JPH09299849A - ホットメルト接着剤塗工装置 - Google Patents

ホットメルト接着剤塗工装置

Info

Publication number
JPH09299849A
JPH09299849A JP12309896A JP12309896A JPH09299849A JP H09299849 A JPH09299849 A JP H09299849A JP 12309896 A JP12309896 A JP 12309896A JP 12309896 A JP12309896 A JP 12309896A JP H09299849 A JPH09299849 A JP H09299849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melt adhesive
hot melt
roller
pattern
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12309896A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihisa Morita
晃央 森田
Takahiro Arimura
貴弘 有村
Takao Kanai
隆男 金井
Yoshiki Kato
芳樹 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP12309896A priority Critical patent/JPH09299849A/ja
Publication of JPH09299849A publication Critical patent/JPH09299849A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 埃や紙粉等の異物が発生しやすいような作業
環境が悪い場所でも使用可能で、乱れのない安定的なパ
ターン塗工が可能で、操作性が極めて簡便なホットメル
ト接着剤塗工装置を提供すること。 【解決手段】 ホットメルト接着剤の供給手段2と、供
給手段2から供給されるホットメルト接着剤を所定パタ
ーンで吐出する吐出ローラー3と、吐出ローラー3から
吐出されたホットメルト接着剤を、移動する被塗工物S
の表面に転写する転写手段4とを具備し、吐出ローラー
3が、所定パターンに対応した複数の吐出孔31aを有
する筒状のパターンシリンダー31と、パターンシリン
ダー31の内部に配設され、且つホットメルト接着剤を
内部から複数の吐出孔31aに導く駆動ドラム32とを
備えており、転写手段4が、パターンシリンダー41の
外周面及び被塗工物Sの被塗工面に臨んで回転する転写
ローラー41を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続的に供給され
て移動するシート状物品、特に、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等の熱可塑性樹脂製の繊維からなる不織布の表
面に、所定のパターンでホットメルト接着剤を塗工する
ホットメルト接着剤塗工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動する物品、特に連続的に供給されて
移動するシート状物品の表面に、所定のパターンでホッ
トメルト接着剤を塗工する技術として、図7及び図8に
示すホットメルト接着剤塗工装置6、7が知られてい
る。
【0003】図7に示すホットメルト接着剤塗工装置6
は、いわゆるグラビアコーターの技術を応用したもので
あり、溶融状態のホットメルト接着剤を収容したパン6
1と、該パン61の上方に配設され、所定のパターンに
配設された複数の凹部62aを外側面部に備えたパター
ンドラム62と、該パターンドラム62の凹部62aに
付着した余分なホットメルト接着剤を掻き取るドクター
スキージ63とを主体として構成されたものである。そ
して、上記パターンドラム62を駆動させてその外側面
部の凹部62aにホットメルト接着剤を付着させた後、
上記ドクタースキージ63で余分なホットメルト接着剤
を掻き取り、当該凹部62aと被塗工物(図示せず)と
接触させて該被塗工物にホットメルト接着剤を所定のパ
ターンで転写塗布するようになしてある。
【0004】また、図8に示すホットメルト接着剤塗工
装置7は、いわゆるスクリーンコーターの技術を応用し
たものであり、所定のパターンに配設された複数の孔7
1aを備えた薄肉のパターンシリンダー71と、該パタ
ーンシリンダー71内における下方部に配設されたドク
タースキージ72とを主体として構成されたものであ
る。そして、上記パターンシリンダー71を回転させそ
の内部に溶融状態のホットメルト接着剤を供給し、上記
ドクタースキージ72の下方に上記孔71aが移動した
ときに当該孔71aを通じてホットメルト接着剤を外部
に排出し、当該パターンシリンダー71の下方に位置さ
せた被塗工物(図示せず)にホットメルト接着剤を所定
のパターンで転写塗布するようになしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ホット
メルト接着剤塗工装置6においては、工場内の埃や紙粉
等の異物がパン内に入ったり、パターンドラムに付着
し、ホットメルト接着剤が汚れやすい課題があった。ま
た、これらの異物がドクタースキージに溜まってくると
ホットメルト接着剤の掻き取り性が悪くなり、パターン
の乱れが起こりやすくなるため、頻繁に清掃を行う必要
があり、作業性が悪かった。
【0006】また、上記ホットメルト接着剤塗工装置7
においては、パターンシリンダー内におけるホットメル
ト接着剤の溜まり量の制御が困難であるため、パターン
シリンダーの外部にホットメルト接着剤を安定的に排出
できず、パターンの乱れが起こりやすかった。また、パ
ターンシリンダーが薄肉であるため、操作性、耐久性に
も問題があった。さらに、運転を急停止した場合、ホッ
トメルト接着剤の溜まりがパターンシリンダーの内部に
残留するため、ホットメルト接着剤が上記孔を通じて外
部に流出してしまう問題があった。
【0007】従って、本発明の目的は、埃や紙粉等の異
物が発生しやすいような作業環境が悪い場所でも使用可
能で、パターンの乱れのない安定的なパターン塗工が可
能で、操作性が極めて簡便なホットメルト接着剤塗工装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、ホットメルト接着剤を供給する供給手段と、
該供給手段から供給されるホットメルト接着剤を所定パ
ターンで吐出する吐出ローラーと、該吐出ローラーから
吐出された所定パターンのホットメルト接着剤を、移動
する被塗工物の表面に転写する転写手段とを具備するホ
ットメルト接着剤塗工装置であって、上記吐出ローラー
が、上記所定パターンに対応した複数の吐出孔を有する
筒状のパターンシリンダーと、該パターンシリンダーの
内部に配設され、且つ上記供給手段から供給されるホッ
トメルト接着剤を内部から該複数の吐出孔に導く駆動ド
ラムとを備えており、上記転写手段が、上記パターンシ
リンダーの外周面及び上記被塗工物の被塗工面に臨んで
回転する、転写ローラー又は転写ベルトを備えているこ
とを特徴とするホットメルト接着剤塗工装置を提供する
ことにより、上記目的を達成したものである。
【0009】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載のホットメルト接着剤塗工装置におい
て、上記吐出ローラーと上記転写手段との間に亘って付
着したホットメルト接着剤を切断する切断手段を備えて
いることを特徴とするホットメルト接着剤塗工装置を提
供するものである。
【0010】本発明の請求項1に記載のホットメルト接
着剤塗工装置においては、供給手段から供給されたホッ
トメルト接着剤は、上記吐出ローラーの駆動ドラムの内
部からその外側に配設されたパターンシリンダーの吐出
孔を通じ、上記転写手段の上記転写ローラー又は転写ベ
ルトの外表面に所定パターンで吐出される。そして、こ
の転写ローラー又は転写ベルトが回転することによっ
て、移動する被塗工物の表面に所定パターンで転写され
る。この際、ホットメルト接着剤は、駆動ドラムの内部
からその外側のパターンシリンダーの吐出孔を通じて吐
出されるので、埃や紙粉等の異物が付着しにくい。ま
た、仮に付着しても、新しいホットメルト接着剤が次々
と駆動ドラム内部から供給されるので、パターンシリン
ダーの吐出孔は常に清潔に保たれる。
【0011】本発明の請求項2に記載のホットメルト接
着剤塗工装置においては、上記切断手段によって上記吐
出ローラーと上記転写手段との間に亘って付着したホッ
トメルト接着剤が切断されるため、例えば、塗工温度下
で曳糸性の高いホットメルト接着剤を使用する場合に
も、安定的なパターン塗工が可能である。
【0012】本発明のホットメルト接着剤塗工装置によ
り塗工するホットメルト接着剤は、特に限定されない
が、例えば、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック
共重合体(SBS)、スチレン・エチレン・ブチレン・
スチレンブロック共重合体(SEBS)等のスチレン系
ゴム、又はアモルファスポリαオレフィン(APA
O)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)等のオレ
フィン系ポリマー等のホットメルト接着剤が挙げられ
る。
【0013】また、本発明のホットメルト接着剤塗工装
置によりホットメルト接着剤を塗工する被塗工物は、特
に限定されないが、例えば、ポリプロピレン(PP)、
ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート
(PET)等の合成樹脂製の単繊維又は複合繊維から作
られた不織布、又はポリオレフィン系樹脂等を用いて作
られたフィルム等のシート状の物品が挙げられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】図1〜図3は、本発明に係るホットメルト
接着剤塗工装置の第1実施形態を示したものである。図
において、符号1はホットメルト接着剤塗工装置(以
下、単に塗工装置ともいう)、Sは不織布シート(被塗
工物)を示している。
【0016】図1に示したように、上記塗工装置1は、
ホットメルト接着剤を供給する供給手段2と、供給手段
2から供給されるホットメルト接着剤を所定パターンで
吐出する吐出ローラー3と、吐出ローラー3から吐出さ
れた所定パターンのホットメルト接着剤を、連続的に供
給される不織布シートSの表面に転写する転写手段4と
を具備しているものである。
【0017】上記供給手段2は、ホットメルト接着剤を
収容したタンク(図示せず)と、このタンク及び上記吐
出ローラー3を連結する供給管21と、この供給管21
に介装されたポンプ(図示せず)と、この供給管21か
ら分岐して該図示しないタンクに連結された戻り管22
と、供給管21からのホットメルト接着剤の流れを、戻
り管22側又は後述する駆動ドラム32側の何れかに切
り替える制御弁23とを備えている。
【0018】上記吐出ローラー3は、上記所定パターン
に対応した複数の吐出孔31aを有する筒状のパターン
シリンダー31と、パターンシリンダー31の内部に配
設され、且つ上記供給手段2の供給管21を通じて供給
されるホットメルト接着剤を内部から上記吐出孔31a
に導く駆動ドラム32とを備えている。
【0019】上記パターンシリンダー31は、ボルト等
の締結具によって上記駆動ドラム32に固定されてお
り、当該駆動ドラム32とともに回転するようになって
いる。
【0020】図2及び図3に示したように、上記駆動ド
ラム32の内芯部にはその回転軸方向にのび、且つ上記
供給管21から供給されたホットメルト接着剤が流入す
る主管路32aが設けられている。また、駆動ドラム3
2の外周部には上記吐出孔31aの全てをカバーする凹
部32bが形成されている。更に、駆動ドラム32の内
部には、上記主管路32aと上記凹部32bとを結ぶ複
数の分岐管路32cが形成されている。そして、上記供
給手段2の供給管21を通じて供給されるホットメルト
接着剤を上記主管路32a及び分岐管路32cを通じて
上記凹部32bに溜めた後、上記パターンシリンダー3
1の吐出孔31aに導くようになしてある。
【0021】上記吐出孔31aの直径は、0.2〜2m
mとすることが好ましく、0.2〜1mmとすることが
より好ましい。孔径が小さすぎると、ホットメルト接着
剤の吐出に高圧力が必要となり、ポンプなどの供給設備
に負担がかかる。また、孔径が大きすぎると、圧力が均
一になりにくくなり、吐出量がばらついて良好な塗工パ
ターンが得られなくなるためである。なお、パターンシ
リンダーの孔径は、塗工厚みにも関与し、塗工厚さを薄
くしたい場合には、孔径を小さく、また塗工厚さを厚く
したい場合には、孔径を大きくすることによって、塗工
厚さを調整することが出来る。
【0022】また、上記凹部32bの深さは、0.5〜
2mmとすることが好ましく、1〜1.2mmとするこ
とがより好ましい。また、上記分岐管路32cの内径
は、0.5〜2mmとすることが好ましく、1〜1.2
mmとすることがより好ましい。分岐管路の内径が狭す
ぎたり、凹部の深さが浅すぎると、ホットメルト接着剤
の吐出に高圧力が必要となり、ポンプなどの供給設備に
負担がかかる。また、分岐管路の内径が広すぎたり、凹
部の深さが深すぎると、圧力が均一になりにくくなり、
吐出量がばらついて良好な塗工パターンが得られなくな
るためである。
【0023】上記駆動ドラム32の一側端部には、上記
供給手段2の供給管21の端部に回転自在に連結される
管部32dが設けられており、他側端部には、図示しな
い駆動源の駆動軸に連結される軸部32eが設けられて
いる。また、駆動ドラムの外周部の両側部には、シール
材32fが配設されており、当該駆動ドラム32と上記
パターンシリンダー31との隙間からのホットメルト接
着剤の漏れを防止できるようになっている。更に、駆動
ドラム32の内部には、カートリッジヒーター(図示せ
ず)が組み込まれており、このカートリッジヒーターに
よって温度調整を行うことで、当該駆動ドラム32内を
流れるホットメルト接着剤の粘度を制御できるようにな
してある。
【0024】上記転写手段4は、上記パターンシリンダ
ー31の外周面及び上記不織布シートSの被塗工面に臨
んで回転する転写ローラー41と、転写ローラー41の
下方に配設されて転写ローラー41とともに不織布シー
トSを繰り出すニップローラー42とを備えている。
【0025】上記転写ローラー41の外周面41aには
シリコーンゴム等の剥離容易性素材によってライニング
が施されており、吐出されたホットメルト接着剤が容易
に剥離して被塗工物表面に塗工されやすいようになして
ある。また、転写ローラー41の内部には、管路(図示
せず)が設けられており給水管路41bを通じて冷却水
を循環させることによって、当該転写ローラー41の温
度を低温度に制御できるようになしてある。
【0026】上記転写ローラー41の一側端部には、給
水管路41bに回転自在に連結される管部41cが設け
られており、他端部には図示しない駆動源の駆動に連結
される軸部41dが設けられている。
【0027】上記塗工装置1には、上記駆動ドラム32
及び上記転写ローラー41の回転速度、上記制御弁23
及びカートリッジヒーターのオンオフ、冷却水の循環量
等をコントロールするコントローラー(図示せず)が搭
載されており、使用するホットメルト接着剤、塗工パタ
ーン等に対応した塗工装置1の動作制御が行えるように
なっている。
【0028】次に、上記塗工装置1の動作を説明する。
【0029】まず、上記図示しないタンク内にホットメ
ルト接着剤を投入し、溶融状態とする。そして、上記吐
出ローラー3及び転写ローラー4をその周速度が等しく
なるように回転させる。そして、溶融状態のホットメル
ト接着剤を、供給手段2の上記供給管21を通じて上記
吐出ローラー3の駆動ドラム32内に上記図示しないポ
ンプによって供給する。
【0030】供給手段2から供給されたホットメルト接
着剤は、上記駆動ドラム32の内芯内部の主管路32a
及び分岐管路32cを通じてその外周部に設けられた凹
部32bに供給され、さらに、その外側に配設されたパ
ターンシリンダー31の吐出孔31aを通じ、上記転写
手段4の上記転写ローラー41の外表面に所定パターン
で吐出される。
【0031】そして、この転写ローラー41が回転し、
ニップローラー42との間を移動する不織布シートSの
表面に所定パターンでホットメルト接着剤を転写する。
【0032】このように、本実施形態に係るホットメル
ト接着剤塗工装置1は、ホットメルト接着剤が、駆動ド
ラム32の内部からその外側のパターンシリンダー31
の吐出孔31aを通じて吐出されるので、埃や紙粉等の
異物が発生しやすいような作業環境が悪い場所でも使用
が可能で、パターンの乱れのない安定的なパターン塗工
が可能で、操作性も極めて簡便である。
【0033】また、駆動ドラム32の外周面に凹部32
bを設け、この凹部32bで一旦ホットメルト接着剤を
溜めた後、上記吐出孔31aを通じて細孔から吐出させ
ているので、ホットメルト接着剤に均一に圧力が作用
し、より安定したパターン塗工を可能にしている。
【0034】図4は、本発明に係るホットメルト接着剤
塗工装置の第2実施形態を示したものである。なお、図
において、符号1’はホットメルト接着剤塗工装置を示
している。また、同塗工装置1’は、上記第1実施形態
の塗工装置1において、上記転写ローラー41(図1参
照)に代えて、転写手段4に転写ベルト41’を採用し
たものであるので(図4では、供給装置の図示は省略し
ている。)、以下の説明においては、以下の説明におい
ては、その特等部分についてのみ説明する。
【0035】上記転写ベルト41’は、外面が剥離処理
された無端状のベルト41a’と、このベルト41a’
を巻回・駆動させる駆動ローラー41b’と、吐出ロー
ラー3の下方に配置されてベルト41a’を巻回する巻
回ローラー41c’と、上記駆動ローラー41b’と共
に不織布シートSを繰り出すニップローラー41d’と
を備えている。
【0036】上記駆動ローラー41b’の一側端部に
は、軸部が設けられており、図示しない駆動源の駆動軸
に連結されて所定速度で回転駆動出来るように設けられ
ている。また、上記巻回ローラー41c’の内部には、
ローラー41c’を加熱するためのヒーター41e’が
設けられており、ローラー41c’に巻回されるベルト
41a’の巻回部分を加熱し、駆動ドラム32からベル
ト41a’にホットメルトを転写する際に、ホットメル
トの糸曳きを抑えることが出来るようになしてある。更
に、駆動ローラー41b’の内部には、冷却水を循環可
能な管路(図示せず)が設けられており、この管路を通
じて冷却水を循環させることによって、ベルト41a’
におけるローラー41b’に巻回された部分の温度を低
温度に制御し、ベルト41a’からシートSへのホット
メルトの転写を容易にできるようになしてある。
【0037】上記塗工装置1’においては、吐出ローラ
ー3のパターンシリンダー31の吐出孔31aから所定
パターンで吐出されたホットメルト接着剤は、上記転写
手段4の上記転写ベルト41の外表面に所定パターンで
吐出される。
【0038】そして、この転写ベルト41が回転し、ニ
ップローラー42との間を移動する不織布シートSの表
面に所定パターンで転写される。
【0039】このように、本実施形態に係るホットメル
ト接着剤塗工装置1’は、上記実施形態の塗工装置1と
同様に、ホットメルト接着剤が、駆動ドラム32の内部
からその外側のパターンシリンダー31の吐出孔31a
を通じて吐出されるので、埃や紙粉等の異物が発生しや
すいような作業環境が悪い場所でも使用が可能で、パタ
ーンの乱れのない安定的なパターン塗工が可能で、操作
性も極めて簡便である。
【0040】本発明に係るホットメルト接着剤塗工装置
は、上記実施形態のホットメルト接着剤塗工装置1、
1’に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱し
ない範囲において、その寸法、形状等を適宜変更するこ
とができる。
【0041】例えば、図5(a)及び(b)に示すよう
に、上記実施形態の塗工装置1の構成において、更に、
ニクロム線、タングステン線等を鞘状筒体内に配設した
加熱ヒーター51や、高温のエアブローを吹き付けるエ
アブロアー51等の、切断手段5を付設することによっ
て、例えば、粘性の高いホットメルト接着剤が上記吐出
ローラー3と上記転写ローラー4との間に亘って糸を引
くように付着した場合にも、そのホットメルト接着剤の
溶融点以上で加熱又は吹き付けを行うことによって該ホ
ットメルト接着剤を確実に切断し、安定したパターンで
塗工できるようすることができる。
【0042】また、上記実施形態の塗工装置1では、駆
動ドラム32の外周面の一部に凹部を設けたが、図6に
示す駆動ドラム32’のように、外周面の全周に亘って
凹部32b’を設けても良い。また、パターンシリンダ
ーの内面側に同様の凹部を設けても良い。
【0043】また、上記パターンシリンダーに設ける吐
出孔のパターンの数及びパターン形状は、被塗工物の形
態、塗工速度等の条件に応じて適宜変更出来ることはい
うまでもない。
【0044】また、上記実施形態の塗工装置1では、転
写ローラー41の表面に剥離容易性素材によるライニン
グ加工を施したが、このライニング加工の他に、ポリテ
トラフルオロエチレン等のフッ素樹脂でコーティング加
工を施しても良い。
【0045】
【発明の効果】本発明に係るホットメルト接着剤塗工装
置は、埃や紙粉等の異物が発生しやすいような作業環境
が悪い場所でも使用可能で、パターンの乱れのない安定
的なパターン塗工が可能で、操作性も極めて簡便であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホットメルト接着剤塗工装置の第
1実施形態を示す要部斜視図である。
【図2】同実施形態のホットメルト接着剤塗工装置にお
ける駆動ドラムを外観示す斜視図である。
【図3】同実施形態のホットメルト接着剤塗工装置にお
ける吐出ローラーの構成を示す要部断面図である。
【図4】本発明に係るホットメルト接着剤塗工装置の第
2実施形態を示す要部斜視図である。
【図5】本発明に係るホットメルト接着剤塗工装置の他
の実施形態を示す図であり、(a)は切断手段として加
熱ヒーターを採用した実施形態を示す要部斜視図であ
り、(b)は切断手段として高温エアブロアを採用した
実施形態を示す要部斜視図である。
【図6】本発明に係るホットメルト接着剤塗工装置にお
ける駆動ドラムの他の実施形態を示す斜視図である。
【図7】従来のホットメルト接着剤塗工装置を示す要部
斜視図である。
【図8】従来のホットメルト接着剤塗工装置を示す要部
斜視図である。
【符号の説明】
1 ホットメルト接着剤塗工装置 2 供給手段 3 吐出ローラー 31 パターンシリンダー 31a 吐出孔 32 駆動ドラム 4 転写手段 41 転写ローラー 41’転写ベルト 5 切断手段
フロントページの続き (72)発明者 加藤 芳樹 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホットメルト接着剤を供給する供給手段
    と、該供給手段から供給されるホットメルト接着剤を所
    定パターンで吐出する吐出ローラーと、該吐出ローラー
    から吐出された所定パターンのホットメルト接着剤を、
    移動する被塗工物の表面に転写する転写手段とを具備す
    るホットメルト接着剤塗工装置であって、 上記吐出ローラーが、上記所定パターンに対応した複数
    の吐出孔を有する筒状のパターンシリンダーと、該パタ
    ーンシリンダーの内部に配設され、且つ上記供給手段か
    ら供給されるホットメルト接着剤を内部から該複数の吐
    出孔に導く駆動ドラムとを備えており、 上記転写手段が、上記パターンシリンダーの外周面及び
    上記被塗工物の被塗工面に臨んで回転する、転写ローラ
    ー又は転写ベルトを備えていることを特徴とするホット
    メルト接着剤塗工装置。
  2. 【請求項2】 上記吐出ローラーと上記転写手段との間
    に亘って付着したホットメルト接着剤を切断する切断手
    段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のホッ
    トメルト接着剤塗工装置。
JP12309896A 1996-05-17 1996-05-17 ホットメルト接着剤塗工装置 Pending JPH09299849A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12309896A JPH09299849A (ja) 1996-05-17 1996-05-17 ホットメルト接着剤塗工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12309896A JPH09299849A (ja) 1996-05-17 1996-05-17 ホットメルト接着剤塗工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09299849A true JPH09299849A (ja) 1997-11-25

Family

ID=14852160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12309896A Pending JPH09299849A (ja) 1996-05-17 1996-05-17 ホットメルト接着剤塗工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09299849A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005095889A (ja) * 2003-09-22 2005-04-14 Nordson Corp 流体を基板に塗布するための方法及び装置
JP2008012446A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Suntool Corp ホットメルト接着剤塗布方法および塗布装置
WO2009020012A1 (ja) 2007-08-06 2009-02-12 Kao Corporation 液体塗工装置
JP2009050651A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Uni Charm Corp 複合シート及び複合シートの製造方法
JP2009056295A (ja) * 2007-08-06 2009-03-19 Kao Corp 液体塗工装置
JP2009056296A (ja) * 2007-08-06 2009-03-19 Kao Corp 液体塗工装置
JP2009113029A (ja) * 2007-10-16 2009-05-28 Kao Corp 液体塗工装置
JP2011159688A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Toppan Printing Co Ltd 配線基材及び配線基材の製造装置並びに配線基材の製造方法
JP2013066867A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Kao Corp 接着剤の塗布方法
GB2531035A (en) * 2014-10-08 2016-04-13 British American Tobacco Investments Ltd Adhesive transfer system
JP2018079429A (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 花王株式会社 液体塗工装置
WO2019156052A1 (ja) * 2018-02-06 2019-08-15 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 通気性製品の製造方法及び製造装置
CN115555219A (zh) * 2022-09-20 2023-01-03 吴斌 一种熔喷布生产工艺

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005095889A (ja) * 2003-09-22 2005-04-14 Nordson Corp 流体を基板に塗布するための方法及び装置
JP2008012446A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Suntool Corp ホットメルト接着剤塗布方法および塗布装置
US8535474B2 (en) 2007-08-06 2013-09-17 Kao Corporation Liquid applicator
WO2009020012A1 (ja) 2007-08-06 2009-02-12 Kao Corporation 液体塗工装置
JP2009056295A (ja) * 2007-08-06 2009-03-19 Kao Corp 液体塗工装置
JP2009056296A (ja) * 2007-08-06 2009-03-19 Kao Corp 液体塗工装置
US20100224318A1 (en) * 2007-08-06 2010-09-09 Akio Morita Liquid applicator
JP2009050651A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Uni Charm Corp 複合シート及び複合シートの製造方法
JP2009113029A (ja) * 2007-10-16 2009-05-28 Kao Corp 液体塗工装置
JP2011159688A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Toppan Printing Co Ltd 配線基材及び配線基材の製造装置並びに配線基材の製造方法
JP2013066867A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Kao Corp 接着剤の塗布方法
GB2531035A (en) * 2014-10-08 2016-04-13 British American Tobacco Investments Ltd Adhesive transfer system
JP2018079429A (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 花王株式会社 液体塗工装置
WO2019156052A1 (ja) * 2018-02-06 2019-08-15 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 通気性製品の製造方法及び製造装置
JPWO2019156052A1 (ja) * 2018-02-06 2021-01-28 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 通気性製品の製造方法及び製造装置
CN115555219A (zh) * 2022-09-20 2023-01-03 吴斌 一种熔喷布生产工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09299849A (ja) ホットメルト接着剤塗工装置
US4671205A (en) Apparatus for applying partial surface coatings
AU2005269573B2 (en) Indirect printing of AGM
US8267036B2 (en) Apparatus for printing actives onto articles
US7291359B2 (en) Method and apparatus for making an adhesive cleaning sheet
EP0622127B1 (en) Coating process
CA1052562A (en) Pressure-type liquid coating applicator
EP0291598A2 (en) Method of and apparatus for maintaining uniform hot melt coatings on thermally sensitive webs
US5747107A (en) Method of applying a hot melt coating
US5295805A (en) Rotating cylindrical treatment apparatus
US4897235A (en) Process for imparting a surface coating to films
JP5324154B2 (ja) 液体塗工装置及び吸収性物品の製造方法
EP0448865B1 (en) Rotating cylindrical thermal treatment apparatus
KR20040083821A (ko) 접착제의 코팅 방법 및 이를 이용한 소재의 라미네이션방법
CN1189770A (zh) 一次性吸湿用品的粘接剂印刷
KR20040083820A (ko) 합포섬유의 제조장치
JP6764766B2 (ja) 液体塗工装置
JP6793032B2 (ja) 液体塗工装置
CN1188404A (zh) 在非连续的一次性吸湿用品序列上进行连续的粘接剂印刷
JPH01242162A (ja) ホットメルトロールコータによる被塗物の巻込み防止方法およびホットメルトロールコータ
JPH0122379B2 (ja)
JP2013163176A (ja) ホットメルト塗工装置
CA2234849A1 (en) Multilayer coating using an application roller
JP2001315181A (ja) 熱可塑性エラストマーの被膜形成方法及びそれに用いる被覆装置
JPH0122381B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050329

A521 Written amendment

Effective date: 20050527

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20051018

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02