JPH09300170A - ワーク固定装置及び同装置を備えたワーク入れ換え装置 - Google Patents

ワーク固定装置及び同装置を備えたワーク入れ換え装置

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JPH09300170A
JPH09300170A JP23095796A JP23095796A JPH09300170A JP H09300170 A JPH09300170 A JP H09300170A JP 23095796 A JP23095796 A JP 23095796A JP 23095796 A JP23095796 A JP 23095796A JP H09300170 A JPH09300170 A JP H09300170A
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chamber
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work holder
air
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JP23095796A
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Yukiyasu Nagase
幸泰 長瀬
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Nagase Integrex Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャンバ内のエアを吸い出し続けなくとも、
ワークを確実に保持することが可能なワーク固定装置を
提供すること。 【解決手段】 ワーク搬入搬出装置21は、チャンバ6
2を内部に有し、同チャンバ62がワーク載置面67a
に開口されたワークホルダ22を備えている。逆止弁7
0は、ワークホルダ22のチャンバ62とエア給排装置
95とを接続する弁室69内に配置されている。同逆止
弁70は、弁室69内におけるチャンバ62から連結口
68側へのエアの流動は許容するが、連結口68からチ
ャンバ62へのエアの流動は阻止するように構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、加工に供
されるワークを保持固定するためのワーク固定装置及び
加工済みのワークと次に加工に供されるワークとを入れ
換えるためのワーク入れ換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のワーク固定装置としては、ワー
クを真空チャックにより保持固定する構成のものが存在
する。すなわち、同ワーク固定装置を構成するワークホ
ルダは、内部にチャンバを有している。ワークが載せ置
かれるワーク載置面は、ワークホルダの上面に形成され
ている。連通孔は同ワーク載置面に開口形成されるとと
もに、前記チャンバに接続されている。そして、真空ポ
ンプが配管等を介してチャンバに接続されており、チャ
ンバ内のエアが同真空ポンプの動作により吸い出され
る。従って、同チャンバ内が減圧されて高度の減圧状態
(以下、真空状態とする)となり、ワークの上面に作用
される大気圧と、ワークの裏面に連通孔を介して作用さ
れるチャンバ内圧との差圧により、同ワークがワーク載
置面に吸着固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記ワーク
固定装置は、真空ポンプが停止されると、同ポンプや配
管等においてのエアのリークにより、チャンバ内の真空
状態を長く保持することができなかった。従って、ワー
クの保持を確実とするためには、チャンバ内が真空状態
となった後も真空ポンプの運転を継続しなくてはならな
かった。その結果、同真空ポンプの運転費が嵩んでい
た。
【0004】また、前述したように、ワークを確実に保
持するためには、常にチャンバ内のエアの吸い出しを行
うようにしなければない。つまり、チャンバと真空ポン
プとは、常に接続された状態になければならない。従っ
て、ワークホルダを所定の位置間で移動させる場合に
は、真空ポンプからの配管も、例えば、同ワークホルダ
の移動に応じて伸縮及び/又は曲折される必要があっ
た。このため、同配管として、フレキシブルパイプ等の
特殊な部品を用いる必要があるし、周辺機器との配置位
置を考慮して配管を行わなければならず、その取り廻し
が面倒で、配管コストが高くなっていた。
【0005】本発明は上記従来技術に存在する問題点に
着目してなされたものであって、その目的は、チャンバ
内のエアを吸い出し続けなくとも、ワークを確実に保持
することが可能なワーク固定装置及び同装置を備えたワ
ーク入れ換え装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、チャンバを内部に有し、同チャ
ンバがワーク載置面に開口されたワークホルダと、前記
チャンバに対して通気通路を介して接続され、同チャン
バ内のエアの吸い出しが可能な吸い出し手段と、前記通
気通路上に介在され、チャンバから吸い出し手段方向へ
のエアの流れのみを許容し、吸い出し手段からチャンバ
方向へのエアの流れを阻止する制御弁とを備えた。
【0007】請求項2の発明では、前記制御弁はワーク
ホルダに設けられており、同ワークホルダと吸い出し手
段とは分離可能に構成されている。請求項3の発明で
は、加圧エアをチャンバ内に供給するための加圧エア供
給手段を備えるものである。
【0008】請求項4の発明では、請求項2又は3に記
載のワーク固定装置と、水平軸により中間部において回
転可能に支持された回転アームと、同回転アームを回転
させるための回転手段と、前記回転アームの両端部にそ
れぞれ設けられ、ワークホルダを保持するための保持手
段とを備え、前記回転手段により回転アームが回転され
ることで、同回転アームの一方の端部側に保持されたワ
ークホルダと、他方の端部側に保持されたワークホルダ
との位置関係を入れ換えるように構成されている。
【0009】(作用)上記構成の請求項1の発明におい
ては、ワークがワークホルダのワーク載置面に載せ置か
れる。そして、吸い出し手段により同ワークホルダのチ
ャンバ内からエアを吸い出すことにより、同チャンバ内
が減圧されて真空状態となる。従って、ワークがワーク
載置面に吸着固定される。
【0010】さて、前記チャンバと吸い出し手段とを接
続する通気通路上には、制御弁が介在されている。同制
御弁は、チャンバから吸い出し手段方向へのエアの流れ
は許容するため、前記エアの吸い出しが阻害されること
はない。そして、同制御弁は、吸い出し手段からチャン
バ方向へのエアの流れは阻止するため、同吸い出し手段
が停止された後も真空状態は長く保持される。
【0011】請求項2の発明においては、前記制御弁は
ワークホルダに設けられており、同ワークホルダと吸い
出し手段とは分離可能に構成されている。従って、同ワ
ークホルダと吸い出し手段との間の配管を簡単にするこ
とができる。
【0012】請求項3の発明においては、例えば、ワー
クをワークホルダから取り外す際、チャンバ内に加圧エ
アを供給することで、同ワークがワーク載置面から浮き
上がり、その取り外しを容易に行い得る。
【0013】請求項4の発明においては、回転アームが
回転手段により水平軸を中心として回転され、同回転ア
ームの両端部に保持手段を介して保持されたワークホル
ダが、水平軸回りにおいて公転される。従って、両ワー
クホルダの位置関係が入れ換えられる。ここで、ワーク
固定装置に従来のものを用いると、ワークホルダの入れ
換え時においてもチャンバ内のエアを吸い出し続けなく
てはならない。従って、エアポンプ等からの配管を、回
転アームの回転領域を避けて水平方向に展開する必要が
あり、装置が水平方向へ大型化されていた。しかし、本
発明においては、請求項2又は3に記載のワーク固定装
置を用いることにより、ワークホルダの入れ換え時には
同ワークホルダと吸い出し手段とを分離させることがで
き、前述した問題は生じない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をワーク搬入搬出装
置21において具体化した、一実施形態について説明す
る。なお、図1において左方を前方、右方を後方とす
る。
【0015】図1は加工機としての平面研削盤11と、
同平面研削盤11にワークWを供給しかつ、加工済みの
ワークWを取り出すためのワーク搬入搬出装置21とを
示す側面図である。
【0016】前記平面研削盤11は、機台12上にコラ
ム13が前後方向に移動可能に立設され、同コラム13
にはヘッド14が昇降可能に保持されている。砥石車1
5はヘッド14に回転可能に保持されており、モータ1
9によって回転駆動される。テーブル16は機台12上
にレール17を介して配設されており、モータ20の駆
動によってレール17上を左右方向に往復運動される。
【0017】前記ワーク搬入搬出装置21は、ワークホ
ルダ22、搬送機構23及び入れ換え機構24を備えて
いる。四角板状をなすワークWは、ワークホルダ22に
よって保持固定されている。同ワークホルダ22は、搬
送機構23の動作により、作業者が待機するワーク搬入
搬出位置Hと入れ換え機構24との間を搬送される。入
れ換え機構24は、搬送機構23によってワーク搬入搬
出位置Hから送られた、次に加工に供されるワークWを
保持するワークホルダ22Aを受け取るとともに、同ワ
ークホルダ22Aと、平面研削盤11のテーブル16上
の加工済みのワークWを保持するワークホルダ22Bと
の入れ換えを行う。
【0018】前記ワークホルダ22は、真空チャックに
よりワークWを吸着保持する構成を備える。第1ステー
ション55はテーブル16上に配設されており、ワーク
加工時において、ワークホルダ22の真空状態を積極的
に維持するための機能を有する。第2ステーション56
はワーク搬入搬出位置Hに配置されており、平面研削盤
11に搬入されるワークホルダ22Aを真空状態とし
て、同ワークホルダ22AにワークWを吸着保持させる
とともに、平面研削盤11から搬出されたワークホルダ
22BからワークWを取り外す機能を有する。
【0019】そして、前記ワークホルダ22Aが第1ス
テーション55上に移動配置された状態で、ワークWの
加工が行われる。つまり、コラム13がテーブル16側
に移動配置されるとともに、ヘッド14が下降されて砥
石車15がワークWに接触され、同砥石車15を回転さ
せつつ、テーブル16をワークホルダ22Aとともに往
復運動させることにより、ワークWの平面研削が行われ
る。
【0020】前記ワーク搬入搬出装置21の構成につい
て説明する。図1〜図3に示すように、メインフレーム
25は、平面研削盤11の前方側に配置されている。枠
状をなすアッパフレーム26は、メインフレーム25の
上面において略水平状態で取り付けられている。ミドル
フレーム27はメインフレーム25の内部において、ア
ッパフレーム26と所定間隔をおいて平行に配設されて
いる。そして、前述した搬送機構23は同アッパフレー
ム26上に、入れ換え機構24はミドルフレーム27上
にそれぞれ配設されている。
【0021】前記搬送機構23について説明すると、シ
ャフト28は前記アッパフレーム26の上面において軸
支部材29を介して回転可能に支持され、一対が所定間
隔をおいて平行に配設されている。電動モータ等よりな
る駆動モータ30はアッパフレーム26に支持され、一
方のシャフト28に駆動連結されている。スプロケット
31は前記各シャフト28の両端部に固定されており、
前後のシャフト28の対向するスプロケット31間にチ
ェン32が巻き掛けられている。複数のツメ32aは、
同チェン32の外周側に所定間隔をおいて固定されてい
る。一対のチェンフレーム33はアッパフレーム26に
設けられ、チェン32の上方側直線部分を裏面側より支
持している。
【0022】そして、駆動モータ30を駆動することで
同チェン32が周回動作され、チェン32の直線部分に
載せ置かれたワークホルダ22の前端面或いは後端面に
ツメ32aが当接されて、同ワークホルダ22が前後方
向、つまり、平面研削盤11に対して近接・離間方向に
移動される。
【0023】前記入れ換え機構24について説明する
と、一対の移動用ガイドレール34は、前記ミドルフレ
ーム27の上面において前後方向に所定間隔をおいて平
行に敷設されている。スライドプレート35は裏面側四
隅にガイド部35aを備え、同ガイド部35aを以って
移動用ガイドレール34に係合されている。移動用シリ
ンダ36はロッドレスエアシリンダよりなり、ミドルフ
レーム27の中央部において前後方向に配設されてい
る。同移動用シリンダ36のスライダ36aは、前記ス
ライドプレート35の裏面に連結固定されている。従っ
て、スライドプレート35は、同移動用シリンダ36の
動作により、移動用ガイドレール34に沿って平面研削
盤11に対して近接・離間方向にスライド移動される。
【0024】ガイドレール37aを含む一対の昇降用ガ
イドフレーム37は、前記スライドプレート35の後部
側左右両側方にそれぞれ固定され、メインフレーム25
の外側方において垂直方向に延びている。一対の昇降フ
レーム38は昇降用ガイドフレーム37のガイドレール
37aにそれぞれ係合されており、同ガイドレール37
aに沿って垂直方向にスライド移動可能である。同期シ
ャフト39はスライドプレート35上に軸支部材40を
介して回転可能に配設されており、その左右両端部に固
定されたギア39aを以って各昇降フレーム38に形成
されたラック38aに噛合されている。
【0025】一対の昇降用シリンダ41はエアシリンダ
よりなり、前記スライドプレート35の左右両側に倒立
状態で固定されている。同昇降用シリンダ41はそのロ
ッド41aが垂直方向に伸縮し、同ロッド41aは前記
昇降フレーム38の下端部に連結固定されている。従っ
て、同昇降用シリンダ41の伸長動作により昇降フレー
ム38は下降され、収縮動作により同昇降フレーム38
は上昇される。ここで左右の昇降用シリンダ41間で伸
縮差が発生されようとしても、両昇降フレーム38をギ
ア39aとラック38aとで連結する同期シャフト39
がそれを抑制し、両昇降フレーム38の昇降量は同じと
される。
【0026】一対の固定アーム42は、昇降フレーム3
8の上端部に片持ち支持されている。水平軸としての回
転軸43は固定アーム42の先端間に横架されており、
各固定アーム42によって回転可能に支持されている。
一対の回転アーム44は固定アーム42の内側に配置さ
れており、その中心部を以て前記回転軸43にそれぞれ
固定されている。
【0027】図4及び図5に示すように、回転手段とし
ての電動モータからなる回転用モータ45は、一方の固
定アーム42の基部に配設されている。そして、同回転
用モータ45の駆動により、チェン・スプロケット機構
46を介して前記回転軸43が回転され、回転アーム4
4が同回転軸43を中心として回転される。
【0028】回転円盤47は、各回転アーム44におい
て両端部(回転軸43を中心として180°点対称位置
にある)内にそれぞれ回転可能に配設されている。被動
タイミングプーリ48は、各回転円盤47の裏面に固定
されている。駆動タイミングプーリ50は、固定アーム
42内において前記回転軸43と同軸位置に固定配置さ
れている。タイミングベルト51は、前後の被動タイミ
ングプーリ48と駆動タイミングプーリ50との間に案
内ローラ52を介して巻き掛けられている。なお、両タ
イミングプーリ48,50の回転比は1:1となってい
る。
【0029】図11(a),図11(b)に示すよう
に、保持手段としての係合部材49は係合ローラ49a
と係合ピン49bとを備え、同係合ローラ49aは回転
円盤47との同軸位置に、係合ピン49bは偏心位置に
それぞれ配設されている。係合部22aは前記ワークホ
ルダ22の両側方に設けられ、同係合部22aは下方に
向かって開口された係合凹部22bと、同じく下方に向
かって開放された係合溝22cとを備えている。そし
て、前記回転アーム44の上昇により、係合ローラ49
aが係合凹部22bに、係合ピン49bが係合溝22c
にそれぞれ下方側より挿入されて、同回転アーム44の
端部間にワークホルダ22が保持固定される。また、こ
の状態から回転アーム44が下降されることにより、係
合ローラ49aと係合凹部22b及び係合ピン49bと
係合溝22cの係合、つまり、ワークホルダ22に対す
る回転アーム44の端部間における保持状態が解除され
る。
【0030】そして、例えば、図4において、前記回転
アーム44が回転軸43を中心として反時計回り方向に
回転されると、固定アーム42に固定された駆動タイミ
ングプーリ50が、回転アーム44と相対的に回転され
ることになる。その結果、前記回転円盤47(係合部材
49)は、回転軸43の周りでの公転角度と同じ角度だ
け、自身の軸線を中心として時計回り方向に自転され
る。つまり、前記回転円盤47、被動タイミングプーリ
48、駆動タイミングプーリ50及びタイミングベルト
51により姿勢維持手段が構成されており、回転アーム
44が回転されたとしてもワークホルダ22を水平状態
に(テーブル16上に載置された状態と同じ姿勢)に維
持できるように構成されている。
【0031】前記ワークホルダ22、第1及び第2ステ
ーション55,56について説明する。図6〜図9に示
すように、前記ワークホルダ22は箱状をなすホルダ本
体61を備え、同ホルダ本体61の内部には四室のチャ
ンバ62が区画形成されている。プレート63は、ホル
ダ本体61の上面に固定されている。枠状をなす四つの
ホルダフレーム64は、プレート63の上面において同
上面を各チャンバ62に対応して区画するように固定さ
れている。通気溝65は、プレート63の上面において
各ホルダフレーム64により区画された領域内で縦横に
凹設されている。同通気溝65は、プレート63からホ
ルダ本体61にかけて貫通形成された多数の透孔66を
介してチャンバ62に連通されている。四枚の多孔質セ
ラミック板67は各ホルダフレーム64内に嵌め込ま
れ、通気溝65を閉塞するようにしてプレート63の上
面に密接されている。この各セラミック板67の上面
が、本実施形態のワーク載置面67aを構成している。
同ワーク載置面67aは、ホルダフレーム64の上端面
と面一となっている。このように、前記各チャンバ62
は、透孔66、通気溝65及びセラミック板67の多孔
質構造(以上が本実施形態における連通孔)を介して、
対応するワーク載置面67aで大気に開放されている。
【0032】四つの連結口68は、ホルダ本体61の裏
面側において各チャンバ62に対応して開口形成されて
いる。通気通路としての弁室69は、各連結口68に対
応してホルダ本体61内に形成されている。同弁室69
は連結口68に連続されるとともに、ポート69aを介
してチャンバ62に連通されている。制御弁としての逆
止弁70を構成する弁体71は、弁室69内において昇
降可能に収容されており、その上端に固定されたシール
部材72を以ってポート69aの開口周囲に対向するよ
うに配置されている。同弁体71はコイルスプリング7
3の付勢力によって、常にはポート69aを閉鎖してい
る。前記逆止弁70は、弁室69内におけるチャンバ6
2側から連結口68側へのエアの流動は許容するが(図
15にて矢印で示す)、連結口68側からチャンバ62
側へのエアの流動は阻止する。
【0033】エア供給通路75はホルダ本体61内に設
けられており、前記各弁室69の連結口68側とそれに
対応するチャンバ62とを連通している。内周面がテー
パ状をなすポート75aは、エア供給通路75の途中に
形成されている。球状をなす弁体76は、エア供給通路
75内においてポート75aのテーパ面に対向して配置
されている。同弁体76はコイルスプリング77の付勢
力によって、常にはポート75aを環状領域でシールす
ることで、エア供給通路75を閉鎖している。押動部材
78はホルダ本61内において前記弁体76に対向して
配置されている。同押動部材78は、自身の軸線方向に
スライド移動可能でかつ回動不能となっている。ピン7
8aは同押動部材78の先端部においてその軸線位置に
固定されており、押動部材78のスライド移動によりポ
ート75aから突出可能である。ダイヤル79はホルダ
本体61の前部に配設されており、その軸線位置に固定
されたカム体79aを以って前記押動部材78の尾部に
係合されている。図示しないが、同カム体79aは、軸
線方向の高さが異なるカム面を有する。
【0034】従って、ダイヤル79を一方向に回動操作
することでカム体79aが押動部材78と相対回転さ
れ、図16に示すように、同押動部材78がカム体79
aにより弁体76側に押されて、ピン78aがポート7
5aから突出される。その結果、同ピン78aが弁体7
6をコイルスプリング73の付勢力に抗して押動し、ポ
ート75a、つまり、エア供給通路75が開放される。
なお、ダイヤル79を図8の状態に戻せば、復帰バネ8
0の付勢力によって押動部材78が復帰して、ピン78
aがポート75a内に収容され、エア供給通路75が閉
鎖される。
【0035】前記第1ステーション55について説明す
ると、図6〜図10に示すように、ステーション本体8
1はテーブル16上に固定されている。四つのワーク固
定用連結口82は、ステーション本体81の上面に所定
間隔(ワークホルダ22の連結口68と同一間隔)で凹
設されている。シール部材としてのパッキン83は、ス
テーション本体81において各ワーク固定用連結口82
を取り囲むようにして固定されている。ホルダ固定用連
結口84は、ステーション本体81の上面四隅にそれぞ
れ凹設されている。各ホルダ固定用連結口84は、ワー
クホルダ22裏面に対して、連結口68が形成されてい
ない部分に対応される。シール部材としてのパッキン8
5は、ステーション本体81において各ホルダ固定用連
結口84を取り囲むようにして固定されている。
【0036】位置決めピン86は一つのホルダ固定用連
結口84内に設けられ、同位置決めピン86がワークホ
ルダ22の裏面に凹設された位置決め用凹部22d内に
嵌挿されることで、同ワークホルダ22の第1ステーシ
ョン55に対する左右方向の位置決めが行われる。位置
決めカム87はステーション本体81の上面において左
右両側に設けられ、同カム87がワークホルダ22の裏
面に凹設された位置決め用凹部22e内に嵌挿された状
態で、図示しないアクチュエータにより偏心回動される
ことで、ワークホルダ22の第1ステーション55に対
する前後方向の位置決めが行われる。
【0037】そして、ワークホルダ22がステーション
本体81上に載置され、位置決めされることで、両者2
2,81の対応する連結口68,82がパッキン83を
以って外部よりシールされることで連結される(図7及
び図8)。また、ホルダ固定用連結口84は、ワークホ
ルダ22の裏面に対してパッキン85を以って密着され
る(図9)。
【0038】前記第2ステーション56について説明す
ると、図1〜図3に示すように、ステーション用ガイド
フレーム88は、前記ミドルフレーム27の前端部に立
設されている。一対のガイドレール88aは、同ステー
ション用ガイドフレーム88の後面に配設され、垂直方
向に延在されている。昇降プレート89は、同ガイドレ
ール88aにガイド部89aを以って昇降可能に係合さ
れている。ステーション用シリンダ90はロッドレスエ
アシリンダよりなり、前記ステーション用ガイドフレー
ム88に配設されるとともに、図示しないスライダが昇
降プレート89に連結されている。ステーション本体9
1は、同昇降プレート89上に固定されている。四つの
ワーク固定用連結口92は、前記ステーション本体91
の上面に所定間隔(ワークホルダ22の連結口68と同
一間隔)をおいて設けられている。シール部材としての
パッキン93は、ステーション本体91において各連結
口92を取り囲むようにして固定されている。
【0039】そして、前記ステーション本体91は、ス
テーション用シリンダ90の動作により昇降され、昇降
状態にある同ステーション本体91にワークホルダ22
が載置されることで、両者22,91の対応する連結口
68,92がパッキン93を以って連結される(図8と
同様な状態)。
【0040】吸い出し手段及び加圧エア供給手段として
のエア給排装置95は、エアポンプ96や、流路制御弁
及び切り替え弁等の弁機構97を備え、前記第1及び第
2ステーション55,56のワーク固定用連結口82,
92及びホルダ固定用連結口84に通路・配管98を介
して接続されている。同エア給排装置95は、エアポン
プ96の作動状態において弁機構97を制御することに
より、同エアポンプ96を真空ポンプ或いはエアコンプ
レッサとして機能させることが可能である。
【0041】次に、上記構成のワーク搬送装置21の作
用について説明する。図1は、ワークホルダ22Aが、
上昇配置された状態にある第2ステーション56上に載
置された状態を示す。この状態でワークホルダ22A
は、その連結口68が第2ステーション56上のワーク
固定用連結口92に連結されている。そして、四枚のワ
ークWを各ワーク載置面67a上に載せ置くことによ
り、同ワークWによってワーク載置面67a及びフレー
ム64の上端面の一部が覆われる。従って、チャンバ6
2の大気への開放が遮断され、同ワークWのワークホル
ダ22Aに対するセットが完了される(図8と同様な状
態)。
【0042】ワークWのワークホルダ22Aに対するセ
ットが完了された状態で、図15に示すように、チャン
バ62内のエアが、エア給排装置95によりポート69
a、弁室69及び連結口68を介して吸い出される。従
って、同チャンバ62内が減圧されて真空状態となり、
ワークWがワークホルダ22のワーク載置面67aに吸
着固定される。チャンバ62内が真空状態となれば、エ
ア給排装置95は同チャンバ62内からのエアの吸い出
しを停止する。しかし、前述した逆止弁70の作用によ
りポート69aが遮断されるため、チャンバ62内の真
空状態はその後も維持される。
【0043】そして、ワークWを吸着保持したワークホ
ルダ22Aは、第2ステーション24が下降されること
により、連結口68とワーク固定用連結口92との接続
が解離され、搬送機構23の動作により入れ換え機構2
4に向けて搬送される。同入れ換え機構24に搬送され
たワークホルダ22Aは、昇降フレーム38が若干量だ
け上昇されることで、その係合部材22aに回転アーム
44の一方の端部側の係合部材40が係合される。従っ
て、同ワークホルダ22Aは、両回転アーム44の一方
の端部における回転円盤47間に保持固定される。
【0044】図12に示すように、ワークホルダ22A
が保持された状態で移動用シリンダ36が動作され、ス
ライドプレート35が平面研削盤11に向けて移動され
る。同スライドプレート35が最も平面研削盤11に近
接された状態で、昇降フレーム38が若干量だけ上昇さ
れ、回転アーム44の他方の端部側の係合部材49と、
テーブル16上に載置された、加工済みのワークWを保
持したワークホルダ22Bの係合部22aとが係合され
る。従って、同ワークホルダ22Bは、両回転アーム4
4の他方の端部における回転円盤47間に保持される。
なお、テーブル16上におけるワークホルダ22の載置
位置は、搬送機構23におけるワークホルダ22の載置
位置より若干高い。
【0045】そして、図13に示すように、昇降用シリ
ンダ41が収縮動作され、昇降フレーム38が上昇され
て、固定及び回転アーム42,44がテーブル16に対
して垂直上昇される。従って、回転アーム44とテーブ
ル16との間には、同回転アーム44に保持されたワー
クホルダ22A,22Bの垂直面内における回転を許容
する空間が確保される。なお、コラム13は、ワークホ
ルダ22A,22Bの入れ換え時には後退配置されてい
る。そして、回転アーム44が、回転用モータ45の駆
動により回転軸43を中心として回転される。この時、
回転円盤47は、回転軸43を中心とした公転方向とは
逆方向に同じ角度だけ自転されるため、同回転円盤47
に係合部及び係合部材22a,49を介して固定された
両ワークホルダ22A,22Bは、水平状態(テーブル
16に載置された状態と同じ状態)を保持したまま回転
軸43の周囲を公転される。
【0046】図14に示すように、回転アーム44が1
80°回転された状態で回転用モータ45が停止され、
昇降用シリンダ41の伸長動作により昇降フレーム38
が下降される。従って、ワークホルダ22Aがテーブル
16上の第1ステーション55に載置されるとともに、
同ワークホルダ22Aの係合部22aから回転アーム4
4の係合部材49が離脱される。ワークホルダ22Aが
第1ステーション55に載置された状態で前述した位置
決めが行われ、図8及び図9に示すように、同第1ステ
ーション55のワーク固定用連結口82がワークホルダ
22Aの連結口68に連結されるとともに、ホルダ固定
用連結口84がパッキン85を以ってワークホルダ22
Aの裏面に密着される。
【0047】そして、エア給排装置95は、ホルダ固定
用連結口84を介してワークホルダ22Aとの間の密閉
空間内のエアを吸い出し、同ワークホルダ22Aを第1
ステーション55上に吸着固定する。その後、同エア給
排装置95は、連結口68及びワーク固定用連結口82
を介してチャンバ62内のエアの吸い出しを行い、この
状態で、前述したように、テーブル16が第1ステーシ
ョン55とともに往復運動され、平面研削盤11によっ
て同ワークホルダ22A上のワークWの研削加工が行わ
れる。
【0048】一方、ワークホルダ22Aが第1ステーシ
ョン55にセットされた後、図14に示すように、スラ
イドプレート35は移動用シリンダ36の前記とは逆方
向への動作により、平面研削盤11から離間する方向に
移動される。そして、回転アーム44が搬送機構23に
最も近接した状態で昇降フレーム38が若干量だけ下降
されて、ワークホルダ22Bが同搬送機構23上に載せ
置かれるとともに、同ワークホルダ22Bの係合部22
aから回転アーム44の係合部材49が離脱される。そ
して、回転アーム44から離脱されたワークホルダ22
Bは、同搬送機構23の動作によりワーク搬入搬出位置
Hに移動される。
【0049】ワークホルダ22Bがワーク搬入搬出位置
Hに移動されると、図1と同様にして第2ステーション
56が上昇配置され、同第2ステーション56上にワー
クホルダ22Bがセットされる(図8と同様な状態)。
作業者は、図16に示すように、同ワークホルダ22B
のダイヤル79を回動操作してエア供給通路75を開放
する。エア給排装置95は、同図中に矢印で示すよう
に、ワーク固定用連結口92、連結口68及び開放され
たエア供給通路75を介して加圧エアをチャンバ62内
に供給する。従って、同チャンバ62内の圧力が上昇さ
れ、ワークWが自重に抗してワーク載置面67aから浮
き上がり、同ワークWは作業者によってワークホルダ2
2Bから取り外される。
【0050】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1)逆止弁70が連結口68とポート69aとの間に
介在されており、例えば、ポンプ96や通路・配管98
等においてエアのリークが発生しても、チャンバ62内
にエアが流れ込むことはない。従って、ポンプ96が停
止された後においてもチャンバ62内の真空状態を容易
に保持でき、ワークWの固定が確実となる。つまり、ポ
ンプ96を継続して運転する必要がなく、同ポンプ96
の運転費を低減できる。
【0051】(2)前述したように、ポンプ96を継続
運転しなくとも、ワークWを確実に保持することができ
る。また、逆止弁70はワークホルダ22に設けられて
おり、同ワークホルダ22はエア給排装置95と分離可
能に構成されている。従って、配管98を、常にワーク
ホルダ22に対して接続しておく必要がなく、同配管9
8はフレキシブルパイプ等の特殊な部品でなくともよ
い。このため、ワーク搬送装置21を簡単かつ安価に構
成できるし、同配管98の取り廻しのためのスペースも
少なくて済む。
【0052】(3)ワークWをワークホルダ22から取
り外す際、チャンバ62内に加圧エアが供給されるよう
になっている。従って、同ワークWをワーク載置面67
aから浮き上がらせることができ、その取り外しを容易
に行い得る。その結果、取り外しの際に無理な力が作用
して、ワークWが傷ついたり破損されたりすること等を
防止できる。
【0053】(4)テーブル16上に第1ステーション
55が設けられており、ワークWの加工時にはチャンバ
62内のエアの吸い出しを行うようになっている。従っ
て、例えば、搬送・入れ換え途中や研削加工時における
振動等により、ワークWがワーク載置面67aから浮き
上がってチャンバ62内の真空状態が破られても、真空
状態を回復して固定を確実とすることができ、同ワーク
Wの加工を安定して行い得る。
【0054】(5)ワークホルダ22A,22Bを保持
する回転アーム44は、水平軸である回転軸43を中心
として回転されるように構成されている。従って、回転
アーム44は垂直面内において回転され、ワーク搬入搬
出装置21の水平方向への省スペース化を図り得る。つ
まり、本装置21が設置される工場等において、水平方
向よりも比較的余裕のある垂直方向の空間を利用でき、
空間の有効利用につながる。
【0055】(6)ワークホルダ22A,22Bの入れ
換え時には、同ホルダ22A,22Bがエア給排装置9
5(配管98)から分離される。従って、従来のワーク
固定装置を用いた場合とは異なり、配管98を回転アー
ム44に対して水平方向に展開する必要がなく、前述し
た装置21の水平方向への省スペース化をさらに効果的
に奏することが可能となる。
【0056】(7)前記回転アーム44は、昇降用シリ
ンダ41の動作により昇降可能に構成されている。従っ
て、同回転アーム44をテーブル16に対して水平方向
に移動させなくとも、回転アーム44の回転時に両者1
6,44が干渉されることはない。従って、回転アーム
44の回転スペースを、テーブル16の水平方向周囲に
確保する必要がなく、前述した装置21の水平方向への
省スペース化をさらに効果的に奏することが可能とな
る。
【0057】(8)ここで、例えば、装置21から回転
円盤47,被動タイミングプーリ48,駆動タイミング
プーリ50,タイミングベルト51を削除して、回転ア
ーム44の端部に係合部材49の係合ローラ49aのみ
を設けたとする。この場合、回転アーム44の回転時に
ワークホルダ22は、自重により同係合ローラ49aを
中心として回動されることで、姿勢を一定に維持しよう
とする。しかし、一方で、ワークホルダ22が係合ロー
ラ49aを中心として揺動される可能性も存在し、同ワ
ークホルダ22が回転アーム44から脱落する危惧があ
る。しかし、本実施形態においては、強制的に姿勢を一
定に維持するための姿勢維持手段47,48,50,5
1を備え、回転アーム44の回転時においても、ワーク
ホルダ22の姿勢を一定状態に確実に維持できる。従っ
て、前述したワークホルダ22の回転アーム44からの
脱落等の危惧はなくなる。
【0058】(9)前記ワーク搬入搬出装置21は、搬
入搬出位置Hから入れ換え機構24までワークホルダ2
2を搬送する搬送機構23を備える。従って、作業者
は、回転アーム44が回転される入れ換え機構24に近
づかなくとも、同入れ換え機構24へのワークホルダ2
2の取り付け、或いは取り外しを行い得る。また、作業
者と平面研削盤11との所定距離を確保することがで
き、作業者は平面研削盤11に対して遠い位置で、ワー
クホルダ22の装置21への供給或いは取り出し等の作
業を行い得る。
【0059】(10)前記入れ換え機構24は、スライ
ド移動手段34〜36により平面研削盤11に対して近
接・離間方向に移動される。従って、作業者は平面研削
盤11に対して遠い位置で作業を行い得る。
【0060】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で、例
えば、以下の態様でも実施できる。 (1)ワークホルダ22とエア給排装置95(配管9
8)とが常時連結されるような構成とすること。この場
合、逆止弁70は、上記実施形態のようにワークホルダ
22内に設けても良いし、ワークホルダ22外において
配管98上に設けても良い。このようにすれば、一方の
ステーション55,56を設ける必要がなくなる。
【0061】(2)加圧エアをチャンバ62内に供給す
る構成を削除し、前記エア供給通路75の一端側(チャ
ンバ62とは反対側)を大気に開放すること。従って、
ワークWの取り外し時には、ダイヤル79を回動操作す
ることで、チャンバ62が大気に開放されて、同ワーク
Wの吸着状態が解除される。
【0062】(3)上記実施形態から回転円盤47,被
動タイミングプーリ48,駆動タイミングプーリ50,
タイミングベルト51を削除して、回転アーム44の端
部に係合部材49の係合ローラ49aのみを設けるこ
と。つまり、同係合ローラ49aを姿勢維持手段とし、
回転アーム44の回転時にワークホルダ22が自重によ
り同係合ローラ49aを中心として回動されることで、
姿勢を一定に維持するように構成する。
【0063】(4)本装置21を平面研削盤以外の加工
機として、例えば、旋盤等に適用すること。 次に、上記実施形態から把握できる技術的思想について
記載する。
【0064】(1)ワークホルダ22の内部に設けられ
たチャンバ62内のエアを、通気通路69を介して外部
に吸い出すことにより同チャンバ62内を真空状態と
し、それによって同ワークホルダ22のワーク載置面6
7aにワークWを吸着固定するワーク固定方法であっ
て、前記通気通路69上に制御弁70を介在させ、エア
の吸い出し時には同制御弁70が開放されてそれを許容
し、チャンバ62内が真空状態となった場合にはエアの
吸い出しを停止するとともに、同チャンバ62内の真空
状態を、前記制御弁70により通気通路69が閉鎖され
ることで保持させるワーク固定方法。
【0065】このようにすれば、チャンバ62内のエア
を吸い出し続けなくとも、ワークWを確実に保持するこ
とが可能となる。 (2)ワークWの取り外し時には、前記チャンバ62内
に加圧したエアを注入することにより、同チャンバ62
内の圧力を上昇させ、ワークWをワーク載置面67aか
ら浮き上がらせる前記(1)に記載のワーク固定方法。
【0066】このようにすれば、ワークホルダ22から
のワークWの取り外しを容易に行い得る。 (3)内部にチャンバ62を有するホルダ本体61と、
同ホルダ本体61の外面に形成されたワーク載置面67
aと、同ワーク載置面67aに開口形成され、前記チャ
ンバ62と連通された連通孔(67,65,66)と、
ホルダ本体61に形成され、前記チャンバ62と、ホル
ダ本体61の外部に開口された連結口68とを接続する
通気通路69と、同通気通路69上に介在され、チャン
バ62から連結口68方向へのエアの流れのみを許容
し、連結口68からチャンバ62方向へのエアの流れを
阻止する制御弁70とを備えたワークホルダ22。
【0067】このようにすれば、ポンプ96の作動を停
止しても、チャンバ62内の真空状態を長く保持するこ
とができる。
【0068】
【発明の効果】上記構成の請求項1の発明によれば、チ
ャンバ内のエアを吸い出し続けなくとも、ワークを確実
に保持することが可能となり、例えば、真空ポンプの運
転費を低減できる。
【0069】請求項2の発明によれば、吸い出し手段か
らの配管を簡単にでき、配管コストを低減できる。請求
項3の発明によれば、例えば、ワークホルダからのワー
クの取り外しを簡単に行い得る。
【0070】請求項4の発明によれば、装置が水平方向
に大型化されることがなく、省スペース化に貢献でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 平面研削盤及びワーク搬入搬出装置を示す側
面図。
【図2】 ワーク搬入搬出装置の平面図。
【図3】 ワーク搬入搬出装置の正面図。
【図4】 ワーク入れ換え機構を模式的に示す図。
【図5】 ワーク入れ換え機構を模式的に示す図。
【図6】 ワークホルダの平面図。
【図7】 ワークホルダの正面図であり、部分的に破断
して示す図。
【図8】 図6のA−A線断面図。
【図9】 図6のB−B線断面図。
【図10】 第1ステーションの平面図。
【図11】 (a)は係合部材と係合部との係合状態を
説明する図、(b)は係合部の側面図。
【図12】 ワーク搬入搬出装置の動作を説明する側面
図。
【図13】 ワーク搬入搬出装置の動作を説明する側面
図。
【図14】 ワーク搬入搬出装置の動作を説明する側面
図。
【図15】 逆止弁の動作を説明する断面図。
【図16】 エア供給通路が開放された状態を説明する
断面図。
【符号の説明】
21…ワーク固定装置としてのワーク搬入搬出装置、2
2…ワークホルダ、67a…ワーク載置面、62…チャ
ンバ、69…通気通路としての弁室、70…制御弁とし
ての逆止弁、95…吸い出し手段を構成するエア給排装
置、W…ワーク。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバを内部に有し、同チャンバがワ
    ーク載置面に開口されたワークホルダと、 前記チャンバに対して通気通路を介して接続され、同チ
    ャンバ内のエアを吸い出し可能な吸い出し手段と、 前記通気通路上に介在され、チャンバから吸い出し手段
    方向へのエアの流れのみを許容し、吸い出し手段からチ
    ャンバ方向へのエアの流れを阻止する制御弁とを備えた
    ワーク固定装置。
  2. 【請求項2】 前記制御弁はワークホルダに設けられて
    おり、同ワークホルダと吸い出し手段とは分離可能に構
    成された請求項1に記載のワーク固定装置。
  3. 【請求項3】 加圧エアを前記チャンバ内に供給するた
    めの加圧エア供給手段を備える請求項1又は2に記載の
    ワーク固定装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載のワーク固定装置
    と、水平軸により中間部において回転可能に支持された
    回転アームと、同回転アームを回転させるための回転手
    段と、前記回転アームの両端部にそれぞれ設けられ、ワ
    ークホルダを保持するための保持手段とを備え、前記回
    転手段により回転アームが回転されることで、同回転ア
    ームの一方の端部側に保持されたワークホルダと、他方
    の端部側に保持されたワークホルダとの位置関係を入れ
    換えるように構成されたワーク入れ換え装置。
JP23095796A 1996-03-14 1996-08-30 ワーク固定装置及び同装置を備えたワーク入れ換え装置 Pending JPH09300170A (ja)

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JP23095796A JPH09300170A (ja) 1996-03-14 1996-08-30 ワーク固定装置及び同装置を備えたワーク入れ換え装置

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JP5810296 1996-03-14
JP8-58102 1996-03-14
JP23095796A JPH09300170A (ja) 1996-03-14 1996-08-30 ワーク固定装置及び同装置を備えたワーク入れ換え装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109262071A (zh) * 2018-11-17 2019-01-25 镇江科茂电子有限公司 一种连接器插针用成型装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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