JPH09286006A - 枝葉木収集車 - Google Patents

枝葉木収集車

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JPH09286006A
JPH09286006A JP8102949A JP10294996A JPH09286006A JP H09286006 A JPH09286006 A JP H09286006A JP 8102949 A JP8102949 A JP 8102949A JP 10294996 A JP10294996 A JP 10294996A JP H09286006 A JPH09286006 A JP H09286006A
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G23/00Forestry
    • A01G23/02Transplanting, uprooting, felling or delimbing trees
    • A01G23/08Felling trees
    • A01G23/093Combinations of shearing, sawing or milling apparatus specially adapted for felling trees
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65FGATHERING OR REMOVAL OF DOMESTIC OR LIKE REFUSE
    • B65F3/00Vehicles particularly adapted for collecting refuse
    • B65F3/14Vehicles particularly adapted for collecting refuse with devices for charging, distributing or compressing refuse in the interior of the tank of a refuse vehicle
    • B65F3/22Vehicles particularly adapted for collecting refuse with devices for charging, distributing or compressing refuse in the interior of the tank of a refuse vehicle with screw conveyors, rotary tanks

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  • Debarking, Splitting, And Disintegration Of Timber (AREA)
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、切削機により枝葉木を所望の大き
さに切削して外部に飛散することなく的確に収容箱に収
容でき、且つ収容箱の収容能力を十分に発揮できる枝葉
木収集車を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明に係る枝葉木収集車は、剪定され
た枝葉木を切削する切削機17と該切削機17により切削さ
れた切削物を収容可能な収容箱1 とを車体Dに搭載して
なり、収容箱1 の開口部を開閉可能なテールゲート12に
は前記切削機17及び投入された枝葉木を該切削機17に送
給する為の送給手段43が装着されてなり、且つ、切削機
17は回転可能に設けられた回転ローター19及び該回転ロ
ーター19にその周縁部から刃端部34が突出すべく取付け
られ固定刃59とにより枝葉木を切削する回転刃33を具備
してなり、該切削機17には切削した枝葉木を収容箱1 内
部へ排出する排出口38が設けられ、しかも収容箱1 は車
体Dに回転可能に搭載され、収容箱1 内面に突設された
掻き上げ羽根15b により切削物を収容箱1 内部に送り込
む構造を備えた構成からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枝葉木収集車に関
するものであり、より詳しくは剪定された枝葉木を切削
する切削機と該切削機により切削された切削物を収容可
能な収容箱を車体に搭載した枝葉木収集車に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の枝葉木収集車として
は、実公昭61−21208号公報記載のものが公知で
ある。
【0003】該公報記載の枝葉木収集車は、車体に上面
が開口された収容箱(荷箱)と剪定された枝葉木を切削
する切削機とが搭載されてなり、該切削機内部の円板面
に固定された複数の切れ刃により枝葉木をチップ化し、
このチップ化され円板面の貫通孔を通過した切削物が、
スロワの遠心力によってシュートを介して前記収容箱の
上面開口部より投入され、枝葉木を収集するものであっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、該公報
記載の枝葉木収集車にあっては、切削物がシュートより
収容箱の上面開口部に投入される際に、作業場所の風等
によって収容箱に投入されずに収集車近辺に飛散してし
まうことがあった。特に、収容箱に投入される切削物は
円板面の貫通孔を通過し且つスロワの遠心力によって上
方に撥ね上げられたものであり、かなり細かく切削され
ているものゆえ、的確に収容箱に投入されないという問
題が存在した。
【0005】さらに、上記の如きシュートにより収容箱
に切削物を投入した場合にあっては、収容箱内部の切削
物が一箇所に偏り、荷箱の収容能力を十分に発揮できな
いという問題があった。
【0006】また、収容箱内に投入されるには切削物は
円板面の貫通孔を通過し且つスロワの遠心力によって上
方に撥ね上げられる必要があり、かなり細かなものであ
ることを要するので、収集した枝葉木のその後の使用目
的に応じた収集を行うことが困難であり、特に従来の収
集車により収集した枝葉木を収集後に枝と葉とに分別す
ることは困難であった。
【0007】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたもので、切削機により枝葉木を所望
の大きさに切削して外部に飛散することなく的確に収容
箱に収容でき、且つ収容箱の収容能力を十分に発揮でき
る枝葉木収集車を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明に係る枝葉木収集車は、剪定された枝葉木を切削
する切削機17と該切削機17により切削された切削物を収
容可能な収容箱1 とを車体Dに搭載してなり、収容箱1
の開口部を開閉可能なテールゲート12には前記切削機17
及び投入された枝葉木を該切削機17に送給する為の送給
手段43が装着されてなり、且つ、切削機17は回転可能に
設けられた回転ローター19及び該回転ローター19にその
周縁部から刃端部34が突出すべく取付けられ固定刃59と
により枝葉木を切削する回転刃33を具備してなり、該切
削機17には切削した枝葉木を収容箱1 内部へ排出する排
出口38が設けられ、しかも収容箱1 は車体Dに回転可能
に搭載され、収容箱1 内面に突設された掻き上げ羽根15
b により切削物を収容箱1内部に送り込む構造を備えた
構成からなる。
【0009】該構成からなる本発明に係る枝葉木収集車
は、剪定した枝葉木を送給手段43によって切削機17へ送
給すると、この枝葉木が回転ローター19の回転により回
転刃33と固定刃59とによって切削される。そして、この
切削された切削物は、切削機17の排出口38より収容箱1
内部に排出され、収容箱1 の回転により掻き上げ羽根15
b によって収容箱1 内部に送り込まれて収容される。ま
た、切削機17により枝葉木を細かく切削した場合であっ
ても、収容箱1 内面に突設された掻き上げ羽根15b によ
り切削物を収容箱内部に送り込むものゆえ、切削物を収
容箱1 内部に的確に送り込むことができる。
【0010】また、本発明に係る枝葉木収集車は、請求
項2記載の如く、送給手段43を、枝葉木を載上すべく回
転ローター19に臨んで設けられた固定板57と、該固定板
57上の枝葉木を回転ローター19側に送給すべく回転可能
に設けられた送給ローラー49とから構成し、該送給ロー
ラー49を固定板57上の枝葉木によって上方に移動すべく
上下動自在に設けることも可能である。
【0011】該構成からなる請求項2記載の枝葉木収集
車は、固定板57上に載上された枝葉木の量及び大きさに
あわせて送給ローラー49が上下動し、的確に固定板57上
の枝葉木を回転ローター19側に送給することができ、ま
た送給ローラー49の自重により枝葉木を押圧しつつ送給
できるので、回転刃33により的確に枝葉木を切削するこ
とができる。
【0012】さらに、請求項2記載の枝葉木収集車は、
請求項3記載の如く、送給ローラー49を枢支軸55で枢支
され揺動自在な揺動部材53に取付け、該揺動部材53の枢
支軸55を回転ローター19よりも収容箱側で且つ最下端に
位置した際の送給ローラー49の回転軸51よりも下方に位
置させてなるならば、揺動部材53の揺動により送給ロー
ラー49を上下動させることができ、しかも揺動部材53の
枢支軸55が収容箱側に位置するので送給ローラー49の上
下動を枝葉木の送給に対して垂直方向に近似できるとと
もに、送給手段43と切削機17との両方をコンパクトにテ
ールゲート12に装着することができる。また、揺動部材
53の枢支軸55を収容箱側で且つ送給ローラー49の回転軸
51よりも下方に設けている為、固定板57上の枝葉木によ
って送給ローラー49を的確に上昇させることができる。
つまり、送給ローラー49は枝葉木によって上方側又は収
容箱側に押圧されるが、この収容箱側への押圧によって
も送給ローラー49の回転軸51よりも下方に位置する枢支
軸55を中心に揺動部材53が的確に上方側に揺動するた
め、送給ローラー49を的確に上昇させることができるの
である。
【0013】また、請求項2記載の枝葉木収集車は、請
求項4記載の如く固定板57を回転ローター19に向けて下
方に傾斜せしめた構成を採用すると、固定板57に載上し
た枝葉木が回転ローター19側にスライドし易く、固定板
57上の枝葉木を送給ローラー49により容易に回転ロータ
ー19へ送給することができる。
【0014】さらに、本発明に係る枝葉木収集車は、請
求項5記載の如く、送給手段43を、回転刃33の一回転あ
たり所望量の枝葉木を回転ローター19側に送給するよう
に制御することも可能である。
【0015】該構成からなる請求項5記載の枝葉木収集
車は、回転刃33の一回の切削あたりに送られる枝葉木の
量を調整でき、回転刃33の切削で切削物を一定寸法にす
ることができる。
【0016】また、本発明に係る枝葉木収集車は、請求
項6記載の如く、回転ローター19には、回転刃33の刃端
部34の突出位置から回転方向の周縁部に、切削された枝
葉木を退避可能な逃げ部28が刻設されてなる構成を採用
することもできる。
【0017】該構成からなる請求項6記載の枝葉木収集
車は、枝葉木を回転刃33により切削している際に、切削
された切削物が回転ローター19の逃げ部28に逃れるた
め、切削作業を円滑に行うことができる。つまり、回転
刃33と固定刃59との間に介在する枝葉木が回転ローター
19の回転により回転刃33と当接し、さらに回転ローター
19が回転して枝葉木が切削されている際に、既に切削さ
れている枝葉木の一部が回転ローター19の逃げ部28に逃
げ込むため、この既に切削されている枝葉木の一部が回
転ローター19の回転を阻害することがない。
【0018】さらに、本発明に係る枝葉木収集車は、請
求項7記載の如く、回転ローター19に回転刃33を取付け
る為の略L字状の取付用切欠29を形成し、該取付用切欠
29を、回転刃33の側面部の当接する取付面30a に対して
立ち上がり面30b の周縁側が刃端部34側に傾斜するよう
に形成することもできる。
【0019】該構成からなる請求項7記載の枝葉木収集
車は、略L字状の取付用切欠29に回転刃33を取付け、回
転ローター19を高速回転すると、回転刃33には遠心力が
作用するが、該回転刃33には遠心力に対して立ち上がり
面30b からの反作用の力を受けるので、回転刃33の固定
手段に作用する力を軽減することができる。
【0020】また、本発明に係る枝葉木収集車は、請求
項8記載の如く、回転刃33にはボルト等の固定手段37を
挿通可能な孔部35が穿孔され、該孔部35が回転刃33の刃
端部34方向に延びて形成され、該回転刃33がボルト等の
固定手段37に対して刃端部34側にスライド可能に設けら
れた構成を採用することもできる。
【0021】該構成からなる請求項8記載の枝葉木収集
車は、ボルト等の固定手段37を孔部35に挿通せしめて、
該固定手段により回転刃33を取付けることができる一
方、刃端部34の磨耗により回転刃33が回転ローター19の
周縁部より所望長さ突出しなくなった場合に、ボルト等
の固定手段37を緩めて、固定手段37に対して回転刃33を
刃端部34側に孔部35に沿ってスライドさせて、回転刃33
の刃端部34の突出長さを調整することができる。
【0022】さらに、本発明に係る枝葉木収集車は、請
求項9記載の如く、切削機17の排出口38には、所望の大
きさの切削物のみを通過するような通過孔39a を有し且
つ一定以上の大きさの切削物を保持して回転刃33とによ
り切削するスクリーン39が着脱自在に取付けられてなる
構成を採用することもできる。
【0023】該構成からなる請求項9記載の枝葉木収集
車は、スクリーン39を取付けた時には回転刃33と固定刃
59とにより切削された切削物が一定以上の大きさであれ
ばスクリーン39により保持され、再度回転刃33により切
削され、切削物が一定以下の大きさであればスクリーン
39を通過して収容箱1 へ排出され、これにより収容箱1
に収容される切削物の大きさを一定の大きさ以下とする
ことができる。一方、スクリーン39を取り外した際に
は、回転刃33と固定刃59とにより切削された切削物をそ
のまま収容箱1 へ排出することができる。
【0024】また、本発明に係る枝葉木収集車は、請求
項10記載の如く、掻き上げ羽根15b の先端部15c を収
容箱1 の回転方向に曲設して形成することもできる。
【0025】該構成からなる請求項10記載の枝葉木収
集車は、切削機17の排出口38より排出された切削物を掻
き上げ羽根15b により掻き上げて収容箱1 内部に送り込
むに際して、先端部15c が収容箱1 の回転方向に曲設さ
れてなる為、掻き上げた切削物が不用意に先端部15c か
ら落下して、掻き上げ前の排出口38下部に落下すること
がない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図11を参酌しつ
つ本発明に係る枝葉木収集車の実施形態について説明す
るが、走行車両上に回転自在に搭載され後方に開口部を
有する収容箱1 と、該収容箱1 の開口部を開閉自在なテ
ールゲート12とからなり、該テールゲート12に切削機17
と、該切削機17に枝葉木を送給可能な送給手段43とが装
着された構成からなる枝葉木収集車について以下説明す
る。
【0027】前記収容箱1 は、略円筒状で、後方部1aが
テーパ状に拡がり、後方面に開口部が形成されてなる。
該収容箱1 は図1及び図4に示す如く車体Dの後端部の
軸2aに回動自在に取付けられたダンプ用枠体2 に回転自
在に支持されて、車体D上に搭載されている。
【0028】ここで、該収容箱1 は、その前方部分が図
1及び図2に示す如くダンプ用枠体2 の前方で立設され
た支持台4 に軸受3 を介して回転自在に支持され、その
後方部分が図4に示すようにダンプ用枠体2 の後端に立
設された支持フレーム9 に旋回ベアリング10を介して回
転自在に支持されることによって、ダンプ用枠体2 に回
転自在に支持されている。
【0029】前記軸受3 は図2に示すように支持台4 の
上端部で固着されており、前記旋回ベアリング10は図4
に示すように支持フレーム9 の前方側に固着されてい
る。
【0030】また、前記支持台4 は、図2に示すよう
に、車体Dに枢着されたダンプ用シリンダ5 とピン5aを
介して枢支連結されてなり、これによってダンプ用シリ
ンダ5が伸長することにより、ダンプ用枠体2 は軸2aを
中心として揺動し前方部分が持ち上がり、収容箱1 がダ
ンプするように構成されている。
【0031】さらに、収容箱1 の前面には図2に示すよ
うにギア6 が収容箱1 と同軸で固着されてなり、該ギア
6 と噛合可能なピニオン8 がドラム用油圧モーター7 に
接続されており、該ピニオン8 を回転させることによ
り、収容箱1 は回転するように構成されている。ここ
で、ドラム用油圧モーター7 はダンプ用枠体2 の前方に
載置固定されている。
【0032】また、収容箱1 内部には、前方側では図1
に示す如く螺旋状の送り羽根15a,15a が二枚周方向等間
隔に突設されており、テーパ状の後方部1aの内部では切
削機17による切削物を掻き上げるべく図4に示す如き螺
旋状の掻き上げ羽根15b,…が四枚周方向等間隔に設けら
れている。ここで、送り羽根15a 及び掻き上げ羽根15b
は何れも収容箱1 の内面より回転軸に向けて突設されて
なり、しかも掻き上げ羽根15b の先端部15c は図6に示
すように且つ収容箱1 の回転方向に45度屈曲されて設
けられている。尚、掻き上げ羽根15b は、図4に示すよ
うに先端部15c がテールゲート12に装着された案内板16
等と当接しないような長さだけ突設されている。
【0033】さらに、前記テールゲート12には図1及び
図4に示す如く前記掻き上げ羽根15b,…の内面側に案内
板16が付設されており、該案内板16の上面は、前記掻き
上げ羽根15b,…により掻き上げられ上方部から落下する
枝葉木を前方側に送り込むべく斜状に形成されてなり、
しかも、該案内板16の底部は、切削機17により排出され
た切削物を収容箱1 の下面に落下すべく開口されてい
る。
【0034】また、テールゲート12は、図1に示すよう
に前記支持フレーム9 の上端から後方に延びたアーム11
の端に吊り金具11a を介して揺動自在に取付けられてお
り、該テールゲート12は、支持フレーム9 の両側に設け
た開閉用油圧シリンダ14の伸縮により、収容箱1 の開口
部を開閉自在に設けられている。該テールゲート12は、
フレーム12a に閉塞板12b を取付けられ形成されてお
り、前記閉塞板12b には開口が形成されており、該開口
には前記切削機17が装着されている。
【0035】さらに、該テールゲート12には、図3に示
すように扉体13により開閉される上方投入口を有してな
り、切削機17により切削する必要のない枝葉木を該投入
口より投入可能に形成されている。
【0036】前記送給手段43は、図4及び図5に示すよ
うに、切削機17に臨み前方に向けて下方に傾斜した枝葉
木を載上可能な固定板57と、該固定板57上の枝葉木を切
削機17側に送給すべく回転する送給ローラー49とから構
成されている。ここで、該固定板57の両側部は前方に向
けて下方に傾斜した固定フレーム58により支持されてな
り、該固定フレーム58はテールゲート12のフレーム12a
の下端付近より後方側に突設された支持フレーム61によ
り下面を支持されている。
【0037】前記送給ローラー49は、その外周に十枚の
送給羽根50が突設されており、該送給羽根50により固定
板57上の枝葉木が切削機17側に送給されるように構成さ
れてなる。ここで、該送給羽根50には、図9に示すよう
にその外縁部に等間隔に略V字状のノッチ50a が形成さ
れている。
【0038】また、該送給ローラー49の回転軸51の両側
は揺動部材53の後端部に回転可能に取付けられており、
該揺動部材53の前端部は枢支軸55に枢支されており、こ
れにより枢支軸55を中心に揺動部材53が揺動し、送給ロ
ーラー49が上下動するように構成されている。ここで該
枢支軸55は切削機17よりも前方側で且つ最下端に位置し
た際の送給ローラー49の回転軸51よりも下方で前記固定
フレーム58に固着されている。また、揺動部材53は切削
機17と当接しないように中間部で上方に湾出した円弧状
に形成されてなる。
【0039】さらに該送給ローラー49は回転軸51の一端
が揺動部材53に固着された送給用油圧モーター47に連結
されており、これにより送給用油圧モーター47の駆動に
より送給ローラー49が回転するように構成されている。
ここで、該送給用油圧モーター47の駆動は、図9の概略
図に示すように、車のエンジン(P.T.O) に接続される送
給用油圧ポンプ45によって行われている。
【0040】また、固定フレーム58には固定板57の切削
機17側の前端部で固定刃59が固着されている。
【0041】さらに、固定フレーム58には両側方に固定
板57上の枝葉木が側方より落下することを防止する為の
側面板60が固着されており、該側面板60には図4に示す
ように送給ローラー49の上下動を許容すべく枢支軸55を
中心とした円弧溝60a が穿設されている。尚、該固定フ
レーム58の両側には、図3及び図4に示すようにプーリ
ー25a 、供給用油圧モーター47等を覆うカバー体48が取
付けられており、プーリー25a 、供給用油圧モーター47
等が表出しないように構成されている。
【0042】前記切削機17は、図5に示すように、切削
機カバー18と、該カバー18内部で回転可能に装着された
略円柱状の回転ローター19と、該回転ローター19に周縁
部より刃端部34が突出すべく取付けられ前記固定刃59と
とにより枝葉木を切削する回転刃33とからなる。
【0043】ここで、回転ローター19は、切削用油圧モ
ーター23によって回転されてなり、具体的には図9に示
すように切削用油圧モーター23の回転軸の一端に接続さ
れたプーリー25a と、回転ローター19の軸20の一端に固
着されたプーリー25b とがVベルト26で連結されて、切
削用油圧モーター23が駆動することにより回転ローター
19が回転するように構成されている。また、切削用油圧
モーター23の駆動は、図9の概略図に示すように、送給
用油圧ポンプ45と同軸で車のエンジン(P.T.O) に接続さ
れる切削用油圧ポンプ22によって行われている。尚、該
切削用油圧ポンプ22及び前記送給用油圧ポンプ45は流量
制御弁を有してなり、吐出量を変更可能に形成されてい
る。
【0044】さらに、前記切削用油圧モーター23は図4
に示すように案内板16の内面のモーター支持フレーム21
に固着されている。該モーター支持フレーム21は、テー
ルゲート12内部まで延出して上方に立ち上がった形状に
形成された前記固定フレーム58の上端部に、固着されて
いる。
【0045】また、回転ローター19には、図5に示すよ
うに相対向する二箇所の周縁部がL字状に切欠かれ、回
転刃33を取付ける為の取付用切欠29が形成されている。
該取付用切欠29は、回転刃33の側面部の当接する取付面
30a と、該取付面30aより鈍角で立ち上がった立ち上が
り面30b とからなり、これにより立ち上がり面30b の周
縁側が取付面30a に対して刃端部34側に傾斜して形成さ
れている。該取付面30a には回転刃33を固定する為のボ
ルト37の脚部と螺合可能なネジ孔29a が穿設されてい
る。
【0046】該取付用切欠29に刃端部34を周縁部より突
出するように収容された回転刃33は外側より押さえ部材
31によって軸心側に押圧されている。該押さえ部材31
は、側面部が前記取付用切欠29の立ち上がり面30b と当
接すべく取付けられており、このように取付けた際に周
縁部が回転ローター19の周縁部と面一、つまり押さえ部
材31の周縁部と回転ローター19の周縁部とにより回転ロ
ーター19の軸を中心とした円弧が構成されるように形成
されている。該押さえ部材31には、回転刃33を固定する
為の前記ボルト37の頭部と当接可能な凹部が形成され、
且つ該ボルト37の脚部を挿通可能な穿設孔が該凹部より
穿孔されている。ここで、該押さえ部材31の凹部は前記
ボルト37の頭部が押さえ部材31の表面より突出しない十
分な深さを有している。
【0047】さらに、該回転刃33には、前記ボルト37を
挿通可能な孔部35が穿設されており、ボルト37は脚部が
押さえ部材31の穿設孔及び該孔部35を挿通して回転ロー
ター19のネジ孔29a に螺着入されてなり、これにより回
転刃33が取付用切欠29の取付面30a と押さえ部材31とに
より挟持されて固定されている。尚、本実施形態におい
て、該ボルト37が請求項8の固定手段に該当する。
【0048】また、該回転刃33の孔部35は、前記ボルト
37の脚部の外径と略同様の幅をもって回転刃33の刃端部
34方向に延びた長孔として形成され、これにより該回転
刃33はボルト37に対して刃端部34側にスライド可能に設
けられている。
【0049】さらに、回転ローター19には、回転刃33の
刃端部34の突出位置より回転方向の周縁部にL字状に切
欠かれ、切削された枝葉木を退避可能な逃げ部28が形成
されている。
【0050】前記切削機カバー18は下端部が開口されて
切削機17の排出口38が構成されてなり、該排出口38には
孔径30ミリの円形の通過孔39a が複数穿設されたスク
リーン39が設けられており、該スクリーン39は通過孔39
a を通過しない孔径以上の大きさの切削物を保持し回転
刃33とにより切削すべく回転刃33と一定の間隙を有して
取付けられている。また、該スクリーン39はボルト41に
よって固定フレーム58に取付けられており、該ボルト41
の離脱により該スクリーン39を取り外すことができる。
【0051】さらに該固定フレーム58の後方部には図1
及び図7に示すようにシュート台支持フレーム63が立設
固定されている。該シュート台支持フレーム63の後端縁
両側には図7及び図8に示すようにヒンジ64, …により
回動自在に側板65,65 が取付けられ、シュート台支持フ
レーム63の下端には剪定した枝葉木を載置可能なシュー
ト台67が上下方向に軸69を中心として回動自在に枢着さ
れており、これにより図7に示すように側板65,65 を左
右に開きシュート台67を後方に傾動させることでシュー
ト台67上に枝葉木を載置することができ、一方図8に示
すようにシュート台67を起立させ側板65,65 を閉じるこ
とによりシュート台67及び側板65,65 を収容することが
できるように構成されている。
【0052】また、ヒンジ64と相対向する側板65の後端
縁65a は側板65開放時に軸69を中心とした円弧状となる
ように形成されており、シュート台67には該側板65の後
端縁65a を嵌入させる嵌入部67a が形成されている。
【0053】さらに、固定フレーム58の後方面には、図
7に示すように軸69を中心として後方に傾動せしめた前
記シュート台67を受ける為の受台75が取付けられてい
る。該受台75は、固定フレーム58の後方面に固着された
ブラケット77と、該ブラケット77に軸78を介して回動可
能に取付けられた受け部材79と、該受け部材79の平面部
79a の上面に固着されシュート台67の下面と当接するゴ
ム部材83とから構成されている。尚、前記ブラケット77
は、図7に示すように受け部材79が後方側に傾動した際
に該受け部材79と当接する当接面77a を有し、該当接面
77a の当接により受け部材79の下方側への移動が阻止さ
れている。
【0054】また、側板65には孔部73が穿孔されてい
る。該孔部73は、シュート台67の側方部に穿設された孔
部にシュート台67後方傾動時に係入するピンを、挿脱可
能に形成されてなる。
【0055】さらに、図8に示すように一方(背面視左
側)の側板65に貫通孔85が穿設されてなり、他方(背面
視右側)の側板65には側板65,65 閉塞時に該貫通孔85に
挿入される突出片89が突設されている。前記一方の側板
65の貫通孔85には上方より閉塞用ピン87が出退自在に設
けられており、前記突出片89には該閉塞用ピン87を挿通
可能な孔が穿孔されており、突出片89に閉塞用ピン87が
挿通されることにより側板65,65 の閉塞状態が維持され
るように構成されている。尚、前記閉塞用ピン87は、頭
部が貫通孔85上方に設けられた孔部86に位置し、該頭部
を操作することで貫通孔85の上方より出退可能に構成さ
れている。
【0056】また、側板65には上面部91a に孔部を有す
るL字部材91が固着されており、前記受け部材79には孔
部を有する突出部79b が側方より突設されており、側板
65閉塞時に受け部材79を上方に回動せしめることにより
該L字部材91の上面部91a の孔部と受け部材79の突出部
79b の孔部とが一致して、図8に示すように該孔部にピ
ン92を挿通することにより受け部材79を前方に傾動させ
た状態で収容可能に構成されている。
【0057】さらに、前記シュート台支持フレーム63
は、図8に示すように固定フレーム58の両側より夫々立
設された柱部分をその上端で架橋部材63a で連結して形
成されており、前記架橋部材63a はシュート台67を起立
せしめた際に該シュート台67と当接可能で、シュート台
67が前方に倒れることを防止している。
【0058】また、シュート台支持フレーム63には、シ
ュート台67起立時に前記シュート台67の側方の孔部に係
入するピンを挿脱自在な孔部74が形成されている。
【0059】さらに、前記側板65には切削用油圧モータ
ー23及び送給用油圧モーター47の駆動を停止する為の非
常用のコントロールボックス95が取付けられている。
【0060】また、前記シュート台67には、図8に示す
ように該シュート台67と略同幅のハンドル部67b が取付
けられており、該ハンドル部67b は作業者が送給ローラ
ー49に手が届くことがない十分な長さを有している。
【0061】本実施形態の枝葉木収集車は、以上の構成
からなるが、以下、該枝葉木収集車の使用方法について
説明する。尚、以下説明するにあたり切削用油圧ポンプ
22及び送給用油圧ポンプ45の吐出量が回転ローター19一
回転あたり送給羽根50の外縁部が20ミリ回転するよう
に設定されている場合について説明する。
【0062】まず、枝葉木の収集を行うに際してテール
ゲート12を開き、枝葉木を細かく切削して収容する場合
はスクリーン39をボルト41により取付け、また、回転刃
33と固定刃59とにより切削された切削物の大きさのまま
枝葉木を収容する場合はスクリーン39を離脱する。尚、
以下スクリーン39を取付けている場合について説明す
る。
【0063】収集車を枝葉木を剪定する目的地まで走行
せしめ、枝葉木を剪定する。この際、受台75を後方側に
傾動させ、側板65を両側に開き、シュート台67を後方側
に傾動させて、ピン71を側板65の孔73と係合せしめてお
く。
【0064】そして、剪定された枝葉木をシュート台67
に載上せしめて送給手段43側に押込むと、シュート台67
上の枝葉木が固定板57上に移動して、送給手段43により
回転ローター19へと送給されていく。
【0065】このように送給手段43により回転ローター
19へと送給された枝葉木は、切削機17により切削され、
スクリーン39の通過孔39a を通過し、排出口38より収容
箱1の後方部1a内部に落下する。この収容箱1 の後方部1
a内部に落下した切削物は掻き上げ羽根15b により掻き
上げられ、上方部付近で落下して案内板16の傾斜面によ
り収容箱1 の前方側に送り込まれ或いは螺旋状の掻き上
げ羽根15b 上を前方側にスライドして収容箱1 の前方側
に送り込まれ、その後収容箱1 の前方側の送り羽根30a
により前方側に順次送られていく。
【0066】このような収集作業が終了すると、シュー
ト台67及び側板65を収納して、収集車を処理場等の目的
地まで移動した後、開閉用シリンダ14を伸長せしめ収容
箱1の開口部を開き、ダンプ用シリンダ5 を伸長せしめ
収容箱1 をダンプさせて収容している切削物を放出す
る。
【0067】本実施形態の枝葉木収集車は以上のように
使用されるので、以下のような利点を有する。
【0068】シュート台67が設けられているので、該シ
ュート台67に枝葉木を載上することができ、一定長さの
枝葉木であっても的確に送給手段43により回転ローター
19へ送給することができ、しかも側板65が設けられてい
るのでシュート台67に載上した枝葉木が側方より落下す
ることがないという利点を有するとともに、シュート台
67及び側板65は走行時に収容できるように形成されてい
るので、走行時に該シュート台67等が邪魔にならない。
【0069】しかも、シュート台67にはシュート台67と
略同幅で作業者が送給ローラー49に手が届くことがない
十分な長さを有するハンドル部67b が取付けられている
ので、後方より作業を行う作業者の手が送給ローラー49
に触れることを防止することができる。
【0070】また、側板65には切削用油圧モーター23及
び送給用油圧モーター47の駆動を停止する為の非常用の
コントロールボックス95が設けられてなるので、切削作
業を中止する必要が生じた際に作業者が容易に切削機17
及び送給手段43を停止することができる。
【0071】さらに、固定板57が回転ローター19に向け
て下方に傾斜して設けられてなるので、固定板57に載上
した枝葉木が回転ローター19側にスライドし易く、固定
板57上の枝葉木を送給ローラー49により容易に回転ロー
ター19へ送給することができ、切削作業を円滑に行うこ
とができるとともに、下方にベルトコンベア等の搬送装
置を採用する必要がなく、送給手段43の軽量化を図るこ
とができるという利点を有する。しかも、該固定板57の
側方には側面板60が固着されているので、固定板57に載
上し送給ローラー49により送給される枝葉木が側方より
落下することを確実に防止することができるという利点
を有する。
【0072】また、送給手段43として上下動自在な送給
ローラー49を採用した為、固定板57上に載上された枝葉
木により送給ローラー49が上下動して、載上される枝葉
木の量及び大きさにあった送給を行うことでき、しかも
送給ローラー49の自重により枝葉木を押圧しつつ送給で
きるので、枝葉木を切削するに際して枝葉木が不用意に
回転刃33より逃げることがなく、的確に切削作業を行う
ことができる。
【0073】さらに、該送給ローラー49を取付ける揺動
部材53の枢支軸55を回転ローラー19よりも前方側に位置
させたため、揺動部材53の揺動による送給ローラー49の
上下動を枝葉木の送給に対して垂直方向に近似でき、し
かも送給手段43と切削機17との両方をコンパクトにテー
ルゲート12に装着することができ、これにより収容箱1
の容量を大きくすることができる。しかも、揺動部材53
の枢支軸55を前方で且つ送給ローラー49の回転軸51より
も下方に設けたため、固定板57上の枝葉木により送給ロ
ーラー49に前方方向に力が作用しても、かかる力によっ
ても揺動部材53が揺動して送給ローラー49を上昇させる
ことができる。
【0074】また、送給ローラー49を回転する為の送給
用油圧ポンプ45と回転ローター19を回転する為の切削用
油圧ポンプ22とを夫々別個に設け、送給手段43用の油圧
回路と切削機17用の油圧回路とを別個に設けたため、切
削機17が停止した場合であっても送給手段43を任意に駆
動させることができ、これにより回転刃33と固定刃59と
の間に枝葉木を噛込んだとしても送給ローラー49を逆回
転させることができるという利点を有する。
【0075】さらに、送給用油圧ポンプ45及び切削用油
圧ポンプ22の吐出量は、回転ローター19一回転あたり送
給羽根50の外縁部が20ミリ回転するように、つまり送
給ローラー49を回転刃33の一回転あたり所望量の枝葉木
が回転ローター19側に送給されるように制御されてなる
ので、回転刃33の一回の切削あたりに送られる枝葉木の
量を調整でき、回転刃33の切削で切削物を一定寸法にす
ることができる。しかも、送給用油圧ポンプ45又は切削
用油圧ポンプ22の吐出量を変更せしめることにより、回
転刃33の一回の切削あたりに送られる枝葉木の量を変更
設定することができ、これにより回転刃33と固定刃59と
の切削で得られる切削物の大きさを設定変更することが
できる。
【0076】また、回転ローター19には回転刃33の刃端
部34の突出位置から回転方向の周縁部に、切削された枝
葉木を退避可能な逃げ部28が刻設されてなるので、既に
切削されている枝葉木の一部が回転ローター19の逃げ部
28に逃げ込むため、枝葉木を回転刃33により切削してい
る際に切削された切削物の一部によって回転ローター19
の回転が阻害されることがなく、切削作業を円滑に行う
ことができる。
【0077】さらに、略L字状の取付用切欠29を回転刃
33の側面部の当接する取付面30a に対して立ち上がり面
30b の周縁側が刃端部34側に傾斜するように形成されて
いるので、回転ローター19を高速回転した際に取付用切
欠29に取付けられる回転刃33及び押さえ部材31に遠心力
が作用しても、この遠心力に対して押さえ部材31には立
ち上がり面30b からの反作用の力が働き、該押さえ部材
31により回転刃33を的確に挟持しておくことができ、固
定手段としてのボルト37に作用する力を軽減することが
できる。
【0078】また、回転刃33の取付用の孔部35が刃端部
34側に延びた長孔として形成され、回転刃33がボルト37
に対して刃端部34側にスライド可能に設けられているの
で、刃端部34の磨耗により回転刃33が回転ローター19の
周縁部より所望長さ突出しなくなった場合に、ボルト37
を緩めて押さえ部材31による挟持を開放して、回転刃33
を刃端部34側に孔部35に沿ってスライドさせて、回転刃
33の刃端部34の突出長さを調整することができる。特
に、孔部35は前記ボルト37の脚部の外径と略同様の幅を
もって形成されているので、このスライドに際して回転
刃33が横方向(回転ローター19の軸方向)にずれること
がない。
【0079】しかも、回転刃33を押さえ部材31により挟
持して取付けるものであるので、回転刃33を刃端部34側
に孔部35に沿ってスライドさせた場合であっても、押さ
え部材31によって立ち上がり面30b からの遠心力の反作
用の力を受けることができるという利点を有する。
【0080】さらに、回転ローター19を取付用切欠29及
び逃げ部28を隣接して刻設することで容易に製造するこ
とができるとともに、該取付用切欠29にボルト37により
回転刃33及び押さえ部材31を取付けることで容易に回転
刃33を回転ローター19に取付けることができるという利
点を有する。
【0081】また、切削機17の排出口38には、スクリー
ン39が着脱自在に取付けられてなるので、スクリーン39
を取付けた時には回転刃33と固定刃59とにより切削され
た切削物が通過孔39a の径以上の大きさであればスクリ
ーン39で保持され再度回転刃33により切削され、切削物
が通過孔39a の径以下の大きさであれば収容箱1 へ排出
され、これにより収容箱1 に収容される切削物の大きさ
を一定の大きさ以下とすることができるしかも、スクリ
ーン39を取り外した際には、回転刃33と固定刃59とによ
り切削された切削物をそのまま収容箱1 へ排出すること
ができる。
【0082】さらに、切削機17はテールゲート12に取付
けられているので、該テールゲート12を開放すること
で、スクリーン39の着脱作業が容易であるという利点を
も有する。
【0083】また、切削機17により切削した切削物を収
容箱1 内に排出する構成ゆえに、収容箱1 への収容に際
して切削物が収容箱1 の外へ飛散することがない。
【0084】さらに、切削機17の排出口38より排出され
た切削物を収容箱1 内面に突設された掻き上げ羽根15b
により収容箱1 内部に送り込むものゆえ、切削機17によ
って枝葉木を細かく切削した場合であっても、収容箱1
の前方側に的確に送り込むことができる。
【0085】さらに、掻き上げ羽根15b は先端部15c が
収容箱1 の回転方向に45度屈曲された構成からなるの
で、掻き上げた切削物が案内板16の傾斜面の上方に位置
するまでに不用意に先端部15c から落下して掻き上げ前
の位置(排出口38下部)に落下することを的確に防止で
きる。
【0086】また、収容箱1 には枝葉木を切削した切削
物を収容するものゆえ、多数の枝葉木を嵩張ることなく
収容できるという利点を有し、しかも切削物は掻き上げ
羽根15b 及び送り羽根15a によって順次前方に送られる
ものであるので、一箇所に偏らず収容箱1 全体で枝葉木
を収容することが可能である。
【0087】さらに、切削機17及び送給手段43がテール
ゲート12に装着されてなるので、テールゲート12を開放
した際に切削機17等が邪魔にならず収容した切削物を容
易に放出することができる。
【0088】上記実施形態は以上の構成からなり以上の
利点を奏するが、本発明に係る枝葉木収集車はこれらに
限定されるものではなく、本発明の意図する範囲で適宜
設計変更可能である。
【0089】即ち、上記実施形態に於いては送給手段43
として送給ローラー49を採用したため上述の如き利点を
有したが、本発明はこれに限定されるものでなく、その
他の送給手段であっても採用することができる。
【0090】さらに、送給手段43として送給ローラー49
を採用した場合にあっても送給羽根50は必須の要件では
なく、送給羽根50を設けた場合にあっても外縁部にV字
状のノッチ50a を形成したものに限定されるものではな
い。但し、上記実施形態の如く送給羽根50を設けた場合
にあっては、その外縁部にノッチ50a を形成することが
好ましく、これにより剪定された枝葉木の枝部分を該ノ
ッチ50a により保持して送給バネ50により枝葉木を枝部
分が送給方向と略一致するように送給することができ、
且つ該ノッチ50a により的確に保持しつつ枝葉木を回転
ローター19に送給することができるという利点を有す
る。
【0091】また、上記実施形態にあっては油圧ポンプ
22, …の吐出量の設定により送給ローラー49は回転ロー
ター19の回転にあわせた回転を行うように構成されてい
た為、上述の如き利点を有したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、しかも請求項5記載の如く送給手
段43を回転刃33の一回転あたり所望量の枝葉木を回転ロ
ーター19側に送給するように制御するものであっても油
圧ポンプ22, …によるものに限定されない。
【0092】さらに、切削機17及び送給手段43の駆動を
油圧による場合にあっても、上記実施形態の如く車のエ
ンジン(P.T.O.)に切削用油圧ポンプ22及び送給用油圧ポ
ンプ45とを同軸で接続する他に、例えば切削機17の回転
軸20に送給用油圧ポンプ45を接続することも可能であ
る。このように、切削機17の回転軸20に送給用油圧ポン
プ45を接続して、送給手段43の駆動用の油圧ポンプ45を
駆動させるならば、送給手段43は回転ローター19の回転
停止により送給を停止すべく構成されるので、回転ロー
ター19の停止中に枝葉木を回転ローター19へ送給するこ
とがないという利点を有する。尚、送給手段43が回転ロ
ーター19の回転停止により送給を停止すべく構成するに
は、例えば、送給ローラー49の回転軸51と回転ローター
19の軸とをスプロケット等で連結することも可能である
が、上記の如く回転ローター19の回転停止により圧油の
送給を停止する送給用油圧ポンプ45を回転軸20に接続し
た構成によるならば、送給手段43を上下動させる構成を
採用する際に製造がしやすいという利点を有する。
【0093】また、固定刃59も上記実施形態のものに限
定されるものでなく、回転刃33とにより枝葉木の切削を
行うものであれば良く、例えば固定板57の端部をそのま
ま固定刃59として採用することも可能である。
【0094】さらに、本発明に於いて回転刃33の取付手
段は上記実施形態のものに限定されるものでなく、請求
項8記載の如く回転刃33に固定手段37を挿通可能な孔部
35を形成する場合にあっても、固定手段37の脚部の外径
と略同様の幅をもって形成されてなるものに限定される
ものでない。また、上記実施形態にあっては孔部35を長
孔として形成したものについて説明したが、例えば刃端
部34の他端まで延びた孔とすることも可能であり、これ
により回転刃33の離脱がさらに容易に行いうるという利
点を有する。
【0095】しかも、回転刃33を請求項7記載の如く取
付面30a に対して立ち上がり面30bの周縁側が刃端部34
側に傾斜した略L字状の取付用切欠29に取付ける場合で
あっても、上記実施形態の如く取付用切欠29は取付面30
a に対して立ち上がり面30bが鈍角で立ち上がり形成さ
れたものに限定されるものではなく、立ち上がり面30b
の周縁側にかけて刃端部34側に湾曲して、立ち上がり面
30b の周縁側が刃端部34側に傾斜したものであっても請
求項7記載の発明の意図する範囲である。
【0096】さらに、本発明に於いて排出口38にスクリ
ーン39を取付けることも必須の要件ではなく、排出口38
にスクリーン39を設けないものであっても本発明の意図
する範囲内であり、スクリーン39を設けない場合或いは
取付けない場合にあっては、回転刃33と固定刃59との切
削した切削物が収容箱1 に直接収容されることとなる。
【0097】また、排出口38にスクリーン39を取付ける
場合にあっても、上記実施形態の如くスクリーン39の内
周面と切削機カバー18の内周面とが同一円周上に位置す
るように取付ける必要はなく、例えば図11に示すよう
に切削機カバー18の内周面18a よりもスクリーン39の内
周面39b が軸心側に位置するように取付けることも可能
である。図11に示す切削機は、回転ローター19の外周
面より半径方向に刃端部34が約10ミリ突出して回転刃
33が取付けられており、該刃端部34の回転軌跡と切削機
カバー18の内周面18a とが約10ミリ、及び刃端部34の
回転軌跡とスクリーン39の内周面39b とが約5ミリの間
隔を有してなり、このように切削機カバー18の内周面18
a よりもスクリーン39の内周面39b が軸心側に位置する
ように設けられてなるので、より的確に切削物を通過孔
39a により保持して再度回転刃33とにより切削すること
ができるという利点を有する。
【0098】さらに、ここでスクリーン39の通過孔39a
も上記実施形態の如き円形のものに限られるものではな
く、例えば角孔であっても適宜設計変更可能である。
【0099】また上記実施形態に於いて、掻き上げ羽根
15b の先端部15c は収容箱1 の回転方向に45度屈曲さ
れてなり上記利点を有したが、本発明はこれに限定され
ない。しかも、請求項10記載の如く掻き上げ羽根15b
の先端部15c を曲設して形成する場合であっても、上記
実施形態の如く先端部15c が屈曲されたものに限られ
ず、例えば回転方向に先端部15c が湾曲している場合及
び掻き上げ羽根15b 全体が円弧状に湾曲されている場合
であっても請求項10記載の発明の意図する範囲であ
る。
【0100】さらに、上記実施形態に於いては収容箱1
を回転する駆動機構が車体Dの前方に位置する為、走行
車両全体の重心が後方に片寄ることがなく、車走行を安
定することが可能であるという利点を有するが、本発明
はこれに限定されず、収容箱1 を回転する駆動機構が車
体Dの後方側に設けるものであっても良い。
【0101】また、本発明のテールゲート12の具体的構
成は上記実施形態のものに限定されるものではなく、収
容箱1 の開口部を開閉可能で且つ切削機17及び送給手段
43が装着されるものであれば、適宜設計変更可能であ
る。さらに、図10に示すように、テールゲート12に切
削機17及び送給手段43の他に吸引機97を装着することも
可能であり、このように吸引器97を装着して、該吸引器
97のホース99により吸引したものを収容箱1 に直接収容
させる構成を採用するならば、剪定の際に路地等に散在
した枝葉木をホース99によって収容箱1 に収集すること
ができる。
【0102】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係る枝葉木収集
車は、上記構成からなるので、送給手段により送給され
る枝葉木が回転刃と固定刃とによって切削され、該切削
物が切削機の排出口より収容箱内部に排出され、収容箱
の回転により掻き上げ羽根によって収容箱内部に送り込
まれて収容されるものゆえ、従来の収集車の如く収容箱
に収容するに際して切削物が外部に飛散することがな
く、しかも切削機及び送給手段がテールゲートに装着さ
れてなるので、テールゲートを開放した際に切削機等が
邪魔にならず収容箱内の切削物を容易に放出することも
できるという効果を奏する。また、収容箱では切削物が
内部に送られて収容されるので、収容箱の収容能力を十
分に発揮することができるという効果を奏すると共に、
切削機により枝葉木を細かく切削した場合であっても掻
き上げ羽根により切削物を送り込むものゆえ的確に切削
物を送り込むことができるという効果を奏する。
【0103】さらに、本発明に係る請求項2記載の枝葉
木収集車は、送給手段として上下動自在な送給ローラー
を採用してなるので、固定板上の枝葉木を回転ローター
側に送給するに際して送給ローラーの上下動により固定
板上に載上された枝葉木の量及び大きさにあわせた送給
を行うことでき、しかも送給ローラーの自重により枝葉
木を押圧しつつ送給できるので、枝葉木を切削するに際
して枝葉木が不用意に回転刃より逃げることがなく、的
確に切削作業を行うことができるという効果を奏する。
【0104】さらに、本発明に係る請求項3記載の枝葉
木収集車は、揺動部材の枢支軸が車両前方側に位置する
ため、揺動部材の揺動による送給ローラーの上下動を枝
葉木の送給に対して垂直方向に近似できるとともに、送
給手段と切削機との両方をコンパクトにすることがで
き、これにより容易にテールゲートに装着することがで
き且つ収容箱の容量を大きくすることができるという効
果を奏する。しかも、揺動部材の枢支軸を収容箱側で且
つ送給ローラーの回転軸よりも下方に設けたため、固定
板上の枝葉木によって送給ローラーを的確に上昇させる
ことができ、的確に切削作業を行うことができるという
効果を奏する。
【0105】また、本発明に係る請求項4記載の枝葉木
収集車は、固定板を回転ローターに向けて下方に傾斜せ
しめたものゆえ、固定板に載上した枝葉木が回転ロータ
ー側にスライドし易く、固定板上の枝葉木を送給ローラ
ーにより容易に回転ローターへ送給することができ、切
削作業を円滑に行うことができるという効果を有すると
ともに、下方にベルトコンベア等の搬送装置を採用する
必要がなく、送給手段の軽量化を図ることができるとい
う効果も有する。
【0106】さらに、本発明に係る請求項5記載の枝葉
木収集車は、送給手段による枝葉木の送給量を制御し
て、回転刃の一回の切削あたりに送られる枝葉木の量を
調整することにより、回転刃の切削で切削物を一定寸法
にすることができ、これにより回転刃と固定刃との切削
で所望の大きさの切削物を得ることができるという効果
を奏する。
【0107】また、本発明に係る請求項6記載の枝葉木
収集車は、回転ローターに逃げ部を刻設するならば、枝
葉木を回転刃により切削している際に、切削された切削
物が回転ローターの逃げ部に逃れるため、切削されてい
る枝葉木の一部が回転ローターの回転を阻害することが
なく、切削作業を円滑に行うことができるという効果を
奏する。
【0108】さらに、本発明に係る請求項7記載の枝葉
木収集車は、略L字状の取付用切欠に取付けた回転刃に
は、回転ローターを高速回転した際に遠心力に対して立
ち上がり面からの反作用の力が働くので、回転刃の離脱
を防止することができ、回転刃の固定手段に作用する力
を軽減することができ、高速回転する回転刃を確実に取
付けておくことができるという効果を奏する。
【0109】また、本発明に係る請求項8記載の枝葉木
収集車は、固定手段を孔部に挿通又は離脱することによ
って極めて容易に回転刃の着脱を行いうるとともに、刃
端部が磨耗した場合にボルト等の固定手段を緩めて、固
定手段に対して回転刃を刃端部側に孔部に沿ってスライ
ドさせて、回転刃の刃端部の突出長さを調整することが
でき、刃端部の突出長さの調整が極めて容易であるとい
う効果を有する。
【0110】さらに、本発明に係る請求項9記載の枝葉
木収集車は、スクリーンを着脱自在に取付けてなるもの
ゆえ、スクリーンを取付けて排出口より排出される切削
物を一定以下の大きさとすることができ、一方、スクリ
ーンを取り外して回転刃と固定刃とにより切削された切
削物をそのまま収容箱へ排出することができるので、ス
クリーンの着脱により収集すべき枝葉木の種類、目的及
び収集後の再利用等を考慮して、収容する切削物の大き
さを調整することができる。特に、切削物を収集後に枝
と葉とに分別する必要がある場合には、切削物の大きさ
を分別しやすい大きさで収集しておくこにより、分別作
業の円滑化を図ることができる。
【0111】また、本発明に係る請求項10記載の枝葉
木収集車は、掻き上げ羽根の先端部を収容箱の回転方向
に曲設してなるものゆえ、切削物を掻き上げ羽根により
前方に送り込むに際して、掻き上げた切削物が不用意に
先端部から落下して、掻き上げ前の排出口下部に落下す
ることがなく、的確に切削物の送り込むことができると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の枝葉木収集車の側面図。
【図2】図1のA−A線断面拡大図。
【図3】同実施形態のシュート台フレーム、シュート
台、側板を除いた背面図。
【図4】同実施形態の要部拡大断面側面図。
【図5】同実施形態の要部拡大断面側面図。
【図6】同実施形態の要部拡大端面背面図。
【図7】同実施形態のシュート台後方傾動時の要部拡大
側面図。
【図8】同実施形態の側板閉塞時の要部拡大背面図。
【図9】同実施形態の切削機及び送給手段の駆動の概略
を示す説明図。
【図10】本発明の他実施形態の枝葉木収集車の背面
図。
【図11】本発明の他実施形態の枝葉木収集車の要部拡
大断面側面図。
【符号の説明】
D…走行車両、1…収容箱、12…テールゲート、15a …
送り羽根、15b …掻き上げ羽根、15c …先端部、16…案
内板、17…切削機、19…回転ローター、28…逃げ部、29
…取付用切欠、30a …取付面、30b …立ち上がり面、31
…押さえ部材、33…回転刃、34…刃端部、35…孔部、37
…ボルト(固定手段)、38…排出口、39…スクリーン、
39a …通過孔、43…供給手段、49…供給ローラー、51…
軸、53…揺動部材、55…枢支軸、57…固定板、59…固定

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剪定された枝葉木を切削する切削機(17)
    と該切削機(17)により切削された切削物を収容可能な収
    容箱(1) とを車体(D) に搭載した枝葉木収集車に於い
    て、前記収容箱(1) の開口部を開閉可能なテールゲート
    (12)には前記切削機(17)及び投入された枝葉木を該切削
    機(17)に送給する為の送給手段(43)が装着されてなり、
    且つ、前記切削機(17)は回転可能に設けられた回転ロー
    ター(19)及び該回転ローター(19)にその周縁部から刃端
    部(34)が突出すべく取付けられ固定刃(59)とにより枝葉
    木を切削する回転刃(33)を具備してなり、該切削機(17)
    には切削した枝葉木を収容箱(1) 内部へ排出する排出口
    (38)が設けられ、しかも、前記収容箱(1) は車体(D) に
    回転可能に搭載され、収容箱(1) 内面に突設された掻き
    上げ羽根(15b) により切削物を収容箱(1) 内部に送り込
    む構造を備えてなることを特徴とする枝葉木収集車。
  2. 【請求項2】 前記送給手段(43)は、枝葉木を載上すべ
    く前記回転ローター(19)に臨んで設けられた固定板(57)
    と、該固定板(57)上の枝葉木を回転ローター(19)側に送
    給すべく回転可能に設けられた送給ローラー(49)とから
    なり、該送給ローラー(49)が固定板(57)上の枝葉木によ
    って上方に移動すべく上下動自在に設けられてなる請求
    項1記載の枝葉木収集車。
  3. 【請求項3】 前記送給ローラー(49)は枢支軸(55)で枢
    支され揺動自在に設けられた揺動部材(53)に取付けられ
    てなり、該揺動部材(53)の枢支軸(55)が回転ローター(1
    9)よりも収容箱側で且つ最下端に位置した際の送給ロー
    ラー(49)の回転軸(51)よりも下方に位置してなる請求項
    2記載の枝葉木収集車。
  4. 【請求項4】 前記固定板(57)が、前記回転ローター(1
    9)に向けて下方に傾斜してなる請求項2又は3記載の枝
    葉木収集車。
  5. 【請求項5】 前記送給手段(43)が、回転刃(33)の一回
    転あたり所望量の枝葉木を回転ローター(19)側に送給す
    るように制御されてなる請求項1乃至4の何れかに記載
    の枝葉木収集車。
  6. 【請求項6】 前記回転ローター(19)には、回転刃(33)
    の刃端部(34)の突出位置から回転方向の周縁部に、切削
    された枝葉木を退避可能な逃げ部(28)が刻設されてなる
    請求項1乃至5の何れかに記載の枝葉木収集車。
  7. 【請求項7】 前記回転ローター(19)には前記回転刃(3
    3)を取付ける為の略L字状の取付用切欠(29)が形成され
    てなり、該取付用切欠(29)は、回転刃(33)の側面部の当
    接する取付面(30a) に対して立ち上がり面(30b) の周縁
    側が刃端部(34)側に傾斜して形成されてなる請求項1乃
    至6の何れかに記載の枝葉木収集車。
  8. 【請求項8】 前記回転刃(33)にはボルト等の固定手段
    (37)を挿通可能な孔部(35)が穿孔されてなり、該孔部(3
    5)は回転刃(33)の刃端部(34)方向に延びて形成されてな
    り、該回転刃(33)がボルト等の固定手段(37)に対して刃
    端部(34)側にスライド可能に設けられてなる請求項1乃
    至7の何れかに記載の枝葉木収集車。
  9. 【請求項9】 前記切削機(17)の排出口(38)には、所望
    の大きさの切削物のみを通過するような通過孔(39a) を
    有し且つ一定以上の大きさの切削物を保持して回転刃(3
    3)とにより切削するスクリーン(39)が着脱自在に取付け
    られてなる請求項1乃至8の何れかに記載の枝葉木収集
    車。
  10. 【請求項10】 該掻き上げ羽根(15b) の先端部(15c)
    が収容箱(1) の回転方向に曲設されてなる請求項1乃至
    9の何れかに記載の枝葉木収集車。
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