を
きれいにするために白色系又は銀色系等の明るい色の塗
料が用いられている。
の発光性を有する顔料を添加した発光塗料を下地層41
の表面にシゴキ塗装、スプレー塗装等の塗装方法で塗布
して形成された層である。ここで、蓄光性顔料として
は、ファイヤーオレンジAX−14N(商品名:DAY
GRO社製)やGSS(商品名:根本特殊化学社製)等
があげられ、蛍光性顔料としては、シンロイヒカラー
(商品名:シンロイヒ社製)等があげらる。これらの顔
料をウレタン樹脂塗料等に混入するとよい。発光層42
の厚みは1μm〜25μmの範囲が好ましい。厚みが1
μm未満であると発光層42の発光量や耐候性が充分に
確保されず、厚みが25μmを超えると剥離しやすくな
る。
て真珠に似た光沢を得て発光層42の色見を和らげるた
めの層である。多重反射層43は、天然雲母片を酸化チ
タン等で被覆したパール顔料を透明又は半透明の塗料に
添加したパール塗料やアルミニウムの燐片を透明又は半
透明の塗料に添加したメタリック塗料を発光層42の表
面にシゴキ塗装、スプレー塗装方法により塗布して得ら
れる透明又は半透明の層である。この多重反射層43は
透明又は半透明であればよく、無色であってもよく着色
されていてもよい。パール顔料としては、インフィニッ
トカラー(商品名:資生堂社製)等があげられる。メタ
リック塗料としては、アルミニウムペーストをエポキシ
樹脂塗料等で溶かしたものが一般的である。多重反射層
43の厚みは、3μm〜35μmの範囲が好ましい。厚
みが3μm未満であると多重反射による光沢が充分では
なく、厚みが35μmを超えると透光性を確保しにくく
なる。
入口16の周囲で発光層42により発光した光は多重反
射層43で多重反射して外部に放射される。このため、
発光層42を耐候性を高めるために厚くしても、多重反
射層43により色見が和らげられ、高級感がある色を発
色できる。また、発光層42が多重反射層43によりカ
バーされているので、発光層42の退色を防止できる。
また、糸導入口16の周囲が発光するので、釣り糸を竿
体内部に導入する作業が夜間でも容易に行える。
又は半透明のカラークリア層44を形成してもよい。こ
の場合には、多重反射層43の上にさらにカラークリア
層44が形成されるので、多重反射層43で多重反射し
た光の色が着色クリア層の色により変化して今までと異
なる色を表現でき、さらに高級感を演出できる。 (b) 図4に示すように、発光層42と多重反射層4
3との間にカラークリア層44を形成してもよい。この
場合には、発光層42の上にさらにカラークリア層44
が形成されるので、発光層42の色がカラークリア層4
4の色及び多重反射層により変化して今までと異なる色
を表現でき、さらに高級感を演出できる。 (c) 釣り竿において発光層を形成する部位は糸導入
口周辺に限定されるものではなく、トップガイドやグリ
ップ等の竿体の一部又は全部の部位に形成してもよい。 (d) 発光層を形成する筒状体は釣り竿に限定される
ものではなく、ゴルフシャフトや自転車のハンドルバー
やフレーム体等の筒状体であればどのようなものでもよ
い。 (e) 発光層や多重反射層を塗装により形成する代わ
りに、樹脂に顔料を含浸させて樹脂基材とともに筒状に
一体成形して形成してもよい。 (f) 発光シール等を樹脂基材に貼り付けて発光層を
形成してもよい。
に透明又は半透明の多重反射層が形成されているので、
発光層で発光した光が多重反射層で多重反射して色が変
化し色見が和らげられる。このため発光色の色見がきつ
くなくなり高級感を演出できる。また、発光層の上に多
重反射層が形成されているので、発光層が多重反射層で
カバーされ退色しにくくなる。
図。
Claims (8)
- 【請求項1】筒状の基材と、 前記基材の表面に形成された下地層と、 前記下地層の表面に形成された発光層と、 前記発光層の表面に形成された透明又は半透明の多重反
射層と、を備えた筒状体。 - 【請求項2】前記多重反射層の上に形成された着色クリ
ア層をさらに備える、請求項1に記載の筒状体。 - 【請求項3】前記発光層と多重反射層との間に形成され
た着色クリア層をさらに備える、請求項1に記載の筒状
体。 - 【請求項4】前記下地層は、白色系又は銀色系に着色さ
れている、請求項1から3のいずれかに記載の筒状体。 - 【請求項5】前記発光層は、蛍光顔料又は蓄光顔料を添
加した発光塗料を塗布することで形成されている、請求
項1から4のいずれかに記載の筒状体。 - 【請求項6】前記発光層の厚みは1μm以上25μm以
下である、請求項1から5のいずれかに記載の筒状体。 - 【請求項7】前記多重反射層は透明又は半透明の真珠光
沢塗料を塗布することで形成されている、請求項1から
6のいずれかに記載の筒状体。 - 【請求項8】前記多重反射層は透明又は半透明のメタリ
ック塗料を塗布することで形成されている、請求項1か
ら6のいずれかに記載の筒状体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12188096A JP3844539B2 (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 筒状体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12188096A JP3844539B2 (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 筒状体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09300498A true JPH09300498A (ja) | 1997-11-25 |
JP3844539B2 JP3844539B2 (ja) | 2006-11-15 |
Family
ID=14822215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12188096A Expired - Fee Related JP3844539B2 (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 筒状体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3844539B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020091535A (ko) * | 2001-05-31 | 2002-12-06 | 주식회사 엔티밸리 | 다층 간섭 필름 |
JP2020103942A (ja) * | 2017-07-20 | 2020-07-09 | テイラー メイド ゴルフ カンパニー, インコーポレーテッド | 着色コーティング繊維を有する複合材料を含むゴルフクラブ及びその製造方法 |
KR200493294Y1 (ko) * | 2020-03-24 | 2021-03-05 | 김광수 | 색이 변화되는 낚싯대 |
-
1996
- 1996-05-16 JP JP12188096A patent/JP3844539B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20020091535A (ko) * | 2001-05-31 | 2002-12-06 | 주식회사 엔티밸리 | 다층 간섭 필름 |
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KR200493294Y1 (ko) * | 2020-03-24 | 2021-03-05 | 김광수 | 색이 변화되는 낚싯대 |
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---|---|
JP3844539B2 (ja) | 2006-11-15 |
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