JPH09294772A - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ

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JPH09294772A
JPH09294772A JP8109260A JP10926096A JPH09294772A JP H09294772 A JPH09294772 A JP H09294772A JP 8109260 A JP8109260 A JP 8109260A JP 10926096 A JP10926096 A JP 10926096A JP H09294772 A JPH09294772 A JP H09294772A
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JP
Japan
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elastic
bis
polyolefin
cyclopentadienyl
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JP8109260A
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Shinya Sato
信也 佐藤
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィット性に優れ、皮膚刺激性が低く、成形
加工性に優れた使い捨ておむつを提供すること。 【解決手段】 液透過性の表面シート102、液不透過
性の裏面シート103及び両シート102、103間に
介在された液保持性の吸収体104を具備し、背側部B
の左右両側縁部に、一対のおむつ止着用のファスニング
テープ110が配された展開型の使い捨ておむつ1にお
いて、上記ファスニングテープ110は、弾性ポリオレ
フィンと、該弾性ポリオレフィンとは異なる他のポリオ
レフィンとを具備してなる弾性複合繊維を含有してな
り、永久歪みが60%以下であり且つヒステリシス比が
6.0以下である不織布を具備してなることを特徴とす
る使い捨ておむつ101。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィット性に優
れ、皮膚刺激性が低く、成形加工性の良い使い捨ておむ
つに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明の解決しようとする課題】従来よ
り、使い捨ておむつとしては、液透過性の表面シート、
液不透過性の裏面シート及び両シート間に介在された液
保持性の吸収体を具備し、背側部の左右両側縁部に、一
対のおむつ止着用のファスニングテープが配されたもの
が、広く用いられている。そして、最近においては、お
むつのフィット性と漏れ防止性とを更に向上させるため
に、上記ファスニングテープ自体に弾性伸縮性をもたせ
ることが提案されている。
【0003】しかし、ファスニングテープ弾性伸縮性を
付与する場合、通常のゴム等によりファスニングテープ
を形成していたため、装着中に該ファスニングテープが
装着者の皮膚に当たり、装着者の皮膚が刺激される等の
問題があった。また、上記の通常のゴムでは、成形加工
性が悪く、生産性に劣るという問題もあった。
【0004】従って、本発明の目的は、フィット性に優
れ、皮膚刺激性が低く、成形加工性に優れた使い捨てお
むつを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
の解消すべく鋭意検討した結果、特定の共重合体により
形成したファスニングテープを有する使い捨ておむつが
上記目的を達成しうることを知見した。
【0006】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
ので、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート
及び両シート間に介在された液保持性の吸収体を具備
し、背側部の左右両側縁部に、一対のおむつ止着用のフ
ァスニングテープが配された展開型の使い捨ておむつに
おいて、上記ファスニングテープは、弾性ポリオレフィ
ンと、該弾性ポリオレフィンとは異なる他のポリオレフ
ィンとを具備してなる弾性複合繊維を含有してなり、永
久歪みが60%以下であり且つヒステリシス比が6.0
以下である不織布を具備してなることを特徴とする使い
捨ておむつを提供するものである。
【0007】また、本発明は、上記ファスニングテープ
は、その係止手段として機械的ファスナーの凸部材又は
凹部材を具備する上記使い捨ておむつを提供するもので
ある。また、本発明は、上記ファスニングテープは、エ
ラストマーフィルムと、該エラストマーフィルムの少な
くとも片面側に積層された上記不織布とからなる積層シ
ートを用いて形成されている上記使い捨ておむつを提供
するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の使い捨ておむつに
ついて更に詳細に説明する。本発明の使い捨ておむつ
は、ファスニングテープが特定の不織布を具備してなる
ことを特徴とする。
【0009】本発明において用いられる上記の特定の不
織布は、特定の弾性複合繊維を具備してなり、特定の永
久歪み及び特定のヒステリシス比を有するものである。
【0010】上記不織布の具備する上記の特定の弾性複
合繊維は、弾性ポリオレフィンと、該弾性ポリオレフィ
ンとは異なる他のポリオレフィンとを具備してなるもの
である。
【0011】上記弾性複合繊維が含有する上記弾性ポリ
オレフィンは、永久歪みが好ましくは50%以下、更に
好ましくは0〜30%であり且つヒステリシス比が好ま
しくは5.0以下、更に好ましくは1.0〜3.5であ
る弾性ポリオレフィンである。上記永久歪みが50%を
超えるか又は上記ヒステリシス比が5.0を超えると、
得られる弾性複合繊維の巻縮性が低下する等、該弾性複
合繊維の弾性繊維としての伸縮性が低下するので好まし
くない。
【0012】尚、永久歪み及びヒステリシス比は、それ
ぞれ、下記の如くして測定されるものである。尚、弾性
ポリオレフィンの歪み及びヒステリシス比は、それぞれ
該弾性ポリオレフィンをシート状に形成したものを試料
として用い、測定したものである。 永久歪みの測定法;下記のヒステリシス比の測定法と同
様にして、試料を100%延伸した後初期のチャック間
距離とした際の試料の長さを測定し、100%延伸した
場合の初期長さ(初期のチャック間距離)に対する弛緩
できない長さ(初期長さよりも伸びて長くなった部分の
長さ)の割合(%)を求め、これを永久歪みとした。 ヒステリシス比の測定法;各試料の伸縮性を調べる為、
積算装置付伸長試験機を使って、ヒステリシス比を測定
した。即ち、上記弾性ポリオレフィンにより、幅25m
mの試料を作成し、該試料を上記試験機にチャック間距
離が100mmとなるように固定し、次いで、各試料を
300mm/minの速度で100%延伸して延伸曲線
を作成し、引き続き同じ速度で緩めてチャック間が初め
の長さになった所で緩めるのを止めて弛緩曲線を作成
し、各々延伸曲線下及び弛緩曲線下の面積を測定し、こ
れらを次式に代入して、ヒステリシス比を算出した。 ヒステリシス比=延伸曲線下の面積/弛緩曲線下の面積 ここで、真のエラストマーのヒステリシス比は、1.0
であるため、試料のヒステリシス比を測定した場合にヒ
ステリシス比が5未満の弾性ポリオレフィンを有する弾
性複合繊維が衛生品用の弾性材料として適している。
【0013】また、弾性ポリオレフィンは、その密度が
0.90g/cm3 以下であるのが好ましく、0.88
0〜0.860g/cm3 であるのが更に好ましい。上
記密度が0.90g/cm3 を超えると、引張強度およ
び風合い(フィット性)が低下するので、好ましくな
い。ここで、上記密度は、通常公知のポリマーの密度測
定と同様にして測定されるものである。
【0014】上記弾性ポリオレフィンとしては、上述の
如く、上記範囲内の永久歪みとヒステリシス比とを満足
し、更に上記密度を満足するものが好ましく、具体的に
は、シクロペンタジエニル錯体を触媒として用いて共重
合させてなるエチレン−α・オレフィン共重合体等が好
ましく挙げられる。
【0015】上記α−オレフィンとしては、例えばプロ
ピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1
−オクテン、1−ヘプテン、4−メチルペンテン−1、
4−メチルヘキセン−1、4−ジメチルペンテン−1、
オクタデセン、イソオクテン、イソオクタジエン、デカ
ジエン等の炭素数3〜20のα−オレフィンが挙げられ
るが、中でも1−ヘキセン、1−オクテン、1−ヘプテ
ン、4−メチルペンテン−1が好ましい。また、これら
のα−オレフィンは、エチレンに対し1種もしくは2種
以上を共重合させることができる。
【0016】また、上記α−オレフィンの共重合比率
は、共重合体全体中2〜60重量%であることが好まし
い。即ち、α−オレフィンの配合量をエチレンとα−オ
レフィンとの合計量に対して2〜60重量%として共重
合させるのが好ましい。上記共重合比率が、上記下限未
満又は上限を超えると、伸縮弾性が低くなる。
【0017】また、触媒として用いられる上記シクロペ
ンタジエニル錯体としては、次式(I)に示される化合
物等が挙げられる。 MLX ・・・(I) 〔式中、Mは、Zr、Ti、Hf、V、Nb、Taおよ
びCrからなる群から選ばれる遷移金属を示し、Lは、
該遷移金属に配位する配位子であり、シクロペンタジエ
ニル骨格を有する基を示し、炭素数1〜12のアルコキ
シ基、炭素数1〜12のアリ−ロキシ基、炭素数1〜1
2のトリアルキルシリル基、SO3 R基(ただしRはハ
ロゲンなどの置換基を有していてもよい炭素数1〜8の
炭化水素基)、ハロゲン原子または水素原子を示し、x
は上記遷移金属の原子価と同じ数である。但し、上記L
は、複数個配位している場合にはそれぞれ異なる基であ
っても良いが、少なくとも1つはシクロペンタジエニル
骨格を有する基である。即ち、上記xが1の場合には、
上記Lはシクロペンタジエニル骨格を有する基であり、
上記xが2以上の場合には、複数個の上記Lの内少なく
とも一つは、シクロペンタジエニル骨格を有する基であ
る。〕
【0018】上記のシクロペンタジエニル骨格を有する
基としては、たとえば、シクロペンタジエニル基、メチ
ルシクロペンタジエニル基、ジメチルシクロペンタジエ
ニル基、トリメチルシクロペンタジエニル基、テトラメ
チルシクロペンタジエニル基、ペンタメチルシクロペン
タジエニル基、エチルシクロペンタジエニル基、メチル
エチルシクロペンタジエニル基、プロピルシクロペンタ
ジエニル基、メチルプロピルシクロペンタジエニル基、
ブチルシクロペンタジエニル基、メチルブチルシクロペ
ンタジエニル基、ヘキシルシクロペンタジエニル基、な
どのアルキル置換シクロペンタジエニル基;あるいはイ
ンデニル基、4,5,6,7−テトラヒドロインデニル
基、フルオレニル基などを例示することができる。ま
た、これらの基は、ハロゲン原子、トリアルキルシリル
基などで置換されていてもよい。
【0019】上記のシクロペンタジエニル骨格を有する
基としては、上述の例示したものの中でも、アルキル置
換シクロペンタジエニル基が特に好ましい。
【0020】また、上記一般式(I)で表される化合物
が、シクロペンタジエニル骨格を有する基を2個以上含
む場合には、そのうち2個のシクロペンタジエニル骨格
を有する基同士は、エチレン、プロピレンなどのアルキ
レン基;イソプロピリデン、ジフェニルメチレンなどの
置換アルキレン基;シリレン基またはジメチルシリレン
基、ジフェニルシリレン基、メチルフェニルシリレン基
などの置換シリレン基などを介して結合されていてもよ
い。
【0021】また、上記の炭素数1〜12の炭化水素基
としては、アルキル基、シクロアルキル基、アリール
基、アラルキル基などが挙げられ、より具体的には、ア
ルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、
イソプロピル基、ブチル基などが例示され、シクロアル
キル基としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基
などが例示され、アリール基としては、フェニル基、ト
リル基などが例示され、アラルキル基としては、ベンジ
ル基、ネオフィル基などが例示される。また、アルコキ
シ基としては、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基な
どが例示され、アリーロキシ基としては、フェノキシ基
などが例示され、ハロゲン原子としては、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素などが例示される。
【0022】また、上記SO3 R基としては、p−トル
エンスルホナト基、メタンスルホナト基、トリフルオロ
メタンスルホナト基などが例示される。
【0023】このようなシクロペンタジエニル骨格を有
する基を含む化合物としては、例えば遷移金属の原子価
が4である場合、より具体的には下記式(II)で示され
る。
【0024】 R2 k 3 l 4 m 5 n M ・・・(II) 〔式中、Mは上記遷移金属であり、R2 は、シクロペン
タジエニル骨格を有する基(配位子)であり、R3 、R
4 およびR5 は、それぞれシクロペンタジエニル骨格を
有する基、アルキル基、シクロアルキル基、アリール
基、アラルキル基、アルコキシ基、アリーロキシ基、ト
リアルキルシリル基、SO3 R基、ハロゲン原子または
水素原子であり、kは1以上の整数であり、k+1+m
+n=4である。〕
【0025】また、本発明では上記式(II)において、R
2 、R3 、R4 およびR5 のうち少なくとも2個、例え
ばR2 及びR3 がシクロペンタジエニル骨格を有する基
(配位子)である化合物が好ましく用いられ、これらの
シクロペンタジエニル骨格を有する基(例えばR2 及び
3 )は、上述の如く結合されていてもよい。
【0026】以下に、Mがジルコニウムである上記シク
ロペンタジエニル錯体について具体的な化合物を例示す
る。ビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド、ビス
(インデニル)ジルコニウムジブロミド、ビス(インデ
ニル)ジルコニウムビス(p−トルエンスルホナト)ビ
ス4,5,6,7−テトラヒドロインデニル)ジルコニ
ウムジクロリド、ビス(フルオレニル)ジルコニウムジ
クロリド、エチレンビス(インデニル)ジルコニウムジ
クロリド、エチレンビス(インデニル)ジルコニウムジ
ブロミド、エチレンビス(インデニル)ジメチルジルコ
ニウム、エチレンビス(インデニル)ジフェニルジルコ
ニウム、エチレンビス(インデニル)メチルジルコニウ
ムモノクロリド、エチレンビス(インデニル)ジルコニ
ウムビス(メタンスルホナト)、エチレンビス(インデ
ニル)ジルコニウムビス(p−トルエンスルホナト)、
エチレンビス(インデニル)ジルコニウムビス(トリフ
ルオロメタンスルホナト)、エチレンビス(4,5,
6,7−テトラヒドロインデニル)ジルコニウムジクロ
リド、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル−フル
オレニル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン
(シクロペンタジエニル−メチルシクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリレンビス
(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ジ
メチルシリレンビス(メチルシクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムジクロリド、ジメチルシリレンビス(ジメチ
ルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ジ
メチルシリレンビス(トリメチルシクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリレンビス
(インデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリ
レンビス(インデニル)ジルコニウムビス(トリフルオ
ロメタンスルホナト)、ジメチルシリレンビス(4,
5,6,7−テトラヒドロインデニル)ジルコニウムジ
クロリド、ジメチルシリレンビス(シクロペンタジエニ
ル−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニ
ルシリレンビス(インデニル)ジルコニウムジクロリ
ド、メチルフェニルシリレンビス(インデニル)ジルコ
ニウムジクロリド、ビス(シクロペンタジエニル)ジル
コニウムジクロリド、ビス(シクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムジブロミド、ビス(シクロペンタジエニル)
メチルジルコニウムモノクロリド、ビス(シクロペンタ
ジエニル)エチルジルコニウムモノクロリド、ビス(シ
クロペンタジエニル)シクロヘキシルジルコニウムモノ
クロリド、ビス(シクロペンタジエニル)フェニルジル
コニウムモノクロリド、ビス(シクロペンタジエニル)
ベンジルジルコニウムモノクロリド、ビス(シクロペン
タジエニル)ジルコニウムモノクロリドモノハイドライ
ド、ビス(シクロペンタジエニル)メチルジルコニウム
モノハイドライド、ビス(シクロペンタジエニル)ジメ
チルジルコニウム、ビス(シクロペンタジエニル)ジフ
ェニルジルコニウム、ビス(シクロペンタジエニル)ジ
ベンジルジルコニウム、ビス(シクロペンタジエニル)
ジルコニウムメトキシクロリド、ビス(シクロペンタジ
エニル)ジルコニウムエトキシクロリド、ビス(シクロ
ペンタジエニル)ジルコニウムビス(メタンスルホナ
ト)、ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムビス
(p−トルエンスルホナト)、ビス(シクロペンタジエ
ニル)ジルコニウムビス(トリフルオロメタンスルホナ
ト)、ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド、ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)
ジルコニウムジクロリド、ビス(ジメチルシクロペンタ
ジエニル)ジルコニウムエトキシクロリド、ビス(ジメ
チルシクロペンタジエニル)ジルコニウムビス(トリフ
ルオロメタンスルホナト)、ビス(エチルシクロペンタ
ジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(メチルエチ
ルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビ
ス(プロピルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジク
ロリド、ビス(メチルプロピルシクロペンタジエニル)
ジルコニウムジクロリド、ビス(ブチルシクロペンタジ
エニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(メチルブチル
シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビス
(メチルブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムビ
ス(メタンスルホナト)、ビス(トリメチルシクロペン
タジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(テトラメ
チルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、
ビス(ペンタメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド、ビス(ヘキシルシクロペンタジエニル)
ジルコニウムジクロリド、ビス(トリメチルシリルシク
ロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド。
【0027】なお、上述の例示した化合物において、ジ
メチルシクロペンタジエニル等のシクロペンタジエニル
環の二置換体は1,2−および1,3−置換体を含み、
ジメチルシクロペンタジエニル等の三置換体は1,2,
3−および1,2,4−置換体を含む。またプロピル、
ブチルなどのアルキル基はn−、i−、sec−、te
rt−などの異性体を含む。また、上記シクロペンタジ
エニル錯体としては、上記Mがジルコニウムである上述
の化合物において、ジルコニウムを、チタン、ハフニウ
ム、バナジウム、ニオブ、タンタルまたはクロムに置換
した化合物も例示される。
【0028】また、上記シクロペンタジエニル錯体は、
その使用に際しては、単独又は混合物とし用いることが
できる。また、炭化水素あるいはハロゲン化炭化水素に
希釈して用いてもよい。また、本発明において上記シク
ロペンタジエニル錯体としては、中心の金属原子がジル
コニウムであり、少なくとも2個のシクロペンタジエニ
ル骨格を有する基を配位子としてジルコノセン化合物が
好ましく用いられる。
【0029】また、本発明におけるシクロペンタジエニ
ル錯体触媒としては、特開平4−253711号公報、
特開平4−279592号公報、特表平6−50358
5号公報、特開平3−188092号公報又は特開平2
−84407号公報に記載されている重合触媒を用いる
こともできる。
【0030】また、上記シクロペンタジエニル錯体に
は、助触媒を併用することもできる。この際用いること
ができる上記助触媒としては、通常のアルミノオキサン
化合物又は通常のメタセロン化合物と反応して安定なア
ニオンを形成する化合物等が挙げられる。
【0031】上記エチレン−α・オレフィン共重合体
は、上記シクロペンタジエニル錯体を用いた公知の方法
で容易に製造することができるが、具体的には、エチレ
ンとα−オレフィンとを、上記シクロペンタジエニル錯
体(又はこれを含む触媒系;以下、「触媒系」という場
合にはこれらを総称する)の存在下に、幅広い温度及び
圧力範囲において、溶液重合、スラリー重合などの液相
重合法、あるいは気相重合法により重合させることによ
って製造できる。特に、上記メシクロペンタジエニル錯
体と上記アルミノオキサン化合物とを併用して重合する
には、特開昭61−130314号公報、同60−35
006号公報、同60−35007号公報、同58−1
9309号公報、同60−35008号公報、特開平3
−163088号公報等に記載の方法に従って、また、
上記シクロペンタジエニル錯体及び該シクロペンタジエ
ニル錯体と反応して安定なアニオンを形成する化合物を
併用して重合するには、ヨーロッパ特許第277,00
4号明細書、国際公開WO92/01723号公報等に
記載されている高圧イオン重合法に従って、重合するこ
とができる。
【0032】また、上記エチレン−α・オレフィン共重
合体の分子量分布は、GPCで測定した重量平均分子量
と数平均分子量との比Mw/Mnが4以下であるのが好
ましく、2以下であるのが更に好ましい。また、エチレ
ン−α・オレフィン共重合体のMFR(JIS K−7
210;190℃、2.16kg荷重で測定)は、好ま
しくは0.01〜300g/10分、更に好ましくは
0.1〜150g/10分、特に好ましくは0.5〜3
0g/10分である。
【0033】また、本発明において上記弾性ポリオレフ
ィンと共に用いられる上記の他のポリオレフィンとして
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ1−ブテンお
よびこれらの変性物等が好ましく挙げられる。また、上
記の他のポリオレフィンの分子量は、1万〜100万で
あるのが好ましい。
【0034】上記弾性複合繊維における上記弾性ポリオ
レフィンと上記の他のポリオレフィンとの使用比率は、
上記弾性ポリオレフィン:上記の他のポリオレフィン=
40〜90:60〜10(重量比)であるのが好まし
い。
【0035】また、上記弾性複合繊維の繊維長は、3〜
76mmであるのが好ましく、繊度は0.1〜30デニ
ールであるのが好ましい。
【0036】次いで、上記弾性複合繊維の構造を、図面
を参照して説明する。ここで、図1〜図12は、それぞ
れ、上記弾性複合繊維の第1〜第12の形態を示す拡大
幅方向断面図である。
【0037】図1に示す第1の形態の弾性複合繊維1
は、芯−鞘構造を有し、上記弾性ポリオレフィンを芯成
分1aとし、上記の他のポリオレフィンを鞘成分1bと
してなる繊維である。更に詳述すると、上記芯成分1a
及び上記鞘成分1bは共に円柱状であり、上記芯成分1
aは上記鞘成分1bのほぼ中央に位置している。上記弾
性複合繊維1において、上記芯成分1aの断面積と上記
鞘繊維1bの断面積との比は、40〜90:60〜10
とするのが好ましい。このような芯−鞘構造の繊維は、
通常公知の製造方法と同様にして製造することができ
る。
【0038】図2に示す第2の形態の弾性複合繊維2
は、サイド−バイ−サイド構造を有する繊維である。更
に詳述すると、上記弾性ポリオレフィンからなる弾性部
分2a及び上記他のポリオレフィンからなる非弾性部分
2bは、共に断面形状が半円形である。上記弾性複合繊
維2において、上記芯成分2aの断面積と上記鞘繊維2
bの断面積との比は、1:1である。このようなサイド
−バイ−サイド構造の繊維は、通常公知の製造方法と同
様にして製造することができる。
【0039】図3に示す第3の形態の弾性複合繊維3
は、図1に示す芯−鞘構造を有する繊維の変形例であ
り、3つの芯成分3aが、鞘成分3bのほぼ中央部に等
間隔で配されている。
【0040】図4に示す第4の形態の弾性複合繊維4
は、図13に示す芯−鞘構造を有する繊維の変形例であ
り、略楕円形状の芯成分4aが、鞘成分4bの側方に偏
寄している。
【0041】図5に示す第5の形態の弾性複合繊維5
は、図2に示すサイド−バイ−サイド構造を有する繊維
の変形例であり、略楕円形状の弾性部分5aが、非弾性
部分5bの側方に偏寄している。
【0042】図6に示す第6の形態の弾性複合繊維6
は、弾性部分6aにより円の面積が3分割されたような
形状となされており、結果として3つの非弾性領域6b
が形成されている。
【0043】図7に示す第7の形態の弾性複合繊維7
は、図6に示す繊維の変形例であり、弾性部分7aによ
り円の面積が6分割されたような形状となされており、
結果として6つの非弾性領域7bが形成されている。
【0044】図8に示す第8の形態の弾性複合繊維8
は、図6に示す繊維の変形例であり、幅広の弾性部分8
aにより円の面積が4分割されたような形状となされて
おり、結果として4つの小さな非弾性領域8bが形成さ
れている。
【0045】図9に示す第9の形態の弾性複合繊維9
は、弾性部分9aを芯とし、該弾性部分9aの周囲に襞
状の非弾性部分9bが凸設されている。尚、この形態に
おいては、該非弾性部分9bは該弾性部分9aの周囲に
て繊維の長手方向に対して螺旋状に設けられているのが
好ましい。
【0046】図10に示す第10の形態の弾性複合繊維
10は、図9に示す繊維の変形例であり、各辺が中心側
に向けて湾曲形成されてなる3角形状に弾性部分10a
が形成されており、該弾性部分10aの各頂点上に、円
筒状の非弾性部分10bが配されている。この形態にお
いても、該非弾性部分10bは該弾性部分10aの周囲
にて繊維の長手方向に対して螺旋状に設けられているの
が好ましい。
【0047】図11に示す第11の形態の弾性複合繊維
11は、いわゆる分割繊維であり、それぞれ断面形状が
円弧状の弾性部分11a及び非弾性部分11bが、交互
に同数配されており、全体として円筒状になされてい
る。
【0048】図12に示す第12の形態の弾性複合繊維
12は、いわゆる分割繊維であり、それぞれ断面形状が
線状の弾性部分12a及び非弾性部分12bが、交互に
配されており、全体として円筒状になされている。
【0049】また、上記弾性複合繊維は、その永久歪み
が好ましくは60%以下、更に好ましくは50%以下
(0〜50%)であり且つヒステリシス比が好ましくは
6.0以下、更に好ましくは5.0以下(1.0〜5.
0)である。上記永久歪み及び上記ヒステリシス比が、
上記範囲を超えると、繊維の捲縮性が低下するなど弾性
繊維としての伸縮性が低下するので、好ましくない。
【0050】尚、上記永久歪み及び上記ヒステリシス比
は、下記の如くして測定した。 永久歪みの測定法;下記のヒステリシス比の測定法と同
様にして、試料を100%延伸した後初期のチャック間
距離とした際の試料の長さを測定し、100%延伸した
場合の初期長さ(初期のチャック間距離)に対する弛緩
できない長さ(初期長さよりも伸びて長くなった部分の
長さ)の割合(%)を求め、これを永久歪みとした。 ヒステリシス比の測定法;各試料の伸縮性を調べる為、
積算装置付伸長試験機を使って、ヒステリシス比を測定
した。JIS L1015およびL1096に基づき各
試料を試験機に固定し、次いで、各試料を300mm/
minの速度で100%延伸して延伸曲線を作成し、引
き続き同じ速度で緩めてチャック間が初めの長さになっ
た所で緩めるのを止めて弛緩曲線を作成し、各々延伸曲
線下及び弛緩曲線下の面積を測定し、これらを次式に代
入して、ヒステリシス比を算出した。 ヒステリシス比=延伸曲線下の面積/弛緩曲線下の面積
【0051】そして、上記不織布は、上記弾性複合繊維
のみにより構成されていてもよいが、該弾性複合繊維と
共に他の繊維を含有させることもできる。上記の他の繊
維を用いる場合における上記不織布において、上記弾性
複合繊維の含有量は、40重量%以上とするのが好まし
い。この際用いられる上記の他の繊維としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、
アクリル、レーヨン、コットン、シルク、パルプ等一般
的な繊維等が用いられる。
【0052】また、上記不織布は、その永久歪みが60
%以下、更に好ましくは50%以下(0〜50%)であ
り且つヒステリシス比が6.0以下、更に好ましくは
5.0以下(0〜5.0)である。上記永久歪み及び上
記ヒステリシス比が、上記範囲を超えると、おむつのフ
ァスニングテープとしてのフィット性が低下する。尚、
上記永久歪み及び上記ヒステリシス比は、上記の弾性複
合繊維の永久歪み及びヒステリシス比と同様にして測定
することができる。
【0053】また、本発明においては、上記不織布を、
エラストマーフィルムと積層させた積層シートを用いる
こともでき、この際、該不織布は、該エラストマーフィ
ルムの片面若しくは両面に積層することができる。即
ち、本発明において、ファスニングテープは、エラスト
マーフィルムと、該エラストマーフィルムの少なくとも
片面に積層された上記不織布との積層シートを用いて形
成することもできる。このような積層シートとすること
により、上記不織布の伸縮特性(永久歪み、ヒステリシ
ス比)をより適正な範囲に容易に調節することができ
る。この際用いることができる上記エラストマーフィル
ムとしては、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴ
ム、1,2−ポリブタジエン、スチレン−ブタジエンゴ
ム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、エ
チレン−プロピレンゴム、ウレタンゴム、及び熱可塑性
エラスマーとして知られている各種ゴム、例えば、ウレ
タン系、スチレン系、エステル系、オレフィン系、アミ
ド系等のハードセグメントを有するゴムや、エチレン−
α−オレフィン共重合体などを好ましく挙げることがで
きる。
【0054】次に、図面を参照して本発明の使い捨てお
むつの一形態について、更に詳細に説明する。ここで、
図13は、本発明の使い捨ておむつの一形態における裏
面シート側を示す一部破断平面図であり、図14は、図
13に示す使い捨ておむつにおけるファスニングテープ
を示す拡大斜視図である。また、図15は、本発明に用
いられるファスニングテープの他の形態を示す拡大斜視
図である。
【0055】図13に示す本形態の使い捨ておむつ10
1は、液透過性の表面シート102、液不透過性の裏面
シート103及び両シート102,103間に介在され
た液保持性の吸収体104を具備し、背側部Bの左右両
側縁部B1,B2に、一対のおむつ止着用のファスニン
グテープ110が配されている。また、腹側部Aの略中
央部には、上記ファスニングテープ止着用のランディン
グテープ109が設けられている。
【0056】また、上記表面シート102上には、防漏
シート108aをおむつの外方側に固定して形成され
た、おむつの内方側に自由端108bを有する立体ガー
ド108が配されている。尚、上記防漏シートとしては
通常公知のものを特に制限なく用いることができるが、
疎水性不織布や撥水処理された不織布などが好ましく用
いられる。
【0057】また、おむつの着用時において着用者のウ
エストに位置するウエスト部105及び脚周りに位置す
るレッグ部106にも、それぞれ、弾性部材120,1
30が配されている。また、上記立体ガード108にお
いても、その上記自由端108bには、弾性部材140
が配されている。上記弾性部材140は、該立体ガード
108におけるおむつの内方側の自由端108bにおい
て、上記防漏シート108aの端縁側を管状に折り返す
ことより、該防漏シート108aにより被覆されて配さ
れている。
【0058】このような構成は、従来の使い捨ておむつ
と同様であり、各部材も公知の材料を特に制限なく用い
て形成することができる。
【0059】そして、上記ファスニングテープ110
は、上記不織布116(図14参照)を具備する。
【0060】更に詳述すると、上記ファスニングテープ
110は、テープ本体111と、おむつの表面シート1
02に固着され、表面が剥離自在になされており、非使
用時において、上記係止部113の粘着剤が塗布された
面を当接させて該面を保護するリリーステープ(図示せ
ず)とからなる。また、上記テープ本体111は、図1
3に示すように、裏面シート103と表面シート102
との間に固着された基端部112と、一面(表面シート
側)に粘着剤が塗布されて形成された係止部113と、
上記弾性部材116(図14参照)が配されて形成され
た伸縮部115と、先端を折り返して形成された摘み部
114とからなる。上記ファスニングテープ110の構
造について、図14を参照して更に詳述すると、上記基
端部112と上記伸縮部115とは、上記不織布116
により一体に形成されている。また、上記伸縮部115
と上記係止部113とは、接合部118を介して連結さ
れている。
【0061】また、上記係止部113は、通常のファス
ニングテープに用いられているフィルムシート及び粘着
剤により形成されている。また、上記接合部118は、
通常の接合方法を特に制限なく用いて上記伸縮部115
と上記係止部113とを接合することにより形成される
が、本形態においては、上記伸縮部115の一端と上記
係止部113の一端とを部分的に加熱融着させる等して
部分的に接着することにより接合している。
【0062】また、上記基端部112は、部分的に加熱
融着させる等して部分的に接着することにより上記背側
部に接合しても良く、また、ヒートエンボスや超音波シ
ールなどにより接合してもよい。
【0063】本形態の使い捨ておむつは、上述の如く構
成されているので、上記テープ本体111の係止部11
3を伸ばしておむつの止着をすることができ、フィット
性に優れ、漏れ防止性に優れると共に、装着中に上記フ
ァスニングテープが装着者の当たっても皮膚刺激性の少
ないものである。また、上記エチレン−α・オレフィン
共重合体が成形加工性に富むので、生産性にも優れる。
【0064】次に、図15を参照して、本発明の使い捨
ておむつに用いられるファスニングテープの他の形態に
ついて詳述する。図15に示す形態のファスニングテー
プ110Aは、基端部112Aが幅広となされており、
また、伸縮部115Aが基端部112A側に向かうに従
って幅広となるように形成されており、これによってフ
ィット性が更に向上されている。尚、これ以外の点は、
全て上述した図13及び14に示す形態のファスニング
テープと同じであり、上述した説明が適宜適用される。
【0065】尚、本発明の使い捨ておむつは、図13に
示す形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で種々変更が可能である。例えば、上記ファスニングテ
ープ110は、その全部が上記不織布により形成されて
いてもよい。即ち、全体が伸縮部になされていても良
い。また、上記ファスニングテープ110としては、上
述の粘着剤に代えて、その係止手段として、上記係止部
の表面側(おむつの表面シート側)に、機械的ファスナ
ーの凸部材又は凹部材を具備していてもよい。この際用
いられる上記凸部材又は凹部材としては、通常の凸部材
及び凹部材を特に制限なく用いることができる。また、
上記係止手段として上記凸部材を用いた場合には、上記
ランディングテープ109が凹部材であり、上記係止手
段として上記凹部材を用いた場合には、上記ランディン
グテープ109が凸部材である。
【0066】
【発明の効果】本発明の使い捨ておむつは、フィット性
に優れ、皮膚刺激性が低く、成形加工性に優れたもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の弾性複合繊維の第1の形態を
示す拡大幅方向断面図である。
【図2】図2は、本発明の弾性複合繊維の第2の形態を
示す拡大幅方向断面図である。
【図3】図3は、本発明の弾性複合繊維の第3の形態を
示す拡大幅方向断面図である。
【図4】図4は、本発明の弾性複合繊維の第4の形態を
示す拡大幅方向断面図である。
【図5】図5は、本発明の弾性複合繊維の第5の形態を
示す拡大幅方向断面図である。
【図6】図6は、本発明の弾性複合繊維の第6の形態を
示す拡大幅方向断面図である。
【図7】図7は、本発明の弾性複合繊維の第7の形態を
示す拡大幅方向断面図である。
【図8】図8は、本発明の弾性複合繊維の第8の形態を
示す拡大幅方向断面図である。
【図9】図9は、本発明の弾性複合繊維の第9の形態を
示す拡大幅方向断面図である。
【図10】図10は、本発明の弾性複合繊維の第10の
形態を示す拡大幅方向断面図である。
【図11】図11は、本発明の弾性複合繊維の第11の
形態を示す拡大幅方向断面図である。
【図12】図12は、本発明の弾性複合繊維の第12の
形態を示す拡大幅方向断面図である。
【図13】図13は、本発明の使い捨ておむつの一形態
における裏面シート側を示す一部破断平面図である。
【図14】図14は、図13に示す使い捨ておむつにお
けるファスニングテープを模式的に示す拡大斜視図であ
る。
【図15】図15は、本発明に用いられるファスニング
テープの他の形態を模式的に示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
101 使い捨ておむつ 102 表面シート 103 裏面シート 104 吸収体 110 ファスニングテープ 111 テープ本体 112 基端部 113 係止部 114 摘み部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性の表面シート、液不透過性の裏
    面シート及び両シート間に介在された液保持性の吸収体
    を具備し、背側部の左右両側縁部に、一対のおむつ止着
    用のファスニングテープが配された展開型の使い捨てお
    むつにおいて、 上記ファスニングテープは、弾性ポリオレフィンと、該
    弾性ポリオレフィンとは異なる他のポリオレフィンとを
    具備してなる弾性複合繊維を含有してなり、永久歪みが
    60%以下であり且つヒステリシス比が6.0以下であ
    る不織布を具備してなることを特徴とする使い捨ておむ
    つ。
  2. 【請求項2】 上記ファスニングテープは、その係止手
    段として機械的ファスナーの凸部材又は凹部材を具備す
    ることを特徴とする請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 【請求項3】 上記ファスニングテープは、エラストマ
    ーフィルムと、該エラストマーフィルムの少なくとも片
    面側に積層された上記不織布とからなる積層シートを用
    いて形成されていることを特徴とする請求項1記載の使
    い捨ておむつ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6454989B1 (en) 1998-11-12 2002-09-24 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Process of making a crimped multicomponent fiber web
US7501361B2 (en) * 2003-12-13 2009-03-10 Nordenia Deutschland Gronau Gmbh Laminate material for an elastic diaper closure and method for its production
WO2022030211A1 (ja) * 2020-08-05 2022-02-10 花王株式会社 吸収性物品

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