JPH04240020A - 歯車加工用の受け治具の製造方法 - Google Patents

歯車加工用の受け治具の製造方法

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JPH04240020A
JPH04240020A JP1839391A JP1839391A JPH04240020A JP H04240020 A JPH04240020 A JP H04240020A JP 1839391 A JP1839391 A JP 1839391A JP 1839391 A JP1839391 A JP 1839391A JP H04240020 A JPH04240020 A JP H04240020A
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松本 鴻
Yoritaka Megurida
廻田 頼孝
Noritoshi Hirasawa
平沢 識稔
Yukio Tajima
田島 幸男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は傘歯車等の背面や軸孔を
加工する際の受け治具、この受け治具の製造方法及び歯
車の加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のディファレンシャル装置(差動
装置)は、ケース内にピニオンシャフトを設け、このピ
ニオンシャフトに直交するように左右から車軸を挿入し
、この車軸の端部に固着したディファレンシャルサイド
ギヤとピニオンシャフトに固着したピニオンギヤとをケ
ース内で噛合する構造となっている。
【0003】上記のディファレンシャルサイドギヤやピ
ニオンギヤ等の歯車は鍛造等で成形した歯部を基準とし
て、背面、シャフト挿通孔及び端面をレース加工して所
定の寸法に仕上げるようにしている。
【0004】具体的には図8に示すように、歯車100
の歯部101を受け治具102の受け歯部103に嵌め
合せ、クランパー104で固定してバイト105等によ
り背面等を仕上げ加工するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した受け治具10
2の受け歯部103は歯車100の歯部101に合せて
光明丹にて磨り合せて製作される。この場合初期に鍛造
されたギヤについては図9(a)に示すように歯車10
0の歯部101は受け治具102の受け歯部103に密
に嵌合するが、鍛造のショット数が増加すると、徐々に
鍛造の金型が摩耗し、歯部101の裾の部分が広くなり
この歯車100を受け治具に102にセットすると図9
(b)に示すように、歯車100の歯部101が受け治
具102の受け歯部103に完全に嵌合せず浮き上がっ
た状態となる。
【0006】そして歯部101の浮き上がり量は全周に
亘って均一にはならないので、歯車100が斜めになっ
た状態で受け治具102上にセットされ、この状態で仕
上げ加工を行なうと、図8に示すように歯車100の軸
線Lと歯の頂角Cとがズレてしまう。そしてこのズレが
大きいと振動が発生したり作動不良を起こす。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
願の第1発明である歯車加工用の受け治具は、円錐状受
け面に傘歯車等の歯部が嵌り込む受け歯部を設け、この
受け歯部の対向するピッチ線上に歯車の歯部が当る突条
部を形成した。また本願の第2発明である歯車加工用の
受け治具の製造方法は、素材の円錐状受け面に総歯形電
極を用いた放電加工により受け歯部を形成し、次いで前
記総歯形電極又はこれと同一形状の電極の歯部の両サイ
ドピッチ線上に溝を形成し、この溝を形成した電極を用
いて再び前記受け歯部に放電加工を施し、受け歯部の対
向するピッチ線上に突条部を残すようにした。更に本願
の第3発明である歯車加工方法は、前記受け治具の受け
歯部に歯車の歯部を嵌め込み、次いでクランパーにて受
け治具に対し歯車を固定し、受け治具と歯車とを一体的
に回転せしめて歯車の所定部位にレース加工を施すよう
にした。
【0008】
【作用】受け治具の受け歯部の対向するピッチ線上に突
条部が形成され、この突条部の位置は歯車の歯部のうち
最も鍛造型の摩耗による変形が少ない部分に当る位置と
しているため、受け治具に歯車を斜めにセットすること
がない。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係る受け治具の縦断
面図、図2は同受け治具の要部拡大図である。
【0010】受け治具1は円盤状本体2上に筒状軸部3
を設け、この筒状軸部3の端面を凹円錐状の受け面4と
し、この受け面4の全周に傘歯車10等の軸線に対して
傾斜した凸円錐状周面に形成した歯部11が嵌合する受
け歯部5を形成し、この歯部5の対向するピッチ線上に
突条部6を形成している。
【0011】上記突条部6を形成する位置は、歯車10
を成形する鍛造金型が摩耗した場合でもその影響が最も
少ない箇所、つまり歯部11の裾部及び先端部を避けた
ピッチ線の略中央部とする。また突条部6は対向するピ
ッチ線上に形成する必要があるが、全てのピッチ線上に
形成せず例えば受け面4の円周上等間隔で3箇所以上の
受け歯部5に形成すればよい。
【0012】次に受け治具1の製造方法の一例を図3乃
至図5に基づいて説明するる。先ず図3に示すように、
前記歯車10と同一形状をした総歯形電極7を用いて素
材8に放電加工を施し、受け歯部5を形成する。尚、こ
の時点で形成する受け歯部5の寸法は最終寸法よりも0
.5mm程度浅くしておく。
【0013】次いで図4に示すように、総歯形電極7の
歯部の両サイドピッチ線上にエンドミル9によって幅が
3〜4mmで深さが0.5mm程度の溝7aを形成し、
図5に示すようにこの総歯形電極7を用いて再び前記受
け歯部5に放電加工を施し、受け歯部5の対向するピッ
チ線上に突条部6を残す。
【0014】以上のようにして製作された受け治具1を
用いて、歯車10の背面や端面をレース加工するには、
受け治具1の受け歯部5に歯車10の歯部11を嵌め込
み、歯部11を受け歯部5の突条部6に当接せしめ、次
いで従来と同様のクランパーにて歯車10を固定し、受
け治具1と歯車10とを一体的に回転せしめて仕上げ加
工を行なう。
【0015】尚、実施例にあっては受け治具の受け面を
凹円錐状とし、歯車の歯部形成面を凸円錐状としたが逆
であってもよい。また、治具の製造方法として最適の方
法として放電加工を示したが、NC加工等によって製造
してもよい。
【0016】
【発明の効果】図6(a)及び(b)はディファレンシ
ャルサイドギヤとピニオンギヤに対し、本願の受け治具
を用いて仕上げ加工した場合と、従来の受け治具を用い
て仕上げ加工した場合の歯溝(端面)の振れを比較した
グラフ、図7(a)及び(b)は同じく背面の振れを比
較したグラフであり、これらのグラフから本発明に係る
受け治具を用いた場合には規格を外れる製品がなく、品
質の向上が図れる。
【0017】即ち本発明によれば、歯車加工用の受け治
具の円錐状受け面に歯車の歯部が嵌り込む受け歯部を設
け、この受け歯部の対向するピッチ線上に歯車の歯部が
当る突条部を形成したので、歯車の歯部のうち最も鍛造
型の摩耗による変形が少ない部分が受け歯部の突条部に
当ることとなるため、歯車が傾いた状態で受け治具にセ
ットされることがなく、歯車の軸線と歯の頂角とのズレ
を小さくする仕上げ加工が可能となり、高精度の歯車を
製造することができる。
【0018】また、受け治具を放電加工で製造するにあ
たり、受け歯部を形成した総歯形電極の両サイドピッチ
線上に溝を形成し、この溝を形成した総歯形電極を用い
て再び前記受け歯部に放電加工を施し、受け歯部の対向
するピッチ線上に突条部を残すようにしたので、電極材
料を無駄なく利用して高精度の受け治具を簡単に製造で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る受け治具の縦断面図
【図2】同受
け治具の要部拡大図
【図3】受け治具の製造工程を示す図
【図4】受け治具の製造工程を示す図
【図5】受け治具の製造工程を示す図
【図6】本発明に係る受け治具を用いた場合と従来例と
を歯溝の振れについて比較したグラフ
【図7】本発明に係る受け治具を用いた場合と従来例と
を背面の振れについて比較したグラフ
【図8】受け治具に歯車をセットしてレース加工を施し
ている状態を示す図
【図9】従来例の欠点を説明した図
【符号の説明】
1…受け治具、4…受け面、5…受け歯部、6…突条部
、7…総歯形電極、8受け治具の素材、10…歯車、1
1…歯部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  軸線に対して傾斜した円錐状周面に歯
    部を形成した歯車を加工する際の受け治具において、こ
    の受け治具は円錐状受け面に歯車の歯部が嵌り込む受け
    歯部を有し、この受け歯部の対向するピッチ線上に歯車
    の歯部が当る突条部を形成していることを特徴とする歯
    車加工用の受け治具。
  2. 【請求項2】  前記突条部は円錐状受け面の少なくと
    も3ヵ所で略等間隔離れた受け歯部の対向するピッチ線
    上に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    歯車加工用の受け治具。
  3. 【請求項3】  素材の円錐状受け面に総歯形電極を用
    いた放電加工により受け歯部を形成し、次いで前記総歯
    形電極又はこれと同一形状の電極の歯部の両サイドピッ
    チ線上に溝を形成し、この溝を形成した電極を用いて再
    び前記受け歯部に放電加工を施し、受け歯部の対向する
    ピッチ線上に突条部を残すようにしたことを特徴とする
    歯車加工用の受け治具の製造方法。
  4. 【請求項4】  請求項1に記載した受け治具の受け歯
    部に歯車の歯部を嵌め込み、次いでクランパーにて受け
    治具に対し歯車を固定し、受け治具と歯車とを一体的に
    回転せしめて歯車の所定部位にレース加工を施すように
    したことを特徴とする歯車加工方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100435340B1 (ko) * 2001-10-30 2004-06-10 현대자동차주식회사 호닝머신의 가공품 회전방지용 지그
CN110842313A (zh) * 2019-11-12 2020-02-28 中国船舶重工集团公司第七0七研究所 Rv减速器同步轮内花键精密加工用辅助工装及加工方法
CN112756710A (zh) * 2021-01-07 2021-05-07 中国航发中传机械有限公司 一种用于薄辐板齿轮零件磨齿加工的自定心防颤夹具及装夹方法

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