JP2765494B2 - 2線式音声会議装置 - Google Patents

2線式音声会議装置

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JP2765494B2 JP6274128A JP27412894A JP2765494B2 JP 2765494 B2 JP2765494 B2 JP 2765494B2 JP 6274128 A JP6274128 A JP 6274128A JP 27412894 A JP27412894 A JP 27412894A JP 2765494 B2 JP2765494 B2 JP 2765494B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M9/00Arrangements for interconnection not involving centralised switching
    • H04M9/08Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic
    • H04M9/082Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic using echo cancellers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2線式音声会議装置に関
し、特にスピーカとマイクとの間の距離が近い場合に生
ずるハウリングやエコーの防止機能を有する2線式音声
会議装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11にこの種の従来の技術のブロック
図を示す。図において、エコー推定回路004はスピー
カ001の出力信号がマイク002に回り込むエコー信
号を推定する。この推定されたエコー信号を減算回路0
03によりマイク入力信号より減じエコー消去する。
【0003】エコー推定回路017はハイブリッドトラ
ンス019の送信出力信号が受信入力信号に回り込むエ
コー信号を推定する。この推定されたエコー信号を減算
回路018により受信入力信号より減じエコー消去す
る。
【0004】抑圧回路005はスピーカ出力信号レベル
と減算回路003の出力信号レベルを比較し、通話状態
(どの方向から通話しているか)を判断し、残留エコー
抑圧を行う。また、抑圧回路016は回線出力信号レベ
ルと減算回路018の出力信号レベルを比較し、通話状
態(どの方向から通話しているか)を判断し、残留エコ
ー抑圧を行う。
【0005】音響側のエコー処理をするエコー推定回路
004の推定動作制御は、スピーカ出力信号レベルとマ
イク入力信号レベルをそれぞれ平均化回路007,00
8により求め、これ等を推定動作制御回路009により
レベル比較し、マイク入力信号レベルがスピーカ出力信
号レベルより小さい場合エコー推定を行う。
【0006】回線側のエコー処理をするエコー推定回路
017の推定動作制御は、ハイブリッドトランス送信出
力信号レベルと受信入力信号レベルをそれぞれ平均化回
路013,014により求め、これ等を推定動作制御回
路011によりレベル比較し、ハイブリッドトランス受
信入力信号レベルがハイブリッドトランス送信出力信号
レベルより小さい場合エコー推定を行う。
【0007】図12に別の従来の技術のブロック図を示
す。図において、エコーキャンセラ603はスピーカ6
01の出力信号がマイク602に回り込むエコー信号を
消去する。エコーキャンセラ612はハイブリッドトラ
ンス613の送信出力信号が受信入力信号に回り込むエ
コー信号を消去する。
【0008】増幅回路606は回線への送信信号レベル
調整をする。増幅回路610はスピーカ出力への信号レ
ベル調整をする。乗算回路604は音響側のエコーキャ
ンセラの消去後の残留エコーが回線側に戻るのを防止す
るための抑圧を行い、乗算回路608は回線側のエコー
キャンセラの消去後の残留エコーがスピーカ出力に戻る
のを防ぐための抑圧を行う。
【0009】この抑圧をする判断を抑圧量判断回路60
7により行う。乗算回路604,608により抑圧した
信号レベルを比較し、どちらの話者が話しているのか
(以後、通話方向)を判断する。この判断の結果、例え
ば、乗算回路604の出力が乗算回路608より大きい
場合、乗算回路604における抑圧を減少させると共
に、乗算回路608における抑圧量を増加する。
【0010】このレベル比較による通話方向判断での問
題点は、エコーキャンセラ603,612のエコー推定
が終了していない場合、上記のレベルの比較では通話方
向の判断に誤りを生じることである。
【0011】例えば、エコーキャンセラ612が十分に
エコー消去していない場合に、マイク入力信号はハイブ
リッドトランス613において反射し、エコー信号が増
幅回路610により増幅される。この増幅率が大きい
時、レベル比較回路609においてマイク入力信号より
もスピーカ出力信号の方が大きなレベルになる場合があ
り、通話方向判断に誤りを生じる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図11に示した従来の
技術においては、双方向通話時や言葉の終わり(話尾)
において本来推定すべき方向と反対の方向のエコー推定
をすることがあり、エコー推定に誤りを生じることがあ
る。その結果、エコー消去ではなくエコー増幅する場合
があり、ハウリングの要因になる。
【0013】また、図12に示した従来の技術において
は、スピーカ出力がマイク入力に回り込むエコーを消去
する室内側(音響側)エコーキャンセラやハイブリッド
トランスの反射エコーを消去する回線側エコーキャンセ
ラの残留エコーに対して、的確に通話方向を検出するこ
とができないという欠点がある。
【0014】本発明の目的は、エコー消去を的確に行う
ことが可能な2線式音声会議装置を提供することであ
る。
【0015】本発明の他の目的は、エコーキャンセラの
エコー推定動作を行うタイミングを的確に判断し、エコ
ー推定時間(収束時間)の短縮や双方向通話時のエコー
消去量の安定化を図った2線式音声会議装置を提供する
ことである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、マイク
ロホンからの送信信号を導出する送信回路と相手装置か
らの受信信号をスピーカへ導入する受信回路とをハイブ
リッド回路を介して回線に接続してなる2線式音声会議
装置であって、前記ハイブリッド回路を経た受信信号に
含まれる回線エコー成分を推定すると共に外部制御信号
により活性化自在な第1のエコー推定手段と、前記ハイ
ブリッド回路への前記送信信号に含まれる自装置の室内
エコー成分を推定すると共に外部制御信号により活性化
自在な第2のエコー推定手段と、前記第1のエコー推定
手段により推定された前記回線エコー成分を前記受信信
号から減算する第1の減算手段と、前記第2のエコー推
定手段により推定された前記室内エコー成分を前記送信
信号から減算する第2の減算手段と、前記第1の減算手
段による回線エコー成分減算後の受信信号と前記ハイブ
リッド回路へ供給される送信信号とにより前記第1の減
算手段の出力の残留エコーを抑圧すると共にその抑圧状
態を出力する第1のエコー抑圧手段と、前記第2の減算
手段による室内エコー成分減算後の送信信号と前記スピ
ーカへ供給される受信信号とにより前記第2の減算手段
の出力の残留エコーを抑圧すると共にその抑圧状態を出
力する第2のエコー抑圧手段と、前記ハイブリッド回路
を経た受信信号、前記第1の減算手段の出力、前記ハイ
ブリッド回路への送信信号及び前記第1のエコー抑圧手
段の抑圧状態出力を参照して通話方向の検出及び抑圧量
を判断し前記第1のエコー推定手段のための前記外部制
御信号を生成する第1の推定動作制御手段と、前記マイ
クロホンからの送信信号、前記第2の減算手段の出力、
前記スピーカへの送信信号及び前記第2のエコー抑圧手
段の抑圧状態出力を参照して通話方向の検出及び抑圧量
を判断し前記第2のエコー推定手段のための前記外部制
御信号を生成する第2の推定動作制御手段とを含み、前
記第1及び第2の推定動作制御手段は、前記ハイブリッ
ド回路を経た受信信号、前記第1の減算手段の出力、前
記ハイブリッド回路への送信信号、前記マイクロホンか
らの送信信号、前記第2の減算手段の出力、前記スピー
カへの送信信号を夫々所定時定数で平均化して平均値を
算出する平均化手段とを有し、これ等各平均値を参照し
て前記通話方向の検出及び抑圧量の判断をなすよう構成
されていることを特徴とする2線式音声会議装置が得ら
れる。
【0017】
【0018】
【作用】自装置における室内(音響)エコーや回線エコ
ーを夫々推定して消去する場合、エコー消去前後の信号
レベルにより通話方向を検出し、またスピーカへの信号
やマイクからの信号とエコー消去後の信号レベルに応じ
てエコー消去後の信号に対する残留エコー抑圧を行い、
この残留エコー抑圧量や前述の通話方向に従ってエコー
消去のタイミングを決定する。
【0019】また、エコーキャンセラの出力において残
留エコー抑圧をなす残留抑圧制御回路を、エコーキャン
セル前後の信号レベルに応じて活性制御を行うようにし
ている。
【0020】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を用いて
詳述する。
【0021】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
り、図11の従来例の改良であり、両図において同等部
分は同一符号により示している。図1において、音響
(室内)側のエコー推定制御と回線側のエコー推定制御
は同等の処理を行っているため音響側のエコー推定制御
回路について詳細を述べる。
【0022】推定をする条件は参照信号(スピーカ出力
信号)レベルがあること(条件1)、エコー推定過程に
適応したエコー消去量が確保されていること(条件
2)、残留エコー抑圧が十分にされていること(条件
3)の3点である。
【0023】エコー推定回路004はスピーカ001へ
の出力信号を参照し、スピーカ出力信号がマイク002
に回り込むエコーを推定する。減算回路003によりエ
コー信号からエコー推定回路の出力である疑似エコー信
号を差し引きエコー消去する。エコー消去後に残る残留
エコーを抑圧回路005により抑圧し、エコーの戻りを
防止する。
【0024】条件1の判断のためにスピーカ出力信号を
平均化回路008により平均化して、そのレベルを推定
動作制御回路009により監視する。
【0025】条件2の判断のためにマイク002入力信
号と減算回路003の出力信号をそれぞれ平均化回路0
07、平均化回路006により平均化する。これ等平均
レベルのレベル比較を推定動作制御回路009により行
い、エコー消去量を監視する。
【0026】条件3の判断のために抑圧回路005の抑
圧状態を推定動作制御回路009により監視する。
【0027】増幅回路010はマイク入力信号を送信す
る際のレベルを調整するためのものである。また、増幅
回路012は回線からの入力信号をスピーカ出力する際
のレベルを調整するためのものである。
【0028】図2に本発明に用いられる各平均化回路の
ブロック図を示す。入力信号を絶対値化回路106によ
り絶対値化し、この信号と現在の平均値と差分を減算回
路101によりとる。この結果にある小さな値(c1例
えば10E−4)を乗算回路102により乗じ、現在の
平均値に加算する。
【0029】この結果現在の平均値より入力が小さい場
合は、現在の平均値に負の値が加算され、逆に入力が大
きい場合には正の値が加算される。この加算された結果
をシフトレジスタ105によりシフトし、次の入力信号
に対し現在の平均値とする。
【0030】図3に本発明に用いられる抑圧回路005
(016)のブロック図を示す。抑圧回路は通話方向を
検出しエコー消去後の残留エコーを抑圧する。この通話
方向の検出に、抑圧回路005の場合は、スピーカ出力
信号とエコー消去後の信号レベル比較を抑圧判断回路2
01により行う。例えばスピーカ出力信号のレベルがマ
イク入力信号からエコー消去した信号レベルより十分に
大きい場合(例えば12dBのレベル差)、抑圧判断回
路201は抑圧を挿入する判断をしアドレスを変更す
る。アドレスポインタ204により決定された記憶デー
タを記憶回路203は出力し乗算回路202により入力
信号に抑圧を加え出力信号とする。
【0031】図4は本発明に用いられる推定動作制御回
路009(011)のブロック図を示す。
【0032】前記条件1の判断を以下に示す。スピーカ
出力信号を平均化する平均化回路008である入力Cか
らある閾値b2を減算回路309により減じレベル判断
をする。このレベルの大小によりカウンタ回路318を
増加減少させる。このカウンタの値によりスピーカ出力
信号レベルの監視を行い、信号レベルがあるときにカウ
ンタ回路は“1”を出力し、信号レベルのない時に
“0”を出力する。
【0033】前記条件の判断を以下に示す。抑圧回路
005の抑圧状態出力である入力dからある閾値b3を
減算回路310により減じ抑圧状態(抑圧量)を判断す
る。この抑圧量の大小によりカウンタ319を増加減少
させる。このカウンタの値により抑圧回路の抑圧状態の
監視を行い、抑圧時にカウンタ回路は“1”を出力し、
信号レベルのない時に“0”を出力する。
【0034】前記条件の判断を以下に示す。マイク入
力信号を平均化する平均化回路007の出力である入力
bと、エコー消去後の信号を平均化する平均化回路00
6の出力である入力aとを比較することにより、エコー
キャンセラとしてのエコー消去量が算出できる。
【0035】乗算回路301により入力aであるエコー
消去後の信号レベルにあるバイアスc1を与える。入力
bであるマイク入力信号レベルにはアドレスポインタ3
02、記憶回路303からの値が乗算回路304に乗じ
られる。
【0036】この乗算された結果と乗算回路301の出
力の差がゼロになるようにアドレスポインタ302は変
動する。この記憶回路303の出力は上記のフィードバ
ックによりマイク入力信号レベルとエコー消去後の信号
レベルにバイアスc2を与えた信号レベルとの比較値に
他ならない。すなわち、バイアスを含んだエコー消去量
を示している。しかも平均化回路の時定数によりリアル
タイムに近いエコー消去量(消去量の瞬時値)を算出す
ることが可能になる。
【0037】この消去量の瞬時値の比較的大きな値を安
定的に平均化した値(消去量の推定値)を求める。現在
の消去量の推定値より消去量の瞬時値の方が大きな場合
を減算回路307により判断し、切替回路311により
大きな係数c3を選択する。逆の場合は小さな係数c4
を選択する。
【0038】図2に示した平均化回路と同様に、平均化
した値(消去量の推定値)であるシフトレジスタ313
の出力と消去量の瞬時にバイアスb1を加えた加算回路
306の出力との差分を減算回路312により算出す
る。この差分に選択された係数c3またはc4を乗算回
路315により乗じ、シフトレジスタの出力に加算回路
316により加算する。この信号をシフトレジスタ31
3は入力し次回の処理に用いる。
【0039】このエコー消去量の瞬時値をエコー消去量
の推定値により正規化回路308により正規化すること
により、エコー推定過程に関わらず通話方向の検出が可
能になる。すなわち消去量の瞬時値が消去量の推定値に
近づくほどスピーカ出力になる話者の単独の通話状態と
判断が可能になる。逆に離れるほどマイク入力側の話者
の単独の通話状態または割り込み状態であるとの判断が
可能になる。また。エコー消去量が十分にならないエコ
ー推定過程においても適応した判断が可能になる。
【0040】この正規化回路308の出力からある閾値
b4を減算回路314により減じ、通話状態を判断す
る。この判断によりカウンタ317を増加減少させる。
このカウンタ317の値により抑圧回路の通話状態の監
視を行いスピーカ出力になる話者の単独の通話状態に判
断したときこのカウンタ317は“1”を出力し、単独
の通話状態でないと判断した場合“0”を出力する。
【0041】これらの判断により上記の3条件から推定
制御の判断をアンド回路320により行い推定動作制御
の出力とする。この推定動作制御信号によりエコー推定
004(017)は推定動作を停止または動作(活性
化)される。
【0042】回線側のエコー推定動作制御に関しても同
様の判断によって制御が行われる。ここで音響側のエコ
ーキャンセラと回路側のエコーキャンセラの残留エコー
抑圧回路が連結して動作した場合、音響側のエコーキャ
ンセラと回線側のエコーキャンセラの推定動作制御も連
結して動作させることが可能になる。
【0043】図5に本発明の他の実施例のブロック図を
示す。本実施例は図12の従来例の改良であり、両図に
おいて同等部分は同一符号により示している。
【0044】回線を利用する会議装置は、図5に示すよ
うに、回線側は2線回線を通常用いる(電話機の受話器
のスピーカ、マイクのインタフェースの場合も考えられ
る)。エコーキャンセラ612はハイブリッドトランス
613において発生するエコー(以後、回線エコー)を
消去し、エコーキャンセラ603はスピーカ601の出
力がマイク602に回り込む室内のエコー(以後、音響
エコー)を消去する。これらのエコーキャンセラのエコ
ー消去後の残留エコーを抑圧挿抜回路615,616に
より的確なタイミングで抑圧を加える。
【0045】対向側話者の音声信号がスピーカ601に
出力される過程は、ハイブリッドトランス613を通り
(以後、ハイブリッドトランス受信入力信号)エコーキ
ャンセラ612を通り、アンプ610により必要なレベ
ルに増幅される。そして抑圧挿抜回路615を通り(こ
の際信号に対する抑圧は受けない)、エコーキャンセラ
603にて参照され、スピーカ601出力(スピーカ出
力信号)となる。
【0046】また、マイク入力側話者の音声信号がハイ
ブリッドトランス613に送信出力される過程は、エコ
ーキャンセラ603を通り、アンプ606により必要な
レベルに増幅され、抑圧挿抜回路615を通り(この際
信号に対する抑圧は受けない)、抑圧挿抜回路616を
通り、エコーキャンセラ612にて参照され、ハイブリ
ッドトランス613の送信出力となる。
【0047】音響エコー信号はエコーキャンセラ603
によるエコー消去後の残留エコーとして回路送信方向に
戻ってしまう。回線エコーはエコーキャンセラ612に
よるエコー消去後の残留エコーとしてスピーカ出力方向
に戻ってしまう。
【0048】このような閉ループシステムの場合、系全
体の鳴音(ハウリング)余裕を確保するために抑圧挿抜
回路615を加える。この抑圧挿抜回路615はレベル
比較回路614,611によりそれぞれエコーキャンセ
ラ603,612のエコー消去量を監視し、鳴音余裕の
確保に必要な抑圧量を算出する。
【0049】また、レベル比較判断回路605,609
によりそれぞれエコーキャンセラ603,612の参照
信号cとエコー消去後の出力信号bとのレベル比較値を
監視し、通話方向を判断する。その判断結果に従って増
幅回路606の出力もしくは増幅回路610の出力に鳴
音余裕に必要な抑圧量を挿抜する。抑圧挿抜回路618
はレベル比較判断回路605の結果により送信出力残留
エコーが戻らないように必要な抑圧量の挿抜を行う。
【0050】図6に図5のエコーキャンセラ603,6
12のブロック図を示す。これ等エコーキャンセラは受
信入力信号cを参照し、エコー推定回路である周知の適
応型フィルタ902により生成した疑似エコーを送信入
力信号aから減算回路901により減じ、エコー消去す
る。減算回路101の出力が0に近づくようにエコー推
定は行われる。
【0051】尚、図1の第1の実施例のエコー推定回路
004,017はこの適応型フィルタ902が用いられ
ている。
【0052】図7に図5のレベル比較判断回路605,
609のブロック図を示す。レベル比較判断回路はそれ
ぞれエコーキャンセラ603,612の送信出力信号b
と受信入力信号aの信号レベル差を測定し、このレベル
差の比較的大きい値の平均をとることにより片方向通話
時の信号レベル差を推定する。
【0053】この信号レベル差の測定は、入力信号aに
対して平均化回路701によりある時定数をもたせて平
均化した値に、乗算回路704によりあるバイアスc2
を乗じた値と、入力信号bに対して平均化回路706に
よりある時定数をもたせて平均化した値に、レベル比較
値に相当する記憶回路711の出力を乗算回路710に
乗じた値とを減算回路713により比較し、比較結果が
0に近づくようにアドレスポインタ712を変化させる
ことにより行われる。
【0054】この記憶回路711の出力は平均化する際
の時定数により変動速度が決まる。例えば、平均化の時
定数が大きければ記憶回路711の出力の変化は速くな
る。この記憶回路711の出力値は入力信号に臨時に追
従した値を示す(瞬時レベル比較値とする)。
【0055】この瞬時レベル比較値の比較的大きな値を
安定的に平均化する(平均レベル比較値とする)ために
係数c4,c5の2通りから係数を選択する。平均レベ
ル比較値よりより瞬時レベル比較値の方が大きな場合
は、減算器715により大きな係数を切替器716によ
り選択し、逆の場合には小さな係数を選択する。
【0056】現在の平均レベル比較値であるシフトレジ
スタ721の出力と瞬時レベル比較値との差分を減算回
路717により求め、選択とれた係数c4,c5を乗算
回路718により乗じる。この結果を現在の平均レベル
比較値に加算回路720により加算し、次回の平均レベ
ル比較値としてシフトレジスタ721に入力する。そし
て、平均レベル比較値で瞬時レベル比較値を正規化回路
722により除算し、現在の瞬時レベル比較値が正規化
される。
【0057】この値は、音響側の場合でレベル比較判断
回路605で値が大きい場合、スピーカ出力信号がマイ
ク入力信号より大きいことを示している。レベル比較判
断回路605の値が小さい場合、マイク入力信号の方が
レベル高いことを示している。逆に、回線側のレベル比
較判断回路609で値が大きい場合、ライン出力信号が
ライン入力信号大きいことを示している。
【0058】図8に図5のレベル比較回路614,61
1のブロック図を示す。これ等レベル比較回路はそれぞ
れエコーキャンセラ603,612のエコー消去量を瞬
時に追従して測定し(瞬時消去量とする)、現在の推定
状態におけるエコー消去量を瞬時消去量の比較的大きな
値を平均をとることにより推定する(平均消去量とす
る)。
【0059】瞬時消去量の測定は入力信号aに対して平
均化回路801によりある時定数をもたせて平均化した
値に、乗算回路804によりあるバイアスc7を乗じた
値と、入力信号bに対して平均化回路806によりある
時定数をもたせて平均化した値に、レベル比較値に相当
する記憶回路811の出力を乗算回路810により乗じ
た値とを減算回路813により比較し、比較結果が0に
近づくようにアドレスポインタ813を変化させる。
【0060】記憶回路811の出力は平均化回路の平均
化する際の時定数により変動速度がきまる。例えばこの
時定数が大きければ、記憶回路811の出力の変化は速
くなる。
【0061】瞬時消去量の比較的大きな値を安定的に平
均化するために係数c9,c10の2通りから係数を選
択する。平均消去量より瞬時消去量の方が大きな場合を
減算回路815により判断し、切り替え回路816によ
り大きな係数を選択し、逆の場合には小さな係数を選択
する。
【0062】現在の平均レベル比較値であるシフトレジ
スタ821の出力と瞬時レベル比較値との差分を減算回
路817により求め、選択された係数c9,c10を乗
算回路818により乗じる。この結果を現在の平均レベ
ル比較値に加算回路820により加算し、次回の平均レ
ベル比較値としてシフトレジスタ821に入力する。こ
の平均消去量をエコー消去量の推定値として出力する。
【0063】図9に図5の抑圧挿抜回路615のブロッ
ク図を示す。この抑圧挿抜回路はエコーキャンセラ60
3,612の消去量が確保できるまでの過程(エコー推
定過程)における鳴音余裕の確保を目的として用いられ
る。この鳴音余裕の確保のために前記レベル比較回路6
14,611の結果である入力b,hを定数b3からそ
れぞれ減算回路414,413により減じ、必要な抑圧
量を算出する。
【0064】切替判断回路405により通話方向の判断
をし、切替回路403により通話方向判断の基準を切り
替える。例えば、ライン入力側の通話であると判断して
いるときは、レベル比較判断回路605の結果dから閾
値t1を減算回路401により減じた結果を選択し、ま
たマイク入力側の通話であると判断しているときは、レ
ベル比較判断回路609の結果eから閾値t2を減算回
路402により減じた結果を選択する。
【0065】選択された結果からカウンタ404を増減
させ、カウンタの値により判断回路405において通話
方向の判断がされる。この判断により切替回路415を
切り替える。加算回路416により、切替回路によって
選択された定数q1,q2(例えば+1,−1)により
アドレスポインタ406をアップダウンさせる。
【0066】この際、鳴音余裕に必要な抑圧量である加
算回路413により求めた値を最大値とし、この値を越
える場合は切替回路417により、乗算回路410,4
11における抑圧量の最大値とするものである。切替回
路417により選択された値によりメモリ408のアド
レスを決定し乗算回路411により信号に抑圧を加え
る。
【0067】一方、当該最大値と加算回路416の出力
との差を加算回路412により求め、この値によりメモ
リ409のアドレスをアドレスポインタ407で決定し
乗算回路410により抑圧を加える。これ等乗算回路4
10,411により加えられる抑圧量の和は、常に当該
最大値に相当する値になり、この値により系の鳴音余裕
が保たれる。
【0068】図10に図5の抑圧挿抜回路616のブロ
ック図を示す。この抑圧挿抜回路は、抑圧挿抜回路61
5により処置において、マイク入力から回線送信方向に
残る残留エコーに関して補助的な動作をする。
【0069】この系においては音響側の残留エコーがよ
り大きくなる。すなわち音響側のエコーキャンセラの消
去量が回線側に比べ少ない。これは音響側の方はエコー
経路に非線形な伝達があり、またエコー経路の変動が比
較的大きい等のためである。
【0070】抑圧を挿入する判断はレベル比較判断回路
605の出力bから減算回路501により閾値t4を減
じ判断する。この閾値t4は抑圧挿抜回路615の閾値
t1より大きな値とする。この閾値の差により抑圧挿抜
回路615と抑圧挿抜回路616において異なる判断が
可能となる。
【0071】減算回路501の減算の結果、切替回路5
11の切替がなされ、アドレスポインタ503を変化さ
せる基準を選択する。抑圧を減少させる判断をした場
合、負の定数q4により加算回路502によりアドレス
ポインタ503を抑圧減少方向に変動させる。逆に抑圧
を増加させる判断をした場合、切替回路511は減算回
路506の出力を選択し、抑圧後のレベルがある値t3
になるように調整を行う。
【0072】平均化回路507により抑圧後の信号レベ
ルを検出し、この信号からあるレベルt3を減算回路5
06により減じ、その出力によりアドレスポインタ50
3に加算回路502によって帰還をかける。加算回路5
02によりアドレスポインタ503を変動させメモリ5
04から乗算する値を決定する。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、音響側と回線側のエコ
ーキャンセラの推定を的確に行い、エコー推定誤りによ
るハウリングの防止やエコー推定時間の短縮が可能によ
り、また残留エコー抑圧量の監視によりエコー推定に妨
害を与える線形性の強い信号の入力時のエコー推定を完
全に停止できるという効果がある。
【0074】また、本発明によれば、閉ループにおける
鳴音余裕をエコーキャンセラのエコー消去量に適応した
抑圧を加えることにより確保し、また残留エコーを的確
に抑圧することによりエコーの戻りを防止することが可
能になり、その結果、通話品質を向上したエコー抑圧が
可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】図1における平均化回路のブロック図である。
【図3】図1における残留エコー抑圧回路のブロック図
である。
【図4】図1における推定動作制御回路のブロック図で
ある。
【図5】本発明の他の実施例のブロック図である。
【図6】図5におけるエコーキャンセラのブロック図で
ある。
【図7】図5におけるレベル比較判断回路のブロック図
である。
【図8】図5におけるレベル比較回路のブロック図であ
る。
【図9】図5における抑圧挿抜回路615のブロック図
である。
【図10】図5における抑圧挿抜回路616のブロック
図である。
【図11】従来の2線式音声会議装置の一例を示すブロ
ック図である。
【図12】従来の2線式音声会議装置の他の例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
001,601 スピーカ 002,602 マイクロホン 003,018 減算回路 004,017 エコー推定回路 005,016 残留エコー抑圧回路 006〜008,013〜015 平均化回路 009,011 推定動作制御回路 010,012,606,610 アンプ 019,613 ハイブリッドトランス 603,612 エコーキャンセラ 605,609 比較判断回路 611,614 比較回路 615,616 抑圧挿抜回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/76 - 3/44 H04B 3/50 - 3/60 H04B 7/005 - 7/015 H04M 1/00 H04M 1/24 H04M 1/58 - 1/62 H04M 1/66 - 1/78

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロホンからの送信信号を導出する
    送信回路と相手装置からの受信信号をスピーカへ導入す
    る受信回路とをハイブリッド回路を介して回線に接続し
    てなる2線式音声会議装置であって、 前記ハイブリッド回路を経た受信信号に含まれる回線エ
    コー成分を推定すると共に外部制御信号により活性化自
    在な第1のエコー推定手段と、 前記ハイブリッド回路への前記送信信号に含まれる自装
    置の室内エコー成分を推定すると共に外部制御信号によ
    り活性化自在な第2のエコー推定手段と、 前記第1のエコー推定手段により推定された前記回線エ
    コー成分を前記受信信号から減算する第1の減算手段
    と、 前記第2のエコー推定手段により推定された前記室内エ
    コー成分を前記送信信号から減算する第2の減算手段
    と、 前記第1の減算手段による回線エコー成分減算後の受信
    信号と前記ハイブリッド回路へ供給される送信信号とに
    より前記第1の減算手段の出力の残留エコーを抑圧する
    と共にその抑圧状態を出力する第1のエコー抑圧手段
    と、 前記第2の減算手段による室内エコー成分減算後の送信
    信号と前記スピーカへ供給される受信信号とにより前記
    第2の減算手段の出力の残留エコーを抑圧すると共にそ
    の抑圧状態を出力する第2のエコー抑圧手段と、 前記ハイブリッド回路を経た受信信号、前記第1の減算
    手段の出力、前記ハイブリッド回路への送信信号及び前
    記第1のエコー抑圧手段の抑圧状態出力を参照して通話
    方向の検出及び抑圧量を判断し前記第1のエコー推定手
    段のための前記外部制御信号を生成する第1の推定動作
    制御手段と、 前記マイクロホンからの送信信号、前記第2の減算手段
    の出力、前記スピーカへの送信信号及び前記第2のエコ
    ー抑圧手段の抑圧状態出力を参照して通話方向の検出及
    び抑圧量を判断し前記第2のエコー推定手段のための前
    記外部制御信号を生成する第2の推定動作制御手段とを
    含み、 前記第1及び第2の推定動作制御手段は、 前記ハイブリッド回路を経た受信信号、前記第1の減算
    手段の出力、前記ハイブリッド回路への送信信号、前記
    マイクロホンからの送信信号、前記第2の減算手段の出
    力、前記スピーカへの送信信号を夫々所定時定数で平均
    化して平均値を算出する平均化手段とを有し、これ等各
    平均値を参照して前記通話方向の検出及び抑圧量の判断
    をなすよう構成されていることを特徴とする2線式音声
    会議装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のエコー抑圧手段は、 前記第1の減算手段による回線エコー成分減算後の受信
    信号と前記ハイブリッド回路へ供給される送信信号とに
    より抑圧量を判断する抑圧判断回路と、この判断出力に
    よりアドレスを決定するアドレスポインタと、このアド
    レスポインタの出力アドレスにより指定された記憶内容
    を出力するメモリと、このメモリ出力と前記第1の減算
    手段による回線エコー成分減算後の受信信号とを乗算し
    て導出する乗算回路とを有し、 前記第2のエコー抑圧手段は、前記 第2の減算手段による室内エコー成分減算後の送信
    信号と前記スピーカへ供給される受信信号とにより抑圧
    量を判断する抑圧判断回路と、この判断出力によりアド
    レスを決定するアドレスポインタと、このアドレスポイ
    ンタの出力アドレスより指定された記憶内容を出力する
    メモリと、このメモリ出力と前記第2の減算手段による
    室内エコー成分減算後の受信信号とを乗算して導出する
    乗算回路とを有することを特徴とする請求項1記載の2
    線式音声会議装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の推定動作制御手段は、 前記ハイブリッド回路への送信信号が所定値より大なる
    ときにセットされる第1のセット手段と、 前記第1のエコー抑圧手段の抑圧量が所定値より大なる
    ときにセットされる第2のセット手段と、 前記ハイブリッド回路による受信信号と前記第1の減算
    手段の出力とを比較して前記第1の減算手段のエコー消
    去量を算出する手段と、 このエコー消去量の平均値を算出する手段と、 この平均値と前記エコー消去量とにより通話方向の検出
    をなす手段と、 この通話方向検出結果に従ってセットされる第3のセッ
    ト手段と、 前記第1〜第3のセット手段のセット状態に応じて前記
    外部制御信号を生成する手段とを有し、 前記第2の推定動作制御手段は、 前記スピーカへの信号が所定値より大なるときにセット
    される第4のセット手段と、 前記第2のエコー抑圧手段の抑圧量が所定値より大なる
    ときにセットされる第5のセット手段と、 前記マイクロホンからの送信信号と前記第2の減算手段
    の出力とを比較して前記第2の減算手段のエコー消去量
    を算出する手段と、 このエコー消去量の平均値を算出する手段と、 この平均値と前記エコー消去量とにより通話方向の検出
    をなす手段と、 この通話方向検出結果に従ってセットされる第6のセッ
    ト手段と、 前記第4〜第6のセット手段のセット状態に応じて前記
    外部制御信号を生成する手段とを有することを特徴とす
    る請求項1または2記載の2線式音声会議装置。
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