JPH09296765A - 内燃機関における燃料噴射ポンプの駆動装置 - Google Patents

内燃機関における燃料噴射ポンプの駆動装置

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JPH09296765A
JPH09296765A JP11350896A JP11350896A JPH09296765A JP H09296765 A JPH09296765 A JP H09296765A JP 11350896 A JP11350896 A JP 11350896A JP 11350896 A JP11350896 A JP 11350896A JP H09296765 A JPH09296765 A JP H09296765A
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JP
Japan
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gear
case
fuel injection
injection pump
input shaft
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JP11350896A
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English (en)
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Koichi Tabuchi
光一 田渕
Takeshi Hasegawa
武志 長谷川
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Daihatsu Motor Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Daihatsu Motor Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダブロック2に取付く歯車ケース4に
装着した燃料噴射ポンプ5を、その入力軸6における駆
動歯車12へのクランク軸3からの回転伝達にて駆動す
る場合に、燃料噴射ポンプの入力軸に対する駆動歯車の
嵌合部における騒音の低減と耐久性の向上とを確実に達
成できる状態のもとで、組立性の向上を図る。 【手段】 前記駆動歯車12の一端部を、前記燃料噴射
ポンプの入力軸に、密接して嵌着する一方、前記駆動歯
車の他端部を軸支する軸受部23を内蔵した軸受けケー
ス21を、前記歯車ケース4に対してラジアル方向に調
節できるように装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関における
燃料噴射ポンプを、前記内燃機関におけるクランク軸か
らの動力伝達にて駆動するための装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関における燃料噴射ポンプ
は、内燃機関におけるシリンダブロックに歯車ケースを
取付けた歯車ケースの側面に、当該燃料噴射ポンプにお
ける入力軸が歯車ケース内にクランク軸と平行に突出す
るように取付け、この燃料噴射ポンプにおける入力軸
に、駆動歯車を嵌着し、この駆動歯車に、前記クランク
軸の回転を伝達することによって駆動するように構成し
ていたが、前記駆動歯車は、これが嵌着される入力軸の
みによって支持する構成であったから、前記燃料噴射ポ
ンプにおける入力軸に大きなラジアル荷重がかかること
になる。特に、前記駆動歯車が、例えば、実開昭64−
19027号公報等に記載されているように、これに燃
料噴射ポンプによる燃料の噴射時期を回転数に比例して
進角するようにしたタイマー機構を備えている場合に
は、前記燃料噴射ポンプにおける入力軸にかかるラジア
ル荷重が、更に増大するのであった。
【0003】そこで、最近では、例えば、実公平6−3
132号公報等に記載されているように、前記燃料噴射
ポンプにおける入力軸に、前記駆動歯車の一端部を、ス
プライン嵌合する一方、前記駆動歯車の他端部を、歯車
ケースに対して軸受部にて軸支することにより、燃料噴
射ポンプにおける入力軸にかかるラジアル荷重を低減す
るように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように、
前記燃料噴射ポンプにおける入力軸に、前記駆動歯車の
一端部を、スプライン嵌合する一方、前記駆動歯車の他
端部を、歯車ケースに対して軸受部にて軸支するように
構成した場合には、前記燃料噴射ポンプにおける入力軸
の軸芯と、駆動歯車の他端部に対する軸受部の軸芯との
間に多少のずれが存在しても、このずれを、前記したス
プライン嵌合部のガタ付きによって吸収した状態で組立
することができる利点を有するが、その反面、前記した
スプライン嵌合部におけるガタ付きのために、騒音が発
生するばかりか、前記スプライン嵌合部における磨耗が
増大すると言う問題があった。
【0005】特に、前記駆動歯車にタイマー機構を備え
ている場合には、前記スプライン嵌合部におけるガタ付
きのために、燃料噴射ポンプに対する進角度にバラ付き
が発生するのであった。本発明は、これらの問題を、燃
料噴射ポンプにおける入力軸の軸芯と駆動歯車の他端部
に対する軸受部の軸芯との間におけるずれを吸収して組
立することができる状態のもとで、解消することを技術
的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「シリンダブロックのうちクランク軸
が突出する側面に取付けた歯車ケースに、燃料噴射ポン
プを、その入力軸が歯車ケース内にクランク軸と平行に
突出するように装着し、更に、前記歯車ケース内に、前
記燃料噴射ポンプに対する駆動歯車を、前記クランク軸
上のピニオン歯車に連動するように設けて成る内燃機関
において、前記駆動歯車の一端部を、前記燃料噴射ポン
プにおける入力軸に、密接して嵌着する一方、前記駆動
歯車の他端部を軸支する軸受部を内蔵した軸受けケース
を、前記歯車ケースに対してラジアル方向に調節できる
ように装着する。」と言う構成にした。
【0007】
【発明の作用・効果】このように構成したことにより、
駆動歯車の一端部を、燃料噴射ポンプにおける入力軸へ
の密接しての嵌着により、その間におけるガタ付きを無
くすることができるものでありながら、前記駆動歯車の
他端部を軸支する軸受部の軸芯を、前記燃料噴射ポンプ
における入力軸の軸芯に対して、当該軸受部を内蔵した
軸受けケースの歯車ケースに対するラジアル方向への調
節によって正確に一致することができるのである。
【0008】従って、本発明によると、燃料噴射ポンプ
における入力軸に対する駆動歯車の嵌合部における騒音
の低減と耐久性の向上とを確実に達成できる状態のもと
で、燃料噴射ポンプにおける入力軸の軸芯と駆動歯車の
他端部に対する軸受部の軸芯との間におけるずれを吸収
しなから容易に組立することができる効果を有する。し
かも、従来のように、駆動歯車を燃料噴射ポンプにおけ
る入力軸に対してスプライン嵌合しないので、前記駆動
歯車にタイマー機構を備えている場合に、燃料噴射ポン
プに対する進角度にバラ付きが発生することがない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1及び図2の図面について説明する。この図において符
号1はディーゼル型の内燃機関を示し、この内燃機関1
におけるシリンダブロック2のうちクランク軸3が突出
する側面には、歯車ケース4が取付けられている。
【0010】この歯車ケース4は、前記シリンダブロッ
ク2の側面に図示しない複数本のボルトにて取付けられ
た本体ケース4aと、この本体ケース4aに図示しない
複数本のボルトにて着脱自在に取付けられたカバーケー
ス4bとによって、二つ割りに構成されている。符号5
は、前記ディーゼル型の内燃機関1に対する列型の燃料
噴射ポンプを示し、この燃料噴射ポンプ5は、前記内燃
機関1における長手側面の部位にクランク軸3の軸線と
平行に配設され、前記歯車ケース4のうち本体ケース4
aの側面に対して、当該燃料噴射ポンプ5における入力
軸6が歯車ケース4内に前記クランク軸3と平行に突出
するように着脱自在に装着されている。また、この燃料
噴射ポンプ5における入力軸6は、先細のテーパ状であ
り、その先端には、ねじ部7が一体的に設けられてい
る。
【0011】前記歯車ケース4内には、前記クランク軸
3に嵌着されるピニオン歯車8、このピニオン歯車8の
上面側に噛合するアイドラ歯車9、このアイドラ歯車9
の左右両側に噛合するカム軸10用の歯車11及び前記
燃料噴射ポンプ5に対する駆動歯車12が配設されてい
ると共に、前記歯車ケース4に取付く真空ポンプ13に
対する歯車14が、前記駆動歯車12の下面側に噛合す
るように配設されている。
【0012】従って、クランク軸3の回転は、そのピニ
オン歯車8から一旦アイドラ歯車9に伝達され、このア
イドラ歯車9から、カム軸10に歯車11を介して伝達
される同時に、燃料噴射ポンプ5に駆動歯車12を介し
て伝達され、更に、この駆動歯車12から、真空ポンプ
13に歯車14を介して伝達される。更に、前記駆動歯
車12は、中空軸15に回転自在に被嵌され、この中空
軸15と、駆動歯車12との間には、従来から例えば実
開昭64−19027号公報等で良く知られているよう
に、駆動歯車12の回転数の比例して中空軸15を進み
回転するようにしたタイマー機構16が設けられてい
る。
【0013】そして、前記中空軸15の一端部に設けた
テーパ孔15aを、前記燃料噴射ポンプ5におけるテー
パ状入力軸6に対して密接して嵌合し、半円型キー17
にて回転不能に結合すると共に、ねじ部7に螺合した袋
型ナット18の締結により固着する一方(この袋型ナッ
ト18の先端部は、六角形になっている)、前記中空軸
15の他端部を、前記歯車ケース4におけるカバーケー
ス4bに穿設した開口部19から外側に突出して、この
他端部を、前記歯車ケース4に対して軸支する。
【0014】すなわち、前記歯車ケース4におけるカバ
ーケース4bの外側面に、中空軸15の軸線と直角の接
合面20を設け、この接合面20に、軸受けケース21
を、当該軸受けケース21にて前記開口部19を塞ぐよ
うに、複数本のボルト22にて締結し、この軸受けケー
ス21内に設けたニードル型の軸受部23にて、前記中
空軸15の他端部を回転自在に軸支する一方、前記軸受
けケース21を、これに穿設したボルト孔24と前記ボ
ルト22との間の隙間寸法だけ、前記中空軸15の軸線
と直角の方向、つまり、ラジアル方向に移動調節できる
ように構成する。
【0015】この構成において組立てに際しては、歯車
ケース4のうち本体ケース4aを、内燃機関1における
シリンダブロック2に対して取付け、この本体ケース4
aに対して燃料噴射ポンプ5を取付けたのち、この燃料
噴射ポンプ5におけるテーパ状入力軸6に対して、予め
駆動歯車12とタイマー機構16とを組み立てた中空軸
15を、密接嵌合及び袋型ナット18の締結により固着
する。
【0016】次いで、前記本体ケース4aに対してカバ
ーケース4bを取付けたのち、前記中空軸15の他端部
に、内部にニードル型の軸受部23を備えた軸受けケー
ス21を被嵌し、この軸受けケース21の軸芯、つまり
軸受部23の軸芯を、前記燃料噴射ポンプ5における入
力軸6の軸芯に一致するように、軸受けケース21の位
置を調節し、この調節位置でボルト22の締結に固着す
るのである。
【0017】これにより、駆動歯車12の一端部を、燃
料噴射ポンプ5における入力軸6に対してガタ付き無く
嵌着することができるものでありながら、前記駆動歯車
12の他端部を軸支する軸受部23の軸芯を、前記燃料
噴射ポンプ5における入力軸6の軸芯に対して正確に一
致した状態にして組み立てることが容易にできるのであ
る。
【0018】なお、前記軸受けケース21には、前記駆
動歯車12及びタイマー機構16に対する潤滑油の供給
管路25が接続されている。また、前記実施形態のよう
に構成することにより、軸受けケース21を取り外した
状態で、前記中空軸15内のナット18を、歯車ケース
4の外側から図3に示すように、弛めて外すことがで
き、これにより、中空軸15、ひいては、駆動歯車12
の燃料噴射ポンプ5に対する連結を解除することができ
るから、燃料噴射ポンプ5を、当該燃料噴射ポンプ5に
対する駆動歯車12を歯車ケース4内に残した状態で
(このとき、駆動歯車12は、アイドラ歯車9と真空ポ
ンプ用歯車14とで支持された状態になる)、歯車ケー
ス4から取り外すことができ、また、逆の順序によっ
て、燃料噴射ポンプ5を組付けることができる。
【0019】換言すると、前記燃料噴射ポンプ5のみ
を、歯車ケース4から取り外したり、歯車ケース4に取
付けたりすることができ、この都度、歯車ケース4を分
解・組立することを必要としないから、前記燃料噴射ポ
ンプ5に対する整備性を大幅に向上できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による内燃機関の要部側面図
である。
【図2】図1のII−II視拡大断面図である。
【図3】分解している状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ディーゼル機関型内燃機関 2 シリンダブロック 3 クランク軸 4 歯車ケース 5 燃料噴射ポンプ 6 入力軸 8 ピニオン歯車 9 アイドラ歯車 12 駆動歯車 15 中空軸 16 タイマー機構 21 軸受けケース 22 軸受部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロックのうちクランク軸が突出
    する側面に取付けた歯車ケースに、燃料噴射ポンプを、
    その入力軸が歯車ケース内にクランク軸と平行に突出す
    るように装着し、更に、前記歯車ケース内に、前記燃料
    噴射ポンプに対する駆動歯車を、前記クランク軸上のピ
    ニオン歯車に連動するように設けて成る内燃機関におい
    て、 前記駆動歯車の一端部を、前記燃料噴射ポンプにおける
    入力軸に、密接して嵌着する一方、前記駆動歯車の他端
    部を軸支する軸受部を内蔵した軸受けケースを、前記歯
    車ケースに対してラジアル方向に調節できるように装着
    したことを特徴とする内燃機関における燃料噴射ポンプ
    の駆動装置。
JP11350896A 1996-05-08 1996-05-08 内燃機関における燃料噴射ポンプの駆動装置 Pending JPH09296765A (ja)

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JP11350896A JPH09296765A (ja) 1996-05-08 1996-05-08 内燃機関における燃料噴射ポンプの駆動装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017053322A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 マツダ株式会社 エンジンの燃料ポンプ取付構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017053322A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 マツダ株式会社 エンジンの燃料ポンプ取付構造
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