JPH09289475A - 2線式音声会議装置 - Google Patents

2線式音声会議装置

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JPH09289475A
JPH09289475A JP8101762A JP10176296A JPH09289475A JP H09289475 A JPH09289475 A JP H09289475A JP 8101762 A JP8101762 A JP 8101762A JP 10176296 A JP10176296 A JP 10176296A JP H09289475 A JPH09289475 A JP H09289475A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M9/00Arrangements for interconnection not involving centralised switching
    • H04M9/08Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic
    • H04M9/082Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic using echo cancellers

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  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2線回線利用の音声会議装置において、ハウ
リングやエコーの処理を行うエコーキャンセラの制御
と、残留エコーの抑圧量の制御を的確に行い、トレーニ
ングをせずに、エコー推定を行う。 【解決手段】 回線側のエコー消去回路010,011
によるエコー消去前後のレベル比較,音響側のエコー消
去回路003,004によるエコー消去前後のレベル比
較,また、スピーカ001出力と音響エコー消去後の信
号のレベル比較,回線出力信号と回線エコー消去後の信
号のレベル比較により、各エコー推定手段の推定動作
と、残留エコー抑圧005,006を統合的に制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2線式音声会議装置
に関し、特にスピーカとマイクとの距離が近い場合に生
ずるハウリングやエコーの防止機能を有する2線式音声
会議装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14にこの種の従来の技術のブロック
図を示す。図において、エコー推定器004はスピーカ
001の出力信号がマイク002に回り込むエコー信号
を推定する。この推定されたエコー信号を減算器003
によりマイク入力信号より減じエコー消去する。
【0003】エコー推定器011はハイブリッド回路0
09の送信出力信号が受信入力信号に回り込むエコー信
号を推定する。この推定されたエコー信号を減算器01
0により受信入力信号より減じエコー消去する。
【0004】トレーニング制御器016は外部からのト
リガ器019によりトレーニングを開始する。トレーニ
ングは各エコー推定器に対して行われる。セレクタ01
6,013を制御することにより、ノイズ発生器01
6,014の出力である白色雑音が選択され、夫々ハイ
ブリッド回路009の送信方向及びスピーカ001へ出
力される。この信号はエコー推定器011,004にて
夫々参照され、夫々に発生するエコーを消去すべく推定
が行われるように制御する。
【0005】十分な推定が完了した後、エコー推定器0
11は推定動作を固定的に停止させる。エコー推定器0
04は後述する双方向通話検出器017により推定動作
制御を受ける。また、セレクタ016,013を元に戻
し、通話可能な状態にする。
【0006】抑圧器018はハイブリッド回路009の
受信入力信号レベルと、マイク入力信号レベルとの比較
を行い、レベルの低い方の入出力間に、ある固定の抑圧
を加え、レベルの高い方は抑圧を加えない。例えば、入
力aとcのレベル比較を行い、aの方がレベルが高かっ
たとする。この場合は、入力cの信号にある抑圧を加え
て、bから出力する。逆に入力aには抑圧を加えずにd
から出力する。この抑圧により、鳴音を防ぐと共に、エ
コー消去後の残留エコーの発生を防止する効果がある。
【0007】音響側のエコー処理をするエコー推定器0
04の推定動作制御は、スピーカ出力信号レベルとマイ
ク入力信号レベルを双方向通話検出器017により比較
し、マイク入力信号レベルがスピーカ出力信号レベルよ
り小さい場合にエコー推定器004に対し推定動作を活
性化させる制御を行う。
【0008】増幅器007は回線への送信信号レベル調
整をする。増幅器012はスピーカ出力への信号レベル
調整をする。
【0009】このトレーニング方式の問題点は、トレー
ニング時に大きな雑音を発生させる必要があることであ
る。スピーカからの雑音発生と、回線への雑音送出は、
対向に同等の装置がある場合には2回の雑音発生が必要
になる。
【0010】対向側の装置と同時に行うことのできない
この方式では、トレーニングを誤る可能性が生じる。例
えば、自装置がトレーニング中に対向側から何らかの信
号が入力された場合、エコー推定器011の推定は誤り
を生じてしまうことになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の第1の問題
点はエコー推定器の推定を行うため通話当初にトレーニ
ングの処理を行う点である。
【0012】その理由はトレーニングに用いられる音源
は、白色雑音でかつ大きなレベルであることが望まし
く、そのためにその場にいる者に不快感を与えることに
ある。また、トレーニングを誤った場合、ハウリングを
発生させてしまうことがあることも理由である。
【0013】従来技術の第2の問題点は、エコー消去後
の残留エコーの抑圧が不十分なる場合があり、エコーが
戻ってしまう場合がある。この結果、対向側の同様の装
置のスピーカからは、エコーが拡声されてしまい、通話
品質を劣化させる要因になる。
【0014】この問題は、回線遅延の大きな場合、特に
問題となる。
【0015】本発明の目的は、トレーニングをせずにエ
コー推定を的確に行うことが可能な2線式音声会議装置
を提供することである。
【0016】本発明の他の目的は、残留エコーの抑圧量
を適応的に調整し、より高い通話品質を有する2線式音
声会議装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、マイク
ロホンからの送信信号を導出する送信回路と相手装置か
らの受信信号をスピーカへ導出する受信回路とをハイブ
リッド回路を介して接続してなる2線式音声会議装置で
あって、前記ハイブリッド回路による前記受信信号に含
まれる回線エコー成分を推定すると共に外部制御信号に
より活性化自在な第1のエコー推定手段と、前記ハイブ
リッド回路への前記送信信号に含まれる自装置の室内エ
コー成分を推定すると共に外部制御信号により活性化自
在な第2のエコー推定手段と、前記第1のエコー推定手
段により推定された前記回線エコー成分を前記受信信号
から減算する第1の減算手段と、前記第2のエコー推定
手段により推定された前記室内エコー成分を前記送信信
号から減算する第2の減算手段と、前記第1の減算手段
による回線エコー成分減算後の受信信号を増幅する第1
の増幅手段と、前記第1の増幅手段の増幅出力を抑圧す
ると共に外部制御信号により抑圧量が変化自在な第1の
抑圧手段と、前記第2の抑圧手段による室内エコー成分
減算後の送信信号の残留エコーを抑圧すると共に外部制
御信号により抑圧量が変化自在な第2の抑圧手段と、前
記第2の減算手段による室内エコー成分減算後の送信信
号を増幅して前記ハイブリッド回路の送信信号とする第
2の増幅手段と、前記マイクロホンからの送信信号、前
記第1及び第2の減算手段の各出力、前記第1の抑圧手
段の出力、前記第2の増幅手段の出力、前記ハイブリッ
ド回路の受信入力信号を夫々監視して前記第1及び第2
のエコー推定手段の各々のための前記外部制御信号を生
成し、また前記第1及び第2の抑圧手段の各々のための
前記外部制御信号を生成する制御手段とを含むことを特
徴とする2線式音声会議装置が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の作用につき述べる。自装
置における室内(音響)エコーや回線エコーを夫々推定
して消去する場合、エコー消去前後の信号レベルを比較
することにより通話方向を検出する。この検出結果を参
照しかつ残留エコー信号の抑圧量が比較的大きな場合に
エコー推定手段に対し、推定動作を活性化させる制御を
行う。この制御のため、推定手段は線形信号の回り込み
を防止し、適正な推定のタイミングで推定を行うことに
なる。
【0019】残留エコー信号の抑圧量の制御は、各エコ
ー消去量を監視し、システム全体の鳴音余裕を持ちなが
ら総合抑圧量を制御する。このため、通話初期のエコー
未消去の状態においては鳴音(ハウリング)を防止する
ため、比較的大きな抑圧を加え、エコー消去が進むにつ
れ、抑圧量が減少する。
【0020】以下に本発明の実施例について図面を用い
て詳述する。
【0021】図1〜4は本発明の一実施例のブロック図
であり、図14の従来例の改良であり、両図において同
等部分は同一符号により示している。
【0022】図1において、エコー推定器004は音響
(室内)側で発生するエコー(スピーカ001の出力の
マイク002入力への回り込み;音響エコー)を推定す
る。減算器003はエコー推定器の生成する疑似エコー
をマイク入力信号より減じ、エコー消去する。
【0023】エコー推定器011は回線側で発生するエ
コー(ハイブリッド回路009における反射;回線エコ
ー)を推定する。減算器010はエコー推定器の生成す
る疑似エコーをハイブリッド回路受信入力信号より減じ
エコー消去する。
【0024】抑圧器006は減算器003の出力に接続
され、エコー消去後に残る残留エコーを抑圧する。増幅
器007は抑圧器006の出力に接続され、この増幅出
力を回線へ送出する際に必要な所定レベルに増幅する。
抑圧器006と、増幅器007とは接続順序が逆の場合
も考えられる。
【0025】増幅器012は減算器010の出力に接続
され、この増幅出力をスピーカへ出力する際に必要な所
定レベルに増幅する。抑圧器005は増幅器012の出
力に接続され、エコー消去後に残る残留エコーを抑圧す
る。抑圧器005と、増幅器012とは接続順序が逆の
場合も考えられる。制御器008は2つの推定器00
4,011の推定動作と2つの抑圧器005,006の
抑圧量を統合的に制御する。
【0026】図2において、制御器008の詳細を示し
ている。平均化器101〜106は各入力A〜Fを所定
の時定数で平均化する。推定動作制御器107は、音響
側のエコー推定器004を制御すべく、スピーカ出力信
号(参照信号)D,マイク入力信号B,減算器003の
出力信号(残留エコー信号)Aを夫々を平均化した値と
抑圧量制御器109の出力である抑圧器006の抑圧量
とにより判断する。
【0027】推定動作制御器108は、回線側のエコー
推定器011を制御すべく、ハイブリッド回路009の
送信出力信号(参照信号)C,同受信入力信号E,減算
器010の出力信号(残留エコー信号)Fを夫々を平均
化した値と抑圧量制御器の出力である抑圧器005の抑
圧量とにより判断する。抑圧量制御器109はこれ等信
号A〜Fを平均化した値から2つの抑圧器005,00
6の抑圧量を決定する。
【0028】図3において、推定動作制御器107,1
08の詳細を示している。レベル比較処理器201はエ
コー消去前後の信号レベルを監視し比較処理を行う。比
較判断器202,203,204は、夫々比較処理器の
処理結果、参照信号(音響側の場合図1のスピーカ信
号、回線側の場合ハイブリッド回路送信出力信号のレベ
ル、抑圧器からの信号を夫々所定の閾値により判断す
る。アンドゲート205は各比較判断器202,20
3,204の出力を論理積合成し、推定動作の制御判断
結果を出力する。
【0029】図4において、抑圧量制御器109の詳細
を示している。2つの比較処理器301,302の各々
はスピーカ出力信号dと減算器003の出力である残留
エコー信号a、ハイブリッド回路の送信出力信号cと減
算器010の出力である残留エコー信号fの2つの信号
レベルを比較処理する。
【0030】抑圧量変動器305は比較処理器301,
302の出力から、抑圧量の増減を判断する。比較推定
器303,304の各々はマイク入力信号bと残留エコ
ー信号a,ハイブリッド回路の受信入力信号eと残留エ
コー信号fの2つの信号レベルを比較し、エコー消去量
を推定する。
【0031】最大抑圧量算出器306は2つの比較推定
器303,304の出力から、システム全体の鳴音余裕
を維持した最大抑圧量を算出する。抑圧量算出器307
は、抑圧量変動器305の出力と最大抑圧量算出器の出
力とから、2つの抑圧器005,006に対して必要な
抑圧量を指示する。
【0032】次に図1について動作の説明をする。通話
当初(初期化状態)において音響側のエコー推定器00
4と回線側のエコー推定器011は共にエコー経路の推
定が行われていない状態にある。エコー経路の推定は通
話音声信号により行われる。
【0033】自装置側において発生した音声はマイク0
02により受信される。この信号は対向になる対局側に
伝達すべく、ハイブリッド回路の送信入力へ伝達する。
その間、減算器003,抑圧器006は通過する信号に
変動を加えないようにする。増幅器007は対向側に適
切なレベルの信号送信するために所定の増幅を行う。
【0034】ハイブリッド回路へ送信出力された信号
は、2線回線に伝達されるのと同時にハイブリッド回路
においてインピーダンス不整合により電気的に反射し、
受信入力に回り込む。この回り込むエコーを回線エコー
と呼ぶ。回線エコーにはハイブリッド回路009の他
に、回線側に介在する別のハイブリッド回路により生じ
るエコーも成分として含まれる。このエコーが消去また
は、抑圧されずにスピーカ001から出力されると、マ
イク002が音を収集してしまい、ハウリングの要因に
なる。
【0035】エコー推定器011はハイブリッド回路0
09の送信出力信号を参照して疑似エコーを生成する。
そして、ハイブリッド回路の送信入力信号から疑似エコ
ーを減じ(減算器010)、残った残留エコーが零に近
付くように推定を行う。
【0036】残留エコーは増幅器012により増幅され
てスピーカ001から出力されると、通話が困難になる
ばかりでなく、マイク入力から再び回り込み、エコー推
定器011の参照信号に戻ってしまうことになる。この
ことはエコー推定に対して、妨害になるばかりか、推定
を誤る要因になる。そこで、残留エコーを抑圧器005
により抑圧し、スピーカ出力されないようにする。
【0037】逆に対向側の話者の音声信号はハイブリッ
ド回路009の受信入力から入力され、スピーカ001
へと伝達する。各動作については、自装置側からのマイ
ク入力の場合と同様である。異なる点はスピーカ001
からマイク002へ回り込みが音響的であるのに対し、
ハイブリッド回路の電気的な反射によりエコーを発生す
る。
【0038】図2に、図1の制御器008の詳細を示
し、その動作を説明する。各ポイントの信号を平均化器
101〜106により所定の時定数により平均化する。
推定動作制御器107は音響側のエコー推定器004の
推定するタイミングを判断する。そのためにスピーカ出
力信号レベルの監視と、図1の減算器003の前後の信
号レベルの比較処理と、抑圧手段006との抑圧量の監
視を行っている。
【0039】推定動作制御器108は回線側のエコー推
定器の推定するタイミングを判断する。そのためにハイ
ブリッド回路の送信出力信号の監視と、図1の減算器0
10の前後の信号レベルの比較処理と、抑圧器005の
抑圧量との監視を行っている。抑圧量制御器109は各
点のレベルから、最大抑圧量の計算を行い、図1の抑圧
器005,006に対して指示する抑圧量を制御する。
【0040】図3に、図2の推定動作制御器107,1
08の詳細を示し、その動作を説明する。入力a,bは
夫々、エコー消去後の信号レベルとエコー消去前の信号
レベルである。この信号の比較値は消去量に相当する。
この値はエコー消去中は大きな値(例えば30dB)に
なり、信号レベルの小さい場合、エコー消去と逆方向の
信号(割り込み信号)が入力された場合には小さな値
(例えば0dB)になる。
【0041】比較処理器201は前記した比較値の中
で、比較的大きな値を平均化する。そしてこの値によ
り、現在の比較値を正規化し出力する。この出力を、比
較判断器202により所定の値と比較し、大きかった場
合に保護時間を付加して1を出力する。要するに、消去
量の推定を行い、現在の比較値(消去量)が推定値に近
いかまたはより大きい場合、割り込み音声が入力されて
いる可能性は少ないと考える。
【0042】また、入力cによりエコー推定器の参照信
号を監視する。信号レベルがあることを条件に保護時間
を付加して1を出力する。そして、入力dにより各抑圧
器の抑圧量を監視する。推定動作制御器107であれば
抑圧器006の抑圧量を監視し、十分に抑圧されている
ことを条件に保護時間を付加し1を出力する。これ等3
つの出力がアンドゲート205により論理合成され、1
が出力された場合に、エコー推定器を活性化させる。
【0043】図4に、図2の抑圧量制御器109の詳細
を示し、その動作を説明する。比較処理器301は自装
置側の話者の音声信号を監視し、また、比較処理器30
2は対向側の話者の音声信号を監視するための情報を提
供する。
【0044】比較処理器301,302の入力a,bは
夫々エコー消去後の信号レベルとエコー推定器の参照信
号レベルである。音響側では減算器003の出力レベル
と、スピーカ出力レベルである。この2つのレベルの比
較は、音響側において、自装置側の話者の音声信号検出
に寄与する。回線側では減算器010の出力レベルと、
ハイブリッド回路送信出力レベルである。この2つのレ
ベルの比較は、回線側において、対向側話者の音声信号
検出に寄与する。
【0045】音響側の処理(比較処理器301)につい
て詳述する。対向側の話者が話し、自装置側の話者が黙
っている場合、入力aとbの比較値は、スピーカとマイ
ク間におけるエコー減衰量と音響側のエコー消去量との
加算された値を示すことになる。この値を平均的に求
め、レベル比較の推定値とする。
【0046】この推定値は通話状態において様々な値を
示す入力aとbの比較値の中で比較的大きな値を平均化
することにより求めることが可能になる。比較処理器3
01は、この推定値により、通話状態において様々な値
を示す入力aとbとの比較値を正規化して出力する。比
較処理器302においても同様の動作を行う。
【0047】抑圧量変更器305は比較処理器301,
302の正規化された出力を監視し、通話方向の判断を
行う。その判断により、抑圧量の調整を行う。比較処理
器301,302の正規化された出力は、各話者(自装
置側,対向側)の割り込みの監視を容易にするため、お
互いの割り込みにより、判断する条件を切り替えてい
る。
【0048】例えば、対向側話者の信号入力中において
は、比較処理器301に出力により自装置側割り込みを
監視する。割り込みの判断(対向側の話者から、自装置
側の話者に切り替わる)をすると、比較処理器302の
出力により、対向側話者の割り込みを監視する。この判
断により抑圧量の増減指示を出力する。
【0049】比較推定器303,304は図1の各エコ
ー推定器004,011のエコー推定の度合い(エコー
消去量)をエコー消去前後(図1の減算器003,01
0)のレベル比較値により推定する。レベル比較値はエ
コー消去中は大きな値になり、信号レベルの小さい場
合、エコー消去と逆方向の信号(割り込み信号)が入力
された場合には小さな値となる。比較推定器303,3
04はレベル比較値の中で、比較的大きな値を平均化し
出力する。
【0050】最大抑圧量算出器306は比較推定器30
3,304の出力から、装置内の鳴音余裕を考え最適な
抑圧量を算出する。例えば、エコー推定器がエコー推定
をしていない場合では、残留エコーを抑圧する最大抑圧
量は大きく、推定が完了している場合は、最大抑圧量を
小さくし、双方向通話特性を改善する。
【0051】抑圧量演算器307は抑圧量変更器305
と最大抑圧量算出器との出力から図1の各抑圧器00
5,006に対して指示する抑圧量を出力する。
【0052】各回路ブロックの具体的な実施例を以下に
示す。図5はレベル比較処理器201,301,302
の構成を示している。レベル比較器401は入力a,b
を相対比較する。その結果である(a/b)は[dB]
で表される。閾値推定器402はレベル比較器401の
出力のうち比較的大きな値を平均化する。この値を比較
値の最大平均値と呼ぶ。正規化器403により、比較器
の出力である比較値を推定器の出力である比較値の最大
平均値により正規化する。すなわち下記に示す演算式
(1)を行う。
【0053】 (比較値)/(比較値の最大平均値) …(1) この結果を出力する。結果は1に近いほど、比較値が比
較値の最大値に近い状態を指す。
【0054】例えば、この比較をエコー消去量に適応す
ると、1に近い場合は安定にエコー消去している状態を
指し、0に近い場合は、信号レベルがないかまたは、割
り込みの入力があることを指す。この値は、変動する状
態(エコー推定による消去量の増減)と変動するレベル
(通話音声による音声レベルの増減)の影響を最小限に
して、結果を定量的に示している。
【0055】図6は比較推定器303,304の構成を
示している。比較推定器はレベル比較器501と閾値推
定器502により構成され、各々は上記した比較処理器
のレベル比較器401と閾値推定器402と同等であ
る。結果は比較値の最大平均値となり、例えば比較対象
が図1の減算器003,010の前後のレベル比較の場
合は、エコー消去量にあたる。
【0056】図7はレベル比較器401,501の一例
を示している。乗算器601により入力aの信号レベル
にあるバイアスc2を与える。入力bの信号レベルに
は、アドレスポインタ604の指す記憶器605からの
値が乗算器602にて乗じられる。
【0057】記憶器605には、例えば乗算することに
より減衰を与えるデータ(1dBから50dBまで1d
B毎、各アドレスが夫々1から50)が格納されてい
る。上記バイアスc2の値は、例えば乗算することによ
り12dBの減衰を与える。
【0058】今、アドレスポインタ604が32を指し
ている場合、減算器603では入力aを12dB減衰し
た信号から、入力bを32dB減衰した信号を減じる。
その結果が負の場合は、アドレスポインタに1加える。
結果が正の場合、アドレスポインタから1減じる。
【0059】この様にして各乗算器の出力が等しくなる
ように、アドレスポインタの位置は逐次変動する。本例
の場合、このアドレスポインタの出力と、バイアスc2
から、レベル比較値がdBにより表される。
【0060】図8は閾値推定器402,502の一例を
示している。閾値は本例の場合、入力信号の中で、比較
的パワーの大きい値を平均化したものを指す。例えば入
力が1〜30dBの場合、この信号を入力する閾値推定
器は30dB程度の値を推定値として求める。減算器7
03は入力aから推定値(シフトレジスタ707の出
力)を減じる。選択器701は減算器703の出力が正
の場合、定数c3を選択し、負の場合定数c4を選択す
る。
【0061】乗算器705は選択された定数を減算器7
03の出力に乗じる。加算器706は乗算器705の出
力に推定値を加え、この結果を最新の推定値として出力
する。シフトレジスタ707は次回の処理のために、最
新の推定値を格納する。ここで、c3,c4の値には以
下(2)式に示す条件がある。
【0062】 0<c3<1,0<c4<1,c3>>c4 …(2) この値により、入力が推定値より大きい場合、推定値が
急速に増大し、推定値より小さい場合、推定値は緩慢に
減少する。
【0063】図9に図1の抑圧挿入器005,006の
ブロック図を示す。アドレスポインタ801は図2の抑
圧量制御器109から指示された抑圧データが格納され
ているアドレスを指定する。記憶器802は各抑圧に必
要な値を格納し、アドレスポインタにより指定されたア
ドレスデータを出力する。例えば、0dB〜30dBの
抑圧量を1dB毎に格納する。乗算器803は記憶器の
出力を入力aの信号に乗じ、所定の抑圧をして出力す
る。
【0064】図10に図3の比較判断器202,20
3,204のブロック図を示す。減算器901は各々の
対象に適合した定数b2を入力信号aから減じ、結果が
正の場合にカウンタをアップし、負の場合にカウンタを
ダウンする。カウンタの値がある所定の値に達していな
い場合は、0を出力する。
【0065】図11に図4の抑圧量変更器305のブロ
ック図を示す。抑圧量変更器305は図1に示す抑圧器
006に与える抑圧量の変化量を指示する。入力aは音
響側のスピーカ出力レベルと消去後の信号レベルとを比
較処理する比較処理器301の出力である。
【0066】入力bは回線側の送信出力レベルと消去後
信号レベルとを比較処理する比較処理器302の出力で
ある。減算器a01,a02は入力a,bの値から夫々
に適応した閾値(t1,t2)を減じる。セレクタa0
3は判断器a05の出力である抑圧を増加または減少の
指定により切り替わる。
【0067】判断器a05が増加を指示しているとき
は、音響側のレベル比較である入力aの情報を基に減算
器a01の出力を選択する。逆に判断器a05が減少を
指示しているときは、回線側のレベル比較である入力b
の情報を基に減算器a02の出力を選択する。
【0068】カウンタa06は入力信号が負のときにカ
ウントする。判断器a05はカウンタ出力を監視し、あ
る値を越えた時に、抑圧を増減の判断を逆に指示する。
セレクタa04は判断器a05の出力により、抑圧量増
加時には正の値であるq1を選択し、減少時には負の値
であるq2を選択して出力する。
【0069】図12に図4の最大抑圧量算出器306の
ブロック図を示す。最大抑圧量算出器306は前記した
比較推定器303,304により求められた各エコー消
去量の推定値から、系鳴音余裕を保持した抑圧量を算出
する。
【0070】減算器b01は所定の値b4から音響側の
エコー消去量の推定値を減じる。減算器b02は減算器
b01の出力から回線側のエコー消去量の推定値を減
じ、系の鳴音を保持するのに必要とされる抑圧量を算出
して出力する。
【0071】図13に図4の抑圧量算出器307のブロ
ック図を示す。抑圧量算出器307は前記した抑圧量変
更器305の出力と最大抑圧量算出器306の出力とか
ら、図1に示す抑圧器005,006へ指示する抑圧量
を算出する。
【0072】加算器c02は抑圧器006に現在指示し
ている抑圧量変更器に、抑圧量305からの変化量を加
算する。減算器c01は加算器c02の出力を最大抑圧
量算出器306の出力から減じ、結果を抑圧器005に
抑圧量として指示する。
【0073】セレクタc03は減算器c01の出力が負
の場合は最大抑圧量である入力bを選択し、減算器c0
1の出力が正の場合は、加算器c02の出力を選択し、
抑圧器006の抑圧量として出力する。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、音響側と回線側のエコ
ーキャンセラの推定を的確に行い、エコー推定誤りによ
るハウリングの防止やエコー推定時間の短縮が可能にな
る。従って、従来行っていたトレーニングを行う必要が
ない。
【0075】また、残留エコーの抑圧量の監視によりエ
コー推定に妨害を与える線形性の強い信号の入力時のエ
コー推定を完全に停止できるという効果がある。
【0076】また、本発明によれば、閉ループにおける
鳴音余裕をエコーキャンセラのエコー消去量に適応した
抑圧を加えることにより確保し、また残留エコーを的確
に抑圧することによりエコーの戻りを防止することが可
能になり、その結果、通話品質を向上したエコー抑圧が
可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成を示すシステムブロ
ック図である。
【図2】図1のブロックにおける制御器008の例を示
すブロック図である。
【図3】図2のブロックにおける推定動作制御器10
7,108の例を示すブロック図である。
【図4】図2のブロックにおける抑圧量制御器109の
例を示すブロック図である。
【図5】図3,図4のブロックにおけるレベル比較処理
器201,301,302の例を示すブロック図であ
る。
【図6】図4のブロックにおけるレベル比較推定器30
3,304の例を示すブロック図である。
【図7】図5,図6のブロックにおけるレベル比較器4
01,501の例を示すブロック図である。
【図8】図5,図6のブロックにおける閾値推定器40
2,502の例を示すブロック図である。
【図9】図1のブロックにおける抑圧挿入器005,0
06の例を示すブロック図である。
【図10】図3のブロックにおける比較判断器202,
203,204の例を示すブロック図である。
【図11】図4のブロックにおける抑圧量変更器305
の例を示すブロック図である。
【図12】図4のブロックにおける最大抑圧量算出器3
06の例を示すブロック図である。
【図13】図4のブロックにおける抑圧量算出器307
の例を示すブロック図である。
【図14】従来の2線式音声会議装置の例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
001 スピーカ 002 マイクロホン 003,010 減算器 004,011 エコー推定器 005,006 抑圧器 007,012 増幅器 008 制御器 009 ハイブリッド回路 101〜106 平均化器 107,108 推定動作制御器 109 抑圧量制御器 201,301,302 比較処理器 202,203,204 比較判断器 303,304 比較推定器 305 抑圧量変更器 306 最大抑圧量算出器 307 抑圧量算出器 401,501 レベル比較器 402,502 閾値推定器 403 正規化器 604,801 アドレスポインタ 605,802 メモリ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロホンからの送信信号を導出する
    送信回路と相手装置からの受信信号をスピーカへ導出す
    る受信回路とをハイブリッド回路を介して接続してなる
    2線式音声会議装置であって、 前記ハイブリッド回路による前記受信信号に含まれる回
    線エコー成分を推定すると共に外部制御信号により活性
    化自在な第1のエコー推定手段と、 前記ハイブリッド回路への前記送信信号に含まれる自装
    置の室内エコー成分を推定すると共に外部制御信号によ
    り活性化自在な第2のエコー推定手段と、 前記第1のエコー推定手段により推定された前記回線エ
    コー成分を前記受信信号から減算する第1の減算手段
    と、 前記第2のエコー推定手段により推定された前記室内エ
    コー成分を前記送信信号から減算する第2の減算手段
    と、 前記第1の減算手段による回線エコー成分減算後の受信
    信号を増幅する第1の増幅手段と、 前記第1の増幅手段の増幅出力を抑圧すると共に外部制
    御信号により抑圧量が変化自在な第1の抑圧手段と、 前記第2の抑圧手段による室内エコー成分減算後の送信
    信号の残留エコーを抑圧すると共に外部制御信号により
    抑圧量が変化自在な第2の抑圧手段と、 前記第2の減算手段による室内エコー成分減算後の送信
    信号を増幅して前記ハイブリッド回路の送信信号とする
    第2の増幅手段と、 前記マイクロホンからの送信信号、前記第1及び第2の
    減算手段の各出力、前記第1の抑圧手段の出力、前記第
    2の増幅手段の出力、前記ハイブリッド回路の受信入力
    信号を夫々監視して前記第1及び第2のエコー推定手段
    の各々のための前記外部制御信号を生成し、また前記第
    1及び第2の抑圧手段の各々のための前記外部制御信号
    を生成する制御手段と、 を含むことを特徴とする2線式音声会議装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記マイクロホンから
    の送信信号、前記第1及び第2の減算手段の各出力、前
    記第1の抑圧手段の出力、前記第2の増幅手段の出力、
    前記ハイブリッド回路の受信入力信号を夫々所定時定数
    にて平均化する平均化手段を有し、これ等各平均値を参
    照するよう構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の2線式音声会議装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記各平均値を参照し
    て鳴音を防止するに必要な抑圧量を逐次算出し前記第1
    及び第2の抑圧手段の各々に対して所定タイミングでこ
    の抑圧量に従った抑圧指示を生成する抑圧量制御手段を
    有することを特徴とする請求項2記載の2線式音声会議
    装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記マイクロホンから
    の送信信号、前記第2の減算手段の出力、前記第1の抑
    圧手段の出力の各平均値と前記抑圧量制御手段の抑圧状
    態とを監視し、前記第1のエコー推定手段のエコー推定
    状態に適した推定動作判断をなす第1の推定動作制御手
    段と、 前記第2の増幅手段の出力、前記ハイブリッド回路の受
    信入力信号、前記第1の減算手段の出力の各平均値と前
    記抑圧量制御手段の抑圧状態を監視し、前記第2のエコ
    ー推定手段の推定状態に適した推定動作判断をなす第2
    の推定動作制御手段と、 を有することを特徴とする請求項2または3記載の2線
    式音声会議装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の推定動作制御手段は、 前記第1の抑圧手段の出力の平均値が所定値より大なる
    ときにセットされる第1の比較判断手段と、 前記抑圧量制御手段により前記第2の抑圧手段に対して
    指示される抑圧量が所定値より大なるときにセットされ
    る第2の比較判断手段と、 前記第1の減算手段におけるエコー消去量を、前記マイ
    クロホンからの送信信号の平均値と前記第1の減算手段
    の出力の平均値と夫々比較処理する第1の比較処理手段
    と、 前記第1の比較処理手段の結果が所定値よりも大なると
    きにセットされる第3の比較判断手段と、 前記第1〜第3の比較判断手段の判断状態に応じて前記
    第1のエコー推定手段のための前記外部制御信号を生成
    する制御信号生成手段と、 を有することを特徴とする請求項4記載の2線式音声会
    議装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の推定動作制御手段は、 前記第2の増幅手段の出力の平均値が所定値より大なる
    ときにセットされる第4の比較判断手段と、 前記抑圧量制御手段により前記第1の抑圧手段に対して
    指示される抑圧量が所定値より大なるときにセットされ
    る第5の比較判断手段と、 前記第2の減算手段におけるエコー消去量を、前記ハイ
    ブリッド回路の受信入力信号の平均値と前記第1の減算
    手段の出力の平均値と夫々比較処理する第2の比較処理
    手段と、 前記第2の比較処理手段の結果が所定値よりも大なると
    きにセットされる第6の比較判断手段と、 前記第4〜第6の比較判断手段の判断状態に応じて前記
    第2のエコー推定手段のための前記外部制御信号を生成
    する制御信号生成手段と、 を有することを特徴とする請求項4または5記載の2線
    式音声会議装置。
  7. 【請求項7】 前記抑圧量制御手段は、 前記マイクロホンからの送信信号の平均値と前記第1の
    抑圧手段の出力の平均値とを比較処理する第3の比較処
    理手段と、 前記ハイブリッド回路の受信入力信号の平均値と前記第
    2の増幅手段の出力の平均値とを比較処理する第4の比
    較処理手段と、 前記第3及び第4の比較処理手段の各出力から通話方向
    を判断して抑圧量を増減せしめる抑圧量変更手段と、 前記第1のエコー推定手段と前記第1の減算手段とによ
    るエコー消去量を、前記マイクロホンからの送信信号の
    平均値と前記第2の減算手段の出力の平均値とを比較す
    ることにより推定する第1の比較推定手段と、 前記第2のエコー推定手段と前記第2の減算手段とによ
    るエコー消去量を、前記ハイブリッド回路による受信入
    力信号の平均値と前記第1の減算手段の出力とを比較す
    ることにより推定する第2の比較推定手段と、 を有することを特徴とする請求項3記載の2線式音声会
    議装置。
  8. 【請求項8】 前記抑圧量制御手段は、更に、前記第1
    及び第2の比較推定手段の出力から前記抑圧量の最大値
    を算出する最大抑圧量算出手段と、前記抑圧量変更手段
    と前記最大抑圧量算出手段との出力から前記第1及び第
    2の抑圧手段への各抑圧量を算出する抑圧量算出手段と
    を有することを特徴とする請求項7記載の2線式音声会
    議装置。
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