JPH10290342A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JPH10290342A
JPH10290342A JP9093986A JP9398697A JPH10290342A JP H10290342 A JPH10290342 A JP H10290342A JP 9093986 A JP9093986 A JP 9093986A JP 9398697 A JP9398697 A JP 9398697A JP H10290342 A JPH10290342 A JP H10290342A
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JP
Japan
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signal
communication
line
line connection
communication terminal
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Application number
JP9093986A
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English (en)
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Hirotaka Kawabata
広隆 川畑
Masahiro Mochizuki
昌宏 望月
Takashi Sakayama
隆志 坂山
Yoshiaki Tezuka
芳明 手塚
Nobuyuki Kudo
信行 工藤
Kosuke Sakaki
浩亮 榊
Yoshihiro Maei
佳博 前井
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ITU−T勧告T.30 ANNEXFの手順におけ
る通信時間を短縮する。 【解決手段】 相手機に発呼したとき(ステップ10
0)、該相手機の宛先データリストを検索し(ステップ
104)、該相手機のV.34手順の通信能力の有無を
判定する(ステップ104)。V.34手順の通信能力
有りと記憶している場合(ステップ104肯定判定)、
相手機との回線接続を検知したとき(ステップ106肯
定判定)、ITU−T勧告V.8手順のCI信号を送出
する(ステップ120)。このCI信号を受信した相手
機は、ANSam信号を送出するので、回線接続からA
NSam信号の送出までの無音期間が短縮され、よって
ITU−T勧告T.30 ANNEXFの手順における通信時
間を短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ITU−T勧告
V.34手順の通信能力を有する通信端末装置に係り、
より詳しくは、ITU−T勧告T.30 ANNEXFに準拠
した通信手順において、回線接続からANSam信号の
受信までの時間を短縮することにより通信時間の短縮化
を実現した通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ITU−Tにおいて、V.3
2(9600bps(bit par second) までの2線式全
2重モデムの規格)の機能拡張として、14400bp
sを越える28800bpsまでの2線式全2重モデム
の規格がV.34として勧告されている。その後、上記
V.34をファクシミリ装置の通信手順に応用する規格
として、ITU−T勧告T.30 ANNEXFが定められ
た。なお、ITU−Tとは、International Telecommun
ications Union−Telecommunications Standardization
Sector 、即ち国際電気通信連合の電気通信標準化部門
を意味する。
【0003】ここで、ITU−T勧告T.30 ANNEXF
の基本的な通信手順(V.8及びV.34手順に準じた
通信手順)の概要を図6を用いて以下に説明する。
【0004】図6に示すように、中心線の左側には発呼
DCE(以下、「発呼局」という)から応答DCE(以
下、「応答局」という)へ送出される信号が、中心線の
右側には応答局から発呼局へ送出される信号が、それぞ
れ時系列に沿って上から順に示されている。なお、DC
Eとは、データ回線終端装置(Data Circuit terminati
ng Equipment)を意味する。
【0005】この図6には、通信開始時の手順、画情報
の伝送時の手順、及び通信終了時の手順が網羅されてい
る。このうち通信開始時の手順は、相手側端末の機能等
を認識するためのネットワークインタラクション(フェ
ーズ1)、発呼局と応答局との間に設定された通信回線
の状態を把握するためのラインプロービング(フェーズ
2)、モデムに内蔵された等化器のトレーニングを行う
プライマリーチャネル等化器トレーニング(フェーズ
3)、モデムの性能情報等を交換しデータ信号速度の設
定等を行うモデムパラメータ交換(フェーズ4)、画情
報の伝送に先立ち制御チャネルデータの交換等を行う
T.30ファクシミリハンドシェーク(フェーズ5)、
画情報の伝送に先立ちプライマリーチャネルを再度同期
させるプライマリーチャネルの再同期(フェーズ6)の
各フェーズにより構成される。
【0006】なお、このうちネットワークインタラクシ
ョンでは、V.8に準じた動作が行われ、次のラインプ
ロービング以降ではV.34の半2重動作モードに基づ
く動作が行われる。
【0007】このうちV.8手順に準じた動作が実行さ
れる前には、まず発呼局が応答局へ発呼し回線が接続さ
れると、応答局は着呼後0.2秒以上無音信号を送出し
た後にANSam信号(変形応答トーン)を送出する。
そして、このANSam信号を受信した発呼局がCM信
号(起呼メニュー信号)を送出することによりV.8手
順が実際に開始される。
【0008】ところで、発呼局は、ANSam信号を受
信しなかった場合、応答局からのNSF/DIS信号を
受信すると、該信号の解析により応答局にV.8能力が
あるか否かを判定し、V.8能力がある場合にV.8手
順のオプション信号であるCI信号(起呼表示信号)を
送出してANSam信号の受信を待機する。応答局に
V.8能力が無い場合には、通常のT.30手順を実行
する。
【0009】なお、CI信号は、発呼局から一般通信機
能を示すために送信される信号であり、発呼局から規則
的なオン/オフ間隔で送信される。オン期間は、少なく
とも3つ以上のCI信号を含み、かつ持続時間は2.0
秒以下でなくてはならない。一方、オフ期間は、その持
続時間が0.4秒以上2.0秒以下でなくてはならな
い。1つのCI信号は、10個の「1」とそれに続く1
0ビットの同期符号と起呼機能オクテットとで構成され
る。なお、オン期間の信号は、勧告V.21で定義され
た低域チャネルV.21(L)により変調された300
bpsの反復ビット列で構成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のITU−T勧告T.30 ANNEXFに準拠した通信端
末装置(ファクシミリ装置を含む)は、上述したように
回線が接続(着呼)してからANSam信号を送出する
までに最低でも0.2秒間の無音期間をおかなければな
らないと定められている。このため、回線接続後に、応
答局から従来のCED信号(被呼端末識別信号)の送出
前の無音信号と同じ1.8秒程度の継続時間を有する無
音信号を送出してくる場合もあり得る。このような場
合、応答局のANSam信号の送出までに時間がかか
り、通信時間が伸びてしまうという問題がある。
【0011】本発明は、上記事実に鑑みてなされたもの
で、ITU−T勧告T.30 ANNEXFに準拠した通信手
順を実行する際に通信時間の短縮化を実現した通信端末
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、請求項1の発明は、ITU−T勧告V.34手順に
よる通信能力を有する通信端末装置において、相手機の
ITU−T勧告V.34手順の通信能力の有無を記憶す
る記憶手段と、相手機との回線接続を検知する回線接続
検知手段と、前記記憶手段によりV.34手順の通信能
力が有ると記憶されている相手機への送信時において、
前記回線接続検知手段により前記相手機との回線接続が
検知されたとき、ITU−T勧告V.8手順のCI信号
を送出する制御手段と、を有することを特徴とする。
【0013】請求項1の発明では、制御手段が、V.3
4手順の通信能力が有ると記憶されている相手機への送
信時において、回線接続検知手段により前記相手機との
回線接続が検知されたとき、ITU−T勧告V.8手順
で定められているCI信号を送出する。このCI信号を
受信した相手機は、勧告に従ってANSam信号を送出
する。そして、これ以降においてV.34手順の通信能
力を有する相手機とV.8手順及びV.34手順に準じ
る通信(ITU−T勧告T.30 ANNEXF)が実行され
る。
【0014】従来の手順では、相手機(応答局)は、回
線接続から最低0.2秒間無音信号を送出した後にAN
Sam信号を送出することになっており、この無音期間
が1.8秒程度継続する場合があった。しかし、本発明
では、回線接続の検知後にCI信号を送出するので回線
接続からきわめて短い時間内に相手機からANSam信
号が送出され、これにより通信時間を短縮することがで
きる。
【0015】ここで、回線接続検知手段による回線接続
の検知方法として、いくつかの方法が考えられる。例え
ば、請求項2の発明のように、請求項1の前記回線接続
検知手段が、交換機と接続された信号線の極性反転を検
知する極性反転検知手段を有しており、前記極性反転検
知手段により極性反転が検知されたとき、前記相手機と
回線接続されたと検知するようにしても良い。
【0016】一方、発呼局と応答局とが接続されるまで
に複数の交換機を経る場合、上記極性反転が複数回発生
する場合がある。そして、この極性反転の回数は、相手
機に依存した回数だけ発生し、必ずしもすべての相手機
について一定回数とは限らない。
【0017】そこで、請求項3の発明を、請求項2の前
記記憶手段が、V.34手順の通信能力の有無と共に相
手機と回線接続するまでに発生する極性反転の回数をさ
らに記憶しており、前記回線接続検知手段が、相手機へ
の送信時において前記極性反転検知手段により検知され
た極性反転の回数が、記憶されている前記相手機に関す
る極性反転の回数と一致したとき、前記相手機と回線接
続されたと検知するように構成する。これにより、複数
の極性反転を経て回線接続される相手機についても本発
明を適用することができる。
【0018】また、回線接続の他の検知方法として、請
求項4の発明のように、請求項1の前記回線接続検知手
段が、ISDN網を介しての通信時において、相手機か
ら送られてきたCONN信号の受信を検知する信号検知
手段を有しており、前記信号検知手段によりCONN信
号の受信が検知されたとき、前記相手機と回線接続され
たと検知するように構成することもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を詳細に説明する。 (第1の実施形態)図1には、本発明の第1の実施形態
に係る通信端末装置の一例として、ファクシミリ装置1
0の全体構成図を示す。このファクシミリ装置10は、
ファクシミリ装置10全体の制御処理を行うCPU1
2、制御プログラム実行時に使用するワークエリアとし
てのRAM14、ファクシミリ装置10を操作するため
の表示及び操作スイッチが設けられた操作表示装置1
6、送信原稿を読取る読取装置18、受信画情報等を印
刷して出力する印字装置20、符号化・復号化・拡大・
縮小等の画像処理を行う画像処理装置22、送信する画
情報または受信した画情報を格納する画像蓄積装置2
4、ファクシミリ装置10全体を制御するプログラムを
記憶したROMで構成されたシステム制御プログラム記
憶部28、デジタル網(例えば、ISDN網)に適した
通信(例えば、G4)を制御するためのプログラムを記
憶したROMから構成されたデジタル通信制御プログラ
ム記憶部30、アナログ網(例えば、G3)に適した通
信を制御するためのプログラムを記憶したROMから構
成されたアナログ通信制御プログラム記憶部32、ファ
クシミリ装置10をデジタル網へ接続するためのデジタ
ル網制御装置38、ファクシミリ装置10をアナログ網
へ接続するためのアナログ網制御装置40、切換えによ
って複数の外部回線インターフェースと複数の内部通信
回路とを接続するための回線切換え制御装置36、及び
各種のデータを記憶しておくための記憶装置42を備え
ており、これらはシステムバス26により相互に接続さ
れている。
【0020】また、デジタル通信制御プログラム記憶部
30は直接回線切換え制御装置36と相互に接続されて
おり、アナログ通信制御プログラム記憶部32は、低速
モードと高速モードとを備えたモデム(変復調装置)3
4を介して回線切換え制御装置36と相互に接続されて
いる。また、回線切換え制御装置36は、デジタル網制
御装置38及びアナログ網制御装置40の各々とも相互
に接続されている。
【0021】本実施形態のファクシミリ装置10は、デ
ジタル網にもアナログ網にも接続可能であるが、このフ
ァクシミリ装置10をアナログ網にのみ接続する場合に
はデジタル通信制御プログラム記憶部30及びデジタル
網制御装置38を省略することができ、デジタル網にの
み接続する場合にはアナログ通信制御プログラム記憶部
32、モデム34及びアナログ網制御装置40を省略す
ることができる。
【0022】また、デジタル網制御装置38及びアナロ
グ網制御装置40は、相手機と回線が接続されたとき、
システムバス26を介して回線が接続された旨をCPU
12に伝達する機能を有しており、これにより、CPU
12は、回線が接続されたことを検知することができ
る。
【0023】なお、記憶装置42には、短縮ダイヤルの
宛先リストに対応付けて相手機がV.34手順に準拠し
た通信能力があるか否かを宛先毎に示した宛先データリ
スト43が格納されている。
【0024】以上述べた通信端末装置は、通常のT.3
0の通信手順及びITU−T勧告T.30 ANNEXF
(V.8及びV.34手順)に準拠した手順による通信
が可能とされている。よって、V.8手順のオプション
信号であるCI信号の送出も可能である。
【0025】次に、第1の実施形態の作用を図2のフロ
ーチャートを用いて説明する。なお、図2は、本実施形
態に係る通信端末装置が発呼局となった場合の処理の流
れを示したものである。
【0026】図2のフローチャートに示すように、まず
ユーザより発呼の指示があると、本実施形態の通信端末
装置は指示された宛先の相手機に対し発呼する(ステッ
プ100)。ここで、CPU12が記憶装置42をアク
セスし、発呼した相手機の宛先データリスト43を検索
する(ステップ102)。
【0027】宛先データリスト43の検索の結果、相手
機がV.34手順に準拠した通信能力があると記憶して
いる場合(ステップ104肯定判定)、発呼した相手機
との回線接続が検知されたか否かを判定し(ステップ1
06)、回線接続が検知されていない場合(ステップ1
06否定判定)、回線接続が検知されるまで待機する。
【0028】相手機との回線接続が検知された場合(ス
テップ106肯定判定)、発呼局はCI信号を送出する
(ステップ120)。このCI信号を受信した相手機
は、直ちにANSam信号を送出する。但し、本来V.
34の通信能力が有るとみなされた宛先の相手機でも、
当該宛先においてV.34能力の無い他の端末と交換さ
れた場合などにCED信号を送出する場合がある。
【0029】ここで、発呼局は、CI信号送出後に相手
機からの応答があるか否かを判定する(ステップ13
0)。相手機から応答があったと判定された場合(ステ
ップ130肯定判定)、この応答信号がANSam信号
及びCED信号のいずれであるかを判定する(ステップ
132)。
【0030】応答信号がANSam信号であると判定さ
れた場合、V.8手順を経てV.34手順で通信(すな
わち、T.30 ANNEXF手順に基づく通信)を行い(ス
テップ134)、応答信号がCED信号であると判定さ
れた場合、V.8手順を実行せず、通常のT.30手順
で通信を行う(ステップ136)。
【0031】なお、ステップ134又はステップ136
の通信が終了した後、該通信中に得られたNSF信号/
DIS信号の情報に基づいて、必要に応じて相手機の宛
先データリスト43の情報を更新する(ステップ13
8)。すなわち、応答局のNSF信号/DIS信号のフ
ァクシミリ情報フィールド中にV.34手順に準拠した
通信能力の有無を示す情報があり、その情報が、当該応
答局の宛先データリスト43におけるV.34手順の通
信能力の有無の情報と異なる場合に、宛先データリスト
43の情報を通信中に得られた情報に変更する。
【0032】一方、CI信号を送出したとき応答局から
の応答が無かった場合(ステップ130否定判定)、通
信を続行させることは不可能とみなして回線を切断し
(ステップ140)、相手機との通信を終了させる。こ
の場合、当該相手機にはV.34手順による通信能力が
無いとみなし、当該相手機の宛先データリスト43の情
報を”V.34手順に準拠した通信能力無し”の情報に
書き換える(ステップ142)。或いは当該相手機に関
連した情報の宛先データリスト43への登録を抹消して
も良い。
【0033】また、発呼した相手機について、宛先デー
タリスト43にV.34手順に準拠した通信能力が有る
と記憶されていない場合(ステップ104否定判定)、
上記のように回線接続の検知後にCI信号を送出するこ
となく、直ちに相手機からの応答があるか否かを判定す
る(ステップ130)。応答が無い場合には(ステップ
130否定判定)、回線を切断し(ステップ140)、
通信を終了する。相手機から応答が有った場合(ステッ
プ130肯定判定)、応答信号がANSam信号である
かCED信号であるかを判定し(ステップ132)、上
述したように、この判定結果に応じた通信手順を実行
し、通信を終了する。
【0034】ここで、回線接続の検知後にCI信号を送
出しV.8及びV.34手順で通信を行った場合の基本
的な通信手順(図2のステップ100〜ステップ13
4)の概要を図7に示す。同図に示すように、発呼局と
応答局との回線接続が検知されると、直ちに発呼局から
CI信号が送出され、CI信号を受信した応答局から直
ちにANSam信号が送出される。
【0035】図6のT.30 ANNEXFの従来手順では回
線接続からANSam信号の送出までの間に1.8秒程
度まで伸びる可能性のある無音期間を経るが、本実施の
形態に係る図7の通信手順では回線接続からきわめて短
い時間内にANSam信号が送出され、よって通信時間
が短縮化されていることがわかる。 (第2の実施形態)次に、第2の実施形態を説明する。
なお、第2の実施形態の構成は、第1の実施形態の構成
と同様であるので同一の符号を付して詳細な説明を省略
する。
【0036】但し、第2の実施形態は、交換機と通信端
末装置とを接続する2つの信号線L 1 、L2 の極性が発
呼局と応答局との回線接続までに1回又は複数回反転す
ることに着目し、この極性反転を検出することによって
回線接続を検知する機能を有する。なお、極性反転と
は、例えば最初に信号線L1 がHレベル(+)、信号線
2 がLレベル(−)の電位を持っているとき、信号線
1 がLレベル、信号線L2 がHレベルの電位に反転さ
れることをいう。
【0037】次に、第2の実施形態の作用を図3のフロ
ーチャートを用いて説明する。なお、図3は、本実施形
態に係る通信端末装置が発呼局となった場合の第1例に
係る処理の流れを示したものであり、第1の実施形態の
図2のフローチャートと同様の作用部分については同一
のステップ番号を付して詳細な説明を省略する(後述す
る図4のフローチャートも同様)。
【0038】図3のフローチャートに示すように、発呼
した相手の端末の宛先データリスト43の検索(ステッ
プ102)の結果、相手機がV.34手順に準拠した通
信能力があると記憶している場合(ステップ104肯定
判定)、信号線L1 、L2 の極性反転が検知されたか否
かを判定する(ステップ108)。極性反転が検知され
ない場合(ステップ108否定判定)、極性反転が検知
されるまで待機する。
【0039】極性反転が検知された場合(ステップ10
8肯定判定)、発呼局はCI信号を送出する(ステップ
120)。その後の処理は、図2のフローチャートと同
様である。
【0040】図3のフローチャートに示した第1の処理
では、極性反転が1回検知されたとき回線接続されたと
みなして直ちにCI信号を送出するが、複数台の交換機
を経由して発呼局と応答局とが接続される場合、極性反
転が複数回繰り返されてから回線が接続される。このよ
うな場合に対処した第2の処理例を図4のフローチャー
トを用いて以下に説明する。但し、宛先データリスト4
3には、宛先毎のV.34の通信能力の有無だけでな
く、各宛先の相手機に接続するまでに発生する極性反転
回数が書き込まれている。
【0041】図4のフローチャートに示すように、発呼
した相手の端末の宛先データリスト43の検索(ステッ
プ102)の結果、相手機がV.34手順に準拠した通
信能力があると記憶している場合(ステップ104肯定
判定)、再び宛先データリスト43を検索し、当該相手
機に接続するまでに発生する極性反転回数を読み出す
(ステップ110)。
【0042】次に、検出された極性反転の回数がステッ
プ110で読み出された記憶回数だけ発生したか否かを
判定する(ステップ112)。極性反転が記憶回数だけ
発生した場合(ステップ112肯定判定)、CI信号を
送出する(ステップ120)。その後の処理は、図2の
フローチャートと同様である。
【0043】これに対し、検出された極性反転回数が記
憶回数に至らない場合(ステップ112否定判定)、相
手機からの応答があるか否かを判定する(ステップ12
2)。応答が無い場合(ステップ122否定判定)、基
準時(例えば、発呼時や最初の極性反転の検出時)から
計測されている時間が一定時間に達したか否か、すなわ
ち、タイムアウトになったか否かを判定する(ステップ
124)。タイムアウトでない場合(ステップ124否
定判定)、ステップ112に戻り、再度、極性判定が記
憶回数発生したか否かを判定して同様の処理を実行す
る。
【0044】一方、極性反転が記憶回数発生せず、かつ
相手機からの応答も無いうちにタイムアウトとなった場
合(ステップ124肯定判定)、回線を切断し(ステッ
プ140)、相手機との通信を終了すると共に宛先デー
タリストの情報を書き換える(ステップ142)。
【0045】また、極性反転が記憶回数発生しないうち
に相手機からの応答が有った場合(ステップ122肯定
判定)、この応答信号がANSam信号であるかCED
信号であるかを判定する(ステップ132)。そして、
この判定結果に応じた通信手順で通信を実行する(ステ
ップ134、ステップ136)。但し、この場合は、極
性反転が記憶回数発生しないうちに相手機と接続したの
で、通信終了後の宛先データリストのデータ更新処理に
おいて、宛先データリストに書き込まれていた当該相手
機についての記憶回数を、接続までに検出された極性反
転の回数に更新する(ステップ139)。勿論、ステッ
プ139では、通信中に得られたNSF信号/DIS信
号の情報に基づいて当該相手機のV.34通信能力の情
報を更新する処理も行われる。
【0046】なお、図4のフローチャートの処理は、回
線接続までの極性反転の回数が1回の端末についても適
用できることはいうまでもない。
【0047】ここで、1又は複数の極性反転の検知後に
CI信号を送出しV.8及びV.34手順で通信を行っ
た場合の基本的な通信手順(図3及び図4のステップ1
00〜ステップ134)の概要をそれぞれ図8及び図9
に示す。なお、図9の場合、記憶していた極性反転回数
は3回であるとする。
【0048】図8及び図9に示すように、極性反転が1
回(図8の場合)又は3回(図9の場合)検出される
と、直ちに発呼局からCI信号が送出され、CI信号を
受信した応答局から直ちにANSam信号が送出され
る。
【0049】図6のT.30 ANNEXFの従来手順では回
線接続からANSam信号の送出までの間に1.8秒程
度まで伸びる可能性のある無音期間を経るが、本実施の
形態に係る図8及び図9の通信手順では回線接続からき
わめて短い時間内にANSam信号が送出され、よって
通信時間が短縮化されていることがわかる。 (第3の実施形態)次に、第3の実施形態を説明する。
なお、第3の実施形態の構成は、第1の実施形態の構成
と同様であるので同一の符号を付して詳細な説明を省略
する。
【0050】但し、第3の実施形態の通信端末装置は、
ISDN網で通信が可能なように構成され、このISD
N網を介して発呼局と応答局とが接続されたときに応答
局がオフフックした旨を発呼局に通知するCONN(c
onnect(応答))信号を検知する機能を有する。
【0051】次に、第3の実施形態の作用を図5のフロ
ーチャートを用いて説明する。なお、図5は、本実施形
態に係る通信端末装置が発呼局となってISDN網を介
して相手機と通信を行う場合の処理の流れを示したもの
であり、第1の実施形態の図2のフローチャートと同様
の作用部分については同一のステップ番号を付して詳細
な説明を省略する。
【0052】図5のフローチャートに示すように、発呼
した相手の端末の宛先データリスト43の検索(ステッ
プ102)の結果、相手機がV.34手順に準拠した通
信能力があると記憶している場合(ステップ104肯定
判定)、CONN信号が検知されたか否かを判定する
(ステップ114)。CONN信号が検知されない場合
(ステップ114否定判定)、該信号が検知されるまで
待機する。
【0053】CONN信号が検知された場合(ステップ
114肯定判定)、発呼局は直ちにCI信号を送出する
(ステップ120)。その後の処理は、図2のフローチ
ャートと同様である。すなわち、第3の実施形態では、
相手機から送出されたCONN信号が検知された時点を
回線接続時とみなしている。
【0054】ここで、CONN信号の検知後にCI信号
を送出しV.8及びV.34手順で通信を行った場合の
基本的な通信手順(図5のステップ100〜ステップ1
34)の概要を図10に示す。同図に示すように、発呼
局と応答局との回線接続が検知されると、直ちに発呼局
からCI信号が送出され、CI信号を受信した応答局か
ら直ちにANSam信号が送出される。
【0055】図6のT.30 ANNEXFの従来手順では回
線接続からANSam信号の送出までの間に1.8秒程
度まで伸びる可能性のある無音期間を経るが、本実施の
形態に係る図10の通信手順では回線接続からきわめて
短い時間内にANSam信号が送出され、よって通信時
間が短縮化されていることがわかる。
【0056】以上が本発明の各実施の形態であるが、上
記例にのみ限定されるものではない。例えば、宛先デー
タリスト43には、登録されている各端末毎にV.34
手順の通信能力の有無の情報が記載されている例を示し
たが、V.34手順の通信能力を有する端末のみを宛先
データリスト43に登録するようにしても良い。この場
合、宛先データリストの更新処理において、V.8手順
省略能力の無いと判断された端末は登録抹消されること
になる。
【0057】また、回線接続の検知方法についても他の
方法が適用できる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ITU−T勧告V.34による通信能力を有する通信端
末装置が、相手機との回線接続の検知後直ちにITU−
T勧告V.8手順のCI信号を送出することにより相手
機からのANSam信号の送出を促すようにしたので、
ITU−T勧告T.30 ANNEXFに準じた通信手順にお
ける通信時間の短縮を実現できる、という優れた効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信端末装置をファクシミリ装置とし
て構成した場合の構成ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るファクシミリ装
置の送信時の通信の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るファクシミリ装
置の送信時の通信の流れ(第1例)を示すフローチャー
トである。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るファクシミリ装
置の送信時の通信の流れ(第2例)を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明の第3の実施形態に係るファクシミリ装
置の送信時の通信の流れを示すフローチャートである。
【図6】ITU−T勧告T.30 ANNEXFの基本的な通
信手順の概要を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る通信手順の概要
を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る通信手順(第1
例)の概要を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る通信手順(第2
例)の概要を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る通信手順の概
要を示す図である。
【符号の説明】
10 ファクシミリ装置 12 CPU 16 操作表示装置 20 印字装置 28 システム制御プログラム記憶部 30 デジタル通信制御プログラム記憶部 32 アナログ通信制御プログラム記憶部 34 モデム 36 回線切替え制御装置 42 記憶装置 43 宛先データリスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手塚 芳明 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 工藤 信行 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 榊 浩亮 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 前井 佳博 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ITU−T勧告V.34手順による通信
    能力を有する通信端末装置であって、 相手機のITU−T勧告V.34手順の通信能力の有無
    を記憶する記憶手段と、 相手機との回線接続を検知する回線接続検知手段と、 前記記憶手段によりV.34手順の通信能力が有ると記
    憶されている相手機への送信時において、前記回線接続
    検知手段により前記相手機との回線接続が検知されたと
    き、ITU−T勧告V.8手順のCI信号を送出する制
    御手段と、 を有することを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記回線接続検知手段は、 交換機と接続された信号線の極性反転を検知する極性反
    転検知手段を有しており、 前記極性反転検知手段により極性反転が検知されたと
    き、前記相手機と回線接続されたと検知することを特徴
    とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、 相手機と回線接続するまでに発生する極性反転の回数を
    さらに記憶しており、 前記回線接続検知手段は、 相手機への送信時において前記極性反転検知手段により
    検知された極性反転の回数が、前記記憶手段により記憶
    されている前記相手機に関する極性反転の回数と一致し
    たとき、前記相手機と回線接続されたと検知することを
    特徴とする請求項2記載の通信端末装置。
  4. 【請求項4】 前記回線接続検知手段は、 ISDN網を介しての通信時において、相手機から送ら
    れてきたCONN信号の受信を検知する信号検知手段を
    有しており、 前記信号検知手段によりCONN信号の受信が検知され
    たとき、前記相手機と回線接続されたと検知することを
    特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6075620A (en) * 1997-05-30 2000-06-13 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus having communication function complying with ITU-T V. 8 and V. 34 recommendations

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6075620A (en) * 1997-05-30 2000-06-13 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus having communication function complying with ITU-T V. 8 and V. 34 recommendations

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