JPH09284220A - 受光装置および光信号処理装置 - Google Patents

受光装置および光信号処理装置

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JPH09284220A
JPH09284220A JP8086451A JP8645196A JPH09284220A JP H09284220 A JPH09284220 A JP H09284220A JP 8086451 A JP8086451 A JP 8086451A JP 8645196 A JP8645196 A JP 8645196A JP H09284220 A JPH09284220 A JP H09284220A
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JP
Japan
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signal
voltage
light receiving
optical signal
light
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JP8086451A
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Yoshiharu Unami
義春 宇波
Tetsu Takashima
撤 高嶋
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受光される光信号の有効性を判断することが
できる受光装置および光信号処理装置を提供することに
ある。 【解決手段】 フォトダイオードPDの端子間電圧をオ
ペアンプOP2で増幅した後に、コンパレータCP1で
基準電圧値VREF とを比較して受光される光信号を監視
し、例えばモノマルチバイブレータIC1で光源側で付
加されるチョッパ変調周波数270Hzを除去し、監視
信号に異常がある場合には、AND1から報知信号を出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光心線対照装置や
光パワー測定装置等に適応可能な受光装置に関するもの
であり、更に、光通信の受信側の端局装置等に適応可能
な光信号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光心線対照装置や光パワー測定装
置等においては、受光素子に用いられるフォトダイオー
ドPDに対して暗電流や外部光、電源ライン等のノイズ
源によって測定パワーに誤差を生じる等の悪影響が与え
られるおそれがあった。そこで、暗電流や外部光、電源
ライン等のノイズ源からの悪影響を避けるために、一般
に、光源側に例えば270Hzのチョッパ変調を加える
方法が知られている。
【0003】光パワー測定装置等の受光装置の構成は、
一般的に図5に示すようなものである。同図において、
受光された光信号はフォトダイオードPDで電流信号に
変換され、次に、電流電圧変換器として動作するトラン
スインピーダンスアンプによって電圧信号に変換され
る。その後(図示しない)、この電圧信号を増幅する。
受光された光信号が光源側によって270Hzの変調を
加えられている場合には、例えば270Hzの通過帯域
を有するバンドパスフィルタ等を用いて光源側の変調成
分のみを取り出し、さらに、平均化処理やA/D変換等
を施した後に、光パワーの測定を行ってその測定値を表
示するようにしている。
【0004】ところが光信号には、輝度変調されていな
い光、無変調とみなせる通信装置等からの光、270H
zよりも十分高速の変調光等のCW光が変調光に重畳さ
れている場合がある。このようなCW光は、例えば、 (1)光源側の変調信号の変調度を小さく設定している
場合で、例えばチョッパ変調において消光比を小さく設
定している場合。
【0005】(2)テープ心線を心線対照するような場
合には、多心ファイバーを一括して一つのフォトダイオ
ードPDで受光する。この際、一本のファイバに変調光
と、現用回線の信号光とが重畳されることもある。現用
回線の光信号は、数Mbps以上のデジタル変調が施さ
れており、光パワー測定装置のような低周波数を扱う装
置にとっては、このようなデジタル変調が施された光信
号はほぼCW光と等価となる。
【0006】(3)図6に示すように、現用回線の信号
光(CW光)(イ)を伝送するファイバに合波器で変調
光(ロ)を合波する場合、フォトダイオードPDの受光
信号は合波光(ハ)となる。このような光信号がフォト
ダイオードPDで受光される場合、図5に示すような構
成では、フォトダイオードPDがCW光の光パワーに応
じて電圧を発生するため、この発生電圧に起因して初段
アンプが飽和する虞があり、変調光の信号成分が発生電
圧分だけ上昇してトランスインピーダンスアンプの動作
可能範囲を超えた場合、変調光に対応する電圧信号に変
換されないことがある。
【0007】従って、CW光が変調光より大きくなった
場合には、受光されている変調光に基づいて光パワーを
測定することが不可能となってしまう。そこで、図7に
示すようにフォトダイオードPDとトランスインピーダ
ンスアンプの間にコンデンサCを挿入することで、受光
されているCW光成分に起因して発生する直流電流成分
をカットするような構成を採用するようになった。
【0008】このコンデンサCの容量値は、受光される
変調光の周波数成分が十分に通過できる値に設定する必
要がある。なお、コンデンサC、抵抗Rおよびフォトダ
イオードPDのインピーダンスによって決定されるハイ
パスフィルタの時定数が、変調光の周波数成分より十分
に大きくなるように設定する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
ハイパワーのレーザダイオードLDや光アンプ等の出現
により送信側でのCW光成分が数mW以上となる場合も
増えてきている。このようなハイパワーのCW光が受光
される場合、受光装置では次のような問題が発生する。 (1)ハイパワーのCW光が受光される場合、ショット
雑音が発生する。このショット雑音はフォトダイオード
PDがCW光を受光することに起因して発生するランダ
ムノイズである。 (2)ハイパワーのCW光を送信側の発光素子で発光す
る場合、CW光の発光に伴ってAM雑音等が発生する。
このようなAM雑音は、送信側の駆動回路や発光素子が
持つ雑音である。
【0010】このようなショット雑音やAM雑音等は、
一般に光信号である変調光の周波数成分を含んでいるの
で、フォトダイオードPDは変調光を受光している状態
のように動作してしまう。特に、270Hzの変調光を
用いて心線対照を行う場合、受光側のフォトダイオード
PDに0dBmの光が入射してそのときの帯域制限を5
Hzと仮定し、フォトダイオードPDの感度を0.6と
仮定したとき、ショット雑音の大きさを光入射パワーに
換算した値は、約−70dBm程度と計算することがで
きる。このショット雑音の大きさは、心線対照等で一般
に使用される最小受光レベルと同等値に相当するので、
心線対照を行った後に、ファイバの切断作業を行う場
合、このショット雑音が誤って心線対照を行う原因にな
る。その結果、ファイバの心線番号を誤認識する虞があ
り、ファイバの誤切断という極めて重大な事故を発生す
る虞があった。このように、ショット雑音は心線対照作
業に重大な影響を及ぼすものである。
【0011】また、送信側でAM雑音が発生している場
合にも、AM雑音が誤って心線対照を行う原因になり、
その結果、ファイバの心線番号を誤認識する虞があり、
ファイバの誤切断という極めて重大な事故を発生する虞
があった。本発明は、上記に鑑みてなされたもので、そ
の目的としては、受光される光信号の有効性を判断する
ことができる受光装置および光信号処理装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、受光される光信号を電流信号
に変換する受光素子と、受光素子からの電流信号のうち
交流成分を入力して電圧信号に変換する電流電圧変換回
路と、を有する受光装置であって、前記受光素子の端子
間電圧と所定の基準電圧値とを比較して受光される光信
号を監視する光信号監視手段を有することを要旨とす
る。
【0013】請求項1記載の発明にあっては、受光素子
の端子間電圧と所定の基準電圧値とを比較して受光され
る光信号を監視することで、電流電圧変換回路から出力
される電圧信号の有効性を判断することができるという
作用を有する。
【0014】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記光信号監視手段は、前記受光素子の端子間
電圧が所定の基準電圧値を超える場合には、受光される
光信号が異常であることを表す報知信号を発生すること
を要旨とする。
【0015】請求項2記載の発明にあっては、受光素子
の端子間電圧が所定の基準電圧値を超える場合には、報
知信号を発生することで、受光される光信号が異常であ
ることを表すことができるという作用を有する。
【0016】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、受光される光信号を電流信号に変換する受光素
子と、受光素子からの電流信号のうち交流成分を入力し
て電圧信号に変換する電流電圧変換回路と、前記受光素
子の端子間電圧と所定の基準電圧値とを比較して受光さ
れる光信号を監視する光信号監視手段とを有し、変換さ
れた電圧信号の処理を行う光信号処理装置であって、受
光素子の端子間電圧が所定の基準電圧値を超える場合に
は、電流電圧変換回路からの電圧信号に基づく処理を停
止する処理停止手段を有することを要旨とする。
【0017】請求項3記載の発明にあっては、受光素子
の端子間電圧と所定の基準電圧値とを比較して受光され
る光信号を監視し、受光素子の端子間電圧が所定の基準
電圧値を超える場合には、電流電圧変換回路から出力さ
れる電圧信号の処理を停止することで、誤った処理を防
止することができるという作用を有する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の実施の形態に係
る受光装置1と光信号処理装置3とが接続されているシ
ステム構成を示す図である。なお、受光装置1は、光心
線対照装置や光パワー測定装置等に適応可能なものであ
る。
【0019】同図に示すように、受光装置1は、光信号
を受光して電流信号に変換するフォトダイオードPD
と、フォトダイオードPDからの電流信号のうち交流成
分を通過させるコンデンサC1と、コンデンサC1を介
して通過した交流電流を電圧信号に変換するオペアンプ
OP1と、オペアンプOP1の入力端子と出力端子の間
に接続される帰還抵抗R1と、フォトダイオードPDの
端子間電圧をR2,R3で決定される増幅率で増幅して
監視電圧を出力するオペアンプOP2と、コンパレータ
CP1に基準電圧を供給する可変抵抗VRと、オペアン
プOP2からの監視電圧を基準電圧値に基づいて比較す
るコンパレータCP1と、コンパレータCP1からの比
較信号のうちHigh状態とLow状態を繰り返すクロ
ック信号に応じてパルス信号を発生するモノマルチバイ
ブレータIC1と、モノマルチバイブレータIC1に付
加して固有の時定数τを設定する抵抗R4,C2、受光
している光信号が異常であることを表す報知信号を生成
するAND1とから構成される。また、同図において、
光信号処理装置3は、オペアンプOP1から出力される
電圧信号に基づいて光通信の信号処理を行うものであ
る。なお、光信号処理装置3は、光通信の受信側の端局
装置等に適応可能なものである。
【0020】次に、図2に示す表を参照して受光装置1
の動作を説明する。光信号を受光してフォトダイオード
PDで電流信号に変換する。なお、フォトダイオードP
Dで発生する電圧信号は、図2に示す波形P1のように
なる。次に、フォトダイオードPDからの電流信号IS
のうち交流成分をコンデンサC1で通過させ、コンデン
サC1を通過した交流電流をオペアンプOP1で電圧信
号に変換する。
【0021】ここで、オペアンプOP1から出力される
電圧信号V2 は、
【数1】 となり、図2に示す波形P3のようになる。一方、オペ
アンプOP2において、フォトダイオードPDの端子間
電圧V1 を増幅して監視電圧V2 を出力する。
【0022】ここで、オペアンプOP2から出力される
電圧信号V3 は、
【数2】 となり、図2に示す波形P5のようになる。次に、コン
パレータCP1は、可変抵抗VRで与えられる基準電圧
値VREF を基準にして、オペアンプOP2から出力され
る監視信号V3 がこの基準電圧値VREF を常時超える場
合には、動作例(2),(4)のように、コンパレータ
CP1からは監視信号としてオン信号が出力される。
【0023】一方、オペアンプOP2から出力される監
視信号V3 がこの基準電圧値VREFを超えていない場合
には、動作例(3)のように、コンパレータCP1から
はオフ信号が出力される。また、オペアンプOP2から
出力される監視信号V3 がクロック信号であり、このク
ロック信号のHighレベルが基準電圧値VREF を超え
る場合には、動作例(1)のように、コンパレータCP
1からは監視信号としてクロック信号が出力される。
【0024】次に、モノマルチバイブレータIC1は、
動作例(1)の場合、コンパレータCP1から出力され
るクロック信号に応じて抵抗R4,C2で設定される固
有の時定数τを有するパルス信号を発生する。ここで、
抵抗R4,C2で設定される固有の時定数τを、例えば
光源側で加えられるチョッパ変調周波数270Hzに対
応するパルス幅よりも大きく設定すれば、少なくとも2
70Hzのクロック信号が入力してもモノマルチバイブ
レータIC1の出力はLow状態になる。次に、AND
1は、コンパレータCP1からの出力信号とモノマルチ
バイブレータIC1からの出力信号との論理積を取る。
従って、動作例(1),(3)の場合には、AND1か
らの出力はLow状態になる。一方、動作例(2),
(4)の場合には、AND1からの出力はHigh状態
になって報知信号を出力する。
【0025】従って、動作例(1)の場合には、AND
1からの出力はLow状態になり、正常状態(変調光の
みを受光)であると判断できる。また、動作例(2)の
場合には、AND1からの出力はHigh状態になり、
送信側からのCW光によるノイズがあると判断できる。
さらに、動作例(3)の場合には、AND1からの出力
はLow状態になり、少なくともフォトダイオードPD
には入射光がない状態である。さらにまた、動作例
(4)の場合には、AND1からの出力はHigh状態
になり、送信側からのCW光によるノイズがあると判断
できる。
【0026】このようにして、フォトダイオードPDの
端子間電圧をオペアンプOP2で増幅した後に、コンパ
レータCP1で基準電圧値VREF とを比較して受光され
る光信号を監視し、例えばモノマルチバイブレータIC
1で光源側で付加されるチョッパ変調周波数270Hz
を除去し、監視信号に異常がある場合には、AND1か
ら報知信号を出力することで、オペアンプOP1から出
力される電圧信号の有効性を判断することができる。
【0027】また、フォトダイオードPDの端子間電圧
をオペアンプOP2で増幅した後の監視信号が、コンパ
レータCP1で基準電圧値VREF を超える場合には、報
知信号を発生することで、受光される光信号が異常であ
ることを表すことができる。
【0028】さらに、フォトダイオードPDの端子間電
圧をオペアンプOP2で増幅した後の監視信号が、コン
パレータCP1で基準電圧値VREF を超える場合には、
AND1から報知信号を出力するので、光信号処理装置
5はオペアンプOP1から出力される電圧信号の処理を
停止し、誤った処理を防止することができる。
【0029】従って、受光装置が光パワー測定装置であ
る場合には、報知信号を用いて光パワーの測定値が真値
ではないことを報知することができる。また、受光装置
が心線対照装置である場合には、報知信号を用いて心線
番号が真値ではないことを報知することができ、従来あ
ったようなファイバの誤切断を防止することができる。
【0030】(第2の実施の形態)図3は、本発明の他
の実施の形態に係る受光装置1と光信号処理装置3とが
接続されているシステム構成を示す図である。なお、受
光装置1は、光心線対照装置や光パワー測定装置等に適
応可能なものである。
【0031】同図に示すように、受光装置1は、光信号
を受光して電流信号に変換するフォトダイオードPD
と、フォトダイオードPDからの電流信号のうち交流成
分を通過させるコンデンサC1と、コンデンサC1を介
して通過した交流電流を電圧信号に変換するオペアンプ
OP1と、オペアンプOP1の入力端子と出力端子の間
に接続される帰還抵抗R1と、変調光に重畳される交流
成分のうち高域を遮断するためのコンデンサC3と、フ
ォトダイオードPDの端子間電圧をR2,R3で決定さ
れる増幅率で増幅するとともに、重畳される交流成分の
うち高域を遮断して監視電圧を出力するオペアンプOP
2と、コンパレータCP1に基準電圧を供給する可変抵
抗VRと、オペアンプOP2からの監視電圧を基準電圧
値に基づいて比較し、受光している光信号が異常である
ことを表す報知信号を生成するコンパレータCP1とか
ら構成される。また、同図において、光信号処理装置3
は、オペアンプOP1から出力される電圧信号に基づい
て光通信の信号処理を行うものである。なお、光信号処
理装置3は、光通信の受信側の端局装置等に適応可能な
ものである。
【0032】次に、図4に示す表を参照して受光装置1
の動作を説明する。光信号を受光してフォトダイオード
PDで電流信号に変換する。なお、フォトダイオードP
Dで発生する電圧信号は、図4に示す波形P1のように
なる。次に、フォトダイオードPDからの電流信号IS
のうち交流成分をコンデンサC1で通過させ、コンデン
サC1を通過した交流電流をオペアンプOP1で電圧信
号に変換する。
【0033】ここで、オペアンプOP1から出力される
電圧信号V2 は、
【数3】 となり、図4に示す波形P3のようになる。一方、オペ
アンプOP2においては、フォトダイオードPDの端子
間電圧V1のうち重畳される交流成分の高域を遮断す
る。この場合、出力レベルが0dBになる遮断周波数f
は、コンデンサC3と抵抗R2から
【数4】 となる。ここで、光源側で付加されるチョッパ変調周波
数270Hzを十分に遮断可能な遮断周波数fを設定す
る。
【0034】また、オペアンプOP2は、フォトダイオ
ードPDの端子間電圧V1 を増幅して監視電圧V2 を出
力する。ここで、オペアンプOP2から出力される電圧
信号V3 は、
【数5】 となり、図4に示す波形P5のようになる。
【0035】次に、コンパレータCP1は、可変抵抗V
Rで与えられる基準電圧値VREF を基準にして、オペア
ンプOP2から出力される監視信号V3 がこの基準電圧
値VREF を常時超える場合には、動作例(2),(4)
のように、コンパレータCP1からは報知信号としてオ
ン信号が出力される。
【0036】一方、オペアンプOP2から出力される監
視信号V3 がこの基準電圧値VREFを超えていない場合
には、動作例(1),(3)のように、コンパレータC
P1からは報知信号としてオフ信号が出力される。従っ
て、動作例(1)の場合には、AND1からの出力はL
ow状態になり、正常状態(変調光のみを受光)である
と判断できる。また、動作例(2)の場合には、AND
1からの出力はHigh状態になり、送信側からのCW
光によるノイズがあると判断できる。
【0037】さらに、動作例(3)の場合には、AND
1からの出力はLow状態になり、少なくともフォトダ
イオードPDには入射光がない状態である。さらにま
た、動作例(4)の場合には、AND1からの出力はH
igh状態になり、送信側からのCW光によるノイズが
あると判断できる。
【0038】このようにして、フォトダイオードPDの
端子間電圧をオペアンプOP2で増幅するとともに、重
畳されている交流成分のうち遮断周波数f以上の高域を
遮断したた後に、コンパレータCP1で基準電圧値VRE
F とを比較して受光される光信号を監視し、監視信号に
異常がある場合には、コンパレータCP1から報知信号
を出力することで、オペアンプOP1から出力される電
圧信号の有効性を判断することができる。
【0039】また、フォトダイオードPDの端子間電圧
をオペアンプOP2で増幅した後の監視信号が、コンパ
レータCP1で基準電圧値VREF を超える場合には、報
知信号を発生することで、受光される光信号が異常であ
ることを表すことができる。
【0040】さらに、フォトダイオードPDの端子間電
圧をオペアンプOP2で増幅した後の監視信号が、コン
パレータCP1で基準電圧値VREF を超える場合には、
コンパレータCP1から報知信号を出力するので、光信
号処理装置5はオペアンプOP1から出力される電圧信
号の処理を停止し、誤った処理を防止することができ
る。
【0041】従って、受光装置が光パワー測定装置であ
る場合には、報知信号を用いて光パワーの測定値が真値
ではないことを報知することができる。また、受光装置
が心線対照装置である場合には、報知信号を用いて心線
番号が真値ではないことを報知することができ、従来あ
ったようなファイバの誤切断を防止することができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、受光素子
の端子間電圧と所定の基準電圧値とを比較して受光され
る光信号を監視することで、電流電圧変換回路から出力
される電圧信号の有効性を判断することができ、例えば
光パワーの測定値や心線対照結果の心線番号の有効性を
判断することができるので、従来あったようなファイバ
の誤切断を防止することができる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、受光素子の
端子間電圧が所定の基準電圧値を超える場合には、報知
信号を発生することで、受光される光信号が異常である
ことを表すことができ、例えば光パワーの測定値や心線
対照結果の心線番号の有効性を判断することができるの
で、従来あったようなファイバの誤切断を防止すること
ができる。
【0044】請求項3記載の発明によれば、受光素子の
端子間電圧と所定の基準電圧値とを比較して受光される
光信号を監視し、受光素子の端子間電圧が所定の基準電
圧値を超える場合には、電流電圧変換回路から出力され
る電圧信号の処理を停止することで、誤った処理を防止
することができ、その結果、光信号処理装置の信頼性の
向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る受光装置1と光信号
処理装置3とが接続されているシステム構成を示す図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態に係る受光装置1の動作を
説明するための図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係る受光装置1と光
信号処理装置3とが接続されているシステム構成を示す
図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る受光装置1の動
作を説明するための図である。
【図5】従来の受光装置の構成を示す図である。
【図6】信号光(CW光)(イ)と変調光(ロ)とを合
波する場合の合波光(ハ)を示す図である。
【図7】従来の別の受光装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
PD フォトダイオード C1,C2,C3 コンデンサ OP1,OP2 オペアンプ R1,R2,R3,R4 抵抗 CP1 コンパレータ VR 可変抵抗 IC1 モノマルチバイブレータ AND1 論理積回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光される光信号を電流信号に変換する
    受光素子と、受光素子からの電流信号のうち交流成分を
    入力して電圧信号に変換する電流電圧変換回路と、を有
    する受光装置であって、 前記受光素子の端子間電圧と所定の基準電圧値とを比較
    して受光される光信号を監視する光信号監視手段を有す
    ることを特徴とする受光装置。
  2. 【請求項2】 前記光信号監視手段は、 前記受光素子の端子間電圧が所定の基準電圧値を超える
    場合には、受光される光信号が異常であることを表す報
    知信号を発生することを特徴とする請求項1記載の受光
    装置。
  3. 【請求項3】 受光される光信号を電流信号に変換する
    受光素子と、受光素子からの電流信号のうち交流成分を
    入力して電圧信号に変換する電流電圧変換回路と、前記
    受光素子の端子間電圧と所定の基準電圧値とを比較して
    受光される光信号を監視する光信号監視手段とを有し、
    変換された電圧信号の処理を行う光信号処理装置であっ
    て、 受光素子の端子間電圧が所定の基準電圧値を超える場合
    には、電流電圧変換回路からの電圧信号に基づく処理を
    停止する処理停止手段を有することを特徴とする光信号
    処理装置。
JP8086451A 1996-04-09 1996-04-09 受光装置および光信号処理装置 Pending JPH09284220A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107222266A (zh) * 2017-06-12 2017-09-29 青岛海信宽带多媒体技术有限公司 一种光模块

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CN107222266A (zh) * 2017-06-12 2017-09-29 青岛海信宽带多媒体技术有限公司 一种光模块

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