JPH09298583A - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JPH09298583A
JPH09298583A JP8129326A JP12932696A JPH09298583A JP H09298583 A JPH09298583 A JP H09298583A JP 8129326 A JP8129326 A JP 8129326A JP 12932696 A JP12932696 A JP 12932696A JP H09298583 A JPH09298583 A JP H09298583A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話装置においてトーン発生に関する回路構
成の簡略化及び動作電力の削減を実現する。 【解決手段】 音源21から出力されるデジタルトーン
データは、D/A変換手段16を介してスピーカ20か
らトーン音声として出力するとともに、このD/A変換
手段16、及びマイクロホン1からの入力音声信号をデ
ジタルデータ化するA/D変換手段3を介して送信変調
手段8に供給され、送信出力することができるように構
成する。特に音源20からのデジタルトーンデータは、
D/A変換手段のノイズシェーパー17により1ビット
ストリームデータとされ、A/D変換手段のデシメーシ
ョンフィルタ5でパラレル・デジタルデータとされて送
信変調手段8に供給されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、自動車
電話などの無線方式の電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車電話、携帯電話、コードレ
ス電話等の無線方式の電話装置においてデジタル信号処
理方式を採用したものが広く普及しているが、電話装置
としての機能として、例えばダイヤルトーン音、保留
音、話中音などのトーンを発生させ、スピーカ出力した
り送信出力するために、例えばDTMF(Dual Tone Mu
lti Frequency )などのトーン発生回路部が設けられて
いる。
【0003】従来の無線方式の電話装置の構成例を図3
に示す。電話装置にはユーザーの発生音声を集音するマ
イクロホン31が設けられ、マイクロホン31で得られ
た音声信号(送信音声信号)はマイクアンプ32、スイ
ッチ36のT1端子を介してA/D変換器33に供給さ
れる。A/D変換器33は例えばΔΣ変調器34とデシ
メーションフィルタ35から構成される、いわゆる1ビ
ットA/D変換器とされている。
【0004】A/D変換器33でデジタルデータSD
された送信音声はバンドパスフィルタ37で帯域制限さ
れた後、送信処理部38で所定の変調処理が行なわれ
る。例えばデジタルデータ段階で符号化処理、TDMA
(時分割多重化)処理、差動符号化処理等が行なわれ、
またアナログ信号に変換された後、直交変調が行なわれ
て送信信号が形成される。送信処理部38からアナログ
信号SA として出力される送信信号は送信増幅部39で
RF増幅処理が行なわれ、アンテナスイッチ40のTo
端子を介してアンテナ41に供給され、送信出力される
ことになる。
【0005】また、アンテナ41で受信された信号はア
ンテナスイッチ40のTi端子を介して受信増幅部42
に供給され、RF増幅処理が行なわれる。そして受信処
理部43において、所定の受信復調処理、例えば同期検
波、A/D変換、差動復号化、TDMA処理、復号化等
が行なわれ、デジタルデータSD として受信音声データ
が出力される。この受信音声データはバンドパスフィル
タ44で帯域制限された後、D/A変換器46に入力さ
れる。D/A変換器46はノイズシェーパー47とアナ
ログ積分回路48で構成され、つまり1ビットD/A変
換器とされている。D/A変換器46でアナログ信号と
された受信音声信号はスイッチ45のT1端子を介して
パワーアンプ49に供給されて増幅され、スピーカ50
から相手側からの通話音声として出力される。
【0006】制御部52はマイクロコンピュータで形成
され、上述した送信系/受信系の各回路部の動作制御を
行なう。また操作部53は、ユーザーが通話開始/終了
の操作や電話番号等の入力操作のための各種キーが設け
られており、制御部52は操作部53からの操作情報に
応じて、送信/受信のための各部の制御を行なう。表示
部54は、例えば液晶パネルなどの小型のディスプレイ
装置で構成され、制御部52からの表示制御信号に基づ
いて、ユーザーが入力したダイヤル番号や、メッセー
ジ、通話状況等の表示を行なう。
【0007】音源51は、任意の周波数のトーン音を発
生するために設けられている。この音源51は例えば簡
易的な任意周波数発生回路として、例えば図4(a)の
ような、サイン波1波の或るサンプリングポイントのデ
ータ(例えばD1〜D4)を持ったメモリテーブルとす
ればよい。そして、そのメモリテーブルから各データD
1〜D4を順次、クロックCKTに基づくタイミングで
読み出すようにする。
【0008】従って、例えば制御部52がクロックCK
T を或る周波数に設定して音源51に供給すれば、図4
(b)のように或る周波数の正弦波信号がトーン音信号
ATとして出力され、また制御部52がクロックCKT
の周波数を低くした場合は、図4(c)のように低い周
波数の正弦波信号がトーン音信号SATとして出力され
る。つまり任意の周波数のトーン音信号を出力でき、例
えば制御部52は、操作部53でのユーザーのダイヤル
操作における番号に応じて、所定の周波数のトーン音信
号を音源51から出力させることで、ダイヤル操作に応
じて音声を出力できることになる。
【0009】音源51から出力されたトーン音信号
AT、即ちこの時点ではデータD1〜D4であるが、こ
れはD/A変換器55でアナログのトーン音声信号とさ
れる。D/A変換器55としては例えば抵抗ラダー型な
ど、どのようなものでも良い。そしてトーン音発生時に
は、制御部52はスイッチ36,45をT2端子に接続
させており、従って、トーン音声信号はパワーアンプ4
9を介してスピーカ50から出力され、さらにA/D変
換器33でデジタルデータ化されて送信処理部38に送
られることで、ダイヤル送信されることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
電話装置では次のような問題がある。まず音源51に対
応してD/A変換器55を設けなくてはならず、回路規
模が増大するという問題がある。また、機器の仕様変更
などの際の半導体デザインルールや抵抗値の変更などに
応じてD/A変換器55自体を作り直さなければならい
という事情も生じる。
【0011】またD/A変換器55、ΔΣ変調器34は
動作時の電流が大きく、従ってこの2つの回路部を動作
させる必要のある、音源51からのトーン音を送信する
際には、消費電力が大きくなってしまうという問題があ
る。特に、携帯電話などの、バッテリー(乾電池/充電
池)を電源として用いる電話装置では電力消費が大きい
ことは非常に好ましくない。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、電話装置においてトーン発生に関する回路
構成の簡略化及び動作電力の削減を実現することを目的
とする。
【0013】このため、音源手段から出力されるデジタ
ルトーンデータは、受信復調手段から出力されるデジタ
ルデータをアナログ音声データとするD/A変換手段を
介してスピーカ手段からトーン音声として出力すること
ができるようにするとともに、このD/A変換手段、及
びマイクロホン手段からの入力音声信号をデジタルデー
タ化するA/D変換手段を介して送信変調手段に供給さ
れ、送信出力することができるように構成する。
【0014】特にA/D変換手段はΔΣ変調器とデシメ
ーションフィルタで形成され、D/A変換手段はノイズ
シェーパーと積分回路で構成されるものとする。そして
音源手段から出力されるデジタルトーンデータは、D/
A変換手段においてノイズシェーパーにより1ビットス
トリームデータとされ、この1ビットストリームデータ
が積分回路でアナログ音声信号とされてスピーカ手段に
供給されるとともに、ノイズシェーパーからの1ビット
ストリームデータがデシメーションフィルタに供給され
てデジタルデータとされ、送信変調手段に供給されるよ
うにする。
【0015】つまり本発明では、音源手段のトーン出力
専用のD/A変換器等を設けないようにして回路規模を
削減するとともに、この専用のD/A変換器を設けない
ことと、トーン送信時には送信系のA/D変換器におけ
るΔΣ変調器の動作を不要とすることで、電力消費の節
約を実現する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電話装置の実施の
形態を図1、図2で説明する。本例の無線方式の電話装
置のブロック図を図1に示す。電話装置にはユーザーの
発生音声を集音するマイクロホン1が設けられ、マイク
ロホン1で得られた音声信号(送信音声信号)はマイク
アンプ2を介して、A/D変換器3を構成するΔΣ変調
器4に入力される。そしてΔΣ変調器4の出力はスイッ
チ6のT1端子を介して、同じくA/D変換器3を構成
するデシメーションフィルタ5に供給される。
【0017】A/D変換器3はΔΣ変調器4とデシメー
ションフィルタ5から構成される、いわゆる1ビットA
/D変換器とされている。ΔΣ変調とは、アナログ入力
と、1クロック前のデジタル化データを再度アナログ信
号に戻したものとの差(デルタ)を、積分(シグマ)し
ていくA/D変換方式である。従ってΔΣ変調器4は、
マイクロホン1からのアナログ入力信号と、1クロック
前のデジタル化データを再度アナログ信号に戻したもの
との差をとるための差動アンプと、その差動アンプの出
力を積分処理する積分器と、積分器の出力を1ビットD
/Aコンバータ(コンパレータ)と、この1ビットD/
Aコンバータの出力をアナログ化し、差動アンプにフィ
ードバックする1ビットA/Dコンバータを有して構成
される。そしてサンプリング周波数としては極端に高い
周波数が用いられる。例えば通常の音声信号のA/D変
換に用いるサンプリングクロックの数10〜数100倍
のサンプリングクロックが用いられる。
【0018】既に公知のとおり、このようなΔΣ変調器
4では、いわゆるノイズシェーピング動作とオーバーサ
ンプリング動作が実行され、ΔΣ変調器4の出力(ノイ
ズシェーピング出力)はPDM(パルス密度変調)を受
けた1ビットの信号となる。このような1ビットのPD
Mビットストリーム出力は、デシメーションフィルタで
所定ビット数の、パラレル・デジタルデータに変換され
ることになる。
【0019】A/D変換器3でデジタルデータSD とさ
れた送信音声はバンドパスフィルタ37で帯域制限され
た後、送信処理部38で所定の変調処理が行なわれる。
送信処理部8は例えば図2(a)のように構成される。
送信処理部8に入力されたパラレル・デジタルデータと
しての送信音声データは、まず符号化処理部61にで符
号化処理(音声コーデック処理)が実行される。続いて
TDMA処理部62でフレーム処理としてのTDMA
(時分割多重化)処理が行なわれ、さらにTDMA処理
が施された信号はデジタル変復調部である差動符号化部
63に供給されて差動符号化処理が施される。そしてD
/A変換器64でアナログ信号とされ、直交変調器65
でπ/4シフトQPSK変調が行なわれる。
【0020】このように送信処理部8でデジタル段階及
びアナログ段階での変調が行なわれ、アナログ信号SA
として出力された送信信号は、線形電力増幅器等を備え
た送信増幅部9に供給され、送信信号として処理され
る。そしてアンテナスイッチ10のTo端子を介してア
ンテナ11に供給され、送信出力される。アンテナスイ
ッチ10は通話中に送信フレーム期間と受信フレーム期
間で高速に端子Toと端子Tiが切り換えられるもの
で、その制御は制御部22によって行なわれる。
【0021】アンテナ11で受信された信号はアンテナ
スイッチ10のTi端子を介して受信増幅部12に供給
され、RF増幅処理が行なわれる。そして受信処理部1
3において受信復調処理が行なわれる。受信処理部13
は例えば図2(b)のように構成され、受信増幅部12
の出力に対しては、まず同期検波器66で同期検波さ
れ、その後、A/D変換器67でデジタルデータとされ
る。そして差動復号化処理部68で差動復号処理が施さ
れてTDMA処理部69に供給される。そしてTDMA
処理部69で取り出された受信データは復号化処理部7
0で復号及びエラー訂正処理が施され、受信復調した受
信音声データとして受信処理部13から出力される。
【0022】この受信音声データは、インターポレーシ
ョンフィルタ含むバンドパスフィルタ14でフィルタ処
理された後、スイッチ15のT1端子を介してD/A変
換器16に入力される。D/A変換器16はノイズシェ
ーパー17とアナログ積分回路18で構成され、つまり
ノイズシェーパー17でパラレル・デジタルデータに対
してオーバーサンプリング/ノイズシェーピング処理を
施して1ビットのデータストリーム(PDMによる粗密
波)となるデジタルデータを得、これをさらに積分器1
8で、積分処理することでアナログ信号化する1ビット
D/A変換器とされている。
【0023】D/A変換器16でアナログ信号とされた
受信音声信号はパワーアンプ19に供給されて増幅さ
れ、スピーカ20から、相手側からの通話音声として出
力される。
【0024】制御部22はマイクロコンピュータで形成
され、上述した送信系/受信系の各回路部の動作制御を
行なう。また操作部23は、ユーザーが通話開始/終了
の操作や電話番号等の入力操作のための各種キーが設け
られており、制御部52は操作部53からの操作情報に
応じて、送信/受信のための各部の制御を行なう。操作
部23には例えばダイヤルキー、通話開始(オフフッ
ク)キー、通話終了(オンフック)キー、短縮ダイヤル
キー、リダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキーなどが
設けられ、制御部22は、この操作部23からのダイヤ
ル発信操作、送受信動作、リダイヤル発信などの操作に
応じて所要各部の制御を行ない、当該電話装置に要求さ
れた動作を実行することになる。
【0025】表示部24は、例えば液晶パネルなどの小
型のディスプレイ装置で構成され、制御部52からの表
示制御信号に基づいて、ユーザーが入力したダイヤル番
号や、メッセージ、通話状況等の表示を行なう。
【0026】音源21は、任意の周波数のトーン音を発
生するために設けられている。この音源21は上述した
図3における音源51と同様に、例えば簡易的な任意周
波数発生回路として、例えば図4(a)のような、サイ
ン波1波の或るサンプリングポイントのデータ(例えば
D1〜D4)を持ったメモリテーブルとすればよい。
【0027】そして、そのメモリテーブルから各データ
D1〜D4を順次、クロックCKTに基づくタイミング
で読み出すようにしており、従って、制御部22がクロ
ックCKT の周波数を可変出力することで、図4で説明
したように任意の周波数の正弦波をトーン音信号として
出力させることができる。例えば制御部22は、操作部
23でのユーザーのダイヤル操作における番号に対応し
たり、或はオンフック/オフフック動作、着信、送信状
態などに応じて、所定の周波数のトーン音信号を音源2
1から出力させることで、ダイヤル音、保留音などの各
種の必要なトーン音を出力できることになる
【0028】本例においては、音源21から出力された
トーン音信号、即ち、図4の例でいえばデータD1〜D
4となるデジタルデータは、スイッチ15のT2端子に
供給される。そしてトーン音発生時には、制御部22は
スイッチ6,15をT2端子に接続させており、従っ
て、トーン音声データはノイズシェーパー17でオーバ
ーサンプリング/ノイズシェーピング処理が行なわれ、
PDM1ビットストリーム形態のデータとされる。そし
てそのデータは積分器18及びスイッチ6のT2端子に
供給される。
【0029】積分器18に供給された1ビットのトーン
音声データは、積分処理によりアナログ信号化され、パ
ワーアンプ19を介してスピーカ20から出力される。
これによってユーザーがトーン音を聞くことができる。
【0030】さらにノイズシェーパー17の出力段階の
1ビットのトーン音声データは、スイッチ6のT2端子
を介してデシメーションフィルタ5に入力される。即
ち、パラレル・デジタルデータとされ、バンドパスフィ
ルタ7を介して送信処理部8に送られることになり、ダ
イヤル送信などのトーン音送信が実行されることにな
る。
【0031】つまり本例では、音源21からのトーン音
としてのデジタルデータについては専用のD/A変換器
を設けず、受信系のD/A変換器16を用いるようにし
てトーン音のスピーカ出力を実現している。またD/A
変換器16におけるノイズシェーパー17の出力データ
(1ビット)をA/D変換器3のデシメーションフィル
タ5に供給して所定ビット数のパラレル・デジタルデー
タとすることで、トーン音の送信出力を実現している。
このように音源21についての専用のD/A変換器を設
けなくとも、必要動作が可能となるようにしていること
で、回路構成の簡略化や、仕様変更時の優位性(D/A
変換器の作り直し等が不要)が得られる。
【0032】さらに本例では、トーン音の送信時にはA
/D変換器3におけるΔΣ変調器4の動作は不要とな
り、従ってトーン音の送信時には、ΔΣ変調器4に大電
流が流れることはなく、消費電力を節約できる。また音
源21についての専用のD/A変換器が存在しないこと
から、当然ながらこのD/A変換器についての消費電力
分は、従来の電話装置に比べて節約できていることにな
る。これらのことから使用時の消費電力節約を実現し、
これによってバッテリー寿命の長期化を実現できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電話装置で
は、音源手段から出力されるデジタルトーンデータは、
受信復調手段から出力されるデジタルデータをアナログ
音声データとするD/A変換手段を介してスピーカ手段
からトーン音声として出力することができるようにする
とともに、このD/A変換手段、及びマイクロホン手段
からの入力音声信号をデジタルデータ化するA/D変換
手段を介して送信変調手段に供給され、送信出力するこ
とができるように構成しているため、音源手段に専用に
対応するD/A変換手段を設けることが不要となり、回
路構成の簡略化や仕様変更時の優位性を実現できるとい
う効果がある。
【0034】また、A/D変換手段はΔΣ変調器とデシ
メーションフィルタで、またD/A変換手段はノイズシ
ェーパーと積分回路で構成するようにし、音源手段から
出力されるデジタルトーンデータは、D/A変換手段に
おいてノイズシェーパーにより1ビットストリームデー
タとされ、この1ビットストリームデータが積分回路で
アナログ音声信号とされてスピーカ手段に供給されると
ともに、ノイズシェーパーからの1ビットストリームデ
ータがデシメーションフィルタに供給されてデジタルデ
ータとされ、送信変調手段に供給されるようにしてい
る。これによって、トーン送信時には送信系のA/D変
換器におけるΔΣ変調器の動作が不要となり大電流消費
が行なわれないこと、及び上述のように音源手段専用の
D/A変換手段を設けることなく、その分消費電力が不
要であること、から、大幅な電力削減を実現できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電話装置のブロック図で
ある。
【図2】実施の形態の電話装置の送信処理部、受信処理
部のブロック図である。
【図3】従来の電話装置のブロック図である。
【図4】簡易型音源の説明図である。
【符号の説明】
1 マイクロホン、3 A/D変換器、4 ΔΣ変調
器、5 デシメーションフィルタ、6,15 スイッ
チ、7,14 バンドパスフィルタ、8 送信処理部、
10 アンテナスイッチ、11 アンテナ、13 受信
処理部、16 D/A変換器、17 ノイズシェーパ
ー、18 積分器、20 スピーカ、21 音源、22
制御部、23 操作部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送話音声入力のためのマイクロホン手段
    と、 前記マイクロホン手段からの入力音声信号をデジタルデ
    ータ化するA/D変換手段と、 前記A/D変換手段から出力されたデジタルデータに対
    して所定の送信変調処理を行なう送信変調手段と、 前記送信変調手段から出力される信号を送信するととも
    に、信号を受信することのできる送受信手段と、 前記送受信手段で受信された信号をデジタルデータ化し
    て所定の受信復調処理を行なう受信復調手段と、 前記受信復調手段から出力されるデジタルデータをアナ
    ログ音声データとするD/A変換手段と、 前記D/A変換手段から出力されるアナログ音声データ
    を受信音声として出力するスピーカ手段と、 所定のトーン波形となるデジタルトーンデータを出力す
    ることができる音源手段と、 を備え、 前記音源手段から出力されるデジタルトーンデータは、
    前記D/A変換手段を介して前記スピーカ手段からトー
    ン音声として出力することができるとともに、前記D/
    A変換手段及び前記A/D変換手段を介して前記送信変
    調手段に供給され、送信出力することができるように構
    成されていることを特徴とする電話装置。
  2. 【請求項2】 前記A/D変換手段はΔΣ変調器とデシ
    メーションフィルタで形成され、 前記D/A変換手段はノイズシェーパーと積分回路で構
    成され、 前記音源手段から出力されるデジタルトーンデータは、
    前記D/A変換手段において前記ノイズシェーパーによ
    り1ビットストリームデータとされ、この1ビットスト
    リームデータが前記積分回路でアナログ音声信号とされ
    て前記スピーカ手段に供給されるとともに、前記ノイズ
    シェーパーからの1ビットストリームデータが前記デシ
    メーションフィルタに供給されてデジタルデータとさ
    れ、前記送信変調手段に供給されるようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載の電話装置。
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