JPH1151056A - 動圧溝付き軸受スリーブの加工方法 - Google Patents
動圧溝付き軸受スリーブの加工方法Info
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- JPH1151056A JPH1151056A JP20882297A JP20882297A JPH1151056A JP H1151056 A JPH1151056 A JP H1151056A JP 20882297 A JP20882297 A JP 20882297A JP 20882297 A JP20882297 A JP 20882297A JP H1151056 A JPH1151056 A JP H1151056A
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- Japan
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- dynamic pressure
- groove
- bearing
- bearing sleeve
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Abstract
るバリを除去する加工方法を提供する。 【解決手段】 軸受スリーブに軸受内周面の穴加工を
行う。穴加工した軸受内周面に動圧発生溝を形成し、
シェービング プレスにより溝加工時に発生するバリ
を除去し、バニッシュを行って軸受内周面を仕上げる
ことにより、溝形状が均一かつ内径寸法精度及び粗さが
良好で、より高精度な内径仕上げを可能にでき、性能の
安定した動圧溝付き軸受のスリーブが得られる。
Description
体軸受等に用いられる動圧溝付きスリーブの内周を高精
度に仕上げる動圧溝付き軸受スリーブの加工方法に関す
るものである。
付き軸受スリーブの加工方法について説明する。図7〜
図8は従来の動圧溝付き軸受スリーブの断面図、図9は
その加工行程図である。図7〜図8において、軸受スリ
ーブ21には動圧発生溝22が形成され、軸24を挿入
する事により回転自在な動圧溝付き軸受が構成できる。
軸受スリーブについて、以下その加工方法を説明する。
図9に示すように、軸受スリーブ21に切削により軸
受内周面23の穴加工を行う。次に前記穴加工した軸
受内周面23に動圧発生溝22を形成するために、切削
あるいは塑性加工により溝加工を行う。最後にボール
バニッシュまたはピンバニッシュまたはローラバニッシ
ュを行って軸受内周面23を仕上げている。
ような方法では次のような問題点がある。すなわち、上
記のステップにおいて塑性加工により溝加工を行った
場合、図8に示す様に動圧発生溝22の両端部にバリ2
5が生じる。従来の方法においては、上記のステップ
においてボールバニッシュまたはピンバニッシュまたは
ローラバニッシュを行って軸受内周面23を仕上げてい
たが、前記バリ25が多く発生した場合、バニッシュ後
も残留突起が生じたり、仕上げ面が粗くなり、結果的に
軸受の性能に悪影響を及ぼす事があった。
1の動圧発生溝22加工後に発生するバリ25の除去を
可能にする動圧溝付きスリーブの加工方法を提供するこ
とにある。
めに、本発明の動圧溝付き軸受スリーブの加工方法は、
軸受スリーブに軸受内周面の穴加工を行い、穴加工した
軸受内周面に動圧発生溝を加工形成した後、シェービン
グ プレスにより動圧発生溝加工形成時に発生するバリ
を除去し、バニッシュを行って軸受内周面を仕上げるも
のである。
度が良好で、性能の安定した動圧溝付き軸受スリーブが
得られる。
は、動圧溝付き軸受スリーブの軸受内周面に溝加工を施
した後、シェービング プレスにより溝加工時に発生す
るバリを除去し、バニッシュを行って軸受内周面を仕上
げる動圧溝付き軸受スリーブの加工方法であり、本加工
方法を使用する事により、溝形状が均一かつ内径寸法精
度が良好で、性能の安定した動圧溝付き軸受スリーブが
得られるという作用を有する。
付き軸受スリーブの断面図、図2〜図6はその各加工工
程における加工の状態を示す図である。図2〜図5にお
いて、軸受スリーブ1には動圧発生溝2が形成され、動
圧発生溝2加工後、シェービング プレスによる加工方
法を用いてバリが除去されている。そして、図1に示す
ように軸4を挿入する事により回転自在な動圧溝付き軸
受が構成できる。
リーブ1の軸受内周面3に動圧発生溝2の加工を施した
後、図4に示すようにシェービング プレスのツール5
により溝加工後のバリ10を除去する加工方法であり、
本加工方法を使用する事により、溝形状が均一かつ内径
精度が向上し、流体軸受の性能の安定が可能となるもの
である。
6を用いて説明する。図1において、軸受スリーブ1に
は動圧発生溝2が形成され、軸4を挿入する事によりこ
の軸4が回転自在に支持される動圧溝付き軸受が構成で
きる。
リーブの加工方法について、以下その加工工程を説明す
る。図6に示す様にまず、軸受スリーブ1に切削によ
り軸受内周面3の穴加工が行われ、次に前記穴加工し
た軸受内周面3に動圧発生溝2を加工形成するために、
図3に示す溝転造ツール6にZ方向移動及びθ方向回転
を与えて、切削あるいは塑性加工を施すことにより溝加
工を行う。次に、図4に示すように、シェービング
プレスを用い、溝加工後のバリ10を除去する。最後
に、図5に示すように必要に応じて押圧ピン8にて、バ
ニッシュボール9を押し通すことにより、軸受内周面3
を仕上げる。図5においては、ボールバニッシュによる
方法を示したが、ピンバニッシュまたはローラバニッシ
ュ等を行って軸受内周面3を仕上げてもよい。
均一かつ内径寸法精度が良好で、性能の安定した動圧溝
付き軸受のスリーブが得られる。
受スリーブの加工方法を採用することにより、溝形状が
均一かつ内径寸法精度及び粗さが良好で、より高精度な
内径仕上げを可能にでき、性能の安定した動圧溝付き軸
受のスリーブが得られる。
リーブの加工方法を用いて加工される軸受スリーブの断
面図
ス加工工程の説明図
ボールバニッシュ工程の詳細図
加工工程図
いて加工される軸受スリーブの断面図
Claims (1)
- 【請求項1】 軸受スリーブに軸受内周面の穴加工を行
い、穴加工した前記軸受内周面に動圧発生溝を加工形成
した後、シェービング プレスにより、動圧発生溝加工
形成時に発生するバリを除去し、バニッシュを行って軸
受内周面を仕上げる動圧溝付き軸受スリーブの加工方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20882297A JPH1151056A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 動圧溝付き軸受スリーブの加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20882297A JPH1151056A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 動圧溝付き軸受スリーブの加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1151056A true JPH1151056A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16562696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20882297A Pending JPH1151056A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 動圧溝付き軸受スリーブの加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1151056A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001357805A (ja) * | 2000-06-12 | 2001-12-26 | Toshiba Corp | 回転陽極型x線管およびその製造方法 |
-
1997
- 1997-08-04 JP JP20882297A patent/JPH1151056A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001357805A (ja) * | 2000-06-12 | 2001-12-26 | Toshiba Corp | 回転陽極型x線管およびその製造方法 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060516 |