JPH09285356A - パン型シートフレーム - Google Patents

パン型シートフレーム

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JPH09285356A
JPH09285356A JP12766896A JP12766896A JPH09285356A JP H09285356 A JPH09285356 A JP H09285356A JP 12766896 A JP12766896 A JP 12766896A JP 12766896 A JP12766896 A JP 12766896A JP H09285356 A JPH09285356 A JP H09285356A
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JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing member
plate
seat frame
shaped panel
pan
Prior art date
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Pending
Application number
JP12766896A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ichikawa
健二 市川
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Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな板状の補強部材を付設して剛性及び強
度を付与する場合にも、部品管理や搬送の合理化が図ら
れ、また、スポット溶接を行なう箇所をより少なくして
作業性を向上できるシートフレームを提供する。 【解決手段】 シートフレーム4が、所定大の板状パネ
ル11にプレス成形されているとともに、重合状態に取
り付けられた平板状の補強部材12を有するパン型シー
トフレームにおいて、板状パネル11と補強部材12と
を一体物としてプレス成形し、かつ折曲げ加工により補
強部材12を板状パネル11の適位置に重ねて固定し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート芯部を構成
しているシートフレームの内、特に、浅皿容器(パン
型)状に形成されたシートフレームに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の車両用シートを構成してい
るシートバックを一部破断して示している。このシート
バック1は、前側に傾倒されて背面に荷物等を保持可能
に設計されて荷物等の荷重に耐えるようにするため、そ
の袋状表皮材2で覆われている緩衝用パット3を保持す
るシートフレーム4として、金属板材が用いられてい
る。このシートフレーム4は、図9,10に示す如くシ
ートバック1の背面側とほぼ同じ大きさをなし、金属板
材を所定形状にプレス成形した板状パネル51の片面
に、同じく金属製の補強部材52を一体に積層した構造
になっている。
【0003】更に詳述すると、板状パネル51は、金属
板材をプレス加工したもので、浅皿容器(パン型)状に
形成されており、底面51aには複数(本例では4つ)
の補強用凹所53aが一体に形成されている。一方、補
強部材52は、パネル51の容器内部における底面51
aを略覆う大きさをした板状に形成され、またパネル5
1の補強用凹所52と対応する位置には、補強用凹所5
3aと反対側に膨出された補強用凹所53bが一体に形
成されている。そして、パネル51の底面51a上に補
強部材52を載せ、この状態でパネル51と補強部材5
2との間をスポット溶接等して固定する。図9中に×印
を付した部分は、そのスポット溶接がしてある部分を示
している。また、こうして形成されたシートフレーム4
は、補強用凹所53a,53bとで上下面に膨出された
補強用リブ54を構成することになる。
【0004】なお、従来のパン型のシートフレーム4に
おいて、パネル51を補強する構造としては、平板状の
補強部材52を用いるのに代えて、図11(a)に示す
如く略コ字状の補強部材55をパネル51の底面51a
にスポット溶接して必要な本数を取り付けたり、図11
(b)に示す如くパイプ状の補強部材56をパネル51
の底面51aにスポット溶接して取り付けた構造もあ
る。また、このようなシートフレーム4には不図示の取
付用ブラケット等が付設される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シートフレーム4の構造では、何れの補強構造にあって
も、補強部材52,55,56が各々独立した部品とし
て用意され、これが別工程にて順次、スポット溶接され
て一体化される。このため、部品点数が多くて管理が複
雑化したり、搬送や梱包などに煩わされて、コストを高
めている要因にもなっている。また、補強部材52の場
合は剛性的に優れているものの、溶接する箇所も多く、
これも低コスト化する上での大きな弊害となっている。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記問題点を解
消して、大きな板状の補強部材を付設して剛性及び強度
を付与する場合にも、部品管理や搬送の合理化が図ら
れ、また、スポット溶接を行なう箇所をより少なくして
作業性を向上できるシートフレームを提供することにあ
る。さらに、他の目的は、以下に説明する内容の中で順
次明らかにして行く。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、シートフレームが、所定大の板状パネル
にプレス成形されているとともに、重合状態に取り付け
られた平板状の補強部材を有するパン型シートフレーム
において、前記板状パネルと前記補強部材とを一体物と
してプレス成形し、かつ折曲げ加工により補強部材を板
状パネルの適位置に重ねて固定したことを要部としてい
る。この構成においては、前記板状パネルと前記補強部
材とが、1枚の金属板材を用いてその中間折返し部を挟
んで略対称に設けられていることが好ましい。また、前
記板状パネルと前記補強部材とが、金属板材にて一体に
形成されているとともに、プレス加工により設けられ
て、互いに係合可能な係合手段を介して固定されている
ことがより好ましい。
【0008】以上の構成によれば、板状パネルと補強部
材とは常に一体物となっているので、プレス加工された
ものを一体化する工程に搬送したり、部品管理する場合
などに部品点数が少なくなる。また、板状パネルと補強
部材との固定において、少なくとも折返し部側での固定
は必要がなくなるので、スポット溶接等の箇所を減らし
たり、互いに係合可能な係合部分を利用することで廃止
すことも容易に可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のシートフレームの
形態例を図面を参照しながら説明する。図1及び図2は
本発明に係るシートフレームの形態例を示し、図2はシ
ートフムーを立てた状態で見た図、図1は図2のA−A
線に沿う縦断側面図である。図1及び図2において、こ
のシートフレーム4は、車両用シートバックに用いられ
るものであり、図8から図10に示したシートフレーム
4に代えて使用することができ、したがって図8から図
10に示す部材と対応するものにのは同じ符号を付して
説明する。
【0010】図1及び図2に示すシートフレーム4は、
板状パネル11と補強部材12が一枚物の金属板材で形
成されている。また、このシートフレーム4は、プレス
成形品であり、図3に示す如く、所定大に切断された金
属板材が用いられて、予め設定された中間折返し部13
を挟んで略対称な位置に、板状パネル(11)となる部
分11Aと補強部材(12)となる部分12Aとが一体
に形成される。この場合、補強用リブ54となる補強用
凹所53a,53bも形成されるとともに、浅皿容器
(パン型)状に形状出しされる。そして、部分11Aの
上に部分12Aが重なるようにして、中間折返し部13
の部分を基点として折曲げ加工された後、スポット溶接
されて板状パネル11と補強部材12とが複数箇所にて
固定される。
【0011】図1及び図2は、このようにして形成され
たシートフレーム4であり、折返し部13の部分を含
め、周囲部が立ち上がるようカーリングされている。ま
た、この構造では、板状パネル11と補強部材12とが
図1の拡大部に示す如く折返し部13で連結されている
ことから、折返し部13側のスポット溶接は不要とな
り、専ら折返し先端側及び必要に応じて周囲にもスポッ
ト溶接が行われている。図2中に×印を付している部分
がスポット溶接されている箇所である。なお、このよう
なシートフレーム4には、不図示の取付用や連結用のブ
ラケットが付設され、図8に示す如く浅皿容器(パン
型)状の内部に緩衝用パッド6などが配置されるととも
に、袋状の表皮材5によって被覆処理されて、シートバ
ック1として組み付けられる。
【0012】したがって、本形態例のシートフレーム構
造によれば、全体が2つの部分(11A),(12A)
を重ねた二層構造をした一体成形体であることから、耐
荷重性及び強度的に優れている。そして、金属板材の一
部(折返し部13)を支点として折曲げて積層した構造
になっているので、板状パネル11と補強部材12との
固定作業において、スポット溶接等の固定箇所を減らす
ことができる。これにより、組立作業性が向上し、作業
性を大きく改善できる。また、板状パネル11と補強部
材12を一体化しているので、別体の補強部材を適用す
る場合に対して、部品管理及び取扱い性が簡単になり、
この点からも作業性をより向上することが可能となる。
なお、前記補強部材12の形状は、板状パネル11とほ
ぼ同形に形成した例を説明したが、例えば、周囲部の剛
性のみを増大したい設計の場合、補強部材12のメイン
部を開口形成したもよいものである。
【0013】図4及び図5は本発明に係るシートフレー
ムの他の形態例を示し、図5はシートフレームを立てた
状態で示す図、図4は図5のC−C線に沿う縦断側面図
である。図4及び図5において、図1及び図2と同一符
号を付したものは図1及び図2と同一のものを示してい
る。そして、図4及び図5に示すシートフレーム4にお
いて、図1及び図2に示した形態に対し次の点で異なっ
ている。第1の変更点は、板状パネル11側にだけに補
強用凹所53aを点在して設け、補強部材12側には補
強用凹所53bは設けない構造としている。第2の変更
点は、板状パネル11に対し補強部材12を固定する構
造として互いに係合可能な係合手段14,15をプレス
加工により設け、この係合手段14,15にて両者が固
定される構造を採用している。
【0014】ここで、係合手段14は、図4の拡大部に
示す如く板状パネル11と補強部材12との折返し部1
3を除く周囲部を互いに係合可能なカール部11b,1
2bに形成したものである。したがって、板状パネル1
1と補強部材12とは折返し部13を支点として積層状
態に折曲げられるとともに、カール部11bとカール部
12bとの係合により、折返し部13を除く周囲部がそ
の係合によって固定される。この場合、カール部11
b,12bは、折返し部13を除く周囲部に点在して設
けたり、互いに係合可能な他の形状に変更することなど
は任意に行えるものである。
【0015】また、前記係合手段15は、図6(a)に
図5のB部を拡大して概略構成を示す如く、板状パネル
11と補強部材12とが重なった部分にあって、互いに
差込み係合可能な穴12cと切起し片11cを形成した
ものである。このような、差込み係合の他の形状例とし
ては図6(b)に示す如く、凹部12dと凸部11dと
で係合手段16を構成することも可能である。この凹凸
部12d,11dはプレス加工により部分的に打ち出す
だけで容易に形成することができる。また、図7は、更
に他の係合手段17を示している。この変形例では、板
状パネル材11と補強部材12を重ねられた部分にあっ
て、同(b)に示す如く片側より板状パネル材11と補
強部材12の一部を打ち出して(本例では板状パネル材
11側から補強部材12側に向かって打ち出している)
凹凸部11e,12eを形成し、その後、打ち出された
凸部11e,12e同士を係合するとともに、同(a)
に示す如くカシメ若しくは打ち潰して確実に固定したも
のである。以上のように、本発明は、請求項1に記載さ
れた基本構造以外の事項について種々変更ないしは展開
することが可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
剛性や強度に優れていることを前提とし、板状パネル材
と補強部材との固定において、少なくとも中間折返し部
側での固定は必要がなくなるので、スポット溶接等によ
る固定箇所を減らすことができ、これにより、組立作業
性が向上し、低コスト化も実現される。しかも、板状パ
ネル材と補強部材とは一体物として搬送や管理されるの
で、取扱い性が大きく改善される等の効果が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA−A線に沿う要部拡大部付の縦断側面
図である。
【図2】本発明の形態例を示すシートフレームの外観図
である。
【図3】前記シートフレームの製造方法を説明するため
の図である。
【図4】図5のC−C線に沿う要部拡大部付の縦断側面
図である。
【図5】本発明の他の形態例として示すシートフレーム
の外観図である。
【図6】図5のB部の係合手段を拡大し、またその変形
例を示す図である。
【図7】前記係合手段のさらに変形した例を示す図であ
る。
【図8】従来の車両用シートにおけるシートバックを一
部破断して示す図である。
【図9】前記シートフレームを示す図である。
【図10】図9のD−D線に沿う縦断側面図である。
【図11】従来のシートフレームの他の例を示す要部断
面図である。
【符号の説明】
4 シートフレーム 11 板状パネル 12 補強部材 13 中間折返し部 14,15,16,17 係合手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートフレームが、所定大の板状パネル
    にプレス成形されているとともに、重合状態に取り付け
    られた平板状の補強部材を有するパン型シートフレーム
    において、 前記板状パネルと前記補強部材とを一体物としてプレス
    成形し、かつ折曲げ加工により補強部材を板状パネルの
    適位置に重ねて固定したことを特徴とする車両用シート
    フレーム。
  2. 【請求項2】 前記板状パネルと前記補強部材とが、1
    枚の金属板材を用いてその中間折返し部を挟んで略対称
    に設けられている請求項1に記載のパン型シートフレー
    ム。
  3. 【請求項3】 前記板状パネルと前記補強部材とが、金
    属板材にて一体に形成されているとともに、プレス加工
    により設けられて、互いに係合可能な係合手段を介して
    固定されている請求項1に記載のパン型シートフレー
    ム。
JP12766896A 1996-04-25 1996-04-25 パン型シートフレーム Pending JPH09285356A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005261468A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Daihatsu Motor Co Ltd シートクッションのフレーム構造
JP2013129375A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd 荷受台および荷受台昇降装置
JP2017052516A (ja) * 2016-12-26 2017-03-16 極東開発工業株式会社 荷受台構造および荷受台昇降装置

Cited By (4)

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