JP7235950B2 - 折り畳み容器 - Google Patents

折り畳み容器 Download PDF

Info

Publication number
JP7235950B2
JP7235950B2 JP2018191558A JP2018191558A JP7235950B2 JP 7235950 B2 JP7235950 B2 JP 7235950B2 JP 2018191558 A JP2018191558 A JP 2018191558A JP 2018191558 A JP2018191558 A JP 2018191558A JP 7235950 B2 JP7235950 B2 JP 7235950B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
side plates
contact
container
rear side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018191558A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019073337A (ja
Inventor
照久 花房
攻一郎 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Co Ltd filed Critical Kyoraku Co Ltd
Priority to CN201880060966.0A priority Critical patent/CN111108046B/zh
Priority to US16/754,532 priority patent/US11912464B2/en
Priority to PCT/JP2018/038106 priority patent/WO2019074101A1/ja
Publication of JP2019073337A publication Critical patent/JP2019073337A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7235950B2 publication Critical patent/JP7235950B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Molding Of Porous Articles (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、折り畳みが可能な容器に関する。
従来、商品の輸送等に用いられる容器であって、折り畳みが可能な容器が知られている。例えば、特許文献1には、樹脂製パネルにより構成される折り畳み容器(コンテナ)が開示されている。
特開2006-205684号公報 特開2011-37500号公報
しかしながら、特許文献1の樹脂製パネルは、容器外面を構成する表壁と容器内面を構成する裏壁とがともに発泡ブロー成形された樹脂から形成されており、例えば、取っ手等の構造体を容器の外表面に取り付けるには、強度が不十分となるおそれがあった。
また、上記のような折り畳み容器では、部材間の当接面において空気漏れが生じ、密閉性及び保温性が損なわれやすいという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、保温性を向上させた折り畳み容器を提供するものである。
本発明によれば、底壁及び側壁を備え、前記底壁に対し前記側壁が起立転倒自在に連結される折り畳み容器であって、前記底壁及び前記側壁はそれぞれ、容器内面を形成する内面壁と、容器外面を形成する外面壁と、前記底壁又は前記側壁と当接する当接面を形成する当接壁とを備え、前記当接壁の少なくとも一部分の熱伝導性が、前記外面壁の熱伝導性より低くなるよう構成される、折り畳み容器が提供される。
本発明によれば、当接面を構成する当接壁の少なくとも一部分の熱伝導性が外面壁の熱伝導性より高くなっていることから、当接面における保温性を向上させることが可能となっている。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記当接壁の少なくとも一部分の発泡倍率が、前記外面壁の発泡倍率より高くなるよう構成される。
好ましくは、前記当接壁は、その当接面のうち60%以上の領域に対応する部分の発泡倍率が、前記外面壁の発泡倍率より高くなるよう構成される。
好ましくは、前記底壁及び前記側壁の各々において、前記当接壁の前記少なくとも一部分と前記内面壁とが一体的に成形されている。
好ましくは、前記当接壁の前記少なくとも一部分と前記内面壁とは発泡成形体により形成されている。
好ましくは、前記外面壁は非発泡成形体により形成されている。
好ましくは、前記当接壁の当接面はそれぞれ段差を有しており、当接する他の当接壁の当接面と嵌り合うよう構成される。
好ましくは、前記側壁は、その内面壁と外面壁との中心の主面よりも容器内側の回転軸を中心に回動して前記底壁に対し起立転倒するよう構成される。
好ましくは、前記底壁及び前記側壁の少なくとも一方は、前記内面壁と前記外面壁の間に断熱材を備え、前記当接壁は、前記断熱材によって構成される。
本発明の実施形態に係る折り畳み容器1の外観斜視図である。 図1の折り畳み容器1の容器本体20を上面側から見たときの外観斜視図である。 図1の折り畳み容器1の容器本体20を下面側から見たときの外観斜視図である。 図4Aは、容器の蓋10を短辺側から見た正面図であり、図4Bは、容器本体20を左右側板50側から見た正面図である。 図1の折り畳み容器1の容器本体20の底板30を示す外観斜視図である。 本実施形態の左右側板50を構成する樹脂製パネルを左右方向に垂直な面で切断したときの端面図である。 前後側板60を構成する樹脂製パネルを製造する発泡成形機200の構成図(金型221,231及びその近傍の部分の部材については縦断面図)である。 図8Aは、前後側板60の左右方向の端部を内側且つ下方から見た斜視図であり、図8Bは、前後側板60の左右方向の端部を外側且つ上方から見た斜視図であり、図8Cは、左右側板50の前後方向の端部を外側且つ上方から見た斜視図であり、図8Dは、底板30の角部を外側且つ上方から見た斜視図である。 底板30に対して、前後側板60を起立させた状態を示す端面図である。 の折り畳み容器1の容器本体20の左右側板50を転倒させている途中の状態を示す外観斜視図である。 図1の折り畳み容器1の容器本体20の左右側板50を転倒させた後、前後側板60を転倒させている途中の状態を示す外観斜視図である。 図1の折り畳み容器1の容器本体20の左右側板50及び前後側板60をともに転倒させた状態を示す外観斜視図である。 図1の折り畳み容器1の折り畳み状態を示す外観斜視図である。 図4Bの正面図から、前後側板60を取り除いた状態を示す正面図である。 本発明の変形例に係る底板30及び前後側板60の、図9に対応する端面図である。 図16A及び図16Bは、本発明の他の変形例に係る底板30及び前後側板60の、図9に対応する端面図である。 従来の折り畳み容器1の側板60と底板30の当接部分を示す模式図である。 従来の折り畳み容器1の容器本体20を正面から見たところを示す模式図である。 本発明の他の変形例に係る底板30及び前後側板60の、図9に対応する端面図である。 本発明の他の変形例に係る底板30及び前後側板60の、図9に対応する端面図である。 本発明の他の変形例に係る底板30及び前後側板60の、図9に対応する端面図である。 折り畳み容器1を外容器16内に収容した状態を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の折り畳み容器1は、図1及び図2に示すように、底壁3及び側壁4を有する直方体形状の容器本体20と、容器本体20の収容空間S(図2参照)を閉じる蓋10とを備える。また、折り畳み容器1は、図2及び図3に示すように、側壁の対向する位置に配置される左右一対の持ち手80と、この一対の持ち手80を接続する前後2本のベルト90とを備えている。以降の説明において、持ち手80が設けられた側壁4(前後側板60)の主面に垂直な方向を左右方向、持ち手80のない側壁4(左右側板50)の主面に垂直な方向を前後方向とし、収容空間Sの側を内側(内方向)、その反対側を外側(外方向)とする。なお、本実施形態の折り畳み容器1は、底壁3に対して各側壁4が転倒自在に連結された折り畳み式の容器となっている。また、本実施形態の折り畳み容器1は、収容物の温度を保つ保冷容器(又は保温容器)として構成される。
蓋10は、図1及び図4Aに示すように、平面形状が長方形で、所定の厚さを有する部材である。蓋10の上面には、中央部分が凹んだ矩形環状の環状凸部11が形成され、蓋10の各短辺の中央部分には、蓋10と容器本体20を留める留め部材12が取り付けられている。また、図4Aに示すように、蓋10の下面には、蓋10の輪郭よりも一回り小さい輪郭の、下方に突出する下凸部15が形成されている。
容器本体20は、図2に示すように、底壁3を構成する平面形状が矩形状の底板30と、側壁4を構成する、一対の左右側板50及び一対の前後側板60と、を備える。ここで、左右側板50は左右で同一の構成であり、前後側板60は、前後で同一の構成である。なお、本実施形態において、左右側板50の前後方向の幅は、前後側板60の左右方向の幅よりも短くなっている。また、左右側板50及び前後側板60は、底板30に対し起立転倒自在に連結され、折り畳み可能となっている。なお、本実施形態において、上述した蓋10及び、底板30、左右側板50、前後側板60は、それぞれブロー成形によって成形された樹脂製パネルで構成される。樹脂製パネルの具体的な構成については後述する。
底板30は、図5に示すように、平面形状が長方形の底壁部31と、底壁部31上面の周囲から立ち上がった対向する一対の左右側周壁部33及び一対の前後側周壁部34とを有する。各左右側周壁部33の両端部には、左右側板50を起立転倒自在に連結する連結部材40が設けられ、各前後側周壁部34の両端部近傍幅には、前後側板60を起立転倒自在に連結する連結部材41が設けられている。これら連結部材40及び連結部材41により、左右側板50及び前後側板60の回転軸が規制され、左右側板50及び前後側板60は、この回転軸を中心に回動して起立転倒するようになっている。連結部材40及び連結部材41の具体的な構成は、既知である任意の構成とすることができ、その詳細な説明は省略する。また、左右側周壁部33の高さは、前後側周壁部34よりも低くなっている。これは、容器本体20を折り畳む際に、先に左右側板50を折り畳み、折り畳まれた左右側板50の上に前後側板60を折り畳むためである(図10及び図11参照)。なお、左右側周壁部33の外面中央部分には、折り畳んだ際に蓋10の留め部材12を係止する係止部33aが形成されている。係止部33aの構成としては、マジックテープや磁石、凹凸係止、凹凸嵌合などの簡易な構成を用いることができる。
また、底板30は、図3に示すように、その下面に、前後側周壁部34の近傍において長手方向に延びる一対の前後凸部35aと、長辺と短辺の接続部近傍に形成される4つの隅部突起35bと、中央部分に形成される中央凸部35cとを備える。これら前後凸部35a、隅部突起35b、中央凸部35cにより、折り畳み容器1を積み重ねる際に、蓋10の上面に形成された中央部分の凹んだ環状凸部11と嵌り合うことで、積み重ねられた折り畳み容器1同士が安定するようになっている。
加えて、底板30の下面には、図3、図4Bに示すように、長手方向に亘って両端まで延びる2本の溝36が形成され、この溝36に後述するベルト90が収容されるようになっている。また、溝36の両端部は、左右側周壁部33方向に傾斜する切り欠き36aとなっており、切り欠き36aにはベルト90を通過させて保持する棒状の保持部37が架け渡されている。さらに、底板30下面の左右側周壁部33との境界付近中央部には、折り畳み容器1を折り畳んだ状態で持ち運ぶ際に指先を入れることのできる凹部38が形成されている。
左右側板50は、図2~図4に示すように、平面形状が略長方形の部材であり、連結部材40により折り畳み容器1の内側方向に折り畳むことができるよう構成される。左右側板50の正面視における幅は、底板30の左右側周壁部33の幅よりも、前後側板60の厚さの2倍程度短くなっている。これは、左右側板50と前後側板60それぞれの厚さにより、折り畳み時にこれら側板同士の干渉を避けるためである。また、図2及び図4B等に示すように、左右側板50の両端部には凹部57が形成されており、後述する前後側板60の張り出し部63の凸部67と係合するようになっている。この凹部57により、左右側板50を折り畳んだ際に、左右側板50と連結部材41が干渉しないようになっている(図2及び図10参照)。なお、凹部57の下面57aは、折り畳みの回転に対応して曲線状になっている。
左右側板50の外面には、図4Bに示すように、底板30の溝36及び切り欠き36aと連続するよう下端から上方向に向かって延び、ベルト90が収容される2本の溝53が形成されている。また、溝53の上端であって高さ方向の中央部と上端との略中間位置には、溝53よりも深い凹部54が形成され(ただし容器内部には貫通しない)、凹部54には、ベルト90を通過させて保持する棒状の保持部55が架け渡されている。なお、左右側板50の外面上端近傍の中央部分には、蓋10の留め部材12を係止する係止部56が形成されている。係止部56の構成としては、マジックテープや磁石、凹凸係止、凹凸嵌合などの簡易な構成を用いることができる。
前後側板60は、平面形状が略長方形の部材であり、連結部材41により折り畳み容器1の内側方向に折り畳むことができるよう構成される。前後側板60の左右方向の幅は、底板30の前後側周壁部34の長さと等しい。また、図2、図6、図8A及び図8C等に示すように、前後側板60の両側端部には、底板30の左右側周壁部33に沿ってやや張り出した張り出し部63が形成されており、張り出し部63の端面の一部には凸部67が形成されている。そして、左右側板50及び前後側板60の起立時には、張り出し部63の端面と左右側板50の端面とが係合し、張り出し部63の凸部67と左右側板50の凹部57とが係合するよう構成される。また、詳細な説明は省略するが、容器本体20には、これら凹部57及び凸部67の形成された位置の近傍に、起立した左右側板50と前後側板60とを容器本体20の隅で固定するロック機構59が形成されている(図2参照)。
ベルト90は、折り畳み容器1を収容物とともに支持できる強度を備えた素材(布、ゴム、ひも、など)からなる帯状の部材であり、図2及び図3に示すように、一方の左右側板50の外面から底板30の下面を通って他方の左右側板50の外面まで取り回されている。本実施形態では、ベルト90は前後方向に2本並ぶよう配置されており、底板30の下面及び左右側板50の外面において、それぞれ溝53及び溝36に収容されている。2本のベルト90の一端及び他端は、図3及び図4Bに示すように、それぞれ底板30の下面において保持部37を通されたあと、左右側板50に設けられた保持部55から上方向に引き出され、それぞれ持ち手80の端部に接続される。なお、ベルト90は、左右側板50の起立時に、保持部55から所定の長さだけ引き出された状態で持ち手80と接続される長さとされる。本実施形態において、保持部55から引き出されるベルト90の所定の長さは、左右側板50の厚みの半分以上とされる。この所定の長さは、左右側板50の厚みと連結部材40の構成(回転軸の位置等)から適宜設定される。
持ち手80は、組み立てた状態の折り畳み容器1を持ち運ぶためのものであり、図1等に示すように、左右側板50の外側に配置される。本実施形態において、持ち手80はベルト90と同一幅の素材を長手方向に沿って半分に折り曲げて形成されたものであり、両端(前端及び後端)が2本のベルト90と接続されている。言い換えると、2つの保持部55から引き出された2本のベルト90が、持ち手80により接続されていると言え、これにより、ベルト90が保持部55から抜けて外れてしまうことが防止されている。なお、布素材の持ち手80は2つ折りに限定されず、3つ折りなど、折り曲げ方を変更しても良い。また、持ち手80には、カバーを取り付けることも可能である。さらに、持ち手80を、ベルト90と別の素材で構成しても良い。
ところで、本実施形態の蓋10、底板30、左右側板50及び前後側板60は、それぞれブロー成形によって成形された樹脂製パネルで構成される。以下では、代表して前後側板60の構造について説明するが、他の部材、すなわち蓋10、底板30及び左右側板50の構造も、基本的に前後側板60の構造と同様である。
前後側板60は、図6、図8A及び図8Bに示すように、その断面視において、折り畳み容器1の内面を形成する内面壁161と、折り畳み容器1の外面を形成する外面壁162と、蓋10と当接する蓋側当接壁163と、底板30の前後側周壁部34と当接する底側当接壁164とを備え、これらによって形成される中空部内には、好ましくは断熱材166が内装される。ただし、断熱材166は、その外面全体が内面壁161、外面壁162、蓋側当接壁163及び底側当接壁164に溶着している必要はなく、これらの間に隙間があっても良い。断熱材166としては、発泡体、グラスウール、シリカエアロゲル、真空断熱材、などの任意の材料で形成されたものが利用可能であり、各種材料を組合わせることも可能である。発泡体は、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂およびこれらの混合物、さらにフェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン等の熱硬化性樹脂を用いることができる。発泡体の発泡倍率あるいはその厚みは、仕様用途において必要とされる断熱性能や防音・吸音性能の観点から定めればよく、たとえば発泡倍率は5~50倍、厚みは10~100mm程度が好適である。
なお、本実施形態の前後側板60の左右方向の端部には張り出し部63が形成されているが、本明細書中では、張り出し部63の外面までを外面壁162に含め、張り出し部63の端面及び内面を内面壁161に含めることにする。ただし、後述する「内面壁の主面」は、張り出し部63の端面及び内面を除いた部分の内面を示すものとする。また、蓋側当接壁163の当接面163cには段差163c1が形成され、底側当接壁164の当接面164cには段差164c1が形成され、内面壁161の左右側板50と当接する当接面161cにも段差161c1が形成される(図8A及び図8B参照)。
以下、内面壁161、蓋側当接壁163及び底側当接壁164を合わせて、「内側壁160」と称する。本実施形態において、内側壁160の発泡倍率は、外面壁162の発泡倍率よりも高い。このため、内側壁160の熱伝導性が外面壁162の熱伝導性より低い。内側壁160は、発泡成形体であり、その発泡倍率は、例えば1.1~6倍であり、具体的には例えば、1.1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、5.5、6であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。外面壁162の発泡倍率は、例えば1~4倍であり、具体的には例えば、1、1.5、2、2.5、3、3.5、4であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。外面壁162は、発泡倍率が1であること、つまり非発泡成形体であることが好ましい。内側壁160の発泡倍率/外面壁162の発泡倍率の差は、0.5~5が好ましく、具体的には例えば、0.5、1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。また、内側壁160及び外面壁162の肉厚は、特に限定されないが、外面壁162の肉厚に対する内側壁160の肉厚の比は、1~5であることが好ましく、1.2~3であることがさらに好ましく、具体的には例えば、1、1.2、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
以上のような構成の前後側板60は、図7に示す発泡成形機200により成形される。発泡成形機200は、一対の樹脂シート形成装置220,230と、一対の分割金型221,231とを備える。樹脂シート形成装置220,230は、ホッパー212と、押出機213と、インジェクタ216と、アキュームレータ217と、Tダイ218とを備える。押出機213とアキュームレータ217は、連結管225を介して連結される。アキュームレータ217とTダイ218は、連結管227を介して連結される。以下、各構成について説明する。
ホッパー212は、原料樹脂211を押出機213のシリンダ213a内に投入するために用いられる。原料樹脂211の形態は、特に限定されないが、通常は、ペレット状である。原料樹脂は、例えばポリオレフィンなどの熱可塑性樹脂であり、ポリオレフィンとしては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体及びその混合物などが挙げられる。原料樹脂211は、ホッパー212からシリンダ213a内に投入された後、シリンダ213a内で加熱されることによって溶融されて溶融樹脂になる。また、シリンダ213a内に配置されたスクリューの回転によってシリンダ213aの先端に向けて搬送される。スクリューは、シリンダ213a内に配置され、その回転によって溶融樹脂を混練しながら搬送する。
シリンダ213aには、シリンダ213a内に発泡剤を注入するためのインジェクタ216が設けられる。原料樹脂211を発泡させない場合は、発泡剤を注入しない。インジェクタ216から注入される発泡剤は、物理発泡剤、化学発泡剤、及びその混合物が挙げられるが、物理発泡剤が好ましい。物理発泡剤としては、空気、炭酸ガス、窒素ガス、水等の無機系物理発泡剤、およびブタン、ペンタン、ヘキサン、ジクロロメタン、ジクロロエタン等の有機系物理発泡剤、さらにはそれらの超臨界流体を用いることができる。超臨界流体としては、二酸化炭素、窒素などを用いて作ることが好ましく、窒素であれば臨界温度-149.1℃、臨界圧力3.4MPa以上、二酸化炭素であれば臨界温度31℃、臨界圧力7.4MPa以上とすることにより得られる。化学発泡剤としては、酸(例:クエン酸又はその塩)と塩基(例:重曹)との化学反応により炭酸ガスを発生させるものが挙げられる。化学発泡剤は、インジェクタ216から注入する代わりに、ホッパー212から投入してもよい。
発泡剤が添加されている又は添加されていない溶融樹脂211aは、シリンダ213aの樹脂押出口から押し出され、連結管225を通じてアキュームレータ217内に注入される。アキュームレータ217は、シリンダ217aとその内部で摺動可能なピストン217bを備えており、シリンダ217a内に溶融樹脂211aが貯留可能になっている。そして、シリンダ217a内に溶融樹脂211aが所定量貯留された後にピストン217bを移動させることによって、連結管227を通じて溶融樹脂211aをTダイ218内に設けられたスリットから押し出して垂下させて樹脂シート223、233を形成する。樹脂シート223、233の発泡倍率は、内側壁160及び外面壁162が所望の発泡倍率になるように適宜設定する。
樹脂シート223,233は、一対の分割金型221,231間に導かれる。また、樹脂シート223,233の間には断熱材166が配置される。金型221は前後側板60の内側壁160を形成する形状のキャビティ221aと、ピンチオフ部221bとを備える。一方、金型231は、外面壁162を形成するのみであり、ほぼ平面状に形成される。このような一対の分割金型221,231を用いて樹脂シート223,233の成形を行うことによって、図6に示すような前後側板60が得られる。なお、断熱材166の内装方法としては、上記のように断熱材166を挟み込む方法でも良く、中空体を成形し、後から断熱材を充填してもよい。断熱材166が発泡体である場合、中空体内に発泡ビーズを充填して発泡させる方法でも良い。
なお、上記のような形状の分割金型221,231によって前後側板60を形成すると、蓋10と当接する蓋側当接壁163及び底板30の前後側周壁部34と当接する底側当接壁164が全て樹脂シート223により形成されることになるが、パーティングラインの位置を変更することにより、当接面の一部を樹脂シート233により形成する構成とすることも可能である。
また、分割金型221,231を用いた成形の方法は特に限定されず、分割金型221,231のキャビティ内にエアーを吹き込んで成形を行うブロー成形であってもよく、分割金型221,231のキャビティの内面からキャビティ内を減圧して樹脂シート223,233の成形を行う真空成形であってもよく、その組み合わせであってもよい。
上記前後側板60の製造方法と同じ方法により、左右側板50については、内面を形成する内面壁151(図2参照)、蓋10と当接する蓋側当接壁153、底板30の左右側周壁部33と当接する底側当接壁154及び、前後側板60と当接する前後当接壁155(図8C参照)が樹脂シート223により一体的に成形された構成となる。また、外面を形成する外面壁152が樹脂シート233により成形された構成となる。底板30については、底壁部31及び周壁部33,34の内面を形成する内面壁131、側板50,60と当接する周壁部33,34の当接面133c,134cを形成する側板当接壁133,134(図5及び図8D参照)が樹脂シート223により一体的に成形された構成となる。また、外面(下面及び側面)を形成する外面壁132(図3参照)が樹脂シート233により成形された構成となる。一方、蓋10については、図4に示すように、下面を形成する内面壁111が樹脂シート223により成形され、上面及び側面を形成する外面壁112が樹脂シート233により成形された構成となる。なお、これら蓋10、底板30及び左右側板50の中空部内にも、断熱材が内装される。
次に、以上のようにして成形された樹脂製パネル(蓋10、底板30、左右側板50及び前後側板60)により構成される折り畳み容器1の折り畳み及び組み立ての動作を、図10~図13を参照して説明する。
折り畳み容器1を折り畳む際は、蓋10を外した状態で、図10に示すように、まず、ロック機構59による左右側板50と前後側板60の固定を解除し、左右側板50を底板30(連結部材40)に対して回動させて転倒させる。このとき、本実施形態のベルト90は保持部55から若干の遊びを持たせて持ち手80と接続されているため、左右側板50の回動に伴って引き出されていたベルト90が引き戻されることで、左右側板50を完全に転倒させることができる。
上記のようにして左右側板50を完全に転倒させた後、次に、前後側板60を底板30(連結部材41)に対して回動させて転倒させる(図11参照)。この際、前後側周壁部34の高さが左右側周壁部33よりも高くなっていることから、先に折り畳まれた左右側板50の上に重ねて前後側板60を折り畳むことが可能となっている。そして、前後側板60を完全に転倒させると、図12に示すように、左右側板50及び持ち手80は前後側板60により覆われることになる。そして、最後に、蓋10を折り畳んだ前後側板60の上に載置し、留め部材12を左右側周壁部33の係止部33aに係止することで、折り畳み動作が完了する(図13参照)。
一方、折り畳み容器1を組み立て時は、上記とは逆に、まず蓋10を外し、前後側板60を起立させた後、左右側板50を起立させ、ロック機構59により左右側板50及び前後側板60を固定して、折り畳み容器1を完成させる(図2及び図9参照)。
ところで、特許文献2にも、図17に示すように、密閉性を高めるため、底板30の辺部の上面に段部(段差)を形成し、側板60の下端面に下突条を形成してこれらを係合可能に構成したコンテナ(容器)が開示されている。この容器は、側板60の回転軸Xが内面壁161と外面壁162の間、具体的には、回転軸Xが内面壁161と外面壁162の中央に設けられている、側板60を折り畳む際に側板60の内面壁161の下端の内面側と底板30の周壁部34の内面側の上端が干渉するおそれがある。そのため、側板60及び/又は底板30(図17では側板60のみ)の当接面に、容器内側の角部を切り欠いた隙間である非当接部U1を形成して、側板60を折りたたむ際の干渉を防止している。
しかしながら、このような非当接部U1を設けると、側板60と底板30の当接する面積が減少してしまうため、密閉性が不十分となり、空気漏れが生じたり、保温性が損なわれたりするおそれがあった。
また、図17のように側板60の回転軸Xが内面壁161と外面壁162の間、具体的には、内面壁161と外面壁162の中心の位置にあると、張り出し部63の下端の容器内面側にも、図18に示すように、前後側周壁部34との干渉を防ぐための非当接部U2を設けなければならない。しかも、張り出し部63は回転軸Xに対してより容器内面側に位置することから、この非当接部U2は非当接部U1よりも深く切り欠く必要があった。
この点、本願発明の構成では、連結部材41(図2参照)により底板30の前後側周壁部34に回転可能に取り付けられた前後側板60の回転軸は、図2及び図9(符号Aとして模式的に示している)に示すように、内面壁161と外面壁162との中心よりも容器1の内側、特に本実施形態の構成では、内面壁161の主面(図9の断面図における容器内側の面)よりも容器1の内側になるよう配置される。このような構成により、前後側板60と底板30の前後側周壁部34の干渉を避けて各部材の内側の角部に隙間(非当接部U1、図17参照)を設ける必要がなくなり、前後側板60の厚み全体に亘って底板30と当接させることが可能となり、密閉性を向上することが可能となっている。
また、回転軸Aが内面壁161よりも容器1の内側になるよう配置されることで、図4に示すように、張り出し部63の下端の容器内面側にも、非当接部U2(図18参照)を設ける必要がなく、張り出し部63の下端は前後方向に亘って底板30と当接することができるようになっている。
また、前後側板60を起立させた際、前後側板60の底側当接壁164の当接面164cは、図9に示すように、底板30の前後側周壁部34の側板当接壁134の当接面134cと当接する。ここで、前後側板60の当接面164cには、図8A及び図9に示すように、段差164c1が形成され、底板30の側板当接壁134の当接面134cに形成される段差134c1(図8D及び図9参照)と係合することで、底側当接壁164と側板当接壁134が密着し、当接面164c,134cにおける空気の流通(つまり、前後側板60と底板30の間の空気の流通)を抑制することが可能となっている。しかも、本実施形態では、当接面164cを形成する底側当接壁164と、当接面134cを形成する側板当接壁134とがともに発泡成形体であり、当接面がクッションとして働いて僅かに圧縮されることから、当接面164c,134cが非発泡樹脂により形成される場合と比較して一層空気の流通を抑制することが可能となっている。なお、当接壁134,164が非発泡であると、外気熱が樹脂を伝うことで内面の温度を上げやすい構造となってしまうが(ヒートブリッジ)、本願発明では、当接壁134,164を発泡成形体としていることから、より熱が伝わりにくい構造となっている。
同様に、左右側板50の前後当接壁155の当接面155cには段差155c1が形成され(図8C参照)、前後側板60の内面壁161の当接面161cには段差161c1が形成されている(図8B参照)。また、当接面164cを形成する底側当接壁164と、当接面134cを形成する側板当接壁134とがともに発泡成形体である。したがって、左右側板50と前後側板60の間の空気の流通を効果的に抑制することが可能となっている。
さらに、左右側板50の蓋側当接壁163の当接面163cには段差163c1が形成され(図8B参照)、前後側板60の蓋側当接壁153の当接面153cには段差153c1が形成されており(図8C参照)、蓋10の内面壁111の当接面111cにも段差153c1が形成されている(図4A参照)。また、当接面163cを形成する蓋側当接壁163、当接面153cを形成する蓋側当接壁153、及び当接面111cを形成する内面壁111はそれぞれ発泡成形体である。したがって、左右側板50及び前後側板60と蓋10の間の空気の流通を効果的に抑制することが可能となっている。
さらに、本実施形態では、前後側板60と前後側周壁部34の間に非当接部U2(図18参照)を設ける必要がないことで、左右側板50の前後当接壁155の当接面155cの段差155c1(図8c及び図14参照)及び前後側板60の当接面161cの段差161c1(図8B参照)を長手方向(上下方向)に亘って端部まで(特に、下端まで)形成することが可能となっている。これにより、左右側板50と前後側板60とが当接する箇所であって且つ底壁3と接する箇所、すなわち底板30、左右側板50及び前後側板60の3つの部材が接する箇所においても、左右側板50と前後側板60が容器内部から容器外部へ向かう方向に重複するようになっており、当接面積を増やして密閉性を高めることが可能となっている。なお、本実施形態において、左右側板50の回転軸は、図5及び図8Cに示すように、左右側板50の内面壁161と外面壁162の間に設けられる。
なお、本実施形態において、折り畳み容器1の外面を形成する底板30の外面壁132、左右側板50の外面壁152、前後側板60の外面壁162、蓋10の外面壁112はそれぞれ発泡倍率が低い。そのため、容器1の見栄えや清掃性を向上させることが可能となっている。さらに、外面壁112の発泡倍率が低いので、ベルト90を保持する保持部37、保持部55等の構造体を溶着等によって外面壁に取り付けることが可能となっている。
一方、折り畳み容器1の外面を形成する底板30の内面壁131、左右側板50の内面壁151、前後側板60の内面壁161、蓋10の内面壁111はそれぞれ発泡成形体であるため、断熱性を向上することが可能となっている。
なお、本実施形態は、以下の態様でも実施可能である。
・上記実施形態においては、図9に示すように、底板30の内面壁131と側板当接壁134、前後側板60の内面壁161と底側当接壁164は、それぞれ同じ厚みで一体成型されていたが、図15に示すように、底板30の内面壁131及び前後側板60の内面壁161の厚みh1に対し、底板30の側板当接壁134及び前後側板60の底側当接壁164の嵌合する部分の厚みh2を厚く成形することも好適である。この場合、厚く成形した部分発泡成形体であることから、この部分が押しつぶされることで、密閉性をより向上させることが可能となる。また、本変形例では、当接壁134,164を発泡成形体としていることと厚みh2を厚く成形していることが相まって、より熱が伝わりにくい構造となっている。
・上記実施形態においては、図9に示すように、前後側板60の底側当接壁164の当接面164c及び底板30の側板当接壁134の当接面134cは、段差164c1及び段差134c1を係合させてオーバーラップ部を設けることで、空気の流通を抑制していたが、図16Aに示すように、当接面をフラットに形成することも可能である。この場合も、当接面164c,134cにおける空気の流通を抑制することが可能である。また、図16Bに示すように、当接面164c,134cを波上に形成することも可能である。これにより、当接面164cと134cの接触面積が増加し、より空気の流通を抑制することが可能となる。
・上記実施形態では、持ち手80はベルト90を介して折り畳み容器1に取り付けられる構成であったが、左右側板50の外面壁152等に直接溶着することも可能である。
・上記実施形態では、折り畳み容器1は直方体形状のものであったが、円柱形等、他の形状とすることもできる。
・左右側板50及び前後側板60の外面壁152,162に、持ち手以外の構造物を取り付けることも可能である。
・上記実施形態においては、前後側板60の底側当接壁164の当接面164cは、その全領域が発泡成形体であったが、成形する金型221,231のパーティングラインを変更することで、当接面164cの一部の領域を、非発泡成形体や発泡倍率の低い成形体により外面壁162と一体的に成形することも可能である。ただし、密閉性を確保するためには、当接面164cの全ての領域のうち、60%以上の領域に対応する部分の発泡倍率を、外面壁162の発泡倍率より高くなるよう構成することが好ましい。また、80%以上の領域に対応する部分の発泡倍率を外面壁162の発泡倍率より高くなるよう構成することがより好ましい。なお、このことは、前後側板60の底側当接壁164の当接面164cだけでなく、全ての当接面について言えるものである。
・上記実施形態においては、蓋10、底板30、左右側板50及び前後側板60の内面壁111,131,151,161は発泡成形体であったが、全ての部材を非発泡成形体とすることも可能である。この場合であっても、各当接壁に段差を設けることと、側壁の回転軸を内面壁よりも容器内側に配置することで、部材間の当接面積を増加させ、密閉性を向上させることが可能となっている。
・上記実施形態では、樹脂シート223によって当接壁134,164を構成しているが、図19~図21に示すように、内面壁131,161と外面壁132,162の間に断熱材136,166を配置し、当接壁134,164の少なくとも一部分を断熱材136,166によって構成してもよい。この場合、当接面134c,164cの少なくとも一部分が断熱材136,166によって構成される。断熱材136,166は、通常、内面壁131,161と外面壁132,162の間の空間の略全体に渡って配置されるので、図19~図21に点線Lで示すように、断熱材136,166のうち、当接面134c,164c近傍の部位(当接面134c,164cからの距離が内面壁131,161の厚さ以下の部位)を、当接壁134,164と定義する。
断熱材136,166の熱伝導性は、通常、樹脂シート223よりも低いので、当接壁134,164の少なくとも一部分を断熱材136,166によって構成することによって容器の保温性を高めることができる。断熱材136,166は、発泡体であることが好ましく、この発泡体の発泡倍率は、内面壁131,161の発泡倍率よりも高いことが好ましい。この場合、保温性及び密閉性が特に良好になる。
図19の形態では、内面壁131,161と外面壁132,162は端部において曲がっておらず、内面壁131と内面壁161、外面壁132と外面壁162はその端面においてのみ当接する。図20の形態では、内面壁131,161が端部において曲がっており、外面壁132,162は端部において曲がっていない。図21の形態では、内面壁131,161と外面壁132,162はどちらも端部において曲がっている。当接面134c,164cうち、断熱材136,166が占める割合は、図19、図20、図21の順で小さくなり、この順で保温性が低くなる。一方、断熱材136,166の強度は、通常、内面壁131,161と外面壁132,162よりも低いので、容器の強度は、図19、図20、図21の順で高くなる。
なお、底壁3と側壁4の一方において図19~図21に示す構成を採用し、他方において上記実施形態又は変形例の構成を採用してもよい。
・図22に示すように、折り畳み容器1を外容器16内に収容してもよい。外容器16は、第1及び第2部材16a,16bで構成されており、第1及び第2部材16a,16bを組み合わせた状態で折り畳み容器1を収容可能な密閉空間が形成される。図22では、第1部材16aが外容器16を収容可能な容積を有する容器形状であり、第2部材16bが蓋形状になっているが、例えば、第1及び第2部材16a,16bがどちらも容器形状であってもよい。
第1及び第2部材16a,16bは、それぞれ、一体で構成されていて、継ぎ目がない。このため、第1及び第2部材16a,16bによって構成される外容器16は、密閉性及び保温性に優れている。このため、折り畳み容器1に特に高度な密閉性及び保温性が求められる用途では、折り畳み容器1を外容器16に収容して運送等を行うことによって内容物の劣化を抑制することができる。
第1及び第2部材16a,16bの製造方法、層構成、当接面の構成等は、特に限定されず、折り畳み容器1について説明したものと同様のものを採用することができる。
1:折り畳み容器、3:底壁、4:側壁、10:蓋、11:環状凸部、12:留め部材、16:外容器、16a:第1部材、16b:第2部材、15:下凸部、20:容器本体、30:底板、31:底壁部、33:左右側周壁部、33a:係止部、34:前後側周壁部、35a:凸部、35b:隅部突起、35c:中央凸部、36:溝、36a:切り欠き、37:保持部、38:凹部、40:連結部材、41:連結部材、50:左右側板、53:溝、54:凹部、55:保持部、56:係止部、57:凹部、57a:下面、59:ロック機構、60:前後側板、63:張り出し部、67:凸部、80:持ち手、90:ベルト、100:発泡成形機、111:内面壁、111c:当接面、112:外面壁、130:樹脂シート形成装置、131:内面壁、132:外面壁、133:側板当接壁、133c:当接面、134:側板当接壁、134c:当接面、134c1:段差、136:断熱材、151:内面壁、152:外面壁、153:蓋側当接壁、153c:当接面、153c1:段差、154:底側当接壁、155:当接壁、155c:当接面、155c1:段差、160:内側壁、161:内面壁、161c:当接面、161c1:段差、162:外面壁、163:蓋側当接壁、163c:当接面、163c1:段差、164:底側当接壁、164c:当接面、164c1:段差、166:断熱材、211:原料樹脂、212:ホッパー、213:押出機、213a:シリンダ、216:インジェクタ、217:アキュームレータ、217a:シリンダ、217b:ピストン、218:Tダイ、220:樹脂シート形成装置、221,231:分割金型、221a:キャビティ、221b:ピンチオフ部、223,233:樹脂シート、225,227:連結管、230:樹脂シート形成装置、S:収容空間

Claims (5)

  1. 底壁及び側壁を備え、前記底壁に対し前記側壁が起立転倒自在に連結される折り畳み容器であって、
    前記底壁及び前記側壁はそれぞれ、容器内面を形成する内面壁と、容器外面を形成する外面壁と、前記底壁又は前記側壁と当接する当接面を形成する当接壁とを備え、
    前記当接壁の少なくとも一部分の熱伝導性が、前記外面壁の熱伝導性より低くなるよう構成され
    前記当接壁の前記少なくとも一部分と前記内面壁は、一体的に成形されており、かつ発泡成形体で形成され、
    前記外面壁は、発泡成形体又は非発泡成形体で形成され、
    前記当接壁の前記少なくとも一部分と前記内面壁の発泡倍率は、何れも、前記外面壁の発泡倍率よりも高い、折り畳み容器。
  2. 前記当接壁は、その当接面のうち60%以上の領域に対応する部分の発泡倍率が、前記外面壁の発泡倍率より高くなるよう構成される、請求項1に記載の折り畳み容器。
  3. 前記外面壁は非発泡成形体により形成されている、請求項1又は請求項2に記載の折り畳み容器。
  4. 前記当接壁の当接面はそれぞれ段差を有しており、当接する他の当接壁の当接面と嵌り合うよう構成される、請求項1~請求項3の何れかに記載の折り畳み容器。
  5. 前記側壁は、その内面壁と外面壁との中心よりも容器内側の回転軸を中心に回動して前記底壁に対し起立転倒するよう構成される、請求項1~請求項4の何れかに記載の折り畳み容器。
JP2018191558A 2017-10-13 2018-10-10 折り畳み容器 Active JP7235950B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201880060966.0A CN111108046B (zh) 2017-10-13 2018-10-12 容器
US16/754,532 US11912464B2 (en) 2017-10-13 2018-10-12 Container, folding container
PCT/JP2018/038106 WO2019074101A1 (ja) 2017-10-13 2018-10-12 容器、折り畳み容器

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017199405 2017-10-13
JP2017199405 2017-10-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019073337A JP2019073337A (ja) 2019-05-16
JP7235950B2 true JP7235950B2 (ja) 2023-03-09

Family

ID=66544814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018191558A Active JP7235950B2 (ja) 2017-10-13 2018-10-10 折り畳み容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7235950B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7212084B2 (ja) * 2021-02-02 2023-01-24 株式会社イノアックコーポレーション 折り畳みボックス及びボックスユニット

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3113360U (ja) 2005-05-13 2005-09-08 玉井化成株式会社 折畳式保冷箱
JP2006205684A (ja) 2005-01-31 2006-08-10 Kyoraku Co Ltd 予備成形体内装樹脂製パネルおよび予備成形体内装樹脂製パネルにより構成される折畳みコンテナ
JP2011185442A (ja) 2011-06-22 2011-09-22 Kyoraku Co Ltd 断熱構造部材及びその成形方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6117031U (ja) * 1984-07-05 1986-01-31 積水化成品工業株式会社 組立式コンテナ−容器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006205684A (ja) 2005-01-31 2006-08-10 Kyoraku Co Ltd 予備成形体内装樹脂製パネルおよび予備成形体内装樹脂製パネルにより構成される折畳みコンテナ
JP3113360U (ja) 2005-05-13 2005-09-08 玉井化成株式会社 折畳式保冷箱
JP2011185442A (ja) 2011-06-22 2011-09-22 Kyoraku Co Ltd 断熱構造部材及びその成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019073337A (ja) 2019-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5927825B2 (ja) 積層パネル
JP5494575B2 (ja) 断熱容器及びその成形方法
JP2020023359A (ja) 容器装置
JP6519272B2 (ja) 樹脂製パネル及び樹脂製パネルの製造方法
JP7235950B2 (ja) 折り畳み容器
JP2002139193A (ja) 断熱構造部材およびその構成壁成形方法
US11912464B2 (en) Container, folding container
CN111108046B (zh) 容器
KR101914518B1 (ko) 발포성 타입의 제품 포장재
JP2003137288A (ja) 樹脂製パレット
JP5572336B2 (ja) 折畳み式箱
JP5425560B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP2006205684A (ja) 予備成形体内装樹脂製パネルおよび予備成形体内装樹脂製パネルにより構成される折畳みコンテナ
JP3802983B2 (ja) 自動車用ブロー成形品
JPH046035A (ja) 2重底容器及びその製造方法
JP4146303B2 (ja) 発泡合成樹脂製容器、その蓋、その製造方法及びその成形用金型
JPH0110536Y2 (ja)
JP5202173B2 (ja) 樹脂発泡成形体の製造装置及び製造方法
JP2006044675A (ja) 中空二重壁構造体およびその成形方法
JP2604068Y2 (ja) 表皮一体発泡品
JPS63297B2 (ja)
JPH0518268Y2 (ja)
JP2000281036A (ja) 収納ケースおよびその製造方法
JP5243144B2 (ja) 樹脂製機枠部材及びその製造方法
JP2004331083A (ja) 折畳みコンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7235950

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150