JPH09291420A - 弾性複合繊維及び不織布 - Google Patents

弾性複合繊維及び不織布

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JPH09291420A
JPH09291420A JP9709696A JP9709696A JPH09291420A JP H09291420 A JPH09291420 A JP H09291420A JP 9709696 A JP9709696 A JP 9709696A JP 9709696 A JP9709696 A JP 9709696A JP H09291420 A JPH09291420 A JP H09291420A
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elastic composite
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信也 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工性に優れ、また、各成分間の接着性も良
好である弾性複合繊維及び不織布を提供すること。 【解決手段】 弾性ポリオレフィン1aと、該弾性ポリ
オレフィン1aとは異なる他のポリオレフィン1bとを
具備してなることを特徴とする弾性複合繊維。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工性に優れ、各
成分間の接着性にも優れた弾性複合繊維及び該弾性複合
繊維を用いてなる不織布に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明の解決しようとする課題】弾性複
合繊維は、ストッキングや、セーターなどの製品に広く
用いられている。従来、このような弾性複合繊維として
は、弾性成分としてウレタンを用いてなる弾性複合繊維
が用いられている。
【0003】しかし、このようなウレタンを弾性成分と
して用いてなる弾性複合繊維においては、該ウレタンの
加工温度と分解温度とが近いために加工性が悪いという
問題があり、また、光や熱に対する安定性が悪く、黄変
するという問題がある。更には、ウレタンを弾性成分と
して用いた弾性複合繊維は、弾性成分とその他の成分と
の性質が異なるために、加工性が悪く、また、各成分の
接着性も悪いという問題がある。
【0004】従って、本発明の目的は、加工性に優れ、
また、各成分間の接着性も良好である弾性複合繊維及び
不織布を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解消すべく鋭意検討した結果、弾性ポリオレフィンを
弾性成分として用いてなる弾性複合繊維が上記目的を達
成しうることを知見した。
【0006】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
ので、弾性ポリオレフィンと、該弾性ポリオレフィンと
は異なる他のポリオレフィンとを具備してなることを特
徴とする弾性複合繊維を提供するものである。
【0007】また、本発明は、上記弾性ポリオレフィン
の永久歪みが50%以下であり且つヒステリシス比が
5.0以下である上記弾性複合繊維を提供するものであ
る。また、本発明は、弾性ポリオレフィンの密度が0.
90g/cm3 以下である上記弾性複合繊維を提供する
ものである。更に、本発明は、永久歪みが60%以下で
あり、且つヒステリシス比が6.0以下である上記弾性
複合繊維を提供するものである。
【0008】本発明は、上記弾性ポリオレフィンが、シ
クロペンタジエニル錯体を触媒として用いて共重合させ
てなるエチレン−α・オレフィン共重合体である上記弾
性複合繊維を提供するものである。また、本発明は、芯
−鞘構造を有し、上記弾性ポリオレフィンを芯成分と
し、上記の他のポリオレフィンを鞘成分としてなる上記
弾性複合繊維を提供するものである。更に、本発明は、
サイド−バイ−サイド構造を有する上記弾性複合繊維を
提供するものである。
【0009】また、本発明は、上記弾性複合繊維を具備
してなり、永久歪みが60%以下であり且つヒステリシ
ス比が6.0以下であることを特徴とする不織布を提供
するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、先ず本発明の弾性複合繊維
について更に詳細に説明する。本発明の弾性複合繊維
は、弾性ポリオレフィンと、該弾性ポリオレフィンとは
異なる他のポリオレフィンとを具備してなることを特徴
とする。
【0011】本発明の弾性複合繊維が含有する上記弾性
ポリオレフィンは、永久歪みが好ましくは50%以下、
更に好ましくは0〜30%であり且つヒステリシス比が
好ましくは5.0以下、更に好ましくは1.0〜3.5
である弾性ポリオレフィンである。上記永久歪みが50
%を超えるか又は上記ヒステリシス比が5.0を超える
と、得られる弾性複合繊維の巻縮性が低下する等、該弾
性複合繊維の弾性繊維としての伸縮性が低下するので好
ましくない。
【0012】尚、永久歪み及びヒステリシス比は、それ
ぞれ、下記の如くして測定されるものである。尚、弾性
ポリオレフィンの歪み及びヒステリシス比は、それぞれ
該弾性ポリオレフィンをシート状に形成したものを試料
として用い、測定したものである。 永久歪みの測定法;下記のヒステリシス比の測定法と同
様にして、試料を100%延伸した後初期のチャック間
距離とした際の試料の長さを測定し、100%延伸した
場合の初期長さ(初期のチャック間距離)に対する弛緩
できない長さ(初期長さよりも伸びて長くなった部分の
長さ)の割合(%)を求め、これを永久歪みとした。 ヒステリシス比の測定法;各試料の伸縮性を調べる為、
積算装置付伸長試験機を使って、ヒステリシス比を測定
した。即ち、上記弾性ポリオレフィンにより、幅25m
mの試料を作成し、該試料を上記試験機にチャック間距
離が100mmとなるように固定し、次いで、各試料を
300mm/minの速度で100%延伸して延伸曲線
を作成し、引き続き同じ速度で緩めてチャック間が初め
の長さになった所で緩めるのを止めて弛緩曲線を作成
し、各々延伸曲線下及び弛緩曲線下の面積を測定し、こ
れらを次式に代入して、ヒステリシス比を算出した。 ヒステリシス比=延伸曲線下の面積/弛緩曲線下の面積 ここで、真のエラストマーのヒステリシス比は、1.0
であるため、試料のヒステリシス比を測定した場合にヒ
ステリシス比が5未満の弾性ポリオレフィンを有する弾
性複合繊維が衛生品用の弾性材料として適している。
【0013】また、弾性ポリオレフィンは、その密度が
0.90g/cm3 以下であるのが好ましく、0.88
0〜0.860g/cm3 であるのが更に好ましい。上
記密度が0.90g/cm3 を超えると、引張強度およ
び風合い(フィット性)が低下するので、好ましくな
い。ここで、上記密度は、通常公知のポリマーの密度測
定と同様にして測定されるものである。
【0014】上記弾性ポリオレフィンとしては、上述の
如く、上記範囲内の永久歪みとヒステリシス比とを満足
し、更に上記密度を満足するものが好ましく、具体的に
は、シクロペンタジエニル錯体を触媒として用いて共重
合させてなるエチレン−α・オレフィン共重合体等が好
ましく挙げられる。
【0015】上記α−オレフィンとしては、例えばプロ
ピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1
−オクテン、1−ヘプテン、4−メチルペンテン−1、
4−メチルヘキセン−1、4−ジメチルペンテン−1、
オクタデセン、イソオクテン、イソオクタジエン、デカ
ジエン等の炭素数3〜20のα−オレフィンが挙げられ
るが、中でも1−ヘキセン、1−オクテン、1−ヘプテ
ン、4−メチルペンテン−1が好ましい。また、これら
のα−オレフィンは、エチレンに対し1種もしくは2種
以上を共重合させることができる。
【0016】また、上記α−オレフィンの共重合比率
は、共重合体全体中2〜60重量%であることが好まし
い。即ち、α−オレフィンの配合量をエチレンとα−オ
レフィンとの合計量に対して2〜60重量%として共重
合させるのが好ましい。上記共重合比率が、上記下限未
満又は上限を超えると、伸縮弾性が低くなる。
【0017】また、触媒として用いられる上記シクロペ
ンタジエニル錯体としては、次式(I)に示される化合
物等が挙げられる。 MLX ・・・(I) 〔式中、Mは、Zr、Ti、Hf、V、Nb、Taおよ
びCrからなる群から選ばれる遷移金属を示し、Lは、
該遷移金属に配位する配位子であり、シクロペンタジエ
ニル骨格を有する基を示し、炭素数1〜12のアルコキ
シ基、炭素数1〜12のアリ−ロキシ基、炭素数1〜1
2のトリアルキルシリル基、SO3 R基(ただしRはハ
ロゲンなどの置換基を有していてもよい炭素数1〜8の
炭化水素基)、ハロゲン原子または水素原子を示し、x
は上記遷移金属の原子価と同じ数である。但し、上記L
は、複数個配位している場合にはそれぞれ異なる基であ
っても良いが、少なくとも1つはシクロペンタジエニル
骨格を有する基である。即ち、上記xが1の場合には、
上記Lはシクロペンタジエニル骨格を有する基であり、
上記xが2以上の場合には、複数個の上記Lの内少なく
とも一つは、シクロペンタジエニル骨格を有する基であ
る。〕
【0018】上記のシクロペンタジエニル骨格を有する
基としては、たとえば、シクロペンタジエニル基、メチ
ルシクロペンタジエニル基、ジメチルシクロペンタジエ
ニル基、トリメチルシクロペンタジエニル基、テトラメ
チルシクロペンタジエニル基、ペンタメチルシクロペン
タジエニル基、エチルシクロペンタジエニル基、メチル
エチルシクロペンタジエニル基、プロピルシクロペンタ
ジエニル基、メチルプロピルシクロペンタジエニル基、
ブチルシクロペンタジエニル基、メチルブチルシクロペ
ンタジエニル基、ヘキシルシクロペンタジエニル基、な
どのアルキル置換シクロペンタジエニル基;あるいはイ
ンデニル基、4,5,6,7−テトラヒドロインデニル
基、フルオレニル基などを例示することができる。ま
た、これらの基は、ハロゲン原子、トリアルキルシリル
基などで置換されていてもよい。
【0019】上記のシクロペンタジエニル骨格を有する
基としては、上述の例示したものの中でも、アルキル置
換シクロペンタジエニル基が特に好ましい。
【0020】また、上記一般式(I)で表される化合物
が、シクロペンタジエニル骨格を有する基を2個以上含
む場合には、そのうち2個のシクロペンタジエニル骨格
を有する基同士は、エチレン、プロピレンなどのアルキ
レン基;イソプロピリデン、ジフェニルメチレンなどの
置換アルキレン基;シリレン基またはジメチルシリレン
基、ジフェニルシリレン基、メチルフェニルシリレン基
などの置換シリレン基などを介して結合されていてもよ
い。
【0021】また、上記の炭素数1〜12の炭化水素基
としては、アルキル基、シクロアルキル基、アリール
基、アラルキル基などが挙げられ、より具体的には、ア
ルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、
イソプロピル基、ブチル基などが例示され、シクロアル
キル基としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基
などが例示され、アリール基としては、フェニル基、ト
リル基などが例示され、アラルキル基としては、ベンジ
ル基、ネオフィル基などが例示される。また、アルコキ
シ基としては、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基な
どが例示され、アリーロキシ基としては、フェノキシ基
などが例示され、ハロゲン原子としては、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素などが例示される。
【0022】また、上記SO3 R基としては、p−トル
エンスルホナト基、メタンスルホナト基、トリフルオロ
メタンスルホナト基などが例示される。
【0023】このようなシクロペンタジエニル骨格を有
する基を含む化合物としては、例えば遷移金属の原子価
が4である場合、より具体的には下記式(II)で示され
る。
【0024】 R2 k 3 l 4 m 5 n M ・・・(II) 〔式中、Mは上記遷移金属であり、R2 は、シクロペン
タジエニル骨格を有する基(配位子)であり、R3 、R
4 およびR5 は、それぞれシクロペンタジエニル骨格を
有する基、アルキル基、シクロアルキル基、アリール
基、アラルキル基、アルコキシ基、アリーロキシ基、ト
リアルキルシリル基、SO3 R基、ハロゲン原子または
水素原子であり、kは1以上の整数であり、k+1+m
+n=4である。〕
【0025】また、本発明では上記式(II)において、R
2 、R3 、R4 およびR5 のうち少なくとも2個、例え
ばR2 及びR3 がシクロペンタジエニル骨格を有する基
(配位子)である化合物が好ましく用いられ、これらの
シクロペンタジエニル骨格を有する基(例えばR2 及び
3 )は、上述の如く結合されていてもよい。
【0026】以下に、Mがジルコニウムである上記シク
ロペンタジエニル錯体について具体的な化合物を例示す
る。ビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド、ビス
(インデニル)ジルコニウムジブロミド、ビス(インデ
ニル)ジルコニウムビス(p−トルエンスルホナト)ビ
ス4,5,6,7−テトラヒドロインデニル)ジルコニ
ウムジクロリド、ビス(フルオレニル)ジルコニウムジ
クロリド、エチレンビス(インデニル)ジルコニウムジ
クロリド、エチレンビス(インデニル)ジルコニウムジ
ブロミド、エチレンビス(インデニル)ジメチルジルコ
ニウム、エチレンビス(インデニル)ジフェニルジルコ
ニウム、エチレンビス(インデニル)メチルジルコニウ
ムモノクロリド、エチレンビス(インデニル)ジルコニ
ウムビス(メタンスルホナト)、エチレンビス(インデ
ニル)ジルコニウムビス(p−トルエンスルホナト)、
エチレンビス(インデニル)ジルコニウムビス(トリフ
ルオロメタンスルホナト)、エチレンビス(4,5,
6,7−テトラヒドロインデニル)ジルコニウムジクロ
リド、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル−フル
オレニル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン
(シクロペンタジエニル−メチルシクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリレンビス
(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ジ
メチルシリレンビス(メチルシクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムジクロリド、ジメチルシリレンビス(ジメチ
ルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ジ
メチルシリレンビス(トリメチルシクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリレンビス
(インデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリ
レンビス(インデニル)ジルコニウムビス(トリフルオ
ロメタンスルホナト)、ジメチルシリレンビス(4,
5,6,7−テトラヒドロインデニル)ジルコニウムジ
クロリド、ジメチルシリレンビス(シクロペンタジエニ
ル−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニ
ルシリレンビス(インデニル)ジルコニウムジクロリ
ド、メチルフェニルシリレンビス(インデニル)ジルコ
ニウムジクロリド、ビス(シクロペンタジエニル)ジル
コニウムジクロリド、ビス(シクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムジブロミド、ビス(シクロペンタジエニル)
メチルジルコニウムモノクロリド、ビス(シクロペンタ
ジエニル)エチルジルコニウムモノクロリド、ビス(シ
クロペンタジエニル)シクロヘキシルジルコニウムモノ
クロリド、ビス(シクロペンタジエニル)フェニルジル
コニウムモノクロリド、ビス(シクロペンタジエニル)
ベンジルジルコニウムモノクロリド、ビス(シクロペン
タジエニル)ジルコニウムモノクロリドモノハイドライ
ド、ビス(シクロペンタジエニル)メチルジルコニウム
モノハイドライド、ビス(シクロペンタジエニル)ジメ
チルジルコニウム、ビス(シクロペンタジエニル)ジフ
ェニルジルコニウム、ビス(シクロペンタジエニル)ジ
ベンジルジルコニウム、ビス(シクロペンタジエニル)
ジルコニウムメトキシクロリド、ビス(シクロペンタジ
エニル)ジルコニウムエトキシクロリド、ビス(シクロ
ペンタジエニル)ジルコニウムビス(メタンスルホナ
ト)、ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムビス
(p−トルエンスルホナト)、ビス(シクロペンタジエ
ニル)ジルコニウムビス(トリフルオロメタンスルホナ
ト)、ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド、ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)
ジルコニウムジクロリド、ビス(ジメチルシクロペンタ
ジエニル)ジルコニウムエトキシクロリド、ビス(ジメ
チルシクロペンタジエニル)ジルコニウムビス(トリフ
ルオロメタンスルホナト)、ビス(エチルシクロペンタ
ジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(メチルエチ
ルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビ
ス(プロピルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジク
ロリド、ビス(メチルプロピルシクロペンタジエニル)
ジルコニウムジクロリド、ビス(ブチルシクロペンタジ
エニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(メチルブチル
シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビス
(メチルブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムビ
ス(メタンスルホナト)、ビス(トリメチルシクロペン
タジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(テトラメ
チルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、
ビス(ペンタメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド、ビス(ヘキシルシクロペンタジエニル)
ジルコニウムジクロリド、ビス(トリメチルシリルシク
ロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド。
【0027】なお、上述の例示した化合物において、ジ
メチルシクロペンタジエニル等のシクロペンタジエニル
環の二置換体は1,2−および1,3−置換体を含み、
ジメチルシクロペンタジエニル等の三置換体は1,2,
3−および1,2,4−置換体を含む。またプロピル、
ブチルなどのアルキル基はn−、i−、sec−、te
rt−などの異性体を含む。また、上記シクロペンタジ
エニル錯体としては、上記Mがジルコニウムである上述
の化合物において、ジルコニウムを、チタン、ハフニウ
ム、バナジウム、ニオブ、タンタルまたはクロムに置換
した化合物も例示される。
【0028】また、上記シクロペンタジエニル錯体は、
その使用に際しては、単独又は混合物とし用いることが
できる。また、炭化水素あるいはハロゲン化炭化水素に
希釈して用いてもよい。また、本発明において上記シク
ロペンタジエニル錯体としては、中心の金属原子がジル
コニウムであり、少なくとも2個のシクロペンタジエニ
ル骨格を有する基を配位子としてジルコノセン化合物が
好ましく用いられる。
【0029】また、本発明におけるシクロペンタジエニ
ル錯体触媒としては、特開平4−253711号公報、
特開平4−279592号公報、特表平6−50358
5号公報、特開平3−188092号公報又は特開平2
−84407号公報に記載されている重合触媒を用いる
こともできる。
【0030】また、上記シクロペンタジエニル錯体に
は、助触媒を併用することもできる。この際用いること
ができる上記助触媒としては、通常のアルミノオキサン
化合物又は通常のメタセロン化合物と反応して安定なア
ニオンを形成する化合物等が挙げられる。
【0031】上記エチレン−α・オレフィン共重合体
は、上記シクロペンタジエニル錯体を用いた公知の方法
で容易に製造することができるが、具体的には、エチレ
ンとα−オレフィンとを、上記シクロペンタジエニル錯
体(又はこれを含む触媒系;以下、「触媒系」という場
合にはこれらを総称する)の存在下に、幅広い温度及び
圧力範囲において、溶液重合、スラリー重合などの液相
重合法、あるいは気相重合法により重合させることによ
って製造できる。特に、上記メシクロペンタジエニル錯
体と上記アルミノオキサン化合物とを併用して重合する
には、特開昭61−130314号公報、同60−35
006号公報、同60−35007号公報、同58−1
9309号公報、同60−35008号公報、特開平3
−163088号公報等に記載の方法に従って、また、
上記シクロペンタジエニル錯体及び該シクロペンタジエ
ニル錯体と反応して安定なアニオンを形成する化合物を
併用して重合するには、ヨーロッパ特許第277,00
4号明細書、国際公開WO92/01723号公報等に
記載されている高圧イオン重合法に従って、重合するこ
とができる。
【0032】また、本発明において上記弾性ポリオレフ
ィンと共に用いられる上記の他のポリオレフィンとして
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ1−ブテンお
よびこれらの変性物等が好ましく挙げられる。また、上
記の他のポリオレフィンの分子量は、1万〜100万で
あるのが好ましい。
【0033】本発明の弾性複合繊維における上記弾性ポ
リオレフィンと上記の他のポリオレフィンとの使用比率
は、上記弾性ポリオレフィン:上記の他のポリオレフィ
ン=40〜90:60〜10(重量比)であるのが好ま
しい。
【0034】また、上記弾性複合繊維の繊維長は、3〜
76mmであるのが好ましく、繊度は0.1〜30デニ
ールであるのが好ましい。
【0035】上記エチレン−α・オレフィン共重合体に
おけるエチレンとα−オレフィンとの配合割合は、エチ
レンが好ましくは40〜98重量%、α−オレフィンが
好ましくは60〜2重量%である。
【0036】上記エチレン−α・オレフィン共重合体
は、エチレンとα−オレフィンとを、シクロペンタジニ
エル錯体の存在下に、100〜3,000kg/c
2 、好ましくは300〜2,000kg/cm2 、1
25〜250℃、好ましくは150〜200℃の温度で
高圧イオン重合法により重合して、製造することができ
る。特に、上記シクロペンタジエニル錯体と上記アルミ
ノオキサン化合物とを併用して重合するには、特開昭6
1−130314号公報、同60−35006号公報、
同58−19309号公報、同60−35008号公
報、特開平3−163088号公報等に記載の方法に従
って、また、上記シクロペンタジエニル錯体及び該シク
ロペンタジエニル錯体と反応して安定なアニオンを形成
する化合物を併用して重合するには、ヨーロッパ特許第
277,004号明細書、国際公開WO92/0172
3号公報等に記載されている高圧イオン重合法に従っ
て、重合することができる。
【0037】また、上記エチレン−α・オレフィン共重
合体の分子量分布は、GPCで測定した重量平均分子量
と数平均分子量との比Mw/Mnが4以下であるのが好
ましく、2以下であるのが更に好ましい。また、エチレ
ン−α・オレフィン共重合体のMFR(JIS K−7
210;190℃、2.16kg荷重で測定)は、好ま
しくは0.01〜300g/10分、更に好ましくは
0.1〜150g/10分、特に好ましくは0.5〜3
0g/10分である。
【0038】次いで、本発明の弾性複合繊維の構造を、
図面を参照して説明する。ここで、図1〜図12は、そ
れぞれ、本発明の弾性複合繊維の第1〜第12の形態を
示す拡大幅方向断面図である。
【0039】図1に示す第1の形態の弾性複合繊維1
は、芯−鞘構造を有し、上記弾性ポリオレフィンを芯成
分1aとし、上記の他のポリオレフィンを鞘成分1bと
してなる繊維である。更に詳述すると、上記芯成分1a
及び上記鞘成分1bは共に円柱状であり、上記芯成分1
aは上記鞘成分1bのほぼ中央に位置している。上記弾
性複合繊維1において、上記芯成分1aの断面積と上記
鞘繊維1bの断面積との比は、40〜90:60〜10
とするのが好ましい。このような芯−鞘構造の繊維は、
通常公知の製造方法と同様にして製造することができ
る。
【0040】図2に示す第2の形態の弾性複合繊維2
は、サイド−バイ−サイド構造を有する繊維である。更
に詳述すると、上記弾性ポリオレフィンからなる弾性部
分2a及び上記他のポリオレフィンからなる非弾性部分
2bは、共に断面形状が半円形である。上記弾性複合繊
維2において、上記芯成分2aの断面積と上記鞘繊維2
bの断面積との比は、1:1である。このようなサイド
−バイ−サイド構造の繊維は、通常公知の製造方法と同
様にして製造することができる。
【0041】図3に示す第3の形態の弾性複合繊維3
は、図1に示す芯−鞘構造を有する繊維の変形例であ
り、3つの芯成分3aが、鞘成分3bのほぼ中央部に等
間隔で配されている。
【0042】図4に示す第4の形態の弾性複合繊維4
は、図1に示す芯−鞘構造を有する繊維の変形例であ
り、略楕円形状の芯成分4aが、鞘成分4bの側方に偏
寄している。
【0043】図5に示す第5の形態の弾性複合繊維5
は、図2に示すサイド−バイ−サイド構造を有する繊維
の変形例であり、略楕円形状の弾性部分5aが、非弾性
部分5bの側方に偏寄している。
【0044】図6に示す第6の形態の弾性複合繊維6
は、弾性部分6aにより円の面積が3分割されたような
形状となされており、結果として3つの非弾性領域6b
が形成されている。
【0045】図7に示す第7の形態の弾性複合繊維7
は、図6に示す繊維の変形例であり、弾性部分7aによ
り円の面積が6分割されたような形状となされており、
結果として6つの非弾性領域7bが形成されている。
【0046】図8に示す第8の形態の弾性複合繊維8
は、図6に示す繊維の変形例であり、幅広の弾性部分8
aにより円の面積が4分割されたような形状となされて
おり、結果として4つの小さな非弾性領域8bが形成さ
れている。
【0047】図9に示す第9の形態の弾性複合繊維9
は、弾性部分9aを芯とし、該弾性部分9aの周囲に襞
状の非弾性部分9bが凸設されている。尚、この形態に
おいては、該非弾性部分9bは該弾性部分9aの周囲に
て繊維の長手方向に対して螺旋状に設けられているのが
好ましい。
【0048】図10に示す第10の形態の弾性複合繊維
10は、図9に示す繊維の変形例であり、各辺が中心側
に向けて湾曲形成されてなる3角形状に弾性部分10a
が形成されており、該弾性部分10aの各頂点上に、円
筒状の非弾性部分10bが配されている。この形態にお
いても、該非弾性部分9bは該弾性部分9aの周囲にて
繊維の長手方向に対して螺旋状に設けられているのが好
ましい。
【0049】図11に示す第11の形態の弾性複合繊維
11は、いわゆる分割繊維であり、それぞれ断面形状が
円弧状の弾性部分11a及び非弾性部分11bが、交互
に同数配されており、全体として円筒状になされてい
る。
【0050】図12に示す第12の形態の弾性複合繊維
12は、いわゆる分割繊維であり、それぞれ断面形状が
線状の弾性部分11a及び非弾性部分11bが、交互に
配されており、全体として円筒状になされている。
【0051】また、上記弾性複合繊維は、その永久歪み
が好ましくは60%以下、更に好ましくは50%以下
(0〜50%)であり、且つヒステリシス比が好ましく
は6.0以下、更に好ましくは5.0以下(1.0〜
5.0)である。上記永久歪み及び上記ヒステリシス比
が、上記範囲を超えると、繊維の捲縮性が低下するなど
弾性繊維としての伸縮性が低下するので、好ましくな
い。
【0052】また、上記弾性複合繊維の繊度は、0.1
〜1000デニール(d)であるのが好ましく、短繊
維、長繊維及び連続繊維の何れの形態でもよい。
【0053】尚、上記永久歪み及び上記ヒステリシス比
は、下記の如くして測定した。 永久歪みの測定法;下記のヒステリシス比の測定法と同
様にして、試料を100%延伸した後初期のチャック間
距離とした際の試料の長さを測定し、100%延伸した
場合の初期長さ(初期のチャック間距離)に対する弛緩
できない長さ(初期長さよりも伸びて長くなった部分の
長さ)の割合(%)を求め、これを永久歪みとした。 ヒステリシス比の測定法;各試料の伸縮性を調べる為、
積算装置付伸長試験機を使って、ヒステリシス比を測定
した。JIS L1015およびL1096に基づき各
試料を試験機に固定し、次いで、各試料を300mm/
minの速度で100%延伸して延伸曲線を作成し、引
き続き同じ速度で緩めてチャック間が初めの長さになっ
た所で緩めるのを止めて弛緩曲線を作成し、各々延伸曲
線下及び弛緩曲線下の面積を測定し、これらを次式に代
入して、ヒステリシス比を算出した。 ヒステリシス比=延伸曲線下の面積/弛緩曲線下の面積
【0054】本発明の弾性複合繊維は、使い捨ておむつ
などの衛生品用の不織布、エラストマーフィルムとの複
合によりサイドパネル、腰部固定バンド、止着基材、生
理用ショーツ等の用途に有用である。
【0055】次いで、本発明の不織布について詳述す
る。本発明の不織布は、その構成繊維として、上記の本
発明の弾性複合繊維を具備することを特徴とする。
【0056】本発明の不織布は、上記弾性複合繊維のみ
により構成されていてもよいが、該弾性複合繊維と共に
他の繊維を含有させることもできる。上記の他の繊維を
用いる場合における本発明の不織布において、上記弾性
複合繊維の含有量は、40重量%以上とするのが好まし
い。この際用いられる上記の他の繊維としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、
アクリル、レーヨン、コットン、シルク、パルプ等一般
的な繊維等が用いられる。
【0057】上記不織布は、公知の不織布の製造方法に
準じて製造することができる。即ち、上記不織布は、上
記弾性複合繊維を用いて常法に準じて製造された通常の
不織布と略同様の繊維構造を有する不織布である。上記
の製造方法としては、具体的には例えば、繊維の紡糸段
階でシート化する方法である、スパンボンド法、メルト
ブローン法、フラッシュ紡糸法等があげられる。また、
上記弾性複合繊維として、ショートファイバーを用いる
場合には、カード法によるウエブを熱接着する方法、水
流交絡によるスパンレース法、ニードルパンチ法や、乾
式パルプの製造方法等のエアーで分散し、熱接着させる
方法等を用いることができる。
【0058】また、本発明の不織布は、その永久歪みが
好ましくは60%以下、更に好ましくは50%以下(0
〜50%)であり、且つヒステリシス比が好ましくは
6.0以下、更に好ましくは5.0以下(1.0〜5.
0)である。上記永久歪み及び上記ヒステリシス比が、
上記範囲を超えると、伸縮弾性が低く、フィット性を要
求される吸収性物品等の物品として好適でなくなる場合
があるので好ましくない。尚、上記永久歪み及び上記ヒ
ステリシス比は、上記の弾性複合繊維の永久歪み及びヒ
ステリシス比と同様にして測定することができる。
【0059】本発明の不織布は、使い捨ておむつの裏面
シート等各種吸収性物品の各種部材、止着部材、生理用
ショーツ、シップ等貼布材、一般衣料用部材、素材等に
用いることができる。
【0060】
【実施例】以下、実施例により本発明の不織布について
更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。
【0061】〔実施例1〕メルトインデックスMI(M
FR)=15g/10minで形成した密度ρ=0.8
7g/cm3 のエチレン−1−オクテン共重合体(永久
歪み20%、ヒステリシス比2.2)を芯成分1aとし
て用い、メルトインデックスMI=15g/10min
で形成した密度ρ=0.95g/cm3 の高密度ポリエ
チレンを鞘成分1bとして用いて、図1に示す第1の形
態の弾性複合繊維1を製造した。尚、上記芯成分1aの
断面積と上記鞘繊維1bの断面積との比は80:20で
あり、繊度2d×長さ51mmであった。また、永久歪
みは、30%であり、ヒステリシス比は3.0であっ
た。そして、該弾性複合繊維100%から成るカードウ
ェッブを作り、該カードウェッブを、エンボス率が10
面積%であり且つ表面温度が138℃であるロールに5
m/minで通し、坪量25g/m2 の不織布を得た。
得られた不織布の永久歪みは28%であり、ヒステリシ
ス比は3.2であり、厚さ0.7mmで通常のポリエチ
レン不織布と同様に滑らかで良好な風合いを得た。
【0062】〔実施例2〕メルトインデックスMI=1
5g/10minで形成した密度ρ=0.87g/cm
3 のエチレン−1−オクテン共重合体(永久歪み20
%、ヒステリシス比2.2)を弾性成分5aとして用
い、メルトインデックスMI=15g/10minで形
成した密度ρ=0.95g/cm3 の高密度ポリエチレ
ンを非弾性成分5bとして用いて、図5に示す第5の形
態の弾性複合繊維5を製造した。得られた弾性複合繊維
における、上記弾性成分5aの断面積と上記非弾性成分
5bの断面積との比は70:30であった。尚、繊度2
d×長さ51mmであり、また、永久歪みは、35%で
あり、ヒステリシス比は3.2であった。得られた弾性
複合繊維を実施例1と同様に処理して、坪量35g/m
2 の不織布を製造した。得られた不織布の永久歪みは2
1%であり、ヒステリシス比は2.6であり、厚さ1.
1mmで、風合いに優れ、伸縮性の良好なものであっ
た。
【0063】
【発明の効果】本発明の弾性複合材料は、加工性に優
れ、また、各成分間の接着性も良好なものである。ま
た、本発明の不織布は、伸縮性に優れ、低刺激性で風合
いが良好なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の弾性複合繊維の第1の形態を
示す拡大幅方向断面図である。
【図2】図2は、本発明の弾性複合繊維の第2の形態を
示す拡大幅方向断面図である。
【図3】図3は、本発明の弾性複合繊維の第3の形態を
示す拡大幅方向断面図である。
【図4】図4は、本発明の弾性複合繊維の第4の形態を
示す拡大幅方向断面図である。
【図5】図5は、本発明の弾性複合繊維の第5の形態を
示す拡大幅方向断面図である。
【図6】図6は、本発明の弾性複合繊維の第6の形態を
示す拡大幅方向断面図である。
【図7】図7は、本発明の弾性複合繊維の第7の形態を
示す拡大幅方向断面図である。
【図8】図8は、本発明の弾性複合繊維の第8の形態を
示す拡大幅方向断面図である。
【図9】図9は、本発明の弾性複合繊維の第9の形態を
示す拡大幅方向断面図である。
【図10】図10は、本発明の弾性複合繊維の第10の
形態を示す拡大幅方向断面図である。
【図11】図11は、本発明の弾性複合繊維の第11の
形態を示す拡大幅方向断面図である。
【図12】図12は、本発明の弾性複合繊維の第12の
形態を示す拡大幅方向断面図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性ポリオレフィンと、該弾性ポリオレ
    フィンとは異なる他のポリオレフィンとを具備してなる
    ことを特徴とする弾性複合繊維。
  2. 【請求項2】 弾性ポリオレフィンは、その永久歪みが
    50%以下であり且つヒステリシス比が5.0以下であ
    る請求項1記載の弾性複合繊維。
  3. 【請求項3】 弾性ポリオレフィンは、その密度が0.
    90g/cm3 以下である請求項1記載の弾性複合繊
    維。
  4. 【請求項4】 上記弾性複合繊維は、その永久歪みが6
    0%以下であり且つヒステリシス比が6.0以下である
    請求項1記載の弾性複合繊維。
  5. 【請求項5】 上記弾性ポリオレフィンが、シクロペン
    タジエニル錯体を触媒として用いて共重合させてなるエ
    チレン−α・オレフィン共重合体であることを特徴とす
    る請求項1記載の弾性複合繊維。
  6. 【請求項6】 芯−鞘構造を有し、上記弾性ポリオレフ
    ィンを芯成分とし、上記の他のポリオレフィンを鞘成分
    としてなることを特徴とする請求項1記載の弾性複合繊
    維。
  7. 【請求項7】 サイド−バイ−サイド構造を有すること
    を特徴とする請求項1記載の弾性複合繊維。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の弾性複合繊維を具備して
    なり、永久歪みが60%以下であり且つヒステリシス比
    が6.0以下であることを特徴とする不織布。
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