JP3495107B2 - 釣り竿 - Google Patents

釣り竿

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JP3495107B2
JP3495107B2 JP22365794A JP22365794A JP3495107B2 JP 3495107 B2 JP3495107 B2 JP 3495107B2 JP 22365794 A JP22365794 A JP 22365794A JP 22365794 A JP22365794 A JP 22365794A JP 3495107 B2 JP3495107 B2 JP 3495107B2
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裕幸 森
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ダイワ精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は釣り竿に関し、特に光の
反射がある状態の下で視認し易い釣り竿に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】従来、朝夕の薄暗いとき
にでも視認し易い釣り竿として、実公平1−32870
号公報において開示されているものがある。この釣り竿
は、穂先に明度の高い明色領域と明度の低い暗色領域と
を交互に配設したことを特徴とするものである。この釣
り竿においては、薄暗い状態では明色領域で視認するこ
とができ、太陽光線が水面で反射する状態では暗色領域
で視認することができる。しかしながら、この釣り竿
は、光が穂先に直接照射されて反射した場合に、その部
分が見えなくなったり、色を視認することができない等
の欠点がある。
【0003】このような反射光の影響は、表面を粗面化
することにより少なくすることができるが、この場合に
は、穂先の色がくすんで見えたり、ムラに見えたりして
しまい、視認が困難になるという欠点がある。
【0004】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、光の反射がある状態の下でも視認し易く、しかも
鮮やかな色調(高彩度の色調)の外観、模様を有する釣
り竿を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、竿管本体と、
前記竿管本体上に直接または下地層を介して設けられた
被膜とを具備し、前記被膜は、光を乱反射させる表面に
有する有色粒子を含むことを特徴とする釣り竿を提供す
る。
【0006】ここで、竿管本体としては、通常使用され
ているカーボン繊維含有プリプレグを巻回し、加熱硬化
させてなる管状体、竹竿等を用いることができる。本発
明において被膜は、竿管本体上に直接または下地層を介
して設けられる。下地層としては、エポキシ系塗料やウ
レタン系塗料からなる下塗り層等を挙げることができ
る。
【0007】また、被膜は、光を乱反射させる表面を有
する有色粒子を含む。本発明において、光を乱反射させ
る表面とは、凹凸を有する表面または多孔質領域を有す
る表面を意味する。
【0008】有色粒子の平均粒径は、15μm以下、特
に1〜10μmであることが好ましい。これは、有色粒
子の平均粒径が15μm以下であると、乱反射が均一に
起こり、鮮やかさや色彩が均一となるからである。ま
た、このレベルの平均粒径を有する粒子を用いることに
より、被膜の表面が必要以上に粗面化されることがな
く、色がくすんで見えたり、ムラに見えたりして、視認
が困難になるということが防止される。
【0009】
【作用】本発明の釣り竿は、光を乱反射させる表面に有
する有色粒子を含む被膜を具備することを特徴としてい
る。竿管本体の最外層として形成されている被膜に含ま
れる上記有色粒子が、太陽光線を乱反射させるため、太
陽光線がどの方向から入射しても釣り竿の色を視認する
ことができる。したがって、釣り竿の穂先等の動きやし
なり等を充分に確認することができる。また、被膜に含
まれる有色粒子により、鮮やかな色調を示すことができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て具体的に説明する。図1は、本発明の釣り竿の一実施
例を示す正面図である。図中11は穂先竿管を示す。穂
先竿管11は、2番竿管12に内挿されるように嵌合さ
れている。穂先竿管11の先端領域には、高彩度着色領
域13および白色領域14が交互に複数形成されてい
る。高彩度着色領域13の着色としては、外観を引き立
たせるために赤色等の原色もしくは原色に近い色である
ことが好ましいが、これに限定されず、中間色やその他
の配色にしてもよい。また、白色領域14は、塗装、印
刷等により着色することができる。なお、白色領域14
の色も白色である必要はなく、高彩度着色領域13との
間で視認が容易となる色を選択してもよい。
【0011】高彩度着色領域13は、図2に示すよう
に、穂先竿管11の竿管本体21上に下塗り層22を介
して被膜23が設けられることにより構成されている。
この被膜23には、凹凸部25を有する有色粒子24が
分散されている。
【0012】下塗り層22は、竿管本体21と被膜23
との密着性を向上させるために設けられるものであり、
その厚さは5〜50μmであることが好ましい。また、
被膜23の膜厚は、5〜30μmであることが好まし
い。これは、被膜23の膜厚が5μm未満であると下塗
り層22が部分的に見えてしまい、光を乱反射する部分
が不均一となり、外観不良となり、膜厚が30μmを超
えても外観の向上が期待できず、重量が重くなるからで
ある。なお、被膜の膜厚は、有色粒子の平均粒径よりも
大きくすることが好ましい。
【0013】被膜23を構成する材料としては、透明も
しくは半透明である塗料や樹脂等を用いることができ
る。具体的には、透明クリアーや透明インク等を挙げる
ことができる。これらの材料は、通常の隠蔽性を有する
ことが好ましい。この透明もしくは半透明塗料には、顔
料が含有されていてもよい。
【0014】有色粒子24は、表面に光を乱反射させる
凹凸部25を有する。このような有色粒子24は、顔料
または着色したアクリル系樹脂等の粒子核の外側に凹凸
部25が形成されるように、樹脂やセラミックスからな
る透明部材を設けることにより作製することができる。
【0015】また、樹脂やセラミックスからなる透明部
材を核とし、その表面に多孔質領域を形成して、表面に
微細な凹凸をもたせて、その多孔質領域に顔料等を担持
させて着色することにより上記有色粒子を作製してもよ
い。なお、多孔質領域は、透明部材の核の外側に別の材
料で形成してもよいし、透明部材の核自体に多孔処理を
施して形成してもよい。有色粒子24に多孔質領域を形
成することにより、太陽光線を微細に、しかもムラなく
乱反射させることができ、より一層視認を確実なものと
し、より鮮やかな色彩の外観を示すようになる。
【0016】被膜23において、有色粒子24以外に被
膜を構成する材料にも着色を施す場合には、有色粒子2
4の色彩が被膜を構成する材料の色彩よりも彩度が高い
ことが好ましい。これは、高彩度着色領域13の鮮やか
さを高め、外観を一層良くするためである。
【0017】有色粒子24を含む被膜23を形成する方
法としては、上記有色粒子24を被膜23を構成する材
料に混合し、その材料を竿管本体21上に直接または下
塗り層22を介して塗布する方法、印刷法等が挙げられ
る。
【0018】上記構成を有する釣り竿においては、被膜
23内の有色粒子24が太陽光線を乱反射させるので、
釣り竿を視認することができ、穂先の動きやしなりを確
認することができる。また、この釣り竿は、被膜23内
の有色粒子24により、鮮やかな色彩の優れた外観を有
する。
【0019】本実施例においては、穂先竿管11の一部
に高彩度着色領域13を設けた場合について説明してい
るが、本発明においては、高彩度着色領域13を釣り竿
全体に設けてもよく、極部的な模様として形成してもよ
い。
【0020】
【発明の効果】以上説明した如く本発明の釣り竿は、光
を乱反射させる表面に有する有色粒子を含む被膜を具備
するので、太陽光線が直接照射されても視認し易く、穂
先等の竿管の動きやしなり等を充分に確認することがで
きる。しかも、本発明の釣り竿は、くすみや沈んだ感じ
のない鮮やかな色調の表面を有しており、外観において
も優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の釣り竿の一実施例を示す正面図。
【図2】本発明の釣り竿の表面の構成を示す断面図。
【符号の説明】
11…穂先竿管、12…2番竿管、13…高彩度着色領
域、14…白色領域、21…竿管本体、22…下塗り
層、23…被膜、24…有色粒子、25…凹凸部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竿管本体と、前記竿管本体上に直接また
    は下地層を介して設けられた被膜とを具備し、前記被膜
    は、凹凸を有する表面または多孔質領域を有する表面で
    ある、光を乱反射させる表面を有する有色粒子を含むこ
    とを特徴とする釣り竿。
  2. 【請求項2】 前記有色粒子が、平均粒径15μm以下
    である請求項1記載の釣り竿。
JP22365794A 1994-09-19 1994-09-19 釣り竿 Expired - Lifetime JP3495107B2 (ja)

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JP4012088B2 (ja) * 2003-01-31 2007-11-21 ダイワ精工株式会社 管状体
JP4733674B2 (ja) * 2007-07-23 2011-07-27 グローブライド株式会社 管状体
JP5956779B2 (ja) * 2012-02-29 2016-07-27 グローブライド株式会社 表面構造体
JP6203520B2 (ja) * 2013-04-15 2017-09-27 株式会社シマノ 釣竿

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