JPH09296509A - 建屋のパネル取付工法 - Google Patents
建屋のパネル取付工法Info
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- JPH09296509A JPH09296509A JP11270896A JP11270896A JPH09296509A JP H09296509 A JPH09296509 A JP H09296509A JP 11270896 A JP11270896 A JP 11270896A JP 11270896 A JP11270896 A JP 11270896A JP H09296509 A JPH09296509 A JP H09296509A
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Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 パネルを簡易に取付けることができながら、
建屋の耐震性を高めることができるようにする。 【解決手段】 柱3などの縦杆部材Aや胴差し4・桁5
などの横杆部材Bのパネル8との対向面に第1嵌合溝1
0を設け、パネル8の各端面に第2嵌合溝11を設け、
これら第1及び第2嵌合溝10,11に連結角材20を
嵌合して、連結角材20によりパネル8を縦杆部材Aと
横杆部材Bとに取付けるようにした。
建屋の耐震性を高めることができるようにする。 【解決手段】 柱3などの縦杆部材Aや胴差し4・桁5
などの横杆部材Bのパネル8との対向面に第1嵌合溝1
0を設け、パネル8の各端面に第2嵌合溝11を設け、
これら第1及び第2嵌合溝10,11に連結角材20を
嵌合して、連結角材20によりパネル8を縦杆部材Aと
横杆部材Bとに取付けるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建屋のパネル取付
工法に関する。
工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木造建屋においては、土台上に立
設した柱間に、間柱を立て、胴ぬきや中差しを組立てた
り、筋かいを組込んで木造壁体の骨組を形成する工法
や、柱間にパネルを組み込んで木造壁体の骨組を形成す
る工法がある。
設した柱間に、間柱を立て、胴ぬきや中差しを組立てた
り、筋かいを組込んで木造壁体の骨組を形成する工法
や、柱間にパネルを組み込んで木造壁体の骨組を形成す
る工法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所で、従来の胴ぬきな
どを用いる前者の工法では、工事現場において心出しが
必要となり、熟練した特殊技能を要するばかりか、工期
が長期間にわたり、建築費が高くつくなどの問題があ
る。これに対し、パネルを用いる後者の工法は、熟練し
た特殊技能をそれほど必要としないが、地震により建屋
が揺れると、パネルの取付けが簡単に外れて、倒壊し易
い問題があった。
どを用いる前者の工法では、工事現場において心出しが
必要となり、熟練した特殊技能を要するばかりか、工期
が長期間にわたり、建築費が高くつくなどの問題があ
る。これに対し、パネルを用いる後者の工法は、熟練し
た特殊技能をそれほど必要としないが、地震により建屋
が揺れると、パネルの取付けが簡単に外れて、倒壊し易
い問題があった。
【0004】本発明は、パネルを簡易に取付けることが
できながら、建屋の耐震性を高めることができるパネル
取付工法を提供することをその主目的とする。
できながら、建屋の耐震性を高めることができるパネル
取付工法を提供することをその主目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の主目的
を達成するため、請求項1記載の発明は、図1に示すよ
うに、柱3などの縦杆部材Aや、胴差し4・桁5などの
横杆部材Bにより支持されるパネル8の取付工法であっ
て、前記縦杆部材A及び横杆部材Bのパネル8との対向
面に、長さ方向に延びる第1嵌合溝10を設ける一方、
パネル8の各端面に、これら端面の長さ方向に延びる第
2嵌合溝11を設けると共に、前記嵌合溝に嵌合する第
1及び第2嵌合部21,22をもつ連結角材20を形成
し、この連結角材20の第1嵌合部21を縦杆部材A及
び横杆部材Bの第1嵌合溝10に嵌合し、連結角材20
の第2嵌合部22をパネル8の第2嵌合溝11に嵌合し
て、パネル8を縦杆部材Aや横杆部材Bに取付ける如く
成したのである。
を達成するため、請求項1記載の発明は、図1に示すよ
うに、柱3などの縦杆部材Aや、胴差し4・桁5などの
横杆部材Bにより支持されるパネル8の取付工法であっ
て、前記縦杆部材A及び横杆部材Bのパネル8との対向
面に、長さ方向に延びる第1嵌合溝10を設ける一方、
パネル8の各端面に、これら端面の長さ方向に延びる第
2嵌合溝11を設けると共に、前記嵌合溝に嵌合する第
1及び第2嵌合部21,22をもつ連結角材20を形成
し、この連結角材20の第1嵌合部21を縦杆部材A及
び横杆部材Bの第1嵌合溝10に嵌合し、連結角材20
の第2嵌合部22をパネル8の第2嵌合溝11に嵌合し
て、パネル8を縦杆部材Aや横杆部材Bに取付ける如く
成したのである。
【0006】また、請求項2記載の発明は、縦杆部材A
間や横杆部材B間に複数枚のパネルを介在させることが
できるような場合、パネルの縦杆部材A・横杆部材Bへ
の取付けと同様にパネル同士を簡易に連結することがで
きると共に、この連結が外れるのを有効に防止できるよ
うにするため、図4に示すように、パネル8とパネル8
とを、これらパネル8の第2嵌合溝11に嵌合する第1
及び第2嵌合部21,22をもつ連結角材20により連
結し、これら連結したパネル8を縦杆部材Aや横杆部材
Bに取付けるようにした。
間や横杆部材B間に複数枚のパネルを介在させることが
できるような場合、パネルの縦杆部材A・横杆部材Bへ
の取付けと同様にパネル同士を簡易に連結することがで
きると共に、この連結が外れるのを有効に防止できるよ
うにするため、図4に示すように、パネル8とパネル8
とを、これらパネル8の第2嵌合溝11に嵌合する第1
及び第2嵌合部21,22をもつ連結角材20により連
結し、これら連結したパネル8を縦杆部材Aや横杆部材
Bに取付けるようにした。
【0007】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明では、図1に示
すように、縦杆部材A及び横杆部材Bのパネル8との対
向面と、パネル8の各端面とに嵌合溝10,11を設け
て、これら縦杆部材A及び横杆部材Bと、パネル8との
嵌合溝10,11に連結角材20を嵌合して、該連結各
材20でパネル8の各端部を縦杆部材Aと横杆部材Bと
に取付けるから、地震により建屋が揺れて、縦杆部材A
及び横杆部材Bとパネル8とが相対移動する場合、この
相対移動を、連結角材20における第1嵌合部21の第
1嵌合溝10への嵌合部分と、第2嵌合部22の第2嵌
合溝11への嵌合部分とに分散して吸収することがで
き、パネル8の取付けが外れるのを有効に防止できるの
である。従って、地震により建屋が揺れても、柱3など
の縦杆部材Aが傾倒して建屋が倒壊するのを有効に防止
でき、耐震性を高めることができるのである。しかも、
縦杆部材A・横杆部材B及びパネル8の各嵌合溝10,
11間に連結角材20を嵌合するだけの簡易な作業でパ
ネル8を取付けることができるから、未熟練者であつて
も容易に取付けることができ、工期を短縮できるのであ
る。
すように、縦杆部材A及び横杆部材Bのパネル8との対
向面と、パネル8の各端面とに嵌合溝10,11を設け
て、これら縦杆部材A及び横杆部材Bと、パネル8との
嵌合溝10,11に連結角材20を嵌合して、該連結各
材20でパネル8の各端部を縦杆部材Aと横杆部材Bと
に取付けるから、地震により建屋が揺れて、縦杆部材A
及び横杆部材Bとパネル8とが相対移動する場合、この
相対移動を、連結角材20における第1嵌合部21の第
1嵌合溝10への嵌合部分と、第2嵌合部22の第2嵌
合溝11への嵌合部分とに分散して吸収することがで
き、パネル8の取付けが外れるのを有効に防止できるの
である。従って、地震により建屋が揺れても、柱3など
の縦杆部材Aが傾倒して建屋が倒壊するのを有効に防止
でき、耐震性を高めることができるのである。しかも、
縦杆部材A・横杆部材B及びパネル8の各嵌合溝10,
11間に連結角材20を嵌合するだけの簡易な作業でパ
ネル8を取付けることができるから、未熟練者であつて
も容易に取付けることができ、工期を短縮できるのであ
る。
【0008】また、請求項2記載の発明では、パネル8
の第2嵌合溝11に嵌合する嵌合部21,22をもつ連
結角材20によりパネル8同士を連結するようにしてい
るから、縦杆部材A間や横杆部材B間に複数枚のパネル
を介在させることができるような場合でも、パネル8の
縦杆部材A・横杆部材Bへの取付けと同様にパネル8同
士を簡易に連結することができると共に、この連結が外
れるのを有効に防止できるのである。
の第2嵌合溝11に嵌合する嵌合部21,22をもつ連
結角材20によりパネル8同士を連結するようにしてい
るから、縦杆部材A間や横杆部材B間に複数枚のパネル
を介在させることができるような場合でも、パネル8の
縦杆部材A・横杆部材Bへの取付けと同様にパネル8同
士を簡易に連結することができると共に、この連結が外
れるのを有効に防止できるのである。
【0009】
【発明の実施の形態】図3,図5は木造二階建屋の一部
を示すもので、コンクリート基礎1の上に土台2をアン
カー釘で取付け、この土台2の上に複数本の柱3を立設
し、これら柱3の中間に胴差し4を取付け、また、各柱
3の上端部に桁5を取付けて、各胴差し4間と、各桁5
間とに梁6,6を架設する一方、一階における土台2・
柱3・胴差し4又は梁6で囲繞された各空間にそれぞれ
四角形のパネル8を組付け、二階における胴差し4・柱
3・桁5又は梁6で囲繞された各空間にそれぞれ四角形
のパネル8を組付けている。また、建屋における出入口
と窓とは、予め出入口孔86をもつパネル8と、窓孔8
7をもつパネル8とを用い、これらパネル8を前記した
空間に組付けるようにしている。
を示すもので、コンクリート基礎1の上に土台2をアン
カー釘で取付け、この土台2の上に複数本の柱3を立設
し、これら柱3の中間に胴差し4を取付け、また、各柱
3の上端部に桁5を取付けて、各胴差し4間と、各桁5
間とに梁6,6を架設する一方、一階における土台2・
柱3・胴差し4又は梁6で囲繞された各空間にそれぞれ
四角形のパネル8を組付け、二階における胴差し4・柱
3・桁5又は梁6で囲繞された各空間にそれぞれ四角形
のパネル8を組付けている。また、建屋における出入口
と窓とは、予め出入口孔86をもつパネル8と、窓孔8
7をもつパネル8とを用い、これらパネル8を前記した
空間に組付けるようにしている。
【0010】そして、前記柱3などの木材から成る縦杆
部材A及び土台2・胴差し4・桁5・梁6などの木材か
ら成る横杆部材Bのパネル8との対向面に、長さ方向に
延びる第1嵌合溝10を少なくともパネル8の長さとほ
ゞ同じ長さにわたって設ける一方、パネル8の各端面
に、これら端面の長さ方向全長にわたって延びる第2嵌
合溝11を設けると共に、前記第1及び第2嵌合溝1
0,11に嵌合する第1及び第2嵌合部21,22をも
つ断面四角の連結角材20を各嵌合溝10,11の長さ
とほゞ同じ長さに形成し、この連結角材20の第1嵌合
部21を縦杆部材A及び横杆部材Bの第1嵌合溝10に
嵌合し、連結角材20の第2嵌合部22をパネル8の第
2嵌合溝11に嵌合して、パネル8を、連結角材20を
介して縦杆部材Aと横杆部材Bとに取付けるようにして
いる。
部材A及び土台2・胴差し4・桁5・梁6などの木材か
ら成る横杆部材Bのパネル8との対向面に、長さ方向に
延びる第1嵌合溝10を少なくともパネル8の長さとほ
ゞ同じ長さにわたって設ける一方、パネル8の各端面
に、これら端面の長さ方向全長にわたって延びる第2嵌
合溝11を設けると共に、前記第1及び第2嵌合溝1
0,11に嵌合する第1及び第2嵌合部21,22をも
つ断面四角の連結角材20を各嵌合溝10,11の長さ
とほゞ同じ長さに形成し、この連結角材20の第1嵌合
部21を縦杆部材A及び横杆部材Bの第1嵌合溝10に
嵌合し、連結角材20の第2嵌合部22をパネル8の第
2嵌合溝11に嵌合して、パネル8を、連結角材20を
介して縦杆部材Aと横杆部材Bとに取付けるようにして
いる。
【0011】前記第1及び第2嵌合溝10,11は、嵌
合底面10a,11aと該嵌合底面10a,11aの幅
方向両端から立上がる嵌合側面10b,11bとから成
り、また、連結角材20の第1及び第2嵌合部21,2
2は、前記第1及び第2嵌合溝10,11に適合する大
きさに形成して、各嵌合部21,22を各嵌合溝10,
11に嵌合したとき、パネル8の各端面が縦杆部材Aと
横杆部材Bとの嵌合溝側面に当接させることができるよ
うにしている。
合底面10a,11aと該嵌合底面10a,11aの幅
方向両端から立上がる嵌合側面10b,11bとから成
り、また、連結角材20の第1及び第2嵌合部21,2
2は、前記第1及び第2嵌合溝10,11に適合する大
きさに形成して、各嵌合部21,22を各嵌合溝10,
11に嵌合したとき、パネル8の各端面が縦杆部材Aと
横杆部材Bとの嵌合溝側面に当接させることができるよ
うにしている。
【0012】また、この連結角材20の第1及び第2嵌
合部21,22は、前記第1及び第2嵌合溝10,11
の何れにも嵌合できるように形成して、例えば縦杆部材
A間や横杆部材B間に複数枚のパネル8を介在させるこ
とができるような場合には、連結角材20の第1嵌合部
21を、隣接する一方のパネル8の第2嵌合溝11に嵌
合し、また、第2嵌合部22を、他方のパネル8の第2
嵌合溝11に嵌合して、連結角材20により、パネル8
同士を連結することができるようにしている。
合部21,22は、前記第1及び第2嵌合溝10,11
の何れにも嵌合できるように形成して、例えば縦杆部材
A間や横杆部材B間に複数枚のパネル8を介在させるこ
とができるような場合には、連結角材20の第1嵌合部
21を、隣接する一方のパネル8の第2嵌合溝11に嵌
合し、また、第2嵌合部22を、他方のパネル8の第2
嵌合溝11に嵌合して、連結角材20により、パネル8
同士を連結することができるようにしている。
【0013】また、図1,図3のように前記柱3のう
ち、建屋の外壁側に位置するものは、その外壁側を除く
三つの側面に前記第1嵌合溝10を形成するのであり、
また建屋の内部に位置してその四つの側面にパネル8を
隣接して取付ける柱3には、四つの側面に第1嵌合溝1
0をそれぞれ形成する。
ち、建屋の外壁側に位置するものは、その外壁側を除く
三つの側面に前記第1嵌合溝10を形成するのであり、
また建屋の内部に位置してその四つの側面にパネル8を
隣接して取付ける柱3には、四つの側面に第1嵌合溝1
0をそれぞれ形成する。
【0014】前記胴差し4の上下面には、図2に示すよ
うに前記第1嵌合溝10を設けるのである。
うに前記第1嵌合溝10を設けるのである。
【0015】又、前記パネル8は、建屋における壁部分
の骨組となるものであって、四角の枠部材81と、該枠
部材81の両側に接着剤で一体に貼着するベニヤ板8
2,82とから成り、前記枠部材81における四つの各
外面に前記第1嵌合溝10を形成している。尚、前記枠
部材81の内部には、図4に示す如く荷重を支える複数
本の縦補強部材83と横補強部材84とを設けて、枠部
材81及びベニヤ板82を補強している。尚、横補強部
材84は、間歇的に配設して、これら横補強部材84と
縦補強部材83及びベニヤ板82との間に挿通路85を
形成し、前記枠部材81の挿通路85との対応部位に貫
通孔を形成することにより、パネル8を貫通して配線・
配管する場合、これら配線・配管の工事が行い易いよう
にしている。また、パネル8は、図4に示すように、大
形パネルと小形パネル及び出入口孔86をもつパネルと
窓孔87をもつパネルとを形成し、さらに大形及び小形
パネルの幅が多少異なるものを複数種類形成しておき、
建屋に応じて各種大きさのパネル8及び出入口孔86を
もつパネルと窓孔87をもつパネルとを組合せ、これら
パネルを縦杆部材Aや横杆部材Bに支持するのである。
の骨組となるものであって、四角の枠部材81と、該枠
部材81の両側に接着剤で一体に貼着するベニヤ板8
2,82とから成り、前記枠部材81における四つの各
外面に前記第1嵌合溝10を形成している。尚、前記枠
部材81の内部には、図4に示す如く荷重を支える複数
本の縦補強部材83と横補強部材84とを設けて、枠部
材81及びベニヤ板82を補強している。尚、横補強部
材84は、間歇的に配設して、これら横補強部材84と
縦補強部材83及びベニヤ板82との間に挿通路85を
形成し、前記枠部材81の挿通路85との対応部位に貫
通孔を形成することにより、パネル8を貫通して配線・
配管する場合、これら配線・配管の工事が行い易いよう
にしている。また、パネル8は、図4に示すように、大
形パネルと小形パネル及び出入口孔86をもつパネルと
窓孔87をもつパネルとを形成し、さらに大形及び小形
パネルの幅が多少異なるものを複数種類形成しておき、
建屋に応じて各種大きさのパネル8及び出入口孔86を
もつパネルと窓孔87をもつパネルとを組合せ、これら
パネルを縦杆部材Aや横杆部材Bに支持するのである。
【0016】以上の構成において、パネル8を取付けて
木造建屋を建築する場合、先ずコンクリート基礎1の上
に、第1嵌合溝10が形成された土台2を、その嵌合溝
10が上向きとなるようにしてアンカー釘などで固定
し、この土台2の複数箇所に、第1嵌合溝10が形成さ
れた柱3を立設して、これら土台2及び柱3の各嵌合溝
10に連結角材20の第1嵌合部21を挿嵌し、該連結
角材20の第2嵌合部22を土台2及び柱3の側面から
外方に突出させる。
木造建屋を建築する場合、先ずコンクリート基礎1の上
に、第1嵌合溝10が形成された土台2を、その嵌合溝
10が上向きとなるようにしてアンカー釘などで固定
し、この土台2の複数箇所に、第1嵌合溝10が形成さ
れた柱3を立設して、これら土台2及び柱3の各嵌合溝
10に連結角材20の第1嵌合部21を挿嵌し、該連結
角材20の第2嵌合部22を土台2及び柱3の側面から
外方に突出させる。
【0017】そして、土台2と柱3とで囲繞される空間
にパネル8を挿入して該パネル8の下端面と両側端面と
に形成された第2嵌合溝11を、土台2と柱3の第1嵌
合溝10に挿嵌されている連結角材20の第2嵌合部2
2に嵌合させ、このパネル8上面の第2嵌合溝11に連
結角材20の第2嵌合部22を挿嵌し、次に、第1嵌合
溝10が形成された胴差し4・梁6を架設し、該胴差し
4下面・梁6下面の第1嵌合溝10を、前記パネル8上
端面の嵌合溝11に挿嵌した前記連結角材20の第1嵌
合部21に挿嵌して、前記パネル8を取付けるのであ
る。
にパネル8を挿入して該パネル8の下端面と両側端面と
に形成された第2嵌合溝11を、土台2と柱3の第1嵌
合溝10に挿嵌されている連結角材20の第2嵌合部2
2に嵌合させ、このパネル8上面の第2嵌合溝11に連
結角材20の第2嵌合部22を挿嵌し、次に、第1嵌合
溝10が形成された胴差し4・梁6を架設し、該胴差し
4下面・梁6下面の第1嵌合溝10を、前記パネル8上
端面の嵌合溝11に挿嵌した前記連結角材20の第1嵌
合部21に挿嵌して、前記パネル8を取付けるのであ
る。
【0018】また、一階の出入口部には、出入口孔86
をもつパネル8を同様に取付けた後、出入口孔86に、
出入口戸用枠体を挿嵌して固定し、さらに窓部には、窓
孔87をもつパネル8を同様に取付けた後、窓孔87
に、窓戸用枠体を挿嵌して固定するのである。
をもつパネル8を同様に取付けた後、出入口孔86に、
出入口戸用枠体を挿嵌して固定し、さらに窓部には、窓
孔87をもつパネル8を同様に取付けた後、窓孔87
に、窓戸用枠体を挿嵌して固定するのである。
【0019】二階においては、胴差し4及び柱3の各第
1嵌合溝10に連結角材20の第1嵌合部21を挿嵌
し、該連結角材20の第2嵌合部22を胴差し4及び柱
3の側面から外方に突出させる。そして、胴差し4と柱
3とで囲繞される空間にパネル8を挿入して、該パネル
8の下端面と両側端面とに形成された第2嵌合溝11
を、胴差し4と柱3の第1嵌合溝10に挿嵌されている
連結角材20の第2嵌合部22に嵌合させ、このパネル
8上面の第2嵌合溝11に連結角材20の第2嵌合部2
2を挿嵌し、次に、第1嵌合溝10が形成された桁5
を、その嵌合溝10が下向きとなるようにして柱3間に
架設すると共に、梁6を、その嵌合溝10が下向きとな
るようにして桁5間に架設し、これら桁5・梁6の第1
嵌合溝10を、前記パネル8上端面の嵌合溝11に挿嵌
した前記連結角材20の第1嵌合部21に挿嵌して、前
記パネル8を取付けるのである。
1嵌合溝10に連結角材20の第1嵌合部21を挿嵌
し、該連結角材20の第2嵌合部22を胴差し4及び柱
3の側面から外方に突出させる。そして、胴差し4と柱
3とで囲繞される空間にパネル8を挿入して、該パネル
8の下端面と両側端面とに形成された第2嵌合溝11
を、胴差し4と柱3の第1嵌合溝10に挿嵌されている
連結角材20の第2嵌合部22に嵌合させ、このパネル
8上面の第2嵌合溝11に連結角材20の第2嵌合部2
2を挿嵌し、次に、第1嵌合溝10が形成された桁5
を、その嵌合溝10が下向きとなるようにして柱3間に
架設すると共に、梁6を、その嵌合溝10が下向きとな
るようにして桁5間に架設し、これら桁5・梁6の第1
嵌合溝10を、前記パネル8上端面の嵌合溝11に挿嵌
した前記連結角材20の第1嵌合部21に挿嵌して、前
記パネル8を取付けるのである。
【0020】また、二階の出入口部には、一階と同様、
出入口孔86をもつパネル8を同様に取付けた後、出入
口孔86に、出入口戸用枠体を挿嵌して固定し、さらに
窓部には、窓孔87をもつパネル8を同様に取付けた
後、窓孔87に、窓戸用枠体を挿嵌して固定するのであ
る。
出入口孔86をもつパネル8を同様に取付けた後、出入
口孔86に、出入口戸用枠体を挿嵌して固定し、さらに
窓部には、窓孔87をもつパネル8を同様に取付けた
後、窓孔87に、窓戸用枠体を挿嵌して固定するのであ
る。
【0021】また、柱3間或は土台2と胴差し4間又は
胴差し4と桁5間に複数枚のパネル8を介在させるよう
な場合には、連結角材20の第1嵌合部21を、隣接す
る一方のパネル8の第2嵌合溝11に嵌合し、そして、
この連結角材20の第2嵌合部22に、他方のパネル8
の第2嵌合溝11を嵌合して、連結角材20により、パ
ネル8同士を連結し、これらパネル8を縦杆部材Aや横
杆部材Bに支持するのである。
胴差し4と桁5間に複数枚のパネル8を介在させるよう
な場合には、連結角材20の第1嵌合部21を、隣接す
る一方のパネル8の第2嵌合溝11に嵌合し、そして、
この連結角材20の第2嵌合部22に、他方のパネル8
の第2嵌合溝11を嵌合して、連結角材20により、パ
ネル8同士を連結し、これらパネル8を縦杆部材Aや横
杆部材Bに支持するのである。
【0022】また、以上の如くパネル8を取付けた後、
建屋外壁側には、例えば図1に示すように柱3の外側面
及びパネル8の外側面に、ラス地板13を釘により取付
け、このラス地板13の外面に外部モルタル14を塗布
して外装処理を行うのである。
建屋外壁側には、例えば図1に示すように柱3の外側面
及びパネル8の外側面に、ラス地板13を釘により取付
け、このラス地板13の外面に外部モルタル14を塗布
して外装処理を行うのである。
【0023】一方内装処理は、洋室の場合には、パネル
8の表面に接着剤を塗着した後、該接着剤の外表面に壁
紙などのシートを貼着するのであり、また、和室の場合
には、前記パネル8の表面にラスボードを貼着した後、
該ラスボードの外面にプラスターを塗着すると共に、該
プラスターの外表面に綿壁などの壁材を塗布するのであ
る。
8の表面に接着剤を塗着した後、該接着剤の外表面に壁
紙などのシートを貼着するのであり、また、和室の場合
には、前記パネル8の表面にラスボードを貼着した後、
該ラスボードの外面にプラスターを塗着すると共に、該
プラスターの外表面に綿壁などの壁材を塗布するのであ
る。
【0024】このようにパネル8の表面側に空間を形成
することなく外装処理及び内装処理を行うことにより、
外装壁部とパネル8と内装壁部とに貫通孔を形成し、こ
の貫通孔に配線・配管する場合、これら配線・配管の工
事を簡易にでき、その作業能率を高めることができるの
である。
することなく外装処理及び内装処理を行うことにより、
外装壁部とパネル8と内装壁部とに貫通孔を形成し、こ
の貫通孔に配線・配管する場合、これら配線・配管の工
事を簡易にでき、その作業能率を高めることができるの
である。
【0025】また、以上は二階建屋について説明した
が、本発明は一階建屋にも利用できる。また、一般住宅
に限らず倉庫その他建屋の建築工法としても利用可能で
ある。また、骨組を木材で形成した建屋である他、骨組
を鉄骨で形成し、この骨組の外側に、木製の柱3・胴差
し4・桁5など縦杆部材A及び横間部材Bを組付けて、
これら縦杆部材A及び横間部材Bによりパネル8を囲繞
する如く構成される建屋であってもよい。
が、本発明は一階建屋にも利用できる。また、一般住宅
に限らず倉庫その他建屋の建築工法としても利用可能で
ある。また、骨組を木材で形成した建屋である他、骨組
を鉄骨で形成し、この骨組の外側に、木製の柱3・胴差
し4・桁5など縦杆部材A及び横間部材Bを組付けて、
これら縦杆部材A及び横間部材Bによりパネル8を囲繞
する如く構成される建屋であってもよい。
【図1】本発明パネル取付工法の一部を拡大した横断平
面図。
面図。
【図2】図1のXーX線断面図。
【図3】同一部のみの切欠斜視図。
【図4】同パネルの上下両端部を切除した状態の分解斜
視図。
視図。
【図5】同建屋の一部のみの概略正面図。
A……縦杆部材 B……横杆部材 3……柱 4……胴差し 5……桁 8……パネル 10……第1嵌合溝 11……第2嵌合溝 20……連結角材 21……第1嵌合部 22……第2嵌合部
Claims (2)
- 【請求項1】 柱などの縦杆部材(A)や、胴差し・桁
などの横杆部材(B)により支持されるパネル(8)の
取付工法であって、前記縦杆部材(A)及び横杆部材
(B)のパネル(8)との対向面に、長さ方向に延びる
第1嵌合溝(10)を設ける一方、パネル(8)の各端
面に、これら端面の長さ方向に延びる第2嵌合溝(1
1)を設けると共に、前記嵌合溝に嵌合する第1及び第
2嵌合部(21,22)をもつ連結角材(20)を形成
し、この連結角材(20)の第1嵌合部(21)を縦杆
部材(A)及び横杆部材(B)の第1嵌合溝(10)に
嵌合し、連結角材(20)の第2嵌合部(22)をパネ
ル(8)の第2嵌合溝(11)に嵌合して、パネル
(8)を縦杆部材(A)や横杆部材(B)に取付ける如
く成したことを特徴とする建屋のパネル取付工法。 - 【請求項2】 パネル(8)とパネル(8)とを、これ
らパネル(8)の第2嵌合溝(11)に嵌合する第1及
び第2嵌合部(21,22)をもつ連結角材(20)に
より連結し、これら連結したパネル(8)を縦杆部材
(A)や横杆部材(B)に取付けるようにしている請求
項1記載の建屋のパネル取付工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11270896A JPH09296509A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 建屋のパネル取付工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11270896A JPH09296509A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 建屋のパネル取付工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09296509A true JPH09296509A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14593519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11270896A Pending JPH09296509A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 建屋のパネル取付工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09296509A (ja) |
-
1996
- 1996-05-07 JP JP11270896A patent/JPH09296509A/ja active Pending
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