JPH09284783A - 欠陥補正装置及びこれを用いた固体撮像装置 - Google Patents

欠陥補正装置及びこれを用いた固体撮像装置

Info

Publication number
JPH09284783A
JPH09284783A JP8088618A JP8861896A JPH09284783A JP H09284783 A JPH09284783 A JP H09284783A JP 8088618 A JP8088618 A JP 8088618A JP 8861896 A JP8861896 A JP 8861896A JP H09284783 A JPH09284783 A JP H09284783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
defect
video signal
correction
video
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8088618A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3830574B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Yasui
敏之 安井
Tamotsu Fukushima
保 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP08861896A priority Critical patent/JP3830574B2/ja
Priority to US08/838,638 priority patent/US6081917A/en
Publication of JPH09284783A publication Critical patent/JPH09284783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3830574B2 publication Critical patent/JP3830574B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/68Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to defects
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/84Camera processing pipelines; Components thereof for processing colour signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 欠陥データ周辺の映像信号パターンが高周波
である場合においても、欠陥データを正しく補正し欠陥
データによる画質の劣化を抑えることができる欠陥補正
装置を提供する。 【解決手段】 固体撮像素子の出力信号R,G,Bは、
サンプリング時間ごとに入力端子1a,1b,1cから
入力される。制御回路12は、欠陥検出手段からの信号
Cに基づいて、欠陥チャンネル及び補正用チャンネルを
指定する信号ch1、ch2を生成する。信号補正信号生成回
路2は、例えば、信号G(i)に欠陥がある場合、遅延素
子を通った前回値G(i-1)と、欠陥のない他チャンネル
の信号を用いて、補正データG´(i)=R(i)+G(i-1)
−R(i-1)なる補正データを生成する。この補正データ
G´(i)で欠陥データG(i)を置き換えて、R(i),G´
(i),B(i)が時刻iにおける出力信号として欠陥補正装
置から出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像信号の欠陥(エ
ラー)データを補正する欠陥補正装置と、これをビデオ
カメラ等に用いた固体撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】VTR、ビデオディスク、スキャナ、カ
メラなどの機器から出力される映像信号中に、伝送やデ
ータ処理など何らかの過程で発生した欠陥(エラー)信
号が1点でも含まれていると、画質が著しく劣化する場
合がある。特に、カメラでは撮像デバイス自体に欠陥画
素が含まれていると、これに対応した出力画像上の位置
に、常に欠陥データが現れるので、著しく画質が劣化す
ることになる。
【0003】近年、撮像デバイスとして、固体撮像素
子、中でもCCD(Charge Coupled Device)型撮像素
子(以下、単に「CCD」という)が最も広く用いられ
るようになったが、CCDは製造プロセスなどに起因し
て欠陥画素が発生することが多く、現状では十分な歩留
まりを得るのは困難である。そのため通常、欠陥画素を
含んだCCDを撮像素子として用いる場合には欠陥補正
装置により欠陥画素に対応した出力信号を補正すること
が行われる。
【0004】従来の欠陥補正装置として、特開昭58−
68378号公報に開示されているものがある。各CC
Dの欠陥画素に対応した出力信号はそれぞれのCCDに
対応した欠陥補正装置で補正される。図29は1つのC
CDに対応した欠陥補正装置の構成図である。
【0005】図29において70は欠陥補正装置の入力
端子でCCDの出力信号をディジタルに変換したディジ
タル信号がここから入力される。ここで、一般にCCD
からは1画素ごとにその信号データが出力されるので、
通常このディジタル信号は、1画素に対応した周期で離
散化(ディジタル化)が行われたものである。72、7
3はDフリップフロップで1画素に対応した期間分の遅
延を行う。74は加算器である。75はシフトレジスタ
で入力信号を1ビットシフトして1/2倍した値を出力
する。これらによって補正信号生成回路71が構成され
ている。
【0006】また、82は入力端子1から入力された信
号を1画素期間分遅延した信号を出力する端子、83は
補正信号生成回路71で生成された補正信号が出力され
る出力端子、76は出力端子82及び出力端子83に現
れる信号のうち一方を選択的に出力するセレクター、7
7は欠陥補正装置の出力端子である。
【0007】また、78は制御信号Cを出力する制御回
路であり、コンパレーター(CMP)19を備えてい
る。81は対応するCCDの欠陥画素の位置を記憶した
ROM、14はCCDの駆動に必要なパルスを生成する
タイミングジェネレーター(T.G.)である。
【0008】以上のように構成された従来の欠陥補正装
置の動作は次の通りである。まず、補正信号生成回路7
1の動作について説明する。入力端子70から入力され
たディジタル信号を1画素分だけ遅延させた信号が出力
端子82に出力される。また、出力端子83には補正デ
ータとして、出力端子82から出力される信号データの
前後に位置する信号データの平均値が出力される。
【0009】次に、制御回路の動作について説明する。
タイミングジェネレーター14からは、現在出力端子8
2に入力されている信号の出力画像での位置座標(h、
v)がアドレス信号としてコンパレーター19に入力さ
れる。コンパレーター19の他方の入力端子には、補正
すべき欠陥データの位置座標(x、y)が、欠陥アドレ
ス信号としてROM81から読み出されて入力される。
この結果、出力端子82に欠陥データが現れたときのみ
ハイレベルになる制御信号Cがコンパレーター19から
出力される。
【0010】セレクター76では、通常は端子82の方
の信号が選択され、制御信号Cがハイレベルの場合のみ
端子83から入力される補正データが選択される。すな
わち、欠陥データだけが補正データに置換される。こう
して、ROM81からは、ある欠陥データの補正が完了
するごとに次の欠陥データの欠陥アドレス信号がコンパ
レーター19に順次入力され、すべての欠陥データが補
正される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、欠陥データ周辺の映像信号が低周波の場合
は図30(a)に示すように正しく補正されるが、高周
波である場合は図30(b)に示すように欠陥データが
正しく補正されず、この補正誤差がノイズとなって画質
を劣化させていた。また、ビデオカメラでは、このよう
な画質劣化を回避するために、欠陥画素の無い、又は非
常に少ない固体撮像素子を使用する必要があるが、ハイ
ビジョン用の固体撮像素子のように画素数の多いもので
は、現状のプロセス技術で十分な歩留まりを得るのは困
難であり、これがハイビジョンカメラの低コスト化を妨
げる大きな要因になっている。
【0012】本発明は上記のような従来の問題点を解決
するものであり、欠陥データ周辺の映像信号パターンが
高周波である場合においても、欠陥データを正しく補正
し欠陥データによる画質の劣化を抑えることができる欠
陥補正装置を提供することを目的とする。また、本発明
は比較的小さな回路規模で上記のような欠陥補正装置を
実現することをも目的とする。さらに本発明は、欠陥画
素を有する固体撮像素子を用いても上記画質劣化がな
く、従来よりも低コストのビデオカメラを実現する固体
撮像装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による欠陥補正装置は以下のような構成を備
えている。
【0014】第1の構成は、複数の映像信号が入力さ
れ、前記複数の映像信号のうちから第1の映像信号、第
2の映像信号をそれぞれ選択し、任意の時刻iにおける
前記第1の映像信号及び前記第2の映像信号の値をそれ
ぞれx(i)、y(i)とし、x(i)が欠陥信号である場合にこれ
を、ある時間幅をtとして、 y(i)+{x(i-t)−y(i-t)} あるいは y(i)+{x(i+t)−y
(i+t)} で得られる補正信号で置換することを特徴とする。
【0015】第2の構成は、複数の映像信号が入力さ
れ、前記複数の映像信号のうちから第1の映像信号、第
2の映像信号をそれぞれ選択し、任意の時刻iにおける
前記第1の映像信号及び前記第2の映像信号の値をそれ
ぞれx(i)、y(i)とし、x(i)が欠陥信号である場合にこれ
を、ある時間幅をtとして、 y(i)+{x(i-t)+x(i+t)−y(i-t)−y(i+t)}/2 で得られる補正信号で置換することを特徴とする。
【0016】第3の構成は、複数の映像信号が入力さ
れ、前記複数の映像信号のうちから第1の映像信号、第
2の映像信号をそれぞれ選択し、任意の時刻iにおける
前記第1の映像信号及び前記第2の映像信号の値をそれ
ぞれx(i)、y(i)とし、x(i)が欠陥信号である場合にこれ
を、ある時間幅をtとして、 y(i)*{x(i-t)+x(i+t)}/{y(i-t)+y(i+t)} で得られる補正信号で置換することを特徴とする。
【0017】第4の構成は、複数の映像信号が入力さ
れ、前記複数の映像信号のうちから第1の映像信号、第
2の映像信号をそれぞれ選択し、任意の時刻iにおける
前記第1の映像信号及び前記第2の映像信号の値をそれ
ぞれx(i)、y(i)とし、x(i)が欠陥信号である場合に、あ
る時間幅をtとして、 y(i)*{x(i-t)+x(i+t)}/{y(i-t)+y(i+t)} で示される第1の補正信号と、 {x(i-t)+x(i+t)}/2 で示される第2の補正信号のうち一方を選択して前記欠
陥信号x(i)と置換することを特徴とする。
【0018】第5の構成は、複数の映像信号が入力さ
れ、前記複数の映像信号のうちから第1の映像信号、第
2の映像信号をそれぞれ選択し、任意の時刻iにおける
前記第1の映像信号及び前記第2の映像信号の値をそれ
ぞれx(i)、y(i)とし、x(i)が欠陥信号である場合に、
α、βをα+β=1なる実数とし、ある時間幅をtとし
て、 α*y(i)*{x(i-t)+x(i+t)}/{y(i-t)+y(i+t)}+β*
{x(i-t)+x(i+t)}/2 で示される補正信号で前記欠陥信号を置換することを特
徴とする。
【0019】上記の各構成において好ましくは、ディジ
タル信号に変換された複数の映像信号を入力信号とし、
この入力信号のビット長を1ビット以上小さくして得ら
れるディジタル信号を基に前記補正信号を生成する。
【0020】また、本発明による固体撮像装置は以下の
ような構成を備えている。第1の構成は、複数の固体撮
像素子を備え、これら複数の固体撮像素子の各出力信号
のうちから第1の入力信号、第2の入力信号をそれぞれ
選択し、i番目の画素に対応した前記第1の入力信号及
び前記第2の入力信号の値をそれぞれx(i)、y(i)とし、
x(i)が欠陥画素に対応した欠陥画素信号である場合にこ
れを、ある時間幅をtとして、 y(i)+{x(i-t)−y(i-t)} あるいは y(i)+{x(i+t)−y
(i+t)} で得られる補正信号で置換することを特徴とする。
【0021】第2の構成は、複数の固体撮像素子を備
え、これら複数の固体撮像素子の各出力信号のうちから
第1の入力信号、第2の入力信号をそれぞれ選択し、i
番目の画素に対応した前記第1の入力信号及び前記第2
の入力信号の値をそれぞれx(i)、y(i)とし、x(i)が欠陥
画素に対応した欠陥画素信号である場合にこれを、ある
時間幅をtとして、 y(i)+{x(i-t)+x(i+t)−y(i-t)−y(i+t)}/2 で得られる補正信号で置換することを特徴とする。
【0022】第3の構成は、複数の固体撮像素子を備
え、これら複数の固体撮像素子の各出力信号のうちから
第1の入力信号、第2の入力信号をそれぞれ選択し、i
番目の画素に対応した前記第1の入力信号及び前記第2
の入力信号の値をそれぞれx(i)、y(i)とし、x(i)が欠陥
画素に対応した欠陥画素信号である場合にこれを、ある
時間幅をtとして、 y(i)*{x(i-t)+x(i+t)}/{y(i-t)+y(i+t)} で得られる補正信号で置換することを特徴とする。
【0023】第4の構成は、複数の固体撮像素子を備
え、これら複数の固体撮像素子の各出力信号のうちから
第1の入力信号、第2の入力信号をそれぞれ選択し、i
番目の画素に対応した前記第1の入力信号及び前記第2
の入力信号の値をそれぞれx(i)、y(i)とし、x(i)が欠陥
画素に対応した欠陥画素信号である場合に、ある時間幅
をtとして、 y(i)*{x(i-t)+x(i+t)}/{y(i-t)+y(i+t)} で示される第1の補正信号と、 {x(i-t)+x(i+t)}/2 で示される第2の補正信号のうち一方を選択して前記欠
陥画素信号x(i)と置換することを特徴とする。
【0024】第5の構成は、複数の固体撮像素子を備
え、これら複数の固体撮像素子の各出力信号のうちから
第1の入力信号、第2の入力信号をそれぞれ選択し、i
番目の画素に対応した前記第1の入力信号及び前記第2
の入力信号の値をそれぞれx(i)、y(i)とし、x(i)が欠陥
画素に対応した欠陥画素信号である場合に、α、βをα
+β=1なる実数とし、ある時間幅をtとして、 α*y(i)*{x(i-t)+x(i+t)}/{y(i-t)+y(i+t)}+β*
{x(i-t)+x(i+t)}/2 で示される補正信号で前記欠陥画素信号を置換すること
を特徴とする。
【0025】上記の各構成において好ましくは、複数の
固体撮像素子の各出力信号をディジタルに変換したディ
ジタル信号を入力信号とし、この入力信号のビット長を
1ビット以上小さくして得られるディジタル信号を基に
前記補正信号を生成する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図1から図28を参照しながら説明する。 (実施形態1)図1は実施形態1に係る欠陥補正装置の
構成を示す図であり、1a、1b、1cはそれぞれ、
R、G、B各色チャンネルに対応したディジタル映像信
号が入力される入力端子、2は欠陥データを補正するた
めの補正データを生成する補正信号生成回路、11は前
記ディジタル入力信号中の欠陥データを補正データで置
換し出力する出力切り替え回路、12は補正に必要な制
御信号を生成する制御回路、15a、15b、15cは
それぞれ補正後のR、G、B各信号が出力される出力端
子である。本発明の欠陥補正装置は、ある色チャンネル
に欠陥データ(以下、このチャンネルを「欠陥チャンネ
ル」という)がある場合、欠陥データの無い他の色チャ
ンネル(以下、「補正用チャンネル」という)の入力信
号を用いて補正データを生成し、この補正データで欠陥
データを置き換える。
【0027】図2は制御回路12の構成図であり、前記
欠陥チャンネル及び補正用チャンネルをそれぞれ指定す
るチャンネル信号ch1、ch2を生成する。Cは図示しない
外部の欠陥検出手段から入力されるチャンネル信号であ
り、欠陥データの有無、および欠陥データが存在する場
合にはその欠陥データの含まれる色チャンネルを識別す
る。ここで、チャンネル信号Cは、3つのチャンネル
R、G、Bおよび欠陥データ無しの4状態を区別できれ
ばよいので2ビットのデータ長のものを用意すればよ
い。例えば表1に示すコードをチャンネル信号Cとして
考える。
【0028】
【表1】
【0029】制御回路12を構成するチャンネルエンコ
ーダー17は、入力されたチャンネル信号の色チャンネ
ルがKであるとすると、残りの2つの色チャンネルのう
ちからチャンネルJ、Lをある一定の規則に従って一意
に決定し、そのチャンネル信号をそれぞれ出力する回路
である。エンコードの規則として、例えば表2に示すも
のを考える。
【0030】
【表2】
【0031】図3に示すようにKがGチャンネルである
場合、RチャンネルがJ、BチャンネルがLに対応付け
られて、それぞれのチャンネル信号が出力される。この
チャンネルエンコーダー17に前記チャンネル信号Cが
入力され、ここでは、そのJ出力をチャンネル信号ch2
とする構成をとる。
【0032】次に、図1の補正信号生成回路2について
説明する。図1中、3a、3b、3cは入力ディジタル
信号のサンプリング周期に相当する遅延時間の遅延素子
であり、Dフリップフロップで構成される。4はチャン
ネル切り替え回路であり、その構成は図5に示されてい
る。図5において21、22はセレクターであり、チャ
ンネル信号ch1、ch2がそれぞれのセレクト信号として入
力され、R、G、B3つの入力信号の中から信号SK
Jをそれぞれ選択する。ここで、信号SKは補正対象の
欠陥データ、SJはこれに対応する補正用チャンネルの
信号である。
【0033】図1において、5は信号SK、SJの差分信
号DJ=SK−SJを算出する加算器、8はチャンネル信
号ch2に基づいて、R、G、B各入力信号のうちから1
つを選択して出力するセレクター、9は加算器である。
10は入力された信号のレベルが所定の範囲内であると
これをそのまま出力し、所定の範囲を超えた場合には所
定の最大値あるいは最小値を出力するクリップ回路であ
り、ここでは、最大値として映像信号のピークレベル、
最小値として黒レベルを設定しておく。
【0034】図6は出力切り替え回路の構成図である。
24a、24b、24cはそれぞれR、G、B各チャン
ネルに対応したセレクターである。各セレクターにはそ
れぞれR、G、Bの各入力信号と、補正信号生成回路2
で生成された補正データDcが入力され、制御信号ch1
に基づいて、そのいずれかがそれぞれ選択されるよう構
成されている。25はアンドゲート、26はインバータ
ーであり、チャンネル信号ch1で指定されたセレクター
にのみハイレベルのセレクト信号が入力されるように接
続されている。
【0035】以上のように構成された本発明の欠陥補正
装置について、以下、その動作を説明する。iを離散化
された、ある任意の時刻とし、このとき入力端子1a、
1b、1cに入力されるディジタル映像信号をそれぞれ
R(i)、G(i)、B(i)とする。今、図4に示すように、
信号データR(i)、G(i)、B(i)のうち、G(i)が欠陥デ
ータであったとして、これを補正する場合を考える。ま
た、簡単のため、遅延素子を除く各ゲートでの遅延時間
は無視できるものとする。
【0036】まず、時刻(i−1)における動作について
説明する。出力切り替え回路11に、入力端子1a、1
b、1cを介してそれぞれ信号データR(i-1)、G(i-
1)、B(i-1)が入力される。ところが、信号データR(i-
1)、G(i-1)、B(i-1)には欠陥データは含まれないの
で、チャンネル信号ch1は補正をしないことを知らせる0
0のコードとなり、出力切り替え回路11の各セレクタ
ーからは、信号データR(i-1)、G(i-1)、B(i-1)がそ
のまま出力される。
【0037】次に、時刻iにおける動作について各ブロ
ック毎に説明する。入力端子1a、1b、1cには、そ
れぞれ信号データR(i)、G(i)、B(i)が入力され、ま
た、G(i)が欠陥データであるから、制御回路12に
は、外部からチャンネル信号CとしてGのチャンネル信
号が入力される。
【0038】制御信号12では、チャンネル信号Cで指
定されたGのチャンネル信号がチャンネル信号ch1とし
て出力され、チャンネルエンコーダ17からは、前述の
(表2の)規則に従ってRのチャンネル信号がチャンネ
ル信号ch2として出力される。
【0039】次に補正信号生成回路2の動作について説
明する。チャンネル切り替え回路4には、それぞれ信号
データR(i-1)、G(i-1)、B(i-1)が入力され、前記チ
ャンネル信号ch1、ch2に従って信号SK、SJとしてそれ
ぞれG(i-1)、R(i-1)が出力される。そのため、加算器
5では、差分信号DJとしてG(i-1)−R(i-1) が出力さ
れる。一方、セレクタ8ではチャンネル信号ch2に基づ
き、信号R(i)が出力される。こうして加算器9からは
次式(数1)で示される信号G´(i)が出力され、クリ
ップ回路10において、G´(i)を映像信号レベル内に
クリップしたものが補正データDcとして出力される。
【0040】
【数1】
【0041】この補正データDcは信号データR(i)、G
(i)、B(i)と共に出力切り替え回路11に入力される。
次にこの出力切り替え回路11の動作について説明す
る。前述したようにチャンネル信号ch1としてGのチャ
ンネル信号が入力されるので、Gチャンネルのみ置換が
行われ、出力端子15a、15b、15cにはそれぞれ
R(i)、G´(i)、B(i)が出力される。すなわち、欠陥
データG(i)が式(数1)で示す補正データに置換され
てこの欠陥データの補正が完了する。
【0042】上記の動作説明ではGチャンネルの欠陥デ
ータを補正する場合について述べたが、チャンネルエン
コーダー17の規則に従い、R(i)が欠陥データである
場合にはBチャンネルの、また、B(i)が欠陥データで
ある場合にはGチャンネルの信号を用いてそれぞれ同様
に補正が行われる。すなわち、本実施形態の欠陥補正装
置では、出力切り替え回路11に入力されるR、G、B
の信号データの中に欠陥データが現れるごとに、上記一
連の動作が繰り返されて各チャンネルの欠陥データがす
べて補正される。
【0043】図4のように、入力される映像信号が無彩
色あるいはそれに近い色をもつ場合にはR、G、B各チ
ャンネルの信号レベルがほぼ等しい、あるいは、互いの
チャンネル間の信号レベルの差は任意の時刻iの近傍で
ほぼ一定である。従って、式(数1)で示す補正値は真
値にほぼ一致することになり、図4のように、欠陥デー
タの現れる時刻iの前後で信号レベルが大きく変化す
る、いわゆる高周波の信号パターンの場合においても正
確な補正が行われ、画質が著しく改善される。映像信号
では、通常、高周波のパターンは無彩色に近い色のもの
が多く、本発明によれば効果的に欠陥データを補正する
ことができる。
【0044】なお、補正信号生成回路は次式(数2)で
示される信号を生成するよう構成した場合でも同様の効
果を得ることができる。
【0045】
【数2】
【0046】(実施形態2)実施形態1において、無彩
色の映像信号のようにR、G、Bすべての色チャンネル
の信号レベルが0でない場合には、チャンネルエンコー
ダー17により、一定の規則で互いのチャンネルの欠陥
データを補正することができる。ところが、図7に示す
ようにRチャンネルの信号が0でG、Bチャンネルの信
号しかない映像信号の場合、Gチャンネルの欠陥データ
は、RチャンネルではなくBチャンネルの信号を用いて
生成する必要がある。このような場合に対応した実施形
態2について以下説明する。本実施の形態では、例えば
Gチャンネルの欠陥データに対し、R、Bのチャンネル
のうちGチャンネルに近い信号レベルをもつ方を選択し
て補正データを生成する。
【0047】図8はこの実施形態2の構成図であり、図
1の実施形態1と同じ構成要素には同じ番号を付してい
る。図において、補正信号生成回路27と制御回路29
以外は実施形態1と同じ構成である。
【0048】まず、補正信号生成回路27の構成につい
て説明する。28はチャンネル切り替え回路であり、図
10にその構成を示す。図10で21、22、23はセ
レクターであり、各セレクタにR、G、B3つの信号が
入力される。各セレクタは、チャンネル信号chJ、ch1、
又はchLにより指定される色チャンネルの信号を選択
し、信号SJ、SK、SLとして出力する。ここで、chJ
chLは後述するように、欠陥チャンネル以外の2つのチ
ャンネル信号であり、信号SJ、SLはそれぞれこれらに
対応する。図8の5、6は次式(数3)で示される差分
信号DJ、DLを生成する加算器である。
【0049】
【数3】
【0050】また、7はセレクターであり、制御信号C
Dに基づいて前記差分信号DJ、DLのうちの小さい方を
出力する。次に、制御回路29の構成について図9を用
いて説明する。実施の形態1の制御回路12にコンパレ
ータ30及びセレクター31が付加された構成になって
いる。外部からチャンネル信号Cがチャンネルエンコー
ダー17に入力され、そのJ、L出力のチャンネル信号
は、それぞれチャンネル信号chJ、chLとして出力され
る。コンパレータ30には加算器5、6から前記差分信
号DJ、DLがそれぞれ入力され、その絶対値が小さい方
を指定する制御信号CD が出力される。すなわち、|DJ
|<|DL|の場合にはJ側を指定する0が、また、|DJ|
>|DL|の場合にはL側を指定する1が制御信号CD
して出力される。セレクター31には前記制御信号CD
がセレクト信号として入力され、CD =0の場合にはチ
ャンネル信号chJ 、CD =1の場合にはチャンネル信号
chLが選択され、チャンネル信号ch2として出力される。
【0051】このように構成された本実施形態について
図7、図8を用いて動作を説明する。実施形態1の場合
と同様、時刻iに図7に示す信号データR(i)、G(i)、
B(i)が入力端子1a、1b、1cから入力され、G(i)
が欠陥データであったとする。
【0052】まず、時刻(i−1)では、図8の入力端子
1a、1b、1cに入力される信号R(i-1)、G(i-1)、
B(i-1)には欠陥データが含まれないので、実施形態1
と同様、出力切り替え回路11の出力端子15a、15
b、15cにはそれぞれ信号R(i-1)、G(i-1)、B(i-
1)がそのまま出力される。
【0053】次に、時刻iおける動作について説明す
る。時刻iに入力端子1a、1b、1cにはそれぞれ信
号R(i)、G(i)、B(i)が入力される。このとき、G(i)
が欠陥データであるから、実施形態1で述べたチャンネ
ルエンコーダーの規則に従い、制御回路29からはチャ
ンネル信号chJ、ch1、chLとしてそれぞれR、G、Bに
対応したチャンネル信号が出力される。一方、チャンネ
ル切り替え回路28には、3つの信号R(i-1)、G(i-
1)、B(i-1)が入力され、チャンネル信号chJ、ch1、chL
により信号SJ、SK、SLとしてそれぞれ、R(i-1)、G
(i-1)、B(i-1)が出力される。従って、加算器5、6で
は差分信号DJ、DLとしてそれぞれ{G(i-1)−R(i-
1)}、{G(i-1)−B(i-1)}が生成され、これらはセレク
ター7及び制御回路29に入力される。制御回路29で
は前述したように2つの差分信号の絶対値の比較が行わ
れ、各入力信号が図7のような場合、|G(i-1)−R(i-
1)|>|G(i-1)−B(i-1)|となり、制御信号CD=1がセ
レクター7に入力される。セレクター7ではこの制御信
号CDに基づいて差分信号DL=G(i-1)−B(i-1)が選
択、出力され加算器9に入力される。すなわち、Bチャ
ンネルが補正用チャンネルとして指定されたことにな
り、制御回路29からはこれを指定するチャンネル信号
ch2がセレクター8に入力されて、信号B(i)が選択され
る。こうして加算器9では次式(数4)で示される信号
G´(i)が生成され、これをクリップ回路10に通して
得られる信号が補正データDcとなる。
【0054】
【数4】
【0055】出力切り替え回路11では実施形態1と同
様、欠陥データG(i)が式(数4)で表される補正デー
タDcに置換されて出力される。また、R、Bの色チャ
ンネルに欠陥データが含まれる場合も同様に補正が行わ
れる。
【0056】以上のように、本実施形態によれば、欠陥
データ付近に2チャンネル分の信号成分しかもたない映
像パターンの場合においても、高精度な欠陥補正を行う
ことができる。 (実施形態3)実施形態1及び2では、各色チャンネル
間の信号レベル差は欠陥データの近傍では一定であると
考えた。ところが、カラー画像において被写体の境界付
近では、例えば図11のGチャンネルとBチャンネルの
信号のように、時刻(i−1)における差分ΔVi-1と時
刻iにおける差分ΔVi とが大きく異なるようなパター
ンも含まれる。このようなパターンにおいて時刻iにお
けるGチャンネルの信号G(i)が欠陥データである場
合、式(数4)で得られる補正データは{B(i)+ΔVi
-1}となり、真値とは異なったものとなる。そこで、こ
のような場合にも高精度な欠陥補正を行うのが実施形態
3である。本実施形態では欠陥データの隣の片方の信号
データだけを用いるのではなく、欠陥データの両隣に位
置した信号データの平均値で差分ΔVを算出する。
【0057】図12は本実施形態の構成図である。本実
施形態では出力切り替え回路、制御回路は実施形態2と
同じもので構成される。ただし、ここでのチャンネル信
号Cは、実際の欠陥データよりも1データ後の信号デー
タが入力端子1a、1b、1cに入力されるときに、そ
の欠陥データに対応したチャンネルのコードが出力され
るものとする。32は本実施形態の補正信号生成回路で
あり、実施形態2の補正信号生成回路10と同じ構成要
素には同一の番号を用いている。図で33a、33b、
33cは入力端子1a、1b、1cから入力されたR、
G、Bの信号に対して1データ分の遅延を行う遅延素子
で、ここではDフリップフロップで構成される。これら
遅延素子33a、33b、33cの出力信号はそれぞれ
出力切り替え回路11及びセレクター8に入力される。
34a、34b、34cは上記遅延素子33a、33
b、33cの各出力信号に対して更に1データ分の遅延
を行う遅延素子でDフリップフロップで構成される。3
5a、35b、35cは入力端子1a、1b、1cから
入力されたR、G、Bの信号と上記遅延素子34a、3
4b、34cの出力信号をそれぞれ加算して出力する加
算器、36a、36b、36cはビットシフトにより入
力される信号の値を1/2にして出力する増幅素子であ
る。これら遅延素子33a、34a、加算器35a、増
幅素子36aはRチャンネルに対応した平均値算出回路
37aを、また、遅延素子33b、34b、加算器35
b、増幅素子36bはGチャンネルに対応した平均値算
出回路37bを、また、遅延素子33c、34c、加算
器35c、増幅素子36cはBチャンネルに対応した平
均値算出回路37cを、それぞれ構成し、これらの各平
均出力信号はチャンネル切り替え回路28に入力され
る。ここで、遅延素子33a、33b、33cは平均値
算出回路を構成するだけでなく、出力切り替え回路10
の入力信号の位相を所定のものにする役割を兼ねる。ま
た、補正信号生成回路32において、上記以外の構成要
素は実施形態2と同じであるからその説明は省略する。
【0058】このように構成された実施形態3の動作に
ついて図12を用いて以下説明する。入力信号は図11
に示すものであり、G(i)が欠陥データであるとして以
下説明する。時刻(i−1)における動作は実施形態
1、2と同じである。
【0059】以下、時刻iにおける動作について説明す
る。入力端子1a、1b、1cのそれぞれに信号R
(i)、G(i)、B(i)が入力され、出力切り替え回路11
には信号R(i-1)、G(i-1)、B(i-1)が入力される。前
述したように本実施形態では、時刻iではチャンネル信
号Cは00であるから、信号R(i-1)、G(i-1)、B(i-1)
がそれぞれそのまま出力切り替え回路11から出力され
る。
【0060】次に、時刻(i+1)における動作について
説明する。時刻(i+1)には入力端子1a、1b、1c
のそれぞれに信号R(i+1)、G(i+1)、B(i+1)が入力さ
れ、出力切り替え回路11及びセレクター8には信号R
(i)、G(i)、B(i)が入力される。平均値算出回路37
a、37b、37cではそれぞれ式(数5)で示す平均
出力信号RAV、GAV、BAVが算出され、これらはチャン
ネル切り替え回路28に入力される。
【0061】
【数5】
【0062】一方、制御回路29では、前述したように
時刻(i+1)において、チャンネル信号Cとして欠陥デ
ータG(i)に対応したGチャンネルのコードが入力され
る。この結果、前述の表2の規則に従ってチャンネル信
号chJ、ch1、chLとしてそれぞれR、G、Bのチャンネ
ル信号が出力される。以下、実施形態2の時刻iにおけ
る動作と全く同じ動作により、差分信号DJ、DLが生成
される。ここで、図11からわかるように次式(数6)
が成り立つ。
【0063】
【数6】
【0064】そのため、制御回路29からは制御信号C
DとしてL側を指定する1が出力され、セレクター7か
らは(数7)で示す差分信号が出力される。
【0065】
【数7】
【0066】また、セレクター8ではチャンネル信号ch
2に基づいて信号B(i)が出力され、加算器9では次式
(数8)で示す信号G´(i)が生成される。
【0067】
【数8】
【0068】こうしてクリップ回路10から補正データ
Dcが出力される。出力切り替え回路11では、実施形
態2と同じ動作により、欠陥データG(i)が(数8)で
示す補正データに置換されて出力される。この補正デー
タは図11に示すG(i)の真値に一致しており、本実施
形態によれば色変化のパターンに対しても欠陥補正が高
精度に行われる。更に、式(数4)と式(数8)とを比
べてわかるように、差分信号ΔVのS/Nは(数8)の
ほうが3dB向上しており、本実施形態によれば、補正
データのS/N改善も同時に行われている。
【0069】なお、本実施形態によれば実施形態1、2
で述べた図4、図7のような高周波のパターンに対して
も同様に高精度な欠陥補正が行われることは言うまでも
ない。 (実施形態4)図13に示すように、有色(ただし、色
度すなわち各チャンネル間の信号比は一定)の高周波パ
ターン中に欠陥データが含まれる場合にも高精度な補正
を行うのが本実施形態である。
【0070】図14は本実施形態の構成図であり、この
図を用いて以下その構成を説明する。図中で図1及び図
12と同一の構成要素には同じ番号を付している。38
は本実施形態の補正信号生成回路である。この補正信号
生成回路38において、4は図5のチャンネル切り替え
回路と同じ構成であり、ここではセレクター21、22
の出力信号をそれぞれS2、S1とする。ここでS1は欠
陥データ、S2はこれに対応した補正用チャンネルの信
号である。39はROMで構成された割り算回路で、チ
ャンネル切り替え回路4の2つの出力信号S1、S2が入
力されると(S1、S2)のアドレスに記録された、式
(数9)で示されるMの値を読み出し出力する。
【0071】
【数9】
【0072】40はこの割り算回路39の出力Mとセレ
クター8の出力信号との掛け算を行う乗算器である。次
に制御回路41の構成について図15を用いて説明す
る。図よりわかるように、実施形態3において図12の
補正信号生成回路32の構成要素であったチャンネル切
り替え回路28、加算器5、6が図9の制御回路29に
付加された構成になっている。すなわち、セレクター3
1に入力されるセレクト信号の生成部分の構成が異なっ
ている。チャンネル切り替え回路28にR、G、B各チ
ャンネルの平均出力信号が入力され、その出力信号
J、SK、SLを基に加算器5、6で生成された差分信
号DJ、DLをコンパレータ30に入力して得られる出力
信号をセレクター31のセレクト信号にするよう構成さ
れている。また、制御回路41では、チャンネル信号と
してch1、ch2のみ出力する。
【0073】このように構成された本実施形態の動作に
ついて図14を用いて以下説明する。入力信号は図13
に示すものであり、G(i)が欠陥データであった場合に
これを補正する動作について説明する。
【0074】時刻iにおける動作は前述の実施形態3と
同じで、出力切り替え回路11からは信号R(i-1)、G
(i-1)、B(i-1)が出力される。次に、時刻(i+1)にお
ける動作について説明する。入力端子1a、1b、1c
のそれぞれに信号R(i+1)、G(i+1)、B(i+1)が入力さ
れ、出力切り替え回路11及びセレクター8には信号R
(i)、G(i)、B(i)が入力される。また、チャンネル切
り替え回路4及び制御回路41には、(数5)で示され
るR、G、B各チャンネルの平均出力信号が入力され
る。一方、図13に示す入力信号では次式(数10)が
成り立つから、制御回路41からは実施形態3と同様、
チャンネル信号ch1、ch2としてそれぞれG、Bに対応し
たチャンネル信号が出力されることになる。
【0075】
【数10】
【0076】そのため、チャンネル切り替え回路4では
信号S1、S2としてそれぞれGAV、BAVが出力される。
割り算回路39では次式(数11)で表される信号比M
が出力され、これが乗算器40に入力される。
【0077】
【数11】
【0078】乗算器40ではセレクター8から出力され
る信号B(i)と前記信号比Mが乗算され、次式(数1
2)で示される信号G´(i)が得られる。
【0079】
【数12】
【0080】これをクリップ回路10に入力して得られ
る出力信号が補正データDcである。こうして出力切り
替え回路11では、欠陥データG(i)が式(数12)で
示す補正データに置換されて出力される。この補正デー
タは、図11において欠陥データのごく近傍で色度変化
がなければ、すなわち、次式(数13)が成り立つ場合
には真値Go(i)に一致する。
【0081】
【数13】
【0082】よって、本実施形態によれば、色度一定の
有色の高周波パターンの場合でも欠陥補正が高精度に行
われる。なお、本実施形態によれば実施形態1、2、3
で述べた図4、図7、図11のパターンに対しても同様
に高精度な欠陥補正が行われることは言うまでもない。 (実施形態5)実施形態4において、図16のような入
力映像信号の場合、G(i)が欠陥データであるとする
と、これに対応した補正データG´(i)は次式(数1
4)に示すように20という値をとる。
【0083】
【数14】
【0084】すなわち、G(i)の真値である10とは大
きく異なった値となる。これは図16の入力映像信号に
おいて式(数13)が成り立っていないことが原因であ
り、このようなことは、欠陥データ周辺の映像信号がほ
ぼ特定の原色信号(ここではG信号)のみから構成され
るときに起こる。そこで、欠陥データの両隣の位置に対
応した補正用チャンネルの平均出力信号がある閾値より
大きい場合には式(数12)による補正データを、ま
た、閾値より小さい場合には欠陥データの両隣の平均値
を補正データとすることにより、上記の点を改善するの
が実施形態5である。
【0085】図17は実施形態5の構成図であり、この
図を用いて以下、その構成を説明する。図中、図14と
同一の構成要素には同じ番号を付している。また、出力
切り替え回路は図14と全く同じものである。
【0086】42は本実施形態の補正信号生成回路であ
り、補正信号選択回路43が付加されたことを除いて図
14の補正信号生成回路38と同じ構成である。補正信
号選択回路43は、制御回路44からの制御信号Csに
基づいて、乗算器40の出力信号と、チャンネル切り替
え回路4の出力信号S1のうち一方を選択的に出力する
セレクターである。図18は制御回路44の構成図であ
り、コンパレータ45が付加されたことを除いて図15
の制御回路41と同じ構成である。コンパレータ45の
一方の入力端子46にはチャンネル切り替え回路4の出
力信号S2が、また、もう片方の入力端子47にはある
閾値Vmが入力され、S2>Vmの場合には0が、S2<V
mの場合には1が制御信号Csとして出力される。ここで
は、閾値Vmとして例えば4を与えるとする。
【0087】このように構成された本実施形態の欠陥補
正装置について図16、図17、図18を参照しながら
その動作を説明する。入力信号は図16に示すものであ
り、信号G(i)が欠陥データであった場合に、これを補
正する動作について説明する。
【0088】時刻iにおける動作は前述の実施形態4と
同じである。時刻(i+1)における動作について以下説
明する。入力端子1a、1b、1cのそれぞれに信号R
(i+1)、G(i+1)、B(i+1)が入力され、乗算器40から
式(数12)で表される信号G´(i)が出力されるまで
の動作は実施形態4と全く同じである。よって、補正信
号選択回路43にはこの信号G´(i)と、信号S1として
{G(i-1)+G(i+1)}/2が入力されることになる。一
方、制御回路44には信号S2として{B(i-1)+B(i+
1)}/2が入力され、S2(=2)<Vm(=4)であるから、Cs
=1が補正信号選択回路43のセレクト信号となる。こ
の結果、補正信号選択回路43からは次式(数15)で
示す信号G´´(i)が出力され、以下、実施形態4と同
様の動作に従って補正データとして出力される。
【0089】
【数15】
【0090】この補正データは図16に示すG(i)の真
値に一致しており、正しい補正が実施されたことにな
る。また、Bチャンネルの入力信号が閾値より大きい、
先の図13のような場合には通常、式(数13)が成り
立ち、この場合には式(数12)で表される補正データ
により高精度な補正が行われる。すなわち、本実施形態
によれば、通常のカラー画像に対し、実施形態4と同
様、高精度な補正を行うだけでなく、式(数13)が成
り立たないような、1つの原色信号のみから構成される
特殊な画像パターンに対してもそれが低周波であれば高
精度な補正を行うことができる。 (実施形態6)先に述べた図16のような映像信号に対
して正常な補正を行う別の一例が実施形態6である。本
実施形態では、式(数11)で表される信号比Mが、あ
る閾値より小さい場合には、これら両チャンネル間には
相関があると判断して式(数12)による補正データ
を、また、閾値より大きい場合には相関なしと判断して
式(数15)による補正データを選択する。
【0091】図19は実施形態6の構成図であり、補正
信号生成回路48において割り算回路39の出力信号M
が制御回路49に入力される点を除いては実施形態5と
全く同じ構成である。一方、制御回路49の構成も図1
8に示したものと同じであるが、本実施形態では、入力
端子46から割り算回路39の出力信号Mが、また入力
端子47からは閾値Vtが入力される。そして、コンパ
レータ45ではVtとMの値が比較され、M<Vtの場合
には0を、M>Vtの場合には1を制御信号Csとして出
力するよう構成されている。ここでは、閾値Vtの値と
して例えば4を設定する。
【0092】このように構成された本実施形態の欠陥補
正装置について図16、図19を参照しながらその動作
を説明する。実施形態5のときと同様、入力信号は図1
6に示すものを考え、G(i)が欠陥データであった場合
にこれを補正する動作について説明する。時刻(i+1)
において割り算回路39から式(数11)で示されるM
の値が算出されるまでの動作は実施形態5と全く同じで
ある。図16よりM=10であるからM>Vtとなり、
制御回路49から制御信号Cs=1が出力される。よっ
て、補正信号選択回路43からは式(数15)で示され
る信号が出力される。以後の動作は実施形態5と同じで
ある。
【0093】このようにして本実施形態においても実施
形態5と同様、式(数13)が成り立たないような、1
つの原色信号のみから構成される特殊な画像パターンに
対しても、それが低周波であれば高精度な補正を行うこ
とができる。
【0094】また、本実施形態ではチャンネル間の信号
比Mの値を用いて補正データの選択を行っているので、
特に無彩色、あるいは2チャンネル間に相関がある画像
パターンにおいて実施形態5に対して優位性がある。例
えば、実施形態5では閾値Vmを4に設定した場合、図
16の入力信号では前述したように正常な補正が可能で
あるが、図20のような入力信号の場合、式(数15)
による補正データが生成されるので十分な補正ができな
い。ところが、本実施形態では閾値Vtを例えば4とす
ることで図16の入力信号の場合には式(数15)、図
20の入力信号の場合には式(数12)により補正デー
タが生成され、常に正常な補正が行われる。 (実施形態7)実施形態6において入力画像が静止画の
場合、チャンネル間の信号比Mの値はそれぞれの欠陥デ
ータに対し一定の値をとる。ところが、実際の各色チャ
ンネルの信号にはノイズ成分が含まれており、その影響
を受けてMの値は、ある幅で変動している。特に、補正
用チャンネルの信号レベルが低い場合にはノイズの影響
を受けて信号比Mの値が大きく変動する。今、ある欠陥
データ部の信号比Mが閾値Vtとほぼ等しい場合には、
この信号比Mの変動に合わせて、M<VtとM>Vtの状
態が交互に起こり、(数12)による補正データと(数
15)による補正データが、この欠陥データに対応した
出力画像上の点で交互に現れることになる。これは視覚
的に目立つノイズとなる。このようなことは実施形態5
の場合でも同様に発生する。このように、ノイズの影響
を受けてMの値が変動した場合にも補正データの画像上
での影響を小さくするのが実施形態7である。
【0095】本実施形態では、2種の補正データのうち
の一方を選択的に出力するのではなく、閾値とMの値の
差に応じた補正データを生成することにより、出力画像
上の補正データレベルの変動量を小さくする。
【0096】図21は本実施形態の構成図である。出力
切り替え回路11はこれまでの実施形態と同じものであ
る。補正信号生成回路50は、乗算器40の後にクリッ
プ回路10が接続され、クリップ回路の出力信号及び信
号S1が51のマトリクス回路に入力される点を除いて
図14と同じ構成である。マトリクス回路51の構成を
図22に示す。56、57は乗算器で、入力端子53、
54からそれぞれクリップ回路の出力信号、信号S1
入力される。そして、制御回路52から入力される係数
α、βがこれらの信号とそれぞれ乗算される。58は加
算器であり、これらの乗算結果を加算した値を補正デー
タDcとして出力する。
【0097】制御回路52の構成を図23に示す。制御
信号Csの代わりに係数α、βを生成する点を除いて、
図18の制御回路44と同じ構成である。以下、この係
数α、βを生成する部分の構成について説明する。5
9、60、61、62はコンパレータであり、入力端子
46から共通に信号比Mが入力される一方、それぞれ入
力端子64、65、66、67から閾値Vt4、Vt3、V
t2、Vt1が入力される。63は係数エンコーダーであ
り、上記コンパレータの出力結果に基づいて、次式(数
16)が成り立つような係数α、βの値を生成する。
【0098】
【数16】
【0099】このように構成された本実施形態の欠陥補
正装置について図21、図23を参照しながらその動作
を説明する。実施形態5のときと同様、入力信号は図2
4に示すものであり、G(i)が欠陥データであった場合
にこれを補正する動作について説明する。時刻(i+1)
において実施形態5の場合と同様にしてクリップ回路1
0から式(数12)で示される信号G´(i)、チャンネ
ル切り替え回路4から式(数15)で示される信号G´
´(i)が出力される。マトリクス回路51では、次の式
(数17)で示される補正データGαβ(i)が生成され
てこれが出力切り替え回路11で欠陥データG(i)と置
換される。
【0100】
【数17】
【0101】次に、入力信号にノイズが含まれる場合に
ついて本実施形態の、実施形態6に対する優位性につい
て、図24、図25を用いて具体的に説明する。図24
では信号比Mの値は4であるが、これが信号中のノイズ
の影響で図25(a)のように、ある任意の時刻i0にお
いて3.9、これより1フレーム後の時刻i1に4.2という値
をとったとする。この1フレーム間の、出力画像上の補
正データのレベル変動量を考える。まず、実施形態6の
場合について説明する。実施形態6で閾値Vtを4に設
定していたとすると、出力画像上の補正データ値は時刻
i0では式(数10)により16を、時刻i1では式(数1
5)により8となる。すなわち、欠陥データG(i)に対
応した出力画像のレベルが1フレームで8だけ変動する
ことになる。次に、本実施形態の場合について説明す
る。例えば、閾値Vt4、Vt3、Vt2、Vt1をそれぞれ表
3のように、また、これに対応した係数α、βの値を表
4のように設定していたとする。
【0102】
【表3】
【0103】
【表4】
【0104】この場合、時刻i0、i1における信号比Mと
各閾値の関係は図25(b)のようになり、時刻i0、i1
における補正データの値はそれぞれ式(数17)に従っ
て12、10となる。すなわち、出力画像のレベル変動
は2であり、先の実施形態6の場合よりも変動量が少な
く、ノイズの影響が小さい。信号比Mの変動量が更に大
きい場合にも本実施形態ではその変動量に応じた係数
α、βの値を用いて補正データを生成するので、実施形
態6の場合よりも変動量の小さい補正データが得られ
る。
【0105】また、本実施形態で、信号比Mの値がM<
Vt1のときはα=1、β=0となり式(数12)により
補正データを、M>Vt4のときはα=0、β=1となり
式(数15)により補正データを生成する。このよう
に、本実施形態では、信号比Mの値がVt1〜Vt4の範囲
より離れているときは実施形態6と同じ動作をし、Vt1
〜Vt4の範囲では信号比Mの値に応じた補正データを生
成するのでノイズの影響を受けにくく、安定した補正が
行われる。 (実施形態8)一般に、ディジタル信号処理回路におい
て、演算による丸め誤差を付加させないためには各演算
後の信号のビット長は通常、入力信号のビット長より大
きいものになる。本発明の欠陥補正装置では、欠陥デー
タ以外の正常な信号データはそのまま出力し、欠陥デー
タのみ補正データに置換して出力する。通常、欠陥デー
タは正常な信号データに比べ、はるかに少ないため、補
正データの有効ビット長が、入力信号より小さいもので
あっても補正後の出力画像のSNは劣化しない。また、
このビット低減による丸め誤差(量子化誤差)は、もと
もと補正データのもつ補正誤差(補正データと真の信号
値との差)に比べて十分小さいので視覚的にも影響がな
い。以上の理由により、入力信号より小さい有効ビット
長の補正データを生成するよう補正信号生成回路を構成
し、回路規模の低減を図ったものが実施形態8である。
【0106】図26に本実施形態の構成図を示す。68
は入力信号よりNビット分ビット数の少ない信号を出力
するビット長低減手段、69は入力信号よりNビット分
ビット数の多い信号を出力するビット長増加手段であ
り、これらが付加されたことを除いて図19に示す実施
形態6と同じ構成である。ビット長低減手段は入力信号
の上位数ビット分のみを出力側に接続することにより、
また、ビット長増加手段は値0をもつ数ビット分の信号
線を下位ビットとして入力信号線に付加して出力するよ
う接続することにより実現できる。また、本実施形態の
動作は前述の実施形態6と全く同じである。今、入力信
号が10ビットのとき、実施形態6ではチャンネル切り
替え回路4は11ビット、セレクター8は10ビット、
割り算回路39は11×11ビット、乗算器40は10
×22ビット、補正信号選択回路43及びクリップ回路
10は32ビットの入力ビット数がそれぞれ必要であ
る。一方、本実施形態では例えば、N=2としたとき、
チャンネル切り替え回路4は9ビット、セレクター8は
8ビット、割り算回路39は9×9ビット、乗算器40
は8×18ビット、補正信号選択回路43及びクリップ
回路10は26ビットの入力ビット数のものでよく、回
路規模が大幅に低減される。実際には、Nの値は本発明
の欠陥補正装置に入力される信号の、SN及びビット長
を考慮して決定する。また、本実施形態では、ビット長
低減手段68は信号中のノイズの変動を抑える役割もす
るので、実施形態6で発生した補正データ値の変動も抑
えられる効果がある。これについて図27を用いてもう
少し詳しく説明する。図27(a)はビット長低減手段
68に入力される信号Vが入力信号中のノイズの影響に
より時間的に変動する様子を示す。図示するように、通
常、このノイズ変動量はこの信号の量子化幅より大き
い。一方、ビット長低減手段68の出力信号は図27
(b)に示すように、量子化幅が大きくなっており、も
ともと信号に含まれていたノイズが埋もれたものにな
る。すなわち、信号値の変動頻度は図27(a)の場合
に比べて少なくなる。この結果、信号比Mの変動頻度も
低減されるので、出力画像上の補正データの変動が視覚
的に抑えられる。ノイズの変動量に対して量子化幅が十
分大きくなるようにビット数低減を行うことにより、出
力画像上の補正データの変動をほぼ完全に抑えることが
できる。
【0107】なお、ここでは実施形態6の場合を例に挙
げたが、他のどの実施形態についても同様に、補正信号
生成回路のビット長を小さくした構成を考えることがで
き、回路規模の低減を図ることができる。 (実施形態9)図28は前述の実施形態2の欠陥補正装
置をビデオカメラに用いた本実施形態の構成図である。
以下、この図を用いてその構成について説明する。図で
100a、100b、100cはそれぞれ被写体のR、
G、B三原色画像を撮像する固体撮像素子であり、好ま
しくはCCD(Charge Coupled Device)で構成され
る。101は、これらのCCDを駆動する駆動回路、1
02a、102b、102cはそれぞれR、G、B各チ
ャンネルに対応したCDS(Corelated Double Samplin
g)回路であり、前記CCDの出力信号中のリセットノ
イズを除去する。103a、103b、103cはそれ
ぞれ前記ノイズ除去後のR、G、Bに対応したCCDの
出力信号を画素単位にディジタル信号に変換するA/D
変換器である。そして、これらR、G、Bに対応したデ
ィジタル信号はそれぞれ入力端子1a、1b、1cか
ら、実施形態1で述べた欠陥補正装置86へ入力され
る。この欠陥補正装置86では前述の欠陥補正が施さ
れ、その出力信号は出力端子15a、15b、15cか
らプロセス回路108a、108b、108cに入力さ
れる。これらプロセス回路では、クランプ、ガンマ・ニ
ー補正、ゲイン調整など映像信号に必要な処理がされ、
その出力信号は出力端子99a、99b、99cから外
部に出力される。
【0108】また、104はCCDの駆動や信号処理に
必要なパルスを生成するタイミングジェネレーター
(T.G.)であり、前記入力端子1a、1b、1cに入
力される前記ディジタル信号における各離散化データ
の、出力画像上の位置座標(h、v)をアドレスデータ
として、この信号に同期して欠陥検出手段109に送
る。欠陥検出手段109は、コンパレータ106、RO
M(Read Only Memory)105、2ビットのアンドゲー
ト107で構成され、前記チャンネル信号Cを生成す
る。ROM105には予め各CCDに含まれるすべての
欠陥画素について、その水平、垂直の位置x,y及びそ
のCCDを識別するためのコードchを1組とした欠陥ア
ドレスデータ(x,y,ch)を書き込んでおく。そし
て、このROM13はある欠陥データの補正が完了する
まではこれに対応した欠陥アドレスデータ(x、y、c
h)を出力し続け、この欠陥データの補正が完了すると
初めて、次の欠陥画素の欠陥アドレスデータを読み出す
動作を順次繰り返すように制御する。ここでコードchは
3つのチャンネルR、G、Bを識別すればよいので2ビ
ット、x、yは例えばバイビジョンではx:1〜192
0(1ライン有効画素数)、y:1〜518(1フィー
ルドライン数)であるからそれぞれ11、10ビットの
データ長のものを用意すればよい。ここで、R、G、B
に対応したコードchは、(表1)に示したものと同じも
のとする。また、コンパレータ106では前記アドレス
データと前記欠陥アドレスデータが比較され、h=x、
v=yのときのみハイレベルのパルスを出力する。
【0109】次に、このように構成された本実施形態の
動作を説明する。CCD100a、100b、100c
からそれぞれ出力されたR、G、Bの各信号はCDS回
路102a、102b、102cでそれぞれノイズ除去
された後、A/D変換器で、画素周期で離散化されてデ
ィジタル映像信号となる。離散化された任意の時刻iに
おける、前記ディジタル映像信号R(i)、G(i)、B(i)
が前述の図4であり、G(i)が欠陥画素に対応した欠陥
データであったとする。以下、時刻iにおける、欠陥検
出手段109の動作について説明する。時刻iには前記
信号データR(i)、G(i)、B(i)に同期してそのアドレ
スデータ(hi、vi)がタイミングジェネレータ104
からコンパレータ106に入力される。また、ROM1
05からは、補正対象である欠陥データG(i)のアドレ
スデータ(xi、yi)及びGチャンネルのコードch=10
が既に、それぞれコンパレータ106、アンドゲート1
07に入力されている。この結果、hi=xi、vi=yi
が成り立ち、コンパレータ106からハイレベルのパ
ルスが出力されるので、アンドゲート107からはGチ
ャンネルのコードが、チャンネル信号Cとして出力され
る。
【0110】欠陥補正装置86では実施形態2で述べた
動作により、欠陥データG(i)が補正され、出力端子1
5a、15b、15cからは欠陥補正後の信号R(i)、
G´(i)、B(i)が出力される。これらは更に、プロセス
回路108a、108b、108cで処理されてカメラ
の出力信号として出力端子99a、99b、99cから
出力される。以下、こうして実施形態2と同じように、
各CCDから出力される欠陥データはすべて高精度に補
正されるので、従来は破棄されていたような、多くの欠
陥画素を含んだCCDをビデオカメラの撮像デバイスと
して利用できるようになる。従って、従来より低コスト
のビデオカメラが実現できる。
【0111】また、図28の欠陥補正装置86を前述の
実施形態3、4、6、7または8の欠陥補正装置87、
88、89、90、91でそれぞれ置き換えた構成のビ
デオカメラを考えることができ、これらの動作はそれぞ
れ上記と同じように説明することができる。そして、こ
れらは上記と同様の効果を奏する。
【0112】
【発明の効果】以上のように本発明の欠陥補正装置は、
欠陥データの属する色チャンネルとこれ以外の他の色チ
ャンネルの信号レベルの相関に基づいて補正を行うの
で、欠陥データ周辺の画像パターンによらず常に高精度
な補正を行い、欠陥データによる画質劣化を大幅に改善
することができる。また、補正データを生成するブロッ
クをチャンネル間で共有することができるので、小さい
回路規模で実現できる。また、本発明をハイビジョンな
ど多画素化されたビデオカメラに用いることにより、従
来使用できなかった欠陥画素を有する固体撮像素子を活
用することができる。この結果、カメラの低コスト化が
実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る欠陥補正装置の全体
構成図
【図2】図1の欠陥補正装置における制御回路の構成図
【図3】本発明におけるチャンネルエンコーダの動作説
明図
【図4】図1の欠陥補正装置における入力信号を示す図
【図5】実施形態1におけるチャンネル切り替え回路の
構成図
【図6】本発明における出力切り替え回路の構成図
【図7】本発明の実施形態2に係る欠陥補正装置の入力
信号を表す図
【図8】本発明の実施形態2に係る欠陥補正装置の全体
構成図
【図9】図8の欠陥補正装置における制御回路の構成図
【図10】図8の欠陥補正装置におけるチャンネル切り
替え回路の構成図
【図11】本発明の実施形態3に係る欠陥補正装置の入
力信号を表す図
【図12】本発明の実施形態3に係る欠陥補正装置の全
体構成図
【図13】本発明の実施形態4に係る欠陥補正装置の入
力信号を表す図
【図14】本発明の実施形態4に係る欠陥補正装置の全
体構成図
【図15】図14の欠陥補正装置における制御回路の構
成図
【図16】本発明の実施形態5に係る欠陥補正装置の入
力信号を表す図
【図17】本発明の実施形態5に係る欠陥補正装置の全
体構成図
【図18】図14の欠陥補正装置における制御回路の構
成図
【図19】本発明の実施形態6に係る欠陥補正装置の全
体構成図
【図20】実施形態5の欠陥補正装置では十分な補正が
できないが実施形態6の欠陥補正装置では正常な補正が
できる入力信号を示す図
【図21】本発明の実施形態7に係る欠陥補正装置の全
体構成図
【図22】図21の欠陥補正装置におけるマトリクス回
路の構成図
【図23】図21の欠陥補正装置における制御回路の構
成図
【図24】図21の欠陥補正装置における入力信号を示
す図
【図25】(a)実施形態6の欠陥補正装置における信
号比Mと閾値の関係を表す図 (b)実施形態7の欠陥補正装置における信号比Mと閾
値の関係を表す図
【図26】本発明の実施形態8に係る欠陥補正装置の全
体構成図
【図27】(a)実施形態8の欠陥補正装置におけるビ
ット長低減手段の入力信号の変動を表す図 (b)実施形態8の欠陥補正装置ににおけるビット長低
減手段の出力信号の変動を表す図
【図28】本発明の実施形態9に係る欠陥補正装置の全
体構成図
【図29】従来の欠陥補正装置の全体構成図
【図30】(a)従来の欠陥補正装置の低周波の入力信
号を示す図 (b)従来の欠陥補正装置の高周波の入力信号を示す図
【符号の説明】
2,27,32,38,42,48,50,85 補正
信号生成回路 11 出力切り替え回路 12,29,41,44,49,52 制御回路 86,87,88,89,90,91 欠陥補正装置 100a,100b,100c CCD(固体撮像素
子) 109 欠陥検出手段

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の映像信号が入力され、前記複数の
    映像信号のうちから第1の映像信号、第2の映像信号を
    それぞれ選択し、任意の時刻iにおける前記第1の映像
    信号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)
    とし、x(i)が欠陥信号である場合にこれを、ある時間幅
    をtとして、 y(i)+{x(i-t)−y(i-t)} で得られる補正信号で置換することを特徴とする欠陥補
    正装置。
  2. 【請求項2】 複数の映像信号が入力され、前記複数の
    映像信号のうちから第1の映像信号、第2の映像信号を
    それぞれ選択し、任意の時刻iにおける前記第1の映像
    信号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)
    とし、x(i)が欠陥信号である場合にこれを、ある時間幅
    をtとして、 y(i)+{x(i+t)−y(i+t)} で得られる補正信号で置換することを特徴とする欠陥補
    正装置。
  3. 【請求項3】 複数の映像信号が入力され、前記複数の
    映像信号のうちから第1の映像信号、第2の映像信号を
    それぞれ選択し、任意の時刻iにおける前記第1の映像
    信号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)
    とし、x(i)が欠陥信号である場合にこれを、ある時間幅
    をtとして、 y(i)+{x(i-t)+x(i+t)−y(i-t)−y(i+t)}/2 で得られる補正信号で置換することを特徴とする欠陥補
    正装置。
  4. 【請求項4】 複数の映像信号が入力され、前記複数の
    映像信号のうちから第1の映像信号、第2の映像信号を
    それぞれ選択し、任意の時刻iにおける前記第1の映像
    信号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)
    とし、x(i)が欠陥信号である場合にこれを、ある時間幅
    をtとして、 y(i)*{x(i-t)+x(i+t)}/{y(i-t)+y(i+t)} で得られる補正信号で置換することを特徴とする欠陥補
    正装置。
  5. 【請求項5】 複数の映像信号が入力され、前記複数の
    映像信号のうちから第1の映像信号、第2の映像信号を
    それぞれ選択し、任意の時刻iにおける前記第1の映像
    信号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)
    とし、x(i)が欠陥信号である場合に、ある時間幅をtと
    して、 y(i)*{x(i-t)+x(i+t)}/{y(i-t)+y(i+t)} で示される第1の補正信号と、 {x(i-t)+x(i+t)}/2 で示される第2の補正信号のうち一方を選択して前記欠
    陥信号x(i)と置換することを特徴とする欠陥補正装置。
  6. 【請求項6】 任意の時刻iにおける前記第1の映像信
    号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)と
    し、x(i)が欠陥信号である場合に、 {x(i-t)+x(i+t)}/{y(i-t)+y(i+t)} で示される値が、予め設定した閾値Vt(>1)より小
    さい場合には前記第1の補正信号を、閾値Vtより大き
    い場合には前記第2の補正信号を補正信号として選択す
    ることを特徴とする請求項5記載の欠陥補正装置。
  7. 【請求項7】 任意の時刻iにおける前記第1の映像信
    号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)と
    し、x(i)が欠陥信号である場合に、 {y(i-t)+y(i+t)}/2 で示される値が予め設定した閾値Vmより大きい場合に
    は前記第1の補正信号を、閾値Vmより小さい場合には
    前記第2の補正信号を補正信号として選択することを特
    徴とする請求項5記載の欠陥補正装置。
  8. 【請求項8】 複数の映像信号が入力され、前記複数の
    映像信号のうちから第1の映像信号、第2の映像信号を
    それぞれ選択し、任意の時刻iにおける前記第1の映像
    信号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)
    とし、x(i)が欠陥信号である場合に、α、βをα+β=
    1なる実数とし、ある時間幅をtとして、 α*y(i)*{x(i-t)+x(i+t)}/{y(i-t)+y(i+t)}+β*
    {x(i-t)+x(i+t)}/2 で示される補正信号で前記欠陥信号を置換することを特
    徴とする欠陥補正装置。
  9. 【請求項9】 任意の時刻iにおける前記第1の映像信
    号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)と
    し、x(i)が欠陥信号である場合に、 M={x(i-t)+x(i+t)}/{y(i-t)+y(i+t)} で示されるMの値を、予め設定したN個の閾値Vk(k
    =1、2・・・N、N>1、V1<V2<・・・<VN)
    と比較してVn<M<Vn+1である場合に、 (VN−Vn)/(VN−V1)、(Vn−V1)/(VN−
    V1) で示される値をそれぞれα、βとすることを特徴とする
    請求項8記載の欠陥補正装置。
  10. 【請求項10】 任意の時刻iにおける前記第1の映像
    信号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)
    とし、x(i)が欠陥信号である場合に、 M={x(i-t)+x(i+t)}/{y(i-t)+y(i+t)} で示されるMの値を予め設定したVL<VHなる2つの閾
    値VL、VHと比較して、M<VLのときα=1、β=
    0、VL<M<VHのときα=(VH−M)/(VH−V
    L)、β=(M−VL)/(VH−VL)、M>VHのとき
    α=0、β=1とすることを特徴とする請求項8記載の
    欠陥補正装置。
  11. 【請求項11】 任意の時刻iにおける前記第1の映像
    信号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)
    とし、x(i)が欠陥信号である場合に、 B={y(i-t)+y(i+t)}/2 で示されるBの値を予め設定したVL<VHなる2つの閾
    値VL、VHと比較して,B<VLのときα=0、β=
    1、VL<B<VHのときα=(B−VL)/(VH−V
    L)、β=(VH−B)/(VH−VL)、B>VHのとき
    α=1、β=0とすることを特徴とする請求項8記載の
    欠陥補正装置。
  12. 【請求項12】 前記複数の映像信号をディジタルに変
    換したディジタル信号を入力し、前記時間幅tをこのデ
    ィジタル信号の周期に等しくとることを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5又は8記載の欠陥補正装置。
  13. 【請求項13】 前記ディジタル信号のビット長を1ビ
    ット以上小さくして得られるディジタル信号を基に前記
    補正信号を生成することを特徴とする請求項12記載の
    欠陥補正装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の映像信号の、任意の時刻i
    における信号値x(i)が欠陥信号である場合に、前記複数
    の映像信号のうちから前記第1の映像信号以外の任意の
    映像信号を選択し、その時刻iにおける信号値をz(i)と
    したとき、 {x(i-t)−z(i-t)} の絶対値が最小になる前記映像信号を前記第2の映像信
    号とすることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又
    は8記載の欠陥補正装置。
  15. 【請求項15】 前記第1の映像信号の、任意の時刻i
    における信号値x(i)が欠陥信号である場合に、前記複数
    の映像信号のうちから、前記第1の映像信号以外の任意
    の映像信号を選択し、その時刻iにおける信号値をz(i)
    としたとき、 {x(i+t)−z(i+t)} の絶対値が最小になる前記映像信号を前記第2の映像信
    号とすることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又
    は8記載の欠陥補正装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の映像信号の、任意の時刻i
    における信号値x(i)が欠陥信号である場合に、前記複数
    の映像信号のうちから、前記第1の映像信号以外の任意
    の映像信号を選択し、その時刻iにおける信号値をz(i)
    としたとき、 {x(i-t)+x(i+t)−z(i-t)−z(i+t)} の絶対値が最小になる前記映像信号を前記第2の映像信
    号とすることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又
    は8記載の欠陥補正装置。
  17. 【請求項17】 複数の固体撮像素子と、これら複数の
    固体撮像素子の各出力信号を入力信号とする請求項1記
    載の欠陥補正装置とを備え、前記時間幅tを前記固体撮
    像素子の出力信号の画素周期に等しくとることを特徴と
    する固体撮像装置。
  18. 【請求項18】 複数の固体撮像素子と、これら複数の
    固体撮像素子の各出力信号を入力信号とする請求項2記
    載の欠陥補正装置とを備え、前記時間幅tを前記固体撮
    像素子の出力信号の画素周期に等しくとることを特徴と
    する固体撮像装置。
  19. 【請求項19】 複数の固体撮像素子と、これら複数の
    固体撮像素子の各出力信号を入力信号とする請求項3記
    載の欠陥補正装置とを備え、前記時間幅tを前記固体撮
    像素子の出力信号の画素周期に等しくとることを特徴と
    する固体撮像装置。
  20. 【請求項20】 複数の固体撮像素子と、これら複数の
    固体撮像素子の各出力信号を入力信号とする請求項4記
    載の欠陥補正装置とを備え、前記時間幅tを前記固体撮
    像素子の出力信号の画素周期に等しくとることを特徴と
    する固体撮像装置。
  21. 【請求項21】 複数の固体撮像素子と、これら複数の
    固体撮像素子の各出力信号を入力信号とする請求項5記
    載の欠陥補正装置とを備え、前記時間幅tを前記固体撮
    像素子の出力信号の画素周期に等しくとることを特徴と
    する固体撮像装置。
  22. 【請求項22】 複数の固体撮像素子と、これら複数の
    固体撮像素子の各出力信号を入力信号とする請求項8記
    載の欠陥補正装置とを備え、前記時間幅tを前記固体撮
    像素子の出力信号の画素周期に等しくとることを特徴と
    する固体撮像装置。
  23. 【請求項23】 前記複数の固体撮像素子の各出力信号
    を画素単位にディジタル信号に変換したものを入力信号
    とする請求項17、18、19、20、21又は22記
    載の固体撮像装置。
  24. 【請求項24】 前記ディジタル信号のビット長を1ビ
    ット以上小さくして得られるディジタル信号を基に前記
    補正信号を生成することを特徴とする請求項23記載の
    固体撮像装置。
JP08861896A 1996-04-10 1996-04-10 欠陥補正装置及びこれを用いた固体撮像装置 Expired - Fee Related JP3830574B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08861896A JP3830574B2 (ja) 1996-04-10 1996-04-10 欠陥補正装置及びこれを用いた固体撮像装置
US08/838,638 US6081917A (en) 1996-04-10 1997-04-09 Error correction apparatus and solid state image capturing apparatus using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08861896A JP3830574B2 (ja) 1996-04-10 1996-04-10 欠陥補正装置及びこれを用いた固体撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09284783A true JPH09284783A (ja) 1997-10-31
JP3830574B2 JP3830574B2 (ja) 2006-10-04

Family

ID=13947803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08861896A Expired - Fee Related JP3830574B2 (ja) 1996-04-10 1996-04-10 欠陥補正装置及びこれを用いた固体撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6081917A (ja)
JP (1) JP3830574B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002150282A (ja) * 2000-11-10 2002-05-24 Sony Corp 画像処理装置及びその方法、並びにプログラム記録媒体
US6424382B1 (en) 1998-10-20 2002-07-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Error picture image data correction apparatus and method of the same
JP2006211069A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Sony Corp 欠陥検出装置および欠陥検出方法、欠陥補正装置および欠陥補正方法、ならびに撮像装置
US7443433B2 (en) 2003-01-23 2008-10-28 Sony Corporation Pixel compensating circuit, method for compensating pixels, and image taking apparatus employing such pixel compensating circuit
JP2009177792A (ja) * 2007-12-28 2009-08-06 Nikon Corp 画像処理装置、および撮像装置
JP2009261025A (ja) * 2009-08-10 2009-11-05 Victor Co Of Japan Ltd 欠陥画素出力信号補正方法
KR100966689B1 (ko) * 2003-09-09 2010-06-29 엘지전자 주식회사 디지털 카메라의 결점화소 보완장치 및 방법
JP2010166236A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Nikon Corp 画像処理装置、撮像装置及び画像処理プログラム
JP2010187409A (ja) * 2010-05-17 2010-08-26 Sony Corp 欠陥補正装置および欠陥補正方法、ならびに撮像装置
JP2012065324A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Foveon Inc デジタルカラー画像内の欠陥ピクセルの補正
US8559762B2 (en) 2007-12-28 2013-10-15 Nikon Corporation Image processing method and apparatus for interpolating defective pixels
US8849061B2 (en) 2012-03-13 2014-09-30 Panasonic Corporation Noise reduction device and noise reduction method
JP2017041738A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 株式会社東芝 固体撮像装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000019712A1 (de) * 1998-09-30 2000-04-06 Infineon Technologies Ag Verfahren und vorrichtung zur korrektur defekter bildpunkte eines bildsensors
US6618115B1 (en) * 1999-11-19 2003-09-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Defective pixel compensation system and display device using the system
JP3636046B2 (ja) * 2000-07-31 2005-04-06 株式会社日立国際電気 固体撮像素子の画素欠陥検出方法およびその方法を用いた撮像装置
US7388609B2 (en) * 2003-07-07 2008-06-17 Zoran Corporation Dynamic identification and correction of defective pixels
US8547257B2 (en) * 2011-10-26 2013-10-01 Texas Instruments Incorporated Digital error correction in an analog-to-digital converter
JP6225328B2 (ja) 2013-02-18 2017-11-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 欠陥画素の補正装置および補正方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4734774A (en) * 1981-08-14 1988-03-29 Texas Instruments Incorporated CCD imager video output defect compensation
JPS5868378A (ja) * 1981-10-19 1983-04-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体撮像素子の欠陥補償方式
US5113246A (en) * 1985-10-11 1992-05-12 Canon Kabushiki Kaisha Image sensing apparatus for correcting a defect in color signals generated by a CCD
US5327247A (en) * 1988-12-23 1994-07-05 Rank Cintel Ltd. Compensation of losses and defects in telecine devices
DE69026143T2 (de) * 1989-06-07 1996-08-22 Canon Kk Kodefehler korrigierende Vorhersage-Decodiervorrichtung
FR2652695B1 (fr) * 1989-10-03 1993-04-16 Thomson Csf Procede et dispositif de visualisation d'images, a correction automatique de defauts par contre-reaction.
KR100188897B1 (ko) * 1990-01-31 1999-06-01 이데이 노부유끼 고체촬상장치의 화상결합보정회로
JPH04345383A (ja) * 1991-05-23 1992-12-01 Hitachi Ltd 画像欠陥補正回路
JP3421860B2 (ja) * 1992-11-27 2003-06-30 ソニー株式会社 固体撮像素子の補正装置
JPH07336565A (ja) * 1994-06-09 1995-12-22 Sony Corp 固体撮像素子の欠陥補正方法及びその欠陥補正回路
US5790199A (en) * 1997-03-06 1998-08-04 International Business Machines Corporation Method and apparatus to accommodate partial picture input to an MPEG-compliant encoder

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6424382B1 (en) 1998-10-20 2002-07-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Error picture image data correction apparatus and method of the same
JP2002150282A (ja) * 2000-11-10 2002-05-24 Sony Corp 画像処理装置及びその方法、並びにプログラム記録媒体
US7443433B2 (en) 2003-01-23 2008-10-28 Sony Corporation Pixel compensating circuit, method for compensating pixels, and image taking apparatus employing such pixel compensating circuit
KR100966689B1 (ko) * 2003-09-09 2010-06-29 엘지전자 주식회사 디지털 카메라의 결점화소 보완장치 및 방법
JP2006211069A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Sony Corp 欠陥検出装置および欠陥検出方法、欠陥補正装置および欠陥補正方法、ならびに撮像装置
JP4548128B2 (ja) * 2005-01-26 2010-09-22 ソニー株式会社 欠陥検出装置および欠陥検出方法、ならびに撮像装置
JP2009177792A (ja) * 2007-12-28 2009-08-06 Nikon Corp 画像処理装置、および撮像装置
US8559762B2 (en) 2007-12-28 2013-10-15 Nikon Corporation Image processing method and apparatus for interpolating defective pixels
JP2010166236A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Nikon Corp 画像処理装置、撮像装置及び画像処理プログラム
JP2009261025A (ja) * 2009-08-10 2009-11-05 Victor Co Of Japan Ltd 欠陥画素出力信号補正方法
JP2010187409A (ja) * 2010-05-17 2010-08-26 Sony Corp 欠陥補正装置および欠陥補正方法、ならびに撮像装置
JP2012065324A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Foveon Inc デジタルカラー画像内の欠陥ピクセルの補正
US8849061B2 (en) 2012-03-13 2014-09-30 Panasonic Corporation Noise reduction device and noise reduction method
JP2017041738A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 株式会社東芝 固体撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6081917A (en) 2000-06-27
JP3830574B2 (ja) 2006-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3830574B2 (ja) 欠陥補正装置及びこれを用いた固体撮像装置
US5355164A (en) Method and apparatus of correction image read signals by removing the influence of dark current therefrom
JP2565260B2 (ja) 固体撮像装置用画像欠陥補正装置
US7432966B2 (en) Image data correcting method and imaging device
JP2007166527A (ja) 画像データ処理回路および画像データ処理方法
JP3664231B2 (ja) カラー画像処理装置
KR20080034803A (ko) 화상 신호 처리 장치, 촬상 장치, 화상 신호 처리 방법, 및컴퓨터 프로그램 제품
KR100618512B1 (ko) 고체 촬상 장치, 이미지 센서, 화상 처리 장치 및 촬상 방법
US6900838B1 (en) Method of processing image signal from solid-state imaging device, image signal processing apparatus, image signal generating apparatus and computer program product for image signal processing method
JP3865943B2 (ja) シェーディング補正方法
JP4148312B2 (ja) テレビ画像の信号エッジの急峻度を上げる方法および装置
JP3143193B2 (ja) ディジタルカメラ信号処理回路
US8054348B2 (en) Noise reduction device and digital camera
JPH1042201A (ja) 画像欠陥補正回路
KR100363349B1 (ko) 영상신호처리장치
JP3951992B2 (ja) 欠陥画素補正回路
JPH0456477A (ja) 画像読取信号の補正方法
JP2001028711A (ja) 固体撮像素子の欠陥画素データ補正装置
US20050057693A1 (en) Digital clamp circuit
JP6899292B2 (ja) 撮像装置
JP2000125313A (ja) 欠陥補正装置
JP2006054927A (ja) シェーディング補正方法
JP2565264B2 (ja) 固体撮像装置用画像欠陥補正装置
KR950005067B1 (ko) 디지탈 카메라의 색재현성 보정회로
JP4129163B2 (ja) 画像処理回路

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040830

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050830

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090721

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110721

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120721

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130721

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees