JPH09293343A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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Publication number
JPH09293343A
JPH09293343A JP10543596A JP10543596A JPH09293343A JP H09293343 A JPH09293343 A JP H09293343A JP 10543596 A JP10543596 A JP 10543596A JP 10543596 A JP10543596 A JP 10543596A JP H09293343 A JPH09293343 A JP H09293343A
Authority
JP
Japan
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data
magnetic head
magnetic
signal
magnetic disk
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Pending
Application number
JP10543596A
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English (en)
Inventor
Jiyunsaku Ueda
順筰 上田
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】データ書き込み時やデータ読み出し時のトラッ
キング制御の精度を高める。 【解決手段】互いにアジマス角を異にし、ディスク20
1の同一位置を走査する磁気ヘッド202a,202b
を備える。データ書き込み時にディスク201の目標ト
ラックにヘッド202aでデータ信号を記録する際や、
データ読み出し時にディスク201の目標トラックより
データ信号を再生する際に、磁気ヘッド202bでディ
スク201に深層記録されているサーボ用信号SV1
SV2を再生し、トラッキング情報検出器225より位
置制御回路226にトラッキング情報SD1,SD2を供
給する。位置制御回路226は、ボイスコイルモータ2
28を制御し、情報SD1,SD2のレベルが等しくなる
ように、従って磁気ヘッド202aが目標トラックの中
心に位置するようにトラッキング制御をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータシ
ステム等の外部記憶装置として使用されるハードディス
ク装置等に適用して好適な磁気ディスク装置に関する。
詳しくは、データの読み出し時や書き込み時に磁気ディ
スクの目標トラックと関連した位置より再生されるサー
ボ用信号を処理して得られるトラッキング情報に基づい
て磁気ヘッドの位置を制御するすることによって、デー
タの読み出し時や書き込み時のトラッキング制御の精度
を高めようとした磁気ディスク装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のハードディスク装置10
0の一例を示している。
【0003】ハードディスク装置100は、磁気ディス
ク101のトラックにデータを書き込むと共に、そのト
ラックよりデータを読み出すための磁気ヘッド102を
有している。ここで、磁気ディスク101には、図8A
に示すように、回転方向にサーボ領域SARおよびデー
タ領域DARが交互に設けられている。
【0004】サーボ領域SARには、サーボ情報が予め
記録される。サーボ情報は、磁気ディスク101の回転
に同期したクロック信号を得るためのクロックマーク、
トラックアドレス情報を得るためのパターン、磁気ヘッ
ドのトラッキング情報を得るためのパターン等で構成さ
れる。
【0005】データ領域DARには、512バイト等の
セクターと呼ばれる単位でデータが記録される。そし
て、各セクターのデータにはセクターID(Sector Ide
ntification Code)やECC(誤り訂正符号)等が付加
されて記録される。セクターIDは、ヘッド番号、トラ
ック番号、セクター番号等の他に、そのセクターがディ
フェクト等により使用不能であることを示す情報等も持
っている。なお、磁気ディスク101の各トラックの間
には、図8Bに示すように、隣接トラックからのクロス
トークを防止するためのガードバンドGBが設けられて
いる。
【0006】また、図7に戻って、ハードディスク装置
100は、ホストコンピュータと接続するためのインタ
フェース部105と、装置全体の動作を制御するための
マイクロプロセッサ(MPU)106と、このマイクロ
プロセッサ106の動作プログラム等を格納したROM
(read only memory)107とを有している。この場
合、ホストコンピュータより送られてくるライトコマン
ドやリードコマンドは、インタフェース部105を介し
てマイクロプロセッサ106に供給される。
【0007】また、ハードディスク装置100は、ホス
トコンピュータよりインタフェース部105を介して送
られてくる書き込みデータWDを一時的に記憶する書き
込みデータバッファ108と、このバッファ108より
書き込みタイミングで読み出された書き込みデータWD
に対して誤り訂正符号の付加処理、ディジタル変調処理
等を施す書き込みデータ処理回路109とを有してい
る。ディジタル変調方式としては、例えばMFM(Modi
fied Frequency Modulation)方式やRLL(RunLength
Limited)方式等が使用されている。
【0008】また、ハードディスク装置100は、 デ
ータ処理回路109より出力される記録データに対して
書き込み補償をする書き込み補償回路110と、この書
き込み補償回路110の出力データに対応した記録電流
信号(データ信号)を得る記録アンプ111とを有して
いる。書き込み補償回路110では、高密度記録の際に
発生する磁化反転干渉による読み出し信号のピークシフ
トに対して書き込み時の磁化反転タイミングの微少補正
が行われる。
【0009】また、ハードディスク装置100は、読み
出し時に磁気ディスク101より磁気ヘッド102で再
生される信号(データ信号)を増幅するための再生アン
プ112と、書き込み時には記録アンプ111より出力
される記録電流信号を磁気ヘッド102に供給すると共
に、読み出し時には磁気ディスク101より磁気ヘッド
102で再生される信号を再生アンプ112に供給する
切換スイッチ113とを有している。この場合、切換ス
イッチ113のW側の固定端子は記録アンプ111の出
力側に接続され、そのR側の固定端子は再生アンプ11
2の入力側に接続され、その可動端子は磁気ヘッド10
2に接続される。そして、切換スイッチ113の切り換
えは、マイクロプロセッサ106によって制御される。
【0010】また、ハードディスク装置100は、再生
アンプ112の出力信号に対して読み出し補償をする読
み出し補償回路114と、この読み出し補償回路114
の出力信号より検出パルスを得る信号検出回路115と
を有している。読み出し補償回路114では、波形等化
によってピークシフトの減少化が行われる。また、信号
検出回路115では、再生波形のピークを検出すること
で検出パルスが得られる。
【0011】また、ハードディスク装置100は、信号
検出回路115より出力される検出パルスに対してディ
ジタル復調処理、誤り訂正処理等をして読み出しデータ
RDを得る読み出しデータ処理回路116と、このデー
タ処理回路116より出力される読み出しデータRDを
一時的に格納する読み出しデータバッファ117とを有
している。データ処理回路116では、上述したセクタ
ーIDの抽出も行われる。そして、このセクターIDは
マイクロプロセッサ106に供給される。
【0012】また、ハードディスク装置100は、磁気
ヘッド102を磁気ディスク101上の目標トラックに
位置決めするための位置制御回路121と、再生アンプ
112より出力されるサーボ領域SARの再生信号より
トラックアドレス情報TADやトラッキング情報TRA
を得て位置制御回路121に供給するための位置情報検
出器122とを有している。
【0013】上述せずも、磁気ヘッド102は回転自在
のピボットに保持されたアームの一端に取り付けられ、
その他端に駆動モータとしてのボイスコイルモータ(V
CM)123が取り付けられている。上述した位置制御
回路121によってボイスコイルモータ123の動作が
制御されて磁気ヘッド102の位置決めが行われる。な
お、位置制御回路121には、書き込み時や読み出し時
にマイクロプロセッサ106より目標トラックアドレス
情報ADOが与えられる。
【0014】また、ハードディスク装置100は、磁気
ディスク101の回転に同期したクロック信号CLKを
生成するクロック生成回路124を有している。クロッ
ク生成回路124で生成されるクロック信号CLKは、
記録再生系やサーボ系の回路に供給されて使用される。
【0015】図7に示すハードディスク装置100の動
作を説明する。
【0016】電源投入直後または同期はずれ後に、以下
の初期同期の確立動作が行われる。この場合、切換スイ
ッチ113はR側に接続され、磁気ディスク101より
磁気ヘッド102で再生される信号は、切換スイッチ1
13のR側を通じて再生アンプ112に供給されて増幅
される。そして、クロック生成回路124では、磁気デ
ィスク101の再生信号よりクロックマークの再生孤立
波形を抽出し、それに基づいて内部に持つPLL(Phas
e-Locked Loop)の位相を更新し、磁気ディスク101
の回転に同期したクロック信号CLKを得る。
【0017】上述した初期同期の確立後に、書き込み/
読み出しの動作が行われる。まず、書き込み動作を説明
する。マイクロプロセッサ106は、ホストコンピュー
タより送られてくるライトコマンドを受信すると、RO
M107に記憶されている変換テーブルを利用してコマ
ンド中の論理ブロック番号を磁気ディスク101の物理
位置(ヘッド番号、トラック番号、セクター番号)に変
換する。これにより、目標トラックアドレスや書き込み
開始セクターを認識する。
【0018】そして、マイクロプロセッサ106は、サ
ーボ領域SARおよびデータ領域DARのセクターID
記録部に対応してR側に接続し、データ領域DAR(セ
クターID記録部を除く)に対応してW側に接続するよ
うに切換スイッチ113を制御すると共に、位置制御回
路121に目標トラックアドレス(トラック番号)をセ
ットしてトラックシークの動作を開始させる。トラック
シーク動作は、以下のように行われる。
【0019】すなわち、位置制御回路121は、位置情
報検出器122で得られるトラックアドレス情報TAD
による現在地のトラックアドレスと目標トラックアドレ
スを比較し、現在地のトラックアドレスが目標トラック
アドレスと一致するようにボイスコイルモータ123を
制御する。また、現在地のトラックアドレスが目標トラ
ックアドレスと一致した後、位置制御回路121は、位
置情報検出器122で得られるトラッキング情報TRA
に基づき、磁気ヘッド102が目標トラックの中心に位
置するようにボイスコイルモータ123を制御する。磁
気ヘッド102が目標トラックの中心に位置する状態と
なることでトラックシークが完了する。
【0020】トラックシークが完了した後に、マイクロ
プロセッサ106は、読み出しデータ処理回路116で
抽出されるセクターIDを参照して、書き込みの開始セ
クターにアクセスし、ホストコンピュータより転送され
てきて書き込みデータバッファ108に一時的に記憶さ
れていた書き込みデータWDの読み出しを開始する。そ
して、書き込みデータ処理回路109では書き込みデー
タバッファ108より読み出された書き込みデータWD
に対して誤り訂正符号の付加処理、ディジタル変調処理
等が施されて記録データが形成され、この記録データは
書き込み補償回路110で書き込み補償されて記録アン
プ111に供給される。
【0021】そして、記録アンプ111より書き込みデ
ータWDに対応した記録電流信号が出力され、この記録
電流信号が切換スイッチ113のW側を介して磁気ヘッ
ド102に供給される。これにより、ホストコンピュー
タより転送されてきた書き込みデータWDに対応するデ
ータ信号が、ライトコマンドで指定された磁気ディスク
101の所定セクターに書き込まれる。なお、磁気ディ
スク101のデータ領域のセクターID記録部へのセク
ターIDの記録はフォーマット時に行われる。
【0022】次に、読み出し動作を説明する。マイクロ
プロセッサ106は、ホストコンピュータより送られて
きたリードコマンドを受信すると、ROM107に記憶
されている変換テーブルを利用してコマンド中の論理ブ
ロック番号を磁気ディスク101の物理位置(ヘッド番
号、トラック番号、セクター番号)に変換する。これに
より、目標トラックアドレスや読み出し開始セクターを
認識する。
【0023】そして、マイクロプロセッサ106は、切
換スイッチ113をR側に接続するように制御すると共
に、位置制御回路121に目標トラックアドレス(トラ
ック番号)をセットしてトラックシークの動作を開始さ
せる。トラックシーク動作は、上述した書き込み時と同
様に行われる。
【0024】読み出し時には、磁気ディスク101のデ
ータ領域DARより磁気ヘッド102で再生される信号
が切換スイッチ113のR側を介して再生アンプ112
に供給されて増幅され、その後に読み出し補償回路11
4で読み出し補償されて信号検出回路115に供給され
る。そして、読み出しデータ処理回路116では、信号
検出回路115より出力される検出パルスに対してディ
ジタル復調処理、誤り訂正処理等が施されて読み出しデ
ータRDが得られる。
【0025】トラックシークが完了した後に、マイクロ
プロセッサ106は、読み出しデータ処理回路116で
抽出されるセクターIDを参照して、読み出し開始セク
ターにアクセスする。そして、マイクロプロセッサ10
6は、読み出し開始セクターにアクセスした後に、読み
出しデータ処理回路116より出力される読み出しデー
タRDを読み出しデータバッファ117を介してホスト
コンピュータに転送する。これにより、リードコマンド
で指定された磁気ディスク101の所定セクターより読
み出しデータRDが得られ、この読み出しデータRDが
ホストコンピュータに転送される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7に示す
ハードディスク装置100において、位置情報検出器1
22では、磁気ディスク101のサーボ領域SARの再
生信号よりトラッキング情報TRAを得るものであり、
磁気ヘッド102が磁気ディスク101のデータ領域D
ARを走査している期間ではトラッキング情報TRAを
得ることができない。そのため、磁気ディスク101が
例えばトラック幅を狭くして高密度記録を実現したもの
である場合には、磁気ディスクの101の偏芯等のため
に、磁気ヘッド102が磁気ディスク101のデータ領
域DARを走査している期間に目標トラックからはず
れ、データの読み出しができなくなるおそれがあった。
【0027】そこで、この発明では、データ読み出し時
のトラッキング制御の精度を高めることを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気ディ
スク装置は、第1の磁気ヘッドと、この第1の磁気ヘッ
ドと関連した位置に配置される第2の磁気ヘッドと、第
1の磁気ヘッドを磁気ディスクの目標トラックの中心に
位置させるための位置制御手段と、書き込みデータを処
理して第1の磁気ヘッドで磁気ディスクに記録すべきデ
ータ信号を得るための書き込みデータ処理手段と、第1
の磁気ヘッドで磁気ディスクより再生されるデータ信号
を処理して読み出しデータを得るための読み出しデータ
処理手段と、第2の磁気ヘッドで磁気ディスクより再生
されるサーボ用信号を処理してトラッキング情報を得て
位置制御手段に供給するトラッキング情報検出手段と、
データ書き込み時には書き込みデータ処理手段で得られ
るデータ信号を第1の磁気ヘッドに供給し、データ読み
出し時には第1の磁気ヘッドで再生されるデータ信号を
読み出しデータ処理手段に供給するスイッチ手段とを備
えるものである。そして、磁気ディスクの目標トラック
に関連した位置にトラッキング情報を得るためのサーボ
用信号が予め記録され、データ書き込み時およびデータ
読み出し時には、第2の磁気ヘッドで目標トラックに関
連した位置より再生されるサーボ用信号をトラッキング
情報検出手段に供給するものである。
【0029】また、この発明に係る磁気ディスク装置
は、第1の磁気ヘッドと、この第1の磁気ヘッドと関連
した位置に配置される第2の磁気ヘッドと、第1の磁気
ヘッドを磁気ディスクの目標トラックの中心に位置させ
るための位置制御手段と、書き込みデータを処理して第
1の磁気ヘッドで磁気ディスクに記録すべきデータ信号
を得るための書き込みデータ処理手段と、第1の磁気ヘ
ッドで磁気ディスクより再生されるデータ信号を処理し
て読み出しデータを得るための読み出しデータ処理手段
と、第2の磁気ヘッドで磁気ディスクより再生されるサ
ーボ用信号を処理してトラッキング情報を得て位置制御
手段に供給するトラッキング情報検出手段と、データ書
き込み時には書き込みデータ処理手段で得られるデータ
信号を第1の磁気ヘッドに供給し、データ読み出し時に
は第1の磁気ヘッドで再生されるデータ信号を読み出し
データ処理手段に供給する第1のスイッチ手段と、トラ
ッキング情報を得るためのサーボ用信号を発生する信号
発生手段と、データ書き込み時には信号発生手段より発
生されるサーボ用信号を第2の磁気ヘッドに供給し、デ
ータ読み出し時には第2の磁気ヘッドで再生されるサー
ボ用信号をトラッキング情報検出手段に供給する第2の
スイッチ手段とを備えるものである。
【0030】目標トラックに関連した位置にサーボ用信
号が記録される。このサーボ用信号は、予めその目標ト
ラックに関連した位置に記録されるか、あるいは第1の
磁気ヘッドでデータの書き込みが行われる際に第2の磁
気ヘッドによってその目標トラックに関連した位置に記
録される。
【0031】データ読み出し時には、磁気ディスクの目
標トラックより第1の磁気ヘッドでデータ信号が再生さ
れ、同時に第2の磁気ヘッドによって目標トラックに関
連した位置よりサーボ用信号が再生される。読み出しデ
ータ処理手段では、第1の磁気ヘッドで再生されるデー
タ信号に対してディジタル復調処理、誤り訂正処理等が
施されて読み出しデータが得られる。
【0032】そして、トラッキング情報検出手段では、
第2の磁気ヘッドで再生されるサーボ用信号が処理され
てトラッキング情報が得られる。位置制御手段では、こ
のトラッキング情報に基づいて、第1の磁気ヘッドが目
標トラックの中心に位置するようにトラッキング制御が
行われる。
【0033】また、サーボ用信号が予め目標トラックに
関連した位置に記録されている場合には、データ書き込
み時にも第2の磁気ヘッドによって目標トラックに関連
した位置よりサーボ用信号が再生され、上述したデータ
読み出し時と同様にして、第1の磁気ヘッドが目標トラ
ックの中心に位置するようにトラッキング制御が行われ
る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、第
1の実施の形態としてのハードディスク装置200を示
している。
【0035】ハードディスク装置200は、磁気ディス
ク201に対してデータ信号を記録再生するための磁気
ヘッド202aと、磁気ディスク201よりトラッキン
グ情報を得るためのサーボ用信号を再生するための磁気
ヘッド202bとを有している。ここで、磁気ディスク
201には、図2Aに示すように、回転方向にサーボ領
域SARおよびデータ領域DARが交互に設けられてい
る。
【0036】サーボ領域SARには、サーボ情報が予め
記録される。サーボ情報は、磁気ディスク201の回転
に同期したクロック信号を得るためのクロックマーク、
トラックアドレス情報を得るためのパターン、磁気ヘッ
ドのトラッキング情報を得るためのパターン等で構成さ
れる。
【0037】データ領域DARには、512バイト等の
セクターと呼ばれる単位でデータが記録される。そし
て、各セクターのデータにはセクターIDやECC(誤
り訂正符号)等が付加されて記録される。セクターID
は、ヘッド番号、トラック番号、セクター番号等の他
に、そのセクターがディフェクト等により使用不能であ
ることを示す情報等も持っている。なお、磁気ディスク
201のデータ信号が記録される各トラックTDの間に
は、図2Bに示すように、隣接トラックからのクロスト
ークを防止するためのガードバンドGBが設けられてい
る。
【0038】また、磁気ディスク201には、図2Bに
示すように、トラックTDに関連して、サーボ用信号S
1(周波数f1の単一周波数信号)が予め深層記録され
たトラックTS1とサーボ用信号SV2(周波数f2の単
一周波数信号)が予め深層記録されたトラックTS2
が交互に隣接して形成される。この場合、サーボ用信号
SV1,SV2は、それぞれトラックTDのデータ領域D
ARに対応するトラックTS1,TS2の全ての領域に記
録される。
【0039】また、図2Bに示すように、データ信号を
記録再生するための磁気ヘッド202a(ギャップG
a)と、サーボ用信号を再生するための磁気ヘッド20
2b(ギャップGb)とが、磁気ディスク201の同一
位置を走査するように配置されている。これら磁気ヘッ
ド202a,202bのアジマス角は互いに異なるよう
に構成されている。例えば、磁気ヘッド202aのアジ
マス角が+αであるとき、磁気ヘッド202bのアジマ
ス角は−αとされる。上述したトラックTS1,TS2
記録アジマスは、磁気ヘッド202bのアジマス角と一
致するようにされている。そして、これら磁気ヘッド2
02a,202bは、それぞれ薄膜磁気ヘッドであって
一体的に形成されている。
【0040】ここで、書き込み時には、磁気ヘッド20
2aによってデータ信号がトラックTDに対応する磁性
体層の表面部分に記録されると共に、磁気ヘッド202
bによってトラックTS1,TS2よりサーボ用信号SV
1,SV2が再生される。また、読み出し時には、磁気ヘ
ッド202aによってトラックTDよりデータ信号が再
生されると共に、磁気ヘッド202bによってトラック
TS1,TS2よりサーボ用信号SV1,SV2が再生され
る。
【0041】また、図1に戻って、ハードディスク装置
200は、ホストコンピュータと接続するためのインタ
フェース部205と、装置全体の動作を制御するための
マイクロプロセッサ(MPU)206と、このマイクロ
プロセッサ206の動作プログラム等を格納したROM
207とを有している。この場合、ホストコンピュータ
より送られてくるライトコマンドやリードコマンドは、
インタフェース部205を介してマイクロプロセッサ2
06に供給される。
【0042】また、ハードディスク装置200は、ホス
トコンピュータよりインタフェース部205を介して送
られてくる書き込みデータWDを一時的に記憶する書き
込みデータバッファ208と、このバッファ208より
書き込みタイミングで読み出された書き込みデータWD
に対してそれぞれ誤り訂正符号の付加処理、ディジタル
変調処理等を施して記録データを得る書き込みデータ処
理回路209とを有している。ディジタル変調方式とし
ては、例えばMFM方式やRLL方式等が使用されてい
る。
【0043】また、ハードディスク装置200は、 デ
ータ処理回路209より出力される記録データに対して
それぞれ書き込み補償をする書き込み補償回路210
と、この書き込み補償回路210の出力データに対応し
た記録電流信号(データ信号)を得て磁気ヘッド202
aに供給する記録アンプ211とを有している。書き込
み補償回路210では、それぞれ高密度記録の際に発生
する磁化反転干渉による読み出し信号のピークシフトに
対して書き込み時の磁化反転タイミングの微少補正が行
われる。
【0044】また、ハードディスク装置200は、読み
出し時に磁気ディスク201より磁気ヘッド202aで
再生されるデータ信号を増幅するための再生アンプ21
3と、書き込み時には記録アンプ211より出力される
記録電流信号を磁気ヘッド202aに供給すると共に、
読み出し時には磁気ディスク201より磁気ヘッド20
2aで再生される信号を再生アンプ213に供給する切
換スイッチ212とを有している。この場合、切換スイ
ッチ212のW側の固定端子は記録アンプ211の出力
側に接続され、そのR側の固定端子は再生アンプ213
の入力側に接続され、その可動端子は磁気ヘッド202
aに接続される。
【0045】また、ハードディスク装置200は、再生
アンプ213の出力信号に対して読み出し補償をする読
み出し補償回路214と、この読み出し補償回路214
の出力信号より検出パルスを得る信号検出回路215と
を有している。読み出し補償回路214では、波形等化
によってピークシフトの減少化が行われる。また、信号
検出回路215では、それぞれ再生波形のピークを検出
することで検出パルスが得られる。
【0046】また、ハードディスク装置200は、信号
検出回路215より出力される検出パルスに対してディ
ジタル復調処理、誤り訂正処理等をして読み出しデータ
RDを得る読み出しデータ処理回路216と、この読み
出しデータ処理回路216より出力される読み出しデー
タRDを一時的に格納する読み出しデータバッファ21
7とを有している。読み出しデータ処理回路216で
は、上述したセクターIDの抽出も行われる。そして、
このセクターIDはマイクロプロセッサ206に供給さ
れる。
【0047】ここで、上述した切換スイッチ212の切
り換えは、マイクロプロセッサ206によって制御され
る。切換スイッチ212は、書き込み時には、サーボ領
域SARおよびデータ領域DARのセクターID記録部
に対応してR側に接続され、データ領域DAR(セクタ
ーID記録部を除く)に対応してW側に接続される。ま
た、切換スイッチ212は、読み出し時には、サーボ領
域SARおよびデータ領域DARの双方に対応してR側
に接続される。
【0048】また、ハードディスク装置200は、磁気
ディスク201より磁気ヘッド202bで再生されるサ
ーボ用信号SV1,SV2を増幅するための再生アンプ2
24と、この再生アンプ224より出力されるサーボ用
信号SV1,SV2をそれぞれ分離して振幅検波し、その
検波出力信号SD1,SD2をトラッキング情報として後
述する位置制御回路に供給するトラッキング情報検出器
225を有している。
【0049】上述したように、磁気ヘッド202a,2
02bは、上述したように磁気ディスク201の同一位
置を走査するように配置されているので、磁気ヘッド2
02aが目標トラックの中心よりずれるとき、磁気ヘッ
ド202bはトラックTS1,TS2の境界からずれ、検
波出力信号SD1,SD2のレベルが異なってくる。した
がって、後述するように、位置制御回路では、検波出力
信号SD1,SD2のレベルが等しくなるようにボイスコ
イルモータを制御することで、トラッキング制御が可能
となる。
【0050】また、ハードディスク装置200は、磁気
ヘッド202aを磁気ディスク201の目標トラックに
位置決めするための位置制御回路226と、再生アンプ
213より出力されるサーボ領域SARの再生信号より
トラックアドレス情報TADやトラッキング情報TRA
を得て位置制御回路226に供給するための位置情報検
出器227とを有している。
【0051】上述せずも、磁気ヘッド202a,202
bは回転自在のピボットに保持されたアームの一端に取
り付けられ、その他端に駆動モータとしてのボイスコイ
ルモータ(VCM)228が取り付けられている。上述
した位置制御回路226によってボイスコイルモータ2
28の動作が制御されて磁気ヘッド202aの位置決め
が行われる。なお、位置制御回路221には、書き込み
時や読み出し時にマイクロプロセッサ206より目標ト
ラックアドレス情報ADOが与えられる。
【0052】また、ハードディスク装置200は、磁気
ディスク201の回転に同期したクロック信号CLKを
生成するクロック生成回路229を有している。クロッ
ク生成回路229で生成されるクロック信号CLKは、
記録再生系やサーボ系の回路に供給されて使用される。
【0053】図1に示すハードディスク装置200の動
作を説明する。
【0054】電源投入直後または同期はずれ後に、以下
の初期同期の確立動作が行われる。この場合、切換スイ
ッチ212はR側に接続される。そして、磁気ディスク
201より磁気ヘッド202aで再生される信号は、切
換スイッチ212のR側を通じて再生アンプ213に供
給されて増幅される。そして、クロック生成回路229
では、磁気ディスク201の再生信号よりクロックマー
クの再生孤立波形を抽出し、それに基づいて内部に持つ
PLLの位相を更新し、磁気ディスク201の回転に同
期したクロック信号CLKを得る。
【0055】上述した初期同期の確立後に、書き込み/
読み出しの動作が行われる。まず、書き込み動作を説明
する。マイクロプロセッサ206は、ホストコンピュー
タより送られてくるライトコマンドを受信すると、RO
M207に記憶されている変換テーブルを利用してコマ
ンド中の論理ブロック番号を磁気ディスク201の物理
位置(ヘッド番号、トラック番号、セクター番号)に変
換する。これにより、目標トラックアドレスや書き込み
開始セクターを認識する。
【0056】そして、マイクロプロセッサ206は、サ
ーボ領域SARおよびデータ領域DARのセクターID
記録部に対応してR側に接続し、データ領域DAR(セ
クターID記録部を除く)に対応してW側に接続するよ
うに、切換スイッチ212を制御する。そして、マイク
ロプロセッサ206は、位置制御回路226に目標トラ
ックアドレス(トラック番号)をセットしてトラックシ
ークの動作を開始させる。トラックシーク動作は、以下
のように行われる。
【0057】すなわち、位置制御回路226は、位置情
報検出器227で得られるトラックアドレス情報TAD
による磁気ヘッド202aの現在地のトラックアドレス
と目標トラックアドレスを比較し、現在地のトラックア
ドレスが目標トラックアドレスと一致するようにボイス
コイルモータ228を制御する。
【0058】また、現在地のトラックアドレスが目標ト
ラックアドレスと一致した後、位置制御回路226は、
位置情報検出器227で得られるトラッキング情報TR
Aに基づき、磁気ヘッド202aが目標トラックの中心
に位置するようにボイスコイルモータ228を制御す
る。
【0059】磁気ヘッド202aが目標トラックの中心
に位置する状態となることで、トラックシークが完了す
る。このように磁気ヘッド202aが目標トラックの中
心に位置する状態となるとき、磁気ヘッド202bは、
トラックTS1,TS2の境界に位置する状態となる(図
2B参照)。
【0060】トラックシークが完了した後に、マイクロ
プロセッサ206は、読み出しデータ処理回路216で
抽出されるセクターIDを参照して、書き込みの開始セ
クターにアクセスし、ホストコンピュータより転送され
てきて書き込みデータバッファ208に一時的に記憶さ
れていた書き込みデータWDの読み出しを開始する。書
き込みデータ処理回路209では、バッファ208より
読み出された書き込みデータWDに対して誤り訂正符号
の付加処理、ディジタル変調処理等が施されて記録デー
タが形成される。この記録データは書き込み補償回路2
10で書き込み補償されて記録アンプ211に供給され
る。
【0061】そして、記録アンプ211より書き込みデ
ータWDに対応した記録電流信号が出力され、この記録
電流信号が切換スイッチ212のW側を介して磁気ヘッ
ド202aに供給される。これにより、ホストコンピュ
ータより転送されてきた書き込みデータWDに対応する
データ信号が、ライトコマンドで指定された磁気ディス
ク201のトラック(目標トラック)の所定セクターに
磁気ヘッド202aによって記録される。
【0062】また、上述したように磁気ディスク201
の目標トラックに磁気ヘッド202aによってデータ信
号が記録されている期間、トラックTS1,TS2より磁
気ヘッド202bによってサーボ用信号SV1,SV2
再生される。そして、トラッキング情報検出器225よ
り位置制御回路226には、サーボ用信号SV1,SV2
を振幅検波して得られる検波出力信号SD1,SD2が供
給される。そして、位置制御回路226では、検波出力
信号SD1,SD2のレベルが異なるときは、それが等し
くなるようにボイスコイルモータ228の制御が行われ
る。これにより、磁気ディスク201のデータ領域DA
Rにデータ信号が記録されている期間にも磁気ヘッド2
02aのトラッキング制御が行われる。
【0063】次に、読み出し動作を説明する。マイクロ
プロセッサ206は、ホストコンピュータより送られて
きたリードコマンドを受信すると、ROM207に記憶
されている変換テーブルを利用してコマンド中の論理ブ
ロック番号を磁気ディスク201の物理位置(ヘッド番
号、トラック番号、セクター番号)に変換する。これに
より、目標トラックアドレスや読み出し開始セクターを
認識する。
【0064】そして、マイクロプロセッサ206は、切
換スイッチ212をR側に接続するように制御し、その
後に位置制御回路226に目標トラックアドレス(トラ
ック番号)をセットしてトラックシークの動作を開始さ
せる。上述した書き込み時と同様に行われる。
【0065】読み出し時には、磁気ディスク201の目
標トラックのデータ領域DARより磁気ヘッド202a
で再生されるデータ信号が切換スイッチ212を介して
再生アンプ213に供給される。そして、再生アンプ2
13で増幅されたデータ信号は読み出し補償回路214
で読み出し補償されて信号検出回路215に供給され
る。そして、読み出しデータ処理回路216では、信号
検出回路215より出力される検出パルスに対してディ
ジタル復調処理、誤り訂正処理等が施されて読み出しデ
ータRDが得られる。
【0066】トラックシークが完了した後に、マイクロ
プロセッサ206は、読み出しデータ処理回路216で
抽出されるセクターIDを参照して、読み出し開始セク
ターにアクセスする。そして、マイクロプロセッサ20
6は、読み出し開始セクターにアクセスした後に、読み
出しデータ処理回路216より出力される読み出しデー
タRDを読み出しデータバッファ217を介してホスト
コンピュータに転送する。これにより、リードコマンド
で指定された磁気ディスク201のトラック(目標トラ
ック)の所定セクターより磁気ヘッド202aでデータ
信号が再生されて読み出しデータRDが得られ、この読
み出しデータRDがホストコンピュータに転送される。
【0067】また、上述したように磁気ディスク201
の目標トラックより磁気ヘッド202aによってデータ
信号が再生されている期間、トラックTS1,TS2より
磁気ヘッド202bによってサーボ用信号SV1,SV2
が再生される。そして、トラッキング情報検出器225
より位置制御回路226には、サーボ用信号SV1,S
2を振幅検波して得られる検波出力信号SD1,SD2
が供給される。そして、位置制御回路226では、検波
出力信号SD1,SD2のレベルが異なるときは、それが
等しくなるようにボイスコイルモータ228の制御が行
われる。これにより、磁気ディスク201のデータ領域
DARよりデータ信号が再生されている期間にも磁気ヘ
ッド202aのトラッキング制御が行われる。
【0068】このように本実施の形態においては、書き
込み時に磁気ディスク201の目標トラックに磁気ヘッ
ド202aによってデータ信号が記録される際や、読み
出し時に磁気ディスク201の目標トラックより磁気ヘ
ッド202aによってデータ信号が再生される際に、ト
ラックTS1,TS2より磁気ヘッド202bによって再
生されるサーボ用信号SV1,SV2を振幅検波して得ら
れる検波出力信号SD 1,SD2に基づいて磁気ヘッド2
02aのトラッキング制御が行われる。そのため、磁気
ディスク201が例えばトラック幅を狭くして高密度記
録を実現したものであっても、磁気ヘッド202aが目
標トラックからはずれることなく、データの書き込み、
読み出しを安定して行うことができる。
【0069】なお、上述第1の実施の形態においては、
サーボ用信号SV1,SV2が深層記録されたトラックT
1,TS2の境界がトラックTDの中心に位置するよう
にされているが、図3に示すように、トラックTS1
TS2の境界がガードバンドGBの中心に位置するよう
にしてもよい。この場合、磁気ヘッド202aがトラッ
クTDの中心に位置するとき磁気ヘッド202bはトラ
ックTS1,TS2の境界に位置するように、磁気ヘッド
202a,202bが配置される。
【0070】また、上述第1の実施の形態においては、
トラックTDのデータ領域DARに対応するトラックT
1,TS2の全ての領域にサーボ用信号SV1,SV2
記録されるものを示したが、間欠的に記録するようにし
てもよい。その場合、磁気ヘッド202bによって間欠
的に再生されるサーボ用信号SV1,SV2を振幅検波し
て得られる検波出力信号SD1,SD2に基づいて、磁気
ヘッド202aのトラッキング制御が行われる。
【0071】次に、図面を参照しながら、この発明の第
2の実施の形態について説明する。図4は、第2の実施
の形態としてのハードディスク装置200Aを示してい
る。この図4において、図1と対応する部分には同一符
号を付して示している。
【0072】ハードディスク装置200Aは、磁気ディ
スク231に対してデータ信号を記録再生するための磁
気ヘッド232aと、磁気ディスク231に対してトラ
ッキング情報を得るためのサーボ用信号SVを記録再生
するための磁気ヘッド232bとを有している。
【0073】ここで、磁気ディスク231には、図5A
に示すように、回転方向にサーボ領域SARおよびデー
タ領域DARが交互に設けられている。サーボ領域SA
Rには、サーボ情報が予め記録される。サーボ情報は、
磁気ディスク231の回転に同期したクロック信号を得
るためのクロックマーク、トラックアドレス情報を得る
ためのパターン、磁気ヘッドのトラッキング情報を得る
ためのパターン等で構成される。
【0074】データ領域DARには、512バイト等の
セクターと呼ばれる単位でデータが記録される。そし
て、各セクターのデータにはセクターIDやECC(誤
り訂正符号)等が付加されて記録される。セクターID
は、ヘッド番号、トラック番号、セクター番号等の他
に、そのセクターがディフェクト等により使用不能であ
ることを示す情報等も持っている。なお、磁気ディスク
231のデータ信号が記録される各トラックTDの間に
は、図5Bに示すように、隣接トラックからのクロスト
ークを防止するためのガードバンドGBが設けられてい
る。
【0075】また、図5Bに示すように、データ信号を
記録再生するための磁気ヘッド232a(ギャップG
a)と、サーボ用信号SVを記録再生するための磁気ヘ
ッド232b(ギャップGb)とが、磁気ディスク23
1の同一位置を走査するように配置されている。これら
磁気ヘッド232a,232bのアジマス角は互いに異
なるように構成されている。例えば、磁気ヘッド232
aのアジマス角が+αであるとき、磁気ヘッド232b
のアジマス角は−αとされる。これら磁気ヘッド232
a,232bは、それぞれ薄膜磁気ヘッドであって一体
的に形成されている。
【0076】上述したように、磁気ヘッド232a,2
32bが磁気ディスク231の同一位置を走査するよう
に構成されていることから、サーボ用信号SVはデータ
信号が記録されるトラックと同一のトラックに深層記録
される。この場合、磁気ヘッド232bは磁気ヘッド2
32aに対して先行した位置にある。
【0077】そのため、書き込み時には、磁気ヘッド2
32bによってサーボ用信号が強い磁界で磁気ディスク
231の磁性体層の深くまで記録され、続いて磁気ヘッ
ド232aによってデータ信号が磁性体層の表面部分に
記録される。この場合、データ信号が記録されても、磁
性体層の深部にサーボ用信号が残り、サーボ用信号SV
はいわゆる深層記録される。また、読み出し時には、磁
気ヘッド232a,232bのアジマス角が互いに異な
るようにされているので、同一トラックを走査しても磁
気ヘッド232aではデータ信号が再生され、磁気ヘッ
ド232bではサーボ用信号SVが再生されることとな
る。
【0078】また、図4に戻って、ハードディスク装置
200Aは、書き込み時には記録アンプ211より出力
される記録電流信号を磁気ヘッド232aに供給すると
共に、読み出し時には磁気ディスク231より磁気ヘッ
ド232aで再生される信号を再生アンプ213に供給
する切換スイッチ212とを有している。この場合、切
換スイッチ212のW側の固定端子は記録アンプ211
の出力側に接続され、そのR側の固定端子は再生アンプ
213の入力側に接続され、その可動端子は磁気ヘッド
232aに接続される。
【0079】また、ハードディスク装置200Aは、ト
ラッキング情報を得るためのサーボ用信号SVを発生す
るサーボ用信号発生器233と、このサーボ用信号SV
に対応した記録電流信号を得て磁気ヘッド232bに供
給する記録アンプ234とを有している。サーボ用信号
SVとして、本実施の形態では深層記録に適した比較的
低い周波数f0の単一周波数信号が使用される。
【0080】また、ハードディスク装置200Aは、読
み出し時に磁気ディスク231より磁気ヘッド232b
で再生されるサーボ用信号SVを増幅するための再生ア
ンプ235と、書き込み時には記録アンプ234より出
力される記録電流信号を磁気ヘッド232bに供給する
と共に、読み出し時には磁気ディスク231より磁気ヘ
ッド232bで再生されるサーボ用信号を再生アンプ2
35に供給する切換スイッチ236とを有している。こ
の場合、切換スイッチ236のW側の固定端子は記録ア
ンプ234の出力側に接続され、そのR側の固定端子は
再生アンプ235の入力側に接続され、その可動端子は
磁気ヘッド232bに接続される。
【0081】ここで、上述した切換スイッチ212,2
36の切り換えは、マイクロプロセッサ206によって
制御される。切換スイッチ212,236は、それぞれ
書き込み時には、サーボ領域SARおよびデータ領域D
ARのセクターID記録部に対応してR側に接続され、
データ領域DAR(セクターID記録部を除く)に対応
してW側に接続される。また、切換スイッチ212,2
36は、それぞれ読み出し時には、サーボ領域SARお
よびデータ領域DARの双方に対応してR側に接続され
る。
【0082】また、ハードディスク装置200Aは、再
生アンプ235より出力されるサーボ用信号SVを振幅
検波し、その検波出力信号SDをトラッキング情報とし
て位置制御回路226に供給するトラッキング情報検出
器237を有している。上述したように、磁気ヘッド2
32a,232bは磁気ディスク231の同一位置を走
査するように構成されているので、磁気ヘッド232a
が目標トラックの中心よりずれるとき、磁気ヘッド23
2bも目標トラックの中心からずれ、検波出力信号SD
のレベルは小さくなる。したがって、後述するように、
位置制御回路226では、検波出力信号SDのレベルが
小さくなっていくときは、それを防止するようにボイス
コイルモータ228を制御することで、トラッキング制
御が可能となる。
【0083】図4に示す第2の実施の形態は以上のよう
に構成され、そのほ他は図1に示す第1の実施の形態と
同様に構成される。
【0084】図4に示すハードディスク装置200Aの
動作を説明する。
【0085】電源投入直後または同期はずれ後に、以下
の初期同期の確立動作が行われる。この場合、切換スイ
ッチ212はR側に接続される。そして、磁気ディスク
201より磁気ヘッド232aで再生される信号は、切
換スイッチ212のR側を通じて再生アンプ213に供
給されて増幅される。そして、クロック生成回路229
では、磁気ディスク231の再生信号よりクロックマー
クの再生孤立波形を抽出し、それに基づいて内部に持つ
PLLの位相を更新し、磁気ディスク231の回転に同
期したクロック信号CLKを得る。
【0086】上述した初期同期の確立後に、書き込み/
読み出しの動作が行われる。まず、書き込み動作を説明
する。マイクロプロセッサ206は、ホストコンピュー
タより送られてくるライトコマンドを受信すると、RO
M207に記憶されている変換テーブルを利用してコマ
ンド中の論理ブロック番号を磁気ディスク231の物理
位置(ヘッド番号、トラック番号、セクター番号)に変
換する。これにより、目標トラックアドレスや書き込み
開始セクターを認識する。
【0087】そして、マイクロプロセッサ206は、サ
ーボ領域SARおよびデータ領域DARのセクターID
記録部に対応してR側に接続し、データ領域DAR(セ
クターID記録部を除く)に対応してW側に接続するよ
うに、切換スイッチ212,236を制御する。そし
て、マイクロプロセッサ206は、位置制御回路226
に目標トラックアドレス(トラック番号)をセットして
トラックシークの動作を開始させる。トラックシーク動
作は、以下のように行われる。
【0088】すなわち、位置制御回路226は、位置情
報検出器227で得られるトラックアドレス情報TAD
による磁気ヘッド232aの現在地のトラックアドレス
と目標トラックアドレスを比較し、現在地のトラックア
ドレスが目標トラックアドレスと一致するようにボイス
コイルモータ228を制御する。
【0089】また、現在地のトラックアドレスが目標ト
ラックアドレスと一致した後、位置制御回路226は、
位置情報検出器227で得られるトラッキング情報TR
Aに基づき、磁気ヘッド232aが目標トラックの中心
に位置するようにボイスコイルモータ228を制御す
る。磁気ヘッド232aが目標トラックの中心に位置す
る状態となることで、トラックシークが完了する。この
ように磁気ヘッド232aが目標トラックの中心に位置
する状態となるとき、磁気ヘッド232bもその目標ト
ラックの中心に位置する状態となる(図2B参照)。
【0090】トラックシークが完了した後に、マイクロ
プロセッサ206は、読み出しデータ処理回路216で
抽出されるセクターIDを参照して、書き込みの開始セ
クターにアクセスし、ホストコンピュータより転送され
てきて書き込みデータバッファ208に一時的に記憶さ
れていた書き込みデータWDの読み出しを開始する。書
き込みデータ処理回路209では、バッファ208より
読み出された書き込みデータWDに対して誤り訂正符号
の付加処理、ディジタル変調処理等が施されて記録デー
タが形成される。この記録データは書き込み補償回路2
10で書き込み補償されて記録アンプ211に供給され
る。
【0091】そして、記録アンプ211より書き込みデ
ータWDに対応した記録電流信号が出力され、この記録
電流信号が切換スイッチ212のW側を介して磁気ヘッ
ド232aに供給される。これにより、ホストコンピュ
ータより転送されてきた書き込みデータWDに対応する
データ信号が、ライトコマンドで指定された磁気ディス
ク231のトラック(目標トラック)の所定セクターに
磁気ヘッド232aによって記録される。
【0092】また、上述したように磁気ディスク231
の目標トラックの所定セクターに磁気ヘッド232aに
よってデータ信号が記録される期間、マイクロプロセッ
サ206は、サーボ用信号発生器233よりサーボ用信
号SVを出力させる。このサーボ用信号SVは記録アン
プ234に供給される。そして、記録アンプ234より
サーボ用信号SVに対応した記録電流信号が出力され、
この記録電流信号が切換スイッチ236のW側を介して
磁気ヘッド232bに供給される。これにより、上述し
たように書き込みデータWDに対応するデータ信号が記
録された目標トラックの所定セクター部分に磁気ヘッド
232bによってサーボ用信号SVが深層記録される。
【0093】次に、読み出し動作を説明する。マイクロ
プロセッサ206は、ホストコンピュータより送られて
きたリードコマンドを受信すると、ROM207に記憶
されている変換テーブルを利用してコマンド中の論理ブ
ロック番号を磁気ディスク231の物理位置(ヘッド番
号、トラック番号、セクター番号)に変換する。これに
より、目標トラックアドレスや読み出し開始セクターを
認識する。
【0094】そして、マイクロプロセッサ206は、切
換スイッチ212,236をR側に接続するように制御
し、その後に位置制御回路226に目標トラックアドレ
ス(トラック番号)をセットしてトラックシークの動作
を開始させる。上述した書き込み時と同様に行われる。
【0095】読み出し時には、磁気ディスク231の目
標トラックのデータ領域DARより磁気ヘッド232a
で再生されるデータ信号が切換スイッチ212を介して
再生アンプ213に供給される。そして、再生アンプ2
13で増幅されたデータ信号は読み出し補償回路214
で読み出し補償されて信号検出回路215に供給され
る。そして、読み出しデータ処理回路216では、信号
検出回路215より出力される検出パルスに対してディ
ジタル復調処理、誤り訂正処理等が施されて読み出しデ
ータRDが得られる。
【0096】トラックシークが完了した後に、マイクロ
プロセッサ206は、読み出しデータ処理回路216で
抽出されるセクターIDを参照して、読み出し開始セク
ターにアクセスする。そして、マイクロプロセッサ20
6は、読み出し開始セクターにアクセスした後に、読み
出しデータ処理回路216より出力される読み出しデー
タRDを読み出しデータバッファ217を介してホスト
コンピュータに転送する。これにより、リードコマンド
で指定された磁気ディスク231のトラック(目標トラ
ック)の所定セクターより磁気ヘッド232aでデータ
信号が再生されて読み出しデータRDが得られ、この読
み出しデータRDがホストコンピュータに転送される。
【0097】また、上述したように磁気ディスク231
の目標トラックより磁気ヘッド232aによってデータ
信号が再生されている期間、その目標トラックより磁気
ヘッド202bによってサーボ用信号SVが再生され
る。そして、トラッキング情報検出器237より位置制
御回路226には、サーボ用信号SVを振幅検波して得
られる検波出力信号SDが供給される。そして、位置制
御回路226では、検波出力信号SDのレベルが小さく
なっていくときは、それを防止するようにボイスコイル
モータ228の制御が行われる。これにより、磁気ディ
スク231のデータ領域DARよりデータ信号が再生さ
れている期間にも磁気ヘッド232aのトラッキング制
御が行われる。
【0098】このように本実施の形態においては、書き
込み時に磁気ディスク231の目標トラックに磁気ヘッ
ド232aによってデータ信号が記録される際に、その
目標トラックに磁気ヘッド232bによってサーボ用信
号SVが深層記録される。そして、磁気ディスク231
の目標トラックより磁気ヘッド232aによってデータ
信号が再生されている期間、その目標トラックより磁気
ヘッド232bによって再生されるサーボ用信号SVを
振幅検波して得られる検波出力信号SDに基づいて、磁
気ヘッド232aのトラッキング制御が行われる。その
ため、磁気ディスク231が例えばトラック幅を狭くし
て高密度記録を実現したものであっても、磁気ヘッド2
32aが目標トラックからはずれることなく、データの
読み出しを安定して行うことができる。
【0099】なお、上述第2の実施の形態においては、
サーボ用信号SVをデータ信号を記録する目標トラック
に深層記録する例を示したが、図6に示すように、サー
ボ用信号SVを磁気ヘッド232bによって目標トラッ
クに隣接した専用トラックTSに記録してもよい。この
場合、磁気ヘッド232aがトラックTDの中心に位置
するとき磁気ヘッド202bはトラックTSの中心に位
置するように、磁気ヘッド232a,232bが配置さ
れる。
【0100】ここで、専用トラックTSとして、データ
信号が記録されるトラックTDのガードバンド部分を利
用しているため、磁気ディスク231に対するデータの
記録密度を低下させるということはない。また、サーボ
用信号SVを記録するトラックはデータ信号を記録する
トラックに隣接していなくてもよく、両トラック間にガ
ードバンドを設けてもよい。その場合には、磁気ディス
ク231に対するデータの記録密度が低下することにな
る。
【0101】また、上述第2の実施の形態におけるサー
ボ用信号SVは一例であり、これに限定されるものでは
ない。要は、トラッキング情報が得られるものであれば
よい。また、サーボ用信号SVをデータ信号が記録され
る領域の全てに対応して記録する必要もなく、間欠的に
記録するようにしてもよい。その場合、磁気ヘッド23
2bによって間欠的に再生されるサーボ用信号SVを振
幅検波して得られる検波出力信号SDに基づいて、磁気
ヘッド232aのトラッキング制御が行われる。
【0102】また、上述実施の形態は、この発明をハー
ドディスク装置に適用したものであるが、この発明はフ
ロッピーディスク装置等、その他の磁気ディスク装置に
も同様に適用できることは勿論である。
【0103】
【発明の効果】この発明によれば、読み出し時に、磁気
ディスクの目標トラックより第1の磁気ヘッドによって
データ信号が再生される際、その目標トラックと関連す
る位置より第2の磁気ヘッドによって再生されるサーボ
用信号に基づいて第1の磁気ヘッドのトラッキング制御
をするものあり、データ読み出し時のトラッキング制御
の精度を高めることができる。
【0104】また、目標トラックと関連する位置に予め
サーボ用信号を記録しておくことで、書き込み時に、磁
気ディスクの目標トラックに第1の磁気ヘッドによって
データ信号が記録される際、その目標トラックと関連す
るトラックより第2の磁気ヘッドによって再生されるサ
ーボ用信号に基づいて第1の磁気ヘッドのトラッキング
制御をすることができ、データ書き込み時のトラッキン
グ制御の精度を高めることができる。
【0105】よって、磁気ディスクが例えばトラック幅
を狭くして高密度記録を実現したものであっても、目標
トラックからはずれることなく、データの書き込みや読
み出しを安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態としてのハードデ
ィスク装置を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態における磁気ディスクおよび
トラックの構成を示す図である。
【図3】トラックの他の構成を示す図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態としてのハードデ
ィスク装置を示すブロック図である。
【図5】第2の実施の形態における磁気ディスクおよび
トラックの構成を示す図である。
【図6】トラックの他の構成を示す図である。
【図7】従来のハードディスク装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【図8】従来のハードディスク装置における磁気ディス
クおよびトラックの構成を示す図である。
【符号の説明】
200,200A ハードディスク装置 201,231 磁気ディスク 202a,202b,232a,232b 磁気ヘッド 205 インタフェース部 206 マイクロプロセッサ 208 書き込みデータバッファ 209 書き込みデータ処理回路 210 書き込み補償回路 211,234 記録アンプ 212,236 切換スイッチ 213,224,235 再生アンプ 214 読み出し補償回路 215 信号検出回路 216 読み出しデータ処理回路 217 読み出しデータバッファ 226 位置制御回路 227 位置情報検出器 228 ボイスコイルモータ 229 クロック生成回路 233 サーボ用信号発生器 237 トラッキング情報検出器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の磁気ヘッドと、 上記第1の磁気ヘッドと関連した位置に配置される第2
    の磁気ヘッドと、 上記第1の磁気ヘッドを磁気ディスクの目標トラックの
    中心に位置させるための位置制御手段と、 書き込みデータを処理して上記第1の磁気ヘッドで上記
    磁気ディスクに記録すべきデータ信号を得るための書き
    込みデータ処理手段と、 上記第1の磁気ヘッドで上記磁気ディスクより再生され
    るデータ信号を処理して読み出しデータを得るための読
    み出しデータ処理手段と、 上記第2の磁気ヘッドで上記磁気ディスクより再生され
    るサーボ用信号を処理してトラッキング情報を得て上記
    位置制御手段に供給するトラッキング情報検出手段と、 データ書き込み時には上記書き込みデータ処理手段で得
    られるデータ信号を上記第1の磁気ヘッドに供給し、デ
    ータ読み出し時には上記第1の磁気ヘッドで再生される
    データ信号を上記読み出しデータ処理手段に供給するス
    イッチ手段とを備え、 上記磁気ディスクの目標トラックに関連した位置に上記
    トラッキング情報を得るためのサーボ用信号が予め記録
    され、 上記データ書き込み時および上記データ読み出し時に
    は、上記第2の磁気ヘッドで上記目標トラックに関連し
    た位置より再生されるサーボ用信号を上記トラッキング
    情報検出手段に供給することを特徴とする磁気ディスク
    装置。
  2. 【請求項2】 上記第1および第2の磁気ヘッドは互い
    にアジマス角が異なり、 上記第1および第2の磁気ヘッドは上記磁気ディスクの
    同一位置を走査し、 上記サーボ用信号は上記磁気ディスクの上記目標トラッ
    クと関連した位置に深層記録されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 上記第1および第2の磁気ヘッドは上記
    磁気ディスクの異なる位置を走査することを特徴とする
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 上記第1および第2の磁気ヘッドは互い
    にアジマス角が異なり、 上記サーボ用信号は上記磁気ディスクの上記目標トラッ
    クと関連した位置に深層記録されていることを特徴とす
    る請求項3に記載の磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 上記第1および第2の磁気ヘッドはそれ
    ぞれ薄膜磁気ヘッドであって一体的に形成されることを
    特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 第1の磁気ヘッドと、 上記第1の磁気ヘッドと関連した位置に配置される第2
    の磁気ヘッドと、 上記第1の磁気ヘッドを磁気ディスクの目標トラックの
    中心に位置させるための位置制御手段と、 書き込みデータを処理して上記第1の磁気ヘッドで上記
    磁気ディスクに記録すべきデータ信号を得るための書き
    込みデータ処理手段と、 上記第1の磁気ヘッドで上記磁気ディスクより再生され
    るデータ信号を処理して読み出しデータを得るための読
    み出しデータ処理手段と、 上記第2の磁気ヘッドで上記磁気ディスクより再生され
    るサーボ用信号を処理してトラッキング情報を得て上記
    位置制御手段に供給するトラッキング情報検出手段と、 データ書き込み時には上記書き込みデータ処理手段で得
    られるデータ信号を上記第1の磁気ヘッドに供給し、デ
    ータ読み出し時には上記第1の磁気ヘッドで再生される
    データ信号を上記読み出しデータ処理手段に供給する第
    1のスイッチ手段と、 上記トラッキング情報を得るためのサーボ用信号を発生
    する信号発生手段と、 上記データ書き込み時には上記信号発生手段より発生さ
    れるサーボ用信号を上記第2の磁気ヘッドに供給し、上
    記データ読み出し時には上記第2の磁気ヘッドで再生さ
    れるサーボ用信号を上記トラッキング情報検出手段に供
    給する第2のスイッチ手段とを備えることを特徴とする
    磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】 上記第1および第2の磁気ヘッドは互い
    にアジマス角が異なり、 上記サーボ用信号は上記データ信号が記録されるトラッ
    クと同一トラックに深層記録されることを特徴とする請
    求項6に記載の磁気ディスク装置。
  8. 【請求項8】 上記サーボ用信号は上記データ信号が記
    録されるトラックとは異なるトラックに記録されること
    を特徴とする請求項6に記載の磁気ディスク装置。
  9. 【請求項9】 上記第1および第2の磁気ヘッドは互い
    にアジマス角が異なり、 上記サーボ用信号は上記目標トラックに隣接するトラッ
    クに記録されることを特徴とする請求項8に記載の磁気
    ディスク装置。
  10. 【請求項10】 上記第1および第2の磁気ヘッドはそ
    れぞれ薄膜磁気ヘッドであって一体的に形成されること
    を特徴とする請求項6に記載の磁気ディスク装置。
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