JPH0928421A - 咬合具及び咬合具付き袋 - Google Patents

咬合具及び咬合具付き袋

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JPH0928421A
JPH0928421A JP18923795A JP18923795A JPH0928421A JP H0928421 A JPH0928421 A JP H0928421A JP 18923795 A JP18923795 A JP 18923795A JP 18923795 A JP18923795 A JP 18923795A JP H0928421 A JPH0928421 A JP H0928421A
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研一 田中
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一義 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 袋の内圧に対する嵌合強度が大きく、かつ袋
の開口部側からは容易に開封できる咬合具及び咬合具付
き袋を提供する。 【解決手段】 咬合具11の中心線をL1線、第1のフッ
ク部21の帯状基部18から立ち上がった点をX2、前記X
1からX2までの外周曲線S1のうちL1線までの最も
近い点をX3、前記X1を通ってL1線と垂直に交差し
た線H1が第2のフック部の外周面と交わる点をY1、
前記第2のフック部22の基部18から立ち上がった点をY
2とする。L1線からX3までの長さをa、X3を通っ
てL1線と垂直に交差した線H2が第2のフック部の外
周面と交わる点をY3、前記L1線からY3までの長さ
をb1とすると、b1がaより大きく、b1/a≧1.5
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、咬合具及び咬合具
付き袋に関し、例えば食品包装分野で使用される。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】近年、食
生活、その他の生活様式の多様化に伴って、様々な袋が
使用されるようになってきている。中でも、袋の開口部
に帯状の咬合具(嵌合具)を設けることにより、開閉自
在とした袋(チャック袋)が食品分野を中心として広く
使用されている。一般的な咬合具は、帯状基部を有する
雄部材と、帯状基部を有する雌部材とを備えたものであ
る。
【0003】そして、従来、咬合具の嵌合強度を向上さ
せて、袋の内圧が高まった場合でも咬合具が開封しない
ようにした種々の構造が提案されている。例えば、帯状
基部に薄肉部と厚肉部を形成したり、帯状基部に袋本体
に接着されない凹部を形成した構造等が提案されている
(特開昭60-246703 号公報、特開平4-339768号公報参
照)。
【0004】このように、従来の咬合具の場合、雌部材
は、その対向する両フック部(爪)が帯状基部から略垂
直状に立ち上がった形状を有していたり(例えば、特開
昭60-246703 号公報の咬合具)、又はその両フック部
(爪)が帯状基部から略円弧状に立ち上がった形状を有
していたりするものである(例えば、特開平4-339768号
公報の咬合具)。そして、従来の雌部材の両フック部
は、略対称型となっている。
【0005】しかし、前記略垂直状に立ち上がったフッ
ク部を有する雌部材を備えた咬合具によれば、袋の開口
部側から開こうとする力に対する嵌合強度は小さいとい
う利点があるが、袋内の開こうとする圧力に対する嵌合
強度も小さいという欠点がある。一方、前記略円弧状に
立ち上がったフック部を有する雌部材を備えた咬合具に
よれば、前記咬合具の場合とは逆に、袋の内圧に対する
嵌合強度は大きいが、袋の開口部側からの力に対する嵌
合強度も大きく、袋を開けにくいという欠点がある。
【0006】そこで、本発明は、袋の内圧に対する嵌合
強度が大きく、かつ袋の開口部側からは容易に開封でき
る咬合具及び咬合具付き袋を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、雄
部材と、この雄部材と咬合する雌部材とを備え、前記雄
部材は、帯状基部と、この帯状基部と連結された頭部と
を有し、前記雌部材は、帯状基部と、この帯状基部に形
成された第1のフック部と、この第1のフック部と対向
するように帯状基部に形成された第2のフック部とを有
して、前記第1と第2のフック部とで前記雄部材の頭部
が嵌合する凹部が形成され、前記第1のフック部は、帯
状基部から略円弧状に立ち上がった形状を有する咬合具
であって、前記帯状基部の長手方向と直交する方向の断
面において、前記第1のフック部の端縁と第2のフック
部の端縁との中間を通って前記帯状基部に対して垂直に
降ろされた線をL1線とし、前記L1線から前記第1の
フック部の外周面までの最も遠い点をX1、前記第1の
フック部の帯状基部から立ち上がった点をX2、前記X
1からX2までの外周曲線S1のうち前記L1線までの
最も近い点をX3とし、前記X1を通って前記L1線と
垂直に交差した線が前記第2のフック部の外周面と交わ
る点をY1、前記第2のフック部の帯状基部から立ち上
がった点をY2、前記Y1からY2までの外周曲線をS
2、前記Y1を通って前記帯状基部に対して垂直に降ろ
された線をL2線として、前記S2が前記L2線に対し
て前記L1線から離れる方向に位置している場合、前記
L1線からX3までの長さをaとし、前記X3を通って
前記L1線と垂直に交差した線が前記第2のフック部の
外周面と交わる点をY3、前記L1線からこのY3まで
の長さをb1とすると、b1がaより大きいことを特徴
とする。
【0008】前記S2が前記L2線に対して前記L1線
から離れる方向に位置している場合とは、外周曲線S2
が前記帯状基部側に向かって末広がりとなっている場合
をいう。この場合、外周曲線S2のY1側の一部分がL
2線と重なっていてもよく、或いは外周曲線S2のY1
側の一部分がL2線と重なることなく、直ぐにL2線か
ら離れて末広がり状になっていてもよい。本咬合具によ
れば、第1のフック部側の開く力に対する嵌合強度を大
きくすることができ、反面、第2のフック部側の開く力
に対する嵌合強度は余り強くなっていない。
【0009】本発明の第2発明に係る咬合具は、第1発
明において、b1/a≧1.5 であることを特徴とする。
b1/a<1.5 の場合には、第1のフック部側の嵌合強
度と、第2のフック部側の嵌合強度とをバランスよく両
立させることができなくなる。b1/aの上限は特にな
いが、b1/aを大きくしすぎると、材料の無駄とな
る。従って、材料にもよるが、b1/aを5より大きく
しても本咬合具の効果は余り変わらない。
【0010】本発明の第3発明に係る咬合具は、第1又
は第2発明において、前記X1から前記L1線までの長
さをcとすると、a/c≦0.5 であることを特徴とす
る。本発明においては、b1とaの関係に加えて、aと
cの関係についても前記範囲に規定することにより、前
記本咬合具の効果が顕著に得られるようになる。
【0011】本発明の第4発明は、雄部材と、この雄部
材と咬合する雌部材とを備え、前記雄部材は、帯状基部
と、この帯状基部と連結された頭部とを有し、前記雌部
材は、帯状基部と、この帯状基部に形成された第1のフ
ック部と、この第1のフック部と対向するように帯状基
部に形成された第2のフック部とを有して、前記第1と
第2のフック部とで前記雄部材の頭部が嵌合する凹部が
形成され、前記第1のフック部は、帯状基部から略円弧
状に立ち上がった形状を有する咬合具であって、前記帯
状基部の長手方向と直交する方向の断面において、前記
第1のフック部の端縁と第2のフック部の端縁との中間
を通って前記帯状基部に対して垂直に降ろされた線をL
1線とし、前記L1線から前記第1のフック部の外周面
までの最も遠い点をX1、前記第1のフック部の帯状基
部から立ち上がった点をX2、前記X1からX2までの
外周曲線S1のうち前記L1線までの最も近い点をX3
とし、前記X1を通って前記L1線と垂直に交差した線
が前記第2のフック部の外周面と交わる点をY1、前記
第2のフック部の帯状基部から立ち上がった点をY2、
前記Y1からY2までの外周曲線をS2、前記Y1を通
って前記帯状基部に対して垂直に降ろされた線をL2線
として、前記S2が前記L2線に対して前記L1線に近
づく方向に位置している場合、前記L1線からX3まで
の長さをaとし、前記外周曲線S2のうち前記L1線ま
での最も近い点をY4、前記L1線からこのY4までの
長さをb2とすると、b2がaより大きいことを特徴と
する。
【0012】この第4発明は、前記第1発明と比べる
と、外周曲線S2の形状のみ異なる。前記S2が前記L
2線に対して前記L1線に近づく方向に位置している場
合とは、外周曲線S2が前記帯状基部側に向かってすぼ
まっている場合をいう。この場合、外周曲線S2のY1
側の一部分がL2線と重なっていてもよく、或いは外周
曲線S2のY1側の一部分がL2線と重なることなく、
直ぐにL2線から離れてL1線に向かってすぼまってい
てもよい。本咬合具によっても、第1発明と同様に、袋
の内圧に対する嵌合強度を大きくすることができ、また
袋の開口部側からの手による開封を容易にすることがで
きる。
【0013】本発明の第5発明に係る咬合具は、第4発
明において、b2/a≧1.5 であることを特徴とする。
範囲の限定理由等は、前記第2発明の場合と同じであ
る。
【0014】本発明の第6発明に係る咬合具は、第4又
は第5発明において、前記X1から前記L1線までの長
さをc、前記Y1から前記L1線までの長さをdとする
と、a/c≦0.5 、かつb2/d>0.5 であることを特
徴とする。本発明においては、b2とaの関係に加え
て、aとc、及びb2とdの関係についても前記範囲に
規定することにより、前記本咬合具の効果が顕著に得ら
れるようになる。
【0015】本発明の第7発明に係る咬合具付き袋は、
前記第1〜第4発明のいずれかの咬合具が袋本体に取り
付けられたものであり、第1のフック部は、前記帯状基
部が取り付けられる袋本体の開口部側に配置され、前記
第2のフック部は、前記帯状基部が取り付けられる袋本
体の収容部側に配置されることを特徴とする。この咬合
具付き袋によれば、袋の内圧に対する嵌合強度を大きく
することができ、内圧が高まっても咬合具が簡単に開く
虞れがない。一方、袋の開口部側からの手による開封は
容易である。
【0016】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕図1,2を参照して本発明の第1
の実施形態に係る咬合具11及び咬合具11付き袋12を説明
する。前記咬合具11は、雄部材13と、この雄部材13と咬
合する雌部材14とを備えている。
【0017】前記雄部材13は、連続した帯状基部15、断
面半円形状の頭部16及び両者15,16を連結する断面棒状
の連結部17が一体形成されたものである。前記雌部材14
は、連続した帯状基部18、この帯状基部18に形成された
第1のフック部21、及びこの第1のフック部21と対向す
るように帯状基部18に形成された第2のフック部22が一
体形成されたものである。これらの第1のフック部21と
第2のフック部22とで形成された半円状凹部23内に雄部
材13の頭部16が嵌合する。両フック部21,22の端縁21A,2
2A間には、前記連結部17が挿通可能な程度の幅の隙間24
が設けられている。
【0018】前記第1のフック部21は、帯状基部18から
略円弧状に立ち上がった形状を有している。即ち、この
第1のフック部21は、帯状基部18から略円弧状に立ち上
がり、フック部21の端縁21Aまで連続して円弧状に湾曲
している。一方、前記第2のフック部22は、帯状基部18
から若干湾曲しながら略垂直状に立ち上がった形状を有
している。即ち、この第2のフック部22は、帯状基部18
から前記凹部23(又は後述するL1線)に近づく方向に
若干湾曲しながら略垂直状に立ち上がり、途中から端縁
22Aまで円弧状に湾曲している。
【0019】そして、図1に示すように、この咬合具11
の前記帯状基部18の長手方向と直交する方向の断面にお
いて、前記第1のフック部21の端縁21Aと第2のフック
部22の端縁22Aとの中間を通って帯状基部18に垂直に降
ろされた線をL1線とし、第1のフック部21の帯状基部
18から立ち上がった点をX2、前記X1からX2までの
外周曲線S1のうち前記L1線までの最も近い点をX3
とする。
【0020】また、X1を通ってL1線と垂直に交差し
た線H1が前記第2のフック部の外周面と交わる点をY
1、前記第2のフック部22の帯状基部18から立ち上がっ
た点をY2、前記Y1からY2までの外周曲線をS2、
前記Y1を通って帯状基部18に対して垂直に降ろされた
線をL2線とする。本咬合具11の場合、外周曲線S2は
前記L2線に対して前記L1線から離れる方向に位置し
ている。即ち、このS2は、Y1側の一部分がL2線と
重なり、帯状基部18に近づくに従ってL2線に対して前
記L1線から離れる方向に末広がりとなっている。
【0021】そして、前記L1線からX3までの長さを
aとし、X3を通ってL1線と垂直に交差した線H2が
前記第2のフック部の外周面と交わる点をY3、前記L
1線からこのY3までの長さをb1とすると、b1がa
より大きく、b1/a≧1.5となっている。また、本実
施形態において、前記X1から前記L1線までの長さを
cとすると、a/c≦0.5 となっている。また、b1/
d>1である。
【0022】本実施形態に係る咬合具11付き袋12は、前
記咬合具11を構成する雄部材13と雌部材14がそれぞれ袋
本体27に取り付けられたものである。即ち、雌部材14
は、第1のフック部21が袋本体27の開口部28側に位置
し、また第2のフック部22が袋本体27の収容部29側に位
置するようにして帯状基部18が袋本体27に融着されてい
る。なお、前記袋本体27は、例えば内層側の樹脂フィル
ムと外層側の樹脂フィルムとが積層されたラミネート構
造を有する。
【0023】本咬合具11付き袋12によれば、図2にも示
すように、咬合具11の第1のフック部21は、袋の変形に
よる影響を受けにくいため、嵌合強度が大きく、収容部
29側の内圧が高まっても咬合具11が簡単に開く虞れはな
い。一方、咬合具11の第2のフック部22は、手で袋を開
けようとする力がストレートに伝わるため、開口部28側
から手で容易に開封することができる。
【0024】〔第2の実施の形態〕次に、図3を参照し
て本発明の第2の実施形態に係る咬合具11及び咬合具11
付き袋12を説明する。この咬合具11は、前記第1の実施
形態の咬合具11と比べて、第2のフック部31の形状が主
として異なり、外周曲線S2は、L2線に対して前記L
1線に近づく方向に位置している。即ち、前記S2は、
そのY1側の一部分がL2線と重なることなく、直ぐに
L2線から離れ、L1線に向かって湾曲しながらすぼま
っている。
【0025】そして、L1線からX3までの長さをaと
し、外周曲線S2のうちL1線までの最も近い点をY
4、L1線からこのY4までの長さをb2とすると、b
2がaより大きく、b2/a≧1.5 となっている。ま
た、前記X1から前記L1線までの長さをc、前記Y1
から前記L1線までの長さをdとすると、a/c≦0.5
、かつb2/d>0.5 となっている。
【0026】本実施形態に係る咬合具11付き袋12は、第
1の実施形態と同様に、前記咬合具11を構成する雄部材
13と雌部材14がそれぞれ袋本体27に取り付けられたもの
である。本実施形態の咬合具11付き袋12によっても、第
1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0027】
【実施例】
〔実施例1〕前記第1の実施形態の咬合具11において、
具体的寸法を下記の通りとして本実施例の咬合具を作製
した。この咬合具11の材料は、直鎖状低密度ポリエチレ
ン(L-LDPE)である。袋本体27は、L-LDPEフィルム(内層
側)/二軸延伸ナイロンフィルム(外層側)のラミネー
トフィルムである。
【0028】雄部材の高さ…1.30mm、雌部材の高さ…1.
50mm、帯状基部の長さ…10mm、a……0.25mm、b1……
0.74mm。よって、b1/a=2.96である。また、c……
0.70mm、d……0.70mm。よって、a/c=0.43である。
また、b1/d=1.06である。
【0029】この咬合具に対して、開くように力を加え
て開く際の嵌合強度を測定したところ、第1のフック部
21側が46N/50mm、第2のフック部22側が10N/50mmで
あった。
【0030】〔実施例2〕前記第2の実施形態の咬合具
11において、具体的寸法を下記の通りとして本実施例の
咬合具を作製した。この咬合具11と袋本体27の材料は、
実施例1と同じである。
【0031】雄部材の高さ…1.30mm、雌部材の高さ…1.
50mm、帯状基部の長さ…10mm、a……0.25mm、b2……
0.50mm。よって、b2/a=2.00である。また、c……
0.70mm、d……0.70mm。よって、a/c=0.36、かつb
2/d=0.71である。
【0032】この咬合具に対して、嵌合強度を測定した
ところ、第1のフック部21側が47N/50mm、第2のフッ
ク部22側が20N/50mmであった。
【0033】〔比較例1〕図4に示すように、本比較例
の咬合具の雌部材41は、L1線に向かって湾曲しながら
若干すぼまっている第1のフック部42及び第2のフック
部43を有するものである。図4において、a、b2、
c、dは、前記実施形態における定義と同じである。こ
の咬合具において、具体的寸法を下記の通りとして本比
較例の咬合具を作製した。咬合具の材料は、実施例1と
同じである。
【0034】雄部材の高さ…1.30mm、雌部材の高さ…1.
50mm、帯状基部の長さ…10mm、a……0.64mm、b2……
0.67mm。よって、b2/a=1.05である。また、c……
0.70mm、d……0.70mm。よって、a/c=0.91、b2/
d=0.96である。
【0035】この咬合具に対して、嵌合強度を測定した
ところ、第1のフック部42側が27N/50mm、第2のフッ
ク部43側が12N/50mmであった。従って、実施例の咬合
具と比べて、第1のフック部42側の嵌合強度が小さいた
め、この咬合具が取り付けられた袋は、収容部側の内圧
が高まった場合、咬合具が簡単に開く虞れがある。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る咬合具によれば、第1のフ
ック部側の開く力に対する嵌合強度を大きくすることが
でき、反面、第2のフック部側の開く力に対する嵌合強
度は余り強くなっていない。従って、この咬合具が取り
付けられた袋によれば、袋の内圧によって開封しにくく
することができる反面、袋の開口部側からは容易に開封
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る咬合具付き袋の
断面図である。
【図2】第1の実施形態に係る咬合具付き袋の断面図で
ある。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る咬合具付き袋の
断面図である。
【図4】比較例に係る咬合具の雌部材の断面図である。
【符号の説明】
11 咬合具 12 咬合具付き袋 13 雄部材 14 雌部材 15,18 帯状基部 21,31 第1のフック部 22 第2のフック部 27 袋本体 28 開口部 29 収容部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄部材と、この雄部材と咬合する雌部材
    とを備え、 前記雄部材は、帯状基部と、この帯状基部と連結された
    頭部とを有し、 前記雌部材は、帯状基部と、この帯状基部に形成された
    第1のフック部と、この第1のフック部と対向するよう
    に帯状基部に形成された第2のフック部とを有して、前
    記第1と第2のフック部とで前記雄部材の頭部が嵌合す
    る凹部が形成され、 前記第1のフック部は、帯状基部から略円弧状に立ち上
    がった形状を有する咬合具であって、 前記帯状基部の長手方向と直交する方向の断面におい
    て、 前記第1のフック部の端縁と第2のフック部の端縁との
    中間を通って前記帯状基部に対して垂直に降ろされた線
    をL1線とし、 前記L1線から前記第1のフック部の外周面までの最も
    遠い点をX1、前記第1のフック部の帯状基部から立ち
    上がった点をX2、前記X1からX2までの外周曲線S
    1のうち前記L1線までの最も近い点をX3とし、 前記X1を通って前記L1線と垂直に交差した線が前記
    第2のフック部の外周面と交わる点をY1、前記第2の
    フック部の帯状基部から立ち上がった点をY2、前記Y
    1からY2までの外周曲線をS2、前記Y1を通って前
    記帯状基部に対して垂直に降ろされた線をL2線とし
    て、 前記S2が前記L2線に対して前記L1線から離れる方
    向に位置している場合、 前記L1線からX3までの長さをaとし、 前記X3を通って前記L1線と垂直に交差した線が前記
    第2のフック部の外周面と交わる点をY3、前記L1線
    からこのY3までの長さをb1とすると、 b1がaより大きいことを特徴とする咬合具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の咬合具において、 b1/a≧1.5 であることを特徴とする咬合具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の咬合具におい
    て、 前記X1から前記L1線までの長さをcとすると、 a/c≦0.5 であることを特徴とする咬合具。
  4. 【請求項4】 雄部材と、この雄部材と咬合する雌部材
    とを備え、 前記雄部材は、帯状基部と、この帯状基部と連結された
    頭部とを有し、 前記雌部材は、帯状基部と、この帯状基部に形成された
    第1のフック部と、この第1のフック部と対向するよう
    に帯状基部に形成された第2のフック部とを有して、前
    記第1と第2のフック部とで前記雄部材の頭部が嵌合す
    る凹部が形成され、 前記第1のフック部は、帯状基部から略円弧状に立ち上
    がった形状を有する咬合具であって、 前記帯状基部の長手方向と直交する方向の断面におい
    て、 前記第1のフック部の端縁と第2のフック部の端縁との
    中間を通って前記帯状基部に対して垂直に降ろされた線
    をL1線とし、 前記L1線から前記第1のフック部の外周面までの最も
    遠い点をX1、前記第1のフック部の帯状基部から立ち
    上がった点をX2、前記X1からX2までの外周曲線S
    1のうち前記L1線までの最も近い点をX3とし、 前記X1を通って前記L1線と垂直に交差した線が前記
    第2のフック部の外周面と交わる点をY1、前記第2の
    フック部の帯状基部から立ち上がった点をY2、前記Y
    1からY2までの外周曲線をS2、前記Y1を通って前
    記帯状基部に対して垂直に降ろされた線をL2線とし
    て、 前記S2が前記L2線に対して前記L1線に近づく方向
    に位置している場合、 前記L1線からX3までの長さをaとし、 前記外周曲線S2のうち前記L1線までの最も近い点を
    Y4、前記L1線からこのY4までの長さをb2とする
    と、 b2がaより大きいことを特徴とする咬合具。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の咬合具において、 b2/a≧1.5 であることを特徴とする咬合具。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の咬合具におい
    て、 前記X1から前記L1線までの長さをc、前記Y1から
    前記L1線までの長さをdとすると、 a/c≦0.5 、かつb1/d>0.5 であることを特徴と
    する咬合具。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の咬合具
    の第1のフック部は、前記帯状基部が取り付けられる袋
    本体の開口部側に配置され、前記第2のフック部は、前
    記帯状基部が取り付けられる袋本体の収容部側に配置さ
    れることを特徴とする咬合具付き袋。
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