JP3320527B2 - 光パワー測定装置 - Google Patents

光パワー測定装置

Info

Publication number
JP3320527B2
JP3320527B2 JP28962893A JP28962893A JP3320527B2 JP 3320527 B2 JP3320527 B2 JP 3320527B2 JP 28962893 A JP28962893 A JP 28962893A JP 28962893 A JP28962893 A JP 28962893A JP 3320527 B2 JP3320527 B2 JP 3320527B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical power
photodiode
measurement
current
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28962893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07140001A (ja
Inventor
義春 宇波
浩一 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP28962893A priority Critical patent/JP3320527B2/ja
Publication of JPH07140001A publication Critical patent/JPH07140001A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3320527B2 publication Critical patent/JP3320527B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、心線対照装置
や光パワーメータ等に用いて好適な光パワー測定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、心線対照装置や光パワーメータ
等に用いられる光パワー測定装置は、フォトダイオード
(以後、ダイオードPDと称す)を有し、このダイオー
ドPDへ被測定光を供給して被測定光のパワーを測定す
る。従来の光パワー測定装置について、図面を参照して
説明する。図4は一般的な光パワー測定装置の構成例を
示す図であり、ダイオードPD周辺の構成が拡大して示
されている。
【0003】図4において、1は例えば、トランス・イ
ンピーダンス型のアンプであり、被測定光によりダイオ
ードPDで発生した電流信号を、対応する電圧信号に変
換する。なお、このアンプ1は、レンジ切り替え機能等
を有する。ダイオードPDで発生した電流信号は、アン
プ1において電圧信号に変換された後、増幅やA/D変
換等の処理を施され、最終的に被測定光の光パワー測定
データとして使用される。
【0004】従来の光パワー測定装置としては、上述し
た構成によるもの以外に、図5に示すように、アンプや
検出回路5等を有する本体2とダイオードPDを有する
センサ部3とを屈曲自在の接続コード4で接続してなる
ものがある。一般に、接続コード4は、複数の銅線から
構成されており、そのうちの一本あるいは複数本は、本
体2内の検出回路5に接続され、センサ部3や接続コー
ド4が本体2へ確実に接続されているか否かや、当該1
本あるいは複数本の銅線に断線または接触不良といった
不都合が生じているか否かを判断する為に使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
構成の光パワー測定装置において、図6に示すように、
ダイオードPDとアンプ1とを接続する信号線が切断さ
れると、ダイオードPDからの電流信号がアンプ1に到
達しない。しかしながら、アンプ1は、その入力がハイ
インピーダンスとなるため、外部のノイズの影響を受け
易く、あたかもダイオードPDから電流信号が供給され
たように動作してしまうことがある。
【0006】このような場合、アンプ1に後続する回路
は、アンプ1から出力される電圧信号がノイズによるも
のであることが判断できない。したがって、光パワー測
定装置は、無意味な測定データを表示または出力するこ
とになる。しかしながら、表示または出力される測定デ
ータが具体的な数値である為に、操作者は、得られた測
定データを正確な測定データと誤認し、対応する処理を
施すことになる。したがって、切断すべき光ファイバ心
線を抽出するために用いられる心線対照装置に、図4に
示す構成の光パワー測定装置を適用した場合、光ファイ
バの誤切断といった重大な事故を招致する危険性があ
る。
【0007】また、図5に示す構成の光パワー測定装置
では、本体2とセンサ部3とが接続コード4で接続さ
れ、接続コード4は必要に応じて屈曲されるため、接続
コード4内の銅線が切断される可能性が高い。さらに、
接続コード4は、その先端(一端あるいは両端)にコネ
クタ部分が形成され、そのコネクタ部分で、本体2やセ
ンサ部3に接続される構造のものも少なくない。この場
合、コネクタ部分において、接触不良や断線がしばしば
発生する。
【0008】こうした断線または接触不良が発生する
と、上述したように、ノイズによる測定データを正確な
測定データと誤認する危険性がある。また、検出回路5
に接続された一本あるいは複数本の銅線以外の銅線(ダ
イオードPDに接続された銅線)に断線または接触不良
が発生した場合には、その検出をすることができないと
いう欠点がある。
【0009】こうした各種不都合を防止するために、測
定作業前に、動作確認作業(例えば、テスト用の光を光
パワー測定装置へ入射し、測定データが規定値となるか
否かを確認する)を行うようにする等、運用面からのア
プローチも行われている。しかしながら、例えば、銅線
や信号線が接触不良を起こしている場合には、動作確認
時は正常に作動し、作業時には断線状態となるケースも
あり、十分な対策とはいえない。
【0010】また、動作確認作業には、当該作業のため
の器具および時間等が必要となるため、全体的な作業効
率が低下するという問題もある。こうしたことから、ダ
イオードPDの配線に断線または接触不良等が生じた場
合に、即座にこれを検出し、無意味な測定データによる
誤った処理の発生を未然に防止することができる装置が
待望されている。本発明は、上述した事情に鑑みて為さ
れたものであり、フォトダイオードの配線における断線
または接触不良を正確に検出するとともに、常に正確な
測定データを得ることができる光パワー測定装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
による光パワー測定装置は、入射される被測定光に応じ
た電流信号を出力するフォトダイオードと、前記電流信
号に所定の処理を施して前記被測定光に応じた測定デー
タを出力する測定手段とを有する光パワー測定装置にお
いて、前記電流信号の平均値を測定する平均値測定手段
と、該平均値測定手段で測定された平均値を、前記フォ
トダイオードの暗電流より小なる基準値と比較する比較
手段と、該比較手段での比較結果に応じた情報を操作者
または前記測定手段へ伝達する伝達手段とを具備するこ
とを特徴としている。また、請求項2に記載の本発明に
よる光パワー測定装置は、入射される被測定光に応じた
電流信号を出力するフォトダイオードと、前記電流信号
に所定の処理を施して前記被測定光に応じた測定データ
を出力する測定手段とを有する光パワー測定装置におい
て、前記フォトダイオードと前記測定手段との間に挿入
される切換手段と、前記測定手段に併設される回路を有
し、該回路内を流れる電流に応じた値を前記フォトダイ
オードの暗電流より小なる基準値と比較する比較手段
と、該比較手段での比較結果に応じた情報を操作者また
は前記測定手段へ伝達する検出手段とを具備し、前記切
換手段は、切り換えられることにより前記測定手段ある
いは前記測定回路を前記フォトダイオードに接続するこ
とを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1に記載の構成の光パワー測定装置によ
れば、平均値測定手段が、フォトダイオードから出力さ
れる電流信号の平均値を測定し、比較手段が、前記平均
値を前記フォトダイオードの暗電流より小なる基準値と
比較する。そして、伝達手段が、比較手段での比較結果
に応じた情報を操作者または前記測定手段へ伝達する。
こうして、フォトダイオードの配線における断線または
接触不良が正確に検出される。また、上述した処理は、
測定装置による測定処理と並行して行われるため、操作
者または測定装置が、前記断線または接触不良の発生を
即座に認識できる。すなわち、光パワー測定装置から出
力される測定データは常に正確な値となる。また、請求
項2に記載の構成の光パワー測定装置によれば、比較手
段が、測定手段に併設される回路内を流れる電流に応じ
た値を前記フォトダイオードの暗電流より小なる基準値
と比較し、検出手段が、比較手段での比較結果に応じた
情報を操作者または前記測定手段へ伝達する。また、切
換手段による切り換えにより、前記測定手段あるいは前
記測定回路が前記フォトダイオードに接続される。こう
して、フォトダイオードの配線における断線または接触
不良が確実に検出される。また、測定手段による測定動
作中であっても、測定回路に切り換えることにより、ダ
イオードPDの接続状態を検出することができる。
【0013】
【実施例】本発明は、「ダイオードPDは、被測定光が
入射されなくとも、所定の直流電流を含んだ暗電流を出
力する」という性質を利用したものであり、以下、図面
を参照して、本発明の実施例について説明する。図1は
本発明の第1の実施例による光パワー測定装置の一部構
成を示すブロック図であり、この図において、図4の各
部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省
略する。
【0014】この図において、6は信号線6aを介して
供給される電流信号の平均電流値を測定する平均値測定
回路であり、平均電流値に応じた電圧信号を出力する。
具体的には、ダイオードPDに被測定光が入射されてい
ない場合には、ダイオードPD自身から出力される暗電
流の平均電流値に応じた電圧信号を出力し、ダイオード
PDに被測定光が入射された場合には、被測定光に対応
して供給される電流信号の平均電流値(上記暗電流の平
均電流値より大)に応じた電圧信号を出力する。
【0015】また、平均値測定回路6は、何らかの不都
合により信号線6aから電流信号が供給されない場合に
は、大きさ「ゼロ」の電圧信号を出力する。ここで、平
均値測定回路6の構成例を図2に示す。この図におい
て、8はトランス・インピーダンス・アンプ、9は抵抗
値Rの抵抗、10は静電容量Cのコンデンサである。こ
の図に示す平均値測定回路6において、コンデンサ10
の静電容量Cを大とすると、より安定した平均値出力が
得られるが、反応速度が低下する。
【0016】静電容量Cや抵抗値Rは、当該装置6を適
用する装置に応じて設定される。また、ダイオードPD
によっては暗電流が極めて微小となることもあるので、
必要に応じて図示せぬ増幅器やローパスフィルタが付加
される。この図に示すように、平均値測定回路6は簡易
に構成されるため、上述した各種設定および付加作業を
容易に行うことができる。
【0017】再び、図1において、7は平均値測定回路
から出力される電圧信号と、予め設定された参照電圧
(基準値)とを比較する比較回路であり、両者の大小関
係に応じて比較信号を出力する。この比較信号は、比較
結果が直前の比較結果と同様であれば同一となり、両者
が異なれば直前の比較信号の符号を反転したものとな
る。また、上記参照電圧の大きさは、暗電流に応じた電
圧信号より小であり、「ゼロ」より大であるように設定
される。
【0018】さらに、図示を略すが、比較回路7の後段
には、比較信号の変化に応じて、光パワー測定装置の動
作状態(正常、異常)を操作者に伝達するための各種装
置(例えば、アラーム)や、現在の測定データを無効に
するための回路等が設置される。また、図示を略すが、
アンプ1の後段には、アンプ1から出力される電圧信号
に対して、増幅やA/D変換等の処理を施す各種回路が
設けられている。
【0019】このような構成において、まず、正常動作
(断線や接触不良等が未発生の場合の動作)について説
明する。まず、ダイオードPDに被測定光が入射されて
いない場合、アンプ1および平均値測定回路6へ暗電流
が供給される。このため、平均値測定回路6から比較回
路7へ、当該暗電流の平均電流値に応じた電圧信号が供
給される。この電圧信号の大きさは参照電圧より大であ
るため、「電圧信号」>「参照信号」という関係が成立
し、この関係に応じた比較信号が比較回路7から出力さ
れる。
【0020】こうして出力された比較信号は、直前に出
力された比較信号と同一であるため、後段の各種装置
は、光パワー測定装置が正常動作していることを操作者
へ伝達する。また、暗電流は、アンプ1において電圧信
号に変換され、増幅やA/D変換等の処理を施された
後、最終的に被測定光の光パワー測定データとして使用
することも可能である。
【0021】このような状態において、ダイオードPD
に被測定光が入射されると、被測定光に応じた電流信号
(電流値は暗電流より大)がアンプ1および平均値測定
回路6へ供給される。このため、平均値測定回路6から
比較回路7へ、当該電流信号の平均電流値に応じた電圧
信号が供給される。この電圧信号の電圧値は参照電圧以
上となるため、「電圧信号」>「参照信号」という関係
が成立し、この関係に応じた比較信号が比較回路7から
出力される。以降の動作は上述した場合と同一であるの
で、その説明を省略する。
【0022】次に、断線や接触不良等の異常発生時の動
作について説明する。ダイオードPDとアンプ1とを接
続する信号線が切断された場合には、外部からノイズが
混入し、平均値測定回路6へ供給される。このノイズ
は、所定周波数(通常、50〜60[Hz])の信号群
が交流的に結合した信号の交流成分であり、平均値測定
回路6により求められる平均電流値は「ゼロ」となる。
したがって、平均値測定回路6から出力される電圧信号
の電圧値が常に「ゼロ」となり、「電圧信号」<「参照
電圧」という関係が成立し、比較回路7から出力される
比較信号が反転される。
【0023】このように、比較信号は、直前に出力され
た比較信号と一致しないため、後段の各種装置により、
光パワー測定装置が誤動作していることが操作者へ伝達
される。また、比較回路7後段の各種回路により、アン
プ1等を介して供給される光パワー測定データが非表示
あるいは無効にされる。これにより、操作者は、異常発
生を正確に認識し、適切な処置を施すことができる。
【0024】以上説明したように、本発明の第1の実施
例によれば、ダイオードPDの暗電流を用いるため、ダ
イオードPDの故障や、ダイオードPDの信号線の断線
を正確に検出することができる。また、測定動作と並行
して断線を常時検出するため、不安定な動作を引き起こ
す接触不良が発生しても、測定データが正常な値である
か否かを判断できる。
【0025】次に、本発明の第2の実施例について、図
3を参照して説明する。図3は、本発明の第2の実施例
による光パワー測定装置の一部構成を示す図であり、こ
の図において、図1の各部と対応する部分には同一の符
号を付け、その説明を省略する。図3において、SWは
ダイオードPDとアンプ1とを接続する信号線に介挿さ
れるスイッチであり、アンプ1側に設けられた接点11
と抵抗13(後述する)の一端に設けられた接点12と
を切り換える。このスイッチSWは、通常、接点11に
接しており、操作者により図示せぬ検出スイッチが押下
された場合に、所定時間だけ接点12側に切り換えられ
る。
【0026】抵抗13は、所定の抵抗値を有し、その他
端には十分な大きさの負電圧Vssが印加される。ま
た、図示を略すが、抵抗13には電圧計が並列接続さ
れ、抵抗13における電圧降下Vpdを測定する。そし
て、この電圧計に後続して、電圧降下Vpdをデジタル
データに変換するA/D変換器、A/D変換器の出力を
予め設定された値と比較する比較器、この比較器での比
較結果に応じた処理を行う各種装置等が設けられる。
【0027】上記比較器において、「予め設定された
値」は、正常動作時において、電圧降下Vpdより小で
あり、かつ、「ゼロ」より大であるように、使用するダ
イオードPDの種類や抵抗13の抵抗値に応じて決定さ
れる。さらに、アンプ1の後段には、前述した第1の実
施例による光パワー測定装置と同様に、アンプ1から出
力される電圧信号に対して、増幅やA/D変換等の処理
を施す各種回路が設けられている。
【0028】このような構成において、まず、測定動作
について説明する。スイッチSWは最初、接点11に接
しており、ダイオードPDから出力される電流信号はア
ンプ1へ供給される。ここで、ダイオードPDとスイッ
チSWとを接続する信号線が断線していれば、外部から
ノイズが混入し、このノイズが電流信号としてアンプ1
へ供給される。以後、光パワー測定データを求めるまで
の過程は上述した第1の実施例と同様であるので、その
説明を省略する。
【0029】ところで、断線の有無を検出する際には、
検出スイッチが操作者により押下され、スイッチSWが
接点12側に切換えられる。抵抗13の他端には負電圧
Vssが印加されているため、ダイオードPDとスイッ
チSWとの間の信号線が断線していない場合には、ダイ
オードPDから抵抗13へ順方向電流が流れる。この際
の抵抗13における電圧降下Vpdが、電圧計に測定さ
れ、A/D変換された後、比較回路にて予め設定された
値と比較される。
【0030】断線等の異常が発生していなければ、「電
圧降下Vpd」>「予め設定された値」となり、上述し
た測定動作が正常に行われていることを表すメッセージ
等が操作者へ伝達される。そして、スイッチSWが接点
11側に戻り、測定動作が継続して行われる。一方、ダ
イオードPDとスイッチ1とを接続する信号線に断線が
発生すると、スイッチSWが接点12に接しても、抵抗
13からダイオードPDへ電流が流れない。したがっ
て、電圧降下Vpdは「ゼロ」となる。すなわち、「電
圧降下Vpd」<「予め設定された値」となり、異常動
作を表すメッセージやアラーム等が操作者へ伝達される
とともに、断線等の異常が修復されるまで、スイッチS
Wを接点12に接した状態にしておき、測定動作を停止
する。
【0031】以上説明したように、本発明の第2の実施
例では、ダイオードPDの故障や、ダイオードPDの信
号線の断線を確実に検出することができる。また、測定
動作中であっても、操作者が検出ボタンを押下すること
により、ダイオードPDの接続状態を検出することがで
きる。この検出作業は、実際の作業現場において、光パ
ワー測定装置が設置され、所定の設定がなされた直後、
すなわち、測定直前に為すようにすると、「接触不良に
より、動作確認時には正常動作しても実際の測定作業で
は異常動作する」といった現象を防止することができ
る。
【0032】なお、上述した第2の実施例では、抵抗1
3に負電圧Vssを印加するようにしたが、ダイオード
PDの極性を逆転し、抵抗13に正電圧を印加する構成
としてもよい。また、抵抗13および負電圧Vssに代
えて、電流源を用い、この電流源から出力される電流値
を直接測定するようにしてもよい。この際、比較器にお
いて、「予め設定された値」と比較されるのは、測定さ
れた電流値となる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、平均値測定手段が、フォトダイオードか
ら出力される電流信号の平均値を測定し、比較手段が、
前記平均値を前記フォトダイオードの暗電流より小なる
基準値と比較する。そして、伝達手段が、比較手段での
比較結果に応じた情報を操作者または前記測定手段へ伝
達する。したがって、フォトダイオードの配線における
断線または接触不良を正確に検出することができるとい
う効果がある。また、上述した処理は、測定装置による
測定処理と並行して行われるため、操作者または測定装
置が、前記断線または接触不良の発生を即座に認識でき
る。したがって、光パワー測定装置から出力される測定
データを常に正確な値とすることができるという効果が
ある。また、請求項2に記載の発明によれば、比較手段
が、測定手段に併設される回路内を流れる電流に応じた
値を前記フォトダイオードの暗電流より小なる基準値と
比較し、検出手段が、比較手段での比較結果に応じた情
報を操作者または前記測定手段へ伝達する。また、切換
手段による切り換えにより、前記測定手段あるいは前記
測定回路が前記フォトダイオードに接続される。こうし
て、フォトダイオードの配線における断線または接触不
良を確実に検出することができるという効果がある。ま
た、測定手段による測定動作中であっても、測定回路に
切り換えることにより、ダイオードPDの接続状態を検
出することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例による光パワー測定装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 平均値測定回路6の構成例を示す回路図であ
る。
【図3】 本発明の第2の実施例による光パワー測定装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図4】 従来の光パワー測定装置の構成例を示すブロ
ック図である。
【図5】 従来の光パワー測定装置の構成例を示すブロ
ック図である。
【図6】 従来の光パワー測定装置の問題点を説明する
ためのブロック図である。
【符号の説明】
1……アンプ、6……平均値測定回路、7……比較回
路、11,12……接点、13……抵抗、PD……フォ
トダイオード、SW……スイッチ、Vpd……電圧降
下、Vss……負電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01J 1/00 - 1/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射される被測定光に応じた電流信号を
    出力するフォトダイオードと、前記電流信号に所定の処
    理を施して前記被測定光に応じた測定データを出力する
    測定手段とを有する光パワー測定装置において、 前記電流信号の平均値を測定する平均値測定手段と、 該平均値測定手段で測定された平均値を、前記フォトダ
    イオードの暗電流より小なる基準値と比較する比較手段
    と、 該比較手段での比較結果に応じた情報を操作者または前
    記測定手段へ伝達する伝達手段とを具備することを特徴
    とする光パワー測定装置。
  2. 【請求項2】 入射される被測定光に応じた電流信号を
    出力するフォトダイオードと、前記電流信号に所定の処
    理を施して前記被測定光に応じた測定データを出力する
    測定手段とを有する光パワー測定装置において、 前記フォトダイオードと前記測定手段との間に挿入され
    る切換手段と、 前記測定手段に併設される回路を有し、該回路内を流れ
    る電流に応じた値を前記フォトダイオードの暗電流より
    小なる基準値と比較する比較手段と、 該比較手段での 比較結果に応じた情報を操作者または前
    記測定手段へ伝達する検出手段とを具備し、 前記切換手段は、切り換えられることにより前記測定手
    段あるいは前記測定回路を前記フォトダイオードに接続
    することを特徴とする光パワー測定装置。
JP28962893A 1993-11-18 1993-11-18 光パワー測定装置 Expired - Fee Related JP3320527B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28962893A JP3320527B2 (ja) 1993-11-18 1993-11-18 光パワー測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28962893A JP3320527B2 (ja) 1993-11-18 1993-11-18 光パワー測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07140001A JPH07140001A (ja) 1995-06-02
JP3320527B2 true JP3320527B2 (ja) 2002-09-03

Family

ID=17745704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28962893A Expired - Fee Related JP3320527B2 (ja) 1993-11-18 1993-11-18 光パワー測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3320527B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010017895A (ko) * 1999-08-16 2001-03-05 배길훈 광량센서의 오픈감지 장치 및 그 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07140001A (ja) 1995-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5778550A (en) System for detecting linear dimensions and method for testing the system operability
US8358938B2 (en) Optical receiver able to prevent LOS alarm from malfunctioning
CN111740777A (zh) 一种光纤线路故障检测系统及检测方法
JP3320527B2 (ja) 光パワー測定装置
CN109444590A (zh) Mems器件检测电路和方法
JPH10334360A (ja) デジタル熱感知器及び住宅用デジタル熱感知器
CN111505531A (zh) 一种板卡测试系统
KR100198257B1 (ko) 통신케이블의 단락 및 단선 검출장치
JPS6295485A (ja) 検出センサ装置
US6627867B2 (en) Integrated fiber optic receiver power meter
JP3135473B2 (ja) 盗難監視装置
CN112798180A (zh) 力传感器的故障检测方法及计算机可读存储介质
JP3724972B2 (ja) テスト機能を有する半導体集積回路装置
JP2004245705A (ja) センサ装置
CN220188647U (zh) 一种弧光检测装置
CN109495186B (zh) 光模块
CN212658803U (zh) 具有电流检测功能的诊断电路
JP2551564B2 (ja) 電力設備用事故区間検出装置
CN110243575B (zh) 一种射频光传输状态在线检测方法、装置和系统
JP3190811B2 (ja) 防災監視制御盤の受信回路
KR100318715B1 (ko) 송신 채널 광 파워 모니터링 기능을 구비한 파장 분할 다중 광전송시스템
JPH0535983A (ja) 火災報知設備における断線検出機能の試験装置
CN114910823A (zh) 一种传感器掉线检测与显示电路
JP3299556B2 (ja) フィールド計器用コミュニケータ
JP2001298418A (ja) 光空間伝送装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080621

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090621

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090621

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100621

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100621

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110621

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110621

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120621

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120621

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130621

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees