JPH09295137A - コマ自動溶接装置 - Google Patents

コマ自動溶接装置

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JPH09295137A
JPH09295137A JP8109310A JP10931096A JPH09295137A JP H09295137 A JPH09295137 A JP H09295137A JP 8109310 A JP8109310 A JP 8109310A JP 10931096 A JP10931096 A JP 10931096A JP H09295137 A JPH09295137 A JP H09295137A
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JP
Japan
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welding
piece
axis
automatic
power transmission
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Application number
JP8109310A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Suenaga
敏博 末永
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】円形軌跡で行われるコマの多数箇所の溶接を、
一定の溶接速度およびトーチ距離で行え、溶込み深さの
均一化および溶接入熱量の低減が図れるとともに、コマ
の輪郭位置に合せた確実な溶接を行うことができるよう
にする。 【解決手段】被溶接物1保持用の溶接治具25と、溶接
治具の上方に配置されて互いに直交する3軸方向に沿っ
て移動することができる駆動部支持台14と、駆動部支
持台に搭載された駆動用モータ19と、モータに連結さ
れて偏心回転運動をする偏心回転軸20と、偏心回転軸
の偏心回転運動を下方に伝達する動力伝達部21と、動
力伝達部に連結されてコマの半径と同一定半径で旋回運
動をする溶接トーチ22と、動力伝達部に組込まれて溶
接トーチの位置を3軸方向で微調整することができる微
調整機構23および溶接トーチをコマの中心点から輪郭
位置まで半径方向にスライド移動させることができる半
径スライド部24とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円形孔を有する薄
板に円柱状の接合体(コマ)をその輪郭に沿って溶接す
る場合に適用されるコマ自動溶接装置に係り、特に沸騰
水型原子炉(BWR)や改良型沸騰水型原子炉(ABW
R)などの原子炉内に設置されるハフニウム制御棒(以
下、Hf制御棒という)のブレード組立におけるシース
とコマとの溶接に好適なコマ自動溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】Hf制御棒は、原子炉内の制御棒案内管
内に据付けられて核反応の抑制および制御を行うもの
で、図6に示すように、十字形断面を有するブレード構
造となっている。即ち、このHf制御棒1は上部ハンド
ル1a、ブレード本体1bおよび下部ブレード1cを、
上下に連結して構成されており、このブレード本体1b
は、中心部に位置する細長な十字形断面のタイロッド2
の各翼端部に、Hf板3とシース4とからなるブレード
をそれぞれ組付けた構成とされている。シース4は、狭
い溝を介して2片が対向するU字形に折曲された重合板
状のものであり、そのシース4の溝の内側に沿って2枚
のHf板3が互いに対向する配置で挿入され、多数の円
柱状接合体であるコマ5によってシース4に固定されて
いる。
【0003】このコマ5は、円柱の軸方向中間部に大径
な鍔部が突出した形状のもので、その鍔部が2枚のHf
板3の間に挟入された状態でこれを内側から支持すると
ともに、その両端側がHf板3を貫通してシース4に形
成した円形孔に嵌合され、その嵌合部分である輪郭部分
がシース4に溶接されている。なお、このシース5とコ
マ5との溶接部の構造は後述する本発明の実施形態(特
に図5)において明示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来では一般
に、このようなシース4とコマ5との溶接が手溶接によ
って行われている。しかしながら、1枚のシース4に対
するコマ5の溶接箇所は64箇所(1本の制御棒全体で
は256箇所)と多数であり、またシース4の板厚は
0.8mm、1.1mmまたは1.4mm等と、種類も多い。
そのうえ、溶接作業については、Hf板を溶け込ませな
い健全保持状態で行う必要がある。
【0005】このため、従来行われている手溶接では高
度の熟練を有するうえに、作業能率が悪く、しかも溶接
速度等に個人差があって溶接が不均一となる等の問題が
あった。つまり、シース4とコマ5との境界部に沿っ
て、一定の溶接速度で一定のトーチ距離で溶接を行うこ
とが困難であり、シース4の板厚分の溶込み深さの均一
化、および溶接入熱量の低減等を図ることが困難であっ
た。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、円形軌跡で行われるコマの多数箇所の溶接を、
一定の溶接速度およびトーチ距離で行え、溶込み深さの
均一化および溶接入熱量の低減が図れるとともに、コマ
の輪郭位置に合せた確実な溶接を行うことができるコマ
自動溶接装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、円形孔を有する薄板と、こ
の薄板の円形孔に端部が嵌合される円柱状のコマとを被
溶接物とし、前記コマの端部における輪郭部分を前記薄
板に自動溶接するコマ自動溶接装置であって、前記被溶
接物を溶接位置に保持する溶接治具と、この溶接治具の
上方に配置されて互いに直交する3軸方向に沿って移動
することができる駆動部支持台と、この駆動部支持台に
搭載された駆動用モータと、このモータに連結されて偏
心回転運動をする偏心回転軸と、この偏心回転軸の偏心
回転運動を下方に伝達する動力伝達部と、この動力伝達
部に連結されて前記コマの半径と同一定半径で旋回運動
をする溶接トーチと、前記動力伝達部に組込まれて前記
溶接トーチの位置をさらに3軸方向で微調整することが
できる微調整機構および前記溶接トーチを前記コマの中
心点から輪郭位置まで半径方向にスライド移動させるこ
とができる半径スライド部とを備えたことを特徴とする
コマ自動溶接装置を提供する。
【0008】請求項2の発明では、請求項1記載のコマ
自動溶接装置において、動力伝達部は、駆動部支持台の
下方に吊下支持される動力伝達用レールおよびこれに沿
ってスライドすることができる動力伝達用ブロックを複
数組備えて水平面上で直交する2方向に沿うスライドが
可能な連結ブロック構造とされていることを特徴とする
コマ自動溶接装置を提供する。
【0009】請求項3の発明では、請求項1または2記
載のコマ自動溶接装置において、微調整機構は、動力伝
達部の下方に吊下支持された微調整用レールおよびこれ
に沿ってスライドすることができる微調整用ブロックを
複数組備えて直交する3軸方向に沿うスライドが可能な
連結ブロック構造部と、この連結ブロック構造部の各微
調整用レールと各微調整用ブロックとの連結位置を調整
するギア機構とを備えたことを特徴とするコマ自動溶接
装置を提供する。
【0010】請求項4の発明では、請求項1から3まで
のいずれかに記載のコマ自動溶接装置において、半径ス
ライド部は、微調整機構の下方に吊下支持された半径ス
ライド用レールおよびこれに沿ってスライドすることが
できる半径スライド用ブロックを1組備え水平面上の1
方向に沿うスライドが可能なブロック構造部と、前記ブ
ロックを前記レールに沿って移動させるエアシリンダか
らなる駆動源とを備えたことを特徴とするコマ自動溶接
装置を提供する。
【0011】請求項5の発明では、請求項1から4まで
のいずれかに記載のコマ自動溶接装置において、溶接ト
ーチは、駆動用モータ、偏心回転軸および動力伝達部に
よって、コマの輪郭に沿い一定の回転速度で旋回運動を
行うべく設定されていることを特徴とするコマ自動溶接
装置を提供する。
【0012】請求項6の発明では、請求項1から5まで
のいずれかに記載のコマ自動溶接装置において、溶接治
具は、被溶接物の保持面に接触する冷却面を有し、その
冷却面は溶接治具の内部に流通する冷却水によって冷却
される水冷構造とされていることを特徴とするコマ自動
溶接装置を提供する。
【0013】請求項7の発明では、請求項1から6まで
のいずれかに記載のコマ自動溶接装置において、被溶接
物は、沸騰水型原子炉用ハフニウム制御棒のブレードを
構成する断面U字状に折曲された二重構造のシースの両
片と、このシース間に挿入されるハフニウム板を保持す
る円柱状コマの両端部の輪郭部分とが溶接されるもので
あり、溶接治具は、前記被溶接物であるシースをその両
片の外面を共に表出させて保持し得るとともに、その両
片の外面を溶接トーチに対向させる位置に反転可能であ
ることを特徴とするコマ自動溶接装置を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコマ自動溶接
装置の一実施形態を図面を参照して説明する。なお、本
実施形態では、図6に示した原子炉用Hf制御棒1のシ
ース1bとコマ5の端部の輪郭との溶接について適用し
たものであり、図6もそのまま参照して説明する。
【0015】図1は本実施形態によるコマ自動溶接装置
の全体構成を示す正面図であり、図2は図1の平面図で
ある。なお、本実施形態においては、図1の紙面厚さ方
向をX軸方向とし、同図の上下方向および左右方向をそ
れぞれY軸方向およびZ軸方向として説明する(図1の
平面図である図2では、紙面厚さ方向がY軸方向、上下
方向がX軸方向、左右方向がZ軸方向となる)。図3〜
図5は、それぞれ図1で示した構成の一部を図1と同一
の方向から見た状態で一部断面で示す拡大図であり、
X,Y,Z方向についてはいずれも図1の場合と同様で
ある。
【0016】まず、図1および図2によって全体構成に
ついて説明する。
【0017】本実施形態では、これらの図1および図2
に示すように、水平な固定ベース10に水平面上の一方
向(X軸方向)に沿うレール(X軸レール)11が設置
されている。このX軸レール11には一定高さのスタン
ド12が搭載され、X軸方向に移動可能とされている。
【0018】スタンド12には、上下方向(Y軸方向)
に沿うレール(Y軸レール)13が設けられ、このY軸
レール13にはスタンド12と平行な縦板状の支持板1
4が係合し、昇降可能とされている。
【0019】さらに、支持板14にはX軸レール11と
水平面上で直交する方向(左右方向(Z軸方向))に沿
うガイドブロック15が固定され、このガイドブロック
15に、Z軸方向に沿うレール(Z軸レール)16が摺
動可能に係合している。このZ軸レール16に、駆動部
支持台17が一体動作するように取付けられている。こ
れにより、駆動部支持台17は、固定ベース1上で直交
3軸方向(X,Y,Z軸方向)で移動可能となってい
る。
【0020】そして、図2に示すように、スタンド12
には支持板14をY軸方向に移動操作するためのY軸移
動ハンドル18が設けられている。このY軸移動ハンド
ル18は、スタンド12と支持板14との間に設けられ
たラックエンドピニオン式のギア機構に連結され、この
Y軸移動ハンドル18を回転操作することによって支持
板14をY軸方向に大まかに移動操作することができる
ようになっている。
【0021】また、支持板14には駆動部支持台17を
Z軸方向に移動するためのZ軸移動ハンドル19が設け
られている。このZ軸移動ハンドル19は、支持板14
と駆動部支持台17との間に設けられたラックエンドピ
ニオン式のギア機構に連結され、このZ軸移動ハンドル
19を回転操作することによって駆動部支持台17をZ
軸方向に大まかに移動操作することができるようになっ
ている。
【0022】なお、スタンド12は作業者による押動等
によって、直接X軸方向に大まかに移動操作することが
できるようになっている。また、図示しないが各移動部
分にはストッパが設けられ、スタンド12、支持板14
および駆動部支持台17をそれぞれX,Y,Z軸方向の
各移動位置で停止できるようになっている。
【0023】また、上述した駆動部支持台17には、ト
ーチ操作用駆動部としてのモータ19と、このモータ1
9に連結されて偏心回転する偏心回転軸20と、この偏
心回転軸20の動作を動力伝達部21を介して受け、一
定半径で旋回運動をする溶接トーチ22とが設けられて
いる。
【0024】さらに、動力伝達部21には、溶接トーチ
22の位置をさらに直交する3軸方向で微調整すること
ができる微調整機構23と、溶接トーチ22をコマ5の
端面の中心位置から半径方向に沿って輪郭位置までスラ
イド移動させることができる半径スライド部24とが設
けられ、さらにまた、溶接トーチ22のトーチ先端位置
には、被溶接物としてのシース1bを支持する溶接治具
25が配置されている。
【0025】次に、図3〜図5によって各部の構成につ
いて詳細に説明する。
【0026】図3は、駆動部支持台17およびこれに設
けられる機構を一部断面として示す拡大図である。ま
ず、この図3によって駆動部支持台17、駆動部として
のモータ19および偏心回転軸20の構成を説明する。
【0027】図3に示すように、駆動部支持台17は水
平板状に構成されており、この駆動部支持台17の基端
側(図3の左側)にモータ19が軸心を垂直方向(Y軸
方向)に向けて設けられている。このモータ19の出力
軸19aは駆動部支持台17の上方に突出し、その出力
軸19に駆動用プーリ26が設けられている。また、駆
動部支持台17の先端側(図3の右側)には、軸心をモ
ータ19の軸心と平行とした偏心回転軸20が設けられ
ている。この偏心回転軸20は、定軸心回りで通常回転
を行う大径な軸本体部20aと、この軸本体部20aの
下端部に設けられて軸本体部20aの回転と同時に偏心
回転をする偏心軸部20bとを有している。軸本体部2
0aはベアリング27を介して駆動部支持台17に支持
されており、この軸本体部20aの上端側が駆動部支持
台17の上方に突出している。この突出部分に従動用プ
ーリ28が設けてあり、この従動用プーリ28と前記の
駆動用プーリ26とにベルト29が巻掛けられて、モー
タ19の回転が所定の減速比で偏心回転軸20に伝達さ
れるようになっている。
【0028】なお、偏心回転軸20の上端部には、周縁
部にスリットを有するスリットカム30が一体回転可能
に設けられる一方、駆動部支持台17にはスリットカム
30のスリット部を挟む配置でセンサ31が設けられて
いる。このセンサ31によってスリットカム30のスリ
ットを検知することで、偏心回転軸20の回転位置が検
出される。また、駆動部支持台17の上側部にはアクリ
ル樹脂製の保護カバー32が設けられ、モータ19の出
力軸19a、偏心回転軸20の上端部、駆動用プーリ2
6、従動用プーリ27、ベルト29、スリットカム30
およびセンサ31等を覆うことにより、塵埃等からの保
護を図っている。
【0029】ここで、偏心回転軸20の構成を、図4に
よって詳細に説明する。図4は、偏心回転軸20を一部
断面で示す拡大図である。この図4に示すように、偏心
回転軸20の軸本体部20aと偏心軸部20bとは互い
に別部品からなり、偏心軸部20bは、軸本体部20a
に対して半径方向に位置調整可能とされている。即ち、
軸本体部20aの下端部は大径となっており、その大径
部分の下端面に半径方向に沿う係合溝33が形成されて
いる。この係合溝33に、偏心軸部20bの上端部に一
体に設けた係合部34が、半径方向に沿って移動可能に
係合し、所定の偏心半径となる移動位置でボルト35に
よって固定されている。この偏心半径は、被溶接物であ
るコマ5の半径に対応して、その半径と同一となるよう
に調整することができる。なお、偏心回転軸20の軸本
体部20aを支持するベアリング27は、ラジアル玉軸
受27aおよびベアリングホルダ27bを有する構成と
なっている。
【0030】一方、偏心軸部20bの下端外周部には、
動力伝達部21への連結部品としての深溝玉軸受36が
嵌合され、この深溝玉軸受36はC型止め輪37によっ
て偏心軸部20bの下端部に固定されるとともに、鍔付
き円筒状のベアリングホルダ38内に保持された状態と
なっている。このベアリングホルダ38が、動力伝達部
21の一構成部品である水平な伝動プレート39の摺動
孔40に摺動回転自在に嵌合し、これにより伝動プレー
ト39が偏心軸部20bの偏心回転を受けて水平面上で
旋回運動をするようになっている。
【0031】次に、再び図1〜図3に戻って動力伝達部
21、この動力伝達部21に設けられる溶接トーチ2
2、微調整機構23および半径スライド部24等の構成
を説明する。
【0032】動力伝達部21は、複数のレールおよびブ
ロックを連結した連結ブロック構造とされている。即
ち、図1および図3に示すように、動力伝達部21は駆
動部支持台17の下部に設けられたZ軸方向に沿う動力
伝達用Z軸レール41と、この動力伝達用Z軸レール4
1に吊下状態で係合してZ軸方向に移動する動力伝達用
Z軸ブロック42と、この動力伝達用Z軸ブロック42
の下面に設けられたX軸方向に沿う動力伝達用X軸レー
ル43と、この動力伝達用X軸レール41に吊下状態で
係合してX軸方向に移動する前記の伝動プレート39と
によって上半部が構成されている。
【0033】これにより、伝動プレート39は、動力伝
達用Z軸レール41および動力伝達用X軸レール43に
沿う平面2方向のスライド動作が自在な状態で、駆動部
支持台17の下方に吊下支持されていることになる。し
たがって、偏心回転軸20の偏心軸部20bから偏心回
転運動が伝動プレート39に伝達された場合、この吊下
状態下で伝動プレート39を円滑に旋回運動させること
ができる。
【0034】また、微調整機構23は、動力伝達部21
の下方に吊下支持された微調整用X軸方向レール44
と、この微調整用X軸方向レール44に沿ってスライド
することができる微調整用X軸方向ブロック45と、こ
の微調整用X軸方向ブロック45の側方に支持された微
調整用Y軸方向レール46と、この微調整用Y軸方向レ
ール46に沿ってスライドすることができる微調整用Y
軸方向ブロック47と、この微調整用Y軸方向ブロック
47の下方に吊下支持された微調整用Z軸方向レール4
8と、この微調整用Z軸方向レール48に沿ってスライ
ドすることができる微調整用Z軸方向ブロック49とを
備えている。これにより、最下部の微調整用Z軸方向ブ
ロック49は、直交3軸方向(X,Y,Z軸方向)で微
調整用移動が可能となっている。
【0035】そして、微調整用X軸方向レール44位置
には微調整用X軸方向ブロック45をX軸方向に移動操
作するためのX軸微調整用ハンドル50が設けられてい
る。このX軸微調整用ハンドル50は、ラックエンドピ
ニオン式のギア機構に連結され、このX軸微調整用ハン
ドル50を回転操作することによって微調整用X軸方向
ブロック45をX軸方向に微調整移動操作することがで
きるようになっている。
【0036】また、微調整用Y軸方向レール46位置に
は微調整用Y軸方向ブロック47をY軸方向に移動操作
するためのY軸微調整用ハンドル51が設けられてい
る。このY軸微調整用ハンドル51は、ラックエンドピ
ニオン式のギア機構に連結され、このY軸微調整用ハン
ドル51を回転操作することによって微調整用Y軸方向
ブロック47をY軸方向に微調整移動操作することがで
きるようになっている。
【0037】さらに、微調整用Z軸方向レール48位置
には微調整用Z軸方向ブロック49をZ軸方向に移動操
作するためのZ軸微調整用ハンドル52が設けられてい
る。このZ軸微調整用ハンドル52は、ラックエンドピ
ニオン式のギア機構に連結され、このZ軸微調整用ハン
ドル52を回転操作することによって微調整用Z軸方向
ブロック49をY軸方向に微調整移動操作することがで
きるようになっている。
【0038】なお、図示しないが各移動部分にはストッ
パが設けられ、微調整用X,Y,Z軸ブロック45,4
7,49の各微調整移動位置で停止できるようになって
いる。
【0039】また、半径スライド部24は、微調整機構
23の最下端の微調整用Z軸方向ブロック49の下方に
吊下支持された半径スライド用レール53と、これに沿
ってスライドすることができる半径スライド用ブロック
(ピコテーブル)54とによって構成されている。これ
により、半径スライド用ブロック54の水平面上の1方
向に沿うスライドが可能となっている。そして、半径ス
ライド用ブロック54は、図示しないエアシリンダから
なる駆動源によって半径スライド用レール53に沿って
移動するようになっている。この半径スライド部24の
スライド移動量の設定は、溶接トーチ22の先端22a
が、溶接対象であるコマ5の中心位置から輪郭部までの
半径方向移動量に一致させるものである。
【0040】以上のように構成された動力伝達部21の
最下端位置の半径スライド用ブロック54に溶接トーチ
2の上部を垂直に支持するトーチサポート56と、溶接
トーチ2の下部に連結された配線アーム22bを支持す
るトーチブラケット57およびトーチホルダ58とが設
けられている。
【0041】なお、トーチサポート56には、ストッパ
プレート59と、このストッパプレート59との係合に
よってトーチサポート56を機械的にコマ5の半径方向
に移動調整することができる半径移動調整ねじ60とが
設けられている。
【0042】また、図1および図2に示すように、溶接
トーチ22の配線アーム22bの基端側部分に位置し
て、垂直な可変行程シリンダ61が、スタンド12の下
部に設けてあり、この可変行程シリンダ61のシリンダ
ロッド62が上下に出没できるようになっている。一
方、スタンド12に対して昇降する支持板13の下端位
置には、シリンダロッド62の上端部と当接可能なスト
ッパブロック63が設けられている。このストッパブロ
ック63は、支持板13が最大限下降した場合にシリン
ダロッド62の上端と当接するようになっている。
【0043】したがって、シリンダロッド62の上方へ
の突出位置を調整することによって、ストッパブロック
63との当接位置を調整することで、支持板13の最大
下降位置を調整することができる。支持板13の大まか
な昇降位置の設定は、図2に示したY軸移動ハンドル1
3の操作で行うことができるのは前述の通りであるが、
この支持板13の昇降によって溶接トーチ22の高さ位
置が変化するので、溶接トーチ22の下端部22aが被
溶接物に不要に接触して破損しないように、このシリン
ダロッド62の上方への突出位置を定めて溶接トーチ2
2の最大下降位置を高止まりに設定することができる。
これは、下記の溶接治具25の反転等の際に役立つもの
である。
【0044】次に、溶接治具25の構成を図1および図
5によって詳細に説明する。図5は溶接治具25および
被溶接物を拡大して示す断面図である。この図5に示す
ように、本実施形態の被溶接物としては、沸騰水型原子
炉用Hf制御棒1のブレードを構成する断面U字状に折
曲された二重構造のシース1bの両片と、このシース1
b間に挿入されるハフニウム板3を保持する円柱状コマ
5の両端部の輪郭部分とが溶接されるものである。詳述
すると、コマ5は、円柱の軸方向中間部に大径な鍔部5
aが突出した形状のもので、その鍔部5aが2枚のHf
板3の間に挟入された状態でこれを内側から支持すると
ともに、その両端側がHf板3を貫通してシース1bに
形成した円形孔1dに嵌合され、その嵌合部分であるコ
マ5の両端部の輪郭部分がシース4に溶接されるもので
ある。
【0045】一方、溶接治具25は、シース1bをその
両片の外面を共に表出させる状態で保持することができ
る構成となっている。即ち、溶接治具25は図5に示す
ように、一面(上面)が開口したチャンネル64の底部
に冷し金部65、両側部にヒンジブロック66をそれぞ
れ固定した治具本体部65と、この治具本体部65の両
側部のヒンジブロック66に取付けたヒンジアーム67
およびナット68によって治具本体部65の底部に外側
から接合固定される冷し金69とを備えた構成とされ、
この治具本体部65の底部の冷し金部65と冷し金69
との間に前記のシース1bを挟み込むようになってい
る。これら冷し金部65と冷し金69とのシース1bに
接する表面が冷却面となる。
【0046】チャンネル64の底部および冷し金部部6
5には、シース1bの一方の表面を表出させることがで
きる開口70が2列に形成されていて、丁度シース1b
の一方の表面と、これに嵌合されるコマ5の一端部の輪
郭とからなる溶接箇所が表出するようになっている。同
様に、冷し金69にもシース1bの他方の表面を表出さ
せることができる開口71が2列に形成されていて、シ
ース1bの他方の表面と、これに嵌合されるコマ5の他
端部の輪郭とからなる溶接箇所が表出するようになって
いる。
【0047】また、治具本体25a側の冷し金部65の
内部には、通水導管72が設けられるとともに、冷し金
69の内部には通水孔73が形成されている。そして、
これらの通水導管72および通水孔73に冷却水を流通
させることによって、冷し金部65および冷し金69の
冷却面、ひいてはこれらに接触する溶接物としてのシー
ス1bを水冷式に冷却するようになっている。
【0048】また、冷し金69には、コマ冷却具74が
着脱可能に装着されている。このコマ冷却装置74は、
冷し金69の各開口71に嵌合してコマ5の表面に接す
ることができる台形断面の複数のコマ冷し金75と、こ
れらのコマ冷し金75をスプリング76によってコマ5
に圧接させるための押圧具77とによって構成されてい
る。このコマ冷却具74は、溶接トーチ22と相対する
方向から着脱することができるものである。
【0049】さらに図1に示すように、溶接治具25は
治具ホルダ78に保持されて、X方向に沿うスライド移
動およびX軸を中心とする回転が可能な構成となってい
る。これにより、溶接治具25はシース1bの両片の外
面を溶接トーチ22に対向させる位置に反転することが
できるようになっている。
【0050】次に作用を説明する。
【0051】被溶接物であるシース1bおよびコマ5
を、予め図5で示したように溶接治具25の治具本体部
65の底部の冷し金部65と冷し金69との間に挟み込
み、図1および図5で示す水平状態に保持する。
【0052】この状態で、スタンド12のX軸方向移
動、Y軸移動ハンドル18の操作、Z軸移動ハンドル1
9の操作等により、駆動部支持台17を3次元移動させ
て溶接トーチ22の大まかな位置決めを行う。この位置
決めは、例えばコマ5の端面中心部に予め凹等の目印を
付けておき、その目印の位置に溶接トーチ22の先端を
一致させることで行う。
【0053】この後、X,Y,Z軸微調整用ハンドル5
0,51,52を操作して、溶接トーチ22を完全にコ
マ5の中心位置に一致させて高精度で心出しを行うとと
もに、溶接トーチ22を溶接に適する必要な高さ位置に
設定する。なお、溶接治具25の通水導管72および通
水孔73には冷却水を流通させる。
【0054】以上の操作で準備が整った後、所定の電源
スイッチをオンする。これにより、下記の溶接作業が自
動的に行われる。まず、半径スライド部24のエアシリ
ンダによる駆動部の作用で、溶接トーチ22の先端22
aが、溶接対象であるコマ5の中心位置から輪郭部まで
半径方向移動する。この半径方向移動量は予め溶接対象
毎にコマ5の径等に応じて設定しておく。
【0055】これにより、溶接トーチ22がコマ5の輪
郭部で停止し、次いでモータ19が起動する。モータ1
9の回転は、ベルト29を介して偏心回転軸20に伝達
され、その偏心回転軸20の偏心軸部20bの偏心回転
が動力伝達部21を介して溶接トーチ22に伝達され、
この溶接トーチ22が旋回運動をして、コマ5の輪郭に
沿う溶接が行われる。
【0056】この溶接は、例えば消耗溶接棒を使用しな
い溶融溶接であり、Hf板を溶け込ませないように、溶
接速度や溶接入熱量を管理する必要がある。本実施形態
の場合には、溶接速度や回転量の設定については、偏心
回転軸20のスリットカム30およびセンサ31によっ
て、溶接トーチ22の旋回速度等を管理することで行え
る。なお、通常は180°を少し超える1旋回分で1箇
所の溶接を終了する。
【0057】1箇所の溶接が終了したならば、溶接装置
と非溶接物とのX,Z軸方向の相対位置を変え、隣接す
る次の溶接箇所で前記同様の作用を行う。こうしてシー
ス1bの一方の面についての溶接が全て終了したなら
ば、一端駆動部支持台17を上昇させて溶接トーチ22
を溶接位置から上方に離間させた状態として、治具ホル
ダ78によって溶接治具25を反転させる。これによっ
て、未溶接箇所であるシース1bの他の面が上側となる
ので、コマ冷却具74を既に溶接した一方の面側に装着
し変え、その後に前述した溶接トーチ22の位置決めお
よび溶接作業を再度行うものである。なお、この場合の
溶接トーチ22の位置決めの場合等において、可変行程
シリンダ61のシリンダロッド62の高さ設定によりス
トッパブロック19との当接高さに基づいて溶接トーチ
22の最下降高さが設定できるので、溶接トーチ22の
被溶接物に対する不要な接触損傷等は確実に防止でき
る。
【0058】以上の本実施形態によれば、円形軌跡で行
われるシース1bとコマ5との多数箇所の溶接を、自動
的な動作により一定の溶接速度およびトーチ距離で行
え、溶込み深さの均一化および溶接入熱量の低減が図れ
るとともに、コマ5の輪郭位置に合せた確実な溶接を行
うことができる。
【0059】したがって、例えば1枚のシース4に対す
るコマ5の溶接箇所が64箇所(1本の制御棒1全体で
は256箇所)と多数であり、またシース4の板厚が
0.8mm、1.1mmまたは1.4mm等と、種類が多い場
合においても、従来と異なり高度の熟練を必要としない
うえに、作業能率が向上でき、しかも溶接速度等に個人
差の影響をうけず、溶接が均一となり、溶接性の向上が
図れ、特に原子炉用Hf制御棒等の溶接に関して多大な
効果が奏される。
【0060】なお、本発明は原子炉用Hf制御棒以外の
ものに対しても、円柱状のコマの輪郭部を溶接対象とす
るものについて、種々適用できることは勿論である。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、円形軌
跡で行われるコマとの多数箇所の溶接を、一定の溶接速
度およびトーチ距離で行え、溶込み深さの均一化および
溶接入熱量の低減が図れるとともに、コマの輪郭位置に
合せた確実な溶接を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコマ自動溶接装置の一実施形態を
示す全体構成図。
【図2】図1に示したコマ自動溶接装置の平面図。
【図3】図1に示したコマ自動溶接装置の駆動機構部分
の構成を一部断面で示す拡大図。
【図4】図1に示したコマ自動溶接装置の偏心回転軸の
構成を一部断面で示す拡大図。
【図5】図1に示したコマ自動溶接装置の溶接治具の構
成を一部断面で示す拡大図。
【図6】本発明が適用される被溶接物としてのハフニウ
ム溶接棒を例示する斜視図。
【符号の説明】
1 Hf制御棒 1a 上部ハンドル 1b ブレード本体 1c 下部ブレード 2 タイロッド 3 Hf板 4 シース 5 コマ 5a 鍔部 10 固定ベース 11 レール(X軸レール) 12 スタンド 13 レール(Y軸レール) 14 支持板 15 ガイドブロック 16 レール(Z軸レール) 17 駆動部支持台 18 Y軸移動ハンドル 19 Z軸移動ハンドル 19a 出力軸 20 偏心回転軸 20a 軸本体部 20b 偏心軸部 21 動力伝達部 22 溶接トーチ 23 微調整機構 24 半径スライド部 25 溶接治具 26 駆動用プーリ 27 ベアリング 27a ラジアル玉軸受 27b ベアリングホルダ 28 従動用プーリ 29 ベルト 30 スリットカム 31 センサ 32 保護カバー 33 係合溝 34 係合部 35 ボルト 36 深溝玉軸受 37 C型止め輪 38 ベアリングホルダ 39 伝動プレート 40 摺動孔 41 動力伝達用Z軸レール 42 動力伝達用Z軸ブロック 43 動力伝達用X軸レール 44 微調整用X軸方向レール 45 微調整用X軸方向ブロック 46 微調整用Y軸方向レール 47 微調整用Y軸方向ブロック 48 微調整用Z軸方向レール 49 微調整用Z軸方向ブロック 50 X軸微調整用ハンドル 51 Y軸微調整用ハンドル 52 Z軸微調整用ハンドル 53 半径スライド用レール 54 半径スライド用ブロック(ピコテーブル) 56 トーチサポート 57 トーチブラケット 58 トーチホルダ 59 ストッパプレート 60 半径移動調整ねじ 61 可変行程シリンダ 62 シリンダロッド 63 ストッパブロック 64 チャンネル 65 冷し金部 66 ヒンジブロック 67 ヒンジアーム 68 ナット 69 冷し金 70,71 開口 72 通水導管 73 通水孔 74 コマ冷却具 75 コマ冷し金7 76 スプリング 77 押圧具 78 治具ホルダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G21C 7/10 GDB G21C 7/10 GDBC

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形孔を有する薄板と、この薄板の円形
    孔に端部が嵌合される円柱状のコマとを被溶接物とし、
    前記コマの端部における輪郭部分を前記薄板に自動溶接
    するコマ自動溶接装置であって、前記被溶接物を溶接位
    置に保持する溶接治具と、この溶接治具の上方に配置さ
    れて互いに直交する3軸方向に沿って移動することがで
    きる駆動部支持台と、この駆動部支持台に搭載された駆
    動用モータと、このモータに連結されて偏心回転運動を
    する偏心回転軸と、この偏心回転軸の偏心回転運動を下
    方に伝達する動力伝達部と、この動力伝達部に連結され
    て前記コマの半径と同一定半径で旋回運動をする溶接ト
    ーチと、前記動力伝達部に組込まれて前記溶接トーチの
    位置をさらに3軸方向で微調整することができる微調整
    機構および前記溶接トーチを前記コマの中心点から輪郭
    位置まで半径方向にスライド移動させることができる半
    径スライド部とを備えたことを特徴とするコマ自動溶接
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコマ自動溶接装置におい
    て、動力伝達部は、駆動部支持台の下方に吊下支持され
    る動力伝達用レールおよびこれに沿ってスライドするこ
    とができる動力伝達用ブロックを複数組備えて水平面上
    で直交する2方向に沿うスライドが可能な連結ブロック
    構造とされていることを特徴とするコマ自動溶接装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のコマ自動溶接装
    置において、微調整機構は、動力伝達部の下方に吊下支
    持された微調整用レールおよびこれに沿ってスライドす
    ることができる微調整用ブロックを複数組備えて直交す
    る3軸方向に沿うスライドが可能な連結ブロック構造部
    と、この連結ブロック構造部の各微調整用レールと各微
    調整用ブロックとの連結位置を調整するギア機構とを備
    えたことを特徴とするコマ自動溶接装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれかに記載の
    コマ自動溶接装置において、半径スライド部は、微調整
    機構の下方に吊下支持された半径スライド用レールおよ
    びこれに沿ってスライドすることができる半径スライド
    用ブロックを1組備え水平面上の1方向に沿うスライド
    が可能なブロック構造部と、前記ブロックを前記レール
    に沿って移動させるエアシリンダからなる駆動源とを備
    えたことを特徴とするコマ自動溶接装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかに記載の
    コマ自動溶接装置において、溶接トーチは、駆動用モー
    タ、偏心回転軸および動力伝達部によって、コマの輪郭
    に沿い一定の回転速度で旋回運動を行うべく設定されて
    いることを特徴とするコマ自動溶接装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかに記載の
    コマ自動溶接装置において、溶接治具は、被溶接物の保
    持面に接触する冷却面を有し、その冷却面は溶接治具の
    内部に流通する冷却水によって冷却される水冷構造とさ
    れていることを特徴とするコマ自動溶接装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれかに記載の
    コマ自動溶接装置において、被溶接物は、沸騰水型原子
    炉用ハフニウム制御棒のブレードを構成する断面U字状
    に折曲された二重構造のシースの両片と、このシース間
    に挿入されるハフニウム板を保持する円柱状コマの両端
    部の輪郭部分とが溶接されるものであり、溶接治具は、
    前記被溶接物であるシースをその両片の外面を共に表出
    させて保持し得るとともに、その両片の外面を溶接トー
    チに対向させる位置に反転可能であることを特徴とする
    コマ自動溶接装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104493390A (zh) * 2014-12-17 2015-04-08 江南大学 Co2气体保护焊的焊接夹持机械手自动摆动装置
CN105934302A (zh) * 2014-03-14 2016-09-07 川崎重工业株式会社 焊接装置以及焊接系统
CN106271129A (zh) * 2016-09-12 2017-01-04 上海交通大学 用于激光填丝焊的复合枪头
CN108994464A (zh) * 2018-08-14 2018-12-14 苏州库瑞奇自动化有限公司 一种包含自动调整行走轨道式移动模组的焊接机
CN109108543A (zh) * 2018-10-17 2019-01-01 佛山市固高自动化技术有限公司 采用机器人上料和下料的储液罐自动焊接设备
CN109967847A (zh) * 2017-12-28 2019-07-05 广州市德力焊接设备有限公司 弯头滚焊机

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