JP3190811B2 - 防災監視制御盤の受信回路 - Google Patents

防災監視制御盤の受信回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、警戒区域に引き出
された感知器回線に火災感知器を接続した防災監視制御
盤の受信回路に関し、特に感知器発報による線路電流の
変化をADコンバータで取り込むようにした防災監視制
御盤の受信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防災監視制御盤の受信回
路としては図3に示すように、受信機1から引き出され
た感知器回線2に火災感知器3を接続し、感知器回線2
の終端に終端抵抗4を接続している。受信機1には火災
検出用のコンパレータ100と断線検出用のコンパレー
タ101が設けられる。コンパレータ100には電源電
圧+Vcc1から感知器回線2のラインに受信抵抗R1
00が挿入され、受信抵抗R100に対し抵抗R101
〜103を直列接続し、それぞれの分圧電圧V1,V2
をコンパレータ100,101に入力している。
【0003】コンパレータ100の基準電圧は、別の電
源+Vcc2による分圧で基準電圧Vr1が設定され
る。コンパレータ101も同様に、抵抗による分圧で基
準電圧Vr2が設定される。定常監視状態にあっては、
火災感知器3は非作動状態にあることから、線路間は高
インピーダンスとなっており、終端抵抗4の抵抗値と受
信抵抗R100の分圧電圧で決まる線路電圧がコンパレ
ータ100,101に線路電圧V1,V2として入力し
ている。ここで、終端抵抗4は10KΩ程度であり、こ
れに対して受信抵抗R100は十分に小さく設定してあ
り、ほぼ電源電圧+Vccに近い線路電圧が得られてい
る。
【0004】火災感知器3は発報すると短絡状態になる
ので、線路間は低インピーダンスになり、コンパレータ
100に対する受信電圧V1は、基準電圧Vr1を下回
るようになり、これによってコンパレータ100がHレ
ベル出力を受信制御部102に出力し、火災検出信号が
出力される。一方、定常監視状態で感知器線路2が断線
した場合には、終端抵抗4が切り離されることから、線
路電圧は電源電圧+Vcc1にプルアップされ、コンパ
レータ101の入力電圧V2が基準電圧Vr2を超え、
コンパレータ101のHレベル出力により受信制御部1
02は断線警報を行う。
【0005】しかし、このような従来の受信回路にあっ
ては、コンパレータによって線路電圧を比較判別して火
災受信や、断線監視しているので、次の問題点がある。
図4は感知器線路における電流の状態を示している。先
ず定常監視状態にあっては、感知器線路には、火災感知
器で消費される電流と終端抵抗4に流れる電流を加えた
電流である3mA程度の微弱な電流が流れている。
【0006】これに対して火災感知器が1台発報する
と、数十mAの電流が流れ、例えば図示のように感知器
1台の発報で感知器線路に60mAの線路電流が流れ
る。このような図4の感知器線路における線路電流につ
いて、図3に示す従来の受信回路では受信抵抗R100
に対する終端抵抗4および火災感知器3の発報時と非発
報時のインピーダンスで決まる値に分圧された線路電圧
を、コンパレータで比較判別して火災を検出し、かつ断
線を検出している。
【0007】しかし、例えば終端抵抗4による断線監視
にあっては、断線が起きたときの線路電流の低下は例え
ば1mA程度とごくわずかであり、感知器1台の発報で
60mA流れることを予定して線路電圧の変化を監視し
ているコンパレータにおいては、1mA程度の電流変化
を電圧信号に変換すると、発報電流に対し60分の1の
分解能が要求される。このような終端抵抗4による断線
時にあっては、断線が起きても極めて微弱な線路電流に
よるわずかな電圧変化しかおきず、このような線路で電
圧の変化をコンパレータで正確に完出するには限界があ
る。
【0008】更に、近年にあっては受信制御部102に
MPUを使用しており、このため受信回路の検出信号を
ADコンバータでデジタルデータに変換して取り込み、
火災および断線判断を行っている。通常、ADコンバー
タは5V電源で動作することから、入力電圧のダイナミ
ックレンジは0〜5V以下に制約される。そこで図6の
感知器発報を区別できる0〜60mAのレンジについ
て、これを0〜5Vの電圧信号に変換してADコンバー
タに入力することになる。しかしながら、このADコン
バータで1mA程度の断線による線路電圧の変化を識別
するためには分解能の高いADコンバータを必要とし、
回路構成の複雑さとコストの上昇を招く。
【0009】このような問題を解決するため本願発明者
にあっては、図5に示す受信回路を提案している(特願
平7−245905号)。図5において、抵抗26,2
8、オペアンプ30、トランジスタ32からなる定電流
変換回路34によって、線路電流I1を抵抗26と抵抗
28で決まる比率の値を有する電流I2に変換し、その
電流I2を抵抗36に供給し、そこに発生する受信信号
電圧をADコンバータ(ADC)38に取り込む。
【0010】このように構成すると電流I2は、電流I
1を抵抗26と抵抗28で決まる比率で分流したものと
なり、終端抵抗12が断線したときに抵抗36で発生す
る電圧変化をADコンバータ38の1ステップ以上の値
になるように抵抗36の抵抗値を設定しておけば、終端
抵抗12の断線を検出できる。そして、抵抗26の抵抗
値を小さくしても、同一比率で抵抗28の抵抗値を下げ
れば、電流I2の値は変わらないので、抵抗26の値を
十分に小さくすることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、防災監
視制御盤から線路に供給している線路電圧は、変動が比
較的大きく、例えば定格電圧24Vの場合、負荷の状態
によって約20V〜30Vの範囲で変動する可能性があ
る。このように線路電圧に大きな変動があると、図4の
本願発明者等が提案している受信回路においても、線路
電圧の変動に応じて抵抗36に発生する受信信号電圧も
変動し、抵抗36の受信信号電圧に基づいて行う火災感
知器の発報検出と線路の断線検出が誤ったものになる可
能性があった。
【0012】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、感知器回線に供給している線路電圧に変動が
あっても、受信信号電圧に基づいた判断を誤らないよう
にした信頼性の高い防災監視制御盤の受信回路を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は次のように構成する。先ず本発明は、警戒区
域に引き出された感知器回線に火災感知器を接続すると
共に、感知器回線の終端に終端抵抗を接続して感知器回
線に線路電圧を供給し、火災感知器の作動による線路電
流の増加に応じた火災発報あるいは断線時の終端抵抗で
決まる断線監視電流の遮断を検出して受信出力を生ずる
防災監視制御盤の受信回路を対象とする。
【0014】このような防災監視制御盤の受信回路につ
き本発明は、感知器回線を流れる線路電流を入力してそ
の線路電流である第1の電流を所定比で減少させた微弱
な出力電流である第2の電流に変換する定電流変換回路
と、定電流変換回路の第2の電流を規定値の抵抗に供給
して第2の電流の所定の電流範囲を所定の電圧範囲に入
る電圧信号に変換して受信信号電圧として出力する電流
電圧変換回路と、電流電圧変換回路の受信信号電圧と感
知器回線の線路電圧とを取り込み、線路電圧の予め決め
られた値からのずれに応じて受信信号電圧を補正する補
正手段と、補正手段で補正した受信信号電圧に基づき火
災及び断線を検出する検出手段とを備えたことを特徴と
する。
【0015】補正手段は、線路電圧が予め決められた
値、例えば定格電圧24Vよりも高くなったときは、そ
の増加分から算出された補正値を受信信号電圧から減算
する。また線路電圧が予め決められた値よりも低くなっ
たときは、その減少分から算出された補正値を受信信号
電圧に加算する。このように、線路電圧の変動分に応じ
て受信信号電圧を補正することによって、線路電圧が変
動してもその変動に影響されない感知器発報、断線等の
検出ができ、信頼性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の受信回路が適用さ
れる防災監視制御盤の説明図である。図1において、防
災監視制御盤50は受信回路52及び54、制御回路5
6および58防排煙確認用受信回路62が設けられてい
る。尚、この実施例では説明を簡単にするため、火報
用、防排煙用と1回線分ずつ設けた例を示しているが、
必要に応じて任意の回路数分を設けることができる。
【0017】火報用の受信回路52には火報用の感知器
回線64を介して複数の火災感知器10が接続されたう
え、断線検出用の終端抵抗12が接続されている。防排
煙用の受信回路54には防排煙用の感知器回線66を介
して防排煙用感知器68を接続し、更に終端抵抗12を
接続している。受信回路52に対応して、火報用の制御
回路56から制御用の線路70を介して地区ベル72が
接続されている。また受信回路54に対応して防排煙用
の制御回路58から防排煙用の線路74を介して防排煙
用機器である防火戸レリーズ76が接続されている。防
火戸レリーズ76はソレノイド76aとリミットスイッ
チ76bを備えソレノイド76aに電圧が印加される
と、防火戸レリーズ76の開錠動作が行われ防火戸を閉
鎖させる。ソレノイド76aへの通電による作動で防火
戸の閉鎖作業が行われると、リミットスイッチ76bが
動作するようになっており、リミットスイッチ76bの
b接点側から確認用の線路78を介して防排煙確認用受
信回路62に確認信号が返送されるようになっている。
【0018】受信回路52、54の受信出力は、MPU
80の内部に設けられているADコンバータ(ADC)
82および84で取り込まれる。更に、防災監視制御盤
50には表示部86、操作部88、移報制御回路90、
電源部92が設けられている。図2は受信回路52およ
びMPU80の要部を示す回路図であり、受信回路52
は、定電流変換回路34とサージ吸収回路40を備え
る。
【0019】受信回路52は定格電圧24Vの電源部か
ら線路電圧を、抵抗26及び抵抗42を介して線路64
に供給しており、線路64には定常監視状態では火災感
知器10と終端抵抗12で決まる定常電流が流れてい
る。サージ吸収回路40は、抵抗42の両端にそれぞれ
ツェナーダイオード46およびバリスタ44を接続して
いる。
【0020】抵抗26の電源側は抵抗22を介してAD
コンバータ94の入力端子に接続され、抵抗22とAD
コンバータ94の入力端子の間に一端を接続された抵抗
23に発生する電圧をADコンバータ94に入力するこ
とにより線路電圧V2の検出がMPU80でできるよう
にしている。定電流変換回路34は、抵抗26を線路6
4側のラインに挿入接続しており、抵抗26の電源側は
抵抗28を介してオペアンプ30の反転入力端子及びト
ランジスタ32のエミッタに接続されている。オペアン
プ30の非反転入力端子は抵抗26の線路64側に接続
されている。オペアンプ30の出力端子はトランジスタ
32のベースに接続され、トランジスタ32のコレクタ
は抵抗36の一端に接続され、更にMPU80に内蔵し
たADコンバータ38の入力端子に接続されている。ま
た、抵抗36の他端は接地されている。
【0021】定電流変換回路34は、感知器回線64を
流れる線路電流を入力してその線路電流である第1の電
流I1を所定比で減少させた微弱な出力電流である第2
の電流I2に変換する。抵抗36は、そこに供給される
定電流変換回路34からの第2の電流I2の所定の電流
範囲を所定の電圧範囲に入る電圧信号に変換して、受信
信号電圧V1として出力する電流電圧変換回路に相当す
る。
【0022】ADコンバータ38の出力は、MPU80
のソフトウェアとして実現される補正手段96に入力さ
れ、またADコンバータ94で取り込んだ線路電圧も補
正手段96に入力されている。補正手段96は、ADコ
ンバータ38から得られた抵抗36の受信信号電圧V1
と、ADコンバータ94から得られた線路電圧V2とに
基づき、定格線路電圧24Vからの線路電圧V2のずれ
を求め、このずれに応じてADコンバータ38から入力
している抵抗36の受信信号電圧V1を補正する。
【0023】より具体的には、補正手段96は、線路電
圧V2が定格線路電圧24Vよりも高くなったときは、
その増加分から算出された補正値を受信信号電圧V1か
ら減算する補正を行う。また線路電圧V2が定格線路電
圧24Vよりも低くなったときは、その減少分から算出
された補正値を受信信号電圧V1に加算する補正を行
う。
【0024】補正手段96で補正された受信信号電圧
は、検出手段98に与えられ、火災感知器10の発報及
び終端抵抗12による線路の断線検出を行う。このよう
に構成された受信回路の動作は次の通りである。まず定
電流変換回路34の動作を説明する。抵抗26の抵抗値
をR1、抵抗26を流れる電流をI1、抵抗28の抵抗
値をR2、抵抗28を流れる電流をI2、抵抗36の抵
抗値をR3とするとき、定格24V電源から火災感知器
10及び終端抵抗12を接続した感知器回線64に線路
電流I1が流れると抵抗26にはR1・I1の電圧が発
生する。
【0025】一方、抵抗28に電流I2が流れると、抵
抗28にはR2・I2の電圧が発生する。オペアンプ3
0は負帰還がかけられているので、反転入力端子と非反
転入力端子の電圧が等しくなるように帰還動作が行わ
れ、R1・I1=R2・I2となるので、電流I2は I2=I1(R1/R2)=I1/n (1) となる。但し、n=R2/R1 この電流I2が抵抗36に供給され、電圧I2・R3と
なり、その電圧がADコンバータ38に取り込まれる。
すなわち電流I1に所定比率n=R2/R1を乗じた値
の電流I2として抵抗36に供給され、そこに線路電流
I2に比例した値の電圧を発生させる。そして感知器回
線64が断線したとき抵抗36に発生する電圧変化をA
Dコンバータ38の1ステップ以上の値になるように抵
抗36の抵抗値で設定しておけば、断線したときの微小
な線路電流の変化をADコンバータ38で検出できる。
【0026】ところが、このままでは線路電圧V2が定
格電圧24Vに対し変動すると、線路電流電流I1が変
動して定電流変換回路34の出力電流I2が変動し、抵
抗36に発生する電圧V1も変動してしまい、誤まった
判断をする可能性がある。そこで本発明は定格電圧24
Vの電源から供給されている線路電圧V2を監視し、線
路電圧V2が定格電圧24Vより高いか低いか、その変
動量はどの程度かによって、ADコンバータ38から出
力される受信信号電圧V1の値を、補正手段96で次の
ように補正する。
【0027】抵抗値R3の抵抗36に流れる電流はI2
であるから、抵抗36の受信信号電圧V1は次のように
なる。 V1=I2・R3 (2) ここで、前記(1)式からI2=I1/nであるから、
(2)式は次のようになる。
【0028】V1=I1・R3/n (3) ADコンバータ94で検出する線路電圧をV2とし、抵
抗26および抵抗42の直列抵抗と火災感知器10及び
終端抵抗12の並列抵抗との合成インピーダンスをZと
すると、電流I1は次のようになる。 I1=V2/Z (4) (4)式を(3)式に代入すると次のようになる。
【0029】 V1=(V2/Z)・R3/n=(R3/nZ)・V2 (5) ここでR3、n、Zは定数であるから、(R3/nZ)
を記号Cで表したとき、電圧V2の変化量ΔV2に対す
る電圧V1の変化量ΔV1は次のようになる。 ΔV1=C・ΔV2 (6) すなわち、線路電圧V2がΔV2だけ変動するとき、A
Dコンバータ38に取り込まれる抵抗36の定格電圧2
4Vに対する電圧変化ΔV1は(6)式の値だけ変化す
る。そこで、ADコンバータ38に取り込んだ受信信号
電圧V1を(6)式のΔV1だけ補正すれば、電圧変動
は補正されることになる。
【0030】従って線路電圧V2が定格電圧24Vから
外れたとき、その変化量ΔVはΔV=24−V2である
ことから、ADコンバータ38で取り込んだ値を補正し
た電圧Vは次のようになる。 V=V1+C・ΔV=V1+C・(24−V2) (7) ここで、線路電圧が定格電圧24Vより高いとき、
(7)式の(24−V2)はマイナスの値であることか
ら、ADコンバータ38で取り込んだ受信信号電圧V1
に対してC・(24−V2)を減算した値が補正された
値になる。逆に線路電圧が定格電圧24Vより低くなっ
たときは、ADコンバータ38で取り込んだ受信信号電
圧V1に対し、C・(24−V2)を加算した値が補正
された値になる。
【0031】即ち、MPU80にADコンバータ94を
設けて線路電圧V2を取り込み、ADコンバータ94で
取り込んだ24V系電圧とADコンバータ38で取り込
んだ抵抗36の受信信号電圧V1を補正手段96に供給
し、補正手段96で(7)式の演算を行う。即ち、定格
電圧24Vより大きいときはADコンバータ38で取り
込んだ値を補正量だけ減算し、24V系電圧が24Vよ
り小さいときはADコンバータ38で取り込んだ値に補
正量だけ加算するようにしている。
【0032】このような補正演算を行うことにより、線
路電圧が定格24Vに対し変動しても、検出手段98に
供給される受信信号電圧の変動分を除去することがで
き、この補正された受信信号電圧を基に火災感知器10
の発報や、終端抵抗12の断線を正確に検出し、線路電
圧の変動に起因した誤判断を確実に防止できる。尚、上
記の実施形態は、定格電圧24Vを例にとるものであっ
たが、これによる限定は受けない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、定
電流変換回路によって線路電流を所定比で減少させた出
力電流を所定の抵抗に流したとき発生する受信信号電圧
と、線路電圧の双方を取り込んで、線路電圧が所定の定
格電圧に対し変動しているとき、変動分に応じた補正値
を算出し、取り込んだ受信信号電圧の値を正しい値に補
正し、これによって線路電圧の変動の影響を受けること
なく、火災感知器の発報や断線の検出判断を正確に行う
ことができ、信頼性を大きく向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される防災監視制御盤のシステム
説明図
【図2】本発明の実施例を示した回路図
【図3】従来の回路の一例を示す回路図
【図4】従来回路の動作状態の説明図
【図5】本願発明者等が既に提案している受信回路の回
路図
【符号の説明】
10:火災感知器 34:定電流変換回路 38、82、84、94:ADコンバータ 40:サージ吸収回路 50:防災監視制御盤 52、54:受信回路 56、58:制御回路 64:感知器回線 80:MPU 96:補正手段 98:演算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 和年 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホ ーチキ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−193297(JP,A) 実開 平2−138398(JP,U) 実開 昭59−182795(JP,U) 実開 昭53−102391(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00 - 31/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】警戒区域に引き出された感知器回線に火災
    感知器を接続すると共に、前記感知器回線の終端に終端
    抵抗を接続して前記感知器回線に線路電圧を供給し、前
    記火災感知器の作動による線路電流の増加に応じた火災
    発報あるいは断線時の終端抵抗で決まる断線監視電流の
    遮断を検出して受信出力を生ずる防災監視制御盤の受信
    回路に於いて、 前記感知器回線を流れる線路電流を入力して該線路電流
    である第1の電流を所定比で減少させた微弱な出力電流
    である第2の電流に変換する定電流変換回路と、 前記定電流変換回路の第2の電流を規定値の抵抗に供給
    して前記第2の電流の所定の電流範囲を所定の電圧範囲
    に入る電圧信号に変換して受信信号電圧として出力する
    電流電圧変換回路と、 前記電流電圧変換回路の受信信号電圧と前記感知器回線
    の線路電圧とを取り込み、前記線路電圧の予め決められ
    た値からのずれに応じて前記受信信号電圧を補正する補
    正手段と、 前記補正手段で補正した受信信号電圧に基づき火災及び
    断線を検出する検出手段と、を備えたことを特徴とする
    防災監視制御盤の受信回路。
  2. 【請求項2】請求項1の防災監視制御盤の受信回路に於
    いて、 前記補正手段は、前記線路電圧が予め決められた値より
    も高くなったときは、その増加分から算出された補正値
    を前記受信信号電圧から減算し、前記線路電圧が予め決
    められた値より低くなったときは、その減少分から算出
    された補正値を前記受信信号電圧に加算することを特徴
    とする防災監視制御盤の受信回路。
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