JPH10250802A - プラスチック容器回収車 - Google Patents

プラスチック容器回収車

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Publication number
JPH10250802A
JPH10250802A JP5780797A JP5780797A JPH10250802A JP H10250802 A JPH10250802 A JP H10250802A JP 5780797 A JP5780797 A JP 5780797A JP 5780797 A JP5780797 A JP 5780797A JP H10250802 A JPH10250802 A JP H10250802A
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JP
Japan
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plastic container
blade
storage box
fixed
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP5780797A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadamasa Nishida
忠誠 西田
Tatsuo Kobuke
達雄 古武家
Masato Tanamachi
誠人 棚町
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujicar Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Fujicar Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fujicar Manufacturing Co Ltd filed Critical Fujicar Manufacturing Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Refuse-Collection Vehicles (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、プラスチック容器から不要
物を分離して回収することができるプラスチック容器回
収車を提供することにある。 【解決手段】 本発明に係るプラスチック容器回収車
は、ペットボトル等のプラスチック容器を収容可能な収
容箱1 を車体Dに搭載してなり、投入されたプラスチッ
ク容器からラベル等の不要物を分離する分離装置17を具
備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック容器
回収車に関するものであり、より詳しくはペットボトル
等のプラスチック容器を再利用するために回収するため
のプラスチック容器回収車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のプラスチック容器回
収車にあっては、ペットボトル等のプラスチック容器を
収容可能な収容箱を車体に搭載してなり、この収容箱に
プラスチック容器を投入して収容せしめ、プラスチック
容器を回収することが一般になされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプラスチック容器回収車を用いてプラスチック容器
を回収した場合にあっては、プラスチック容器は何ら圧
縮等なされないので、容器の空間部の占める割合が大き
く、回収車の積載能力を十分発揮できないという問題を
有していた。
【0004】また、一般の塵芥の収集車として、圧縮板
によって塵芥を圧縮しつつ収容箱に収容せしめるものも
公知ではあるが、ラベル、口部等のついた状態でプラス
チック容器を圧縮してしまうと、口部等が押しつぶされ
てしまい、その後に該口部を離脱することが困難で、プ
ラスチック容器を再利用する際に用いた場合には、その
後の分別作業を困難ならしめていた。
【0005】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたもので、プラスチック容器から不要
物を分離して回収することができるプラスチック容器回
収車を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明に係るプラスチック容器回収車は、ペットボトル
等のプラスチック容器を収容可能な収容箱1 を車体Dに
搭載してなるプラスチック容器回収車であって、投入さ
れたプラスチック容器からラベル等の不要物を分離する
分離装置17を具備してなることを特徴とする。
【0007】該構成からなる本発明に係るプラスチック
容器回収車にあっては、作業者がプラスチック容器を投
入することにより、分離装置17によってプラスチック容
器からラベル等の不要物が分離されることとなる。
【0008】なお、本発明において収容箱1 の具体的構
成は問わないが、収容箱1 が車体Dに回転可能に搭載さ
れ、収容箱1 内面に突設された掻き上げ羽根15b により
分離装置17の排出物(プラスチック容器及び不要物)を
収容箱1 内部に送り込む構造を備えた構成からなり、該
収容箱1 の開口部を開閉可能なテールゲート12に前記分
離装置17が搭載されてなる回収車であることが好まし
い。
【0009】該構成を採用することにより、分離装置17
によって分離されたプラスチック容器及び不要物が、収
容箱1 内部に排出されて、収容箱1 の回転により掻き上
げ羽根15b によって収容箱1 内部に送り込まれて収容さ
れることとなる。特に、プラスチック容器から離脱され
た不要物が細かい場合であっても、収容箱1 内面に突設
された掻き上げ羽根15b によって収容箱1 内部に的確に
送り込むことができる。
【0010】また、本発明において、収容箱1 の開口部
を開閉可能なテールゲート12に前記分離装置17を取付
け、且つテールゲート12には該分離装置17より排出され
たプラスチック容器及び不要物を収容箱1 に押込む押込
板103 を具備する押込装置101が装着された構成を採用
することも好ましい。
【0011】該構成を採用することにより、分離された
プラスチック容器及び不要物は、押込装置101 により収
容箱1 内部に押込まれて収容され、プラスチック容器を
押込装置101 により減容した状態で収容箱内部に収容せ
しめることができる。
【0012】さらに、本発明にあっては、請求項2記載
の如く、分離装置17がプラスチック容器を押圧して変形
せしめ且つラベル等の不要物を掻き取り可能に設けられ
てなる構成を採用することが好ましい。
【0013】該構成からなる請求項2記載の回収車にあ
っては、分離装置17によって押圧され減容された状態
で、プラスチック容器を収容箱1 内に収容することがで
きる。
【0014】また、本発明にあっては、請求項3記載の
如く、分離装置17が、周縁部より回転刃33が突設され且
つ回転自在に設けられた回転ローター19と、該回転刃33
の回転軌跡と一定隙間Lを有する位置に取付けられてな
る固定刃59とを具備してなる構成を採用することが好ま
しい。
【0015】該構成からなる請求項3記載のプラスチッ
ク容器回収車にあっては、送給されるプラスチック容器
は、分離装置17の回転ローター19乃至は回転刃33により
押圧変形されて固定刃59との隙間部を搬送される。この
際、押圧変形されたプラスチック容器は、回転ローター
19の回転刃33によって、プラスチック容器のラベルが掻
き取られ、またプラスチック容器の口部が切断されるこ
ととなる。
【0016】ここで、請求項3記載の発明にあって、
「回転刃33の回転軌跡と固定刃59との隙間L(一定隙間
L)」とは、プラスチック容器が押圧変形されつつ通過
できる隙間を意味する。かかる隙間Lは、3mm以上で
あることが好ましく、より好ましくは5mm以上であ
り、また、25mm以下であることが好ましく、より好
ましくは15mm以下である。
【0017】さらに、本発明にあっては、請求項5記載
の如く、分離装置17が、投入されたプラスチック容器を
送給する為の送給手段43を具備してなる構成を採用する
ことが好ましく、これにより投入されたプラスチック容
器を的確に分離装置17に送給することかできる。
【0018】特に、請求項6記載の如く、送給手段43
が、プラスチック容器を載上するための固定板57と、該
固定板57上のプラスチック容器を送給すべく回転可能に
設けられた送給ローラー49とからなり、該送給ローラー
49が固定板57上のプラスチック容器によって上方に移動
すべく上下動自在に設けられた構成を採用することが好
ましい。
【0019】該構成からなる請求項6記載のプラスチッ
ク容器回収車は、固定板57上に載上されたプラスチック
容器の量及び大きさにあわせて送給ローラー49が上下動
し、的確に固定板57上のプラスチック容器を回転ロータ
ー19側に送給することができる。
【0020】また、請求項5記載の回収車にあっては、
請求項7記載の如く、送給手段43が、プラスチック容器
を一次圧縮すべく設けられた構成を採用することが好ま
しい。
【0021】該構成を採用することにより、その後の分
離装置17による分離作業が円滑に行いうるという利点を
有する。すなわち、例えば請求項3記載の如く回転刃33
が突設されてなる回転ローター19と、該回転刃33の回転
軌跡と一定隙間Lを有する固定刃59とからなる分離装置
によってプラスチック容器から不要物を分離する場合に
あっては、プラスチック容器は送給手段43によって一次
圧縮されてなるので、回転刃33と固定刃59との間に介在
されやすいという利点を有する。
【0022】
【発明の実施の形態】
<第一実施形態>以下、図1乃至図9を参酌しつつ本発
明に係るプラスチック容器回収車の第一実施形態につい
て説明する。
【0023】該第一実施形態のプラスチック容器回収車
は、車体D上に回転自在に搭載され後方に開口部を有す
る収容箱1 と、該収容箱1 の開口部を開閉自在なテール
ゲート12とからなり、該テールゲート12にプラスチック
容器のラベル等を分離する分離装置17が装着された構成
からなる。
【0024】前記収容箱1 は、略円筒状で、後方部1aが
テーパ状に拡がり、後方面に開口部が形成されてなる。
【0025】該収容箱1 は、図1及び図4に示す如く、
車体Dの後端部の軸2aに回動自在に取付けられたダンプ
用枠体2 に回転自在に支持されて、車体D上に搭載され
ている。
【0026】ここで、該収容箱1 は、その前方部分が図
1及び図2に示す如くダンプ用枠体2 の前方で立設され
た支持台4 に軸受3 を介して回転自在に支持され、その
後方部分が図4に示すようにダンプ用枠体2 の後端に立
設された支持フレーム9 に旋回ベアリング10を介して回
転自在に支持されることによって、ダンプ用枠体2 に回
転自在に支持されている。
【0027】前記軸受3 は、図2に示すように、支持台
4 の上端部で固着されており、また前記旋回ベアリング
10は、図4に示すように、支持フレーム9 の前方側に固
着されている。
【0028】さらに、前記支持台4 は、図2に示すよう
に、車体Dに枢着されたダンプ用シリンダ5 とピン5aを
介して枢支連結されてなり、これによってダンプ用シリ
ンダ5 が伸長することにより、ダンプ用枠体2 は軸2aを
中心として揺動し前方部分が持ち上がり、収容箱1 がダ
ンプするように構成されている。
【0029】また、収容箱1 の前面には、図2に示すよ
うにギア6 が収容箱1 と同軸で固着されてなり、該ギア
6 と噛合可能なピニオン8 がドラム用油圧モーター7 に
接続されており、該ピニオン8 を回転させることによ
り、収容箱1 は回転するように構成されている。ここ
で、ドラム用油圧モーター7 はダンプ用枠体2 の前方に
載置固定されている。
【0030】さらに、収容箱1 内部には、前方側では、
図1に示す如く螺旋状の送り羽根15a,15a が二枚周方向
等間隔に突設されている。また、テーパ状の後方部1aの
内部では、分離装置17により分離されたプラスチック容
器、ラベル等を掻き上げるべく、図4に示す如き螺旋状
の掻き上げ羽根15b,…が四枚周方向等間隔に設けられて
いる。
【0031】ここで、送り羽根15a 及び掻き上げ羽根15
b は何れも収容箱1 の内面より回転軸に向けて突設され
てなり、しかも掻き上げ羽根15b の先端部15c は図6に
示すように且つ収容箱1 の回転方向に45度屈曲されて
設けられている。尚、掻き上げ羽根15b は、図4に示す
ように先端部15c がテールゲート12に装着された案内板
16等と当接しないような長さだけ突設されている。
【0032】さらに、前記テールゲート12には、図1及
び図4に示す如く、前記掻き上げ羽根15b,…の内面側に
案内板16が付設されており、該案内板16の上面は、前記
掻き上げ羽根15b,…により掻き上げられ上方部から落下
するプラスチック容器等を前方側に送り込むべく斜状に
形成されてなり、しかも、該案内板16の底部は、分離装
置17から排出されたプラスチック容器等を収容箱1 の下
面に落下すべく開口されている。
【0033】また、テールゲート12は、図1に示すよう
に前記支持フレーム9 の上端から後方に延びたアーム11
の端に吊り金具11a を介して揺動自在に取付けられてお
り、該テールゲート12は、支持フレーム9 の両側に設け
た開閉用油圧シリンダ14の伸縮により、収容箱1 の開口
部を開閉自在に設けられている。該テールゲート12は、
フレーム12a に閉塞板12b を取付けられ形成されてお
り、前記閉塞板12b には開口が形成されており、該開口
には前記分離装置17が装着されている。
【0034】さらに、該テールゲート12には、図3に示
すように扉体13により開閉される上方投入口を有してな
り、分離装置17により処理する必要のないものについて
は該投入口より投入可能に形成されている。
【0035】前記送給手段43は、図4及び図5に示すよ
うに、分離装置17の回転刃33に臨み前方に向けて下方に
傾斜したプラスチック容器を載上可能な固定板57と、該
固定板57上のプラスチック容器を回転ローター19側に送
給すべく回転する送給ローラー49とから構成されてい
る。ここで、該固定板57の両側部は前方に向けて下方に
傾斜した固定フレーム58により支持されてなり、該固定
フレーム58はテールゲート12のフレーム12a の下端付近
より後方側に突設された支持フレーム61により下面を支
持されている。
【0036】前記送給ローラー49は、その外周に八枚の
送給羽根50が突設されており、該送給羽根50により固定
板57上のプラスチック容器が回転ローター19側に送給さ
れるように構成されてなる。また、該送給羽根50には、
その外周縁に所望間隔で、先端の尖った突起50a が突設
されてなる。尚、送給羽根50の枚数は適宜設計変更可能
である。
【0037】さらに、該送給ローラー49の回転軸51の両
側は揺動部材53の後端部に回転可能に取付けられてお
り、該揺動部材53の前端部は枢支軸55に枢支されてお
り、これにより枢支軸55を中心に揺動部材53が揺動し、
送給ローラー49が上下動するように構成されている。こ
こで該枢支軸55は分離装置17よりも前方側で且つ最下端
に位置した際の送給ローラー49の回転軸51よりも下方で
前記固定フレーム58に固着されている。また、揺動部材
53は分離装置17と当接しないように中間部で上方に湾出
した円弧状に形成されてなる。
【0038】また、送給ローラー49は、固定板57上に載
置されたプラスチック容器を押圧変形するだけの十分な
重量を有してなり、これにより送給ローラー49によって
送給されるプラスチック容器は、送給ローラー49の自重
によって一次圧縮されて送給されることとなる。
【0039】さらに該送給ローラー49は回転軸51の一端
が揺動部材53に固着された送給用油圧モーター47に連結
されており、これにより送給用油圧モーター47の駆動に
より送給ローラー49が回転するように構成されている。
ここで、該送給用油圧モーター47の駆動は、図9の概略
図に示すように、車のエンジン(P.T.O) に接続される送
給用油圧ポンプ45によって行われている。
【0040】また、固定フレーム58には固定板57の回転
ローター19側の前端部で固定刃59が固着されている。
【0041】さらに、固定フレーム58には両側方に固定
板57上のプラスチック容器が側方より落下することを防
止する為の側面板60が固着されており、該側面板60には
図4に示すように送給ローラー49の上下動を許容すべく
枢支軸55を中心とした円弧溝60a が穿設されている。
尚、該固定フレーム58の両側には、図3及び図4に示す
ようにプーリー25a 、送給用油圧モーター47等を覆うカ
バー体48が取付けられており、プーリー25a 、送給用油
圧モーター47等が表出しないように構成されている。
【0042】前記分離装置17は、前記固定刃59と、装置
カバー18と、該カバー18内部で回転可能に装着された略
円柱状の回転ローター19と、該回転ローター19に周縁部
より刃端部34が突出すべく取付けられた回転刃33とから
なる。
【0043】ここで、回転ローター19は、分離用油圧モ
ーター23によって回転されてなり、具体的には図9に示
すように分離用油圧モーター23の回転軸の一端に接続さ
れたプーリー25a と、回転ローター19の軸20の一端に固
着されたプーリー25b とがVベルト26で連結されて、分
離用油圧モーター23が駆動することにより回転ローター
19が回転するように構成されている。また、分離用油圧
モーター23の駆動は、図9の概略図に示すように、送給
用油圧ポンプ45と同軸で車のエンジン(P.T.O) に接続さ
れる分離用油圧ポンプ22によって行われている。さら
に、該分離用油圧モーター23及び送給用油圧モーター47
は、回転刃33の刃端部34の周速度が送給羽根50の周速度
よりも速くなるように制御されてなる。尚、該分離用油
圧ポンプ22及び前記送給用油圧ポンプ45は流量制御弁を
有してなり、吐出量を変更可能に形成されている。
【0044】また、前記分離用油圧モーター23は図4に
示すように案内板16の内面のモーター支持フレーム21に
固着されている。該モーター支持フレーム21は、テール
ゲート12内部まで延出して上方に立ち上がった形状に形
成された前記固定フレーム58の上端部に、固着されてい
る。
【0045】さらに、回転ローター19には、図5に示す
ように、相対向する二箇所の周縁部がL字状に切欠か
れ、回転刃33を取付ける為の取付用切欠29が形成されて
いる。ここで、回転刃33は、刃端部34が回転して固定刃
59と最も近接した際に、固定刃59との隙間Lが10mm
離間するよう突出して取付けられてなる(回転刃33の回
転軌跡と固定刃59との隙間Lとが10mmに設けられて
なる)。
【0046】前記取付用切欠29は、回転刃33の側面部の
当接する取付面30a と、該取付面30a より鋭角で立ち上
がった立ち上がり面30b とからなり、これにより立ち上
がり面30b の周縁側が取付面30a に対して刃端部34側に
傾斜して形成されている。該取付面30a には回転刃33を
固定する為のボルト37の脚部と螺合可能なネジ孔29a が
穿設されている。
【0047】該取付用切欠29に刃端部34を周縁部より前
述の如く突出すべく収容された回転刃33は外側より押さ
え部材31によって軸心側に押圧されている。該押さえ部
材31は、側面部が前記取付用切欠29の立ち上がり面30b
と当接すべく取付けられており、このように取付けた際
に周縁部が回転ローター19の周縁部と面一、つまり押さ
え部材31の周縁部と回転ローター19の周縁部とにより回
転ローター19の軸を中心とした円弧が構成されるように
形成されている。該押さえ部材31には、回転刃33を固定
する為の前記ボルト37の頭部と当接可能な凹部が形成さ
れ、且つ該ボルト37の脚部を挿通可能な穿設孔が該凹部
より穿孔されている。ここで、該押さえ部材31の凹部は
前記ボルト37の頭部が押さえ部材31の表面より突出しな
い十分な深さを有している。
【0048】さらに、該回転刃33には、前記ボルト37を
挿通可能な孔部35が穿設されており、ボルト37は脚部が
押さえ部材31の穿設孔及び該孔部35を挿通して回転ロー
ター19のネジ孔29a に螺着入されてなり、これにより回
転刃33が取付用切欠29の取付面30a と押さえ部材31とに
より挟持されて固定されている。
【0049】また、該回転刃33の孔部35は、前記ボルト
37の脚部の外径と略同様の幅をもって回転刃33の刃端部
34方向に延びた長孔として形成され、これにより該回転
刃33はボルト37に対して刃端部34側にスライド可能に設
けられている。このようにスライドすることにより回転
刃33は、固定刃59との隙間Lを変更することができる
が、この隙間Lは3乃至25mmの範囲内で行うことが
好ましい。なお、より好ましくは、5mm以上であり、
また、15mm以下であることが好ましい。
【0050】さらに、回転ローター19には、回転刃33の
刃端部34の突出位置より回転方向の周縁部にL字状に切
欠かれ、切断された口部等の不要物又はプラスチック容
器が退避可能な逃げ部28が形成されている。前記装置カ
バー18は、下端部が開口されて分離装置17の排出口38が
構成されてなる。
【0051】また、該固定フレーム58の後方部には図1
及び図7に示すようにシュート台支持フレーム63が立設
固定されている。該シュート台支持フレーム63の後端縁
両側には図7及び図8に示すようにヒンジ64, …により
回動自在に側板65,65 が取付けられ、シュート台支持フ
レーム63の下端にはプラスチック容器を載置可能なシュ
ート台67が上下方向に軸69を中心として回動自在に枢着
されており、これにより図7に示すように側板65,65 を
左右に開きシュート台67を後方に傾動させることでシュ
ート台67上にプラスチック容器を載置することができ、
一方図8に示すようにシュート台67を起立させ側板65,6
5 を閉じることによりシュート台67及び側板65,65 を収
容することができるように構成されている。
【0052】さらに、ヒンジ64と相対向する側板65の後
端縁65a は側板65開放時に軸69を中心とした円弧状とな
るように形成されており、シュート台67には該側板65の
後端縁65a を嵌入させる嵌入部67a が形成されている。
【0053】また、固定フレーム58の後方面には、図7
に示すように軸69を中心として後方に傾動せしめた前記
シュート台67を受ける為の受台75が取付けられている。
該受台75は、固定フレーム58の後方面に固着されたブラ
ケット77と、該ブラケット77に軸78を介して回動可能に
取付けられた受け部材79と、該受け部材79の平面部79a
の上面に固着されシュート台67の下面と当接するゴム部
材83とから構成されている。尚、前記ブラケット77は、
図7に示すように受け部材79が後方側に傾動した際に該
受け部材79と当接する当接面77a を有し、該当接面77a
の当接により受け部材79の下方側への移動が阻止されて
いる。
【0054】さらに、側板65には孔部73が穿孔されてい
る。該孔部73は、シュート台67の側方部に穿設された孔
部にシュート台67後方傾動時に係入するピンを、挿脱可
能に形成されてなる。
【0055】さらに、図8に示すように一方(背面視左
側)の側板65に貫通孔85が穿設されてなり、他方(背面
視右側)の側板65には側板65,65 閉塞時に該貫通孔85に
挿入される突出片89が突設されている。前記一方の側板
65の貫通孔85には上方より閉塞用ピン87が出退自在に設
けられており、前記突出片89には該閉塞用ピン87を挿通
可能な孔が穿孔されており、突出片89に閉塞用ピン87が
挿通されることにより側板65,65 の閉塞状態が維持され
るように構成されている。尚、前記閉塞用ピン87は、頭
部が貫通孔85上方に設けられた孔部86に位置し、該頭部
を操作することで貫通孔85の上方より出退可能に構成さ
れている。
【0056】また、側板65には上面部91a に孔部を有す
るL字部材91が固着されており、前記受け部材79には孔
部を有する突出部79b が側方より突設されており、側板
65閉塞時に受け部材79を上方に回動せしめることにより
該L字部材91の上面部91a の孔部と受け部材79の突出部
79b の孔部とが一致して、図8に示すように該孔部にピ
ン92を挿通することにより受け部材79を前方に傾動させ
た状態で収容可能に構成されている。
【0057】さらに、前記シュート台支持フレーム63
は、図8に示すように固定フレーム58の両側より夫々立
設された柱部分をその上端で架橋部材63a で連結して形
成されており、前記架橋部材63a はシュート台67を起立
せしめた際に該シュート台67と当接可能で、シュート台
67が前方に倒れることを防止している。
【0058】また、シュート台支持フレーム63には、シ
ュート台67起立時に前記シュート台67の側方の孔部に係
入するピンを挿脱自在な孔部74が形成されている。
【0059】さらに、前記側板65には分離用油圧モータ
ー23及び送給用油圧モーター47の駆動を停止する為の非
常用のコントロールボックス95が取付けられている。
【0060】また、前記シュート台67には、図8に示す
ように該シュート台67と略同幅のハンドル部67b が取付
けられており、該ハンドル部67b は作業者が送給ローラ
ー49に手が届くことがない十分な長さを有している。
【0061】第一実施形態のプラスチック容器回収車
は、以上の構成からなるが、以下、該プラスチック容器
回収車の使用方法について説明する。以下説明するにあ
たり、回転刃33の回転数が1000rpmで、送給ロー
ラー49の回転数が50rpmに設定され、回転刃33の刃
端部34の周速度が15m/sで、送給羽根50の周速度が
0.5m/sに設定されている場合について説明する。
なお、回転刃33の回転数は、300〜1500rpmの
範囲で可変であり、また送給ローラー49の回転数も、2
0 〜100rpmの範囲で可変である。
【0062】まず、受台75を後方側に傾動させ、側板65
を両側に開き、シュート台67を後方側に傾動させて、ピ
ン71を側板65の孔73と係合せしめておく。そして、プラ
スチック容器をシュート台67に載上せしめて送給手段43
側に送り込むと、シュート台67上のプラスチック容器が
固定板57上に移動して、送給手段43により回転ローター
19へと送給されていく。この際、シュート台67を前方の
起立側に傾動せしめることにより、プラスチック容器が
送給ローラー49に噛込まれやすくすることもできる。
【0063】そして、送給手段43により回転ローター19
へと送給されたプラスチック容器は、分離装置17によっ
て押圧変形されつつ、ラベルが剥がされ、口部が切断さ
れることとなる。具体的には、ラベルはプラスチック容
器の表面を滑る回転刃33によって掻き取られ、また、他
の部分よりも硬質に形成されてなる口部は、回転刃33と
固定刃59との隙間を挿通できずに、回転刃33及び固定刃
59によって切断されるものと考えられる。
【0064】この分離装置17により分離されたプラスチ
ック容器、ラベル、口部は、収容箱1 の後方部1a内部に
落下して、掻き上げ羽根15b により掻き上げられ、上方
部付近に落下して案内板16の傾斜面により収容箱1 の前
方側に送り込まれ或いは螺旋状の掻き上げ羽根15b 上を
前方側にスライドして収容箱1 の前方側に送り込まれ、
その後収容箱1 の前方側の送り羽根15a により前方側に
順次送られていく。
【0065】このような回収作業が終了すると、シュー
ト台67及び側板65を収納して、回収車を処理場等の目的
地まで移動した後、開閉用シリンダ14を伸長せしめ収容
箱1の開口部を開き、ダンプ用シリンダ5 を伸長せしめ
収容箱1 をダンプさせて収容している収容物を放出す
る。
【0066】第一実施形態のプラスチック容器回収車は
以上のように使用されるので、以下のような利点を有す
る。
【0067】シュート台67が設けられているので、該シ
ュート台67にプラスチック容器を載上することができ、
しかも側板65が設けられているのでシュート台67に載上
したプラスチック容器が側方より落下等することがない
という利点を有するとともに、シュート台67及び側板65
は走行時に収容できるように形成されているので、走行
時に該シュート台67等が邪魔にならない。
【0068】しかも、シュート台67にはシュート台67と
略同幅で作業者が送給ローラー49に手が届くことがない
十分な長さを有するハンドル部67b が取付けられている
ので、後方より作業を行う作業者の手が送給ローラー49
に触れることを防止することができる。
【0069】また、側板65には分離用油圧モーター23及
び送給用油圧モーター47の駆動を停止する為の非常用の
コントロールボックス95が設けられてなるので、作業中
止の必要が生じた際に作業者が容易に分離装置17及び送
給手段43を停止することができる。
【0070】さらに、固定板57が回転ローター19に向け
て下方に傾斜して設けられてなるので、固定板57に載上
したプラスチック容器が回転ローター19側にスライドし
易く、固定板57上のプラスチック容器を送給ローラー49
により容易に回転ローター19へ送給することができ、分
離作業を円滑に行うことができるとともに、下方にベル
トコンベア等の搬送装置を採用する必要がなく、送給手
段43の軽量化を図ることができるという利点を有する。
しかも、該固定板57の側方には側面板60が固着されてい
るので、固定板57に載上し送給ローラー49により送給さ
れるプラスチック容器が側方より落下することを確実に
防止することができるという利点を有する。
【0071】また、送給手段43として上下動自在な送給
ローラー49を採用した為、固定板57上に載上されたプラ
スチック容器により送給ローラー49が上下動して、載上
されるプラスチック容器の量及び大きさにあった送給を
行うことでき、しかも送給ローラー49の自重によりプラ
スチック容器を押圧しつつ送給できるので、プラスチッ
ク容器を処理するに際してプラスチック容器が不用意に
回転刃33より逃げることがなく、的確にラベル等の分離
作業を行うことができる。特に、このように送給ローラ
ー49の自重によりプラスチック容器を固定板57側に押圧
することにより、プラスチック容器が一次圧縮されるの
で、的確に回転刃33と固定刃59との間に噛込まれやす
い。
【0072】さらに、該送給ローラー49を取付ける揺動
部材53の枢支軸55を回転ローラー19よりも前方側に位置
させたため、揺動部材53の揺動による送給ローラー49の
上下動をプラスチック容器の送給に対して垂直方向に近
似でき、しかも送給手段43を具備する分離装置17全体を
コンパクトにテールゲート12に装着することができ、こ
れにより収容箱1 の容量を大きくすることができる。し
かも、揺動部材53の枢支軸55を前方で且つ送給ローラー
49の回転軸51よりも下方に設けたため、固定板57上のプ
ラスチック容器により送給ローラー49に前方方向に力が
作用しても、かかる力によっても揺動部材53が揺動して
送給ローラー49を上昇させることができる。
【0073】また、送給羽根50には先端の尖った突起50
a が突設されてなるので、該突起50a によって送給ロー
ラー49により送給される際にプラスチック容器に空気抜
き用の孔を穿設することができ、プラスチック容器を圧
縮しやすい。すなわち、送給手段43は送給に際してプラ
スチック容器に穿孔を形成可能に設けられてなるので、
回転ローター19によりプラスチック容器を圧縮した際
に、プラスチック容器内部の空気により変形が阻止され
ることを防止でき、形成された穿孔からプラスチック容
器内部の空気が的確に放出されて、プラスチック容器を
減容することができるという利点を有する。
【0074】さらに、送給ローラー49は、固定板57上に
載置されたプラスチック容器を押圧変形するだけの十分
な重量を有してなるので、自重によって固定板57上のプ
ラスチック容器を一次圧縮しつつ送給することができ、
回転刃33と固定刃59との間に噛込ませやすい。
【0075】また、送給ローラー49を回転する為の送給
用油圧ポンプ45と回転ローター19を回転する為の分離用
油圧ポンプ22とを夫々別個に設け、送給手段43用の油圧
回路と分離装置17用の油圧回路とを別個に設けたため、
分離装置17が停止した場合であっても送給手段43を任意
に駆動させることができ、これにより回転刃33と固定刃
59との間にプラスチック容器を噛込んだとしても送給ロ
ーラー49を逆回転させることができるという利点を有す
る。
【0076】さらに、送給用油圧ポンプ45及び分離用油
圧ポンプ22の吐出量は、回転刃33の刃端部34の周速度が
15m/sで、送給羽根50の周速度が0.5m/sに、
つまり送給ローラー49が回転刃33の周速度よりも遅くプ
ラスチック容器を送給するよう制御されてなるので、回
転刃33と固定刃59との隙間を挿通するプラスチック容器
の速度をある程度調整でき、回転刃33によるラベル、口
部の分離の精度を高めることができる。しかも、送給用
油圧ポンプ45又は分離用油圧ポンプ22の吐出量を変更せ
しめることにより、回転刃33の刃端部34と送給ローラー
49との周速度比を作業目的に応じて変更設定することが
できる。
【0077】また、回転ローター19には回転刃33の刃端
部34の突出位置から回転方向の周縁部に、分離されたラ
ベル、口部を退避可能な逃げ部28が刻設されてなるの
で、分離されたラベル、口部は回転ローター19の逃げ部
28に逃げ込み、回転ローター19の回転を阻害することが
ない。
【0078】さらに、略L字状の取付用切欠29を回転刃
33の側面部の当接する取付面30a に対して立ち上がり面
30b の周縁側が刃端部34側に傾斜するように形成されて
いるので、回転ローター19を高速回転した際に取付用切
欠29に取付けられる回転刃33及び押さえ部材31に遠心力
が作用しても、この遠心力に対して押さえ部材31には立
ち上がり面30b からの反作用の力が働き、該押さえ部材
31により回転刃33を的確に挟持しておくことができ、固
定手段としてのボルト37に作用する力を軽減することが
できる。
【0079】また、回転刃33の取付用の孔部35が刃端部
34側に延びた長孔として形成され、回転刃33がボルト37
に対して刃端部34側にスライド可能に設けられているの
で、ボルト37を緩めて押さえ部材31による挟持を開放し
て、回転刃33を孔部35に沿ってスライドさせて、回転刃
33の刃端部34の突出長さを調整することができ、固定刃
59と回転刃33との間隔を適宜変更することができる。特
に、孔部35は前記ボルト37の脚部の外径と略同様の幅を
もって形成されているので、このスライドに際して回転
刃33が横方向(回転ローター19の軸方向)にずれること
がない。
【0080】しかも、回転刃33を押さえ部材31により挟
持して取付けるものであるので、回転刃33を刃端部34側
に孔部35に沿ってスライドさせた場合であっても、押さ
え部材31によって立ち上がり面30b からの遠心力の反作
用の力を受けることができるという利点を有する。
【0081】さらに、回転ローター19を取付用切欠29及
び逃げ部28を隣接して刻設することで容易に製造するこ
とができるとともに、該取付用切欠29にボルト37により
回転刃33及び押さえ部材31を取付けることで容易に回転
刃33を回転ローター19に取付けることができるという利
点を有する。
【0082】また、分離装置17により分離されたプラス
チック容器、ラベル等を収容箱1 内に排出する構成ゆえ
に、収容箱1 への収容に際してプラスチック容器等へが
収容箱1 の外部に落ちる等の問題がなく、分離装置17の
排出口38より排出されたプラスチック容器等が収容箱1
内面に突設された掻き上げ羽根15b により収容箱1 内部
に送り込むことができ、分離装置17により分離されたプ
ラスチック容器、ラベル口部等を収容箱1 の前方側に的
確に送り込むことができる。
【0083】さらに、掻き上げ羽根15b は先端部15c が
収容箱1 の回転方向に45度屈曲された構成からなるの
で、掻き上げたプラスチック容器等が案内板16の傾斜面
の上方に位置するまでに不用意に先端部15c から落下し
て掻き上げ前の位置(排出口38下部)に落下することを
的確に防止できる。
【0084】また、プラスチック容器が分離装置17によ
って圧縮されてなるので、収容箱1には圧縮されたプラ
スチック容器が収容され、多数のプラスチック容器を減
容した状態で収容できるという利点を有する。
【0085】さらに、分離装置17がテールゲート12に装
着されてなるので、テールゲート12を開放した際に分離
装置17等が邪魔にならず収容した収容物を容易に放出す
ることができる。
【0086】また、放出された収容物は、分離装置17に
よってプラスチック容器と、ラベル、口部等に分離され
てなるので、その後の作業者による手選別等が容易であ
る利点を有する。但し、ラベル等が接着剤等により貼着
されてなる場合等には、プラスチック容器から完全に分
離されていない場合も存在するので、その場合は、作業
者によって該プラスチック容器は別途選別されることと
なる。
【0087】<第二実施形態>次に、図10乃至図11
を参酌しつつ、本発明に係るプラスチック容器回収車の
他の実施形態として、車体D上に搭載され後方に開口部
を有する収容箱1 と、該収容箱1 の開口部を開閉自在な
テールゲート12とからなり、該テールゲート12に分離装
置17と、該分離装置17により排出されたプラスチック容
器等を収容箱1に押込む為の押込装置101 とが装着され
た構成からなるプラスチック容器回収車について以下説
明する。但し、第一実施形態と同一の構成からなる部分
については説明を省略する。
【0088】前記収容箱1 は、後方の開口部が斜状に形
成された略長方形状の箱体であり、該収容箱1 の収容箱
フレーム2 は、車体D上に載置固定された載置枠D1 の
後端部の軸2aと回動自在に取付けられている。
【0089】また、テールゲート12は、フレーム12a に
閉塞板12b を取付けられ形成されており、前記閉塞板12
b には開口が形成されており、該開口には第一実施形態
と同様に前記分離装置17が装着されている。ここで、分
離装置17の排出口38は、分離したプラスチック容器等を
テールゲート12内部に落下すべく設けられてなる。
【0090】さらに、前記テールゲート12内に設けられ
た押込装置101 は、図11に示すように、分離装置17の
排出口38より排出されたプラスチック容器等を掻き上げ
る回転板106 と、該回転板106 が掻き上げたプラスチッ
ク容器等を収容箱1 に押込む押込板103 とから構成され
ている。
【0091】前記回転板106 は、テールゲート12のフレ
ーム12a に固定された回転軸106aに回転可能に枢着され
ている。また、前記押込板103 は、フレーム12a に固定
された軸103aに揺動自在に枢着され、フレーム12a に枢
着された押込用シリンダ104 によって前後に揺動可能に
形成されている。
【0092】ここで、回転板106 と押込板103 とは相互
の動きが連関するように構成されており、回転板106 が
プラスチック容器等を掻き上げ図11の実線に示す如く
一定角度まで回転するとその回転を停止し、押込板103
が前方方向に図11の破線に示す如く揺動して回転板10
6 上のプラスチック容器等を収容箱1 に押込み、そして
回転板106 は再度回転して、該回転板106 が図11の破
線に示す如く揺動部材53の枢支軸55の側方付近まで回転
すると押込板103 が後方に揺動して、該押込板103 が図
11の実線に示す位置で待機するように構成されてい
る。
【0093】上記構成からなる第二実施形態のプラスチ
ック容器回収車にあっては、第一実施形態と同様に投入
され分離装置17により分離されたプラスチック容器、ラ
ベル等が、排出口38よりテールゲート12内部に落下す
る。そして、このテールゲート12内部に落下したプラス
チック容器等は回転板106によって掻き上げられ、押込
板103 によって収容箱1 に押込まれる。
【0094】このように、分離装置17により分離したプ
ラスチック容器等を収容箱1 を閉塞するテールゲート12
内に排出し、押込装置101 により収容箱1 内に押込む構
成ゆえに、収容箱1 への収容に際してプラスチック容器
等が収容箱1 の外へ落ちる等の問題がない。しかもプラ
スチック容器は、押込装置101 により順次収容箱1 内部
に押込まれるので、プラスチック容器が収容箱1 の一箇
所に偏らず、収容箱1 全体でプラスチック容器を収容す
ることが可能であり、また該押込装置101 によってもプ
ラスチック容器が減容されるという利点を有する。
【0095】<第三実施形態>次に、図12を参酌しつ
つ、本発明に係るプラスチック容器回収車の第三の実施
形態として、車体D上に搭載され後方に開口部を有する
収容箱1 と、該収容箱1 の開口部を開閉自在なテールゲ
ート12とからなり、該テールゲート12に挿着された分離
装置17と、該分離装置17の排出口38により排出されたプ
ラスチック容器等を収容箱1 に押込む為の押込装置101
とが装着された構成からなるプラスチック容器回収車で
あって、第二実施形態と異なり前記押込装置101 が回転
板22を有しないものについて説明する。
【0096】第三実施形態の押込装置101 は、テールゲ
ート12の両側でフレーム12a に固定された上下動シリン
ダ(図示せず)によりテールゲート12内の可動板109 が
案内レール110 に沿って移動するように形成されてな
り、該可動板109 に枢着された押込板103 が回動用シリ
ンダ111 の伸縮によって回動自在に設けられてなる。
【0097】前記上下動シリンダの収縮により可動板10
9 が下降し、該可動板109 に枢着された押込板103 が回
動用シリンダ111 の伸長により図 の実線の如く前方側
に反転して、分離装置17により分離されたプラスチック
容器、ラベル等を掻き上げ、次に押込板103 が上下動シ
リンダの伸長により上方に移動することによって、収容
箱1 にプラスチック容器等を送り込む構成からなる。
【0098】該構成からなる第三実施形態のプラスチッ
ク容器回収車にあっては、上記第二実施形態と同様に投
入され分離装置17により分離され、排出口38よりテール
ゲート12内部に落下したプラスチック容器、ラベル等
を、押込板103 が上下同及び回動を行うことにより、収
容箱1 に押込むこととなる。
【0099】<第四実施形態>次に、図13及び図14
を参酌しつつ、本発明に係るプラスチック容器回収車の
第四の実施形態として、収容箱1 の後方開口部を開閉自
在なテールゲート12に、ホッパー115 と、該ホッパー11
5 にプラスチック容器を供給可能な投入箱133と、分離
装置17とが装着された構成からなるプラスチック容器回
収車について説明する。この第四実施形態にあっては、
収容箱1 は、第一実施形態と同様に、ダンプ用枠体2 に
回転自在に支持されダンプ可能に車体D上に搭載されて
なり、内部には螺旋状の送り羽根15a,15a 及び掻き上げ
羽根15b,…が設けられてなるものを採用している。尚、
上記投入箱133 を設ける場合にあっても第二及び第三実
施形態の如き押込装置101 を具備するテールゲート12と
収容箱1 とを採用することもできる。
【0100】また、テールゲート12の背面側には、図1
3及び図14に示すように、左右一対のレール部材132
が固着されており、該レール部材132 は断面略コの字状
に形成され、前記投入箱133 の側方部より前方に突設さ
れた上下左右四個のガイドローラー134 が介装されてい
る。該四個のガイドローラー134 により投入箱133 はレ
ール部材132 に沿って的確に上下動できるように設けら
れている。
【0101】該レール部材132 の上部及び下部には、ス
プロケット135 が夫々後方側に突設されてなり、この上
下のスプロケット135 にはチェーン136 が捲回されてお
り、該チェーン136 は投入用油圧モーター(図示省略)
により駆動される。そして、該チェーン136 に、投入箱
133 の両側方に突出したロッド137 がロードセル138 を
介して連結されてなり、投入用油圧モーターを駆動する
ことによりチェーン136 、ロードセル138 を介して投入
箱133 が上下動するように構成されている。
【0102】また、上記の如く投入箱133 はロードセル
138 を介してチェーン137 に吊り下げられているものゆ
えに、該ロードセル138(重量測定手段138)により投入箱
133の重量を測定することで、投入箱133 内部のプラス
チック容器の重量を測定することができる。尚、テール
ゲート12には、該ロードセル138 により測定される投入
箱133 内部のプラスチック容器の重量を表示する表示部
(図示省略)が設けられている。
【0103】さらに、前記投入用油圧モーターは、投入
箱133 上昇時に投入箱133 の下方の物体の有無を検知す
る赤外線センサー(図示省略)により制御されてなり、
具体的には投入箱133 上昇時に投入箱133 の下方に物体
が存在するときには投入用油圧モーターは駆動せず、投
入箱は下降しないように設けられている。
【0104】また、投入箱133 は背面上部が開口され投
入口133aが形成されてなり、該投入口133aには投入口蓋
体139 が下端部で枢軸され揺動自在に取り付けられてい
る。尚、該投入口蓋体139 には両側より側板139aが立設
されており、投入口133aからのプラスチック容器の投入
を容易ならしめている。
【0105】さらに、投入箱133 は底面も開口されてお
り、該底面の開口部がホッパー115にプラスチック容器
を供給する為の供給口133bとして形成されている。該供
給口133bには供給口蓋体140 が後端で枢軸され揺動自在
に取り付けられており、該供給口蓋体140 の前後方向の
長さは投入箱133 の前後方向の長さよりも長く、前端14
0aが供給口133b開放時に投入箱133 の前面よりも前方に
位置すべく形成されている。また、該供給口蓋体140
は、投入箱133 の側方のバネ141 により上方側に常時引
張されている。尚、該供給口蓋体140 には両側より側板
140bが立設されており、ホッパー115へのプラスチック
容器の供給を確実ならしめている。
【0106】さらに、前記ホッパー115 及び分離装置17
は前記案内板16内部でテールゲート12に装着されてお
り、該ホッパー115 の後端部115aはテールゲート12の開
口より突出してレール部材32の後面付近、つまり上下動
する投入箱133 と当接せずに投入箱133 の前面より突出
した供給口蓋体140 と当接可能な位置まで延出してい
る。これにより、投入箱133 が上昇した際に、ホッパー
115 の後端部115aが供給口蓋体140 と当接して、供給口
蓋体140 がバネ141 の付勢力に抗して下方に揺動し、供
給口133bが開放されるように構成されてなる。
【0107】また、分離装置17の固定刃59は、該ホッパ
ー115 の後壁の下端部115bに固着されている。そして、
回転ローター19は回転刃33が固定刃59と所望距離(例え
ば10ミリ)離間するように固定刃59の前方側でテール
ゲート12に装着されてなる。
【0108】さらに、本実施形態において分離装置17の
送給手段43として、ホッパー115 内部でプラスチック容
器を回転ローター19側に送給すべく回転する送給ローラ
ー49が設けられてなる。該送給ローラー49は外周に送給
羽根50が突設されてなり、送給ローラー49はホッパー11
5 の後壁に対して離反可能に設けられてなり、ホッバー
115 には該送給ローラー49の移動を許容すべく円弧溝11
5cが穿設されている。
【0109】第四実施形態のプラスチック容器回収車
は、以上の構成からなり、以下の使用方法により使用さ
れる。
【0110】まず、プラスチック容器の収集を行うに際
して、投入箱133 を下降せしめ、投入口蓋体139 を後方
側に揺動させて投入口133aを開放して、該投入口133aよ
りプラスチック容器を投入する。この際、投入口蓋体13
9 には側板139aが設けられているので、投入口蓋体139
の内面に向けてプラスチック容器を投入することによ
り、投入口蓋体139 にガイドされてプラスチック容器が
投入箱133 に投入される。
【0111】そして、プラスチック容器投入作業終了
後、或いは投入箱133 内部のプラスチック容器の重量が
所定値以上となった場合には、投入口蓋体139 を前方側
に揺動して投入口133aを閉塞し、投入箱133 を上昇させ
る。ここで、本実施形態に於いて、投入箱133 の重量の
所定値は供給口蓋体140 に取付けられたバネ141 の付勢
力によって定められる。
【0112】投入箱133 が上昇し、ホッパー115 の後端
部115aが供給口蓋体140 と当接し、供給口蓋体140 がバ
ネ141 の付勢力に抗して下方に揺動し、供給口133bが開
放され、プラスチック容器が投入箱133 よりホッパー11
5 に供給される。この投入箱133 からのホッパー115 へ
の供給に際して、供給口蓋体140 には側板140bが設けら
れているので、供給時にプラスチック容器が側方より逃
げることがない。
【0113】このようにホッパー115 に供給されたプラ
スチック容器は、分離装置17によってラベルが剥がさ
れ、口部が切断されて、分離されたプラスチック容器、
ラベル等が案内板16の底部開口部より収容箱1 の底部に
落下する。
【0114】そして、第一実施形態と同様に収容箱1 の
掻き上げ羽根15b 及び送り羽根15aにより前方側に順次
送られ収容されたプラスチック容器は、処理場等の目的
地まで移動した後に収容箱1 をダンプさせることにより
放出される。
【0115】第四実施形態のプラスチック容器回収車
は、ロードセル138 の如く投入箱133のプラスチック容
器の重量を測定できる重量測定手段を具備するものゆえ
に、作業者が投入箱133 の投入口133aからプラスチック
容器を投入した際に、ロードセル138 により投入箱133
内部のプラスチック容器の重量を測定することができ、
これにより、作業者は投入したプラスチック容器の量を
的確に把握することができる。
【0116】さらに、上記の如くロードセル138 を有し
てなる為、許容量以上のプラスチック容器を投入箱に積
み込むことを防止でき、特に、本実施形態の如く投入箱
133の供給口133bが投入箱133 の底面に設けられ、バネ
等により上方側に常時引張された供給口蓋体140 が該供
給口133 を閉塞する構成からなる場合、投入箱133 内部
のプラスチック容器の加重により供給口蓋体140 が開放
されるまでプラスチック容器を積込むことを防止できる
利点を有する。
【0117】特に、本実施形態に於いて、投入箱133 内
部のプラスチック容器の重量はテールゲート12に設けら
れた表示部に表示されるものゆえ、作業者は該表示部で
確認しつつ投入作業を行うことができる。
【0118】また、上方側に常時引張された供給口蓋体
140 がホッパー115 の後端部115aと当接して、供給口13
3bが開放されるように構成した為、構造が簡単であると
いう利点を有するとともに、供給口133bが開放されてい
る際には、常にホッパー115と供給口蓋体140 とによっ
てプラスチック容器が供給される通路が形成されてお
り、不用意にプラスチック容器が収集車から落下するこ
とがない。
【0119】さらに、供給口133bは投入箱133 の底面に
設けられているので、底板である供給口蓋体140 が前方
側に傾斜することにより、円筒形状のプラスチック容器
は容易に転がり、ホッパー115 に的確に移動させること
ができるという利点を有する。
【0120】また、ホッパー115 には投入箱133 が上昇
した位置よりプラスチック容器が供給されるので、分離
装置17として比較的大型のものを搭載することも可能
で、またホッパーの容量を大きくすることができる。
【0121】<その他の実施形態>上記実施形態は、夫
々上述の如き構成からなり上記利点を奏するが、本発明
に係るプラスチック容器回収車はこれらに限定されるも
のではなく、本発明の意図する範囲で適宜設計変更可能
である。
【0122】即ち、上記実施形態に於いては送給手段43
として送給ローラー49を採用したため上述の如き利点を
有したが、本発明はこれに限定されるものでなく、その
他の送給手段であっても採用することができる。具体的
には、送給手段として、固定板上或いはホッパー内のプ
ラスチック容器を送給すべく設けられたキャタピラ、コ
ンベア等より構成することも可能である。
【0123】しかるに、上記実施形態の如く送給手段43
がプラスチック容器を一次圧縮すべく設けられた構成を
採用することが好ましく分離作業が円滑に行いうるとい
う利点を奏するが、上記実施形態の如き自重のみなら
ず、送給ローラー49又は上述のキャタピラ等をスプリン
グ等の弾性体等の付勢手段により下方或いは壁面側に付
勢するならば、よりプラスチック容器を圧縮できるとい
う利点を有する。
【0124】さらに、送給手段43として送給ローラー49
を採用した場合にあっても送給羽根50は必須の要件では
ない。また、送給羽根50を設けた場合にあっても外縁部
にV字状のノッチを形成する等も設計変更可能である。
但し、上記実施形態の如く先端の尖った突起50a が突設
された送給羽根50を有する送給ローター49を採用する
等、送給手段43を送給に際してプラスチック容器に穿孔
を形成可能に設けることが好ましい。
【0125】また、上記実施形態にあっては油圧モータ
ー23, …により、送給ローラー49及び回転ローター19を
回転せしめるものについて説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、電動モーターを採用すること
も可能である。
【0126】なお、回転ローター19及び送給手段43の駆
動を油圧回路による場合であっても、上記実施形態の如
く同一の電動機に分離用油圧ポンプ22及び送給用油圧ポ
ンプ45とを同軸で接続する他に、例えば回転ローター19
の軸に送給用油圧ポンプ45を接続することも可能であ
る。このように、回転ローター19の軸に送給用油圧ポン
プ45を接続して、送給手段43の駆動用の油圧ポンプ45を
駆動するならば、送給手段43は回転ローター19の回転停
止により送給を停止すべく構成されるので、回転ロータ
ー19の停止中にプラスチック容器を回転ローター19へ送
給することがないという利点を有する。尚、送給手段43
が回転ローター19の回転停止により送給を停止すべく構
成するには、例えば送給ローラー49の回転軸51と回転ロ
ーター19の軸20とをスプロケット等で連結することも可
能であるが、回転ローター19の軸20に送給用油圧ポンプ
45を接続して、送給手段43の駆動用の油圧モーター47を
駆動する構成を採用するならば、送給手段43を上下動を
させる際に製造しやすいという利点を有する。
【0127】さらに、上記の如く電動モーターを採用し
て、回転ローター19及び送給手段43の駆動を行う場合に
あっては、電動モーターを変速機付電動モーター等の回
転数の可変の電動機を採用することが好ましい。これに
より、電動機の回転数を適宜調整することにより、回転
刃33の刃端部34と送給ローラー49との周速度比を作業目
的に応じて適宜変更設定することができる。
【0128】また、固定刃59も上記実施形態のものに限
定されるものでなく、回転刃33とによりプラスチック容
器からラベル等の不要物の分離を行うものであれば良
く、例えば固定板57の端部をそのまま固定刃59として採
用することも可能である。
【0129】さらに、本発明に於いて回転刃33の取付手
段は上記実施形態のものに限定されるものでなく、ま
た、回転刃33に固定手段37を挿通可能な孔部35を形成す
る場合にあっても、固定手段37の脚部の外径と略同様の
幅をもって形成されてなるものに限定されるものでな
い。また、上記実施形態にあっては孔部35を長孔として
形成したものについて説明したが、例えば刃端部34の他
端まで延びた孔とすることも可能であり、これにより回
転刃33の離脱がさらに容易に行いうるという利点を有す
る。
【0130】しかも、回転刃33を取付面30a に対して立
ち上がり面30b の周縁側が刃端部34側に傾斜した略L字
状の取付用切欠29に取付ける場合であっても、上記実施
形態の如く取付用切欠29は取付面30a に対して立ち上が
り面30b が鋭角で立ち上がり形成されたものに限定され
るものではなく、立ち上がり面30b の周縁側にかけて刃
端部34側に湾曲して、立ち上がり面30b の周縁側が刃端
部34側に傾斜したものであっても、上記の如く遠心力に
対する反作用の力によって回転刃33を的確に挟持してお
くことができるという利点を有する。
【0131】また、上記の如く本発明において収容箱1
の具体的構造は、種々採用可能であり、さらに第一実施
形態の如く回転可能な収容箱1 を採用する場合であって
も、掻き上げ羽根15b の先端部15c は収容箱1 の回転方
向に45度屈曲されてなるものに限定されるものではな
い。しかるに、第一実施形態の如く回転可能な収容箱1
を採用した場合にあっては、第一実施形態の如く先端部
15c を屈曲せしめる、或いは回転方向に先端部15cが湾
曲せしめる等により、掻き上げ羽根15b の先端部15c を
曲設して形成することが好ましく、これによりプラスチ
ック容器等の不用意な落下を防止することができる。
【0132】さらに、上記第一及び第四実施形態に於い
ては収容箱1 を回転する駆動機構が車体Dの前方に位置
する為、走行車両全体の重心が後方に片寄ることがな
く、車走行を安定することが可能であるという利点を有
するが、本発明はこれに限定されず、収容箱1 を回転す
る駆動機構が車体Dの後方側に設けるものであっても良
い。
【0133】また、本発明においてテールゲート12は必
須の構成要件ではなく、しかも収容箱1 の開口部を開閉
可能なテールゲートを設ける場合であっても、その具体
的構成は上記実施形態のものに限定されない。但し、テ
ールゲート12を設ける場合にあっては、テールゲート12
に分離装置17が装着されるものであれば、適宜設計変更
可能である。
【0134】さらに、第四実施形態の如くホッパー115
内のプラスチック容器からラベル等を分離可能な分離装
置17及び分離されたプラスチック容器等を収容可能な収
容箱1 を車体Dに搭載して、該車体Dにプラスチック容
器を投入する投入口133aとプラスチック容器をホッパー
115 に供給する供給口133bとを有する投入箱133 を上下
動自在に設け、且つ該投入箱133 には供給口133bを開閉
する供給口蓋体140 を取付け、しかも該供給口蓋体140
を投入箱133 が上昇した際に供給口133bを開放すべく構
成するものであっても、ロードセル138 等は必須の要件
ではなく、例えば上記実施形態の如くチェーン136 によ
り投入箱133 を上下動する場合に、投入箱133 のロッド
137 をチェーン136 に直接連結することも可能である。
また、プラスチック容器の重量を測定する重量測定手段
138 を設ける場合であっても、該重量測定手段138 は上
記実施形態のロードセル138 に限定されるものでなく適
宜設計変更可能である。
【0135】さらに、第四実施形態において、背面上部
に投入口蓋体139 を設けたものについて説明したが、投
入口蓋体139 は必須の要件ではなく、また投入箱の上面
に設けるものであっても良い。
【0136】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係るプラスチッ
ク容器回収車は、投入されたプラスチック容器からラベ
ル等の不要物を分離する分離装置を具備してなるので、
投入されるプラスチック容器を分離装置によってラベル
等の不要物の分離が行え、プラスチック容器からラベル
等の不要物を分離して回収することができ、その後の選
別等の処理工程が簡便に行い得るという効果を有する。
【0137】さらに、本発明に係る請求項2記載のプラ
スチック容器回収車は、分離装置によりプラスチック容
器を押圧して変形せしめ且つラベル等の不要物を掻き取
り可能に設けられてなるので、分離装置によって押圧さ
れ減容された状態でプラスチック容器を収容箱に収容す
ることができ、回収車の積載能力を十分発揮して大量の
プラスチック容器を収容可能であるという効果を奏す
る。
【0138】また、本発明に係る請求項3記載のプラス
チック容器回収車は、プラスチック容器が回転ローター
により押圧変形されて固定刃との隙間部を搬送されるの
で、回転ローターの回転刃によって、プラスチック容器
のラベルが掻き取られ、且つプラスチック容器の口部が
切断されるので、分離装置による分離作業を迅速且つ確
実に行い得るという効果を有する。
【0139】さらに、本発明に係る請求項5記載のプラ
スチック容器回収車は、分離装置が送給手段を具備して
なるので、投入されたプラスチック容器を的確に分離装
置に送給することができ、分離装置による分離作業を迅
速に行い得るという効果を奏する。
【0140】また、本発明に係る請求項6記載のプラス
チック容器回収車は、送給手段が固定板と送給ローラー
とからなり、送給ローラーが固定板上のプラスチック容
器によって上方に移動すべく上下動自在に設けられてな
るので、固定板上に載上されたプラスチック容器の量及
び大きさにあわせて送給ローラーが上下動し、的確に固
定板上のプラスチック容器を送給することができ、しか
も送給ローラーによりプラスチック容器を押圧しつつ送
給できるので、分離作業を行う際にプラスチック容器が
不用意に回転刃より逃げることがなく、的確に分離作業
を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のプラスチック容器回収車
の側面図。
【図2】図1のA−A線断面拡大図。
【図3】同実施形態のシュート台フレーム、シュート
台、側板を除いた背面図。
【図4】同実施形態の要部拡大断面側面図。
【図5】同実施形態の要部拡大断面側面図。
【図6】同実施形態の要部拡大端面背面図。
【図7】同実施形態のシュート台後方傾動時の要部拡大
側面図。
【図8】同実施形態の側板閉塞時の要部拡大背面図。
【図9】同実施形態の分離装置及び送給手段の駆動の概
略を示す説明図。
【図10】第二実施形態のプラスチック容器回収車の側
面図。
【図11】第二実施形態の要部拡大断面側面図。
【図12】第三実施形態の要部拡大断面側面図。
【図13】第四実施形態の背面図。
【図14】第四実施形態の要部拡大側面図。
【符号の説明】
D…車体、1…収容箱、12…テールゲート、15a …送り
羽根、15b …掻き上げ羽根、17…分離装置、19…回転ロ
ーター、28…逃げ部、29…取付用切欠、30a …取付面、
30b …立ち上がり面、31…押さえ部材、33…回転刃、34
…刃端部、35…孔部、37…ボルト(固定手段)、38…排
出口、43…送給手段、49…送給ローラー、51…軸、53…
揺動部材、55…枢支軸、57…固定板、59…固定刃、101
…押込装置、103 …押込板、115 …ホッパー、115a…後
端部、132 …レール部材、133 …投入箱、133a…投入
口、133b…供給口、134 …ガイドローラー、135 …スプ
ロケット、136 …チェーン、137 …ロッド、138 …重量
測定手段(ロードセル)、139…投入口蓋体、139a…側
板、140 …供給口蓋体、140a…前端、140b…側板、141
…バネ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペットボトル等のプラスチック容器を収
    容可能な収容箱(1) を車体(D) に搭載してなるプラスチ
    ック容器回収車であって、投入されたプラスチック容器
    からラベル等の不要物を分離する分離装置(17)を具備し
    てなることを特徴とするプラスチック容器回収車。
  2. 【請求項2】 前記分離装置(17)は、プラスチック容器
    を押圧して変形せしめ且つラベル等の不要物を掻き取り
    可能に設けられてなる請求項1記載のプラスチック容器
    回収車。
  3. 【請求項3】 前記分離装置(17)は、周縁部より回転刃
    (33)が突設され且つ回転自在に設けられた回転ローター
    (19)と、該回転刃(33)の回転軌跡と一定隙間(L) を有す
    る位置に取付けられてなる固定刃(59)とを具備してなる
    請求項1又は2記載のプラスチック容器回収車。
  4. 【請求項4】 前記回転刃(33)の回転軌跡と固定刃(59)
    との隙間(L) が3乃至25mmに設けられてなる請求項
    3記載のプラスチック容器回収車。
  5. 【請求項5】 前記分離装置(17)は、投入されたプラス
    チック容器を送給する為の送給手段(43)を具備してなる
    請求項1乃至4の何れかに記載のプラスチック容器回収
    車。
  6. 【請求項6】 前記送給手段(43)は、プラスチック容器
    を載上するための固定板(57)と、該固定板(57)上のプラ
    スチック容器を送給すべく回転可能に設けられた送給ロ
    ーラー(49)とからなり、該送給ローラー(49)が固定板(5
    7)上のプラスチック容器によって上方に移動すべく上下
    動自在に設けられてなる請求項5記載のプラスチック容
    器回収車。
  7. 【請求項7】 前記送給手段(43)が、プラスチック容器
    を一次圧縮すべく設けられてなる請求項5又は6記載の
    プラスチック容器回収車。
JP5780797A 1997-03-12 1997-03-12 プラスチック容器回収車 Pending JPH10250802A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007191288A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Kayaba Ind Co Ltd 塵芥収集車
US7909278B2 (en) 2007-09-07 2011-03-22 Susumu Yamada Auto vehicle capable of processing waste matter
KR102029815B1 (ko) * 2019-04-24 2019-10-08 장종기 협착사고 방지 압축팩커를 구비한 쓰레기 수거차량
KR102029817B1 (ko) * 2019-04-24 2019-10-08 장종기 압축팩커 하강 안전장치를 구비한 쓰레기 수거차량

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