JP2000195201A - ディスクドライブを制御する方法 - Google Patents

ディスクドライブを制御する方法

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JP2000195201A
JP2000195201A JP11364982A JP36498299A JP2000195201A JP 2000195201 A JP2000195201 A JP 2000195201A JP 11364982 A JP11364982 A JP 11364982A JP 36498299 A JP36498299 A JP 36498299A JP 2000195201 A JP2000195201 A JP 2000195201A
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servo
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disk
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JP11364982A
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English (en)
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Bruce Buch
ブルース・バッチ
John Vanlaanen
ジョン・バンラーネン
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Quantum Corp
Original Assignee
Quantum Corp
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    • G11—INFORMATION STORAGE
    • G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59633—Servo formatting
    • G11B5/5965—Embedded servo format

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクドライブを制御する方法を提供す
る。 【解決手段】 このディスクドライブ制御方法では、さ
もなければ埋込まれたサーボセクタが有効に占めるのに
必用な、記憶ディスクのデータ記憶面の空間を減じる。
幅の広いライタ、幅の狭いリーダの二重素子ヘッドを用
いるディスクドライブにおいて、各サーボバーストフィ
ールドはバースト訂正値（ＢＣＶ）フィールドで終端を
なす。このＢＣＶフィールドにより、幅の広い書込ヘッ
ドを、書込開始の前に、サーボセクタに続くデータセク
タのトラック境界内に正確に位置決めできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の分野】この発明は、概してディスクドライブサ
ブシステム内で用いられる記憶ディスクへの情報のフォ
ーマット化に関し、より正確には、記憶ディスクの情報
記憶容量増大のために、記憶ディスクに形成される多数
のブランキング間隔を排除するように記憶ディスクに情
報をフォーマット化する方法に関する。
【０００２】
【発明の背景】図１を参照して、デジタル応用のための
ディスク型磁気記録システムにおいては、磁気変換器素
子すなわちヘッドを用いて１つまたは複数のディスク面
に対して情報の記録（すなわち書込）または検索（すな
わち読取）を行なう。各記憶ディスクは環状の基板を含
み、この基板の上に磁気記録媒体が載せられる。各ディ
スク面は何千もの同心の環状帯すなわち「トラック」に
分割され、各トラックは放射方向に沿う予め定められた
特有の場所を有する。各ヘッドはヘッドポジショニング
アセンブリまたはアクチュエータにより関連するディス
ク面に近接するように支持され、このアクチュエータは
ヘッドをディスク面近くで支持しヘッドを放射方向に沿
うある位置から別の位置へと移動させることによって単
一のヘッドで複数の同心トラックに沿う読取および書込
が行なえるようにする。各ヘッドまたはヘッド群のため
のポジショナアセンブリは、アクチュエータアームおよ
びアクチュエータモータを含む。アクチュエータモータ
はアクチュエータアームを動かしてディスク上のトラッ
クと関連づけてヘッドの位置を変更する。ディスクドラ
イブは複数の積層されたディスクを含んでもよく、１つ
のアクチュエータモータを用いて対応する数のアクチュ
エータアームおよびヘッドを調和させて動かしてもよ
い。
【０００３】特定的に、同心トラックは、ディスク面の
内径から外径に向かい放射方向に延在する、等間隔で設
けられた複数の「サーボ」セクタ７５を含む。ユーザデ
ータを記憶するために用いられるデータセクタ８０は各
サーボセクタ７５間に定められており、サーボセクタ７
５は位置情報をディスクドライブコントローラに提供で
きるので、データセクタ８０における情報の読取および
書込のためにヘッドを精密に位置決めできる。回転の中
心点からの半径がデータトラックごとに異なるため、各
データトラックの直線的な長さは異なる。すなわち、デ
ィスクの内径領域に定められたトラックの直線的な長さ
はディスクの外径領域に定められたトラックの直線的な
長さよりも短い。さらに、ディスクは一定の角速度で回
転するため、こうしたトラックの直線的長さの相違によ
り、ディスクに関するディスクヘッドの角速度は外径ト
ラックにおけるよりも内径トラックにおいての方が遅く
なる。トラックごとにトラックの直線的な長さが異な
り、かつディスクヘッドがディスク上のある位置から別
の位置へと移動する際のディスクヘッドの速度が異なる
ため、データ転送速度はトラックごとに異なる。たとえ
ば、ディスクヘッドがディスクの内径トラックに位置決
めされているとき、データ転送速度はディスクヘッドが
ディスクの外径トラックに位置決めされているときより
も遅い。ディスクヘッドがトラックシークを行なってい
る間すなわち放射方向に沿うある位置から別の位置に移
動している間、ディスクヘッドはトラック半径または位
置に関わりなくサーボセクタ７５に予め記録されたサー
ボ位置情報を読取ることが可能でなければならない。し
たがって、典型的にサーボ位置情報は、最も低いデータ
速度（内側トラックのデータ速度）に設定された一定の
ビット周波数を用いてサーボセクタ７５に予め記録され
る。この結果、ディスクヘッドがトラックシークモード
にあるとき、ヘッドは、ヘッドを目的データトラックに
位置決めするための位置情報を、中央の回転軸から放射
方向に沿ういかなる範囲にあってもこれを読取ることが
できる。データセクタ８０内に定められたデータトラッ
クすべてにおいてほぼ最適の空間的ビット密度を維持す
るために、データトラックはトラック半径に最適化され
た異なる周波数すなわちユーザデータ周波数で読取およ
び書込が行なわれる。
【０００４】もう１つの動作モードはトラック追従であ
る。トラック追従はディスクヘッドが目的トラックに位
置決めされた後に生じる。このモードでは、読取または
書込動作中にディスクヘッドをデータトラックの中心線
で正確に維持するためにサーボ位置情報を読取る。
【０００５】図１を参照して、各サーボセクタ７５のサ
ーボフィールドに予め記録されたサーボ情報は、データ
ビットおよびデータシンボル同期フィールド１５と、デ
ータトラックナンバーフィールド２０と、データセクタ
ナンバーフィールド２５と、ヘッドナンバーフィールド
３０と、サーボバーストフィールド３５と、バースト訂
正値フィールド４０とを含む。データビットおよびシン
ボル同期フィールド１５は、サーボフィールドに記録さ
れたサーボ情報に周波数、位相およびフレーミング情報
を与えるので、以降のフィールドの読取を同期的に行な
うことができる。トラック２０、セクタ２５およびヘッ
ドナンバー３０フィールドは、ディスク上でサーボフィ
ールドが位置するところのトラックナンバー、角位置
（セクタ）およびヘッド／面を示すデジタル表示のナン
バーである。典型的には、サーボバーストフィールド３
５は、トラック中心からの放射方向のオフセットを制御
して記録される多数のサブフィールドである。こうした
サーボバーストを読取る際に検出された振幅の相対的な
差から、ディスクヘッドをトラック中心に位置決めする
ための精密な位置情報が得られる。バースト訂正フィー
ルド４０は、サーボバーストフィールド３５に書込まれ
たシステムオフセットを訂正するために用いられるデジ
タル記録されたフィールドである。このシステムオフセ
ットは典型的に、最初にサーボデータをディスクに記録
するために用いるサーボライタにおける許容誤差の結果
発生するものである。
【０００６】図２の（Ａ）を参照して、読取／書込ヘッ
ド４５の書込素子５５は、記憶ディスクへのユーザデー
タの書込の開始が可能になる前に予め定められたデータ
トラック上に正確に位置決めされねばならない。こうし
た書込素子の正確な位置決めが必要な理由は、ディスク
上に定められるデータトラックの数を最大にするために
隣接する各々のデータトラック間の保護帯または空間を
最小にしていることである。書込素子５５の物理的な寸
法がデータトラック５０の幅を定めるため、書込素子５
５が予め定められたデータトラック５０からずれると、
隣接するデータトラック５０に記憶されたデータは上書
きまたは消去される。データトラック上に書込素子を正
確に位置決めするために、サーボバーストフィールド３
５を利用して書込素子をトラックの中心線に位置決めす
る。さらに、上記のバースト訂正値４０により、サーボ
ライタによりサーボデータに書込まれた欠陥に応じてさ
らなる訂正を行なう。この結果、バースト訂正値によ
り、ユーザデータのデータトラック５０への書込を開始
する前に、予め定められたデータトラック５０に書込素
子５５が精密に位置決めされる。
【０００７】図２の（Ｂ）を参照して、ディスクコント
ローラ１０がユーザデータ読取モードにあるとき、読取
／書込ヘッド４５の読取素子６０は予め定められたデー
タトラック５０のほぼ中心に位置決めされる。読取／書
込ヘッド４５に組み込まれた読取素子６０の物理的な幅
は実質的に書込素子５５の幅よりも小さいので、読取素
子６０を書込の場合のように正確に位置決めする必要は
ない。さらに、データが隣接するデータトラック５０か
ら読取られた場合はエラー状態が示され、その際は読取
素子６０を再び位置決めすることができるので、データ
トラック５０の２度目の読取をデータ損失なしで行なう
ことができる。予め定められたデータトラック５０への
読取素子６０のおおよその位置決めは、高周波サーボバ
ーストフィールド３５によって間違いなく可能である。
したがって、ディスクコントローラ１０がユーザデータ
読取モードにあるときはバースト訂正値フィールド４０
は不要である。
【０００８】図３を参照して、典型的に読取チャネルエ
レクトロニクスは２つの読取チャネル経路を含み、一方
の経路はサーボ記録周波数で読取るために同調され、他
方はユーザデータ記録周波数で読取るために同調され
る。サーボおよびデータセクタは交互にされているの
で、ディスク読取チャネルエレクトロニクスは、サーボ
周波数での読取とデータ周波数での読取との間で素早い
切換が可能でなければならない。サーボ周波数での読取
またはデータ周波数での読取のために読取チャネル経路
を切換えるという動作は、読取チャネルエレクトロニク
スに電圧遷移をもたらす。この遷移のため、チャネル
は、遷移の安定に十分な時間が経過するまで、サーボ周
波数もデータ周波数も読取ることができない。図１に示
すように、この安定時間によりディスクにブランキング
間隔ｔblankが生じ、この間には読取チャネルエレクト
ロニクスはディスクから情報を検索することができな
い。このブランキング間隔の期間はおよそ５００ナノ秒
である。読取チャネルエレクトロニクスがサーボ周波数
での読取とデータ周波数での読取との間の切換を行なう
ごとに、ディスク上に小さなブランキング間隔が形成さ
れる。このブランキング間隔領域は情報の記憶には用い
られない。なぜなら、読取チャネルの安定のために情報
を検索できないからである。データブロック読取動作中
に読取チャネルはサーボ周波数での読取とデータ周波数
での読取との間で複数回切換わるので、複数のブランキ
ング間隔が形成される。
【０００９】読取チャネルをサーボ周波数での読取から
データ周波数での書込に切換える際には、記憶ディスク
上にブランキング間隔は形成されない。その理由は、図
３に示すように書込チャネルが読取チャネルと異なるデ
ータ経路を含むことにある。したがって、書込チャネル
はサーボ周波数での読取から切換えられた直後にデータ
の書込を開始することができる。このように、書込チャ
ネルはサーボ周波数での読取からデータ周波数での書込
に切換わるときにチャネル安定を目的としたブランキン
グ間隔をディスク上に形成しない。それにもかかわら
ず、サーボ周波数での読取とデータ周波数での読取との
間で切換わる際にこうしたブランキング間隔は複数ディ
スク上に形成される。
【００１０】こうしたブランキング間隔が累積してディ
スクの多大な部分を占めるようになると、サーボまたは
ユーザデータの記憶が不可能になり、結果としてディス
ク全体の記憶容量が低減する。
【００１１】このように、ディスクの情報記憶容量を増
大させるためにディスクに形成されるブランキング間隔
を排除する、回転記憶ディスクに情報をフォーマット化
する方法が求められているが未だに得られていない。
【００１２】
【発明の概要】この発明の目的は、回転する磁気記憶デ
ィスク上に形成されるブランキング間隔を排除するよう
にディスクをフォーマット化することにより、記憶ディ
スクの情報記憶容量を増加させることである。
【００１３】この発明は、さもなければ埋込まれたサー
ボセクタが有効に占めるのに必要な、記憶ディスクのデ
ータ記憶面の空間を減じるディスクドライブ制御方法を
提供する。幅の広いライタ、幅の狭いリーダの二重素子
ヘッドを用いるディスクドライブにおいて、各サーボバ
ーストフィールドの終端はバースト訂正値（ＢＣＶ）フ
ィールドである。このＢＣＶフィールドにより、幅の広
いライタヘッドを、サーボセクタに続くデータセクタへ
の書込開始の前に、トラック境界線内に正確に位置決め
できる。この発明は、データ書込動作に付随してヘッド
がバースト訂正値を必要とするだけであるという事実を
利用する。読取チャネルをサーボモードからユーザデー
タ読取モードに切換えるのに有限の安定時間（図１でブ
ランキング間隔ｔblankとして示されている）が必要で
あり、かつＢＣＶフィールドは読取動作には不要なの
で、データ読取開始が可能になる前のモードの切換およ
びチャネル安定を、ヘッドがＢＣＶフィールドを通過し
ている間に行なうことができる。サーボモードからユー
ザデータ読取モードへの切換えが速くなることは、先行
技術の方策では必要であったブランキング間隔およびこ
れに伴うディスク空間が、この新しいディスクドライブ
制御方法では完全に不要になることを意味する。
【００１４】この発明の上記ならびにその他の目的、利
点、局面および特徴は、添付の図面と関連づけて以下に
示す好ましい実施例についての詳細な説明について検討
を行なうことにより、さらに十分に理解および認識され
ることになるであろう。
【００１５】
【好ましい実施例の詳細な説明】図３および４を参照し
て、この発明は、ディスクドライブ１を制御して、さも
なければディスク５の記憶面に定められた埋込サーボセ
クタ７５が必要とするブランキング間隔を排除すること
により、ドライブ１の記憶容量を増大する方法である。
【００１６】さらに図４および５を参照して、この発明
の原理に従うと、上記の方法は、ステップ１００で、磁
気読取／書込ヘッド４５を回転する記憶ディスク５上に
かつこの回転記憶ディスクと変換の関係となるように位
置決めするステップを含む。このとき、ステップ１１０
で、ドライブに取り付けられたホストコンピュータ６７
（図３）からのコマンドをデコードして、ホストが要求
しているのが読取動作なのか書込動作なのかを判断す
る。ホストコンピュータ６７が読取動作を要求している
かホスト６７がユーザデータ読取モードにあるとき、ド
ライブと関連づけられたディスクコントローラ１０は、
ユーザデータの読取に先行して予め定められた第１の組
のサーボデータをステップ１３０で読取るために、ステ
ップ１２０で読取サーボ（ＳＶＯＧＡＴＥ）制御信号を
アサートする。ＳＶＯＧＡＴＥ制御信号はその後ステッ
プ１５０でデアサートされるが、このステップ１５０で
のデアサートはヘッドが図４に示すバースト訂正値フィ
ールド４０を完全に通過する前に行なわれる。ヘッド４
５がまだ先行するサーボセクタ７５上に位置決めされて
いる間にステップ１５０でＳＶＯＧＡＴＥ制御信号をデ
アサートする際に、読取チャネル６５（図３）には、サ
ーボ周波数での読取からユーザデータ周波数での読取に
適応するための付加的な時間（ｔ）が与えられる。この
加えられた安定時間（ｔ）が、読取／書込ヘッド４５が
記憶ディスク５のサーボセクタ７５内に物理的に位置決
めされている間に生じることに注意することが重要であ
る。
【００１７】読取チャネル６５は、読取／書込ヘッドが
まだサーボセクタ７５内に位置決めされている間にユー
ザデータ周波数での読取に適応するので、読取チャネル
６５は記憶ディスク５のデータセクタ８１に入った直後
にユーザデータの読取を開始することができる。このよ
うにして、ディスクコントローラ１０は、図４に示され
ているように、図５のステップ１７０で読取ユーザデー
タ制御信号（ＲＤＧＡＴＥ）をアサートする。これは、
ヘッド４５がサーボセクタ７５直後のデータセクタ８１
を通過するのと同時である。サーボセクタ直後のユーザ
データの読取の容量が得られた結果、図４の制御信号に
より示されているようにサーボセクタ７５に隣接するデ
ータセクタにユーザデータを最初に書込むことができ
る。
【００１８】しかしながら、ホストコンピュータ６７が
書込動作を要求しているまたはホスト６７がユーザデー
タ書込モードにある場合、ディスクコントローラ１０
は、ユーザデータを書込む前にステップ１４０で予め定
められた第２の組のサーボデータを読取るためにステッ
プ１２０でＳＶＯＧＡＴＥ信号をアサートする。けれど
もこの場合は、ＳＶＯＧＡＴＥ制御信号は、ヘッドがバ
ースト訂正値フィールド４０を完全に通過した後にステ
ップ１６０でデアサートされる。このように、ＳＶＯＧ
ＡＴＥ制御信号は図４に示すようにサーボセクタ全体を
読取った後にデアサートされる。ステップ１６０でのＳ
ＶＯＧＡＴＥ制御信号のデアサート後、ディスクコント
ローラ１０は、ユーザデータをディスクのデータセクタ
に書込むためにヘッドがサーボセクタ直後のデータセク
タの始点上を通過するのと同時に、ステップ１８０で書
込ユーザデータ（ＷＲＧＡＴＥ）制御信号をアサートす
る。ステップ１８０でヘッドがデータセクタを通過した
瞬間にＷＲＧＡＴＥ制御信号をアサートすると、ユーザ
データを、サーボセクタのすぐ隣に書込むことができる
のでブランキング間隔がなくなる。先行技術のディスク
ドライブ制御方法では必要なブランキング間隔をこうし
て排除することにより、データセクタにはユーザデータ
を書込むためのさらなる空間が生まれる。このようにし
て、記憶ディスクに定められるブランキング間隔を排除
することによりディスク５の情報記憶容量を増大でき
る。
【００１９】ブランキング間隔は、読取チャネルがサー
ボ周波数での読取からデータ周波数での書込に適応する
ときには不要である。なぜなら、書込ドライバ７０は図
２に示すように読取チャネル６５から独立したデータ経
路からなるためである。このように、ディスクコントロ
ーラ１０がサーボデータ周波数での読取からデータ周波
数での書込に切換わるときに必要な適応時間は、書込ド
ライバ７０の動作に影響を及ぼさない。したがって、書
込ドライバ７０は読取／書込ヘッド４５がサーボセクタ
７５から離れるとすぐに書込動作を開始することができ
る。
【００２０】図４を参照して、記憶ディスク５に予め記
録された予め定められた第１の組のサーボデータは、デ
ータビットおよびデータシンボル同期フィールド１５
と、データトラックナンバーフィールド２０と、データ
セクタナンバーフィールド２５と、ヘッドナンバーフィ
ールド３０とを含む。予め定められた第１の組のサーボ
データはさらに、読取／書込ヘッド４５をデータトラッ
ク５０に適応的に位置決めするための高周波サーボバー
スト３５情報を含む。バースト訂正値４０のフィールド
は、データトラック５０に関して読取／書込ヘッド４５
を精密に位置決めするためにサーボセクタ７５の端部に
含まれる（図２の（Ａ）および（Ｂ）参照）。しかしな
がら、このバースト訂正値４０は、ステップ１１０で判
断されたようにディスクコントローラ１０が読取モード
にあるときは不要である。なぜなら、高周波サーボバー
スト３５は読取／書込ヘッド４５をデータトラック５０
に位置決めするのに十分だからである。したがって、複
数のサーボセクタ各々にバースト訂正値４０は予め記録
されているが、これはディスクコントローラがステップ
１１０で定められるようにデータ書込モードにあるとき
にのみ読取られる。
【００２１】記憶ディスクに予め記録された予め定めら
れた第２の組のサーボデータは、ステップ１１０で判断
されるようにディスクコントローラがユーザデータ書込
モードにあるときに読取られ、予め定められた第１の組
のサーボデータと同じサーボデータおよびシーケンスを
含む。さらに、予め定められた第２の組のサーボデータ
は、サーボバースト３５の後であるがユーザデータの書
込の前にバースト訂正値フィールド４０を読取ることを
含む。前述のようにバースト訂正値フィールド４０によ
り、データトラック５０に関して読取／書込ヘッド４５
を精密に位置決めすることが可能になる。
【００２２】上記のようにブランキング間隔を排除す
る、回転記憶ディスクへの情報のフォーマット化方法
は、記憶ディスクの記憶容量が増大するという点におい
て先行技術よりも非常に有利である。
【００２３】この発明の実施例について述べてきたが、
この発明の目的が十分に達成されていることがわかるで
あろう。また当業者であれば、この発明の構成における
多数の変更ならびに多様な実施例および応用例が、この
発明の精神および範囲から逸脱することなく自ずから示
唆されることを理解するであろう。本明細書における開
示および説明は純粋に例示として挙げたものであり、い
かなる意味でも限定を意味するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図１】 図１の上部に示したのはデータセクタ間に放
射方向に沿い複数のサーボセクタが埋込まれている先行
技術の原理を取入れたディスクドライブの回転磁気デー
タ記憶ディスクおよび音声コイルヘッドポジショナの平
面図であり、図１の中央部では上部に示したディスクパ
ターンのサーボセクタのうち１つと隣接するデータセク
タの一部を拡大し線形的に表わしたものを示し、図１の
下部ではさらに上部に示したディスクドライブの従来の
読取／書込／サーボ制御を示す、共通の時間ベースに沿
い配置した一連の制御波形グラフを示す。
【図２】 （Ａ）は、ユーザデータをデータトラックに
書込むためにそのデータトラックに位置決めされる読取
／書込ヘッドを示す図であり、（Ｂ）はユーザデータを
データトラックから読取るためにそのデータトラックに
位置決めされる読取／書込ヘッドを示す図である。
【図３】 ディスクドライブの部分図に添付したホスト
コンピュータの簡略化した高レベルブロック図であり、
このディスクドライブはさらにプロセッサおよび読取／
書込ヘッド回路と結合されたディスクドライブコントロ
ーラを示す高レベルブロック図に分割され、これらすべ
てはこの発明の原理に従うディスクドライブ書込／読取
制御を示す。
【図４】 図１と非常によく似た図であり、この発明の
ディスクドライブ制御方法に従いブランキング間隔を排
除する様子を示し、図４はさらに中央部で上部に示した
ディスクパターンのサーボセクタの１つおよび隣接する
データセクタの一部を拡大し線形的に表わしたものを示
し、さらにこの発明の原理に従い、ディスクドライブの
従来の読取／書込／サーボ機能を示す共通の時間ベース
に沿い配置した一連の制御波形グラフを示す。
【図５】 この発明の原理を実施するためのステップを
示すフロー図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・バンラーネン アメリカ合衆国、80027 コロラド州、ル イスビル、イー・ファー・コート、448

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ディスクドライブを制御する方法であっ
    て、前記ディスクドライブはディスクコントローラを含
    み、前記ディスクドライブはさらにデータセクタおよび
    埋込まれたサーボセクタを有する記憶ディスクを含み、
    前記データセクタはトラック半径に関係づけられたユー
    ザデータ周波数で書込まれ、前記サーボセクタはディス
    ク面の放射方向の記憶範囲にわたり一定のサーボデータ
    周波数で書込まれ、各サーボセクタはその端部にバース
    ト訂正値フィールドを含み、前記ドライブは幅の広いラ
    イタおよび幅の狭いリーダを有する読取／書込ヘッドを
    用いて前記ディスクに対するデータの書込／読取を行な
    い、前記ドライブはさらに前記一定のサーボデータ周波
    数およびユーザデータ周波数間の適応のための有限適応
    時間を必要とする読取チャネルを有し、前記バースト訂
    正値フィールドはデータ書込動作のためのセットアップ
    中のヘッド位置訂正のためのみに用いられ、前記方法
    は、 （Ａ） 磁気読取／書込ヘッドを回転する記憶ディスク
    上にかつこの記憶ディスクと変換の関係になるように位
    置決めするステップと、 （Ｂ） 前記ディスクドライブに装着されたホストから
    のコマンドをデコードして読取動作または書込動作のい
    ずれが要求されているのかを判断するステップと、 （Ｃ） 前記ホストが読取動作を要求する場合、 （ｉ） サーボセクタデータを読取るために読取サーボ
    制御信号をアサートするステップと、 （ｉｉ） 前記ヘッドが先行するサーボセクタのバース
    ト訂正値フィールドを完全に通過する前に前記読取サー
    ボ制御信号をデアサートするステップとを含み、 前記ヘッドがバースト訂正値フィールドを完全に通過す
    る前に前記読取サーボ制御信号をデアサートすることに
    より一定のサーボデータ周波数およびユーザデータ周波
    数間の適応のためのさらなる読取チャネル適応時間が得
    られ、 （Ｄ） 前記ホストが書込動作を要求する場合、 （ｉ） サーボセクタデータを読取るために読取サーボ
    制御信号をアサートするステップと、 （ｉｉ） 前記ヘッドがバースト訂正値フィールドを完
    全に通過した後に前記読取サーボ制御信号をデアサート
    するステップとを含む、ディスクドライブを制御する方
    法。
  2. 【請求項２】 読取動作が要求される場合、前記方法は
    さらに、前記サーボセクタ直後のデータセクタからユー
    ザデータを読取るためにそのデータセクタを前記ヘッド
    が通過するのと同時に、読取ユーザデータ制御信号をア
    サートするステップを含む、請求項１に記載のディスク
    ドライブを制御する方法。
  3. 【請求項３】 書込動作が要求される場合、前記方法は
    さらに、前記サーボセクタの直後のデータセクタの始点
    をヘッドが通過するのと同時に書込ゲート制御信号をア
    サートし、さもなければ読取動作中に必要であるブラン
    キング間隔を避けるステップを含む、請求項１に記載の
    ディスクドライブを制御する方法。
  4. 【請求項４】 前記サーボセクタは多数の高周波サーボ
    バーストを含み、前記サーボバーストはデータトラック
    中心から制御された放射方向のオフセットで記録され
    る、請求項１に記載のディスクドライブを制御する方
    法。
  5. 【請求項５】 前記バースト訂正値は読取／書込ヘッド
    をデータトラックの中心に精密に位置決めするための情
    報を含む、請求項１に記載のディスクドライブを制御す
    る方法。
  6. 【請求項６】 ホストコンピュータと結合されたディス
    クドライブを制御する方法であって、前記ディスクドラ
    イブはディスクコントローラを含み、前記ディスクドラ
    イブはさらにデータセクタおよび埋込まれたサーボセク
    タを有する記憶ディスクを含み、前記データセクタはト
    ラック半径に関係づけられたユーザデータ周波数で書込
    まれ、前記サーボセクタはディスク面の放射方向の記憶
    範囲にわたり一定のサーボデータ周波数で書込まれ、各
    サーボセクタはその端部にバースト訂正値フィールドを
    含み、前記ドライブは幅の広いライタおよび幅の狭いリ
    ーダを有する読取／書込ヘッドを用いて前記ディスクに
    対するデータの書込／読取を行ない、前記ドライブはさ
    らに前記一定のサーボデータ周波数およびユーザデータ
    周波数間の適応のための有限適応時間を必要とする読取
    チャネルを有し、前記バースト訂正値フィールドはデー
    タ書込動作のためのセットアップ中のヘッド位置訂正の
    ためのみに用いられ、前記方法は、 （Ａ） 磁気読取／書込ヘッドを回転する記憶ディスク
    上にかつこの記憶ディスクと変換の関係になるように位
    置決めするステップと、 （Ｂ） 前記ホストコンピュータからのコマンドをデコ
    ードして読取動作または書込動作のいずれが要求されて
    いるのかを判断するステップと、 （Ｃ） 前記ホストが読取動作を要求する場合、 （ｉ） バースト訂正値フィールドを含むサーボセクタ
    データを読取るために読取サーボ制御信号をアサートす
    るステップと、 （ｉｉ） 前記ヘッドが先行するサーボセクタのバース
    ト訂正値フィールドを完全に通過する前に前記読取サー
    ボ制御信号をデアサートするステップとを含み、 前記ヘッドがバースト訂正値フィールドを完全に通過す
    る前に前記読取サーボ制御信号をデアサートすることに
    より一定のサーボデータ周波数およびユーザデータ周波
    数間の適応のためのさらなる読取チャネル適応時間が得
    られ、 （Ｄ） 前記ホストが書込動作を要求する場合、 （ｉ） サーボセクタデータを読取るために読取サーボ
    制御信号をアサートするステップと、 （ｉｉ） 前記ヘッドがバースト訂正値フィールドを完
    全に通過した後に前記読取サーボ制御信号をデアサート
    するステップとを含む、ディスクドライブを制御する方
    法。
  7. 【請求項７】 読取動作が要求される場合、前記方法は
    さらに、前記サーボセクタ直後のデータセクタからユー
    ザデータを読取るためにそのデータセクタを前記ヘッド
    が通過するのと同時に、読取ユーザデータ制御信号をア
    サートするステップを含む、請求項６に記載のディスク
    ドライブを制御する方法。
  8. 【請求項８】 書込動作が要求される場合、前記方法は
    さらに、前記サーボセクタの直後のデータセクタの始点
    をヘッドが通過するのと同時に書込ゲート制御信号をア
    サートし、さもなければ読取動作中に必要であるブラン
    キング間隔を避けるステップを含む、請求項６に記載の
    ディスクドライブを制御する方法。
  9. 【請求項９】 前記サーボセクタは多数の高周波サーボ
    バーストを含み、前記サーボバーストはデータトラック
    中心から制御された放射方向のオフセットで記録され
    る、請求項６に記載のディスクドライブを制御する方
    法。
  10. 【請求項１０】 前記サーボセクタデータはさらに、デ
    ータビットおよびデータシンボル同期フィールドと、デ
    ータトラックナンバーフィールドと、データセクタナン
    バーフィールドと、ヘッドナンバーフィールドと、前記
    読取／書込ヘッドをデータトラックに適応的に位置決め
    するための高周波サーボバースト情報とを含む、請求項
    ６に記載のディスクドライブを制御する方法。
  11. 【請求項１１】 前記バースト訂正値は読取／書込ヘッ
    ドをデータトラックの中心に精密に位置決めするための
    情報を含む、請求項６に記載のディスクドライブを制御
    する方法。
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