JP3830574B2 - 欠陥補正装置及びこれを用いた固体撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は映像信号の欠陥(エラー)データを補正する欠陥補正装置と、これをビデオカメラ等に用いた固体撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
VTR、ビデオディスク、スキャナ、カメラなどの機器から出力される映像信号中に、伝送やデータ処理など何らかの過程で発生した欠陥(エラー)信号が1点でも含まれていると、画質が著しく劣化する場合がある。特に、カメラでは撮像デバイス自体に欠陥画素が含まれていると、これに対応した出力画像上の位置に、常に欠陥データが現れるので、著しく画質が劣化することになる。
【0003】
近年、撮像デバイスとして、固体撮像素子、中でもCCD(Charge Coupled Device)型撮像素子(以下、単に「CCD」という)が最も広く用いられるようになったが、CCDは製造プロセスなどに起因して欠陥画素が発生することが多く、現状では十分な歩留まりを得るのは困難である。そのため通常、欠陥画素を含んだCCDを撮像素子として用いる場合には欠陥補正装置により欠陥画素に対応した出力信号を補正することが行われる。
【0004】
従来の欠陥補正装置として、特開昭58−68378号公報に開示されているものがある。各CCDの欠陥画素に対応した出力信号はそれぞれのCCDに対応した欠陥補正装置で補正される。図29は1つのCCDに対応した欠陥補正装置の構成図である。
【0005】
図29において70は欠陥補正装置の入力端子でCCDの出力信号をディジタルに変換したディジタル信号がここから入力される。ここで、一般にCCDからは1画素ごとにその信号データが出力されるので、通常このディジタル信号は、1画素に対応した周期で離散化(ディジタル化)が行われたものである。72、73はDフリップフロップで1画素に対応した期間分の遅延を行う。74は加算器である。75はシフトレジスタで入力信号を1ビットシフトして1/2倍した値を出力する。これらによって補正信号生成回路71が構成されている。
【0006】
また、82は入力端子1から入力された信号を1画素期間分遅延した信号を出力する端子、83は補正信号生成回路71で生成された補正信号が出力される出力端子、76は出力端子82及び出力端子83に現れる信号のうち一方を選択的に出力するセレクター、77は欠陥補正装置の出力端子である。
【0007】
また、78は制御信号Cを出力する制御回路であり、コンパレーター(CMP)19を備えている。81は対応するCCDの欠陥画素の位置を記憶したROM、14はCCDの駆動に必要なパルスを生成するタイミングジェネレーター(T.G.)である。
【0008】
以上のように構成された従来の欠陥補正装置の動作は次の通りである。まず、補正信号生成回路71の動作について説明する。入力端子70から入力されたディジタル信号を1画素分だけ遅延させた信号が出力端子82に出力される。また、出力端子83には補正データとして、出力端子82から出力される信号データの前後に位置する信号データの平均値が出力される。
【0009】
次に、制御回路の動作について説明する。タイミングジェネレーター14からは、現在出力端子82に入力されている信号の出力画像での位置座標(h、v)がアドレス信号としてコンパレーター19に入力される。コンパレーター19の他方の入力端子には、補正すべき欠陥データの位置座標(x、y)が、欠陥アドレス信号としてROM81から読み出されて入力される。この結果、出力端子82に欠陥データが現れたときのみハイレベルになる制御信号Cがコンパレーター19から出力される。
【0010】
セレクター76では、通常は端子82の方の信号が選択され、制御信号Cがハイレベルの場合のみ端子83から入力される補正データが選択される。すなわち、欠陥データだけが補正データに置換される。こうして、ROM81からは、ある欠陥データの補正が完了するごとに次の欠陥データの欠陥アドレス信号がコンパレーター19に順次入力され、すべての欠陥データが補正される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、欠陥データ周辺の映像信号が低周波の場合は図30(a)に示すように正しく補正されるが、高周波である場合は図30(b)に示すように欠陥データが正しく補正されず、この補正誤差がノイズとなって画質を劣化させていた。また、ビデオカメラでは、このような画質劣化を回避するために、欠陥画素の無い、又は非常に少ない固体撮像素子を使用する必要があるが、ハイビジョン用の固体撮像素子のように画素数の多いものでは、現状のプロセス技術で十分な歩留まりを得るのは困難であり、これがハイビジョンカメラの低コスト化を妨げる大きな要因になっている。
【0012】
本発明は上記のような従来の問題点を解決するものであり、欠陥データ周辺の映像信号パターンが高周波である場合においても、欠陥データを正しく補正し欠陥データによる画質の劣化を抑えることができる欠陥補正装置を提供することを目的とする。また、本発明は比較的小さな回路規模で上記のような欠陥補正装置を実現することをも目的とする。さらに本発明は、欠陥画素を有する固体撮像素子を用いても上記画質劣化がなく、従来よりも低コストのビデオカメラを実現する固体撮像装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による欠陥補正装置は以下のような構成を備えている。
【0014】
第1の構成は、複数の固体撮像素子からそれぞれ出力される複数の映像信号が入力され、前記複数の映像信号のうちの第1の映像信号の、任意の時刻iにおける信号値 x(i) が欠陥信号である場合に、前記複数の映像信号のうちから前記第1の映像信号以外の任意の映像信号を選択し、その時刻iにおける信号値を z(i) とし、ある時間幅をtとしたとき、
[x(i-t) − z(i-t)]
の絶対値が最小になる前記映像信号を第2の映像信号とし、
前記第1の映像信号の信号値 x(i) を、前記第2の映像信号の信号値 z(i) を用いた、
z(i)+[x(i-t)−z(i-t)] あるいは z(i)+[x(i+t)−z(i+t)]
で得られる補正信号で置換することを特徴とする。
上記構成における [x(i-t) − z(i-t)] に代えて、 [x(i+t) − z(i+t)] の絶対値が最小になる前記映像信号を第2の映像信号としてもよい。
あるいは、上記構成における [x(i-t) − z(i-t)] に代えて、 [x(i-t) +x (i+t) − z(i-t) − z(i+t)] の絶対値が最小になる前記映像信号を第2の映像信号としてもよい。
【0015】
第2の構成は、複数の固体撮像素子からそれぞれ出力される複数の映像信号が入力され、前記複数の映像信号のうちの第1の映像信号の、任意の時刻iにおける信号値 x(i) が欠陥信号である場合に、前記複数の映像信号のうちから前記第1の映像信号以外の任意の映像信号を選択し、その時刻iにおける信号値を z(i) とし、ある時間幅をtとしたとき、
[x(i-t) − z(i-t)]
の絶対値が最小になる前記映像信号を第2の映像信号とし、
前記第1の映像信号の信号値 x(i) を、前記第2の映像信号の信号値 z(i) を用いた、
z(i)+[x(i-t)+x(i+t)−z(i-t)−z(i+t)]/2
で得られる補正信号で置換することを特徴とする。
上記構成における [x(i-t) − z(i-t)] に代えて、 [x(i+t) − z(i+t)] の絶対値が最小になる前記映像信号を第2の映像信号としてもよい。
あるいは、上記構成における [x(i-t) − z(i-t)] に代えて、 [x(i-t) +x (i+t) − z(i-t) − z(i+t)] の絶対値が最小になる前記映像信号を第2の映像信号としてもよい。
【0017】
第3の構成は、複数の映像信号が入力され、前記複数の映像信号のうちから第1の映像信号、第2の映像信号をそれぞれ選択し、任意の時刻iにおける前記第1の映像信号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)とし、x(i)が欠陥信号である場合に、ある時間幅をtとして、
y(i)*[x(i-t)+x(i+t)]/[y(i-t)+y(i+t)]
で示される第1の補正信号と、
{x(i-t)+x(i+t)}/2
で示される第2の補正信号のうち一方を選択して前記欠陥信号x(i)と置換することを特徴とする。
【0018】
第4の構成は、複数の映像信号が入力され、前記複数の映像信号のうちから第1の映像信号、第2の映像信号をそれぞれ選択し、任意の時刻iにおける前記第1の映像信号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)とし、x(i)が欠陥信号である場合に、α、βをα+β=1なる実数とし、ある時間幅をtとして、
α*y(i)*[x(i-t)+x(i+t)]/[y(i-t)+y(i+t)]+β*[x(i-t)+x(i+t)}/2
で示される補正信号で前記欠陥信号を置換することを特徴とする。
【0019】
上記の各構成において好ましくは、ディジタル信号に変換された複数の映像信号を入力信号とし、この入力信号のビット長を1ビット以上小さくして得られるディジタル信号を基に前記補正信号を生成する。
【0020】
また、本発明による固体撮像装置は、複数の固体撮像素子と、これら複数の固体撮像素子の各出力信号を入力信号とする上記いずれかの構成の欠陥補正装置とを備え、前記時間幅tを前記固体撮像素子の出力信号の画素周期に等しくとることを特徴とする。
【0025】
上記の各構成において好ましくは、複数の固体撮像素子の各出力信号をディジタルに変換したディジタル信号を入力信号とし、この入力信号のビット長を1ビット以上小さくして得られるディジタル信号を基に前記補正信号を生成する。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図1から図28を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は実施形態1に係る欠陥補正装置の構成を示す図であり、1a、1b、1cはそれぞれ、R、G、B各色チャンネルに対応したディジタル映像信号が入力される入力端子、2は欠陥データを補正するための補正データを生成する補正信号生成回路、11は前記ディジタル入力信号中の欠陥データを補正データで置換し出力する出力切り替え回路、12は補正に必要な制御信号を生成する制御回路、15a、15b、15cはそれぞれ補正後のR、G、B各信号が出力される出力端子である。本発明の欠陥補正装置は、ある色チャンネルに欠陥データ(以下、このチャンネルを「欠陥チャンネル」という)がある場合、欠陥データの無い他の色チャンネル(以下、「補正用チャンネル」という)の入力信号を用いて補正データを生成し、この補正データで欠陥データを置き換える。
【0027】
図2は制御回路12の構成図であり、前記欠陥チャンネル及び補正用チャンネルをそれぞれ指定するチャンネル信号ch1、ch2を生成する。Cは図示しない外部の欠陥検出手段から入力されるチャンネル信号であり、欠陥データの有無、および欠陥データが存在する場合にはその欠陥データの含まれる色チャンネルを識別する。ここで、チャンネル信号Cは、3つのチャンネルR、G、Bおよび欠陥データ無しの4状態を区別できればよいので2ビットのデータ長のものを用意すればよい。例えば表1に示すコードをチャンネル信号Cとして考える。
【0028】
【表1】
【0029】
制御回路12を構成するチャンネルエンコーダー17は、入力されたチャンネル信号の色チャンネルがKであるとすると、残りの2つの色チャンネルのうちからチャンネルJ、Lをある一定の規則に従って一意に決定し、そのチャンネル信号をそれぞれ出力する回路である。エンコードの規則として、例えば表2に示すものを考える。
【0030】
【表2】
【0031】
図3に示すようにKがGチャンネルである場合、RチャンネルがJ、BチャンネルがLに対応付けられて、それぞれのチャンネル信号が出力される。このチャンネルエンコーダー17に前記チャンネル信号Cが入力され、ここでは、そのJ出力をチャンネル信号ch2とする構成をとる。
【0032】
次に、図1の補正信号生成回路2について説明する。図1中、3a、3b、3cは入力ディジタル信号のサンプリング周期に相当する遅延時間の遅延素子であり、Dフリップフロップで構成される。4はチャンネル切り替え回路であり、その構成は図5に示されている。図5において21、22はセレクターであり、チャンネル信号ch1、ch2がそれぞれのセレクト信号として入力され、R、G、B3つの入力信号の中から信号SK、SJをそれぞれ選択する。ここで、信号SKは補正対象の欠陥データ、SJはこれに対応する補正用チャンネルの信号である。
【0033】
図1において、5は信号SK、SJの差分信号DJ=SK−SJを算出する加算器、8はチャンネル信号ch2に基づいて、R、G、B各入力信号のうちから1つを選択して出力するセレクター、9は加算器である。10は入力された信号のレベルが所定の範囲内であるとこれをそのまま出力し、所定の範囲を超えた場合には所定の最大値あるいは最小値を出力するクリップ回路であり、ここでは、最大値として映像信号のピークレベル、最小値として黒レベルを設定しておく。
【0034】
図6は出力切り替え回路の構成図である。24a、24b、24cはそれぞれR、G、B各チャンネルに対応したセレクターである。各セレクターにはそれぞれR、G、Bの各入力信号と、補正信号生成回路2で生成された補正データDcが入力され、制御信号ch1に基づいて、そのいずれかがそれぞれ選択されるよう構成されている。25はアンドゲート、26はインバーターであり、チャンネル信号ch1で指定されたセレクターにのみハイレベルのセレクト信号が入力されるように接続されている。
【0035】
以上のように構成された本発明の欠陥補正装置について、以下、その動作を説明する。iを離散化された、ある任意の時刻とし、このとき入力端子1a、1b、1cに入力されるディジタル映像信号をそれぞれR(i)、G(i)、B(i)とする。今、図4に示すように、信号データR(i)、G(i)、B(i)のうち、G(i)が欠陥データであったとして、これを補正する場合を考える。また、簡単のため、遅延素子を除く各ゲートでの遅延時間は無視できるものとする。
【0036】
まず、時刻(i−1)における動作について説明する。出力切り替え回路11に、入力端子1a、1b、1cを介してそれぞれ信号データR(i-1)、G(i-1)、B(i-1)が入力される。ところが、信号データR(i-1)、G(i-1)、B(i-1)には欠陥データは含まれないので、チャンネル信号ch1は補正をしないことを知らせる00のコードとなり、出力切り替え回路11の各セレクターからは、信号データR(i-1)、G(i-1)、B(i-1)がそのまま出力される。
【0037】
次に、時刻iにおける動作について各ブロック毎に説明する。入力端子1a、1b、1cには、それぞれ信号データR(i)、G(i)、B(i)が入力され、また、G(i)が欠陥データであるから、制御回路12には、外部からチャンネル信号CとしてGのチャンネル信号が入力される。
【0038】
制御信号12では、チャンネル信号Cで指定されたGのチャンネル信号がチャンネル信号ch1として出力され、チャンネルエンコーダ17からは、前述の(表2の)規則に従ってRのチャンネル信号がチャンネル信号ch2として出力される。
【0039】
次に補正信号生成回路2の動作について説明する。チャンネル切り替え回路4には、それぞれ信号データR(i-1)、G(i-1)、B(i-1)が入力され、前記チャンネル信号ch1、ch2に従って信号SK、SJとしてそれぞれG(i-1)、R(i-1)が出力される。そのため、加算器5では、差分信号DJとしてG(i-1)−R(i-1) が出力される。一方、セレクタ8ではチャンネル信号ch2に基づき、信号R(i)が出力される。こうして加算器9からは次式(数1)で示される信号G´(i)が出力され、クリップ回路10において、G´(i)を映像信号レベル内にクリップしたものが補正データDcとして出力される。
【0040】
【数1】
【0041】
この補正データDcは信号データR(i)、G(i)、B(i)と共に出力切り替え回路11に入力される。
次にこの出力切り替え回路11の動作について説明する。前述したようにチャンネル信号ch1としてGのチャンネル信号が入力されるので、Gチャンネルのみ置換が行われ、出力端子15a、15b、15cにはそれぞれR(i)、G´(i)、B(i)が出力される。すなわち、欠陥データG(i)が式(数1)で示す補正データに置換されてこの欠陥データの補正が完了する。
【0042】
上記の動作説明ではGチャンネルの欠陥データを補正する場合について述べたが、チャンネルエンコーダー17の規則に従い、R(i)が欠陥データである場合にはBチャンネルの、また、B(i)が欠陥データである場合にはGチャンネルの信号を用いてそれぞれ同様に補正が行われる。すなわち、本実施形態の欠陥補正装置では、出力切り替え回路11に入力されるR、G、Bの信号データの中に欠陥データが現れるごとに、上記一連の動作が繰り返されて各チャンネルの欠陥データがすべて補正される。
【0043】
図4のように、入力される映像信号が無彩色あるいはそれに近い色をもつ場合にはR、G、B各チャンネルの信号レベルがほぼ等しい、あるいは、互いのチャンネル間の信号レベルの差は任意の時刻iの近傍でほぼ一定である。従って、式(数1)で示す補正値は真値にほぼ一致することになり、図4のように、欠陥データの現れる時刻iの前後で信号レベルが大きく変化する、いわゆる高周波の信号パターンの場合においても正確な補正が行われ、画質が著しく改善される。映像信号では、通常、高周波のパターンは無彩色に近い色のものが多く、本発明によれば効果的に欠陥データを補正することができる。
【0044】
なお、補正信号生成回路は次式(数2)で示される信号を生成するよう構成した場合でも同様の効果を得ることができる。
【0045】
【数2】
【0046】
(実施形態2)
実施形態1において、無彩色の映像信号のようにR、G、Bすべての色チャンネルの信号レベルが0でない場合には、チャンネルエンコーダー17により、一定の規則で互いのチャンネルの欠陥データを補正することができる。ところが、図7に示すようにRチャンネルの信号が0でG、Bチャンネルの信号しかない映像信号の場合、Gチャンネルの欠陥データは、RチャンネルではなくBチャンネルの信号を用いて生成する必要がある。このような場合に対応した実施形態2について以下説明する。本実施の形態では、例えばGチャンネルの欠陥データに対し、R、BのチャンネルのうちGチャンネルに近い信号レベルをもつ方を選択して補正データを生成する。
【0047】
図8はこの実施形態2の構成図であり、図1の実施形態1と同じ構成要素には同じ番号を付している。図において、補正信号生成回路27と制御回路29以外は実施形態1と同じ構成である。
【0048】
まず、補正信号生成回路27の構成について説明する。28はチャンネル切り替え回路であり、図10にその構成を示す。図10で21、22、23はセレクターであり、各セレクタにR、G、B3つの信号が入力される。各セレクタは、チャンネル信号chJ、ch1、又はchLにより指定される色チャンネルの信号を選択し、信号SJ、SK、SLとして出力する。ここで、chJ、chLは後述するように、欠陥チャンネル以外の2つのチャンネル信号であり、信号SJ、SLはそれぞれこれらに対応する。図8の5、6は次式(数3)で示される差分信号DJ、DLを生成する加算器である。
【0049】
【数3】
【0050】
また、7はセレクターであり、制御信号CDに基づいて前記差分信号DJ、DLのうちの小さい方を出力する。
次に、制御回路29の構成について図9を用いて説明する。実施の形態1の制御回路12にコンパレータ30及びセレクター31が付加された構成になっている。外部からチャンネル信号Cがチャンネルエンコーダー17に入力され、そのJ、L出力のチャンネル信号は、それぞれチャンネル信号chJ、chLとして出力される。コンパレータ30には加算器5、6から前記差分信号DJ、DLがそれぞれ入力され、その絶対値が小さい方を指定する制御信号CD が出力される。すなわち、|DJ|<|DL|の場合にはJ側を指定する0が、また、|DJ|>|DL|の場合にはL側を指定する1が制御信号CD として出力される。セレクター31には前記制御信号CD がセレクト信号として入力され、CD =0の場合にはチャンネル信号chJ 、CD =1の場合にはチャンネル信号chLが選択され、チャンネル信号ch2として出力される。
【0051】
このように構成された本実施形態について図7、図8を用いて動作を説明する。実施形態1の場合と同様、時刻iに図7に示す信号データR(i)、G(i)、B(i)が入力端子1a、1b、1cから入力され、G(i)が欠陥データであったとする。
【0052】
まず、時刻(i−1)では、図8の入力端子1a、1b、1cに入力される信号R(i-1)、G(i-1)、B(i-1)には欠陥データが含まれないので、実施形態1と同様、出力切り替え回路11の出力端子15a、15b、15cにはそれぞれ信号R(i-1)、G(i-1)、B(i-1)がそのまま出力される。
【0053】
次に、時刻iおける動作について説明する。時刻iに入力端子1a、1b、1cにはそれぞれ信号R(i)、G(i)、B(i)が入力される。このとき、G(i)が欠陥データであるから、実施形態1で述べたチャンネルエンコーダーの規則に従い、制御回路29からはチャンネル信号chJ、ch1、chLとしてそれぞれR、G、Bに対応したチャンネル信号が出力される。一方、チャンネル切り替え回路28には、3つの信号R(i-1)、G(i-1)、B(i-1)が入力され、チャンネル信号chJ、ch1、chLにより信号SJ、SK、SLとしてそれぞれ、R(i-1)、G(i-1)、B(i-1)が出力される。従って、加算器5、6では差分信号DJ、DLとしてそれぞれ{G(i-1)−R(i-1)}、{G(i-1)−B(i-1)}が生成され、これらはセレクター7及び制御回路29に入力される。制御回路29では前述したように2つの差分信号の絶対値の比較が行われ、各入力信号が図7のような場合、|G(i-1)−R(i-1)|>|G(i-1)−B(i-1)|となり、制御信号CD=1がセレクター7に入力される。セレクター7ではこの制御信号CDに基づいて差分信号DL=G(i-1)−B(i-1)が選択、出力され加算器9に入力される。すなわち、Bチャンネルが補正用チャンネルとして指定されたことになり、制御回路29からはこれを指定するチャンネル信号ch2がセレクター8に入力されて、信号B(i)が選択される。こうして加算器9では次式(数4)で示される信号G´(i)が生成され、これをクリップ回路10に通して得られる信号が補正データDcとなる。
【0054】
【数4】
【0055】
出力切り替え回路11では実施形態1と同様、欠陥データG(i)が式(数4)で表される補正データDcに置換されて出力される。また、R、Bの色チャンネルに欠陥データが含まれる場合も同様に補正が行われる。
【0056】
以上のように、本実施形態によれば、欠陥データ付近に2チャンネル分の信号成分しかもたない映像パターンの場合においても、高精度な欠陥補正を行うことができる。
(実施形態3)
実施形態1及び2では、各色チャンネル間の信号レベル差は欠陥データの近傍では一定であると考えた。ところが、カラー画像において被写体の境界付近では、例えば図11のGチャンネルとBチャンネルの信号のように、時刻(i−1)における差分ΔVi-1と時刻iにおける差分ΔVi とが大きく異なるようなパターンも含まれる。このようなパターンにおいて時刻iにおけるGチャンネルの信号G(i)が欠陥データである場合、式(数4)で得られる補正データは{B(i)+ΔVi-1}となり、真値とは異なったものとなる。そこで、このような場合にも高精度な欠陥補正を行うのが実施形態3である。本実施形態では欠陥データの隣の片方の信号データだけを用いるのではなく、欠陥データの両隣に位置した信号データの平均値で差分ΔVを算出する。
【0057】
図12は本実施形態の構成図である。本実施形態では出力切り替え回路、制御回路は実施形態2と同じもので構成される。ただし、ここでのチャンネル信号Cは、実際の欠陥データよりも1データ後の信号データが入力端子1a、1b、1cに入力されるときに、その欠陥データに対応したチャンネルのコードが出力されるものとする。
32は本実施形態の補正信号生成回路であり、実施形態2の補正信号生成回路10と同じ構成要素には同一の番号を用いている。図で33a、33b、33cは入力端子1a、1b、1cから入力されたR、G、Bの信号に対して1データ分の遅延を行う遅延素子で、ここではDフリップフロップで構成される。これら遅延素子33a、33b、33cの出力信号はそれぞれ出力切り替え回路11及びセレクター8に入力される。34a、34b、34cは上記遅延素子33a、33b、33cの各出力信号に対して更に1データ分の遅延を行う遅延素子でDフリップフロップで構成される。35a、35b、35cは入力端子1a、1b、1cから入力されたR、G、Bの信号と上記遅延素子34a、34b、34cの出力信号をそれぞれ加算して出力する加算器、36a、36b、36cはビットシフトにより入力される信号の値を1/2にして出力する増幅素子である。これら遅延素子33a、34a、加算器35a、増幅素子36aはRチャンネルに対応した平均値算出回路37aを、また、遅延素子33b、34b、加算器35b、増幅素子36bはGチャンネルに対応した平均値算出回路37bを、また、遅延素子33c、34c、加算器35c、増幅素子36cはBチャンネルに対応した平均値算出回路37cを、それぞれ構成し、これらの各平均出力信号はチャンネル切り替え回路28に入力される。ここで、遅延素子33a、33b、33cは平均値算出回路を構成するだけでなく、出力切り替え回路10の入力信号の位相を所定のものにする役割を兼ねる。また、補正信号生成回路32において、上記以外の構成要素は実施形態2と同じであるからその説明は省略する。
【0058】
このように構成された実施形態3の動作について図12を用いて以下説明する。入力信号は図11に示すものであり、G(i)が欠陥データであるとして以下説明する。時刻(i−1)における動作は実施形態1、2と同じである。
【0059】
以下、時刻iにおける動作について説明する。入力端子1a、1b、1cのそれぞれに信号R(i)、G(i)、B(i)が入力され、出力切り替え回路11には信号R(i-1)、G(i-1)、B(i-1)が入力される。前述したように本実施形態では、時刻iではチャンネル信号Cは00であるから、信号R(i-1)、G(i-1)、B(i-1)がそれぞれそのまま出力切り替え回路11から出力される。
【0060】
次に、時刻(i+1)における動作について説明する。時刻(i+1)には入力端子1a、1b、1cのそれぞれに信号R(i+1)、G(i+1)、B(i+1)が入力され、出力切り替え回路11及びセレクター8には信号R(i)、G(i)、B(i)が入力される。平均値算出回路37a、37b、37cではそれぞれ式(数5)で示す平均出力信号RAV、GAV、BAVが算出され、これらはチャンネル切り替え回路28に入力される。
【0061】
【数5】
【0062】
一方、制御回路29では、前述したように時刻(i+1)において、チャンネル信号Cとして欠陥データG(i)に対応したGチャンネルのコードが入力される。
この結果、前述の表2の規則に従ってチャンネル信号chJ、ch1、chLとしてそれぞれR、G、Bのチャンネル信号が出力される。以下、実施形態2の時刻iにおける動作と全く同じ動作により、差分信号DJ、DLが生成される。ここで、図11からわかるように次式(数6)が成り立つ。
【0063】
【数6】
【0064】
そのため、制御回路29からは制御信号CDとしてL側を指定する1が出力され、セレクター7からは(数7)で示す差分信号が出力される。
【0065】
【数7】
【0066】
また、セレクター8ではチャンネル信号ch2に基づいて信号B(i)が出力され、加算器9では次式(数8)で示す信号G´(i)が生成される。
【0067】
【数8】
【0068】
こうしてクリップ回路10から補正データDcが出力される。
出力切り替え回路11では、実施形態2と同じ動作により、欠陥データG(i)が(数8)で示す補正データに置換されて出力される。この補正データは図11に示すG(i)の真値に一致しており、本実施形態によれば色変化のパターンに対しても欠陥補正が高精度に行われる。更に、式(数4)と式(数8)とを比べてわかるように、差分信号ΔVのS/Nは(数8)のほうが3dB向上しており、本実施形態によれば、補正データのS/N改善も同時に行われている。
【0069】
なお、本実施形態によれば実施形態1、2で述べた図4、図7のような高周波のパターンに対しても同様に高精度な欠陥補正が行われることは言うまでもない。
(実施形態4)
図13に示すように、有色(ただし、色度すなわち各チャンネル間の信号比は一定)の高周波パターン中に欠陥データが含まれる場合にも高精度な補正を行うのが本実施形態である。
【0070】
図14は本実施形態の構成図であり、この図を用いて以下その構成を説明する。図中で図1及び図12と同一の構成要素には同じ番号を付している。38は本実施形態の補正信号生成回路である。この補正信号生成回路38において、4は図5のチャンネル切り替え回路と同じ構成であり、ここではセレクター21、22の出力信号をそれぞれS2、S1とする。ここでS1は欠陥データ、S2はこれに対応した補正用チャンネルの信号である。39はROMで構成された割り算回路で、チャンネル切り替え回路4の2つの出力信号S1、S2が入力されると(S1、S2)のアドレスに記録された、式(数9)で示されるMの値を読み出し出力する。
【0071】
【数9】
【0072】
40はこの割り算回路39の出力Mとセレクター8の出力信号との掛け算を行う乗算器である。
次に制御回路41の構成について図15を用いて説明する。図よりわかるように、実施形態3において図12の補正信号生成回路32の構成要素であったチャンネル切り替え回路28、加算器5、6が図9の制御回路29に付加された構成になっている。すなわち、セレクター31に入力されるセレクト信号の生成部分の構成が異なっている。チャンネル切り替え回路28にR、G、B各チャンネルの平均出力信号が入力され、その出力信号SJ、SK、SLを基に加算器5、6で生成された差分信号DJ、DLをコンパレータ30に入力して得られる出力信号をセレクター31のセレクト信号にするよう構成されている。また、制御回路41では、チャンネル信号としてch1、ch2のみ出力する。
【0073】
このように構成された本実施形態の動作について図14を用いて以下説明する。入力信号は図13に示すものであり、G(i)が欠陥データであった場合にこれを補正する動作について説明する。
【0074】
時刻iにおける動作は前述の実施形態3と同じで、出力切り替え回路11からは信号R(i-1)、G(i-1)、B(i-1)が出力される。
次に、時刻(i+1)における動作について説明する。入力端子1a、1b、1cのそれぞれに信号R(i+1)、G(i+1)、B(i+1)が入力され、出力切り替え回路11及びセレクター8には信号R(i)、G(i)、B(i)が入力される。また、チャンネル切り替え回路4及び制御回路41には、(数5)で示されるR、G、B各チャンネルの平均出力信号が入力される。一方、図13に示す入力信号では次式(数10)が成り立つから、制御回路41からは実施形態3と同様、チャンネル信号ch1、ch2としてそれぞれG、Bに対応したチャンネル信号が出力されることになる。
【0075】
【数10】
【0076】
そのため、チャンネル切り替え回路4では信号S1、S2としてそれぞれGAV、BAVが出力される。割り算回路39では次式(数11)で表される信号比Mが出力され、これが乗算器40に入力される。
【0077】
【数11】
【0078】
乗算器40ではセレクター8から出力される信号B(i)と前記信号比Mが乗算され、次式(数12)で示される信号G´(i)が得られる。
【0079】
【数12】
【0080】
これをクリップ回路10に入力して得られる出力信号が補正データDcである。こうして出力切り替え回路11では、欠陥データG(i)が式(数12)で示す補正データに置換されて出力される。この補正データは、図11において欠陥データのごく近傍で色度変化がなければ、すなわち、次式(数13)が成り立つ場合には真値Go(i)に一致する。
【0081】
【数13】
【0082】
よって、本実施形態によれば、色度一定の有色の高周波パターンの場合でも欠陥補正が高精度に行われる。
なお、本実施形態によれば実施形態1、2、3で述べた図4、図7、図11のパターンに対しても同様に高精度な欠陥補正が行われることは言うまでもない。
(実施形態5)
実施形態4において、図16のような入力映像信号の場合、G(i)が欠陥データであるとすると、これに対応した補正データG´(i)は次式(数14)に示すように20という値をとる。
【0083】
【数14】
【0084】
すなわち、G(i)の真値である10とは大きく異なった値となる。これは図16の入力映像信号において式(数13)が成り立っていないことが原因であり、このようなことは、欠陥データ周辺の映像信号がほぼ特定の原色信号(ここではG信号)のみから構成されるときに起こる。そこで、欠陥データの両隣の位置に対応した補正用チャンネルの平均出力信号がある閾値より大きい場合には式(数12)による補正データを、また、閾値より小さい場合には欠陥データの両隣の平均値を補正データとすることにより、上記の点を改善するのが実施形態5である。
【0085】
図17は実施形態5の構成図であり、この図を用いて以下、その構成を説明する。図中、図14と同一の構成要素には同じ番号を付している。また、出力切り替え回路は図14と全く同じものである。
【0086】
42は本実施形態の補正信号生成回路であり、補正信号選択回路43が付加されたことを除いて図14の補正信号生成回路38と同じ構成である。補正信号選択回路43は、制御回路44からの制御信号Csに基づいて、乗算器40の出力信号と、チャンネル切り替え回路4の出力信号S1のうち一方を選択的に出力するセレクターである。図18は制御回路44の構成図であり、コンパレータ45が付加されたことを除いて図15の制御回路41と同じ構成である。コンパレータ45の一方の入力端子46にはチャンネル切り替え回路4の出力信号S2が、また、もう片方の入力端子47にはある閾値Vmが入力され、S2>Vmの場合には0が、S2<Vmの場合には1が制御信号Csとして出力される。ここでは、閾値Vmとして例えば4を与えるとする。
【0087】
このように構成された本実施形態の欠陥補正装置について図16、図17、図18を参照しながらその動作を説明する。入力信号は図16に示すものであり、信号G(i)が欠陥データであった場合に、これを補正する動作について説明する。
【0088】
時刻iにおける動作は前述の実施形態4と同じである。時刻(i+1)における動作について以下説明する。入力端子1a、1b、1cのそれぞれに信号R(i+1)、G(i+1)、B(i+1)が入力され、乗算器40から式(数12)で表される信号G´(i)が出力されるまでの動作は実施形態4と全く同じである。よって、補正信号選択回路43にはこの信号G´(i)と、信号S1として{G(i-1)+G(i+1)}/2が入力されることになる。一方、制御回路44には信号S2として{B(i-1)+B(i+1)}/2が入力され、S2(=2)<Vm(=4)であるから、Cs=1が補正信号選択回路43のセレクト信号となる。この結果、補正信号選択回路43からは次式(数15)で示す信号G´´(i)が出力され、以下、実施形態4と同様の動作に従って補正データとして出力される。
【0089】
【数15】
【0090】
この補正データは図16に示すG(i)の真値に一致しており、正しい補正が実施されたことになる。また、Bチャンネルの入力信号が閾値より大きい、先の図13のような場合には通常、式(数13)が成り立ち、この場合には式(数12)で表される補正データにより高精度な補正が行われる。すなわち、本実施形態によれば、通常のカラー画像に対し、実施形態4と同様、高精度な補正を行うだけでなく、式(数13)が成り立たないような、1つの原色信号のみから構成される特殊な画像パターンに対してもそれが低周波であれば高精度な補正を行うことができる。
(実施形態6)
先に述べた図16のような映像信号に対して正常な補正を行う別の一例が実施形態6である。本実施形態では、式(数11)で表される信号比Mが、ある閾値より小さい場合には、これら両チャンネル間には相関があると判断して式(数12)による補正データを、また、閾値より大きい場合には相関なしと判断して式(数15)による補正データを選択する。
【0091】
図19は実施形態6の構成図であり、補正信号生成回路48において割り算回路39の出力信号Mが制御回路49に入力される点を除いては実施形態5と全く同じ構成である。一方、制御回路49の構成も図18に示したものと同じであるが、本実施形態では、入力端子46から割り算回路39の出力信号Mが、また入力端子47からは閾値Vtが入力される。そして、コンパレータ45ではVtとMの値が比較され、M<Vtの場合には0を、M>Vtの場合には1を制御信号Csとして出力するよう構成されている。ここでは、閾値Vtの値として例えば4を設定する。
【0092】
このように構成された本実施形態の欠陥補正装置について図16、図19を参照しながらその動作を説明する。
実施形態5のときと同様、入力信号は図16に示すものを考え、G(i)が欠陥データであった場合にこれを補正する動作について説明する。時刻(i+1)において割り算回路39から式(数11)で示されるMの値が算出されるまでの動作は実施形態5と全く同じである。図16よりM=10であるからM>Vtとなり、制御回路49から制御信号Cs=1が出力される。よって、補正信号選択回路43からは式(数15)で示される信号が出力される。以後の動作は実施形態5と同じである。
【0093】
このようにして本実施形態においても実施形態5と同様、式(数13)が成り立たないような、1つの原色信号のみから構成される特殊な画像パターンに対しても、それが低周波であれば高精度な補正を行うことができる。
【0094】
また、本実施形態ではチャンネル間の信号比Mの値を用いて補正データの選択を行っているので、特に無彩色、あるいは2チャンネル間に相関がある画像パターンにおいて実施形態5に対して優位性がある。例えば、実施形態5では閾値Vmを4に設定した場合、図16の入力信号では前述したように正常な補正が可能であるが、図20のような入力信号の場合、式(数15)による補正データが生成されるので十分な補正ができない。ところが、本実施形態では閾値Vtを例えば4とすることで図16の入力信号の場合には式(数15)、図20の入力信号の場合には式(数12)により補正データが生成され、常に正常な補正が行われる。
(実施形態7)
実施形態6において入力画像が静止画の場合、チャンネル間の信号比Mの値はそれぞれの欠陥データに対し一定の値をとる。ところが、実際の各色チャンネルの信号にはノイズ成分が含まれており、その影響を受けてMの値は、ある幅で変動している。特に、補正用チャンネルの信号レベルが低い場合にはノイズの影響を受けて信号比Mの値が大きく変動する。今、ある欠陥データ部の信号比Mが閾値Vtとほぼ等しい場合には、この信号比Mの変動に合わせて、M<VtとM>Vtの状態が交互に起こり、(数12)による補正データと(数15)による補正データが、この欠陥データに対応した出力画像上の点で交互に現れることになる。これは視覚的に目立つノイズとなる。このようなことは実施形態5の場合でも同様に発生する。このように、ノイズの影響を受けてMの値が変動した場合にも補正データの画像上での影響を小さくするのが実施形態7である。
【0095】
本実施形態では、2種の補正データのうちの一方を選択的に出力するのではなく、閾値とMの値の差に応じた補正データを生成することにより、出力画像上の補正データレベルの変動量を小さくする。
【0096】
図21は本実施形態の構成図である。出力切り替え回路11はこれまでの実施形態と同じものである。補正信号生成回路50は、乗算器40の後にクリップ回路10が接続され、クリップ回路の出力信号及び信号S1が51のマトリクス回路に入力される点を除いて図14と同じ構成である。マトリクス回路51の構成を図22に示す。56、57は乗算器で、入力端子53、54からそれぞれクリップ回路の出力信号、信号S1が入力される。そして、制御回路52から入力される係数α、βがこれらの信号とそれぞれ乗算される。58は加算器であり、これらの乗算結果を加算した値を補正データDcとして出力する。
【0097】
制御回路52の構成を図23に示す。制御信号Csの代わりに係数α、βを生成する点を除いて、図18の制御回路44と同じ構成である。以下、この係数α、βを生成する部分の構成について説明する。59、60、61、62はコンパレータであり、入力端子46から共通に信号比Mが入力される一方、それぞれ入力端子64、65、66、67から閾値Vt4、Vt3、Vt2、Vt1が入力される。63は係数エンコーダーであり、上記コンパレータの出力結果に基づいて、次式(数16)が成り立つような係数α、βの値を生成する。
【0098】
【数16】
【0099】
このように構成された本実施形態の欠陥補正装置について図21、図23を参照しながらその動作を説明する。実施形態5のときと同様、入力信号は図24に示すものであり、G(i)が欠陥データであった場合にこれを補正する動作について説明する。時刻(i+1)において実施形態5の場合と同様にしてクリップ回路10から式(数12)で示される信号G´(i)、チャンネル切り替え回路4から式(数15)で示される信号G´´(i)が出力される。マトリクス回路51では、次の式(数17)で示される補正データGαβ(i)が生成されてこれが出力切り替え回路11で欠陥データG(i)と置換される。
【0100】
【数17】
【0101】
次に、入力信号にノイズが含まれる場合について本実施形態の、実施形態6に対する優位性について、図24、図25を用いて具体的に説明する。図24では信号比Mの値は4であるが、これが信号中のノイズの影響で図25(a)のように、ある任意の時刻i0において3.9、これより1フレーム後の時刻i1に4.2という値をとったとする。この1フレーム間の、出力画像上の補正データのレベル変動量を考える。まず、実施形態6の場合について説明する。実施形態6で閾値Vtを4に設定していたとすると、出力画像上の補正データ値は時刻i0では式(数10)により16を、時刻i1では式(数15)により8となる。すなわち、欠陥データG(i)に対応した出力画像のレベルが1フレームで8だけ変動することになる。次に、本実施形態の場合について説明する。例えば、閾値Vt4、Vt3、Vt2、Vt1をそれぞれ表3のように、また、これに対応した係数α、βの値を表4のように設定していたとする。
【0102】
【表3】
【0103】
【表4】
【0104】
この場合、時刻i0、i1における信号比Mと各閾値の関係は図25(b)のようになり、時刻i0、i1における補正データの値はそれぞれ式(数17)に従って12、10となる。すなわち、出力画像のレベル変動は2であり、先の実施形態6の場合よりも変動量が少なく、ノイズの影響が小さい。信号比Mの変動量が更に大きい場合にも本実施形態ではその変動量に応じた係数α、βの値を用いて補正データを生成するので、実施形態6の場合よりも変動量の小さい補正データが得られる。
【0105】
また、本実施形態で、信号比Mの値がM<Vt1のときはα=1、β=0となり式(数12)により補正データを、M>Vt4のときはα=0、β=1となり式(数15)により補正データを生成する。
このように、本実施形態では、信号比Mの値がVt1〜Vt4の範囲より離れているときは実施形態6と同じ動作をし、Vt1〜Vt4の範囲では信号比Mの値に応じた補正データを生成するのでノイズの影響を受けにくく、安定した補正が行われる。
(実施形態8)
一般に、ディジタル信号処理回路において、演算による丸め誤差を付加させないためには各演算後の信号のビット長は通常、入力信号のビット長より大きいものになる。本発明の欠陥補正装置では、欠陥データ以外の正常な信号データはそのまま出力し、欠陥データのみ補正データに置換して出力する。通常、欠陥データは正常な信号データに比べ、はるかに少ないため、補正データの有効ビット長が、入力信号より小さいものであっても補正後の出力画像のSNは劣化しない。また、このビット低減による丸め誤差(量子化誤差)は、もともと補正データのもつ補正誤差(補正データと真の信号値との差)に比べて十分小さいので視覚的にも影響がない。以上の理由により、入力信号より小さい有効ビット長の補正データを生成するよう補正信号生成回路を構成し、回路規模の低減を図ったものが実施形態8である。
【0106】
図26に本実施形態の構成図を示す。68は入力信号よりNビット分ビット数の少ない信号を出力するビット長低減手段、69は入力信号よりNビット分ビット数の多い信号を出力するビット長増加手段であり、これらが付加されたことを除いて図19に示す実施形態6と同じ構成である。ビット長低減手段は入力信号の上位数ビット分のみを出力側に接続することにより、また、ビット長増加手段は値0をもつ数ビット分の信号線を下位ビットとして入力信号線に付加して出力するよう接続することにより実現できる。また、本実施形態の動作は前述の実施形態6と全く同じである。今、入力信号が10ビットのとき、実施形態6ではチャンネル切り替え回路4は11ビット、セレクター8は10ビット、割り算回路39は11×11ビット、乗算器40は10×22ビット、補正信号選択回路43及びクリップ回路10は32ビットの入力ビット数がそれぞれ必要である。一方、本実施形態では例えば、N=2としたとき、チャンネル切り替え回路4は9ビット、セレクター8は8ビット、割り算回路39は9×9ビット、乗算器40は8×18ビット、補正信号選択回路43及びクリップ回路10は26ビットの入力ビット数のものでよく、回路規模が大幅に低減される。実際には、Nの値は本発明の欠陥補正装置に入力される信号の、SN及びビット長を考慮して決定する。
また、本実施形態では、ビット長低減手段68は信号中のノイズの変動を抑える役割もするので、実施形態6で発生した補正データ値の変動も抑えられる効果がある。これについて図27を用いてもう少し詳しく説明する。図27(a)はビット長低減手段68に入力される信号Vが入力信号中のノイズの影響により時間的に変動する様子を示す。図示するように、通常、このノイズ変動量はこの信号の量子化幅より大きい。一方、ビット長低減手段68の出力信号は図27(b)に示すように、量子化幅が大きくなっており、もともと信号に含まれていたノイズが埋もれたものになる。すなわち、信号値の変動頻度は図27(a)の場合に比べて少なくなる。この結果、信号比Mの変動頻度も低減されるので、出力画像上の補正データの変動が視覚的に抑えられる。ノイズの変動量に対して量子化幅が十分大きくなるようにビット数低減を行うことにより、出力画像上の補正データの変動をほぼ完全に抑えることができる。
【0107】
なお、ここでは実施形態6の場合を例に挙げたが、他のどの実施形態についても同様に、補正信号生成回路のビット長を小さくした構成を考えることができ、回路規模の低減を図ることができる。
(実施形態9)
図28は前述の実施形態2の欠陥補正装置をビデオカメラに用いた本実施形態の構成図である。以下、この図を用いてその構成について説明する。図で100a、100b、100cはそれぞれ被写体のR、G、B三原色画像を撮像する固体撮像素子であり、好ましくはCCD(Charge Coupled Device)で構成される。101は、これらのCCDを駆動する駆動回路、102a、102b、102cはそれぞれR、G、B各チャンネルに対応したCDS(Corelated Double Sampling)回路であり、前記CCDの出力信号中のリセットノイズを除去する。103a、103b、103cはそれぞれ前記ノイズ除去後のR、G、Bに対応したCCDの出力信号を画素単位にディジタル信号に変換するA/D変換器である。そして、これらR、G、Bに対応したディジタル信号はそれぞれ入力端子1a、1b、1cから、実施形態1で述べた欠陥補正装置86へ入力される。この欠陥補正装置86では前述の欠陥補正が施され、その出力信号は出力端子15a、15b、15cからプロセス回路108a、108b、108cに入力される。これらプロセス回路では、クランプ、ガンマ・ニー補正、ゲイン調整など映像信号に必要な処理がされ、その出力信号は出力端子99a、99b、99cから外部に出力される。
【0108】
また、104はCCDの駆動や信号処理に必要なパルスを生成するタイミングジェネレーター(T.G.)であり、前記入力端子1a、1b、1cに入力される前記ディジタル信号における各離散化データの、出力画像上の位置座標(h、v)をアドレスデータとして、この信号に同期して欠陥検出手段109に送る。欠陥検出手段109は、コンパレータ106、ROM(Read Only Memory)105、2ビットのアンドゲート107で構成され、前記チャンネル信号Cを生成する。ROM105には予め各CCDに含まれるすべての欠陥画素について、その水平、垂直の位置x,y及びそのCCDを識別するためのコードchを1組とした欠陥アドレスデータ(x,y,ch)を書き込んでおく。そして、このROM13はある欠陥データの補正が完了するまではこれに対応した欠陥アドレスデータ(x、y、ch)を出力し続け、この欠陥データの補正が完了すると初めて、次の欠陥画素の欠陥アドレスデータを読み出す動作を順次繰り返すように制御する。ここでコードchは3つのチャンネルR、G、Bを識別すればよいので2ビット、x、yは例えばバイビジョンではx:1〜1920(1ライン有効画素数)、y:1〜518(1フィールドライン数)であるからそれぞれ11、10ビットのデータ長のものを用意すればよい。ここで、R、G、Bに対応したコードchは、(表1)に示したものと同じものとする。また、コンパレータ106では前記アドレスデータと前記欠陥アドレスデータが比較され、h=x、v=yのときのみハイレベルのパルスを出力する。
【0109】
次に、このように構成された本実施形態の動作を説明する。CCD100a、100b、100cからそれぞれ出力されたR、G、Bの各信号はCDS回路102a、102b、102cでそれぞれノイズ除去された後、A/D変換器で、画素周期で離散化されてディジタル映像信号となる。離散化された任意の時刻iにおける、前記ディジタル映像信号R(i)、G(i)、B(i)が前述の図4であり、G(i)が欠陥画素に対応した欠陥データであったとする。以下、時刻iにおける、欠陥検出手段109の動作について説明する。時刻iには前記信号データR(i)、G(i)、B(i)に同期してそのアドレスデータ(hi、vi)がタイミングジェネレータ104からコンパレータ106に入力される。また、ROM105からは、補正対象である欠陥データG(i)のアドレスデータ(xi、yi)及びGチャンネルのコードch=10が既に、それぞれコンパレータ106、アンドゲート107に入力されている。この結果、hi=xi、vi=yi が成り立ち、コンパレータ106からハイレベルのパルスが出力されるので、アンドゲート107からはGチャンネルのコードが、チャンネル信号Cとして出力される。
【0110】
欠陥補正装置86では実施形態2で述べた動作により、欠陥データG(i)が補正され、出力端子15a、15b、15cからは欠陥補正後の信号R(i)、G´(i)、B(i)が出力される。これらは更に、プロセス回路108a、108b、108cで処理されてカメラの出力信号として出力端子99a、99b、99cから出力される。以下、こうして実施形態2と同じように、各CCDから出力される欠陥データはすべて高精度に補正されるので、従来は破棄されていたような、多くの欠陥画素を含んだCCDをビデオカメラの撮像デバイスとして利用できるようになる。従って、従来より低コストのビデオカメラが実現できる。
【0111】
また、図28の欠陥補正装置86を前述の実施形態3、4、6、7または8の欠陥補正装置87、88、89、90、91でそれぞれ置き換えた構成のビデオカメラを考えることができ、これらの動作はそれぞれ上記と同じように説明することができる。そして、これらは上記と同様の効果を奏する。
【0112】
【発明の効果】
以上のように本発明の欠陥補正装置は、欠陥データの属する色チャンネルとこれ以外の他の色チャンネルの信号レベルの相関に基づいて補正を行うので、欠陥データ周辺の画像パターンによらず常に高精度な補正を行い、欠陥データによる画質劣化を大幅に改善することができる。また、補正データを生成するブロックをチャンネル間で共有することができるので、小さい回路規模で実現できる。また、本発明をハイビジョンなど多画素化されたビデオカメラに用いることにより、従来使用できなかった欠陥画素を有する固体撮像素子を活用することができる。この結果、カメラの低コスト化が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る欠陥補正装置の全体構成図
【図2】図1の欠陥補正装置における制御回路の構成図
【図3】本発明におけるチャンネルエンコーダの動作説明図
【図4】図1の欠陥補正装置における入力信号を示す図
【図5】実施形態1におけるチャンネル切り替え回路の構成図
【図6】本発明における出力切り替え回路の構成図
【図7】本発明の実施形態2に係る欠陥補正装置の入力信号を表す図
【図8】本発明の実施形態2に係る欠陥補正装置の全体構成図
【図9】図8の欠陥補正装置における制御回路の構成図
【図10】図8の欠陥補正装置におけるチャンネル切り替え回路の構成図
【図11】本発明の実施形態3に係る欠陥補正装置の入力信号を表す図
【図12】本発明の実施形態3に係る欠陥補正装置の全体構成図
【図13】本発明の実施形態4に係る欠陥補正装置の入力信号を表す図
【図14】本発明の実施形態4に係る欠陥補正装置の全体構成図
【図15】図14の欠陥補正装置における制御回路の構成図
【図16】本発明の実施形態5に係る欠陥補正装置の入力信号を表す図
【図17】本発明の実施形態5に係る欠陥補正装置の全体構成図
【図18】図14の欠陥補正装置における制御回路の構成図
【図19】本発明の実施形態6に係る欠陥補正装置の全体構成図
【図20】実施形態5の欠陥補正装置では十分な補正ができないが実施形態6の欠陥補正装置では正常な補正ができる入力信号を示す図
【図21】本発明の実施形態7に係る欠陥補正装置の全体構成図
【図22】図21の欠陥補正装置におけるマトリクス回路の構成図
【図23】図21の欠陥補正装置における制御回路の構成図
【図24】図21の欠陥補正装置における入力信号を示す図
【図25】(a)実施形態6の欠陥補正装置における信号比Mと閾値の関係を表す図
(b)実施形態7の欠陥補正装置における信号比Mと閾値の関係を表す図
【図26】本発明の実施形態8に係る欠陥補正装置の全体構成図
【図27】(a)実施形態8の欠陥補正装置におけるビット長低減手段の入力信号の変動を表す図
(b)実施形態8の欠陥補正装置ににおけるビット長低減手段の出力信号の変動を表す図
【図28】本発明の実施形態9に係る欠陥補正装置の全体構成図
【図29】従来の欠陥補正装置の全体構成図
【図30】(a)従来の欠陥補正装置の低周波の入力信号を示す図
(b)従来の欠陥補正装置の高周波の入力信号を示す図
【符号の説明】
2,27,32,38,42,48,50,85 補正信号生成回路
11 出力切り替え回路
12,29,41,44,49,52 制御回路
86,87,88,89,90,91 欠陥補正装置
100a,100b,100c CCD(固体撮像素子)
109 欠陥検出手段
Claims (24)
- 複数の固体撮像素子からそれぞれ出力される複数の映像信号が入力され、
前記複数の映像信号のうちの第1の映像信号の、任意の時刻iにおける信号値 x(i) が欠陥信号である場合に、前記複数の映像信号のうちから前記第1の映像信号以外の任意の映像信号を選択し、その時刻iにおける信号値を z(i) とし、ある時間幅をtとしたとき、
[x(i-t) − z(i-t)]
の絶対値が最小になる前記映像信号を第2の映像信号とし、
前記第1の映像信号の信号値 x(i) を、前記第2の映像信号の信号値 z(i) を用いた、
z(i)+[x(i-t)−z(i-t)]
で得られる補正信号で置換することを特徴とする欠陥補正装置。 - 複数の固体撮像素子からそれぞれ出力される複数の映像信号が入力され、
前記複数の映像信号のうちの第1の映像信号の、任意の時刻iにおける信号値 x(i) が欠陥信号である場合に、前記複数の映像信号のうちから前記第1の映像信号以外の任意の映像信号を選択し、その時刻iにおける信号値を z(i) とし、ある時間幅をtとしたとき、
[x(i+t) − z(i+t)]
の絶対値が最小になる前記映像信号を第2の映像信号とし、
前記第1の映像信号の信号値 x(i) を、前記第2の映像信号の信号値 z(i) を用いた、
z(i) + [x(i-t) − z(i-t)]
で得られる補正信号で置換することを特徴とする欠陥補正装置。 - 複数の固体撮像素子からそれぞれ出力される複数の映像信号が入力され、
前記複数の映像信号のうちの第1の映像信号の、任意の時刻iにおける信号値 x(i) が欠陥信号である場合に、前記複数の映像信号のうちから前記第1の映像信号以外の任意の映像信号を選択し、その時刻iにおける信号値を z(i) とし、ある時間幅をtとしたとき、
[x(i-t) +x (i+t) − z(i-t) − z(i+t)]
の絶対値が最小になる前記映像信号を第2の映像信号とし、
前記第1の映像信号の信号値 x(i) を、前記第2の映像信号の信号値 z(i) を用いた、
z(i) + [x(i-t) − z(i-t)]
で得られる補正信号で置換することを特徴とする欠陥補正装置。 - 複数の固体撮像素子からそれぞれ出力される複数の映像信号が入力され、
前記複数の映像信号のうちの第1の映像信号の、任意の時刻iにおける信号値 x(i) が欠陥信号である場合に、前記複数の映像信号のうちから前記第1の映像信号以外の任意の映像信号を選択し、その時刻iにおける信号値を z(i) とし、ある時間幅をtとしたとき、
[x(i-t) − z(i-t)]
の絶対値が最小になる前記映像信号を第2の映像信号とし、
前記第1の映像信号の信号値 x(i) を、前記第2の映像信号の信号値 z(i) を用いた、
z(i)+[x(i+t)−z(i+t)]
で得られる補正信号で置換することを特徴とする欠陥補正装置。 - 複数の固体撮像素子からそれぞれ出力される複数の映像信号が入力され、
前記複数の映像信号のうちの第1の映像信号の、任意の時刻iにおける信号値 x(i) が欠陥信号である場合に、前記複数の映像信号のうちから前記第1の映像信号以外の任意の映像信号を選択し、その時刻iにおける信号値を z(i) とし、ある時間幅をtとしたとき、
[x(i+t) − z(i+t)]
の絶対値が最小になる前記映像信号を第2の映像信号とし、
前記第1の映像信号の信号値 x(i) を、前記第2の映像信号の信号値 z(i) を用いた、
z(i) + [x(i+t) − z(i+t)]
で得られる補正信号で置換することを特徴とする欠陥補正装置。 - 複数の固体撮像素子からそれぞれ出力される複数の映像信号が入力され、
前記複数の映像信号のうちの第1の映像信号の、任意の時刻iにおける信号値 x(i) が欠陥信号である場合に、前記複数の映像信号のうちから前記第1の映像信号以外の任意の映像信号を選択し、その時刻iにおける信号値を z(i) とし、ある時間幅をtとしたとき、
[x(i-t) +x (i+t) − z(i-t) − z(i+t)]
の絶対値が最小になる前記映像信号を第2の映像信号とし、
前記第1の映像信号の信号値 x(i) を、前記第2の映像信号の信号値 z(i) を用いた、
z(i) + [x(i+t) − z(i+t)]
で得られる補正信号で置換することを特徴とする欠陥補正装置。 - 複数の固体撮像素子からそれぞれ出力される複数の映像信号が入力され、
前記複数の映像信号のうちの第1の映像信号の、任意の時刻iにおける信号値 x(i) が欠陥信号である場合に、前記複数の映像信号のうちから前記第1の映像信号以外の任意の映像信号を選択し、その時刻iにおける信号値を z(i) とし、ある時間幅をtとしたとき、
[x(i-t) − z(i-t)]
の絶対値が最小になる前記映像信号を第2の映像信号とし、
前記第1の映像信号の信号値 x(i) を、前記第2の映像信号の信号値 z(i) を用いた、
z(i)+[x(i-t)+x(i+t)−z(i-t)−z(i+t)]/2
で得られる補正信号で置換することを特徴とする欠陥補正装置。 - 複数の固体撮像素子からそれぞれ出力される複数の映像信号が入力され、
前記複数の映像信号のうちの第1の映像信号の、任意の時刻iにおける信号値 x(i) が欠陥信号である場合に、前記複数の映像信号のうちから前記第1の映像信号以外の任意の映像信号を選択し、その時刻iにおける信号値を z(i) とし、ある時間幅をtとしたとき、
[x(i+t) − z(i+t)]
の絶対値が最小になる前記映像信号を第2の映像信号とし、
前記第1の映像信号の信号値 x(i) を、前記第2の映像信号の信号値 z(i) を用いた、
z(i) + [x(i-t) + x(i+t) − z(i-t) − z(i+t)]/2
で得られる補正信号で置換することを特徴とする欠陥補正装置。 - 複数の固体撮像素子からそれぞれ出力される複数の映像信号が入力され、
前記複数の映像信号のうちの第1の映像信号の、任意の時刻iにおける信号値 x(i) が欠陥信号である場合に、前記複数の映像信号のうちから前記第1の映像信号以外の任意の映像信号を選択し、その時刻iにおける信号値を z(i) とし、ある時間幅をtとしたとき、
[x(i-t) +x (i+t) − z(i-t) − z(i+t)]
の絶対値が最小になる前記映像信号を第2の映像信号とし、
前記第1の映像信号の信号値 x(i) を、前記第2の映像信号の信号値 z(i) を用いた、
z(i) + [x(i-t) + x(i+t) − z(i-t) − z(i+t)]/2
で得られる補正信号で置換することを特徴とする欠陥補正装置。 - 複数の映像信号が入力され、
前記複数の映像信号のうちから第1の映像信号、第2の映像信号をそれぞれ選択し、任意の時刻iにおける前記第1の映像信号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)とし、x(i)が欠陥信号である場合に、ある時間幅をtとして、
y(i)*[x(i-t)+x(i+t)]/[y(i-t)+y(i+t)]
で示される第1の補正信号と、
{x(i-t)+x(i+t)}/2
で示される第2の補正信号のうち一方を選択して前記欠陥信号x(i)と置換することを特徴とする欠陥補正装置。 - 任意の時刻iにおける前記第1の映像信号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)とし、x(i)が欠陥信号である場合に、
{x(i-t)+x(i+t)}/{y(i-t)+y(i+t)}
で示される値が、予め設定した閾値Vt(>1)より小さい場合には前記第1の 補正信号を、閾値Vtより大きい場合には前記第2の補正信号を補正信号として選択することを特徴とする請求項10記載の欠陥補正装置。 - 任意の時刻iにおける前記第1の映像信号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)とし、x(i)が欠陥信号である場合に、
{y(i-t)+y(i+t)}/2
で示される値が予め設定した閾値Vmより大きい場合には前記第1の補正信号を 、閾値Vmより小さい場合には前記第2の補正信号を補正信号として選択するこ とを特徴とする請求項10記載の欠陥補正装置。 - 複数の映像信号が入力され、前記複数の映像信号のうちから第1の映像信号、第2の映像信号をそれぞれ選択し、任意の時刻iにおける前記第1の映像信号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)とし、x(i)が欠陥信号である場合に、α、βをα+β=1なる実数とし、ある時間幅をtとして、
α*y(i)*[x(i-t)+x(i+t)]/[y(i-t)+y(i+t)]+β*[x(i-t)+x(i+t)}/2
で示される補正信号で前記欠陥信号を置換することを特徴とする欠陥補正装置。 - 任意の時刻iにおける前記第1の映像信号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)とし、x(i)が欠陥信号である場合に、
M={x(i-t)+x(i+t)}/{y(i-t)+y(i+t)}
で示されるMの値を、予め設定したN個の閾値Vk(k=1、2・・・N、N>1、V1<V2<・・・<VN)と比較してVn<M<Vn+1である場合に、
(VN−Vn)/(VN−V1)、(Vn−V1)/(VN−V1)
で示される値をそれぞれα、βとすることを特徴とする請求項13記載の欠陥補正装置。 - 任意の時刻iにおける前記第1の映像信号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)とし、x(i)が欠陥信号である場合に、
M={x(i-t)+x(i+t)}/{y(i-t)+y(i+t)}
で示されるMの値を予め設定したVL<VHなる2つの閾値VL、VHと比較して、M<VLのときα=1、β=0、VL<M<VHのときα=(VH−M)/(VH− VL)、β=(M−VL)/(VH−VL)、M>VHのときα=0、β=1とする ことを特徴とする請求項13記載の欠陥補正装置。 - 任意の時刻iにおける前記第1の映像信号及び前記第2の映像信号の値をそれぞれx(i)、y(i)とし、x(i)が欠陥信号である場合に、
B={y(i-t)+y(i+t)}/2
で示されるBの値を予め設定したVL<VHなる2つの閾値VL、VHと比較して,B<VLのときα=0、β=1、VL<B<VHのときα=(B−VL)/(VH− VL)、β=(VH−B)/(VH−VL)、B>VHのときα=1、β=0とする ことを特徴とする請求項13記載の欠陥補正装置。 - 前記第1の映像信号の、任意の時刻iにおける信号値x(i)が欠陥信号である場合に、前記複数の映像信号のうちから前記第1の映像信号以外の任意の映像信号を選択し、その時刻iにおける信号値をz(i)としたとき、
[x(i-t)−z(i-t)]
の絶対値が最小になる前記映像信号を前記第2の映像信号とすることを特徴とする請求項10又は13記載の欠陥補正装置。 - 前記第1の映像信号の、任意の時刻iにおける信号値x(i)が欠陥信号である場合に、前記複数の映像信号のうちから、前記第1の映像信号以外の任意の映像信号を選択し、その時刻iにおける信号値をz(i)としたとき、
[x(i+t)−z(i+t)]
の絶対値が最小になる前記映像信号を前記第2の映像信号とすることを特徴とする請求項10又は13記載の欠陥補正装置。 - 前記第1の映像信号の、任意の時刻iにおける信号値x(i)が欠陥信号である場合に、前記複数の映像信号のうちから、前記第1の映像信号以外の任意の映像信号を選択し、その時刻iにおける信号値をz(i)としたとき、
[x(i-t)+x(i+t)−z(i-t)−z(i+t)]
の絶対値が最小になる前記映像信号を前記第2の映像信号とすることを特徴とする請求項10又は13記載の欠陥補正装置。 - 前記複数の映像信号をディジタルに変換したディジタル信号を入力し、前記時間幅tをこのディジタル信号の周期に等しくとることを特徴とする請求項1〜10、および13のいずれか1項記載の欠陥補正装置。
- 前記ディジタル信号のビット長を1ビット以上小さくして得られるディジタル信号を基に前記補正信号を生成することを特徴とする請求項20記載の欠陥補正装置。
- 複数の固体撮像素子と、これら複数の固体撮像素子の各出力信号を入力信号とする請求項1〜10、および13のいずれか1項記載の欠陥補正装置とを備え、前記時間幅tを前記固体撮像素子の出力信号の画素周期に等しくとることを特徴とする固体撮像装置。
- 前記複数の固体撮像素子の各出力信号を画素単位にディジタル信号に変換したものを入力信号とする請求項22記載の固体撮像装置。
- 前記ディジタル信号のビット長を1ビット以上小さくして得られるディジタル信号を基に前記補正信号を生成することを特徴とする請求項23記載の固体撮像装置。
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