JPH09285668A - 縫製模様表示装置 - Google Patents

縫製模様表示装置

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JPH09285668A
JPH09285668A JP4379196A JP4379196A JPH09285668A JP H09285668 A JPH09285668 A JP H09285668A JP 4379196 A JP4379196 A JP 4379196A JP 4379196 A JP4379196 A JP 4379196A JP H09285668 A JPH09285668 A JP H09285668A
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JP
Japan
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pattern
sewing
touch panel
sewing pattern
displayed
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Application number
JP4379196A
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English (en)
Inventor
Takashi Hirata
尚 平田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刺繍模様の配置の自由度を向上させる。 【解決手段】 レイアウト領域には、選択された模様が
加工布に刺繍が形成されたときのイメージに合うよう
に、模様が表示されている。そのレイアウト領域の横に
は、放射状に8つの矢印が表示され、その8方向に模様
を移動できるように移動キーが表示差されている。模様
を初期位置に移動するためのセンターキーが表示されて
いる。そして、左向きの矢印の移動キーと下向きの矢印
の移動キーとを同時に押し始めると、模様は中央の初期
位置から左下方に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示画面の前面に
透明なタッチパネルを配置して、その表示画面に表示さ
れた内容を入力する縫製模様表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりミシンにあっては、絵,文字等
の刺繍模様(縫製模様)に対応する刺繍データに基づい
て、加工布に所定模様の刺繍を形成することができるも
のが供されてきている。このようなミシンにあっては、
使用者が所望の模様の刺繍縫い動作を実行させるにあた
って、例えばミシン本体の前面に設けられたLCD等の
表示装置に、多数個の刺繍模様を表示し、使用者はそれ
を見てそのなかから所望の刺繍模様を選択操作するよう
になっている。模様の選択操作後には、配置編集のモー
ドを指定すると、例えば、図14に示すように、LCD
が配置編集画面200に切替わるようになっている。こ
のとき、移動方向を示す矢印が、縫製領域を表す図形2
10と共に、LCDに表示され、その矢印の示す方向に
刺繍模様を移動できるように構成されている。
【0003】このLCDの前面には透明なタッチパネル
が配置され、そのタッチパネルには押圧を検出する接点
が多数設けられ、破線で囲まれ領域毎に押圧を検出す
る。LCDには、操作キーの領域を示す図形が上記破線
で囲まれた領域に対応するように表示され、操作キーと
特定の入力とが一対一に対応していた。即ち、特定の入
力をするには、必ずその入力の内容を示す操作キーの前
面のタッチパネルを押圧しなければならない。
【0004】例えば、刺繍模様を画面の左下方に移動す
る場合、使用者は領域224を押圧し、左下方に移動す
る操作キーを単独に操作する。また、その左下方の操作
キーが無いミシンでは、左方に移動する操作キー(領域
222)と下方に移動する操作キー(領域226)とを
それぞれ単独に操作して刺繍模様を移動させていた。こ
の模様を配置する際に、使用者は図形210を参照しつ
つ感覚に基づき配置バランスを考え、模様を移動して模
様全体を完成させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のミシンでは、押圧された領域(接点)と、それによっ
て入力される内容とが一対一に対応しており、特定の命
令を入力するには、必ず特定の箇所を押圧しなければな
らず、使用者の感覚に基づく操作に対応するには不十分
であった。
【0006】例えば、左下方の移動を感覚的にとらえる
と、左下方そのものの移動という第1のとらえ方と、左
方移動と下方移動とを連続して継ぎ合わせた移動である
という第2のとらえ方と、左方移動と下方移動とを合成
した移動であるという第3のとらえ方とがある。そし
て、従来のミシンでは、上記3つのとらえ方のうち第
1、第2のとらえ方は上述したように操作可能である
が、第3のとらえ方については実現されいなかった。そ
のため、使用者がミシンの構成に操作方法を合わせなけ
ればならないという不具合が生じていた。
【0007】また、上述したように上下左右に加え斜め
方向の操作キーを表示することは、多くの表示面積を要
しLCDの大型化を招くか、LCDを大きくできない場
合には個々の表示キーが小さくなり視認性や操作性を低
下させるという問題点があった。更に、移動のための操
作キーを多くしたために、移動対象の刺繍模様に関する
情報を表示できないという恐れがある。逆に、移動のた
めの操作キーを最小数にする、即ち、上下左右の4方向
だけにすると、斜め方向の移動は第2のとらえ方の移動
となり、左方と下方との2段階の移動操作が必要になり
不便であるという問題点がある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、操作の自由度を向上した縫製模様表示
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の縫製模様表示装置は、縫製に関する
入力をするための入力内容を同一画面に複数表示する表
示手段と、表示手段によって表示された入力内容の前面
に配置された透明なタッチパネルと、複数の入力内容部
分を指定するようにタッチパネルが押圧された際に、指
定された複数の入力内容に対応する個々の内容とは異な
る別の入力内容を処理する処理手段とを備えている。従
って、個々の入力内容を指定するようにタッチパネルが
押圧されると、処理手段は個々の入力内容を処理し、複
数の入力内容を指定するようにタッチパネルが押圧され
ると、処理手段は個々の入力内容とは異なる別の処理を
行う。このように、入力操作が多様となっている。
【0010】請求項2記載の縫製模様表示装置は、縫製
機構により縫製する縫製模様を選択する選択手段と、選
択手段によって選択された縫製模様を表示する模様表示
手段と、模様表示手段により表示された縫製模様の移動
方向を示す複数の矢印を同一画面に表示する矢印表示手
段と、矢印表示手段によって表示された矢印の前面に配
置された透明なタッチパネルと、複数の矢印部分を指定
するようにタッチパネルが押圧された際に、指定された
複数の矢印に対応する個々の方向とは、異なる別の方向
に縫製模様を移動するように制御する制御手段とを備え
ている。従って、個々の方向を指定するようにタッチパ
ネルが押圧されると、制御手段は個々の方向に模様を移
動し、複数の方向を指定するようにタッチパネルが押圧
されると、制御手段は個々の方向とは異なる別の方向に
縫製模様を移動する。このように、縫製模様の移動操作
が多様となっている。
【0011】請求項3記載の縫製模様表示装置は、縫製
機構により縫製する縫製模様を選択する選択手段と、選
択手段によって選択された縫製模様を表示する模様表示
手段と、模様表示手段により表示された縫製模様の移動
方向を示す矢印を同一画面に8つ放射状に表示する矢印
表示手段と、矢印表示手段によって表示された矢印の前
面に配置された透明なタッチパネルと、タッチパネルが
複数の矢印を指定するように押圧された際に、複数の矢
印に対応する個々の方向とは、異なる別の方向に縫製模
様を移動するように制御する制御手段とを備えている。
従って、8方向のうちの1つの方向を指定するようにタ
ッチパネルが押圧されると、制御手段は個々の方向に模
様を移動し、複数の方向を指定するようにタッチパネル
が押圧されると、制御手段は個々の方向とは異なる8方
向のうちの別の1つの方向に模様を移動する。このよう
に、移動可能な移動方向が全て報知されていると共に、
縫製模様の移動操作が多様となっている。
【0012】請求項4記載の縫製模様表示装置は、縫製
模様を徐々に移動し、縫製模様が一方方向に移動してい
る間に別の方向が追加して指定された場合、その別の方
向の指定を無視して縫製模様を継続して一方方向に移動
する制御手段を備えている。従って、縫製模様が移動し
ている間は、移動方向が新たに追加されても、その縫製
模様の移動方向は一定である。
【0013】請求項5記載の縫製模様表示装置は、反対
方向を示す矢印を共に表示する矢印表示手段と、選択さ
れた縫製模様を初期位置から移動し、反対方向を共に指
定するようにタッチパネルが押圧された場合、縫製模様
を初期位置に復帰させる制御手段とを備えている。従っ
て、反対方向を共に指定するようにタッチパネルが押圧
された場合、縫製模様が制御装置によって自動的に初期
位置に復帰する。
【0014】請求項6記載の縫製模様表示装置は、矢印
を放射状に4つ表示し、その矢印の近傍に、入力操作キ
ーの所在を示す表示ではなく選択された縫製模様に関わ
る情報を表示する表示手段を備えている。従って、入力
操作キーの所在を示す表示と選択された模様に関わる情
報とが接近して表示される。
【0015】請求項7記載の縫製模様表示装置は、縫製
模様を複数同一画面に表示する表示手段と、縫製模様を
特定する処理手段とを備えている。従って、単独の入力
内容の指定に伴う縫製模様の特定と、複数の入力内容の
指定に伴う縫製模様の特定とがあり、模様を特定する操
作が多様化している。
【0016】請求項8記載の縫製模様表示装置は、縫製
領域に対応する図形を表示する表示手段と、表示手段に
よって表示された図形の前面に配置された透明なタッチ
パネルと、タッチパネルの複数の箇所を押圧して指定さ
れた位置を、複数の箇所に対応する個々の図形での位置
とは異なる別の位置の指定として処理する処理手段とを
備えている。従って、単独箇所の押圧に伴う位置の指定
と、複数箇所の押圧に伴う位置の指定とがあり、位置を
指定する操作が多様化している。
【0017】請求項9記載の縫製模様表示装置は、外部
記憶装置のデータに基づき入力内容を複数同一画面に表
示する表示手段と、表示手段の前面に配置された透明な
アナログ式タッチパネルと、複数の入力内容を指定する
ようにタッチパネルの押圧された場合、複数の入力内容
に対応する個々の入力とは異なる別の入力の指定として
処理する処理手段とを備えている。従って、個々の入力
内容を指定するようにタッチパネルが押圧されると、処
理手段は個々の入力内容を処理し、複数の入力内容を指
定するようにタッチパネルが押圧されると、処理手段は
個々の入力内容とは異なる別の処理を行う。このよう
に、入力操作が多様となっている。また、様々な入力内
容の表示形式に対する入力を押圧によって検出する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関わるミシンにつ
いて、図1ないし図13を参照しながら説明する。尚、
この実施の形態は、本発明を家庭用の刺繍ミシンに適用
したものである。
【0019】図1は、本実施の形態に係る刺繍ミシンの
外観を概略的に示しており、ミシン本体11は、ミシン
ベッド12の上方にアーム部13を一体的に有して構成
されている。前記アーム部13の先端部には、針14を
有する針棒15が設けられると共に、布押え16が設け
られている。一方、前記ミシンベッド12の上面には、
前記針棒15に対応して針板17が設けられ、その針板
17の下面側に位置して図示しない釜機構が設けられて
いる。図示はしないが、前記針棒15及び釜機構並びに
布押え16等は、ミシンモータにより駆動機構を介して
同期駆動され、以て縫製動作を実行するようになってい
る。
【0020】前記ミシンベッド12には、刺繍縫い動作
時に加工布を保持するための刺繍枠18が設けられてい
ると共に、その刺繍枠18ひいては加工布をミシンベッ
ド12上を水平方向に自在に移動させるための水平移動
機構19が設けられている。前記刺繍枠18は、この場
合ほぼ矩形枠状をなし、外枠と内枠とから構成されてそ
れらの間に加工布を挟み込むことにより、加工布を枠の
内部に張渡した状態に保持するようになっている。
【0021】詳しい説明は省略するが、前記水平移動機
構19は、前記刺繍枠18を図示しないY軸方向駆動モ
ータ19bによりY軸(前後)方向に自在に移動させる
ように構成された移動体20を、図示しないX軸方向駆
動モータ19aにより、X軸(左右)方向に自在に移動
させるように構成されている。これにて、刺繍枠18に
保持された加工布は、水平移動機構19により、固有の
XY座標系に基づく任意の位置に移動されるのである。
このような水平移動機構19により加工布を移動させな
がら、前記駆動機構により針棒15などを駆動すること
により、刺繍縫い動作が実行される。
【0022】尚、前記アーム部13の先端側の前面部に
は、起動・停止スイッチ21が設けられており、ミシン
本体11の右側壁面の下部には、電源スイッチ(図略)
が設けられている。また、本実施の形態の刺繍ミシン
は、刺繍の他にも、一般的な各種の実用縫い(直線縫
い,ジグザグ縫い,裁ち目かがりなど)を実行すること
ができることは勿論である。前記水平移動機構19部分
は、ミシンベッド12に対して着脱可能に装着されてい
て、刺繍縫いを行わないときには、この部分を刺繍枠1
8と共に取外して一般縫製用の平坦なテーブルに付替え
ることができるようになっている。
【0023】さて、前記アーム部13の前面部には、各
種の刺繍模様やメッセージなどを画面に表示するための
モノトーン(2値)のLCD23が設けられている。こ
のLCD23には、後述するように使用者が刺繍を実行
させるにあたって、模様選択画面(図4等参照)や配置
編集画面(図6等参照)が表示されるようになってい
る。さらに、このLCD23の表面には、選択操作部を
構成する透明なタッチパネル24(図2にのみ図示)が
設けられている。このタッチパネル24は透明な電極面
により構成され、それには電極が配されており、使用者
がタッチパネル24の表面を手指で押圧すると、その押
圧された位置を検出することができる。そして、その押
圧によって入力命令を特定するように、タッチパネル2
4上の各位置の機能を示す操作キー表示がLCD23の
各位置に対応して表示される。尚、このタッチパネル2
4は、どの位置も押圧されていなければ、所定の初期値
を生じるように構成されている。
【0024】そして、ミシン本体11内には、図2に示
すように、各機構を制御するための制御装置25が設け
られている。この制御装置25は、マイクロコンピュー
タを主体として構成され、CPU26、ROM27、R
AM28、各種コントローラ(図略)及び入出力インタ
ーフェース29を、バス31により相互に接続して構成
されている。前記ミシンモータ(駆動機構)や水平移動
機構19のX軸方向駆動モータ19b,Y軸方向駆動モ
ータ19a等は、前記コントローラを介して制御装置2
5により制御されるようになっている。また、前記入出
力インターフェース29には、LCD23及びタッチパ
ネル24が接続されている。制御装置25が本発明の制
御手段或いは処理手段に相当し、この制御装置25によ
って制御されるLCD23が本発明の表示手段、模様表
示手段、矢印表示手段に相当し、選択可能な刺繍模様、
画面上での刺繍模様の移動方向を示す矢印などを表示す
る。本発明の入力内容とは、画面上での刺繍模様の移動
方向を示す矢印である。
【0025】前記ROM27には、ミシンの刺繍縫い動
作や実用縫い動作を制御するための制御プログラム、L
CD23の表示制御用の制御プログラム、刺繍データの
読出し,編集等の各種のデータ処理を行うためのデータ
処理用プログラム、後述する刺繍模様を配置するための
初期位置のデータなどが記憶されている。前記LCD2
3の表示制御用の制御プログラムの実行により、制御装
置25は、後述するように各種表示を制御する手段とし
て機能するようになっている。
【0026】そして、これと共に、ROM27には、刺
繍縫いに関しての多数個の刺繍模様の形状を確定する模
様データが記憶されている。この場合、ROM27に記
憶される模様データとしては、例えば仮名やアルファベ
ット,数字などの文字や記号の刺繍模様、比較的単純な
形状の飾り刺繍模様等とがある。
【0027】前記模様データは、本実施の形態において
は、刺繍縫い動作に必要な刺繍データ、及び各刺繍模様
をLCD23(模様選択画面)に表示するために必要な
ビットマップデータからなる表示データ、並びに付随す
るデータ(糸色データ等)を含んでいる。この場合、刺
繍データとは、最終的には、一針毎の加工布のX,Y方
向の移動量(針落ち位置)を示すデータとなるが、記憶
される刺繍データとしては、刺繍模様の外形を示すデー
タとされ、刺繍縫い動作実行時にそのデータから最終的
なデータが演算により作成されるようにしている。ま
た、刺繍データと表示データとを共用化したり、一方の
みのデータを記憶しそのデータから他方のデータを作成
するようにすることも可能である。
【0028】さらに、本実施の形態では、制御装置25
には、外部記憶装置としての外部ROMカード32が着
脱可能に接続されるようになっている。この外部ROM
カード32には、図4に示すように、比較的複雑な刺繍
模様である絵模様に対応した模様データ(刺繍データ及
び表示データ並びに付随する色分解等のデータ)が、多
数個の刺繍模様に関して記憶されている。従って、本実
施の形態においては、前記ROM27及び外部ROMカ
ード32の双方がミシンの記憶装置として機能するので
ある。尚、この外部ROMカード32の制御装置25へ
の接続は、図1に示すように、ミシン本体11の右側壁
部に設けられたカード挿入孔33に使用者が外部ROM
カード32を着脱自在に差込むことによって行われるよ
うになっている。
【0029】これにて、前記制御装置25は、ROM2
7に記憶されたプログラム及び使用者によるタッチパネ
ル24の選択操作等に基づいて、ミシンの各機構を制御
し、刺繍縫い動作や一般の実用縫い動作を実行させるよ
うになっている。このとき、後の作用説明にて明らかと
なるように、制御装置25は、使用者が刺繍を実行させ
たい刺繍模様を選択するモードでは、LCD23の画面
に多数個の刺繍模様を表示させる各種の模様選択画面を
表示させるようになっている。使用者は、その模様選択
画面において選択操作(タッチパネル24のタッチ操
作)を行うことによって、1個以上の刺繍模様を選択す
ることができるようになっている。選択された刺繍模様
は、その選択された順番で所定のデータがRAM28の
所定の記憶領域に記憶され、刺繍縫い動作は、選択され
た順番で実行されるように構成されている。
【0030】そして、制御装置25は、その模様選択が
行われて配置編集のモードに移行されたときには、LC
D23の画面に、図5、図6に示すように、配置編集画
面を表示するようになっている。この配置編集画面にお
いては、LCD23の画面の図の左部に、加工布の刺繍
形成領域(刺繍枠18)をイメージしたレイアウト用領
域Aを枠で囲って表示すると共に、そのレイアウト用領
域A内に選択された少なくとも1個の刺繍模様を表示す
るようになっている。
【0031】このレイアウト用領域Aは、刺繍模様の間
隔や刺繍全体の出来上りを確認するために設けられるも
のであり、刺繍枠18での縫製可能領域に対応し、各刺
繍模様の大きさや刺繍模様どうしの間隔はその縫製可能
領域に対する相対的な寸法や距離に対応する。また、前
記レイアウト用領域Aの外側に位置して、タッチパネル
24の操作位置を操作ボタンのイメージで示す各種のキ
ー表示Eがなされるようになっている。
【0032】使用者は、タッチパネル24のキー表示E
部分をタッチ操作することにより、選択された刺繍模様
のレイアウト用領域A内での移動、回転、大きさの変更
(標準からの拡大,縮小)、文字間隔の変更等の編集処
理を行うことができ、その操作に応じて刺繍模様の表示
も変更されるようになる。これにて、レイアウト用領域
Aにおいては、加工布に刺繍が形成されたときのイメー
ジに合った表示がなされるようになり、使用者は、これ
を見て、選択した刺繍模様の刺繍を形成する際の所望の
レイアウトを設定することができるのである。即ち、使
用者は感覚に基づいて自由に刺繍模様全体のバランスを
決定することができる。
【0033】次に、上記構成の作用について、図3ない
し図7を参照して述べる。使用者がミシン本体11に外
部ROMカード32を装着し、その電源スイッチをオン
すると、LCD23に、メニュー選択画面(図示しな
い)を制御装置25が自動的に表示する。ここで、使用
者が刺繍縫い動作を実行させたい場合には、タッチパネ
ル24を操作して模様選択項目を選択する。すると、制
御装置25は、LCD23に模様グループの選択画面を
表示する。この選択画面にあっては、まず、図3に示す
ように、多数個の刺繍模様を種別したグループ(8個)
を選ぶ画面が現れ、ここで使用者がタッチパネル24の
タッチ操作により「カード」を選ぶと、LCD23の画
面は、図4に示すような絵模様の選択に係る模様選択画
面に切替えられる。ここでは、外部ROMカード32に
記憶された表示データに基づいて、画面に「パンダ」,
「ぞう」,「キリン」・・・などの多数個の絵模様が表
示される。
【0034】使用者は、この模様選択画面を見て、刺繍
を形成したい刺繍模様(この場合「ぞう」の形象を示す
絵模様B)を選択する。この選択は、LCD23の画面
(タッチパネル24)の選択したい絵模様Bが表示され
ている部分を直接手指でタッチ操作することにより行わ
れる。尚、この絵模様に係る模様選択画面は複数ページ
に渡って存在しており、表示されているページに所望の
刺繍模様が存在しない場合には、使用者はページ送りを
行えるように構成されている。
【0035】そして、使用者が絵模様Bを選択すると、
次に配置編集の処理を行うことができるのであるが、ま
ず、LCD23に図5に示すような配置編集画面が表示
される(S1)。この配置編集画面では、上述のよう
に、加工布の刺繍形成領域(刺繍枠18)をイメージし
たレイアウト用領域Aの中央(初期位置)に、絵模様B
が自動的に表示される。そのレイアウト用領域Aの右側
には、刺繍模様の画面上の移動方向を示す矢印が放射状
に8つ表示されている。このように、縫製領域を示す図
形と、縫製模様の複数の移動方向とが同一画面に表示さ
れ、それらを一目で確認できるように、配置編集画面が
構成されている。
【0036】各矢印はそれそれ別の四角で囲まれ、その
囲まれた部分の前面のタッチパネル24が移動のための
移動操作キーE(タッチキー)として機能する。その矢
印のうち、反対方向を示す矢印どうしは対向するように
一直線上に表示されている。また、斜め方向の矢印は、
上下左右の矢印に挟まれて表示されている。例えば、移
動操作キー60、62に挟まれた部分を含み、移動操作
キー64が表示されている。更に、それら矢印を囲む8
つの移動操作キーの中央部には、刺繍模様をレイアウト
用領域Aの中央に一気に移動するための、移動操作キー
66(「センター」とある部分)が表示されている。こ
の移動操作キー66は、反対方向を示す移動操作キーど
うしの中点付近を含んでいる。
【0037】次に、現在の絵模様Bのレイアウト用領域
Aでの位置をRAM28に記憶する(S2)。次に、使
用者が絵模様Bを左下方に移動するために左方の移動操
作キー60と下方の移動操作キー62とを同時に押圧す
ると、制御装置25はその押圧位置に基づき刺繍模様の
移動方向(左下方)を自動的に演算し、続いて、絵模様
Bを左下方に移動する(S3:NO,S4:NO,S
6:NO,S7,S9)。即ち、個々の入力内容(左
方、下方それぞれ)とは異なる別の処理が制御装置25
によって行われ、絵模様Bは、左方とも下方とも異なる
別の方向である左斜め下方に移動する。こうして、第3
のとらえ方の移動が可能となっている。
【0038】使用者がそれら移動操作キー60、62を
押し始めて離すまでは、制御装置25は単位移動を繰り
返して行い、移動対象となる絵模様Bを徐々に左下方に
移動する(S10:NO,S9)。また、使用者が8つ
の移動操作キーを個々に押圧した場合、各矢印によって
示される方向に、移動対象となる絵模様Bが移動され
る。こうして、個々の移動方向である第1、2のとらえ
方の移動ももちろん可能である。
【0039】そして、使用者が移動操作キーを押圧して
一方方向の移動が開始した後に、更に、使用者が別の移
動操作キーを押圧しても、制御装置25は新たに追加さ
れた移動方向を検出せず、移動対象の絵模様Bを継続し
て一方方向に移動する。こうして、一旦刺繍模様の移動
が始まれば移動方向の検出を行う処理を行わないので、
刺繍模様を移動に高速できる。
【0040】そして、詳しい説明は省略するが、上記の
ような刺繍模様の選択及び配置編集が終了すると、使用
者は「OK」を表示された部分を押圧し(S3:YE
S)、制御装置25により、それに基づいて最終的な刺
繍データが生成され、使用者が、刺繍枠18に加工布を
セットした上で、起動・停止スイッチ21を操作するこ
とにより、刺繍縫い動作がRAM28の刺繍模様に関わ
るデータ、外部ROMカード32、及びミシン内部のR
OM27に基づき実行される。このとき、加工布には、
レイアウト用領域A内の表示のイメージ通りの刺繍が形
成されるのである。こうして、上述したミシンでは、操
作の多様化が図られて操作の自由度が増し、使用者がミ
シンの構成に拘束されることが低減されている。
【0041】また、上述した実施の形態では、模様選択
に引き続き行われる配置設定作業において、選択された
刺繍模様を移動対象としてその刺繍模様を移動させてい
るが、既に配置位置が決定された刺繍模様の配置位置を
再設定する際に上述した制御を行えるようにしても良
い。
【0042】上述した実施の形態においては、2つの方
向を合成したが、3つ以上の方向を合成して、その合成
結果の方向に刺繍模様が移動するように構成しても良
い。逆に、上述したような、2つの操作キーを同時に押
圧して他の操作キーの機能を果たさせることは、全ての
操作キーに行わせる必要は無く一部の操作キーだけ行わ
せても良い。
【0043】例えば、左方と下方とが同時に押圧された
場合だけ第三のとらえ方の移動として、その2方向を合
成したような斜め方向(左下方)に刺繍模様が移動する
が、その他のキーどうしが同時に押圧された場合では第
三のとらえ方の移動は行われないようにしても良い。
【0044】次に、本発明の請求項6に関わる実施の形
態について図8を参照しつつ説明する。
【0045】図8に示す画面は、上述した実施の形態と
同様に刺繍模様を移動できる配置編集画面であり、そこ
には、上下左右の最小限の方向に対応する移動操作キー
が4つ放射状に表示されている。そして、その移動操作
キーの近傍で、図5、図6では斜めの移動方向のための
移動操作キーが表示されていた表示領域には、移動対象
となる情報が表示されている。即ち、絵模様Bの現在の
レイアウト用領域Aでの座標値(10,90)、縫製時
間30分、大きさ(縦4cm、横5cm)、移動対象が
「ぞう」であることが表示されている。こうして、移動
対象となる各種の情報、配置状態、移動方向が共に同一
画面に接近して表示されているので、それらの表示を参
照することで配置が容易に行えると共に、狭い画面を有
効に利用している。また、左方の移動操作キー70と、
下方の移動操作キー72とを同時に押圧し始めると、刺
繍模様は左方とも下方とも異なる別の方向である左下方
に移動するので、上述した実施の形態例のような斜め方
向の移動操作キーは必ずしも必要でない。
【0046】次に、本発明の請求項7に関わる実施の形
態について図9乃至図11を参照しつつ説明する。
【0047】図9(a)に示す画面では、選択肢として
の刺繍模様「は」、「ひ」、「ふ」、「へ」、「ほ」
と、それらに付けられる「゜」、「゛」が表示されてお
り、使用者が「は」と「゜」とを同時に押圧すると、
「ぱ」が選択されたことになり、レイアウト用領域Aの
中央の初期位置に、「ぱ」が表示される。同様に「は」
と「゛」とを押圧すれば、「ば」が選択されたことにな
る。尚、他の選択画面においては、「ぱ」自体の選択が
可能である。また、図9(b)に示す画面の刺繍ミシン
では、使用者が「は」と「゜」とを同時に押圧すると、
レイアウト用領域Aの中央の初期位置に、それぞれの個
々の刺繍模様とは異なる別の刺繍模様である「ぱ」が同
様に表示される。そして、上述した実施の形態のよう
に、移動可能な処理に移行する。このように、多様な模
様選択の仕方が実現されている。
【0048】更に、図10に示す個々の刺繍模様
「T」、「N」を使用者が同時に押圧すると、レイアウ
ト用領域Aの中央の初期位置に、それぞれの個々の刺繍
模様とは異なる別の刺繍模様900が同様に表示され
る。また、図11に示す画面においては、個々の刺繍模
様910、920とそれらの刺繍模様を組み合わせた刺
繍模様930とが選択可能に表示され、個々の刺繍模様
910、920を同時に押圧すると、刺繍模様930が
レイアウト用領域Aの中央の初期位置に、刺繍模様90
0が同様に表示される。尚、個々の刺繍模様910、9
20のどちらかが押圧されると、押された方の刺繍模様
が、レイアウト用領域Aの中央の初期位置に表示され
る。
【0049】尚、上述した図9乃至図11に示す構成で
は、模様選択後、移動可能な処理にいずれの構成も移行
する。上述した図9及び図10の画面では、組み合わせ
る刺繍模様どうしを線でつなぐように表示している。
【0050】次に、本発明の請求項8に関わる実施の形
態について図12を参照しつつ説明する。
【0051】図12に示す画面では、編集対象が絵模様
Bの他に既に配置した絵模様C,D,Fが共に表示され
ている。そして、レイアウト用領域Aの配置したい部分
を押圧すると、そこに絵模様Bが配置される。そして、
使用者が絵模様C、Dを同時に押圧すると、その間の破
線で示す領域930に絵模様Bが表示される。そして、
絵模様C、D、Fを同時に押圧すると、その間の破線で
示す領域933に表示される。この領域933は、絵模
様C、D、Fの中心を頂点とする三角形の重心位置に相
当する。
【0052】次に、本発明の請求項9に関わる実施の形
態について図13を参照しつつ説明する。
【0053】従来のタッチパネルのような接点からの信
号の有無に基づき領域毎に押圧位置を特定するデジタル
式の構成ではなく、アナログ式と呼ばれるタッチパネル
を用いても良い。デジタル式のタッチパネルはアナログ
式に比べ高価であるので、家庭用ミシンに対しては不向
き部品であった。また、アナログ式タッチパネルは、図
13に示すように、2枚の面上の電極(Xシート、Yシ
ート)を張り合わせたような構造をしている。このアナ
ログ式のタッチパネルのそれぞれの電極面では、線上の
電極が無数に平行に接近して配され、両電極面の電極は
互いに直交するように配置され、使用者が手指で押圧し
た位置を検出することができる。
【0054】このアナログ式のタッチパネルでは、電極
によって抵抗値が押圧位置に応じてアナログ式に生じて
おり、デジタル式のタッチパネルのような領域の検出と
いうものではない。そして、上述したように複数箇所が
押圧された場合、それら押圧された箇所の抵抗値が合算
されて、別の位置が押圧されたかのように制御装置25
が認識するように構成すれば良い。
【0055】また、従来のデジタル式のタッチパネルを
用いた場合に比べ、このアナログ式タッチパネルを用い
ると、領域でなく押圧位置に基づき抵抗値を変更できる
ので、はるかに細かで柔軟な検出を行うことができる。
刺繍ミシンのように外部記憶装置からデータを供給され
る装置では、入力内容が外部記憶装置の種類の増加や多
様化に合わせて、その入力内容の表示の大きさも様々に
変えていく必要がある。しかし、デジタル式のタッチパ
ネルを用いた場合、入力内容の表示を検出の領域の大き
さや形状に合わせなければならず、入力内容の表示方法
が非常に制限を受けていた。例えば、複数の操作キー表
示の前面に1つの検出領域が位置する場合、どの操作キ
ーを押圧されたのか特定できないので、1つの検出領域
には1つの操作キーが対応するように表示しなければな
らなかった。ところが、アナログ式のタッチパネルでは
その領域毎の検出というものはなく、大から小まで小刻
みな大きさの操作キーの表示や、多様な形状の操作キー
の表示に対応して、入力を検出することができる。
【0056】その他、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、以下のような種々の拡張,変更が可
能である。即ち、例えば上記実施の形態では、本発明を
家庭用のミシンに適用したが、工業用(業務用)の縫製
装置に適用しても良く、また、例えばパソコン(ノート
パソコン)等を用いて、ミシンとは独立して刺繍データ
の処理を行う処理装置に適用することも可能である。
【0057】上述した実施の形態では、複数の入力内容
の入力に際して、一直線上に位置した2つの入力内容の
中間位置(或いは、重心位置)の異なる別の入力内容を
自動的に指定したり、2つの入力項目に挟まれた位置の
異なる別の入力内容を自動的に指定したりしているが、
複数の入力内容に対する異なる別の入力内容を予め決め
ておけば、入力内容の表示位置関係はどのような配置で
も良い。また、必ずしも、複数の入力内容に対する異な
る別の入力内容を表示する必要はない。
【0058】上述した実施の形態においては、縫製模様
の刺繍模様として説明したが、実用模様を縫製模様とし
て、同様の模様の選択を行えるようにしても良い。更
に、縫製模様は、刺繍模様、実用模様の他に、ボタンホ
ールなどの模様であっても良い。そして、ボタンホール
では、異なる縫い方から構成されるものもあり、例え
ば、略長方形のボタンホールは、幅の狭いジグザグによ
って長く縫われる部分と、幅の狭いジグザグによって短
く縫われる部分とによって構成される。それらの異なる
縫い方それぞれについて複数種類の選択肢がある場合、
同時選択により各部分について任意の組み合わせができ
るように構成しても良い。即ち、一部分を複数の組み合
わせて1つの縫製模様を作成する際に本発明を適応して
も良く、そのように構成される縫製模様として他に、髪
型、目鼻などを組み合わせて作成する似顔絵がある。更
に、上述した実施の形態については、縫製模様をその形
象で表示しているが、文字で表示しても構わない。
【0059】また、上記実施の形態では、刺繍枠18に
より針14に対して加工布側を移動させる構成とした
が、針(針棒)側を加工布に対して移動させながら刺繍
模様を形成するものや、針と加工布との双方を移動させ
ながら刺繍模様を形成するものにも適用でき、刺繍枠を
用いずに、針振り及び送り歯による加工布の前後左右の
移動によって刺繍を形成するものにも適用できる。
【0060】さらには、ミシンの記憶装置としてはRO
M及び外部ROMカードに限らず、ROMのみで済ませ
たり、あるいはRAMを用いたり、磁気ディスク,光デ
ィスクなど読書き可能なものも含めて各種の記憶媒体を
記憶手段として用いることができる。また、表示装置と
してもLCDに限らず、CRTディスプレイ等であって
も良い。
【0061】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の請求項1記載の縫製模様表示装置によれば、個々の入
力内容を指定するようにタッチパネルが押圧されると、
処理手段は個々の入力内容を処理し、複数の入力内容を
指定するようにタッチパネルが押圧されると、処理手段
は個々の入力内容とは異なる別の処理を行い、入力操作
が多様化でき、操作の自由度が向上している。
【0062】請求項2記載の縫製模様表示装置によれ
ば、個々の方向を指定するようにタッチパネルが押圧さ
れると、制御手段は個々の方向に模様を移動し、複数の
方向を指定するようにタッチパネルが押圧されると、制
御手段は個々の方向とは異なる別の方向に模様を移動
し、縫製模様の移動操作が多様化でき、操作の自由度が
向上している。
【0063】請求項3記載の縫製模様表示装置によれ
ば、8方向のうちの1つの方向を指定するようにタッチ
パネルが押圧されると、制御手段は個々の方向に模様を
移動し、複数の方向を指定するようにタッチパネルが押
圧されると、制御手段は個々の方向とは異なる8方向の
うちの別の1つの方向に模様を移動し、移動可能な移動
方向が全て報知されていると共に、縫製模様の移動操作
が多様化でき、操作の自由度が向上し、縫製模様の移動
方向を8方向の矢印により移動前に確認することができ
る。
【0064】請求項4記載の縫製模様表示装置によれ
ば、縫製模様が移動している間は、移動方向が新たな追
加されても、その縫製模様の移動方向は一定であり、追
加された移動方向を新たに現在の移動方向に考慮する必
要ないので、移動に関わる処理が滞ると無く円滑に行わ
れる。
【0065】請求項5記載の縫製模様表示装置によれ
ば、反対方向の方向を共に指定するという移動に適しな
い入力に際して、縫製模様が制御装置によって自動的に
初期位置に復帰するので、移動に用いられた操作方法を
も移動操作として採用することができ、操作の自由度が
一層向上している。
【0066】請求項6記載の縫製模様表示装置によれ
ば、入力操作キーの所在を示す表示と選択された縫製模
様に関わる情報とが接近して表示されるので、表示画面
が狭くてすみ装置の小型化につながる。更に、移動に際
して、縫製模様に関わる情報をも参照できるので移動が
容易になる。
【0067】請求項7記載の縫製模様表示装置によれ
ば、単独の入力内容の指定に伴う縫製模様の特定と、複
数の入力内容の指定に伴う模様の特定とがあり、模様を
特定する操作が多様化している。
【0068】請求項8記載の縫製模様表示装置によれ
ば、単独箇所の押圧に伴う位置の指定と、複数箇所の押
圧に伴う位置の指定とがあり、位置を指定する操作が多
様化し、操作の自由度が向上している。
【0069】請求項9記載の縫製模様表示装置によれ
ば、個々の入力内容を指定するようにタッチパネルが押
圧されると、処理手段は個々の入力内容を処理し、複数
の入力内容を指定するようにタッチパネルが押圧される
と、処理手段は個々の入力内容とは異なる別の処理を行
い、入力操作が多様化でき、操作の自由度が向上してい
る。更に、外部記憶装置によるデータに対して様々に対
応して入力内容を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の刺繍ミシンを示す全体
図である。
【図2】上記刺繍ミシンの制御装置を中心とした電気的
構成を示すブロック図である。
【図3】上記刺繍ミシンでの模様グループを選択する際
の画面を示す図である。
【図4】上記刺繍ミシンでの模様を選択する際の画面を
示す図である。
【図5】上記刺繍ミシンでの模様の配置を設定する際の
画面で、模様が初期位置に位置する画面を示す図であ
る。
【図6】上記刺繍ミシンでの模様の配置を設定する際の
画面で、模様が初期位置から左下方に移動された画面を
示す図である。
【図7】上記刺繍ミシンの模様を移動する際のフローチ
ャートである。
【図8】本発明の請求項6に関わる画面を示す図であ
る。
【図9】本発明の請求項7に関わる模様を特定する画面
を示す図である。
【図10】本発明の請求項7に関わる模様を特定する画
面を示す図である。
【図11】本発明の請求項7に関わる模様を特定する画
面を示す図である。
【図12】本発明の請求項8に関わる模様の位置を指定
する画面を示す図である。
【図13】本発明の請求項9に関わるタッチパネルを示
す図である。
【図14】従来の刺繍ミシン画面を示す図である。
【符号の説明】
図面中、11はミシン本体、14は針、18は刺繍枠、
21は起動・停止スイッチ、23はLCD、24はタッ
チパネル、25は制御装置、27はROM、32は外部
ROMカード、Aはレイアウト用領域、Bは模様を示
す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製に関する入力をするための入力内容
    を同一画面に複数表示する表示手段と、 前記表示手段によって表示された入力内容の前面に配置
    された透明なタッチパネルと、 複数の入力内容部分を指定するように前記タッチパネル
    が押圧された際に、指定された複数の入力内容に対応す
    る個々の内容とは異なる別の入力内容を処理する処理手
    段とを備えることを特徴とする縫製模様表示装置。
  2. 【請求項2】 縫製機構により縫製する縫製模様を選択
    する選択手段と、 前記選択手段によって選択された縫製模様を表示する模
    様表示手段と、 前記模様表示手段により表示された縫製模様の移動方向
    を示す複数の矢印を同一画面に表示する矢印表示手段
    と、 前記矢印表示手段によって表示された矢印の前面に配置
    された透明なタッチパネルと、 複数の矢印部分を指定するように前記タッチパネルが押
    圧された際に、指定された複数の矢印に対応する個々の
    方向とは、異なる別の方向に前記縫製模様を移動するよ
    うに制御する制御手段とを備えることを特徴とする縫製
    模様表示装置。
  3. 【請求項3】 縫製機構により縫製する縫製模様を選択
    する選択手段と、 前記選択手段によって選択された縫製模様を表示する模
    様表示手段と、 前記模様表示手段により表示された縫製模様の移動方向
    を示す矢印を同一画面に8つ放射状に表示する矢印表示
    手段と、 前記矢印表示手段によって表示された矢印の前面に配置
    された透明なタッチパネルと、 前記タッチパネルが複数の矢印を指定するように押圧さ
    れた際に、前記複数の矢印に対応する個々の方向とは異
    なる別の前記8方向のうちの1方向に前記縫製模様を移
    動するように制御する制御手段とを備えることを特徴と
    する縫製模様表示装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は前記縫製模様を徐々に移
    動し、前記縫製模様が一方方向に移動している間に別の
    方向が追加して指定された場合、その別の方向の指定を
    無視して前記縫製模様を継続して一方方向に移動するこ
    とを特徴とする請求項2または請求項3記載の縫製模様
    表示装置。
  5. 【請求項5】 前記矢印表示手段は反対方向を示す矢印
    を共に表示し、前記制御手段は選択された縫製模様を初
    期位置から移動し、前記反対方向を共に指定するように
    前記タッチパネルが押圧された場合、前記縫製模様を前
    記初期位置に復帰させること特徴とする請求項2または
    請求項3記載の縫製模様表示装置。
  6. 【請求項6】 前記矢印表示手段は前記矢印を放射状に
    4つ表示し、その矢印の近傍に、入力操作キーとしての
    表示ではなく選択された縫製模様に関わる情報を表示す
    ることを特徴とする請求項2記載の縫製模様表示装置。
  7. 【請求項7】 前記表示手段は縫製模様を複数同一画面
    に表示し、前記処理手段は縫製模様の特定することを特
    徴とする請求項1記載の縫製模様表示装置。
  8. 【請求項8】 縫製領域に対する位置をタッチパネルを
    用いて指定する縫製模様表示装置において、 前記縫製領域に対応する図形を表示する表示手段と、 前記表示手段によって表示された図形の前面に配置され
    た透明なタッチパネルと、 複数の箇所を指定するように前記タッチパネルの押圧さ
    れた場合、前記複数の箇所に対応する個々の前記図形で
    の位置とは異なる別の位置の指定として処理する処理手
    段とを備えることを特徴とする縫製模様表示装置。
  9. 【請求項9】 外部記憶装置によって供給されたデータ
    に基づき、縫製に関わる入力内容を表示する縫製模様表
    示装置において、 前記外部記憶装置のデータに基づき入力内容を複数同一
    画面に表示する表示手段と、 前記表示手段の前面に配置された透明なアナログ式タッ
    チパネルと、 複数の入力内容を指定するように前記タッチパネルの押
    圧された場合、前記複数の入力内容に対応する個々の入
    力とは異なる別の入力の指定として処理する処理手段と
    を備えることを特徴とする縫製模様表示装置。
JP4379196A 1996-02-23 1996-02-29 縫製模様表示装置 Pending JPH09285668A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4379196A JPH09285668A (ja) 1996-02-23 1996-02-29 縫製模様表示装置
US08/804,110 US5782189A (en) 1996-02-23 1997-02-20 Sewing machine with display for selecting sewing patterns

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-35895 1996-02-23
JP3589596 1996-02-23
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