JP2000332611A - 音声信号処理装置 - Google Patents
音声信号処理装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インターポレーションフィルタの特性に依存
しないトーンデータ発生器を備えた音声信号処理装置を
提供すること。 【解決手段】 音声信号処理装置のD/A変換器におい
て、インターポレーションフィルタとオーバーサンプリ
ング型D/A変換器の間にデジタルトーンデータと音声
デジタルデータのセレクタ回路を配置する。デジタルト
ーンデータを発生させる音源手段は音声データのサンプ
リング周波数よりも高速でサンプリングされたデジタル
トーンデータを発生させられるものとし、トーン信号発
生時にはインターポレーションデジタルフィルタ後段の
セレクタ回路を介してオーバーサンプリング型D/A変
換器に入力し、アナログトーン信号に変換することによ
りデジタルフィルタの特性に依存しないトーン信号を発
生する。
しないトーンデータ発生器を備えた音声信号処理装置を
提供すること。 【解決手段】 音声信号処理装置のD/A変換器におい
て、インターポレーションフィルタとオーバーサンプリ
ング型D/A変換器の間にデジタルトーンデータと音声
デジタルデータのセレクタ回路を配置する。デジタルト
ーンデータを発生させる音源手段は音声データのサンプ
リング周波数よりも高速でサンプリングされたデジタル
トーンデータを発生させられるものとし、トーン信号発
生時にはインターポレーションデジタルフィルタ後段の
セレクタ回路を介してオーバーサンプリング型D/A変
換器に入力し、アナログトーン信号に変換することによ
りデジタルフィルタの特性に依存しないトーン信号を発
生する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話、自動車電
話などの無線通信方式による電話装置で用いられる音声
用のA/D、D/A変換器、いわゆる音声信号処理装置
に関するものである。
話などの無線通信方式による電話装置で用いられる音声
用のA/D、D/A変換器、いわゆる音声信号処理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車電話、携帯電話、コードレ
ス電話等の無線方式の電話装置においてデジタル信号処
理方式を採用したものが広く普及しているが、電話装置
の機能として、例えばダイヤルトーン音、保留音、話中
音などのトーンを発生させ、スピーカへ出力、送信出力
するために、例えばDTMF(Dual Tone M
ulti Frequency)などのトーン発生回路
部が設けられた音声信号処理装置が普及している。
ス電話等の無線方式の電話装置においてデジタル信号処
理方式を採用したものが広く普及しているが、電話装置
の機能として、例えばダイヤルトーン音、保留音、話中
音などのトーンを発生させ、スピーカへ出力、送信出力
するために、例えばDTMF(Dual Tone M
ulti Frequency)などのトーン発生回路
部が設けられた音声信号処理装置が普及している。
【0003】従来の音声信号処理装置の例としては、特
開平9−298583号公報に開示されている。図6、
13、17は従来の音声信号処理装置の例を示す図であ
る。図6、13、17において41、51、61はマイ
クアンプ、42、52、62はA/D変換部、43、5
3、63はΔΣ変調方式A/D変換器、44、54、6
4はデシメ−ション用デジタルフィルタ、45、55、
65はD/A変換部、46、56、66はインターポレ
ーション用デジタルフィルタ、47、57、67はΔΣ
変調方式D/A変換器、48、58、68はスピーカア
ンプ、59、69はトーンデータ発生器、5a、6a、
5b、6bはセレクタ回路である。
開平9−298583号公報に開示されている。図6、
13、17は従来の音声信号処理装置の例を示す図であ
る。図6、13、17において41、51、61はマイ
クアンプ、42、52、62はA/D変換部、43、5
3、63はΔΣ変調方式A/D変換器、44、54、6
4はデシメ−ション用デジタルフィルタ、45、55、
65はD/A変換部、46、56、66はインターポレ
ーション用デジタルフィルタ、47、57、67はΔΣ
変調方式D/A変換器、48、58、68はスピーカア
ンプ、59、69はトーンデータ発生器、5a、6a、
5b、6bはセレクタ回路である。
【0004】以上のように構成された従来の音声信号処
理装置について以下、その動作を説明する。まず、携帯
電話等での送受信系動作に関して図6を用いて説明す
る。音声信号処理装置での送信動作は、ユーザが発声し
た音声信号(送信音声信号)がマイクアンプ41を介し
てA/D変換部42に供給される。A/D変換部42は
例えばΔΣ変調方式A/D変換器43とデシメーション
フィルタ44から構成される、いわゆる1ビットA/D
変換器とされており、A/D変換部42により音声信号
がデジタルデータStとされて送出される。1ビットA
/D変換器について詳しく説明する。
理装置について以下、その動作を説明する。まず、携帯
電話等での送受信系動作に関して図6を用いて説明す
る。音声信号処理装置での送信動作は、ユーザが発声し
た音声信号(送信音声信号)がマイクアンプ41を介し
てA/D変換部42に供給される。A/D変換部42は
例えばΔΣ変調方式A/D変換器43とデシメーション
フィルタ44から構成される、いわゆる1ビットA/D
変換器とされており、A/D変換部42により音声信号
がデジタルデータStとされて送出される。1ビットA
/D変換器について詳しく説明する。
【0005】ΔΣ変調とは、アナログ入力と1クロック
前のデジタル化データを再度アナログ信号に戻したもの
との差(デルタ)を積分(シグマ)していくA/D変換
方式である。したがってΔΣ変調方式A/D変換器は、
マイクアンプ41からのアナログ入力信号と1クロック
前のデジタル化データを再度アナログ信号に戻したもの
との差を取るための差動アンプと、その差動アンプの出
力を積分処理する積分器と積分器の出力をA/D変換す
る1ビットA/D変換器(コンパレータ)と、この1ビ
ットA/D変換器の出力をアナログ化し、差動アンプに
フィードバックするための1ビットD/A変換器を有し
て構成される。そしてサンプリング周波数としては極端
に高い周波数が用いられる。たとえば通常の音声信号の
A/D変換器に用いるサンプリングクロックの数10〜
数100倍のサンプリングクロックが用いられる。
前のデジタル化データを再度アナログ信号に戻したもの
との差(デルタ)を積分(シグマ)していくA/D変換
方式である。したがってΔΣ変調方式A/D変換器は、
マイクアンプ41からのアナログ入力信号と1クロック
前のデジタル化データを再度アナログ信号に戻したもの
との差を取るための差動アンプと、その差動アンプの出
力を積分処理する積分器と積分器の出力をA/D変換す
る1ビットA/D変換器(コンパレータ)と、この1ビ
ットA/D変換器の出力をアナログ化し、差動アンプに
フィードバックするための1ビットD/A変換器を有し
て構成される。そしてサンプリング周波数としては極端
に高い周波数が用いられる。たとえば通常の音声信号の
A/D変換器に用いるサンプリングクロックの数10〜
数100倍のサンプリングクロックが用いられる。
【0006】携帯電話等では通常、音声のサンプリング
周波数としては8kHzが標準であり、オーバーサンプ
リング周波数としてはたとえば128倍の1.024M
Hz等が用いられる。既に公知の通り、このようなΔΣ
変調方式A/D変換器43ではいわゆるノイズシェーピ
ング動作とオーバーサンプリング動作が実行され、ΔΣ
変調器方式A/D変換器43の出力(ノイズシェーピン
グ出力)はPDM(パルス密度変調)を受けた1ビット
の信号となる。このような1ビットのPDMビットスト
リーム出力はデシメーションフィルタで音声データのサ
ンプリング周波数である8kHzまでダウンサンプリン
グ処理が行われるとともに、所定ビット数の、デジタル
データに変換されることになる。
周波数としては8kHzが標準であり、オーバーサンプ
リング周波数としてはたとえば128倍の1.024M
Hz等が用いられる。既に公知の通り、このようなΔΣ
変調方式A/D変換器43ではいわゆるノイズシェーピ
ング動作とオーバーサンプリング動作が実行され、ΔΣ
変調器方式A/D変換器43の出力(ノイズシェーピン
グ出力)はPDM(パルス密度変調)を受けた1ビット
の信号となる。このような1ビットのPDMビットスト
リーム出力はデシメーションフィルタで音声データのサ
ンプリング周波数である8kHzまでダウンサンプリン
グ処理が行われるとともに、所定ビット数の、デジタル
データに変換されることになる。
【0007】次に受信系動作を説明する。外部より供給
された受信音声デジタルデータSrはD/A変換部45
に入力される。D/A変換部45はインターポレーショ
ンフィルタ46とΔΣ変調方式D/A変換器47で構成
される、いわゆる1ビットD/A変換器とされており、
インターポレーションフィルタ46でオーバーサンプリ
ング処理がされ、帯域制限された後、ΔΣ変調方式D/
A変換器47に入力される。D/A変換部45でアナロ
グ信号に変換された受信音声信号はスピーカアンプ48
に供給されて増幅され、相手側からの通話音声として出
力される。
された受信音声デジタルデータSrはD/A変換部45
に入力される。D/A変換部45はインターポレーショ
ンフィルタ46とΔΣ変調方式D/A変換器47で構成
される、いわゆる1ビットD/A変換器とされており、
インターポレーションフィルタ46でオーバーサンプリ
ング処理がされ、帯域制限された後、ΔΣ変調方式D/
A変換器47に入力される。D/A変換部45でアナロ
グ信号に変換された受信音声信号はスピーカアンプ48
に供給されて増幅され、相手側からの通話音声として出
力される。
【0008】1ビットD/A変換器について詳しく説明
する。サンプリング周波数8kHzで入力された音声デ
ジタルデータはインターポレーションフィルタ46でた
とえば4倍のオーバーサンプリング処理と帯域制限処理
が行われる。
する。サンプリング周波数8kHzで入力された音声デ
ジタルデータはインターポレーションフィルタ46でた
とえば4倍のオーバーサンプリング処理と帯域制限処理
が行われる。
【0009】このインターポレーションフィルタの処理
内容を図で説明する。アナログ信号をあるサンプリング
周波数でサンプリングした場合、もとのアナログ信号の
周波数スペクトル(図7)に対し、サンプリング後のデ
ジタルデータは図8のような折り返し成分を持つ。1k
Hzのアナログ信号を8kHzでサンプリングした場合
であれば、折り返し成分は7kHz、9kHz、15k
Hz、17kHzという具合に信号周波数をfsig、
サンプリング周波数をfsとするとfs±fsigの折
り返し周波数成分を持つ。インターポレーションフィル
タではオーバーサンプリング処理と同時にこれらの折り
返し周波数成分を減衰させる。すなわち図9のような理
想的なインターポレーションフィルタで処理された場合
の周波数スペクトルは図10のようになる。
内容を図で説明する。アナログ信号をあるサンプリング
周波数でサンプリングした場合、もとのアナログ信号の
周波数スペクトル(図7)に対し、サンプリング後のデ
ジタルデータは図8のような折り返し成分を持つ。1k
Hzのアナログ信号を8kHzでサンプリングした場合
であれば、折り返し成分は7kHz、9kHz、15k
Hz、17kHzという具合に信号周波数をfsig、
サンプリング周波数をfsとするとfs±fsigの折
り返し周波数成分を持つ。インターポレーションフィル
タではオーバーサンプリング処理と同時にこれらの折り
返し周波数成分を減衰させる。すなわち図9のような理
想的なインターポレーションフィルタで処理された場合
の周波数スペクトルは図10のようになる。
【0010】図11は移動体通信用の音声信号処理装置
で用いられるインターポレーションフィルタに要求され
る周波数特性である。この周波数特性はCCITT勧告
のG712、714で示される周波数特性であり、帯域
内のリップルが±0.25dB、帯域外減衰量は−25
dB以上を満たすこと、となっている。すなわちこのよ
うなインターポレーションフィルタを通過したデジタル
データのスペクトルは図12のようになる。このオーバ
ーサンプリングデータはノイズシェーパーとアナログ積
分回路で構成されるΔΣ変調方式D/A変換器47で、
ノイズシェーパーによりたとえば32倍のオーバーサン
プリング/ノイズシェーピング処理を施して1ビットの
ストリームデータ(PDMによる粗密波)となるデジタ
ルデータを得、これをさらにアナログ積分器で、積分処
理することによりアナログ信号化される。以上が、音声
信号処理装置の基本動作である。
で用いられるインターポレーションフィルタに要求され
る周波数特性である。この周波数特性はCCITT勧告
のG712、714で示される周波数特性であり、帯域
内のリップルが±0.25dB、帯域外減衰量は−25
dB以上を満たすこと、となっている。すなわちこのよ
うなインターポレーションフィルタを通過したデジタル
データのスペクトルは図12のようになる。このオーバ
ーサンプリングデータはノイズシェーパーとアナログ積
分回路で構成されるΔΣ変調方式D/A変換器47で、
ノイズシェーパーによりたとえば32倍のオーバーサン
プリング/ノイズシェーピング処理を施して1ビットの
ストリームデータ(PDMによる粗密波)となるデジタ
ルデータを得、これをさらにアナログ積分器で、積分処
理することによりアナログ信号化される。以上が、音声
信号処理装置の基本動作である。
【0011】音声信号処理装置では電話装置のオンフッ
ク/オフフック動作、着信、送信状態、キータッチ音等
各種のトーン音を発生させられるようになっており、そ
のための音源を持ち、受信系動作を利用してこのトーン
音を発生させている。
ク/オフフック動作、着信、送信状態、キータッチ音等
各種のトーン音を発生させられるようになっており、そ
のための音源を持ち、受信系動作を利用してこのトーン
音を発生させている。
【0012】このトーン発生の方法を図13、17を用
いて説明する。まず、図13の従来例を用いて動作を説
明する。図13において、マイクアンプ51、A/D変
換部52、ΔΣ変調方式A/D変換器53、デシメ−シ
ョン用デジタルフィルタ54、D/A変換部55、イン
ターポレーション用デジタルフィルタ56、ΔΣ変調方
式D/A変換器57に関しては図6の従来例の基本動作
と同じである。
いて説明する。まず、図13の従来例を用いて動作を説
明する。図13において、マイクアンプ51、A/D変
換部52、ΔΣ変調方式A/D変換器53、デシメ−シ
ョン用デジタルフィルタ54、D/A変換部55、イン
ターポレーション用デジタルフィルタ56、ΔΣ変調方
式D/A変換器57に関しては図6の従来例の基本動作
と同じである。
【0013】受信データの系に図6の構成に加えて、ト
ーンデータ発生器59、セレクタ回路5a、送信データ
の系にセレクタ回路5bを有している。トーンデータ発
生器59は、任意の周波数のトーン音を発生するために
設けられている。このトーンデータ発生器59は例えば
簡易的な任意周波数発生回路として例えば図14のよう
なサイン波1波の或るサンプリングポイントのデータ
(例えばD1〜D4)を持ったメモリテーブルとすれば
よい。そして、そのメモリテーブルから各データD1か
らD4を順次、クロックCktに基づくタイミングで読
み出すようにする。従って例えば制御回路によりクロッ
クCktをある周波数に設定してトーンデータ発生器5
9に供給すれば図15のようにある周波数の正弦波信号
がトーン音信号Satとして出力され、また制御回路に
よりクロックCktの周波数を低くした場合には、図1
6のように低い周波数の正弦波信号がトーン音信号Sa
tとして出力される。
ーンデータ発生器59、セレクタ回路5a、送信データ
の系にセレクタ回路5bを有している。トーンデータ発
生器59は、任意の周波数のトーン音を発生するために
設けられている。このトーンデータ発生器59は例えば
簡易的な任意周波数発生回路として例えば図14のよう
なサイン波1波の或るサンプリングポイントのデータ
(例えばD1〜D4)を持ったメモリテーブルとすれば
よい。そして、そのメモリテーブルから各データD1か
らD4を順次、クロックCktに基づくタイミングで読
み出すようにする。従って例えば制御回路によりクロッ
クCktをある周波数に設定してトーンデータ発生器5
9に供給すれば図15のようにある周波数の正弦波信号
がトーン音信号Satとして出力され、また制御回路に
よりクロックCktの周波数を低くした場合には、図1
6のように低い周波数の正弦波信号がトーン音信号Sa
tとして出力される。
【0014】つまり任意の周波数のトーンデータを出力
できることになる。トーンデータ発生器59から出力さ
れたトーン音信号Sat、すなわちこの時点ではデータ
D1からD4であるが、これはセレクタ回路5aによ
り、トーン発生時と音声信号発生時で切り替えを行い、
ΔΣ変調方式D/A変換器57でアナログのトーン信号
に変換される。トーン信号はスピーカアンプ58によっ
てユーザにトーン音声として発せられる。
できることになる。トーンデータ発生器59から出力さ
れたトーン音信号Sat、すなわちこの時点ではデータ
D1からD4であるが、これはセレクタ回路5aによ
り、トーン発生時と音声信号発生時で切り替えを行い、
ΔΣ変調方式D/A変換器57でアナログのトーン信号
に変換される。トーン信号はスピーカアンプ58によっ
てユーザにトーン音声として発せられる。
【0015】続いて図17の従来例の動作を説明する。
図17において、マイクアンプ61、A/D変換部6
2、ΔΣ変調方式A/D変換器63、デシメ−ション用
デジタルフィルタ64、D/A変換部65、インターポ
レーション用デジタルフィルタ66、ΔΣ変調方式D/
A変換器67に関しては図6の従来例の基本動作と同じ
である。受信データの系に図6の構成に加えて、トーン
データ発生器69、セレクタ回路6a、送信データの系
にセレクタ回路6bを有している。トーンデータ発生器
69は、任意の周波数のトーン音を発生するために設け
られている。
図17において、マイクアンプ61、A/D変換部6
2、ΔΣ変調方式A/D変換器63、デシメ−ション用
デジタルフィルタ64、D/A変換部65、インターポ
レーション用デジタルフィルタ66、ΔΣ変調方式D/
A変換器67に関しては図6の従来例の基本動作と同じ
である。受信データの系に図6の構成に加えて、トーン
データ発生器69、セレクタ回路6a、送信データの系
にセレクタ回路6bを有している。トーンデータ発生器
69は、任意の周波数のトーン音を発生するために設け
られている。
【0016】このトーンデータ発生器69は例えば簡易
的な任意周波数発生回路として例えば図18のような各
種周波数のサイン波1波を音声信号周波数と同じく8k
Hzでサンプリングしたデータ(例えばD1〜D4、D
5〜D12)を持ったメモリテーブルとすればよい。そ
して、そのメモリテーブルから各データD1〜D4、D
5〜D12を順次、音声サンプリング周波数である8k
Hzのタイミングで図19のように読み出す。従って例
えば制御回路により発生させたい周波数データのトーン
データを読み出し、セレクタ回路6aにより、トーン発
生時と音声信号発生時で切り替えを行うことにより通常
の音声データと全く同じ扱いでΔΣ変調方式D/A変換
器67でアナログのトーン信号とすることができる。
的な任意周波数発生回路として例えば図18のような各
種周波数のサイン波1波を音声信号周波数と同じく8k
Hzでサンプリングしたデータ(例えばD1〜D4、D
5〜D12)を持ったメモリテーブルとすればよい。そ
して、そのメモリテーブルから各データD1〜D4、D
5〜D12を順次、音声サンプリング周波数である8k
Hzのタイミングで図19のように読み出す。従って例
えば制御回路により発生させたい周波数データのトーン
データを読み出し、セレクタ回路6aにより、トーン発
生時と音声信号発生時で切り替えを行うことにより通常
の音声データと全く同じ扱いでΔΣ変調方式D/A変換
器67でアナログのトーン信号とすることができる。
【0017】トーン信号はスピーカアンプ68によって
ユーザにトーン音声として発せられる。なお、この構成
の場合、セレクタ回路6aを加算回路とすれば、音声デ
ータとトーンデータを同時に発生させることも可能であ
る。
ユーザにトーン音声として発せられる。なお、この構成
の場合、セレクタ回路6aを加算回路とすれば、音声デ
ータとトーンデータを同時に発生させることも可能であ
る。
【0018】また、たとえばDTMFを用いた制御のよ
うに、受手側の制御を送信側からのトーンデータによっ
て行う場合、この送信データを音声信号処理装置から発
生させることがある。この場合は図13の従来例であれ
ばトーンデータ発生器59から発生させたデータをΔΣ
変調方式D/A変換器57のノイズシェーパーで1ビッ
トのストリームデータに変換したデータをセレクタ回路
5bを介してデシメーションフィルタ54に入力し、通
常の音声データと同様の処理により8kHzサンプリン
グのデジタルデータとして送出すればよい。
うに、受手側の制御を送信側からのトーンデータによっ
て行う場合、この送信データを音声信号処理装置から発
生させることがある。この場合は図13の従来例であれ
ばトーンデータ発生器59から発生させたデータをΔΣ
変調方式D/A変換器57のノイズシェーパーで1ビッ
トのストリームデータに変換したデータをセレクタ回路
5bを介してデシメーションフィルタ54に入力し、通
常の音声データと同様の処理により8kHzサンプリン
グのデジタルデータとして送出すればよい。
【0019】また、図17の従来例であればトーンデー
タ発生器69から発生させたデータは8kHzのサンプ
リングデータそのものであるから、セレクタ回路6bを
介してそのまま送出すればよい。
タ発生器69から発生させたデータは8kHzのサンプ
リングデータそのものであるから、セレクタ回路6bを
介してそのまま送出すればよい。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような音
声信号処理装置では次のような問題がある。まず図13
の従来例では発生させるトーン信号の周波数にあわせて
任意周波数のクロックを発生させなければならない。ま
た、発生させるトーン信号のサンプリング周波数が変わ
ることでアナログ信号に変換するΔΣ変調方式D/A変
換器においてもオーバーサンプリング周波数もそのつど
変更せねばならないという問題がある。
声信号処理装置では次のような問題がある。まず図13
の従来例では発生させるトーン信号の周波数にあわせて
任意周波数のクロックを発生させなければならない。ま
た、発生させるトーン信号のサンプリング周波数が変わ
ることでアナログ信号に変換するΔΣ変調方式D/A変
換器においてもオーバーサンプリング周波数もそのつど
変更せねばならないという問題がある。
【0021】また、ΔΣ変調方式D/A変換器において
もオーバーサンプリング周波数が変わるため、通常音声
信号のサンプリング周波数は8kHzで固定であるか
ら、トーン信号と同時にアナログ信号に変換することが
できない。
もオーバーサンプリング周波数が変わるため、通常音声
信号のサンプリング周波数は8kHzで固定であるか
ら、トーン信号と同時にアナログ信号に変換することが
できない。
【0022】また、トーンデータを送信系から送る場合
にも、ΔΣ変調方式D/A変換器とデシメーションフィ
ルタを通さねばならず、消費電力が大きくなる。図17
の従来例では上記のような問題はないが、以下のような
別の問題点がある。
にも、ΔΣ変調方式D/A変換器とデシメーションフィ
ルタを通さねばならず、消費電力が大きくなる。図17
の従来例では上記のような問題はないが、以下のような
別の問題点がある。
【0023】前記のインターポレーションフィルタでは
帯域内減衰量が少ないため、折り返し成分が主信号に対
して、−25dBのレベルにあり、しかもこれが可聴帯
域である20kHz以下に現れるため、音として聞こえ
てしまう。例えば1kHzのトーンであれば実際には1
kHzと7kHzの合成音として出力され、聴感上、違
和感がある。また、リップルも大きいため、周波数によ
り振幅に差が出てしまう。通常の音声の場合も同様であ
るが、音声信号の場合はもともとさまざまな周波数信号
の合成波であるため、違和感は少ない。ところが単音で
特にメロディー機能を実現した場合などには無視できな
くなる。また、DTMFのように2つの周波数成分の信
号であれば高群、低群の偏差が大きくなってしまう。
帯域内減衰量が少ないため、折り返し成分が主信号に対
して、−25dBのレベルにあり、しかもこれが可聴帯
域である20kHz以下に現れるため、音として聞こえ
てしまう。例えば1kHzのトーンであれば実際には1
kHzと7kHzの合成音として出力され、聴感上、違
和感がある。また、リップルも大きいため、周波数によ
り振幅に差が出てしまう。通常の音声の場合も同様であ
るが、音声信号の場合はもともとさまざまな周波数信号
の合成波であるため、違和感は少ない。ところが単音で
特にメロディー機能を実現した場合などには無視できな
くなる。また、DTMFのように2つの周波数成分の信
号であれば高群、低群の偏差が大きくなってしまう。
【0024】フィルタのリップルを少なくしたり、減衰
量を大きく取るにはFIRタイプのフィルタを用いてタ
ップ数、係数語長を大きく取れば可能ではあるが、大幅
なハードの増加を招き、また消費電流も増大することか
ら携帯電話等のバッテリー(乾電池/充電池)を電源と
して用いるシステムでは非常に好ましくない。
量を大きく取るにはFIRタイプのフィルタを用いてタ
ップ数、係数語長を大きく取れば可能ではあるが、大幅
なハードの増加を招き、また消費電流も増大することか
ら携帯電話等のバッテリー(乾電池/充電池)を電源と
して用いるシステムでは非常に好ましくない。
【0025】本発明は上記問題点を解決するもので、イ
ンターポレーションフィルタの特性に依存しないトーン
発生器付きの音声信号処理装置を提供することを目的と
する。
ンターポレーションフィルタの特性に依存しないトーン
発生器付きの音声信号処理装置を提供することを目的と
する。
【0026】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の音声信号処理装置は所定のトーン波形となる
デジタルトーンデータを音声データのサンプリング周波
数より高速サンプリングしたデータを発生させる音源手
段を持ち、その出力が音声用のオーバーサンプリング型
D/A変換手段に接続した構成を有している。
に本発明の音声信号処理装置は所定のトーン波形となる
デジタルトーンデータを音声データのサンプリング周波
数より高速サンプリングしたデータを発生させる音源手
段を持ち、その出力が音声用のオーバーサンプリング型
D/A変換手段に接続した構成を有している。
【0027】
【発明の実施の形態】前記構成によって、音声信号のサ
ンプリング周波数よりも高い周波数でサンプリングした
トーンデータを用いているため、折り返し成分、信号周
波数により振幅が変動しないトーン信号を発生すること
が容易に実現できる。
ンプリング周波数よりも高い周波数でサンプリングした
トーンデータを用いているため、折り返し成分、信号周
波数により振幅が変動しないトーン信号を発生すること
が容易に実現できる。
【0028】以下、本発明の一実施形態について、図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の第一の実施形
態における音声信号処理装置の構成図を示すものであ
る。図1において11はマイクアンプ、12はA/D変
換部、13はΔΣ変調方式A/D変換器、14はデシメ
−ション用デジタルフィルタ、15はD/A変換部、1
6はインターポレーション用デジタルフィルタ、17は
ΔΣ変調方式D/A変換器、18はスピーカアンプ、1
9はトーンデータ発生器、1aはセレクタ回路である。
このうち、マイクアンプ11、A/D変換部12、ΔΣ
変調方式A/D変換器13、デシメ−ション用デジタル
フィルタ14、D/A変換部15、インターポレーショ
ン用デジタルフィルタ16、ΔΣ変調方式D/A変換器
17、スピーカアンプ18は図6、13、17と同じ構
成である。インターポレーションフィルタ用デジタルフ
ィルタ16の出力はセレクタ回路1aを介してΔΣ変調
方式D/A変換器17の入力に接続されておりトーンデ
ータ発生器19はΔΣ変調方式D/A変換器17の入力
にセレクタ回路1aを介して接続されている。
を参照しながら説明する。図1は本発明の第一の実施形
態における音声信号処理装置の構成図を示すものであ
る。図1において11はマイクアンプ、12はA/D変
換部、13はΔΣ変調方式A/D変換器、14はデシメ
−ション用デジタルフィルタ、15はD/A変換部、1
6はインターポレーション用デジタルフィルタ、17は
ΔΣ変調方式D/A変換器、18はスピーカアンプ、1
9はトーンデータ発生器、1aはセレクタ回路である。
このうち、マイクアンプ11、A/D変換部12、ΔΣ
変調方式A/D変換器13、デシメ−ション用デジタル
フィルタ14、D/A変換部15、インターポレーショ
ン用デジタルフィルタ16、ΔΣ変調方式D/A変換器
17、スピーカアンプ18は図6、13、17と同じ構
成である。インターポレーションフィルタ用デジタルフ
ィルタ16の出力はセレクタ回路1aを介してΔΣ変調
方式D/A変換器17の入力に接続されておりトーンデ
ータ発生器19はΔΣ変調方式D/A変換器17の入力
にセレクタ回路1aを介して接続されている。
【0029】以上のように構成された音声信号処理装置
について以下、その動作を説明する。音声信号の送受信
系動作はトーンデータ発生を除き従来例と同様である。
音声信号処理装置での送信動作は、ユーザが発声した音
声信号(送信音声信号)がマイクアンプ11を介してA
/D変換部12に供給される。A/D変換部12は例え
ばΔΣ変調方式A/D変換器13とデシメーションフィ
ルタ14から構成される、いわゆる1ビットA/D変換
器とされており、A/D変換部12により音声信号がデ
ジタルデータStとされて送出される。
について以下、その動作を説明する。音声信号の送受信
系動作はトーンデータ発生を除き従来例と同様である。
音声信号処理装置での送信動作は、ユーザが発声した音
声信号(送信音声信号)がマイクアンプ11を介してA
/D変換部12に供給される。A/D変換部12は例え
ばΔΣ変調方式A/D変換器13とデシメーションフィ
ルタ14から構成される、いわゆる1ビットA/D変換
器とされており、A/D変換部12により音声信号がデ
ジタルデータStとされて送出される。
【0030】次に受信系動作を説明する。外部より供給
された受信音声デジタルデータSrはD/A変換部15
に入力される。D/A変換部15はインターポレーショ
ンフィルタ16とΔΣ変調方式D/A変換器17で構成
される、いわゆる1ビットD/A変換器とされており、
インターポレーションフィルタ16でオーバーサンプリ
ング処理がされ、帯域制限された後、ΔΣ変調方式D/
A変換器17に入力される。D/A変換部15でアナロ
グ信号に変換された受信音声信号はスピーカアンプ18
に供給されて増幅され、相手側からの通話音声として出
力される。以上が、音声信号処理装置の基本動作であ
る。
された受信音声デジタルデータSrはD/A変換部15
に入力される。D/A変換部15はインターポレーショ
ンフィルタ16とΔΣ変調方式D/A変換器17で構成
される、いわゆる1ビットD/A変換器とされており、
インターポレーションフィルタ16でオーバーサンプリ
ング処理がされ、帯域制限された後、ΔΣ変調方式D/
A変換器17に入力される。D/A変換部15でアナロ
グ信号に変換された受信音声信号はスピーカアンプ18
に供給されて増幅され、相手側からの通話音声として出
力される。以上が、音声信号処理装置の基本動作であ
る。
【0031】本実施の形態の音声信号処理装置では従来
例の図13、17と同様に電話装置のオンフック/オフ
フック動作、着信、送信状態、キータッチ音等各種のト
ーン音を発生させられるようになっており、そのための
音源を持ち、受信系動作を利用してこのトーン音を発生
させている。
例の図13、17と同様に電話装置のオンフック/オフ
フック動作、着信、送信状態、キータッチ音等各種のト
ーン音を発生させられるようになっており、そのための
音源を持ち、受信系動作を利用してこのトーン音を発生
させている。
【0032】このトーン発生の方法を図1を用いて説明
する。図1において、受信データの系に図6の構成に加
えて、トーンデータ発生器19、セレクタ回路1aを有
している。トーンデータ発生器19は、任意の周波数の
トーン音を発生するために設けられている。このトーン
データ発生器19は例えば簡易的な任意周波数発生回路
として例えば図2のような各種周波数サイン波1波を音
声信号のサンプリング周波数よりも速いサンプリング周
波数、例えば、インターポレーションフィルタ16のオ
ーバーサンプリング率と同じ周波数でサンプリングした
データ(例えばD1〜D16)を持ったメモリテーブル
とすればよい。
する。図1において、受信データの系に図6の構成に加
えて、トーンデータ発生器19、セレクタ回路1aを有
している。トーンデータ発生器19は、任意の周波数の
トーン音を発生するために設けられている。このトーン
データ発生器19は例えば簡易的な任意周波数発生回路
として例えば図2のような各種周波数サイン波1波を音
声信号のサンプリング周波数よりも速いサンプリング周
波数、例えば、インターポレーションフィルタ16のオ
ーバーサンプリング率と同じ周波数でサンプリングした
データ(例えばD1〜D16)を持ったメモリテーブル
とすればよい。
【0033】例えば、図3のようにインターポレーショ
ンフィルタのオーバーサンプリング率が4倍であれば3
2kHzでサンプリングしたデータとすればよい。そし
て、そのメモリテーブルから各データD1からD16を
順次、インターポレーションフィルタ16のオーバーサ
ンプリング周波数、例えば、32kHzのタイミングで
読み出すようにする。従って例えば制御回路により発生
させたい周波数データのトーンデータを読み出し、セレ
クタ回路1aにより、トーン発生時と音声信号発生時で
切り替えを行うことにより通常の音声データとまったく
同じ扱いでΔΣ変調方式D/A変換器17でアナログの
トーン信号に変換することができる。トーン信号はスピ
ーカアンプ18によってユーザにトーン音声として発せ
られる。
ンフィルタのオーバーサンプリング率が4倍であれば3
2kHzでサンプリングしたデータとすればよい。そし
て、そのメモリテーブルから各データD1からD16を
順次、インターポレーションフィルタ16のオーバーサ
ンプリング周波数、例えば、32kHzのタイミングで
読み出すようにする。従って例えば制御回路により発生
させたい周波数データのトーンデータを読み出し、セレ
クタ回路1aにより、トーン発生時と音声信号発生時で
切り替えを行うことにより通常の音声データとまったく
同じ扱いでΔΣ変調方式D/A変換器17でアナログの
トーン信号に変換することができる。トーン信号はスピ
ーカアンプ18によってユーザにトーン音声として発せ
られる。
【0034】このとき、トーンデータは予め、インター
ポレーションフィルタのサンプリング周波数と同じ32
kHzで理想的にオーバーサンプリングされており、イ
ンターポレーションフィルタは通過しないので、フィル
タ特性の影響を全く受けず、フィルタの減衰量が少ない
ために起きる折り返し成分の漏れ込みやフィルタリップ
ルによる周波数による振幅変動は発生しない。
ポレーションフィルタのサンプリング周波数と同じ32
kHzで理想的にオーバーサンプリングされており、イ
ンターポレーションフィルタは通過しないので、フィル
タ特性の影響を全く受けず、フィルタの減衰量が少ない
ために起きる折り返し成分の漏れ込みやフィルタリップ
ルによる周波数による振幅変動は発生しない。
【0035】例えば1kHzのサイン波データを32k
Hzでオーバーサンプリングすることを考えるとその折
り返し成分は31kHz、33kHz、63kHz、6
5kHzという具合に現れる。これらは可聴帯域である
20kHz以上であるので人間には聞こえない。また、
予め理想的なサンプリングを行っているので、再生され
たトーン音信号には周波数による振幅変動は発生しな
い。
Hzでオーバーサンプリングすることを考えるとその折
り返し成分は31kHz、33kHz、63kHz、6
5kHzという具合に現れる。これらは可聴帯域である
20kHz以上であるので人間には聞こえない。また、
予め理想的なサンプリングを行っているので、再生され
たトーン音信号には周波数による振幅変動は発生しな
い。
【0036】また、このトーンデータ発生器19で発生
させたデータはインターポレーションフィルタ16の出
力データとサンプリングレート、帯域等は全く同じ性質
のデータであるため、通常の音声信号の変換時と違う特
別な回路等は一切必要ない。
させたデータはインターポレーションフィルタ16の出
力データとサンプリングレート、帯域等は全く同じ性質
のデータであるため、通常の音声信号の変換時と違う特
別な回路等は一切必要ない。
【0037】また、この構成の場合、セレクタ回路1a
を加算回路とすれば、音声データとトーンデータを同時
に発生させることも可能である。また、ここではトーン
データのオーバーサンプリング周波数をインターポレー
ションフィルタのオーバーサンプリング周波数と同じに
したが、ΔΣ変調方式D/A変換器17のオーバーサン
プリング率と同じにしても全く同様な効果が得られる。
を加算回路とすれば、音声データとトーンデータを同時
に発生させることも可能である。また、ここではトーン
データのオーバーサンプリング周波数をインターポレー
ションフィルタのオーバーサンプリング周波数と同じに
したが、ΔΣ変調方式D/A変換器17のオーバーサン
プリング率と同じにしても全く同様な効果が得られる。
【0038】以上のように本実施の形態によれば、予め
オーバーサンプリングしたトーンデータを使用し、イン
ターポレーションフィルタを通過させることなくΔΣ変
調方式D/A変換器によりトーン音信号に変換するた
め、フィルタ特性の影響による折り返し成分の漏れ込み
や周波数による振幅変動が発生しないトーン信号を発生
させることができる。
オーバーサンプリングしたトーンデータを使用し、イン
ターポレーションフィルタを通過させることなくΔΣ変
調方式D/A変換器によりトーン音信号に変換するた
め、フィルタ特性の影響による折り返し成分の漏れ込み
や周波数による振幅変動が発生しないトーン信号を発生
させることができる。
【0039】また、例えばDTMFを用いた制御のよう
に、受手側の制御を送信側からのトーンデータによって
行う場合に、送信データを音声信号処理装置から発生さ
せる場合の一実施の形態を以下に説明する。
に、受手側の制御を送信側からのトーンデータによって
行う場合に、送信データを音声信号処理装置から発生さ
せる場合の一実施の形態を以下に説明する。
【0040】図4は本発明の第二の実施形態における音
声信号処理装置の構成図を示すものである。図4におい
て21はマイクアンプ、22はA/D変換部、23はΔ
Σ変調方式A/D変換器、24はデシメ−ション用デジ
タルフィルタ、25はD/A変換部、26はインターポ
レーション用デジタルフィルタ、27はΔΣ変調方式D
/A変換器、28はスピーカアンプ、29はトーンデー
タ発生器、2a、2bはセレクタ回路、2cは間引き回
路である。
声信号処理装置の構成図を示すものである。図4におい
て21はマイクアンプ、22はA/D変換部、23はΔ
Σ変調方式A/D変換器、24はデシメ−ション用デジ
タルフィルタ、25はD/A変換部、26はインターポ
レーション用デジタルフィルタ、27はΔΣ変調方式D
/A変換器、28はスピーカアンプ、29はトーンデー
タ発生器、2a、2bはセレクタ回路、2cは間引き回
路である。
【0041】このうち、マイクアンプ21、A/D変換
部22、ΔΣ変調方式A/D変換器23、デシメ−ショ
ン用デジタルフィルタ24、D/A変換部25、インタ
ーポレーション用デジタルフィルタ26、ΔΣ変調方式
D/A変換器27、スピーカアンプ28、トーンデータ
発生器29、セレクタ回路2aは図1と同じ構成であ
る。トーンデータ発生回路の出力が間引き回路2cを介
してセレクタ回路2bに接続され、デシメーションフィ
ルタ24の出力が同じくセレクタ回路2bに接続されて
いる。
部22、ΔΣ変調方式A/D変換器23、デシメ−ショ
ン用デジタルフィルタ24、D/A変換部25、インタ
ーポレーション用デジタルフィルタ26、ΔΣ変調方式
D/A変換器27、スピーカアンプ28、トーンデータ
発生器29、セレクタ回路2aは図1と同じ構成であ
る。トーンデータ発生回路の出力が間引き回路2cを介
してセレクタ回路2bに接続され、デシメーションフィ
ルタ24の出力が同じくセレクタ回路2bに接続されて
いる。
【0042】以上のように構成された音声信号処理装置
について以下、その動作を説明する。音声信号の送受信
系動作と、トーン音の発生に関しては第一の実施の形態
と同じであるが、間引き回路2cとセレクタ回路2bに
より、トーンデータの送信が可能になっている。トーン
データ発生回路には第一の実施の形態と全く同じよう
に、例えば4倍のオーバーサンプリング率である32k
Hzで理想的にサンプリングされたデータを格納してい
るものとする。
について以下、その動作を説明する。音声信号の送受信
系動作と、トーン音の発生に関しては第一の実施の形態
と同じであるが、間引き回路2cとセレクタ回路2bに
より、トーンデータの送信が可能になっている。トーン
データ発生回路には第一の実施の形態と全く同じよう
に、例えば4倍のオーバーサンプリング率である32k
Hzで理想的にサンプリングされたデータを格納してい
るものとする。
【0043】トーンデータの送信の場合にはトーンデー
タのサンプリング周波数が音声信号データと同じく8k
Hzである必要があるので、オーバーサンプリングされ
たトーンデータを間引き回路によってダウンサンプリン
グする必要がある。この間引き処理は、予め理想的にオ
ーバーサンプリングされたデータを格納しているため、
例えば4倍のオーバーサンプリングデータが格納されて
いるのであれば、データを3つおきに読み出すだけでよ
く、8kHzのクロックタイミングで図2であればD
1、D5、D9、D13を順次読み出すだけで良い。例
えばメモリーテーブルにデータを格納するのであれば、
D1、D5、D9、D13のデータアドレスを読み出す
だけでよい。
タのサンプリング周波数が音声信号データと同じく8k
Hzである必要があるので、オーバーサンプリングされ
たトーンデータを間引き回路によってダウンサンプリン
グする必要がある。この間引き処理は、予め理想的にオ
ーバーサンプリングされたデータを格納しているため、
例えば4倍のオーバーサンプリングデータが格納されて
いるのであれば、データを3つおきに読み出すだけでよ
く、8kHzのクロックタイミングで図2であればD
1、D5、D9、D13を順次読み出すだけで良い。例
えばメモリーテーブルにデータを格納するのであれば、
D1、D5、D9、D13のデータアドレスを読み出す
だけでよい。
【0044】すなわち、間引き用のデシメ−ション用デ
ジタルフィルタ等を使用することなく極めて簡易な構成
で実現することができる。また、デシメ−ション用デジ
タルフィルタを使用する必要がないのでトーン送信時に
は無駄な消費電力を発生させないことが可能である。
ジタルフィルタ等を使用することなく極めて簡易な構成
で実現することができる。また、デシメ−ション用デジ
タルフィルタを使用する必要がないのでトーン送信時に
は無駄な消費電力を発生させないことが可能である。
【0045】以上のように本実施の形態によれば、予め
理想的なオーバーサンプリングしたトーンデータを格納
しているので、デシメーションフィルタを通過させるこ
となく極めて簡易な間引き回路を用いるだけで送信用の
トーンデータを発生させることができる。
理想的なオーバーサンプリングしたトーンデータを格納
しているので、デシメーションフィルタを通過させるこ
となく極めて簡易な間引き回路を用いるだけで送信用の
トーンデータを発生させることができる。
【0046】また、ΔΣ変調方式D/A変換器におい
て、入力信号に微小信号のサイン波、方形波、DC成分
などの雑音成分を足し合わせることで、見掛け上の信号
振幅をあげることで小信号、または無音時のS/Nを改
善する方法としてディザ回路が知られている。本発明の
トーンデータ発生器を用いてディザ回路を実現する場合
の一実施の形態を以下に説明する。
て、入力信号に微小信号のサイン波、方形波、DC成分
などの雑音成分を足し合わせることで、見掛け上の信号
振幅をあげることで小信号、または無音時のS/Nを改
善する方法としてディザ回路が知られている。本発明の
トーンデータ発生器を用いてディザ回路を実現する場合
の一実施の形態を以下に説明する。
【0047】図5は本発明の第三の実施形態における音
声信号処理装置の構成図を示すものである。図5におい
て31はマイクアンプ、32はA/D変換部、33はΔ
Σ変調方式A/D変換器、34はデシメ−ション用デジ
タルフィルタ、35はD/A変換部、36はインターポ
レーション用デジタルフィルタ、37はΔΣ変調方式D
/A変換器、38はスピーカアンプ、39はトーンデー
タ発生器、3aは加算回路である。
声信号処理装置の構成図を示すものである。図5におい
て31はマイクアンプ、32はA/D変換部、33はΔ
Σ変調方式A/D変換器、34はデシメ−ション用デジ
タルフィルタ、35はD/A変換部、36はインターポ
レーション用デジタルフィルタ、37はΔΣ変調方式D
/A変換器、38はスピーカアンプ、39はトーンデー
タ発生器、3aは加算回路である。
【0048】このうち、マイクアンプ31、A/D変換
部32、ΔΣ変調方式A/D変換器33、デシメ−ショ
ン用デジタルフィルタ34、D/A変換部35、インタ
ーポレーション用デジタルフィルタ36、ΔΣ変調方式
D/A変換器37、スピーカアンプ38、トーンデータ
発生器39は図1と同じ構成であるが、図1のセレクタ
回路1aが加算回路3aに置き換えられ、トーンデータ
と音声信号データを足し合わせた後、ΔΣ変調方式D/
A変換器37に入力している。トーンデータ発生器には
理想オーバーサンプリングを行ったトーンデータに加
え、データ領域を拡張し、トーンデータと同じサンプリ
ング周波数でオーバーサンプリングを行ったディザ用の
データが格納されている。
部32、ΔΣ変調方式A/D変換器33、デシメ−ショ
ン用デジタルフィルタ34、D/A変換部35、インタ
ーポレーション用デジタルフィルタ36、ΔΣ変調方式
D/A変換器37、スピーカアンプ38、トーンデータ
発生器39は図1と同じ構成であるが、図1のセレクタ
回路1aが加算回路3aに置き換えられ、トーンデータ
と音声信号データを足し合わせた後、ΔΣ変調方式D/
A変換器37に入力している。トーンデータ発生器には
理想オーバーサンプリングを行ったトーンデータに加
え、データ領域を拡張し、トーンデータと同じサンプリ
ング周波数でオーバーサンプリングを行ったディザ用の
データが格納されている。
【0049】以上のように構成された音声信号処理装置
について以下、その動作を説明する。音声信号の送受信
系動作と、トーン音の発生に関しては第一の実施の形態
と同じであるが、トーンデータ発生器にディザ用のデー
タが格納されていることでディザ信号の発生が可能にな
っている。トーンデータ発生回路には第一の実施の形態
と全く同じように、例えば4倍のオーバーサンプリング
率である32kHzで理想的にサンプリングされたディ
ザデータを格納しているものとする。
について以下、その動作を説明する。音声信号の送受信
系動作と、トーン音の発生に関しては第一の実施の形態
と同じであるが、トーンデータ発生器にディザ用のデー
タが格納されていることでディザ信号の発生が可能にな
っている。トーンデータ発生回路には第一の実施の形態
と全く同じように、例えば4倍のオーバーサンプリング
率である32kHzで理想的にサンプリングされたディ
ザデータを格納しているものとする。
【0050】トーンデータの発生の場合には前記のよう
に例えばメモリテーブルに格納したデータを読み出して
トーンデータの発生が行える。ディザ信号を発生させる
時には例えばメモリテーブル上のディザデータを読み出
すようにする。これによりトーンデータ発生器のデータ
領域を拡張するだけでディザ信号の発生が可能になる。
に例えばメモリテーブルに格納したデータを読み出して
トーンデータの発生が行える。ディザ信号を発生させる
時には例えばメモリテーブル上のディザデータを読み出
すようにする。これによりトーンデータ発生器のデータ
領域を拡張するだけでディザ信号の発生が可能になる。
【0051】また、ディザデータをオーバーサンプリン
グで行うことにより、通常の音声帯域4kHz以上の信
号の発生が可能になる。例えば、オーバーサンプリング
周波数を4倍にした場合には16kHzまでのディザデ
ータの発生が可能になり、またΣΔ変調方式D/A変換
器のオーバーサンプリングを用いれば、可聴帯域外の信
号もディザ信号として使用可能になり、可聴帯域内への
ディザ成分の漏れ込みを取り除くフィルタ等も不要にな
る。
グで行うことにより、通常の音声帯域4kHz以上の信
号の発生が可能になる。例えば、オーバーサンプリング
周波数を4倍にした場合には16kHzまでのディザデ
ータの発生が可能になり、またΣΔ変調方式D/A変換
器のオーバーサンプリングを用いれば、可聴帯域外の信
号もディザ信号として使用可能になり、可聴帯域内への
ディザ成分の漏れ込みを取り除くフィルタ等も不要にな
る。
【0052】また、トーン発生OFF時には常にディザ
データを読み出し、トーンONの時のみ、トーンデータ
を読み出すことでディザデータのON/OFF制御回路
も不要になる。この場合、音声信号には常にディザデー
タが加算され、小信号、無音時のS/Nは改善される。
トーンON時にはディザデータは加算されないが、トー
ンON時はすなわち小信号、無音状態ではないため、デ
ィザ機能は不要であり、回路及び制御仕様の合理化が図
れる。
データを読み出し、トーンONの時のみ、トーンデータ
を読み出すことでディザデータのON/OFF制御回路
も不要になる。この場合、音声信号には常にディザデー
タが加算され、小信号、無音時のS/Nは改善される。
トーンON時にはディザデータは加算されないが、トー
ンON時はすなわち小信号、無音状態ではないため、デ
ィザ機能は不要であり、回路及び制御仕様の合理化が図
れる。
【0053】以上のように本実施の形態によれば、トー
ンデータ発生回路とディザデータ発生回路を共用化する
ことができ回路規模を大幅に増やすことなくディザ信号
の発生が可能になる。
ンデータ発生回路とディザデータ発生回路を共用化する
ことができ回路規模を大幅に増やすことなくディザ信号
の発生が可能になる。
【0054】
【発明の効果】本発明の音声信号処理装置は、デジタル
データを音声信号に変換するオーバーサンプリング型D
/A変換手段と、所定のトーン波形となる音声データの
サンプリング周波数より高速にサンプリングしたデジタ
ルトーンデータを出力する音源手段を備え、オーバーサ
ンプリング型D/A変換器でデジタルトーンデータをト
ーン信号に変換できることにより、折り返し成分の漏れ
込みやトーン周波数により振幅が変化することのないト
ーン信号を発生させることができる。
データを音声信号に変換するオーバーサンプリング型D
/A変換手段と、所定のトーン波形となる音声データの
サンプリング周波数より高速にサンプリングしたデジタ
ルトーンデータを出力する音源手段を備え、オーバーサ
ンプリング型D/A変換器でデジタルトーンデータをト
ーン信号に変換できることにより、折り返し成分の漏れ
込みやトーン周波数により振幅が変化することのないト
ーン信号を発生させることができる。
【0055】また、高速サンプリングしたトーンデータ
を音声データのサンプリング周波数まで間引く回路を備
えることにより、トーンデータの送信を極めて簡易な構
成で実現することができる。
を音声データのサンプリング周波数まで間引く回路を備
えることにより、トーンデータの送信を極めて簡易な構
成で実現することができる。
【0056】また、音源手段において、トーンデータに
加えD/A変換器用のディザデータを発生させることが
できるようにすることで、極めて合理的なディザ信号発
生器を構成することができる。
加えD/A変換器用のディザデータを発生させることが
できるようにすることで、極めて合理的なディザ信号発
生器を構成することができる。
【図1】本発明の第一の実施の形態に係わるトーン発生
器付き音声信号処理装置を示す構成図
器付き音声信号処理装置を示す構成図
【図2】本発明の第一の実施の形態に係わるトーン発生
器に関するサイン波を示す図
器に関するサイン波を示す図
【図3】本発明の第一の実施の形態に係わるトーン発生
器に関するトーン音信号を示す図
器に関するトーン音信号を示す図
【図4】本発明の第二の実施の形態に係わるトーン発生
器付き音声信号処理装置を示す構成図
器付き音声信号処理装置を示す構成図
【図5】本発明の第三の実施の形態に係わるトーン発生
器付き音声信号処理装置を示す構成図
器付き音声信号処理装置を示す構成図
【図6】第一の従来例としての音声信号処理装置を示す
構成図
構成図
【図7】第一の従来例としてのサンプリング前のアナロ
グ信号周波数スペクトルを示す図
グ信号周波数スペクトルを示す図
【図8】第一の従来例としてのサンプリング後のデジタ
ルデータの周波数スペクトルを示す図
ルデータの周波数スペクトルを示す図
【図9】第一の従来例としての理想インターポレーショ
ンフィルタの周波数スペクトルを示す図
ンフィルタの周波数スペクトルを示す図
【図10】第一の従来例としての理想インターポレーシ
ョンフィルタ通過後の周波数スペクトルを示す図
ョンフィルタ通過後の周波数スペクトルを示す図
【図11】第一の従来例としての実際のインターポレー
ションフィルタに要求される周波数スペクトルを示す図
ションフィルタに要求される周波数スペクトルを示す図
【図12】第一の従来例としての実際のインターポレー
ションフィルタ通過後の周波数スペクトルを示す図
ションフィルタ通過後の周波数スペクトルを示す図
【図13】第二の従来例としての音声信号処理装置を示
す構成図を示す図
す構成図を示す図
【図14】本発明の第二の実施の形態に係わるトーン発
生器に関するサイン波を示す図
生器に関するサイン波を示す図
【図15】本発明の第二の実施の形態に係わるトーン発
生器に関する高いトーン音信号を示す図
生器に関する高いトーン音信号を示す図
【図16】本発明の第二の実施の形態に係わるトーン発
生器に関する低いトーン音信号を示す図
生器に関する低いトーン音信号を示す図
【図17】第三の従来例としての音声信号処理装置を示
す構成図を示す図
す構成図を示す図
【図18】本発明の第二の実施の形態に係わるトーン発
生器に関する高いトーン音信号を示す図
生器に関する高いトーン音信号を示す図
【図19】本発明の第二の実施の形態に係わるトーン発
生器に関する低いトーン音信号を示す図
生器に関する低いトーン音信号を示す図
1a、2a、4a、5a、1b、2b、3b、4b、5
b セレクタ回路 2c 間引き回路 3a 加算回路 11、21、31、41、51 マイクアンプ 12、22、32、42、52 A/D変換部 13、23、33、43、53 ΔΣ変調方式A/D変
換器 14、24、34、44、54 デシメーション用デジ
タルフィルタ 15、25、35、45、55 D/A変換部 16、26、36、46、56 インターポレーション
用デジタルフィルタ 17、27、37、47、57 ΔΣ変調方式D/A変
換器 18、28、38、48、58 スピーカアンプ 19、29、39、59 トーンデータ発生器
b セレクタ回路 2c 間引き回路 3a 加算回路 11、21、31、41、51 マイクアンプ 12、22、32、42、52 A/D変換部 13、23、33、43、53 ΔΣ変調方式A/D変
換器 14、24、34、44、54 デシメーション用デジ
タルフィルタ 15、25、35、45、55 D/A変換部 16、26、36、46、56 インターポレーション
用デジタルフィルタ 17、27、37、47、57 ΔΣ変調方式D/A変
換器 18、28、38、48、58 スピーカアンプ 19、29、39、59 トーンデータ発生器
Claims (4)
- 【請求項1】 オーバーサンプリング型のD/A変換部
と、所定のトーン波形に対応するトーンデータを音声デ
ータのサンプリング周波数よりも高い周波数で出力する
トーンデータ発生器を備え、前記トーンデータ発生器か
ら出力されるトーン信号を前記D/A変換部で変換する
ことを特徴とする音声信号処理装置。 - 【請求項2】 前記音声データのサンプリング周波数よ
りも高い周波数は、前記D/A変換部のオーバーサンプ
リング周波数と同じ周波数であることを特徴とする請求
項1記載の音声信号処理装置。 - 【請求項3】 前記トーン信号を間引きするための間引
き回路を備え、前記トーン信号を前記音声データのサン
プリング周波数まで間引くことを特徴とする請求項1記
載の音声信号処理装置。 - 【請求項4】 前記トーンデータ発生器は、前記トーン
信号と前記D/A変換部用のディザ信号とを切り替えて
出力することを特徴とする請求項1記載の音声信号処理
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13530899A JP2000332611A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 音声信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13530899A JP2000332611A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 音声信号処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000332611A true JP2000332611A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15148696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13530899A Pending JP2000332611A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 音声信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000332611A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006005915A (ja) * | 2004-05-18 | 2006-01-05 | Rohm Co Ltd | 三角関数波生成回路、およびそれを用いたdtmf信号生成回路、音信号生成回路、ならびに通信装置 |
JP2006113153A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Sharp Corp | 1ビット信号のダウンサンプリング装置、ダウンサンプリング方法、マルチチャンネルオーディオ装置、及びマルチチャンネルオーディオ装置の音声再生方法 |
US7647157B2 (en) | 2002-02-15 | 2010-01-12 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Control device, control method, control unit, and engine control unit |
-
1999
- 1999-05-17 JP JP13530899A patent/JP2000332611A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7647157B2 (en) | 2002-02-15 | 2010-01-12 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Control device, control method, control unit, and engine control unit |
JP2006005915A (ja) * | 2004-05-18 | 2006-01-05 | Rohm Co Ltd | 三角関数波生成回路、およびそれを用いたdtmf信号生成回路、音信号生成回路、ならびに通信装置 |
JP4554431B2 (ja) * | 2004-05-18 | 2010-09-29 | ローム株式会社 | Dtmf信号生成回路、音信号生成回路、ならびに通信装置 |
JP2006113153A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Sharp Corp | 1ビット信号のダウンサンプリング装置、ダウンサンプリング方法、マルチチャンネルオーディオ装置、及びマルチチャンネルオーディオ装置の音声再生方法 |
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