JPH09300120A - 孔内面溝加工用工具 - Google Patents
孔内面溝加工用工具Info
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- JPH09300120A JPH09300120A JP8149846A JP14984696A JPH09300120A JP H09300120 A JPH09300120 A JP H09300120A JP 8149846 A JP8149846 A JP 8149846A JP 14984696 A JP14984696 A JP 14984696A JP H09300120 A JPH09300120 A JP H09300120A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B23D13/00—Tools or tool holders specially designed for planing or slotting machines
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B29/00—Holders for non-rotary cutting tools; Boring bars or boring heads; Accessories for tool holders
- B23B29/02—Boring bars
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B23B41/00—Boring or drilling machines or devices specially adapted for particular work; Accessories specially adapted therefor
- B23B41/12—Boring or drilling machines or devices specially adapted for particular work; Accessories specially adapted therefor for forming working surfaces of cylinders, of bearings, e.g. in heads of driving rods, or of other engine parts
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C3/00—Milling particular work; Special milling operations; Machines therefor
- B23C3/28—Grooving workpieces
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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- F16C17/02—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 溝加工を高精度に行うことができる孔内面溝
加工用工具を、比較的簡易な手段によって効率的に得る
ことを可能とする。 【解決手段】 加工部14に、単純な軸方向の加工及び
周方向の加工によって形成される軸方向加工面14a及
び周方向加工面14bを設けることによって、加工部1
4を容易かつ高精度に形成可能とし、工具自体の加工精
度を高めるとともに、当該工具により形成される動圧発
生用溝21を高精度に形成可能としたもの。
加工用工具を、比較的簡易な手段によって効率的に得る
ことを可能とする。 【解決手段】 加工部14に、単純な軸方向の加工及び
周方向の加工によって形成される軸方向加工面14a及
び周方向加工面14bを設けることによって、加工部1
4を容易かつ高精度に形成可能とし、工具自体の加工精
度を高めるとともに、当該工具により形成される動圧発
生用溝21を高精度に形成可能としたもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークに形成され
た孔の内周面に溝を穿設する加工部を備えた孔内面溝加
工用工具に関する。
た孔の内周面に溝を穿設する加工部を備えた孔内面溝加
工用工具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ワークに孔を形成し、その孔の
内周面に所定の工具を用いて溝を穿設したものが種々の
分野で用いられている。例えば、軸受流体に軸受用の動
圧を発生させるようにした動圧軸受装置においては、ワ
ークとしての軸受素材に円筒状の孔を開け、その円筒状
孔の内周面に所定の工具を挿入し、その工具に設けられ
た加工部を上記孔の軸方向及び周方向に相対移動させる
ことによって、ヘリングボーン形状やスパイラル形状等
からなる動圧発生用溝を上記孔の内周面に穿設するよう
にしている。
内周面に所定の工具を用いて溝を穿設したものが種々の
分野で用いられている。例えば、軸受流体に軸受用の動
圧を発生させるようにした動圧軸受装置においては、ワ
ークとしての軸受素材に円筒状の孔を開け、その円筒状
孔の内周面に所定の工具を挿入し、その工具に設けられ
た加工部を上記孔の軸方向及び周方向に相対移動させる
ことによって、ヘリングボーン形状やスパイラル形状等
からなる動圧発生用溝を上記孔の内周面に穿設するよう
にしている。
【0003】一方、上述したような孔の内周面に溝を穿
設するための孔内面溝加工用工具が、従来より種々提案
されている。例えば、特開平6−297226号公報に
開示された工具では、図4に示されているように、孔挿
入部1の先端側に、複数体の切削突部2が周方向に並列
するように形成されている。これらの各切削突部2は、
切削経路3の延在方向に延びる切刃4,5を有する菱形
に形成されており、当該切削突部2が切削経路3を通る
ように相対移動されることによって、孔の内周面に動圧
発生用溝が穿設されるようになっている。
設するための孔内面溝加工用工具が、従来より種々提案
されている。例えば、特開平6−297226号公報に
開示された工具では、図4に示されているように、孔挿
入部1の先端側に、複数体の切削突部2が周方向に並列
するように形成されている。これらの各切削突部2は、
切削経路3の延在方向に延びる切刃4,5を有する菱形
に形成されており、当該切削突部2が切削経路3を通る
ように相対移動されることによって、孔の内周面に動圧
発生用溝が穿設されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た公報記載の孔内面溝加工用工具のように、加工部とし
ての切削突部2を菱形に形成するには複雑な三次元加工
を要し、そのため、工具の製作が非効率的になっている
とともに、工具の製作誤差が大きくなり易く、形成すべ
き溝の加工精度が低下するという問題がある。
た公報記載の孔内面溝加工用工具のように、加工部とし
ての切削突部2を菱形に形成するには複雑な三次元加工
を要し、そのため、工具の製作が非効率的になっている
とともに、工具の製作誤差が大きくなり易く、形成すべ
き溝の加工精度が低下するという問題がある。
【0005】そこで本発明は、溝加工を高精度で行うこ
とができる加工部を、高能率に作成することができ、生
産性の向上を図りつつ工具性能を高めることができるよ
うにした孔内面溝加工用工具を提供することを目的とす
る。
とができる加工部を、高能率に作成することができ、生
産性の向上を図りつつ工具性能を高めることができるよ
うにした孔内面溝加工用工具を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明においては、ワークに形成された円
筒形状の被加工孔内に挿入される加工部を備え、当該加
工部を、上記被加工孔の軸方向及び周方向に相対移動さ
せることによって被加工孔の内周面に所定幅の溝を穿設
するようにした孔内面溝加工用工具において、上記加工
部には、前記被加工孔の軸方向及び周方向にそれぞれ延
在する軸方向加工面及び周方向加工面が設けられている
とともに、これら軸方向加工面及び周方向加工面は、前
記被加工孔との相対移動により穿設される溝の幅が、予
め設定された所定の幅となるように形成されている。
請求項1記載の発明においては、ワークに形成された円
筒形状の被加工孔内に挿入される加工部を備え、当該加
工部を、上記被加工孔の軸方向及び周方向に相対移動さ
せることによって被加工孔の内周面に所定幅の溝を穿設
するようにした孔内面溝加工用工具において、上記加工
部には、前記被加工孔の軸方向及び周方向にそれぞれ延
在する軸方向加工面及び周方向加工面が設けられている
とともに、これら軸方向加工面及び周方向加工面は、前
記被加工孔との相対移動により穿設される溝の幅が、予
め設定された所定の幅となるように形成されている。
【0007】このような手段によれば、加工部の軸方向
加工面及び周方向加工面が、単純な軸方向の加工及び周
方向の加工によって形成されることから、比較的簡易な
手段によって高精度な加工部が容易に形成されるように
なっている。
加工面及び周方向加工面が、単純な軸方向の加工及び周
方向の加工によって形成されることから、比較的簡易な
手段によって高精度な加工部が容易に形成されるように
なっている。
【0008】また、請求項2記載の発明においては、請
求項1記載の加工部は、工具保持部の軸端側に連結部を
介して設けられ、上記連結部の外径が、加工部及び工具
保持部の各外径より小さく設定されている。
求項1記載の加工部は、工具保持部の軸端側に連結部を
介して設けられ、上記連結部の外径が、加工部及び工具
保持部の各外径より小さく設定されている。
【0009】このような手段によれば、上記請求項1記
載の手段による作用に加えて、加工部に隣接して小径の
連結部が形成されることによって、加工部の加工がより
容易化される。
載の手段による作用に加えて、加工部に隣接して小径の
連結部が形成されることによって、加工部の加工がより
容易化される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を動圧軸受装置の動
圧発生用溝を加工する工具に適用した場合の実施形態に
ついて、図面に基づき詳細に説明する。
圧発生用溝を加工する工具に適用した場合の実施形態に
ついて、図面に基づき詳細に説明する。
【0011】図1及び図2に示されている実施形態の孔
内面溝加工用工具11は、図示省略したワークとしての
動圧軸受部材の軸受面に動圧発生用溝(図3中の符合2
1参照)を形成するためのものであって、動圧軸受部材
に形成された円筒状の軸受孔(以下、被加工孔という)
の内部に挿入して用いられる。
内面溝加工用工具11は、図示省略したワークとしての
動圧軸受部材の軸受面に動圧発生用溝(図3中の符合2
1参照)を形成するためのものであって、動圧軸受部材
に形成された円筒状の軸受孔(以下、被加工孔という)
の内部に挿入して用いられる。
【0012】すなわち、本実施形態にかかる孔内面溝加
工用工具11は、基部としての工具保持部12を備えて
いるとともに、その工具保持部12の軸方向一端側(図
示左端側)に、小径の連結部13を介して加工部14を
有している。
工用工具11は、基部としての工具保持部12を備えて
いるとともに、その工具保持部12の軸方向一端側(図
示左端側)に、小径の連結部13を介して加工部14を
有している。
【0013】上記加工部14は、周方向に略90°間隔
をおいて配置された4体の加工チップ部14a,・・
・,14aを有しており、これらの各加工チップ部14
aが、前記被加工孔内で軸方向(図1左右方向)及び周
方向(図1上下方向)に相対移動されることによって、
被加工孔の内周面に動圧発生用溝を穿設するように構成
されている。より具体的には、上記各加工チップ部14
aは、前記被加工孔の軸方向(図1左右方向)及び周方
向(図1上下方向)四辺を有する平面略矩形状に形成さ
れており、当該矩形状の各辺部に、被加工孔の軸方向及
び周方向にそれぞれ延在する軸方向加工面14b及び周
方向加工面14cが、各々一対設けられている。
をおいて配置された4体の加工チップ部14a,・・
・,14aを有しており、これらの各加工チップ部14
aが、前記被加工孔内で軸方向(図1左右方向)及び周
方向(図1上下方向)に相対移動されることによって、
被加工孔の内周面に動圧発生用溝を穿設するように構成
されている。より具体的には、上記各加工チップ部14
aは、前記被加工孔の軸方向(図1左右方向)及び周方
向(図1上下方向)四辺を有する平面略矩形状に形成さ
れており、当該矩形状の各辺部に、被加工孔の軸方向及
び周方向にそれぞれ延在する軸方向加工面14b及び周
方向加工面14cが、各々一対設けられている。
【0014】このような軸方向加工面14b及び周方向
加工面14cを有する加工部14は、上述したように被
加工孔の軸方向及び周方向に相対移動されるように構成
されており、これによって、図3に示されているような
動圧発生用溝21が、例えばスパイラル状やヘリングボ
ーン状に穿設されるようになっている。このとき、上記
加工部14における軸方向加工面14b及び周方向加工
面14cは、それぞれの寸法がB及びFに設定されてお
り、これらの各寸法B及びFを有する軸方向加工面14
b及び周方向加工面14cによって、被加工孔の内周面
に穿設される動圧発生用溝21の溝幅が、予め設定され
た所定の溝幅Hにて形成されるようになっている。
加工面14cを有する加工部14は、上述したように被
加工孔の軸方向及び周方向に相対移動されるように構成
されており、これによって、図3に示されているような
動圧発生用溝21が、例えばスパイラル状やヘリングボ
ーン状に穿設されるようになっている。このとき、上記
加工部14における軸方向加工面14b及び周方向加工
面14cは、それぞれの寸法がB及びFに設定されてお
り、これらの各寸法B及びFを有する軸方向加工面14
b及び周方向加工面14cによって、被加工孔の内周面
に穿設される動圧発生用溝21の溝幅が、予め設定され
た所定の溝幅Hにて形成されるようになっている。
【0015】一方、上記連結部13は、横断面円形状に
形成されており、その外径は、上記加工部14及び工具
保持部12の各外径より小さく設定されている。また、
上記工具保持部12には、加工部14どうしの間部分に
対応した部位に逃げ部12aが形成されている。
形成されており、その外径は、上記加工部14及び工具
保持部12の各外径より小さく設定されている。また、
上記工具保持部12には、加工部14どうしの間部分に
対応した部位に逃げ部12aが形成されている。
【0016】このような孔内面溝加工用工具11を形成
するにあたっては、適切な硬度を有する未加工の円筒状
工具素材に対して、上述した加工部14となるべき部分
Aの軸方向幅Bを残すようにして、まず外径をφCとす
る円筒切削が行われる。このとき、軸方向幅Dにわたっ
て連結部13となるべき小径部を形成しておけば、加工
部14となるべき部分Aの加工が容易となる。
するにあたっては、適切な硬度を有する未加工の円筒状
工具素材に対して、上述した加工部14となるべき部分
Aの軸方向幅Bを残すようにして、まず外径をφCとす
る円筒切削が行われる。このとき、軸方向幅Dにわたっ
て連結部13となるべき小径部を形成しておけば、加工
部14となるべき部分Aの加工が容易となる。
【0017】加工部14となるべき部分Aは、図2中の
破線で示されているような鍔状の円板体に形成され、つ
いで、当該円板体の周縁部分の所定部位Eが、4個所に
わたって部分的に切り欠くようにして除去され、これに
よって上述した形状の加工部14が4体形成される。そ
して最後に、円筒研磨による高精度仕上により加工部1
4の外径がφGに仕上げられる。
破線で示されているような鍔状の円板体に形成され、つ
いで、当該円板体の周縁部分の所定部位Eが、4個所に
わたって部分的に切り欠くようにして除去され、これに
よって上述した形状の加工部14が4体形成される。そ
して最後に、円筒研磨による高精度仕上により加工部1
4の外径がφGに仕上げられる。
【0018】上述したように、連結部13の外径は、加
工部14及び工具保持部12の各外径より小さく形成さ
れる。また、工具保持部12の逃げ部12aは、加工部
14を形成する場合の切欠部Eと同様にして軸方向に切
り欠くようにして形成される。
工部14及び工具保持部12の各外径より小さく形成さ
れる。また、工具保持部12の逃げ部12aは、加工部
14を形成する場合の切欠部Eと同様にして軸方向に切
り欠くようにして形成される。
【0019】このような実施形態にかかる孔内面溝加工
用工具11においては、加工部14の軸方向加工面14
b及び周方向加工面14cが、単純な軸方向の加工及び
周方向の加工によって形成されることとなり、従って、
加工部14は、比較的簡易な加工手段によって容易かつ
高精度に形成される。また、このように孔内面溝加工用
工具11の加工精度が高められることから、当該孔内面
溝加工用工具11によって形成される動圧発生用溝21
も高精度に形成され、溝幅寸法や溝深さの寸法誤差が低
減される。
用工具11においては、加工部14の軸方向加工面14
b及び周方向加工面14cが、単純な軸方向の加工及び
周方向の加工によって形成されることとなり、従って、
加工部14は、比較的簡易な加工手段によって容易かつ
高精度に形成される。また、このように孔内面溝加工用
工具11の加工精度が高められることから、当該孔内面
溝加工用工具11によって形成される動圧発生用溝21
も高精度に形成され、溝幅寸法や溝深さの寸法誤差が低
減される。
【0020】また、本実施形態では、工具保持部12に
逃げ部12aが設けられているため、溝の切削に伴い生
じる切粉が逃げ部12aを通して良好に排出されるよう
になっている。
逃げ部12aが設けられているため、溝の切削に伴い生
じる切粉が逃げ部12aを通して良好に排出されるよう
になっている。
【0021】以上、本発明者によってなされた発明の実
施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもない。
施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもない。
【0022】例えば、上述した実施形態では加工チップ
部14aを4つ設けた例を示したが、必要に応じてその
数を2,3,6,8等に設定することができる。また、
動圧軸受装置の動圧発生用溝を形成するための孔内面溝
加工用工具に本発明を適用した場合を示したが、本発明
はこれに限定されることはなく、他のあらゆる種類の孔
内面溝加工用工具に対しても同様に適用することができ
る。
部14aを4つ設けた例を示したが、必要に応じてその
数を2,3,6,8等に設定することができる。また、
動圧軸受装置の動圧発生用溝を形成するための孔内面溝
加工用工具に本発明を適用した場合を示したが、本発明
はこれに限定されることはなく、他のあらゆる種類の孔
内面溝加工用工具に対しても同様に適用することができ
る。
【0023】また、上述した実施形態における工具保持
部12のような逃げ部12aは、必ずしも設ける必要は
なく、逃げ部を備えていない丸棒形状の工具保持部であ
ってもよい。さらに、加工部の先端側には、孔挿入用の
案内部材を突設することも可能である。
部12のような逃げ部12aは、必ずしも設ける必要は
なく、逃げ部を備えていない丸棒形状の工具保持部であ
ってもよい。さらに、加工部の先端側には、孔挿入用の
案内部材を突設することも可能である。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、加工部に、
単純な軸方向の加工及び周方向の加工によって形成され
る軸方向加工面及び周方向加工面を設けることによっ
て、加工部を容易かつ高精度に形成可能とし、工具自体
の加工精度を高めるとともに、当該工具により形成され
る溝を高精度に形成可能としたものであるから、溝加工
を高精度に行うことができる孔内面溝加工用工具を、比
較的簡易な手段によって効率的に得ることができ、孔内
面溝加工用工具の生産性の向上を図りつつ、孔内面溝加
工用工具の性能を高めることができる。
単純な軸方向の加工及び周方向の加工によって形成され
る軸方向加工面及び周方向加工面を設けることによっ
て、加工部を容易かつ高精度に形成可能とし、工具自体
の加工精度を高めるとともに、当該工具により形成され
る溝を高精度に形成可能としたものであるから、溝加工
を高精度に行うことができる孔内面溝加工用工具を、比
較的簡易な手段によって効率的に得ることができ、孔内
面溝加工用工具の生産性の向上を図りつつ、孔内面溝加
工用工具の性能を高めることができる。
【図1】本発明の一実施形態にかかる孔内面溝加工用工
具を表した側面説明図である。
具を表した側面説明図である。
【図2】図1に表された孔内面溝加工用工具の正面説明
図である。
図である。
【図3】図1及び図2に表された孔内面溝加工用工具に
より形成される溝形状を表した側面説明図である。
より形成される溝形状を表した側面説明図である。
【図4】従来の孔内面溝加工用工具の一例を表した側面
説明図である。
説明図である。
11 孔内面溝加工用工具 12 工具保持部 13 連結部 14 加工部 14a 加工チップ部 14b 軸方向加工面 14c 周方向加工面 21 動圧発生用溝
Claims (6)
- 【請求項1】 ワークに形成された円筒形状の被加工孔
内に挿入される加工部を備え、当該加工部を、上記被加
工孔の軸方向及び周方向に相対移動させることによって
被加工孔の内周面に所定幅の溝を穿設するようにした孔
内面溝加工用工具において、 上記加工部には、前記被加工孔の軸方向及び周方向にそ
れぞれ延在する軸方向加工面及び周方向加工面が設けら
れているとともに、 これら軸方向加工面及び周方向加工面は、前記被加工孔
との相対移動により穿設される溝の幅が、予め設定され
た所定の幅となるように形成されていることを特徴とす
る孔内面溝加工用工具。 - 【請求項2】 請求項1記載の加工部は、工具保持部の
軸端側に連結部を介して設けられ、上記連結部の外径
が、加工部及び工具保持部の各外径より小さく設定され
ていることを特徴とする孔内面溝加工用工具。 - 【請求項3】 請求項1記載のワークが、円筒形状の被
加工孔の内周面を軸受面とする軸受部材であるととも
に、 加工部により穿設される溝が、上記軸受部材の軸受面に
穿設される動圧発生用の溝であることを特徴とする孔内
面溝加工用工具。 - 【請求項4】 請求項1又は2又は3記載の加工部は、
工具素材に対して鍔状に形成された円板体の周縁部分を
部分的に切り欠いて形成されていることを特徴とする孔
内面溝加工用工具。 - 【請求項5】 請求項2記載の工具保持部には、加工部
に対応して逃げ部が設けられていることを特徴とする孔
内面溝加工用工具。 - 【請求項6】 請求項1記載の加工部には、被加工孔の
軸方向に略平行に延在する一対の軸方向加工面と、被加
工孔の周方向に略平行に延在する一対の周方向加工面
と、が設けられていることを特徴とする孔内面溝加工用
工具。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8149846A JPH09300120A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 孔内面溝加工用工具 |
US08/850,964 US5836077A (en) | 1996-05-21 | 1997-05-05 | Method for forming grooves |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP8149846A JPH09300120A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 孔内面溝加工用工具 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09300120A true JPH09300120A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=15483939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP8149846A Pending JPH09300120A (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 孔内面溝加工用工具 |
Country Status (2)
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US (1) | US5836077A (ja) |
JP (1) | JPH09300120A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20080005911A1 (en) * | 2006-07-06 | 2008-01-10 | Asia Vital Components Co., Ltd. | Structure of knife |
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1996
- 1996-05-21 JP JP8149846A patent/JPH09300120A/ja active Pending
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1997
- 1997-05-05 US US08/850,964 patent/US5836077A/en not_active Expired - Fee Related
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CN111515633A (zh) * | 2020-06-02 | 2020-08-11 | 四川鸿舰重型机械制造有限责任公司 | 一种导向辊支座空间斜键槽加工方法 |
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US5836077A (en) | 1998-11-17 |
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