JP2001263355A - 動圧溝付き軸受スリーブの加工方法 - Google Patents

動圧溝付き軸受スリーブの加工方法

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JP2001263355A
JP2001263355A JP2000080138A JP2000080138A JP2001263355A JP 2001263355 A JP2001263355 A JP 2001263355A JP 2000080138 A JP2000080138 A JP 2000080138A JP 2000080138 A JP2000080138 A JP 2000080138A JP 2001263355 A JP2001263355 A JP 2001263355A
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JP
Japan
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groove
dynamic pressure
bearing
bearing sleeve
peripheral surface
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Application number
JP2000080138A
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English (en)
Inventor
Koji Sonoda
孝司 園田
隆文 ▲浅▼田
Takafumi Asada
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溝付きスリーブの溝加工後に発生するバリを
除去する加工方法を提供する。 【解決手段】 軸受スリーブに軸受内周面の穴加工を行
う(61)。穴加工した軸受内周面に塑性加工あるいは
切削加工あるいは成型加工して動圧発生溝を加工し(6
2)、ブローチにより溝加工後のバリを除去し(6
3)、ボールバニッシュまたはピンバニッシュまたはロ
ーラバニッシュ等を行って軸受内周面を仕上げることに
より(64)、溝形状が均一かつ内径精度及び粗さが良
好で、より高精度な内径仕上げを可能にでき、性能の安
定した動圧溝付き軸受のスリーブが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動圧型ラジアル流
体軸受等に用いられる動圧溝付き軸受スリーブの内径を
高精度に仕上げる動圧溝付き軸受スリーブの加工方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下図面を参照しながら、従来の動圧溝
付き軸受スリーブの加工方法について説明する。図7は
従来の動圧溝付き軸受のスリーブの断面図、図8は図7
の一部拡大断面図、図9は従来の加工工程図である。図
7及び図8において、軸受スリーブ21には動圧発生溝
22が形成され、軸24を挿入することにより回転自在
な動圧溝付き軸受スリーブが構成できる。
【0003】以上のように構成された従来の動圧溝付き
軸受のスリーブの加工方法について、以下説明する。図
9に示すように、内周面切削加工91の工程では、図
7,図8に示す軸受スリーブ21に切削により軸受内周
面23の穴加工を行う。次に溝加工92の工程では前記
穴加工した軸受内周面23に動圧発生溝22を形成する
ために、塑性加工あるいは切削加工あるいは成型加工に
より溝加工を行う。最後にバニッシュ93の工程では、
ボールバニッシュまたはピンバニッシュまたはローラバ
ニッシュを行って軸受内周面23を仕上げて終了94し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような加工方法では次のような問題点がある。すなわ
ち、溝加工92の工程において塑性加工あるいは切削加
工あるいは成型加工により動圧発生溝22の加工を行っ
た場合、この動圧発生溝22の両端部に図8に例示する
ようなバリ25が生じる。従来の加工方法においては、
バニッシュ93の工程においてボールバニッシュまたは
ピンバニッシュまたはローラバニッシュを行って軸受内
周面23を仕上げていたが、バリ25が多く発生した場
合、バニッシュ後も残留突起が生じたり、仕上げ面が粗
くなり、結果的に軸受の性能に悪影響を及ぼすことがあ
った。
【0005】従って、本発明の目的は、軸受スリーブ2
1の動圧発生溝22の加工後に発生するバリ25の除去
を可能にする動圧溝付き軸受スリーブの加工方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決し目的
を達成するために、本発明の動圧溝付き軸受スリーブの
加工方法は、軸受スリーブに軸受内周面の穴加工を行
い、穴加工した軸受内周面に動圧発生溝を加工形成した
後、ブローチにより前記動圧発生溝加工形成後のバリを
除去し、必要に応じバニッシュを行って軸受内周面を仕
上げるものである。
【0007】これにより、溝形状が均一かつ内径精度が
良好で、性能の安定した動圧溝付き軸受スリーブが得ら
れる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、動圧溝付き軸受スリーブの軸受内周面に溝加工を施
した後、ブローチにより溝加工後のバリを除去し、必要
に応じバニッシュを行って軸受内周面を仕上げる加工方
法であり、本加工方法を使用することにより、溝形状が
均一かつ内径精度が良好で、性能の安定した動圧溝付き
軸受スリーブが得られるという作用を有する。
【0009】図1は本発明の実施の形態における加工方
法を用いて加工される動圧溝付き軸受スリーブの断面
図、図2ないし図5はその各加工工程における加工の状
態を示す断面図である。図1ないし図5において、軸受
スリーブ1には動圧発生溝2が形成され、この動圧発生
溝2の加工後、ブローチ5による加工方法を用いてバリ
が除去されている。また、図1に示すように軸4を挿入
することにより回転自在な動圧溝付き軸受スリーブが構
成できる。
【0010】まず、図3に示すように軸受スリーブ1の
軸受内周面3に動圧発生溝2の加工を施した後、図4に
示すようにブローチ5により溝加工後のバリを除去する
加工方法であり、本加工方法を使用することにより、溝
形状が均一かつ内径精度が向上、性能の安定が可能とな
るものである。
【0011】次に、本実施形態の詳細を再度、図1〜図
6を用いて説明する。図1において、軸受スリーブ1に
は動圧発生溝2が形成され、軸4を挿入することにより
回転自在な動圧溝付き軸受スリーブが構成できる。
【0012】以上のように構成された本実施形態におけ
る動圧溝付き軸受スリーブの加工方法について、以下そ
の加工工程を図6を用いて説明する。まず、内径切削加
工61の工程で軸受スリーブ1に切削により軸受内周面
3の穴加工が行われ、次に溝加工62の工程で前記穴加
工した軸受内周面3に動圧発生溝2を加工形成するため
に、図3に示す溝転造ツール6にZ方向移動及びθ方向
回転を与えて、塑性加工あるいは切削加工あるいは成型
加工を施すことにより溝加工を行う。次に、図4に示す
ように、ブローチ5を用い、ブローチ63の工程でブロ
ーチ5を上下(矢印)方向に移動して溝加工後のバリを
除去する。最後に、バニッシュ64の工程で図5に示す
ように必要に応じて押圧ピン8にて、バニッシュボール
9を押し通すことにより、軸受内周面3を仕上げる。図
5においては、ボールバニッシュによる方法を示した
が、ピンバニッシュまたはローラバニッシュ等を行って
軸受内周面を仕上げてもよい。これにより加工は終了6
5する。
【0013】以上の加工方法をとることにより、溝形状
が均一かつ内径精度が良好で、性能の安定した動圧溝付
き軸受スリーブが得られる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明による動圧溝付き軸
受スリーブの加工方法を採用することにより、溝形状が
均一かつ内径精度及び粗さが良好で、より高精度な内径
仕上げを可能にでき、性能の安定した動圧溝付き軸受ス
リーブが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における動圧溝付き軸受ス
リーブの加工方法を用いて加工される軸受スリーブの断
面図
【図2】図1に示す軸受スリーブの動圧溝の一部拡大断
面図
【図3】軸受内周面への溝加工工程を説明するための断
面図
【図4】図3に示す溝加工工程後のブローチ加工工程を
説明するための断面図
【図5】図4に示すブローチ加工工程後のボールバニッ
シュ工程を説明するための断面図
【図6】本発明の実施の形態における動圧溝付き軸受ス
リーブの加工工程図
【図7】従来の動圧溝付き軸受スリーブの加工方法を用
いて加工される軸受スリーブの断面図
【図8】図7に示す軸受スリーブの動圧溝の一部拡大断
面図
【図9】従来の動圧溝付き軸受スリーブの加工工程図
【符号の説明】
1 軸受スリーブ 2 動圧発生溝 3 軸受内周面 5 ブローチ 9 バニッシュボール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受スリーブに軸受内周面の穴加工を行
    い、穴加工した前記軸受内周面に動圧発生溝を加工形成
    した後、ブローチにより、前記動圧発生溝を加工形成後
    のバリを除去し、必要に応じバニッシュを行って軸受内
    周面を仕上げることを特徴とする動圧溝付き軸受スリー
    ブの加工方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101428874B1 (ko) * 2012-11-29 2014-08-14 현대다이모스(주) 변속기용 슬리브
CN104588978A (zh) * 2014-11-25 2015-05-06 吴中区长桥诚惠机械加工厂 一种套筒的加工工艺
EP3147072A1 (de) * 2015-09-22 2017-03-29 Alfing Kessler Sondermaschinen GmbH Kalibrierverfahren und kalibriervorrichtung
CN111112948A (zh) * 2019-12-09 2020-05-08 中国航空工业集团公司洛阳电光设备研究所 一种薄壁回转类零件微孔快速去毛刺的加工方法
CN111922652A (zh) * 2020-08-25 2020-11-13 雄邦压铸(南通)有限公司 一种汽车电机壳体轴承钢套的加工工艺

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CN111112948B (zh) * 2019-12-09 2021-07-09 中国航空工业集团公司洛阳电光设备研究所 一种薄壁回转类零件微孔快速去毛刺的加工方法
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