JPH09295339A - 断熱ダクト - Google Patents

断熱ダクト

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Publication number
JPH09295339A
JPH09295339A JP13262896A JP13262896A JPH09295339A JP H09295339 A JPH09295339 A JP H09295339A JP 13262896 A JP13262896 A JP 13262896A JP 13262896 A JP13262896 A JP 13262896A JP H09295339 A JPH09295339 A JP H09295339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
duct
heat insulating
heat insulation
insulating duct
Prior art date
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Pending
Application number
JP13262896A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Washimi
武彦 鷲見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Co Ltd filed Critical Kyoraku Co Ltd
Priority to JP13262896A priority Critical patent/JPH09295339A/ja
Publication of JPH09295339A publication Critical patent/JPH09295339A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/48Moulds
    • B29C49/4802Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity

Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱性に優れており、自動車本体内部のよう
な複雑な狭い空間をぬうような有機的な形状にも形成す
ることができるうえ、他の物体に接触したり車体に固定
部材で固定してもその部分の断熱効果が何ら損なわれる
ことがない断熱ダクトを提供する。 【解決手段】 断熱ダクトは、内壁3と外壁4とを備え
る中空二重壁構造である。長手方向に2分する一方のダ
クト半体1と他方のダクト半体を合わせて断熱ダクトを
構成する。各ダクト半体は、酸素バリヤ性を有し、かつ
内壁3と外壁4とを一体化する補強手段である仕切壁6
を有するとともに、中空部内の空気を排除して中空部を
真空状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調設備の冷暖気
導送用、その他各種用途に供する断熱ダクトに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用の空調機用ダクトとし
て、多層構造のものでその1つの層を発泡合成樹脂層で
構成したものは、例えば実願昭52−2704号(実開
昭53−121657号)のマイクロフィルムに記載さ
れているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記自動車
用の空調機用ダクトのように、多層構造の外面層を発泡
合成樹脂で構成したものでは、断熱性を高くしようとし
て発泡合成樹脂層をかなり厚くしても断熱性が十分に得
られるとは限らず、本来断熱効果に乏しいものである。
また、従来のこの種のダクトは、複雑な形状に形成する
ことが困難であるところから、使用上の制約が大きいい
ものであるばかりでなく、他の物体に接触したり固定部
材で車体に固定した部分の発泡合成樹脂が押し潰された
り欠損しやすいので、所期の断熱効果が得られないとい
う欠点がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、断熱効果に優れ
ており、しかも自動車本体内部のような複雑な狭い空間
をぬうような有機的な形状にも形成することができるう
え、他の物体に接触したり車体に固定部材で固定しても
その部分の断熱効果が何ら損なわれることがない断熱ダ
クトを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の断熱ダクトは、ブロー成形により一体に成形
された内壁と外壁およびそれらの端部に形成された端壁
とを備える中空二重壁構造の断熱ダクトであって、内壁
と外壁および端壁は酸素バリヤ性を有し、かつ内壁と外
壁とを一体化する補強手段を有するとともに、中空部内
の空気を排除して真空状態としたことを特徴とするもの
である。
【0006】本発明の断熱ダクトにおいては、内壁と外
壁を一体化する補強手段が、仕切壁であることを特徴と
する。
【0007】本発明の断熱ダクトにおいては、中空二重
壁構造の断熱ダクトが、長手方向に2分する一対のダク
ト半体を合わせてダクトを構成するものであることを特
徴とする。
【0008】中空二重壁構造の断熱ダクトは、少なくと
も一つの層が酸素バリヤ性を有する樹脂で構成されてお
り、その酸素バリヤ性を有する樹脂はエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体けん化物であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る断熱ダクトの
ダクト半体を示す一部の斜視図である。断熱ダクトのダ
クト半体1は、ダクトの長手方向に2分する一方の半体
を構成するものであり、これと対称的な他方の半体(図
示省略)と合わせて断熱ダクトを構成するものである。
【0010】断熱ダクトのダクト半体1は、熱可塑性樹
脂をブロー成形して成る中空二重壁構造のもので、ダク
ト半体1は密閉構造をなし、その中空部内の空気を排気
孔から吸引排除して中空部を真空状態としたものであ
る。排気孔は排気後に封止したシール部2をなしてい
る。
【0011】中空二重壁構造の一方のダクト半体1は、
その内壁3と外壁4およびそれらの長手方向の端部に形
成された端壁5とを備えており、内壁3と外壁4とは仕
切壁6によって一体化して、中空部を真空状態としても
内壁3と外壁4が外気圧により凹変形しないようにして
いる。なお、端壁5もダクト半体1の補強壁となるもの
である。
【0012】本発明の実施の形態に係る断熱ダクトは、
上記のように、一方のダクト半体1と、この一方のダク
ト半体1と対称的な同構成の他方の半体を合わせて構成
されるものであるが、一方のダクト半体1の合わせ端面
7には係止突起8および係止凹部9が形成されており、
他方のダクト半体の合わせ端面には上記係突起8と係止
凹部9に対応して係止する係止凹部および係止突起が形
成されていて、一方のダクト半体1と他方のダクト半体
とを合わせて、一方のダクト半体1の係止突起8および
係止凹部9を他方のダクト半体の係止凹部および係突起
に係止して断熱ダクトを構成する。なお、合わせ端面7
もダクト半体1の補強壁となるものである。
【0013】本発明の実施の形態に係る断熱ダクトは、
ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、
ポリスチレン、ポリエチレンテレフタート樹脂、あるい
は剛性の大きいエンジニアリングプラスチックなどで構
成されるが、その樹脂材料は特に限定されるものではな
い。
【0014】断熱ダクトを構成する一方のダクト半体1
と他方のダクト半体は多層構造として、少なくともその
一つの層を酸素バリヤ樹脂で構成することを要するが、
これは中空部の真空状態を長期間にわたって保持するた
めである。図1に示すものにおいては、内壁3、外壁
4、端壁5および合わせ端面7の何れも酸素バリヤ性を
有する構成壁である。酸素バリヤ樹脂としては、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体けん化物、ポリアミド樹脂、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコールなどである。
【0015】このような多層構造は、パリスンの押出時
に酸素バリヤ樹脂を一つの層とした多層構造とすること
が一般的であるが、それだけでなく例えば次のような表
面コーティング法による多層構造も可能である。
【0016】表面コーティング法は、中空二重壁構造の
内表面あるいは外表面に酸素バリヤ樹脂をコーティング
して被覆するものであり、なかでも内表面にコーティン
グする次のような方法が好適である。すなわち、水溶性
の酸素バリヤ樹脂であるポリビニルアルコールの水溶液
あるいはエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物を水と
イソプロパノールと蟻酸との混合溶媒で10%程度に溶
かしたものをブロー成形後にブロー孔などから中空部に
注入してよく振って酸素バリヤ樹脂の液を中空部内にに
満遍なくゆきわたらせるようにしてから、60℃で乾燥
して水あるいは混合溶媒を飛ばすことにより、中空部の
内表面に満遍なく、しかも均一に酸素バリヤ樹脂を付着
させて積層するものである。
【0017】図2ないし図5は、仕切壁6のブロー成形
態様を例示している。10,11は一対の分割金型、1
2,13はキャビティ、14は摺動金型、15はヘッ
ド、16はパリスンである。
【0018】一対の分割金型10,11間にパリスン1
6を配置し、型締め後摺動金型14を進出させて内壁3
の一部を外壁4側に押し出し(図3)、次いで摺動金型
14を退却させ(図4)、さらにブロー成形して外壁4
と一体化した仕切壁6を形成する(図5)。
【0019】図3ないし図5から明らかなように、多層
構造をなすダクト半体の各壁は、その内外面がオレフィ
ン層で、その間が酸素バリヤ層をなしている。
【0020】以上のように構成される断熱ダクトは、そ
の一方のダクト半体1と他方のダクト半体が中空二重壁
構造であって、しかもそれらの中空部が真空状態である
から、断熱ダクトは内外壁が離隔しているうえ、その間
の中空部には熱伝導媒体が存在しないので、断熱効果が
高く、複雑な形状であっても成形できるうえ、断熱ダク
トが他の物体に接触しても断熱性が損なわれず、また固
定部分においても断熱性が損なわれない。また、内壁3
と外壁4を仕切壁6で一体化しているので、中空部を真
空状態としても外気圧により凹変形することがない。
【0021】本発明の実施の形態では、断熱ダクトをダ
クトを長手方向に2分する一対のダクト半体を合わせて
構成するものを例示したが、本発明に係る断熱ダクト
は、一体に形成したものであってもよく、内壁と外壁お
よびそれらの長手方向の端部に形成された端壁によって
中空二重壁構造であればよい。断熱ダクトの補強手段
は、実施の形態のような仕切壁のほか、リブその他の適
宜の手段であってもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、断熱効果に優れてお
り、しかも自動車本体内部のような複雑な狭い空間をぬ
うような有機的な形状にも形成することができるうえ、
他の物体に接触したり車体に固定部材で固定してもその
部分の断熱効果が何ら損なわれることがない断熱ダクト
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る断熱ダクトの一方の
ダクト半体を示す一部の斜視図である。
【図2】図1に示す断熱ダクトの仕切壁のブロー成形態
様を示す断面図である。
【図3】図2の一部の拡大断面図であって、摺動金型を
進出させた状態を示す。
【図4】図2の一部の拡大断面図であって、摺動金型を
退却させた状態を示す。
【図5】図2の一部の拡大断面図であって、摺動金型を
退却させて仕切壁を形成した状態を示す。
【符号の説明】
1 ダクト半体 2 シール部 3 内壁 4 外壁 5 端壁 6 仕切壁 7 合わせ端面 8 係止突起 9 係止凹部 10,11 一対の分割金型 12,13 キャビティ 14 摺動金型 15 ヘッド 16 パリスン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロー成形により一体に成形された内壁
    と外壁およびそれらの端部に形成された端壁とを備える
    中空二重壁構造の断熱ダクトであって、内壁と外壁およ
    び端壁は酸素バリヤ性を有し、かつ内壁と外壁とを一体
    化する補強手段を有するとともに、中空部内の空気を排
    除して真空状態としたことを特徴とする断熱ダクト。
  2. 【請求項2】 内壁と外壁を一体化する補強手段は、仕
    切壁であることを特徴とする請求項1記載の断熱ダク
    ト。
  3. 【請求項3】 中空二重壁構造の断熱ダクトは、長手方
    向に2分する一対のダクト半体を合わせてダクトを構成
    するものであることを特徴とする請求項1または2記載
    の断熱ダクト。
  4. 【請求項4】 中空二重壁構造の断熱ダクトは、少なく
    とも一つの層が酸素バリヤ性を有する樹脂で構成されて
    おり、その酸素バリヤ性を有する樹脂はエチレン−酢酸
    ビニル共重合体けん化物であることを特徴とする請求項
    1,2,3のいずれかに記載の断熱ダクト。
JP13262896A 1996-04-30 1996-04-30 断熱ダクト Pending JPH09295339A (ja)

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JP (1) JPH09295339A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011116120A (ja) * 2009-10-31 2011-06-16 Kyoraku Co Ltd 発泡成形体の成形方法及び発泡成形体
JP2012201072A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Kyoraku Co Ltd ダクト

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011116120A (ja) * 2009-10-31 2011-06-16 Kyoraku Co Ltd 発泡成形体の成形方法及び発泡成形体
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