JPH09293944A - 回路装置 - Google Patents

回路装置

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JPH09293944A
JPH09293944A JP557497A JP557497A JPH09293944A JP H09293944 A JPH09293944 A JP H09293944A JP 557497 A JP557497 A JP 557497A JP 557497 A JP557497 A JP 557497A JP H09293944 A JPH09293944 A JP H09293944A
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JP
Japan
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core
wiring board
substrate
case
top surface
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Application number
JP557497A
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English (en)
Inventor
Koji Kitamura
恒治 北村
Takayoshi Nishiyama
隆芳 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09293944A publication Critical patent/JPH09293944A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0201Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
    • H05K1/182Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with components mounted in the printed circuit board, e.g. insert mounted components [IMC]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル装置に装着されるコアを配線基板に
容易に固定することができ、また電子部品で発生する熱
を容易に空気中に逃がすことができる回路装置の提供を
目的とする。 【解決手段】 回路装置は、コアが装着されたコイル
装置および発熱する電子部品が基板に実装された配線基
板と、配線基板に係止される配線基板ケ−スとから構成
される。配線基板ケ−スは、少なくとも天面部と、天面
部の両端にケ−ス係止部を有する。天面部の基板と対向
する面には、コア位置決め部とコア係止部並びに当接部
を有する。基板の表面に載置されたコアは、コア位置決
め部に装着されて位置決めされる。基板の裏面に載置さ
れたコアは、コア係止部によって保持される。この結
果、コアは、天面部と、天面部およびコア係止部によっ
て配線基板によって固定される。また、発熱する電子部
品と当接部は密着して設けられ、電子部品で発生した熱
は当接部を介して配線基板ケ−スに伝熱する。この結
果、熱は、効率良く配線基板ケ−スから空気中に放出さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイル装置および
発熱する電子部品が実装された配線基板を備え、コイル
装置に装着されたコアの固定を容易に行うことができる
とともに、放熱効果が高い回路装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化を図るため、電
子回路を構成するコイル装置、トランジスタ、ダイオ−
ド、抵抗等の電子部品の高密度化が飛躍的にすすみ、電
子機器に組み込まれる配線基板が小さくなっている。
【0003】図5に、各種の電子部品が実装された配線
基板1の模式図を示す。
【0004】電子部品は、例えばリフロ−半田付けのよ
うな方法を用いて、配線パタ−ン(図示せず)が形成さ
れた基板2の表面に実装される。リフロ−半田付けで
は、クリ−ム半田が塗布された配線パタ−ンの所定端子
に電子部品を塔載した後、外部から加熱して半田を溶融
する。この結果、電子部品は、基板2の所定端子に固定
され、かつ電気的に接続される。基板2は、プリント基
板や、セラミック基板等が用いられる。プリント基板
は、例えばガラス織布にエポキシ樹脂を含浸して形成さ
れた絶縁基板と、絶縁基板に積層した銅箔をエッチング
処理することにより形成された配線パタ−ンとから構成
されるものである。セラミック基板は、例えばアルミナ
(Al23)等のセラミック板で形成された絶縁基板
と、絶縁基板に厚膜印刷等の手段を用いて形成された導
体パタ−ンを焼き付けて形成された配線パタ−ンとから
構成されるものである。また、基板2は、多層基板、両
面基板あるいは片面基板のいずれでも良い。
【0005】なお、トランスやインダクタ等のコイル装
置3は、例えばシ−トコイルによって形成されたコイル
4と、大きなインダクタンスを得るためにコイル4に装
着された一対のE字形のコア5とから構成される。基板
2のコイル4に隣接した部分には開口形が四角形の貫通
孔6A、6Bが、コイル4の中央部には開口形が四角形
の貫通孔6Cが一列に形成される。一方のコア5の脚部
は基板2の表面側から、また他方のコア5の脚部は基板
2の裏面側から貫通孔6A、6B、6Cに挿通され、コ
ア5の脚部の端面が衝合される。この後、貫通孔6A、
6Bを介して一対のコア5の外周には粘着テ−プ7が巻
き付けられ、コイル4と重なり合うようにコア5が固定
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
トランジスタのような熱を発生する電子部品等を高密度
に実装する場合は、発生する熱によって配線基板の温度
が上昇する。このため、電子回路の温度特性が悪くな
り、発生する熱によって電子部品の寿命が短くなるとい
う問題があった。
【0007】コアをコイルに装着する場合は、基板に設
けられた貫通孔に粘着テ−プを挿通して巻き付けるので
作業が繁雑となり、生産性が悪くなっていた。また、粘
着テ−プを貫通孔に挿通しやすくするために貫通孔を大
きく形成する必要があり、配線基板が大きくなるという
問題があった。
【0008】粘着テ−プを用いて一対のコアを固定する
場合、衝合したコアの脚部の端面がずれやすかった。こ
のため、脚部の端面における磁路の断面積が小さくな
り、コアの磁気抵抗が大きくなっていた。従って、コア
の鉄損が増え、効率が悪くなっていた。また、コイル装
置の特性にバラツキが生じ、電子回路の特性が一定しな
いという問題があった。
【0009】そこで、本発明は上記問題を解決するため
の回路装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の回路装置は、上
記目的を達成するために次のように構成される。すなわ
ち、第一に、一対のコアが装着されたコイル装置が基板
に実装された配線基板と、該配線基板に係止された配線
基板ケ−スとを備え、該配線基板ケ−スは少なくとも天
面部と該天面部の両端に設けられたケ−ス係止部とから
なり、前記天面部の前記基板と対向する面にはコア位置
決め部とコア係止部とが設けられ、前記コアを前記コア
位置決め部に装着するとともに前記コア係止部により保
持して前記配線基板ケ−スに固定したものである。
【0011】基板の表面に載置されたコアは、コア位置
決め部に装着され、位置決めされる。また、基板の裏面
に載置されたコアは、コア係止部によって保持される。
この結果、一対のコアは、天面部と、コア位置決め部お
よびコア係止部によって、基板の表裏面に位置ずれする
ことなく、容易に固定される。
【0012】第二に、基板の両面に一対のコアが装着さ
れるコイル装置および発熱する電子部品が基板に実装さ
れた配線基板と、該配線基板に係止される配線基板ケ−
スとを備え、該配線基板ケ−スは少なくとも天面部と該
天面部の両端に設けられたケ−ス係止部とからなり、前
記天面部の前記基板と対向する面にはコア位置決め部と
コア係止部並びに当接部とが設けられ、前記コアを前記
コア位置決め部に装着するとともに前記一対のコアを前
記コア係止部によって挟持して前記基板ケ−スに固定
し、前記当接部を前記発熱する電子部品に密着させて、
前記ケ−ス係止部を前記配線基板に係止したものであ
る。
【0013】当接部は、発熱する電子部品に密着して設
けられる。この結果、配線基板に発生した熱は当接部を
介して配線基板ケ−スに伝導し、配線基板ケ−スを介し
て空気中に放出される。
【0014】第三に、第二の発明において、基板に形成
されたア−スパタ−ンと配線基板ケ−スを熱伝導率の高
い材料で接続したものである。
【0015】基板に形成されたグランドパタ−ンと配線
基板ケ−スを熱伝導率の高い材料で接続すると、グラン
ドパタ−ンにも熱が伝導する。この結果、配線基板に発
生した熱は、配線基板ケ−スおよびア−スパタ−ンを介
して空気中に放出される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1乃至図3を用いて本発明に係
る回路装置について説明する。なお、従来例と同じ構成
部分は、同じ番号を用いて説明する。
【0017】回路装置は、配線基板1と、配線基板1に
係止された配線基板ケ−ス8とから構成される。
【0018】配線基板1は、長方形の基板2の表面に電
子部品が実装されたものであり、電子部品としては少な
くともコイル装置3と、例えばトランジスタのような発
熱する電子部品9とを備える。基板2は、プリント基板
や、セラミック基板等が用いられる。プリント基板は、
例えばガラス織布にエポキシ樹脂を含浸して形成された
絶縁基板と、絶縁基板に積層した銅箔をエッチング処理
することにより形成された配線パタ−ンとから構成され
るものである。セラミック基板は、例えばアルミナ(A
23)等のセラミック板で形成された絶縁基板と、絶
縁基板に厚膜印刷等の手段を用いて形成された導体パタ
−ンを焼き付けて形成された配線パタ−ンとから構成さ
れるものである。また、基板2は、多層基板、両面基板
あるいは片面基板のいずれでも良い。
【0019】コイル装置3は、例えばシ−トコイルによ
って形成されたコイル4と、コイル4と重なるように基
板2の表裏面に載置された一対のE字形のコア5とから
構成される。コア5は、細長い長方形板部5Aと、長方
形板部5Aの両短辺縁に立設して設けられた外脚部5B
と、中央部に立設して設けられた中脚部5Cとから一体
に構成される。基板2のコイル4に隣接した部分には開
口形が四角形の貫通孔6A、6Bが、コイル4の中央部
には開口形が四角形の貫通孔6Cが一列に形成される。
一方のコア5の外脚部5Bと中脚部5Cは基板2の表面
側から、また他方のコア5の外脚部5Bと中脚部5Cは
基板2の裏面側から貫通孔6A、6B、6Cに挿通さ
れ、コア5の外脚部5Bと中脚部5Cの端面が衝合され
る。
【0020】配線基板ケ−ス8は、天面部10と、ケ−
ス係止部11とから一体に形成され、天面部10の裏面
には当接部12と、コア係止部13と、コア位置決め部
14が設けられる。なお、配線基板ケ−ス8は、弾力性
があり、また熱伝導が良好な、例えばリン青銅のような
薄い板で形成される。
【0021】天面部10は、基板2と同じ形状の長方形
板である。天面部10の両短辺縁には、ケ−ス係止部1
1が設けられる。ケ−ス係止部11は、L字形をなす二
つの長方形板11Aと11Bとから一体に形成される。
長方形板11Aは、天面部10の両短辺縁に垂設して設
けられる。長方形板11Bは、天面部10の内側に向け
て、長方形板11Aの先端に設けられる。
【0022】発熱する電子部品9と対向する天面部10
には、当接部12を切り起こして開口形が長方形の開口
部15が設けられる。開口部15一方の短辺縁には、天
面部10と一体に当接部12が設けられる。当接部12
は、天面部10に対して先端が斜め下方に突設する長方
形板12Aと、長方形板12Aの先端に天面部10と平
行して設けられた長方形板12Bとから形成される。
【0023】また、コイル装置3と対向する天面部10
には、コア係止部13とコア位置決め部14を切り起こ
して開口形が長方形の一対の開口部16が短辺を向かい
合わせて配置形成される。開口部16の隣接しないそれ
ぞれの短辺縁には、天面部10と一体にコア係止部13
が設けられる。コア係止部13はL字形をなす二つの長
方形板13Aと13Bとから形成される。長方形板13
Aは、天面部10に垂設して設けられる。長方形板13
Bは、自由端が向き合うように、長方形板13Aの先端
に設けられる。さらに、開口部16の長辺縁の中央部に
は、天面部10に垂設して四角形のコア位置決め部14
が設けられる。
【0024】ケ−ス係止部11の長方形板11Aの高さ
寸法L1は、当接部12の長方形板12Bと天面部10
の間の寸法L2と、当接部12が密着する電子部品9の
厚みL3の和(L2+L3)よりもやや短く設定され
る。コア係止部13の長方形板13Aの高さ寸法L4
は、一対のコア5を衝合した際の高さと同じに設定され
る。長方形板13Aの幅寸法L5は、コア5の長方形板
部5Aの短辺の寸法L6と同じかやや短く設定される。
また、一対の長方形板13Aの間の寸法L7は、長方形
板部5Aの長辺の寸法L8と同じに設定される。コア位
置決め部14の高さ寸法L9は、コア5の肉厚よりもや
や短く設定される。また、一対のコア位置決め部14の
間の寸法L10は、コア5の長方形板部5Aの短辺の寸
法L6と同じに設定される。なお、天面部10に当接部
12を設けない場合には、長方形板11Aの高さ寸法L
1はコア5の肉厚と同じに設定される。
【0025】次に、図2を用いて、配線基板ケ−ス8を
製造するための一般的方法の概略について説明する。
【0026】長方形板17に、プレス等の手段を用いて
一方の短辺が固定された長方形の舌片18が打ち抜き形
成される。次に、固定された短辺を中心として舌片18
を裏面に折曲げた後、自由端を長方形板17と平行に折
曲げると、当接部12が形成される。また、同様に、一
方の短辺が固定された一対の細長い長方形の舌片19が
打ち抜き形成される。なお、一対の舌片19は、自由端
が向き合うように配置形成される。さらに、同様に、一
方の長辺が固定された舌片20が打ち抜き形成される。
なお、一対の舌片20は、舌片19を挟んで、自由端が
向き合うように配置形成される。固定された短辺を中心
にして舌片19を裏面に垂直に折曲げた後、自由端を長
方形板17と平行に折曲げると、コア係止部12が形成
される。また、固定された長辺を中心に舌片20を裏面
に垂直に折曲げるとコア位置決め部14が形成される。
さらに、長方形板17の両短辺縁の所定幅を裏面に垂直
に折曲げた後、自由端を内側に垂直に曲げるとケ−ス係
止部11が形成される。
【0027】次に、図3(a)乃至(c)を用いて、配
線基板1に配線基板ケ−ス8を係止する方法を説明す
る。
【0028】ケ−ス係止部11の長方形板11Aを外側
に押し広げ、あらかじめ一対のコア5が載置された配線
基板1に配線基板ケ−ス8を被せる。また、これと同時
に、コア係止部13を貫通孔6A、6Bに挿通する。こ
の後、天面部10を配線基板1に押し付けると、発熱す
る電子部品9の表面に当接した当接部12の長方形板1
2Aは弾力によって曲り、図3(a)のように、長方形
板12Bは電子部品9と密着する。また、配線基板1の
表面に載置されたコア5の長方形板部5Aの長辺側面は
コア位置決め部14によって挟まれ、位置決めされる。
さらに、天面部10を配線基板1に押し付けながら、コ
ア係止部13の長方形板13Bを外側に押し広げて、コ
ア係止部13の長方形板13Bをコア5の長方形板部5
Aの下面に位置させる。この後、長方形板13Bを元に
戻すと、当接部12の長方形板12Aは弾力によって元
の状態に戻るので、長方形板13Bは配線基板1の裏面
に載置されたコア5に係止される。この結果、図3
(b)のように、一対のコア5は、天面部10とコア係
止部13およびコア位置決め部14によって固定され
る。また、外側に押し広げられたケ−ス係止部11の長
方形板11Aを元に戻すと、長方形板11Bは配線基板
1に係止される。この結果、図3(c)のように、配線
基板ケ−ス8は配線基板1に固定される。なお、天面部
10に当接部12を設けない場合には、基板2の表面に
載置されたコア5は、基板2と密着した状態で固定され
る。
【0029】上述した実施例では、コア係止部13の長
方形板13Bを配線基板1の裏面に係止する場合を示し
た。しかしながらこれに限らず、図4(a)のように、
基板2の裏面に載置されるコア5の長方形板部5Aの両
短辺縁にコア切欠部21を設けても良い。この場合は、
コア切欠部21と長方形板13Bが噛み合い、コア係止
部13はコア5に確実に固定される。なお、コア切欠部
21を設けた場合は、コア係止部13をL字形とせず、
長方形板13Aの先端部をU字形に折り曲げた形状とし
ても良い。この場合、コア係止部13をコア5に押し付
けると、U字形の先端部がコア5の側面を挟みながら徐
々に押し下げられるとともに、長方形板13Aは外側に
徐々に押し広げられる。さらに押し下げて、長方形板1
3Aの先端がコア5の長方形板5Aの下面までくると長
方形板13Aは弾力によって元の状態に戻り、長方形板
13Aの先端はコア切欠部21と噛み合う。この結果、
コア係止部13はコア5に確実に固定される。
【0030】また、図4(b)のように、基板2の裏面
の両短辺縁にあらかじめ基板切欠部22を設け、ケ−ス
係止部11の長方形板11Bと基板切欠部10を噛み合
わせて、固定しても良い。
【0031】さらに、上述した実施例では、コア係止部
11とコア位置決め部12は、プレス等の手段を用いて
打ち抜き形成された舌片18、19、20を折曲げて形
成されたが、あらかじめコア係止部13とコア位置決め
部14を形成しておき、天面部10に溶接手段等を用い
て固定しても良い。
【0032】さらにまた、配線基板ケ−ス8と配線基板
1に形成されたグランドパタ−ン(図示せず)を、例え
ば半田あるいは銀ペ−スト等の熱伝導の高い材料を用い
て接続すると、配線基板1で発生した熱は、例えば半田
あるいは銀ペ−ストを介してグランドパタ−ンに伝わ
る。この結果、配線基板ケ−ス8だけでなく、グランド
パタ−ンを介しても熱が逃げるので、配線基板1に発生
した熱は効率良く放出される。また、配線基板ケ−ス8
の長辺縁には、天面部10に垂設する長方形板を設けて
も良い。この場合は、配線基板1は配線基板ケ−ス8に
よって表面を完全に覆われるので埃が入り難くなり、シ
ョ−ト等の事故を防ぐことができる。
【0033】
【発明の効果】本発明の回路装置は上述のような構成で
あるから次のような効果を有する。すなわち、配線基板
ケ−スに設けられたコア係止部によってコアを配線基板
に簡便かつ位置精度良く固定することができる。このた
め生産性が向上する。また、コアの磁気抵抗が一定とな
るのでコイル装置のバラツキが低減され、結果的に電子
回路の特性が安定する。さらに、コアが、基板にガタ付
くことなく取り付けられる。さらにまた、発熱する電子
部品の表面には当接部が密着して設けられるので、配線
基板に発生した熱は当接部を介して配線基板ケ−スに伝
熱する。この結果、配線基板ケ−スから熱が空気中に放
出され、配線基板ケ−スはヒ−トシンクの役割を果た
す。従って、配線基板には熱が蓄熱せず、電子回路の特
性が向上する。
【0034】基板に形成されたグランドパタ−ンと配線
基板ケ−スを熱伝導率の高い材料で接続すると、グラン
ドパタ−ンにも熱が伝わる。この結果、配線基板に発生
した熱は、配線基板ケ−スだけでなくグランドパタ−ン
からも空気中に放出される。従って、極めて効率良く熱
を放出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回路装置の分解斜視図である。
【図2】本発明に係る回路装置を構成する配線基板ケ−
スの製造過程における一形態を示す図である。
【図3】本発明に係る回路装置の断面を示す図であり、
図3(a)は当接部と電子部品が密着した状態、図3
(b)はコア係止部によってコアが固定された状態、図
3(c)はケ−ス係止部によって配線基板ケ−スが配線
基板に固定された状態を示す図である。
【図4】本発明に係る回路装置を構成する基板およびコ
アに切欠部を設け、図4(a)はコアの切欠部にコア係
止部を噛み合わせた状態、図3(b)は基板の切欠部に
ケ−ス係止部を噛み合わせた状態を示す図である。
【図5】従来の回路基板に係り、各種電子部品が実装さ
れ、またコアが粘着テ−プを用いて固定された状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 配線基板 2 基板 3 コイル装置 4 コイル 5 コア 6A、6B、6C コア挿通孔 8 配線基板ケ−ス 9 発熱する電子部品 10 天面部 11 ケ−ス係止部 12 当接部 13 コア係止部 14 コア位置決め部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のコアが装着されたコイル装置が基
    板に実装された配線基板と、該配線基板に係止された配
    線基板ケ−スとを備え、該配線基板ケ−スは少なくとも
    天面部と該天面部の両端に設けられたケ−ス係止部とか
    らなり、前記天面部の前記基板と対向する面にはコア位
    置決め部とコア係止部とが設けられ、前記コアを前記コ
    ア位置決め部に装着するとともに前記コア係止部により
    保持して前記配線基板ケ−スに固定したことを特徴とす
    る回路装置。
  2. 【請求項2】 基板の両面に一対のコアが装着されるコ
    イル装置および発熱する電子部品が基板に実装された配
    線基板と、該配線基板に係止される配線基板ケ−スとを
    備え、該配線基板ケ−スは少なくとも天面部と該天面部
    の両端に設けられたケ−ス係止部とからなり、前記天面
    部の前記基板と対向する面にはコア位置決め部とコア係
    止部並びに当接部とが設けられ、前記コアを前記コア位
    置決め部に装着するとともに前記一対のコアを前記コア
    係止部によって挟持して前記基板ケ−スに固定し、前記
    当接部を前記発熱する電子部品に密着させて、前記ケ−
    ス係止部を前記配線基板に係止したことを特徴とする回
    路装置。
  3. 【請求項3】 基板に形成されたア−スパタ−ンと配線
    基板ケ−スを熱伝導率の高い材料で接続したことを特徴
    とする請求項2記載の回路装置。
JP557497A 1996-02-29 1997-01-16 回路装置 Pending JPH09293944A (ja)

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