JPH09298605A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JPH09298605A
JPH09298605A JP8137693A JP13769396A JPH09298605A JP H09298605 A JPH09298605 A JP H09298605A JP 8137693 A JP8137693 A JP 8137693A JP 13769396 A JP13769396 A JP 13769396A JP H09298605 A JPH09298605 A JP H09298605A
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JP
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communication terminal
terminal device
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modem
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JP8137693A
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English (en)
Inventor
Hiroki Uchiyama
博喜 内山
Kazunori Takatsu
和典 高津
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線が接続された直後の時点でのモデム間の
セッションを確立するためのネゴシエーションプロトコ
ル(V.8等)を備えた通信端末装置において、トータル
としての通信時間が最小になるような選択を行なうこと
の可能な通信端末装置を提供する。 【解決手段】 回線が接続された直後の時点でのモデム
間のセッションを確立するためのネゴシエーションプロ
トコルV.8を備えた通信端末装置において、伝送情報
の情報量を計測する情報量計測手段1と、伝送情報を相
手先に伝送する際に、複数種類のモデムV.xxのうち
のどのモデムを使用するかを選択するためのネゴシエー
ションプロトコルV.8を使用するか否かを、情報量計
測手段1で計測された情報量に基づいて決定する使用可
否決定手段2とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回線が接続された
直後の時点でのモデム間のセッション(例えば複数の変
調手段(変調モード)から一つを選択するなど)を確立す
るためのネゴシエーションプロトコル(V.8等)を備え
た通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ネゴシエーションプロトコルV.8は、
モデム/端末識別プロトコルを規定した勧告である。こ
の勧告は、モデムの多種多様化に対して、全てのモデム
を接続できるようにするために、通信に先立ちモデムの
変調モードなどを接続時に確認し、通信モードを切り替
えるハンドシェーキング(インターワークオペレーショ
ン)が必要となってきたことにより決められたものであ
る。
【0003】図11は、V.8の機能を備えた通信端末
装置の一例を示す図である。なお、図11の例では、回
線(例えばGSTNなど)100に、通信端末装置101
A,101Bが接続された状態が示されている。図11
を参照すると、通信端末装置101Aは、多種多様なモ
デム(V.34,V.33,…V.32bis,…V.
17,V.29,…)のうちのどのモデムを使用するか
を、モデム間通信に先立って選択するためのネゴシエー
ションプロトコルV.8の機能を備えている。なお、他
の通信端末装置101Bについても、このようなネゴシ
エーションプロトコルV.8の機能が備わっていても良
い。
【0004】また、通信端末装置101A,101B
は、通信端末自体の機能の他に、データ端末(例えば、
パソコンやファクシミリなど)としての機能を具備して
いても良い。すなわち、通信端末装置は、通信端末とし
てだけの機能を有するものとして構成されても良いし
(この場合、通信端末装置は、データ端末に対して外付
けとなる)、通信端末としての機能の他にデータ端末と
しての機能をも具備するものとして構成されても良い
(この場合、通信端末装置は、データ端末に通信端末と
しての機能が内蔵されたものとして捉えることができ
る)。
【0005】いずれにしろ、V.8を備えた通信端末装
置では、モデム間通信に先立って、多種多様なモデム
(V.34,V.33,V.32bis,V.33,
…,V.17,V.29,…)のうちのどのモデムを使
用するかを選択することができる。
【0006】特に、有線系伝送路での最高速度の伝送を
実現するモデムとしてV.34が勧告されており、この
V.34のモデムでは、図11のようにネゴシエーショ
ンプロトコルV.8を使用することが必須となってい
る。すなわち、V.8勧告は、現状では、V.34のモ
デムをもつ通信端末装置には必須なプロトコルであり、
今後はV.34未満のモデム(例えばV.17などのモ
デム)とも併用されることが期待されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、ネゴシエ
ーションプロトコルV.8は、多様化するモデムの中か
ら通信に適したモデムを送受信端末のモデム機能を中心
に伝送速度ベースで決定するものであるが、その反面、
データ伝送前にそれだけ多くの手順を必要とすることに
なる。さらに、送信すべき情報量が少ない場合には、ネ
ゴシエーションプロトコルの処理時間(ネゴシエーショ
ン時間)やモデムトレーニングに要する時間が長くなっ
てしまい、トータルとしての通信時間は、送信すべき情
報量によっては長くなる場合が存在し、必ずしも、最短
の通信時間が選択される保証はない。
【0008】本発明は、回線が接続された直後の時点で
のモデム間のセッションを確立するためのネゴシエーシ
ョンプロトコル(V.8等)を備えた通信端末装置におい
て、トータルとしての通信時間が最小になるような選択
を行なうことの可能な通信端末装置を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、回線が接続された直後の
時点でのモデム間のセッションを確立するためのネゴシ
エーションプロトコルを備えた通信端末装置において、
伝送情報の情報量を計測する情報量計測手段と、伝送情
報を相手先に伝送する際に、複数種類のモデムのうちの
どのモデムを使用するかを選択するためのネゴシエーシ
ョンプロトコルを使用するか否かを、情報量計測手段で
計測された情報量に基づいて決定する使用可否決定手段
とを備えていることを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の通信端末装置において、情報量計測手段は、伝送
情報を二値化したデータ量を用いて、情報量を計測する
ことを特徴としている。
【0011】また、請求項3記載の発明では、請求項1
記載の通信端末装置において、使用可否決定手段は、情
報量計測手段で計測された情報量qと予め設定した所定
の閾値Thとを比較し、情報量qが所定の閾値Thより
も多いときには、ネゴシエーションプロトコルを使用
し、情報量qが所定の閾値Thよりも少ないときには、
ネゴシエーションプロトコルを使用しないことを決定す
ることを特徴としている。
【0012】また、請求項4記載の発明では、請求項3
記載の通信端末装置において、閾値Thは、モデムの伝
送速度に応じて可変に設定されることを特徴としてい
る。
【0013】また、請求項5記載の発明では、請求項1
記載の通信端末装置において、使用可否決定手段は、計
測された情報量qをモデムの伝送速度Speedで除算
した値(Info_q=q/Speed)と所定閾値Thとを比較
し、q/Speedが所定の閾値Thよりも大きいとき
にはネゴシエーションプロトコルを使用し、所定の閾値
Thよりも小さいときには、ネゴシエーションプロトコ
ルを使用しないことを決定することを特徴としている。
【0014】また、請求項6記載の発明では、請求項1
記載の通信端末装置において、該通信端末装置は、ネゴ
シエーション時間,各種モデムのプロトコル時間,情報
伝送時間をもとに、前記ネゴシエーションプロトコルの
使用可否も含めて、トータルな通信時間の最も短くなる
ものを選択することを特徴としている。
【0015】また、請求項7記載の発明では、回線が接
続された直後の時点でのモデム間のセッションを確立す
るためのネゴシエーションプロトコルを備えた通信端末
装置であって、複数種類のモデムのうちのどのモデムを
使用するかを選択するためのネゴシエーションプロトコ
ルV.8と、ネゴシエーションプロトコルV.8の使用
が必須であるモデム(V.34など)と、それ以外のモデ
ムとが設けられている場合に、伝送情報の情報量を計測
する情報量計測手段と、計測された情報量qに基づい
て、少なくともネゴシエーションプロトコルV.8に関
する機能を変更する変更手段とを備えていることを特徴
としている。
【0016】また、請求項8記載の発明では、請求項7
記載の通信端末装置において、情報量と所定の閾値Th
とを比較し、情報量が所定の閾値以下のときには、情報
量を勘案して、V.8のモデム機能宣言を変更し、V.
34をもたないと宣言することを特徴としている。
【0017】また、請求項9記載の発明では、請求項7
記載の通信端末装置において、情報量と所定の閾値Th
とを比較し、情報量が所定の閾値以下のときには、情報
量を勘案して、通信端末装置を、V.8ならびにV.3
4をもたない仕様に切り替えることを特徴としている。
【0018】また、請求項10記載の発明では、請求項
7記載の通信端末装置において、計測された情報量qを
所定の閾値Th1,Th2(Th1>Th2)とそれぞれ比較
し、情報量qが閾値Th1よりも少ないが閾値Th2より
多いときには、V.8のモデム機能宣言を変更してV.
34をもたないと宣言し、情報量qが所定の閾値Th2
よりも少ないときには、V.8ならびにV.34をもた
ない仕様に切り替えることを特徴としている。
【0019】また、請求項11記載の発明では、請求項
7,請求項8,請求項9のいずれか一項に記載の通信端
末装置において、閾値Thは、モデムの伝送速度に応じ
て可変に設定されることを特徴としている。
【0020】また、請求項12記載の発明では、請求項
7,請求項8,請求項9のいずれか一項に記載の通信端
末装置において、情報量qを閾値Thと比較する際に、
情報量を予めその伝送速度Speedで除算し、除算し
た値(Info_q=q/Speed)を閾値Thと比較することを
特徴としている。
【0021】また、請求項13記載の発明では、請求項
10記載の通信端末装置において、閾値Th1とTh
2は、モデムの伝送速度に応じて可変に設定されること
を特徴としている。
【0022】また、請求項14記載の発明では、請求項
7記載の通信端末装置において、該通信端末装置は、ネ
ゴシエーション時間,各種モデムのプロトコル時間,情
報伝送時間をもとに、ネゴシエーションプロトコルの使
用可否も含めて、トータルな通信時間の最も短くなるも
のを選択することを特徴としている。
【0023】このように、請求項1乃至請求項6記載の
発明では、伝送情報を相手先に伝送する際に、複数種類
のモデムのうちのどのモデムを使用するかを選択するた
めのネゴシエーションプロトコルを使用するか否かを、
情報量計測手段で計測された情報量に基づいて決定する
ので、トータルとしての通信時間が最小になるような選
択を行なうことができる。特に、請求項1乃至請求項6
記載の発明は、V.8+V.17以下の組み合わせのモ
デムに関して効果的であり、この種のモデムを有する通
信制御装置において、送信情報量に応じネゴーシエーシ
ョンプロトコルの選択を行なうことで通信時間の短縮が
図れる。
【0024】また、請求項7乃至請求項14記載の発明
では、V.8+V.34以下の組み合わせのモデムを有
する通信端末装置において、トータルとしての通信時間
が最小になるような選択を行なうことができる。なお、
この場合、V.34のトレーニング時間が長くなること
を考えて、V.8のモデム機能を宣言するエリアにV.
34をもたないことを宣言する方法(V.8プロトコル
にV.34の記載を除く記述をする方法)と、V.8そ
のものをもたないすなわちV.34をもたないことにし
て、プロトコルV.8そのものからのスタートを回避す
る方法(V.8そのものを除く方法)とがあり、各々の場
合に、従来に比べて通信時間の短縮が図れる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明に係る通信端末装置の
構成例を示す図である。なお、図1の例では、回線(例
えばGSTNなど)100に、通信端末装置21A,2
1Bが接続された状態が示されている。
【0026】ここで、通信端末装置21A,21Bは、
通信端末自体の機能の他に、データ端末(例えば、パソ
コンやファクシミリなど)としての機能を具備していて
も良い。すなわち、通信端末装置は、通信端末としてだ
けの機能を有するものとして構成されても良いし(この
場合、通信端末装置は、データ端末に対して外付けとな
る)、通信端末としての機能の他にデータ端末としての
機能をも具備するものとして構成されても良い(この場
合、通信端末装置は、データ端末に通信端末としての機
能が内蔵されたものとして捉えることができる)。
【0027】図1を参照すると、通信端末装置,例えば
21Aは、回線が接続された直後の時点でのモデム間の
セッションを確立するためのネゴシエーションプロトコ
ルを備えている。すなわち、モデム間通信に先立って、
多種多様なモデムV.xxのうちのどのモデムが使用さ
れるかを選択するためのネゴシエーションプロトコル
V.8を少なくとも備えている。
【0028】このようなネゴシエーションプロトコル
V.8が少なくとも備わっている通信端末装置におい
て、トータルとしての通信時間が最小になるような選択
を行なうため、図1の通信端末装置,例えば21Aで
は、さらに、伝送情報(送信情報)の情報量qを計測する
情報量計測手段1と、この送信情報を相手先へ送信する
際に複数種類のモデムV.xxのうちのどのモデムを使
用するかを選択するためのネゴシエーションプロトコル
V.8の機能を使用するか否かを、情報量計測手段1で
計測された情報量qに基づいて決定する使用可否決定手
段2とが設けられている。
【0029】ここで、情報量計測手段1は、例えば、送
信情報を二値化したときのデータ量(ファイルサイズな
ど)を用いて、送信情報の情報量qを計測するようにな
っている。
【0030】また、使用可否決定手段2は、第1の処理
形態として、計測された情報量qと予め設定した所定の
閾値Thとを比較し、情報量qが所定の閾値Thよりも
多いときには、ネゴシエーションプロトコルV.8を使
用し、情報量qが所定の閾値Thよりも少ないときに
は、ネゴシエーションプロトコルV.8を使用しないよ
うに決定することができる。なお、この場合、上記所定
の閾値Thは、例えば、モデムの伝送速度Speedに
応じて可変に設定することができる。すなわち、伝送速
度Speedに応じて閾値Thを個別に設定することが
できる。
【0031】また、使用可否決定手段2は、第2の処理
形態として、情報量qを伝送速度Speedで除算した
値(Info_q=q/Speed)と所定閾値Thとを比較し、In
fo_q(=q/Speed)が所定の閾値Thよりも多い
ときには、ネゴシエーションプロトコルV.8を使用
し、情報量が所定の閾値Thよりも少ないときには、ネ
ゴシエーションプロトコルV.8を使用しないように決
定することもできる。
【0032】換言すれば、使用可否決定手段2は、計測
された情報量qに基づいて、ネゴシエーションプロトコ
ルV.8を使用しない場合に比べてネゴシエーションプ
ロトコルV.8を使用してモデムを選択させる場合の方
が全体の通信時間が短かくなると判断した場合には、ネ
ゴシエーションプロトコルV.8を使用することを決定
し、また、ネゴシエーションプロトコルV.8を使用す
る場合に比べて、ネゴシエーションプロトコルV.8を
使用しない場合の方が全体の通信時間が短かくなると判
断した場合には、ネゴシエーションプロトコルV.8を
使用しないことを決定するようになっている。
【0033】すなわち、本発明の通信端末装置は、ネゴ
シエーションプロトコルV.8の処理時間(ネゴシエー
ション時間),各種モデムのプロトコル(トレーニング
等)の時間,情報伝送時間(情報量q,伝送速度)をもと
に、ネゴシエーションプロトコルV.8の使用可否決定
をも含めて、トータルな通信時間の最も短かくなるもの
を選択するようになっている。
【0034】図2は図1の通信端末装置において、モデ
ムV.xxとして、V.34以外の勧告(例えば、V.
17など)が備わっている場合を示す図である。すなわ
ち、図1の通信端末装置は、特に、図2のように、V.
8+V.17以下の組み合わせのモデムに関して有効で
あり、このような組み合せのモデムに関して、送信情報
量に応じネゴーシエーションプロトコルV.8を使用す
るか否かの選択を行なうことで通信時間の短縮が図れ
る。
【0035】図3は図2の通信端末装置の具体例を示す
図である。図3の例では、通信端末装置は、データ端末
(ファクシミリ)としての機能をも内蔵したファクシミリ
装置である場合が示されている。図3を参照すると、こ
の通信端末装置は、原稿を読取って原稿の2値化画像を
得るスキャナ11と、スキャナ11からの2値化画像を
MH等の圧縮方式により圧縮して送信情報(情報系列)を
生成する圧縮部12と、圧縮部12からの送信情報の情
報量qを計測する情報量計測部13と、プロトコル選択
処理部14とを有している。
【0036】ここで、情報量計測部13は、例えば、送
信情報を二値化したときのデータ量(ファイルサイズな
ど)を用いて、送信情報の情報量qを計測するようにな
っている。
【0037】また、プロトコル選択処理部14は、図3
の通信端末装置が、例えば、ネゴシエーションプロトコ
ルV.8とV.17以下の複数種類のモデムV.xx
(xx≦17)を備えている場合、送信情報を相手先へ送
信する際に複数種類のモデム(V.17以下のモデム)の
うちのどのモデムを使用するかを選択するネゴシエーシ
ョンプロトコルV.8の機能を使用するか否かを、情報
量計測部13で計測された送信情報の情報量qに基づい
て決定するようになっている。
【0038】より具体的に、プロトコル選択処理部14
は、第1の処理形態として、計測された情報量qと予め
設定した所定の閾値Thとを比較し、情報量qが所定の
閾値Thよりも多いときには、ネゴシエーションプロト
コルV.8を使用し、情報量qが所定の閾値Thよりも
少ないときには、ネゴシエーションプロトコルV.8を
使用しないように決定することができる。なお、この場
合、上記所定の閾値Thは、モデム(上記例では、例え
ばV.17)の伝送速度Speedに応じて可変に設定
することができる。
【0039】また、プロトコル選択処理部14は、第2
の処理形態として、情報量qを伝送速度Speedで除
算した値(Info_q=q/Speed)と所定閾値Thとを比較
し、Info_q(=q/Speed)が所定の閾値Thよりも多い
ときには、ネゴシエーションプロトコルV.8を使用
し、Info_q(=q/Speed)が所定の閾値Thよりも少な
いときには、ネゴシエーションプロトコルV.8を使用
しないように決定することもできる。
【0040】換言すれば、プロトコル選択処理部14
は、ネゴシエーション時間,各種モデムのプロトコル
(トレーニング等)の時間,情報伝送時間(情報量q,伝
送速度)をもとに、ネゴシエーションプロトコルV.8
の使用可否決定をも含めて、通信時間の最も短かくなる
ものを選択するようになっている。
【0041】図3の通信端末装置(図3の例ではファク
シミリ装置)では、送信原稿をスキャナ11で読み取り
これを2値化し、圧縮部12でMH等の圧縮処理を施
し、送信情報(情報系列)としている。図3の通信端末装
置では、この送信情報の情報量qを計測し、これをプロ
トコル選択処理部4に与える。
【0042】図3の通信端末装置が、(V.8)+(V.
17以下)のモデムを組み合わせたものである場合、プ
ロトコル選択処理部14は、図4のフローチャートに示
すような処理を行なう。すなわち、先ず、送信情報の情
報量qが所定閾値Thよりも多いか否かを判断し(ステ
ップS1)、情報量qが所定閾値Thよりも多いときに
は、V.8処理を使用することを決定し(ステップS
2)、ネゴシエーションプロトコルV.8にモデムの選
択を行なわせ、選択された1つのモデムV.xxに変調
処理(V.xxモデム処理)を行なわせる(ステップS
3)。
【0043】これに対し、ステップS1において、情報
量qが所定閾値Thよりも少ないときには、ネゴシエー
ションプロトコルV.8を使用せずに、所定のモデム,
例えばV.17モデムに変調処理(V.17モデム処理)
を行なわせる(ステップS3)。このように、図4の処理
例では、送信情報の情報量qに応じて、V.8処理を使
用するか否かを決定できるようになっている。
【0044】具体的に、情報量をqとし、モデム(例え
ばV.17)の伝送速度をSpeedとし、そのモデム
のプロトコル時間をTpとし、ネゴシエーションプロト
コルV.8の処理時間(ネゴシエーション時間)をTnと
し、モデムによる情報(データ)の伝送時間をTinfoとす
ると、V.8を用いたときの全体の通信時間Tは、次式
のようになる。
【0045】
【数1】T=Tn+Tp+Tinfo Tinfo=q/Speed
【0046】従って、Tnに比べて、Tp+Tinfoが極
めて大きい場合には、V.8を使用した方がV.8のも
つ他の機能のためにも有利である。しかし、そうでない
場合には、V.8を使用すると通信時間がかえって長く
なることになる。
【0047】この判断基準として、情報量q(またはq
/Speed)に対する閾値Thが設定され、閾値Thは、数
1より、Tn≪Tp+Tinfoなるときの情報量を勘案し
て設定されるのが良い。また、閾値Thは、前述のよう
に、伝送速度Speedi毎にThiとして予め設定され
ても良い。
【0048】このように、図1乃至図3の通信端末装置
では、伝送情報を相手先に伝送する際に、複数種類のモ
デムのうちのどのモデムを使用するかを選択するための
ネゴシエーションプロトコルV.8を使用するか否か
を、情報量計測手段で計測された情報量に基づいて決定
するようになっており、送信情報量に応じネゴーシエー
ションプロトコルV.8を使用するか否かの選択を行な
うことで、通信時間の短縮が図れる。
【0049】図5は本発明に係る通信端末装置の他の構
成例を示す図である。なお、図1の例では、回線(例え
ばGSTNなど)100に、通信端末装置31A,31
Bが接続された状態が示されている。
【0050】ここで、通信端末装置31A,31Bは、
通信端末自体の機能の他に、データ端末(例えば、パソ
コンやファクシミリなど)としての機能を具備していて
も良い。すなわち、通信端末装置は、通信端末としてだ
けの機能を有するものとして構成されても良いし(この
場合、通信端末装置は、データ端末に対して外付けとな
る)、通信端末としての機能の他にデータ端末としての
機能をも具備するものとして構成されても良い(この場
合、通信端末装置は、データ端末に通信端末としての機
能が内蔵されたものとして捉えることができる)。
【0051】図5の通信端末装置,例えば31Aには、
ネゴシエーションプロトコルV.8とともに、多種多様
のモデムとして、ネゴシエーションプロトコルV.8の
使用が必須であるモデム(例えばV.34など)と、それ
以外のモデム(例えばV.17など)が備わっている。こ
の通信端末装置では、モデム間通信に先立って、ネゴシ
エーションプロトコルV.8によって、多種多様なモデ
ム(V.34,V.33,V.32bis,…,V.1
7,V.29,…)のうちのどのモデムを使用するかを
選択することができる。
【0052】このようなネゴシエーションプロトコル
V.8が少なくとも備わっている通信端末装置におい
て、トータルとしての通信時間が最小になるような選択
を行なうため、図5の通信端末装置,例えば31Aで
は、伝送情報の情報量を計測する情報量計測手段1と、
計測された情報量qに基づいて、少なくともネゴシエー
ションプロトコルV.8に関する機能を変更する変更手
段3とがさらに設けられている。
【0053】具体的に、変更手段3は、計測された情報
量qと所定の閾値Thとを比較し、情報量qが所定の閾
値Thよりも少ないときには、情報量qを勘案して、
V.8のモデム機能宣言を変更し、V.34をもたない
と宣言することができる。すなわち、V.34のトレー
ニング時間が長くなることを考えて、V.8のモデム機
能を宣言するエリアにV.34をもたないことを宣言
し、これにより、通信時間を従来に比べて短縮すること
が可能となる。
【0054】あるいは、変更手段3は、計測された情報
量qと所定の閾値Thとを比較し、情報量qが所定の閾
値Thよりも少ないときには、情報量qを勘案して、こ
の通信端末装置をV.8ならびにV.34をもたない仕
様に切り替えるようになっていても良い。この場合に
は、V.8そのものをもたないすなわちV.34をもた
ないことにして、ネゴシエーションプロトコルV.8そ
のものからのスタートを回避し、これにより、通信時間
を従来に比べて短縮することが可能となる。
【0055】なお、上記いずれの場合も、閾値Thは、
モデム(例えば、V.34)の伝送速度Speedに応じ
て可変に(個別に)設定することができる。また、情報量
qを閾値Thと比較する際に、情報量qを予めその伝送
速度Speedで除算し、除算した値(Info_q=q/Sp
eed)を所定閾値Thと比較しても良い。
【0056】あるいは、変更手段3は、計測された情報
量qを所定の閾値Th1,Th2(Th1>Th2)とそれぞ
れ比較し、情報量qが閾値Th1よりも少ないが閾値T
2より多いときには、V.8のモデム機能宣言を変更
してV.34をもたないと宣言し、情報量qが所定の閾
値Th2よりも少ないときには、V.8ならびにV.3
4をもたない仕様に切り替えるようになっていても良
い。
【0057】なお、上記の場合、閾値Th1,Th2は、
モデムの伝送速度Speedに応じて可変に(個別に)設
定することができる。
【0058】換言すれば、図5の通信端末装置は、ネゴ
シエーションプロトコルV.8の使用が必須であるモデ
ム(V.34など)と、それ以外のモデムとを有する場合
に、ネゴシエーションプロトコルV.8のネゴシエーシ
ョン時間,V.34等の各種モデムのプロトコル時間,
情報伝送時間(情報量q,伝送速度)をもとに、プロトコ
ルV.8の宣言変更,使用の可否決定,ならびにV.3
4の使用の可否決定をも含めて、通信時間が最も短かく
なるものを選択するようになっている。
【0059】図6は、図5の通信端末装置,例えば31
Aの処理例を説明するためのフローチャートである。す
なわち、通信端末装置が、(V.8)+(V.34)+
(V.34以下)のモデムを組み合わせたものである場合
の処理例を示すフローチャートである。
【0060】図6の例では、計測された情報量qが所定
閾値Thよりも多いか否かを判断し(ステップS11)、
情報量qが所定閾値Thよりも多いときには、V.8処
理を使用することを決定し(ステップS12)、ネゴシエ
ーションプロトコルV.8にモデムの選択を行なわせ、
選択された1つのモデムV.xxに変調処理(V.xx
モデム処理)を行なわせる(ステップS13)。
【0061】これに対し、ステップS11において、情
報量qが所定閾値Thよりも少ないときには、V.8の
モデム機能宣言を変更し(ステップS14)、V.34を
もたないと宣言する。すなわち、ネゴシエーションプロ
トコルV.8にV.34の記載を除く記述をする。これ
により、通信時間の短縮を図ることができる。
【0062】なお、図6の処理例では、情報量qが所定
閾値Thよりも少ないときには、V.8のモデム機能宣
言を変更したが、これのかわりに、図7の処理例(ステ
ップS21〜S23)に示すように、情報量qが所定閾
値Thよりも少ないときには、V.8そのものの機能を
放棄しても良い(V.8そのものを除いても良い)。
【0063】あるいは、図8に示すように、図6の処理
と図7の処理とを組み合わせることもできる。すなわ
ち、図8の処理例では、計測された情報量qを所定の閾
値Th1,Th2(Th1>Th2)とそれぞれ比較し(ステ
ップS31,S34)、情報量qが所定閾値Th1よりも
多いときには、V.8処理を使用することを決定し(ス
テップS32)、ネゴシエーションプロトコルV.8に
モデムの選択を行なわせ、選択された1つのモデムV.
xxに変調処理(V.xxモデム処理)を行なわせる(ス
テップS33)。
【0064】これに対し、ステップS31,S34にお
いて、情報量qが閾値Th1よりも少ないが閾値Th2
り多いときには、V.8のモデム機能宣言を変更し(ス
テップS35)、V.34をもたないと宣言する。すな
わち、ネゴシエーションプロトコルV.8にV.34の
記載を除く記述をする。
【0065】一方、ステップS31,S34において、
情報量qが所定の閾値Th2よりも少ないときには、
V.8ならびにV.34をもたない仕様に切り替える。
このように、図8の処理例では、閾値Th1と閾値Th2
とによって、図6,図7のいずれかの処理を選択でき
る。
【0066】なお、この場合、閾値Th1,Th2につい
ては、例えば数1より、Tn≪Tp+Tinfoなるときの
情報量をTh1として設定し、Th2は適切な値を設定す
ることができる。
【0067】また、図5の通信端末装置は、図9に示す
ような処理を行なうこともできる。すなわち、図9の処
理例では、情報量qに応じた各モデムiごとのプロトコ
ル時間Tpiと、データ伝送時間Tinfo_iと、ネゴシエー
ションプロトコルV.8の処理時間(ネゴシエーション
時間)Tnとから、T_V.8(i)=Tn+Tpi+Tinfo
_iと、T(i)=Tpi+Tinfo_iとを求める(ステップS
41)。ここで、T_V.8(i)は、V.8を用いるとき
の通信時間、T(i)はV.8を用いないときの通信時間
である。
【0068】このようにして、T_V.8(i)とT(i)とを
求めると、このうちから最小の通信時間のものを選択す
る(ステップS42)。T_V.8(i)の方が通信時間が短
かい場合には、T_V.8(i)を選択し、V.8処理を使
用することを決定し(ステップS43)、ネゴシエーショ
ンプロトコルV.8にモデムの選択を行なわせ、選択さ
れた1つのモデムV.xxに変調処理(V.xxモデム
処理)を行なわせる(ステップS44)。
【0069】これに対し、ステップS42において、T
(i)の方が通信時間が短かい場合には、V.8および
V.34をもたない仕様に変更する。
【0070】このように、ネゴシエーションプロトコル
V.8の使用が必須であるモデム(V.34など)と、そ
れ以外のモデムとを有する場合に、ネゴシエーションプ
ロトコルV.8のネゴシエーション時間,V.34等の
各種モデムのプロトコル時間,情報伝送時間(情報量
q,伝送速度)をもとに、プロトコルV.8の宣言変
更,使用の可否決定,ならびにV.34の使用の可否決
定をも含めて、通信時間が最も短かくなるものを選択す
ることもできる。
【0071】図10には、V.8+V.34+T.30
の方式を用いる場合の通信時間と従来のT.30の方式
を用いる場合の通信時間の試算例が示している。なお、
この試算例は、ファクシミリ伝送がなされるとした場合
のものであり、また、T.30としては、V.17を使
用するとしている。ファクシミリ伝送の場合、V.8ネ
ゴシエーション,V.34プロトコルに要する時間は、
それぞれ、1.762秒,2.026秒であり、また、
V.17プロトコルに要する時間は、0.707秒であ
る。従って、V.8+V.34+T.30の方式と従来
のT.30の方式とのプロトコルに関する時間差diff
は、V.8+V.34の時間,すなわち3.788秒と
なる。一方、V.8+V.34+T.30の方式におい
て、V.34モデムが選択される場合、V.34モデム
の伝送速度が28.8kビット/秒であることから、伝
送情報(情報量q)の伝送に要する時間は、q/22.8
となる。また、T.30の方式において、V.17モデ
ムが使用される場合、V.17モデムの伝送速度が1
4.4kビット/秒であることから、伝送情報(情報量
q)の伝送に要する時間は、q/14.4となる。
【0072】従って、V.8+V.34+T.30の方
式とT.30の方式とでは、ネゴシエーションをも含め
た全体の通信時間の時間差は、(diff+q/28.8)−
(q/14.4)となり、この時間差が“0”の点が、
V.8+V.34+T.30の方式を用いるか、T.3
0方式を用いるかの分岐点となる。
【0073】すなわち、分岐点となる情報量qは、diff
+q/28.8=q/14.4から求まる。上述の例で
は、diff=3.788秒であるので、分岐点となる情報
量qは、約110kビットすなわち約14kバイトとな
る。従って、閾値Thを14kバイトに設定し、情報量
qが閾値Th(14kバイト)よりも多いときにはV.8
+V.34+T.30の方式を選択し、情報量qが閾値
Th(14kバイト)よりも少ないときにはT.30の方
式を選択することで、通信時間の短縮を図ることができ
る。具体的には、多数の原稿を送信する場合には、V.
8+V.34+T.30の方式を選択し、1枚程度の原
稿を頻繁に送る場合には、T.30の方式を選択するこ
とにより、情報量qがどの程度のものであっても、常
に、通信時間の短縮を図ることができる。
【0074】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1乃至請
求項6記載の発明によれば、回線が接続された直後の時
点でのモデム間のセッションを確立するためのネゴシエ
ーションプロトコルを備えた通信端末装置において、伝
送情報の情報量を計測する情報量計測手段と、伝送情報
を相手先に伝送する際に、複数種類のモデムのうちのど
のモデムを使用するかを選択するためのネゴシエーショ
ンプロトコルを使用するか否かを、情報量計測手段で計
測された情報量に基づいて決定する使用可否決定手段と
を備えているので、トータルとしての通信時間が最小に
なるような選択を行なうことができる。特に、請求項1
乃至請求項6記載の発明は、V.8+V.17以下の組
み合わせのモデムに関して効果的であり、この種のモデ
ムを有する通信制御装置において、送信情報量に応じネ
ゴーシエーションプロトコルの選択を行なうことで通信
時間の短縮が図れる。
【0075】また、請求項7乃至請求項14記載の発明
によれば、回線が接続された直後の時点でのモデム間の
セッションを確立するためのネゴシエーションプロトコ
ルを備えた通信端末装置であって、複数種類のモデムの
うちのどのモデムを使用するかを選択するためのネゴシ
エーションプロトコルV.8と、ネゴシエーションプロ
トコルV.8の使用が必須であるモデム(V.34など)
と、それ以外のモデムとが設けられている場合に、伝送
情報の情報量を計測する情報量計測手段1と、計測され
た情報量qに基づいて、少なくともネゴシエーションプ
ロトコルV.8に関する機能を変更する変更手段とを備
えているので、V.8+V.34以下の組み合わせのモ
デムを有する通信端末装置において、トータルとしての
通信時間が最小になるような選択を行なうことができ
る。なお、この場合、V.34のトレーニング時間が長
くなることを考えて、V.8のモデム機能を宣言するエ
リアにV.34をもたないことを宣言する方法(V.8
プロトコルにV.34の記載を除く記述をする方法)
と、V.8そのものをもたないすなわちV.34をもた
ないことにして、プロトコルV.8そのものからのスタ
ートを回避する方法(V.8そのものを除く方法)とがあ
り、各々の場合に、従来に比べて通信時間の短縮が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信端末装置の構成例を示す図で
ある。
【図2】図1の通信端末装置において、モデムV.xx
として、V.17以下の勧告が備わっている場合を示す
図である。
【図3】図2の通信端末装置の具体例を示す図である。
【図4】図3の通信端末装置のプロトコル選択処理部の
処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明に係る通信端末装置の他の構成例を示す
図である。
【図6】図5の通信端末装置の処理例を示すフローチャ
ートである。
【図7】図5の通信端末装置の他の処理例を示すフロー
チャートである。
【図8】図5の通信端末装置の他の処理例を示すフロー
チャートである。
【図9】図5の通信端末装置の他の処理例を示すフロー
チャートである。
【図10】V.8+V.34+T.30の方式を用いる
場合の通信時間と従来のT.30の方式を用いる場合の
通信時間の試算例を示す図である。
【図11】V.8の機能を備えた通信端末装置の一例を
示す図である。
【符号の説明】
1 情報量計測手段 2 使用可否決定手段 3 変更手段 11 スキャナ 12 圧縮部 13 情報量計測部 14 プロトコル選択処理部 21A,31A 通信端末装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線が接続された直後の時点でのモデム
    間のセッションを確立するためのネゴシエーションプロ
    トコルを備えた通信端末装置において、伝送情報の情報
    量を計測する情報量計測手段と、伝送情報を相手先に伝
    送する際に、複数種類のモデムのうちのどのモデムを使
    用するかを選択するためのネゴシエーションプロトコル
    を使用するか否かを、情報量計測手段で計測された情報
    量に基づいて決定する使用可否決定手段とを備えている
    ことを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信端末装置において、
    前記情報量計測手段は、伝送情報を二値化したデータ量
    を用いて、情報量を計測することを特徴とする通信端末
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の通信端末装置において、
    前記使用可否決定手段は、情報量計測手段で計測された
    情報量qと予め設定した所定の閾値Thとを比較し、情
    報量qが所定の閾値Thよりも多いときには、前記ネゴ
    シエーションプロトコルを使用し、情報量qが所定の閾
    値Thよりも少ないときには、前記ネゴシエーションプ
    ロトコルを使用しないことを決定することを特徴とする
    通信端末装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の通信端末装置において、
    前記閾値Thは、モデムの伝送速度に応じて可変に設定
    されることを特徴とする通信端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の通信端末装置において、
    前記使用可否決定手段は、計測された情報量qをモデム
    の伝送速度Speedで除算した値(Info_q=q/Spee
    d)と所定閾値Thとを比較し、q/Speedが所定の
    閾値Thよりも大きいときには前記ネゴシエーションプ
    ロトコルを使用し、所定の閾値Thよりも小さいときに
    は、前記ネゴシエーションプロトコルを使用しないこと
    を決定することを特徴とする通信端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の通信端末装置において、
    該通信端末装置は、ネゴシエーション時間,各種モデム
    のプロトコル時間,情報伝送時間をもとに、前記ネゴシ
    エーションプロトコルの使用可否も含めて、トータルな
    通信時間の最も短くなるものを選択することを特徴とす
    る通信端末装置。
  7. 【請求項7】 回線が接続された直後の時点でのモデム
    間のセッションを確立するためのネゴシエーションプロ
    トコルを備えた通信端末装置であって、複数種類のモデ
    ムのうちのどのモデムを使用するかを選択するためのネ
    ゴシエーションプロトコルV.8と、ネゴシエーション
    プロトコルV.8の使用が必須であるモデム(V.34
    など)と、それ以外のモデムとが設けられている場合
    に、伝送情報の情報量を計測する情報量計測手段と、計
    測された情報量qに基づいて、少なくともネゴシエーシ
    ョンプロトコルV.8に関する機能を変更する変更手段
    とを備えていることを特徴とする通信端末装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の通信端末装置において、
    情報量と所定の閾値Thとを比較し、情報量が所定の閾
    値以下のときには、情報量を勘案して、V.8のモデム
    機能宣言を変更し、V.34をもたないと宣言すること
    を特徴とする通信端末装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の通信端末装置において、
    情報量と所定の閾値Thとを比較し、情報量が所定の閾
    値以下のときには、情報量を勘案して、通信端末装置
    を、V.8ならびにV.34をもたない仕様に切り替え
    ることを特徴とする通信端末装置。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の通信端末装置におい
    て、計測された情報量qを所定の閾値Th1,Th2(T
    1>Th2)とそれぞれ比較し、情報量qが閾値Th1
    りも少ないが閾値Th2より多いときには、V.8のモ
    デム機能宣言を変更してV.34をもたないと宣言し、
    情報量qが所定の閾値Th2よりも少ないときには、
    V.8ならびにV.34をもたない仕様に切り替えるこ
    とを特徴とする通信端末装置。
  11. 【請求項11】 請求項7,請求項8,請求項9のいず
    れか一項に記載の通信端末装置において、閾値Thは、
    モデムの伝送速度に応じて可変に設定されることを特徴
    とする通信端末装置。
  12. 【請求項12】 請求項7,請求項8,請求項9のいず
    れか一項に記載の通信端末装置において、情報量qを閾
    値Thと比較する際に、情報量を予めその伝送速度Sp
    eedで除算し、除算した値(Info_q=q/Speed)を閾
    値Thと比較することを特徴とする通信端末装置。
  13. 【請求項13】 請求項10記載の通信端末装置におい
    て、閾値Th1とTh2は、モデムの伝送速度に応じて可
    変に設定されることを特徴とする通信端末装置。
  14. 【請求項14】 請求項7記載の通信端末装置におい
    て、該通信端末装置は、ネゴシエーション時間,各種モ
    デムのプロトコル時間,情報伝送時間をもとに、前記ネ
    ゴシエーションプロトコルの使用可否も含めて、トータ
    ルな通信時間の最も短くなるものを選択することを特徴
    とする通信端末装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011166292A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Nec Corp 信号処理システム、量子暗号システム、信号処理方法、及び量子暗号方法
JP2017516390A (ja) * 2014-04-15 2017-06-15 フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ パケット伝送ネットワークにおけるハンドシェイクを制御するための方法及び装置

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