JPH09284977A - 電力ケーブル接続部用エンクロージャ - Google Patents

電力ケーブル接続部用エンクロージャ

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JPH09284977A
JPH09284977A JP8088188A JP8818896A JPH09284977A JP H09284977 A JPH09284977 A JP H09284977A JP 8088188 A JP8088188 A JP 8088188A JP 8818896 A JP8818896 A JP 8818896A JP H09284977 A JPH09284977 A JP H09284977A
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JP
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enclosure
parts
silicone rubber
weight
cable
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JP8088188A
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Inventor
Shunichi Asakura
俊一 朝倉
Mitsuo Shimazaki
光雄 島崎
Nobuhiro Arakodani
悦宏 新子谷
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベースゴムに水酸化アルミニウム粉末を高充
填するときの問題点を解決し、機械物性、電気特性の低
下を生じない、電力ケーブル接続部用エンクロージャを
提供する。 【解決手段】 電力ケーブル接続部に用いる電気絶縁性
のエンクロージャ1であって、(A)一分子中に少なく
とも2個のケイ素原子結合アルケニル基を有するオルガ
ノポリシロキサン生ゴム、(B)微粉末状シリカ、
(C)水酸化アルミニウム粉末、(D)ベンゾトリアゾ
ール、(E)白金化合物と3, 5−ジメチル−1−ヘキ
シン−3−オールの反応混合物、及び(F)有機過酸化
物を各々所定量含有するシリコーンゴム組成物を加熱硬
化させてなるシリコーンゴム製のものであるエンクロー
ジャであり、電力ケーブル2の終端部において端末金具
6とケーブル2の導体5を接続した後、ケーブル2のシ
ースから金具6にまたがって接続部を被覆するのに用い
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力ケーブル同士
が接続された中間接続部や電力ケーブル端末と端子金具
が接続された終端接続部などの電力ケーブル接続部に用
いる、電気絶縁性のエンクロージャに関する。さらに詳
しくは本発明は、電気特性(耐トラッキング性など)や
機械特性の改善された、電力ケーブル接続部用の電気絶
縁性エンクロージャに関する。
【0002】
【従来の技術】電力ケーブルには、(1)導体上に絶縁
層を設けたもの、(2)導体上に絶縁層、シースを順次
設けたもの、(3)導体上に内部半導電層、絶縁層、外
部半導電層、金属遮蔽層、シースを順次設けたものなど
があり、定格電圧等の仕様によって使い分けられてい
る。例えば、6kV級より低電圧では(1)、(2)の
構造のもの、6kV級では(2)、(3)の構造のも
の、それよりも高電圧用途には(3)の構造のものが一
般的に使われている。これらケーブルの敷設に際して
は、ケーブル同士の接続や、ケーブル端末と端子金具の
接続などの接続作業が不可欠である。図3(a)、
(b)に例示するように、電力ケーブル接続部には、電
力ケーブル端末と端子金具が接続された終端接続部
(a)や電力ケーブル同士が接続された中間接続部
(b)等がある。図3(a)は終端接続部の一例を示す
斜視図であって、前記(2)の構造のケーブル31と端
子金具32の接続部を示している。ケーブル31のシー
スを除去し、さらに段剥ぎしてケーブル絶縁層(図示し
ない)とケーブル導体(図示しない)を露出させ、該ケ
ーブル導体と電気的導電性を有する端末金具32とを圧
着により接続することでケーブルの終端部が端末金具に
接続される。ケーブル31のシースと端末金具32とに
またがって、接続部が絶縁エンクロージャ33で被覆さ
れている。
【0003】図3(b)は中間接続部の一例を示す斜視
図である。接続する二本のケーブル37、38のシー
ス、絶縁体(図示しない)等を除去し、露出したケーブ
ル導体(図示しない)同士を圧着金具(図示しない)で
接続し、両ケーブル37、38にまたがって、接続部が
絶縁エンクロージャ39で被覆されている。
【0004】これら絶縁エンクロージャ(33、39)
は電気絶縁性を有するシリコーンゴム硬化物、EPゴム
加硫物などの弾性体で形成されている。なお、図3から
わかるように、エンクロージャの形状は、接続部の種類
によってその形状を異にしており、中間接続部(図3
(b))に用いられるエンクロージャ39は略円筒状で
あるが、ケーブル終端接続部(図3(a))に用いられ
るエンクロージャ33は一般に、略円筒状の胴部34に
複数の笠部35、36がついた複雑な形状である。
【0005】このケーブル接続部の組立方法としては、
一般的に以下に示す3つの方法が考えられる。その第一
は、絶縁エンクロージャをケーブルシース上を滑らせて
ケーブル接続部分上に移動させる方法であり、第二に
は、反転させた絶縁エンクロージャを反転を戻しながら
組み立てていく方法(ロールオーバー)、及び第三は、
絶縁エンクロージャの内側に拡径状態を維持するための
芯材を予め挿入しておき、拡径された状態の絶縁エンク
ロージャをケーブル接続部分上まで移動させ、芯材を取
り出して絶縁エンクロージャを収縮させる方法(常温収
縮型)である。これらの中で、作業性の利点から、組立
方法は常温収縮型が好ましく用いられている。
【0006】ケーブル接続部を常温収縮型で組み立てる
には、絶縁エンクロージャがゴム弾性を有し、容易に拡
径可能で、表面密着性に優れ、電気的に絶縁性を有する
ものでなければならない。このため絶縁エンクロージャ
の材質の例としては、EPゴム(エチレン・プロピレン
ゴム)、シリコーンゴム等のゴム製熱硬化物が挙げられ
る。ケーブル接続部のエンクロージャに従来使用されて
いるEPゴム製のものは、永久伸びがシリコーンゴム製
のものに比して大きく、無理に伸ばして拡径すると組立
後伸びたままとなってシール性を悪化させるなど、拡径
性に欠ける。そのため、外径の異なるケーブル毎に内径
サイズの異なるエンクロージャを用意する必要がある。
一方、シリコーンゴムはEPゴムより拡径が容易であ
り、トラッキングによる電気的絶縁性への影響が少ない
ことから、絶縁エンクロージャの材料としてはシリコー
ンゴムが用いられつつある。
【0007】しかし、シリコーンゴム製のエンクロージ
ャを屋外で使用すると、EPゴム製のものの場合程では
ないにせよ、なお漏洩電流によりトラッキングが生じ、
課電劣化を引き起こすという問題がある。このため、ベ
ースゴム100部に対し、水酸化アルミニウム(AT
H)粉末を100部以上充填させて耐課電劣化特性を向
上させるという方法が採用されている。このように耐ト
ラッキング性確保のためには、水酸化アルミニウムをゴ
ム100部に対して100部以上配合する必要がある
が、水酸化アルミニウムを高充填すると、たとえシリコ
ーンゴムを採用しても拡径性が不十分なものとなり、さ
らに改善が求められている。絶縁エンクロージャを前記
常温収縮型で組立てる場合には、エンクロージャへの芯
材の挿入しやすさが求められるのに加え、挿入後の長期
保管性能(ゴム弾性の維持)、ケーブル接続部への組立
後の締結力維持による電気特性、水密性すなわち接続部
のシール性、を長期にわたり保持する必要がある。この
ためには、伸び率600%以上、引張り強度6MPa以
上、200%モジュラス値が2MPa以下、永久伸び
(60日後の値)が20%以下、の4つの特性値が必要
であると考えられているが、従来、このような特性を全
て満足するものは得られていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
絶縁エンクロージャは、耐課電劣化特性を向上させるた
めにベースゴム100部に対し水酸化アルミニウム粉末
を100部以上充填して成形しなければならない。この
ようにベースゴムに水酸化アルミニウム粉末を高充填す
ると、弾性、引裂強さ等の機械特性をはじめ、永久伸び
等の長期特性の低下を引き起こす。また、体積固有抵抗
がオルガノポリシロキサン生ゴムで1015Ω・cm程度
であるものから、水酸化アルミニウム粉末を高充填する
と1013Ω・cm程度にまで低下してしまうので、電気
的絶縁性能が低下するという問題も生じる。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決し、機械物
性、電気特性の低下を生じない、電力ケーブル接続部用
のエンクロージャを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の電力ケーブル接続部用エンクロージャにより達成さ
れる。すなわち本発明は、電力ケーブル接続部に用いる
電気絶縁性のエンクロージャであって、該エンクロージ
ャは、 (A)一分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合アルケニル基を有するオルガ ノポリシロキサン生ゴム 100重量部、 (B)微粉末状シリカ 10〜100重量部、 (C)水酸化アルミニウム粉末 1〜30重量部、 (D)ベンゾトリアゾール 0. 01〜1重量部、 (E)白金化合物と3, 5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オールの反応混合物 前記(A)成分100万重量部に対して 白金金属量として1〜100重量部となる量、及び (F)有機過酸化物 0. 1〜10重量部 を含有するシリコーンゴム組成物を加熱硬化させてなる
シリコーンゴム製のものであることを特徴とする電力ケ
ーブル接続部用エンクロージャを提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。まず本発明の絶縁エンクロージャに用いられる
シリコーンゴム組成物の各成分について説明する。本発
明におけるシリコーンゴム組成物に使用される(A)成
分のオルガノポリシロキサン生ゴムは組成物の主成分で
あり、1分子中に少なくとも2個の、ケイ素原子結合ア
ルケニル基を有する。本成分の分子構造は、直鎖状また
は一部に分岐を有する直鎖状である。本成分の重合度
は、通常1,000〜20,000の範囲であることが
好ましい。このようなオルガノポリシロキサン生ゴムと
しては、例えば、両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖
ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体
生ゴム、両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチル
ポリシロキサン生ゴム、両末端ジメチルヒドロキシシロ
キシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサ
ン共重合体生ゴムが挙げられる。
【0012】本発明におけるシリコーンゴム組成物に使
用される(B)成分の粉末状シリカは補強性充填剤であ
り、シリコーンゴム組成物を硬化させて得られるシリコ
ーンゴムに機械的強度を付与するために必須とされる成
分である。このような粉末状シリカとしては、ヒューム
ドシリカ等の乾式法シリカ、沈殿シリカ等の湿式法シリ
カが挙げられる。さらにそれらの表面がオルガノシラ
ン、オルガノシラザン、オルガノポリシロキサン、ジオ
ルガノシクロポリシロキサン等の有機ケイ素化合物で疎
水化処理された粉末状シリカも使用できる。本成分はそ
の粒子径が50μm以下であり、比表面積が50m2
g以上であることが好ましい。本成分の配合量は、
(A)成分100重量部に対して10〜100重量部の
範囲であり、好ましくは20〜60重量部の範囲であ
る。これは、10重量部未満であるとシリコーンゴム組
成物の硬化後の機械的強度が低下し、100重量部を越
えると、(A)成分への配合が困難になることによる。
【0013】本発明におけるシリコーンゴム組成物に使
用される(C)成分の水酸化アルミニウム粉末は、組成
物の耐トラッキング性等の電気特性を向上させ、また難
燃性を向上させる働きをする。この水酸化アルミニウム
粉末の平均粒子径は0.1〜50μmの範囲内にあるこ
とが好ましく、0.1〜10μmの範囲にあることがさ
らに好ましい。本成分の配合量は(A)成分100重量
部に対して1〜30重量部の範囲であり、好ましくは5
〜25重量部の範囲である。これは、1重量部未満であ
ると、十分な耐トラッキング性とさらには難燃性が得ら
れず、50重量部を越えると材料の機械的強度の低下が
懸念され、電力ケーブル接続部に用いるエンクロージャ
としては難がある為である。
【0014】本発明におけるシリコーンゴム組成物に使
用される(D)成分のベンゾトリアゾールは、それ単独
では効果を示さないものの(E)成分と併用することで
耐トラッキング性を向上させる働きをする。本成分の配
合量は、(A)成分100重量部に対して0.01〜1
重量部の範囲であり、好ましくは0.05〜0.2重量
部の範囲である。これは、0.01重量部未満であると
併用時の効果が現れず1重量部を越えると分散不良を起
こし作業性の著しい低下を招く。またそれ以上添加して
もその効果の向上が見られないためである。
【0015】本発明におけるシリコーンゴム組成物に使
用される(E)成分の白金化合物と3,5−ジメチル−
1−ヘキシン−3−オールの反応混合物は、組成物の特
徴をなす成分である。本成分を添加配合することによ
り、(C)成分の水酸化アルミニウム粉末を低充填した
場合にも十分な耐トラッキング性を保持しつつ機械特
性、長期特性を改善することが可能となる。このように
少量の水酸化アルミニウム粉末(C)を添加することに
よって耐トラッキング性、機械特性がともに満たされる
のは、詳しい作用機構はまだ判っていないが、(E)成
分の反応混合物が分散性の向上に寄与していることによ
るものと考えられる。ここで、白金化合物と3,5−ジ
メチル−1−ヘキシン−3−オールの反応混合物とは、
これら両者が反応して、生成した反応生成物、およびこ
れらの反応生成物とその原料である白金化合物と3,5
−ジメチル−1−ヘキシン−3−オールの混合物を意味
する。白金化合物としては、塩化白金酸、白金オレフィ
ン錯体、塩化白金酸とアルケニルシロキサンの錯体等が
例示される。これらの中でも、特に特公昭42−229
24号公報に開示されているような白金アルケニルシロ
キサン錯体が好ましい。また、ここで白金化合物と3,
5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オールの比率は重量
比で(1:0.1)〜(1:100)の範囲内が好まし
く、(1:1)〜(1:5)の範囲内がより好ましい。
また、白金化合物のモル数より3,5−ジメチル−1−
ヘキシン−3−オールのモル数が多くなる量が好まし
い。このような反応混合物は白金化合物と3,5−ジメ
チル−1−ヘキシン−3−オールを混合し、振盪または
撹拌した後、静置することによって容易に得られる。本
成分の配合量は、(A)成分100万重量部に対して、
白金金属量として1〜100重量部、好ましくは10〜
100重量部となる量である。これは、1重量部未満で
あると(C)成分の水酸化アルミニウム粉末を低充填と
した場合の効果の向上ができず、一方、100重量部を
越える量を添加配合してもその効果のさらなる向上が見
られないことによる。
【0016】本発明におけるシリコーンゴム組成物に使
用される(F)成分の有機過酸化物は、組成物を加熱硬
化させるための加硫剤である。本成分としては、シリコ
ーンゴム組成物の加硫剤として常用されている従来公知
の有機過酸化物が使用できる。このような有機過酸化物
としては、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパー
ベンゾエイト、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサ
イド、ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンが例示さ
れる。本成分の配合量は、(A)成分100重量部に対
して0.1〜10重量部の範囲であり、好ましくは0.
4〜2重量部の範囲である。これは、添加量が0.1重
量部未満であると加硫(硬化)が不十分となり、充分な
特性が得られず、10重量部を越えて添加しても10重
量部配合相当の特性しか得られないためである。
【0017】本発明におけるシリコーンゴム組成物は、
上記した(A)成分〜(F)成分を必須成分として含ん
でなるものであるが、これらの成分に加えて、シリコー
ンゴム組成物に添加配合することが周知とされる従来公
知の各種添加剤、例えば、非補強性充填剤、顔料、耐熱
剤、難燃剤、内部離型剤、可塑剤等を添加配合すること
は、本発明の目的を損なわない限り差し支えない。ここ
で、非補強性充填剤としては、けいそう土、石英粉末、
炭酸カルシウム、マイカ、酸化アルミニウム、酸化チタ
ンが例示される。顔料としては、カーボンブラック、ベ
ンガラが例示される。耐熱剤としては、稀土類酸化物、
稀土類水酸化物、セリウムシラノレート、セリウム脂肪
酸塩が例示される。
【0018】本発明におけるシリコーンゴム組成物は上
記した(A)成分〜(F)成分の各所定量を従来公知の
混練手段により均一に混合することによって製造され
る。具体的には、(A)〜(E)の各成分を均一混合し
た組成物を予め準備し、この(A)成分〜(E)成分を
含む組成物と(F)成分とをロール等の混練機で混合し
てシリコーンゴム組成物とすることが好ましい。得られ
るシリコーンゴム組成物は、ガム状である。(A)〜
(E)の各成分を含む組成物と(F)成分との混合時間
は、得ようとするシリコーンゴム組成物の量にもよる
が、通常10〜20分間程度を要する。なお、ロールに
よる混合は、ロール内に水を循環させて水冷しながら行
うと、ロール表面にシリコーンゴム組成物が付着せず混
合しやすいという利点がある。
【0019】(A)成分〜(F)成分を含むシリコーン
ゴム組成物を用いて本発明のエンクロージャを成形する
方法としては、圧縮成形、押出成形、射出成形などの従
来公知の成形方法を目的に応じて適宜選択することがで
きるが、射出成形が好適である。射出成形には、例え
ば、上から一段目が押圧部、二段目が材料供給部、三段
目、四段目が成形部となっている四段構成の金型を用い
ることができる。押圧部は下向きの凸部が形成され、材
料供給部は、材料を入れるための凹部が押圧部の凸部と
隙間無く嵌合するように形成され、凹部の底面には材料
の挿通孔が数カ所形成されている。三段目と四段目の成
形部は、一対が組み合わされて成形型となる。成形部そ
れぞれの内側には、得ようとする成形品の外形に対応す
る成形溝が設けられ、両成形部を組立てると両方の成形
溝の間に成形空間(キャビティ)が形成されるようにな
っている。なお、三段目の成形部には材料が供給される
供給孔が、二段目の材料供給部に形成された挿通孔と連
通する位置に設けられている。
【0020】成形に際しては、まず、成形空間の中心に
棒状の中子を配置して一対の成形部を組み立て成形型と
する。成形型の上に材料供給部を配置し、その凹部にシ
リコーンゴム組成物を入れ、さらにその上に押圧部を配
置するという手順で金型を組立てる。この金型を150
〜220℃の範囲に設定されたプレス機に設置し、圧力
約200kg/cm2 でプレスして押圧部凸部を下に向
けて材料供給部凹部に押し込み、材料供給部のシリコー
ンゴム組成物を成形部の成形空間に移す。シリコーンゴ
ム組成物はプレス機から供給される熱で加熱硬化されシ
リコーンゴムとなる。加熱硬化後、金型を解体し、中子
を抜き取って目的の成形品(エンクロージャ)を得る。
なお、本発明におけるシリコーンゴム組成物の加熱硬化
は、(F)成分である有機過酸化物の分解温度以上、例
えば、130〜200℃の温度下で、1〜30分間加熱
することで達成できる。
【0021】以上のような特定のシリコーンゴム組成物
を加熱硬化して得られる本発明のシリコーンゴム製エン
クロージャは、機械的特性や長期特性に優れるととも
に、水酸化アルミニウム粉末を高充填しなくても電気特
性(耐トラッキング性、耐エロージョン性)に優れ、か
つ高い耐候性を有しているので、高電圧、高電流のかか
る用途、主に屋外における電力ケーブル用の電気絶縁エ
ンクロージャとして好適に使用することができる。
【0022】また、本発明の絶縁エンクロージャの内側
に、体積固有抵抗が1×108 〜5×109 Ω・cmの
電界緩和層を設けてもよい。この場合の絶縁エンクロー
ジャは、導体上に少なくとも内部半導電層、絶縁層、外
部半導電層を順次設けた電力ケーブルに用いられること
が好ましい。前記電界緩和層は、好ましくはシリコーン
ゴム、EPゴムを基材としてカーボンブラック、金属粉
末等の導電物質を添加してなり、体積固有抵抗が1〜2
×109 Ω・cmであることが好ましい。
【0023】以下に、本発明の実施態様を図面に従って
説明する。図1は本発明の電力ケーブル接続部用エンク
ロージャ1の一実施態様を示す一部切欠き平面図であ
り、6kV級電力ケーブルの終端接続部用エンクロージ
ャのケーブル終端部及び端末金具への取り付け状態を示
す。この6kVのケーブルは前記(3)の構造のもので
ある。この終端接続部は、ケーブル2のシース、金属遮
蔽層を除去した後、段剥ぎして外部半導電層3、ケーブ
ル絶縁層4及びケーブル導体5を露出させ、ケーブル導
体5と電気的導電性を有する端末金具6とを圧着などに
より機械的及び電気的に接続させた後、ケーブル2のシ
ースから端末金具6にかけての終端接続部上を、絶縁エ
ンクロージャ1で被覆してなるものである。
【0024】絶縁エンクロージャ1は、肉厚が2〜4m
m程度の略円筒状の胴部7上に形状の異なった二種類の
笠部8、9を有するもので、オルガノポリシロキサン生
ゴムを基材とするシリコーンゴム組成物を加熱硬化させ
てなるもので、1. 0×1015Ω・cm以上の体積固有
抵抗を有するものである。この笠部8、9は、胴部7と
一体成形してもよく、もしくは胴部を成形した後、胴部
上に接着させて形成してもよい。
【0025】なお、図1には、本発明の一実施態様とし
て、絶縁エンクロージャ1の内側に、シリコーンゴムを
基材としカーボンブラック等の導電物質を添加した体積
固有抵抗が約1×109 Ω・cmの電界緩和層10が設
けられたものを示した。この電界緩和層は、前記エンク
ロージャを6kV以上の高電圧のケーブル終端接続部分
上に適用した際に、一部分に電界が集中しないように電
界を緩和させる。
【0026】図1に示したケーブル終端接続部の組み立
て方法は、ケーブル導体5と端子金具6を圧着により接
続した後、芯材(図示しない)が挿入され拡径された状
態の絶縁エンクロージャ1を、その末端はケーブル2の
シース上に、その先端は端末金具6上になるように配置
させ、芯材を抜き取り、絶縁エンクロージャ1を収縮さ
せるものである。なお、図1中、11はケーブルの金属
遮蔽層を接地するための接地線を示す。
【0027】図2は、本発明の電力ケーブル接続部用絶
縁エンクロージャ21の他の一実施態様を示す一部切欠
き平面図である。図2に示した接続部は、6kV柱上ト
ランスへの高圧引下げケーブル(導体上にEPR絶縁体
が設けられた構造)同士の中間接続部である。この接続
部は、接続するケーブル22、23の絶縁ゴム22a、
23aを除去してケーブル導体22b、23bを露出さ
せ、圧着金具24で胴体同士を接続し、ケーブル導体2
2b、23b上と圧着金具24上に、圧着金具24付近
の隙間を充填するための絶縁テープ巻回層25を形成
し、両ケーブル22、23にまたがって絶縁テープ巻回
層25上を、絶縁エンクロージャ21で被覆してなるも
のである。このように本発明の絶縁エンクロージャで接
続部を被覆することにより、芯線(導体)をゴム被覆絶
縁層で被覆したのみの6kV級ケーブルである高圧引下
げケーブルを6kVトランスの側で接続した場合にも、
十分な耐トラッキング性を付与することができる。
【0028】なお、絶縁エンクロージャ21は、表面が
一様に平滑で肉厚が2〜4mm程度の円筒状のシリコー
ンゴム製チューブで、オルガノポリシロキサン生ゴムを
基材とするシリコーンゴム組成物を加熱硬化させてなる
もので、1×1015Ω・cm以上の体積固有抵抗を有す
るものである。組立方法は、図1の6kVケーブル終端
接続部と同様である。
【0029】図2に示した本発明のエンクロージャを高
圧ケーブルの中間接続部に適用する場合には、絶縁テー
プ巻回層(図2の25)の代わりに、絶縁エンクロージ
ャの外周面ならびに絶縁エンクロージャの内周面であっ
て圧着金具上に位置する部分に体積固有抵抗が101 Ω
・cm程度の導電層(図示しない)を形成することがで
きる。この場合、圧着金具上に位置する部分におけるエ
ンクロージャの肉厚を他の部分より厚く成形してもよ
い。また、絶縁エンクロージャの両端の内周面であって
ケーブル導体の一部からケーブルのシースにかけての部
分には、体積固有抵抗が109 Ω・cm程度の電界緩和
層をそれぞれ設けてもよい。この中間接続部の組立方法
は、図2に示した中間接続部とほぼ同じであるが、圧着
金具の外径とケーブル絶縁層の外径とが同径であれば、
テープ巻回層(図2の25参照)を形成しなくても、絶
縁エンクロージャの収縮力のみで圧着金具付近の隙間を
充填することができる。
【0030】
【実施例】次に本発明を実施例に基づいてさらに詳細に
説明する。なお、実施例、比較例中、部とあるのは重量
部のことである。 実施例1、2 以下に示す(A)〜(E)および可塑剤の各成分を表1
に示すような割合で含有するように調製された組成物を
入手し、これらに(F)成分の有機過酸化物を所定量添
加し、均一に混練して加熱硬化性シリコーンゴム組成物
を調製した。 (A)成分;両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖
されたジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共
重合体生ゴム(重合度3000) (B)成分;比表面積300m2 /gのヒュームドシリ
カ (C)成分;平均粒径1μmの水酸化アルミニウム(略
してATH)粉末 (D)成分;ベンゾトリアゾール (E)成分;塩化白金酸とジビニルテトラメチルジシロ
キサンの錯体と3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−
オールとの反応混合物 可塑剤;25℃における粘度が30センチポイズの両末
端シラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン (F)成分;2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチ
ルパーオキシ)ヘキサン
【0031】得られたシリコーンゴム組成物を成形金型
に充填し、加熱硬化させて所定形状のシリコーンゴム成
形品を作成し、電力ケーブル接続部用エンクロージャと
しての必要特性を評価した。エンクロージャには、電気
絶縁性、機械的強度のほか、接続部組立時、エンクロー
ジャへの芯材の挿入しやすさ、挿入後の長期保管性能
(ゴム弾性の維持)、ケーブル接続部への組立後の締結
力維持による電気特性、水密性すなわち接続部のシール
性の長期保持等の各種性能が求められるため、これら性
能が満されるか否かを評価基準とした。
【0032】各評価は下記に示す方法に従って行った。 (1)機械特性(引っ張り強さ、引き裂き強さ、硬さ、
永久伸び及び圧縮永久歪):表1記載の各シリコーンゴ
ム組成物を150℃で10分間の加熱条件下で圧縮成形
し、厚さ2mmのシリコーンゴムシートを成形した。得
られたシリコーンゴムシートの機械的強度をそれぞれJ
IS K6301「加硫ゴムの物理特性測定方法」に規
定された方法に準じて測定し、その結果を表1に示し
た。 (2)電気特性:上記(1)におけると同様にして各組
成物から作成した厚み1mmのシリコーンゴムシートに
ついてJIS C2123記載の絶縁抵抗、誘電正接の
測定方法に準じて測定し、その結果を表1に示した。 (3)耐トラッキング性:表1記載の各ゴム組成物を用
いて、170℃、10分間の加熱条件下で射出成形によ
り、長さ200mm、内径5mm、肉厚3mmの図2に
示すような筒状エンクロージャを作成した。得られたエ
ンクロージャの内側に外径5mmの銅撚り線を挿入し、
エンクロージャと銅撚り線が密着された状態で、JIS
C3005に記載の方法に準じて、規定された噴霧速
度、噴霧量、噴霧サイクルの条件下で、トラッキング破
壊が生じるまでの噴霧回数を測定した。33kV屋外使
用品としての必要特性は30,000回以下の試験でト
ラッキング破壊を生じないことである。表1には、トラ
ッキング破壊を生じたときの試験回数とともに、その評
価を、その回数が30,000回以上であれば”良”、
30,000回未満であれば”悪”として記載した。 (4)拡径性:エンクロージャへの芯材の挿入しやす
さ、挿入後の長期保管性能、ケーブル接続部への組立後
の水密性維持性能の総合的評価として、上記(1)の試
験方法に従って測定した結果をもとに、伸び率600%
以上、引張り強度6MPa以上、200%モジュラス値
が2MPa以下、永久伸び(60日後の値)が20%以
下、の4つの特性値をもって、拡径性を評価した。これ
ら4つの特性値を全て満たすものを”良”、いずれかの
特性値を満たさないものを”悪”とした。
【0033】表1の結果から、本発明におけるシリコー
ンゴム組成物を用いると、機械的強度、長期特性に優
れ、耐トラッキング性も良好で、拡径性も良い絶縁エン
クロージャが得られたことがわかる。
【0034】比較例1〜3 実施例1におけるシリコーンゴム組成物のうち、(C)
成分の水酸化アルミニウム粉末、(D)成分のベンゾト
リアゾール、(E)成分の反応混合物、の3成分をそれ
ぞれ1成分のみ、表1に示したように単独で配合した以
外は実施例1と同様にして、シリコーンゴム組成物を調
製した。次いでこのシリコーンゴム組成物を用いて実施
例1と同様にして所定形状のシリコーンゴム成形品を作
成し、その特性を実施例1と同様に測定、評価した。結
果を表1に併せて示す。いずれも機械的強度、長期特性
が良く、拡径性に問題はなく実施例1、2と大差無い
が、耐トラッキング性が劣っている。このうち、比較例
3については、永久伸びが若干劣っているが、これは、
白金化合物から得られる反応混合物とベンゾトリアゾー
ル(BTA)が配合されていないために加硫(硬化)が
不十分となっていることによるものと考えられる。
【0035】比較例4 実施例1において、水酸化アルミニウムの量を50部と
した以外は実施例1と同様にしてシリコーンゴム組成物
を調製した。次いでこのシリコーンゴム組成物を用いて
実施例1と同様にして所定形状のシリコーンゴム成形品
を作成し、その特性を実施例1と同様に測定、評価し
た。結果を表1に併せて示す。この例では、耐トラッキ
ング性は良いが、機械特性、長期特性が悪く、拡径性が
悪くて、エンクロージャとして満足される特性を有して
いない。
【0036】比較例5 実施例1において、水酸化アルミニウムの量を100部
とし、(D)成分と(E)成分を配合しない以外は実施
例1と同様にしてシリコーンゴム組成物を調製した。次
いでこのシリコーンゴム組成物を用いて実施例1と同様
にして所定形状のシリコーンゴム成形品を作成し、その
特性を実施例1と同様に測定、評価した。結果を表1に
併せて示す。この例では、耐トラッキング性は非常に優
れているが、機械的強度、長期特性が極めて悪く、拡径
性にも劣っており、絶縁エンクロージャに要求される特
性を全く満たしていない。
【0037】比較例6 屋外用絶縁部品として一般的に用いられているEPゴム
(EPDM)をベースゴムとした下記組成からなるEP
ゴム組成物を用いて、150℃、30分の成形条件で実
施例1と同様にして所定形状のゴム成形品を作成し、そ
の特性を実施例1と同様に測定、評価した。結果を表1
に併せて示す。 EPDM(三井石油化学工業社製EPT-3045) 100部 炭酸カルシウム 80部 p,p´−ジベンゾイルキノンジオキシム 1部 プロセスオイル 10部 パラフィンワックス 2部 有機過酸化物 4部 シランカップリング剤 1部 亜鉛華 5部
【0038】比較例7 比較例6の組成にさらに水酸化アルミニウム(ATH)
を100部加えたEPゴム−ATH組成物を用いて、比
較例6と同様にして所定形状のゴム成形品を作成し、そ
の特性を実施例1と同様に測定、評価した。結果を表1
に併せて示す。比較例5、6ともに、一部の機械的強度
を除く全ての特性で実施例1、2よりも劣っており、絶
縁エンクロージャとして使用するには問題が多く、特に
拡径性が劣るのでエンクロージャ布設時の問題点が解決
されていない。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、前記(A)成分〜
(F)成分からなるシリコーンゴム組成物を加熱硬化さ
せてなるシリコーンゴム製絶縁エンクロージャとするこ
とにより、水酸化アルミニウム粉末を高充填しなくて
も、耐課電劣化特性(耐トラッキング性)、拡径性を向
上させることができる。このため、本発明のエンクロー
ジャによれば、シリコーンゴム自体が持つ機械物性を低
下させずに、長期にわたり電気的絶縁性を維持してケー
ブル接続部を被覆することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電力ケーブル接続部用エンクロージャ
の一実施態様を示す一部切欠き平面図である。
【図2】本発明の電力ケーブル接続部用エンクロージャ
の別の実施態様を示す一部切欠き平面図である。
【図3】(a)は、電力ケーブル終端接続部用エンクロ
ージャの一例を示す斜視図であり、(b)は、電力ケー
ブル中間接続部用エンクロージャの一例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 エンクロージャ 2 ケーブル 3 外部半導電層 4 絶縁層 5 導体 6 端末金具 10 電界解緩和層 21 エンクロージャ 22、23 ケーブル 22a、23a 絶縁ゴム 22b、23b 導体 24 圧着金具 25 絶縁テープ巻回層 31、37、38 ケーブル 32 端末金具 33、39 エンクロージャ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力ケーブル接続部に用いる電気絶縁性
    のエンクロージャであって、該エンクロージャは、 (A)一分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合アルケニル基を有するオルガ ノポリシロキサン生ゴム 100重量部、 (B)微粉末状シリカ 10〜100重量部、 (C)水酸化アルミニウム粉末 1〜30重量部、 (D)ベンゾトリアゾール 0. 01〜1重量部、 (E)白金化合物と3, 5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オールの反応混合物 前記(A)成分100万重量部に対して 白金金属量として1〜100重量部となる量、及び (F)有機過酸化物 0. 1〜10重量部 を含有するシリコーンゴム組成物を加熱硬化させてなる
    シリコーンゴム製のものであることを特徴とする電力ケ
    ーブル接続部用エンクロージャ。
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