JPH09283170A - 平板状固体電解質型燃料電池 - Google Patents

平板状固体電解質型燃料電池

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JPH09283170A
JPH09283170A JP8090708A JP9070896A JPH09283170A JP H09283170 A JPH09283170 A JP H09283170A JP 8090708 A JP8090708 A JP 8090708A JP 9070896 A JP9070896 A JP 9070896A JP H09283170 A JPH09283170 A JP H09283170A
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SEKIYU SANGYO KASSEIKA CENTER
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マニホールドと電池本体間のガスリークを防止
し、リークガスの燃焼に伴うマニホールドの破損を防止
する。 【解決手段】固体電解質板をセパレータを介して複数積
層してなる電池本体11と、前記電池本体の外周側面に
装着されたマニホールド13を備え、前記マニホールド
を上下方向に複数分割し、マニホールド13a、13b
の接合面に封止材17を設けた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平板状固体電解質
型燃料電池において、電池本体とマニホールド間のガス
封止を改善するための技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、炭化水素等の燃料ガスと空
気等の酸化剤ガスの持つ化学エネルギーを電気化学的な
反応によって直接、電気エネルギーに変換する装置であ
り、そのうち、固体電解質型燃料電池は、電解質が常態
または作動条件下で液状となるリン酸型や溶融炭酸塩型
と異なり、電解質による周辺材料の腐食、電解質自体の
分解、蒸発等がなく電池構造を簡素化でき、また、動作
温度が1000℃程度と高いため、燃料として水素の
他、メタンや天然ガスを改質することなくそのまま使用
することができると共に、排熱をガスタービンや蒸気タ
ービンに導くことにより、高いエネルギー利用効率を得
ることができる。固体電解質型燃料電池は、構造の違い
により円筒型、モノリシック型(またはハニカム型)及
び平板型に大別され、このうち平板型は、高出力密度、
低コスト、コンパクト化の観点から注目されている。
【0003】ところで、従来の平板状固体電解質型燃料
電池においては、電池本体にガスを供給、排気するマニ
ホールドを接続する場合、電池本体とマニホールド間に
アルミナ製の封止部材を設け、封止部材と電池本体及び
マニホールド間には、作動温度(約1000℃)で軟化
するガラスを挟み込んで封止している。この場合、電池
本体とマニホールド及び封止部材は、熱膨張差により応
力が生じないように、各部材間に熱膨張量の差だけの隙
間を空ける必要があるが、この間隔の幅を予め正確に設
定することは困難であり、その結果、この隙間が局所的
なガスリークの原因となり、電池出力が低下するという
問題を有している。
【0004】この問題を解決するために特開平7−22
058号公報においては電池本体とマニホールド間の熱
膨張差により発生する応力を吸収させる方式を提案して
いる。これを図10(A)により説明すると、電池本体
51の4側面には、燃料ガスの入口・出口及び酸化剤ガ
スの入口・出口を構成する箱型状のマニホールド52が
それぞれ装着される。電池本体51とマニホールド52
は、ガラスシール53を介してベース部材54に固定さ
れると共に、電池本体51とマニホールド52の間はガ
スケット55でガスシールされる。各マニホールド52
には、ベース部材54を貫通してガス供給管56とガス
排出管57が接続されている。各マニホールド52の外
周には、押さえ部材58が立設され、この押さえ部材5
8と各マニホールド52との間には、弾性部材59が配
設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、燃料電池の大型
化に伴い、セルの大面積化や多段化が進み以下の問題が
生じている。すなわち、図10(B)の設置直後の状態
から運転を開始していくと、電池本体51のセパレータ
間のシール材が溶融、収縮および電極が収縮するため、
図10(C)に示すように、電池本体51が沈み込み、
マニホールド52と電池本体51間に隙間60が発生す
るため、この隙間60からガスがリークし電池出力が低
下し、その後、マニホールド52上板付近がリークガス
の燃焼に伴い破損してしまうという問題を有している。
これを解決するために、電池本体51をマニホールド5
2より高くしておくことが考えられるが、電池本体51
の上面には集電体である金属板が載置されており、金属
板とセパレータとの熱膨張率の差により、電池本体51
が沈み込む際に金属板がマニホールド52に引っかかっ
てシールが壊れてしまう、あるいは集電がうまくできな
くなるという問題を生じる。
【0006】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、マニホールドと電池本体間のガスリークを防止し、
リークガスの燃焼に伴うマニホールドの破損を防止する
ことができる平板状固体電解質型燃料電池を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の平板状固体電解質型燃料電池は、電池本体
の収縮度合を予め計算しておき、その収縮度合に合うよ
うに、また、マニホールドの設置時に電池本体の高さに
合うようにマニホールドの構造を収縮可能にしたもの
で、固体電解質板をセパレータを介して複数積層してな
る電池本体と、前記電池本体の外周側面に装着されたマ
ニホールドを備え、前記マニホールドを上下方向に複数
分割し、マニホールドの接合面に封止材を設けたことを
特徴とする。さらに、本発明の好ましい実施の態様とし
て以下の態様が挙げられる。
【0008】(1)マニホールドの接合面に嵌入部と嵌合
部を設けたことを特徴とする1項記載の平板状固体電解
質型燃料電池、(2)マニホールドの接合面にプレートを
設けたことを特徴とする1項記載の平板状固体電解質型
燃料電池、(3)マニホールドを封止材のみにより接合さ
せたことを特徴とする1項記載の平板状固体電解質型燃
料電池、(4)対向する一対のマニホールドの外側に配設
された押さえ部材と、該押さえ部材に形成され、上部マ
ニホールドの上面に係止させた係止片と、前記押さえ部
材の上下を貫通するシャフトと、該シャフトの両端で押
さえ部材を締め付けるための弾性部材及びナットとを備
えたことを特徴とする1項記載の平板状固体電解質型燃
料電池、(5)対向する一対のマニホールドの外側に配設
された押さえ部材と、該押さえ部材の上下を貫通するシ
ャフトと、該シャフトの両端で押さえ部材を締め付ける
ための弾性部材及びナットと、上部マニホールドの上面
に支柱を介して支持させた重りとを備えたことを特徴と
する1項記載の平板状固体電解質型燃料電池、
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1〜図3は、本発明における
平板状固体電解質型燃料電池の1実施形態を示し、図1
は全体構成を示す斜視図、図2は図1の電池本体の構成
を示す分解斜視図、図3はマニホールドの詳細構造及び
作用を示す図である。
【0010】図2において、固体電解質板1の上面及び
下面には、電極としてのカソード2及びアノード3が一
体形成されており、この固体電解質板1の複数をセパレ
ータ4を介して接合積層し、上下端に端子板5、6を積
層して構成されている。電解質板1、セパレータ4を積
層して組み立てるときには、電解質板1とセパレータ4
の間でガスリークしないように封止材にてガスシールさ
れる。セパレータ4の上下面にはそれぞれ燃料ガス通路
7及び酸化剤ガス通路8が形成され、また、上部端子板
5及び下部端子板6の片面には、それぞれ酸化剤ガス通
路8と燃料ガス通路7が形成され、固体電解質板1とこ
の固体電解質板1を挟む燃料ガス通路7と酸化剤ガス通
路8とにより燃料電池の単位セル9が構成されている。
【0011】そして、このような単位セル9を多数直列
に積層して電池本体を構成し、燃料ガス通路7に燃料ガ
スを供給し、酸化剤ガス通路8に空気を供給し、上部及
び下部端子板5、6を図示しない外部回路に接続する
と、酸素は燃料ガスと反応しイオン化して固体電解質板
1を通して流れ、このとき、カソード2側では酸素が電
子を取り込んで酸素イオンとなり、アノード3側ではこ
の酸素イオンと燃料ガスが反応して電子を放出するの
で、外部回路にはカソードを正極、アノードを負極とし
て下部端子板6から上部端子板5へ電流が流れる。
【0012】図1には、このようにして組み立てた電池
本体11が示されている。電池本体11の外周4側面に
は、燃料ガスの入口・出口及び酸化剤ガスの入口・出口
を構成する箱型状のマニホールド13がそれぞれベース
部材12上に装着されている。マニホールド13の材料
としては、セラミックス、合金を用い、合金としてはN
i−Cr合金等が挙げられる。各マニホールド13及び
電池本体11とベース部材12の間には、封止材が設け
られている。封止材としては、例えばアルミナを主成分
とした無機質紙、電気炉の断熱材として通常使用されて
いるものを0.1〜2.0mm程度の厚さにスライスし
たもの、電池の作動温度(900〜1000℃)で十分
に軟化するガラス或いはこれらを組み合わせて使用す
る。
【0013】各マニホールド13の底部には、ベース部
材12がありそのベース部材12にガス供給管19とガ
ス排出管20が接続されている。対向する一対のマニホ
ールド13の外側には、複数の押さえ部材25が配設さ
れる。押さえ部材25は、セラミックス又はNi−Cr
合金等を用い、切削加工により水平方向に突出する係止
片25aが一体に形成され、また、上部及び下部にシャ
フト貫通孔が形成されている。そして、押さえ部材25
の係止片25aをマニホールド13の上面に引っ掛け
て、対向する押さえ部材25の上下を貫通してシャフト
26を挿入し、シャフト26の両端では、押さえ部材2
5にスプリング(弾性部材)27をナット28により締
め付け、これにより、対向する一対のマニホールド13
を電池本体11に締付固定している。なお、本例におい
ては、係止片25aを押さえ部材25と一体に形成して
いるが、係止片25aを接着により押さえ部材25に固
定してもよく、その場合、接着剤としては熱膨張率が同
じものを用いる。
【0014】上記構造の燃料電池は、押さえ部材25の
係止片25aをマニホールド13の上面に引っ掛ける構
造とし、マニホールド13の底面にその自重と押さえ部
材25との合計重量を作用させるため、マニホールド1
3底面とベース部材12の接触が密になってガスリーク
が皆無となり、リークガスの燃焼に伴うマニホールド1
3の破損を防止することができる。また、押さえ部材2
5の係止片25aをマニホールド13の上面に引っ掛け
た状態で容易に組み立てることができるため、従来は数
人の人手が必要であった押さえ板の位置決め及び組立作
業が1人でもできるという利点を有する。さらに、図1
0に示した燃料電池と比較して、弾性部材27がマニホ
ールド13に接触していないため、高温下でのバネ力の
劣化が少なくなると共に、狭い隙間にバネをセットする
のとは違い、熱膨張差を考慮した上で予めバネ長を決定
することにより、バネの最大荷重を利用することができ
る。
【0015】図1において、本発明の特徴はマニホール
ド13を上下に分割し、上部マニホールド13aと下部
マニホールド13bに分割した点である。これを図3に
より詳細に説明する。図3(A)は電池本体とマニホー
ルドを示す斜視図、図3(B)はマニホールドの分解斜
視図及び断面図、図3(C)は燃料電池組立時における
マニホールドの斜視図及び断面図、図3(D)は燃料電
池運転後におけるマニホールドの斜視図及び断面図であ
る。
【0016】図3(A)において、各マニホールド13
は上下に2つに分割され、上部マニホールド13aと下
部マニホールド13bを有している。図3(B)に示す
ように、下部マニホールド13bの上部には断面凹状の
嵌入部15が形成され、上部マニホールド13aの下部
には前記嵌入部15に嵌合される断面凸状の嵌合部16
が形成されている。そして、嵌入部15内に封止材17
が充填される。
【0017】封止材17としては、例えばアルミナを主
成分とした無機質紙、電気炉の断熱材として通常使用さ
れているものを0.1〜2.0mm程度の厚さにスライ
スしたもの、電池の作動温度(900〜1000℃)で
十分に軟化するガラス或いはこれらを組み合わせて使用
する。封止材17は、電池本体11が収縮する分の高さ
を予め有し、図3(C)に示すように、燃料電池運転前
は電池本体11と高さを合わせて設置する。燃料電池運
転中は電池本体11が収縮すると共に、封止材17が溶
融して上部マニホールド13aが沈み込み、マニホール
ド13上部の電池本体11との封止領域に変化が殆どな
くなるようにすることができる。これにより、セルの多
段積層化に伴い生じるマニホールド上板の破損を防止す
ることができる。
【0018】なお、本実施形態においては、マニホール
ドを2つに分割しているが、さらに複数に分割した方が
好ましく、究極的にはセルの積層段数と同程度まで分割
すれば、接合部の封止材の高さは200μm程度とな
り、収縮することにより100μm程度になるため、セ
ル各段の収縮と同程度になり、各セルとマニホールドと
の間の封止面(マニホールド側面)のずれも減少する。
【0019】図4〜図7は、本発明における平板状固体
電解質型燃料電池の他の実施形態を示し、それぞれ図
(A)はマニホールドの分解斜視図及び断面図、図
(B)は燃料電池組立時におけるマニホールドの断面
図、図(C)は燃料電池運転後におけるマニホールド断
面図である。
【0020】図4の実施形態においては、上部マニホー
ルド13a下部の外面及び内面にプレート19を、上部
マニホールド13aの底面から突出するように固定し、
上部マニホールド13aと下部マニホールド13bの接
合面に封止材17を設けるようにしている。
【0021】図5の実施形態においては、下部マニホー
ルド13b上部の外面及び内面にプレート19を、下部
マニホールド13bの上面から突出するように固定し、
上部マニホールド13aと下部マニホールド13bの接
合面に封止材17を設けるようにしている。
【0022】図6の実施形態においては、上部マニホー
ルド13a下部の外面にプレート19を、上部マニホー
ルド13aの底面から突出するように固定し、上部マニ
ホールド13aと下部マニホールド13bの接合面に封
止材17を設けるようにしている。なお、プレート19
を上部マニホールド13a下部の内面に設けてもよい
し、また、下部マニホールド13b側に設けてもよい。
【0023】図7の実施形態においては、上部マニホー
ルド13aと下部マニホールド13bの接合面に封止材
17のみを設けた簡単な構成にしている。
【0024】本発明においては、上下に分割したマニホ
ールド13の上部マニホールド13aを下部マニホール
ド13bに対して均等に沈み込ませることが重要であ
り、そのために、図1の実施形態においては、押さえ部
材25の係止片25aをマニホールド13の上面に引っ
掛ける構造とし、マニホールド13に押さえ部材25の
荷重を均等に作用させるようにしている。
【0025】図8は、荷重載荷構造の他の例を示し、図
8(A)は分解斜視図、図8(B)は図8(A)で重り
を除いた平面図、図8(C)は組立状態を示す斜視図で
ある。本例は、上部マニホールド13a及び電池本体1
1に別部材からなる荷重を載荷するものであるが、電池
本体11及び上部マニホールド13aの上面には複数本
のシャフト26が交差しており、重りを載せることが困
難な構造となっているため、特別の工夫をする必要があ
る。
【0026】電池本体11及び上部マニホールド13a
の上面には、支柱a〜iによって複数の重りA〜Iが支
持される。図8(A)は荷重の掛かり具合を見やすくす
るために支柱を切って示している。それぞれの重りには
上段の重りを支持する支柱を貫通させるための開口29
が形成されている。重りA、B、C、Dは、それぞれ3
本の支柱a、b、c、dにより三点支持され(図8
(B)において三点支持の状態をハッチングで示してい
る)、4つの上部マニホールド13aに荷重を掛けてい
る。また、重りE、F、G、H、Iは、それぞれ中央の
支柱eと3本の支柱f、g、h、iにより三点支持さ
れ、電池本体11に荷重を掛けている。各重りA〜I同
士の間隔は、熱膨張による接触を避けながら可能な限り
狭くすることが望ましい(例えば1mm〜10mm)。
このようにして、電池本体11及び上部マニホールド1
3aの上面には、9組の支柱a〜iによって9枚の重り
A〜Iが支持されることになる。なお、図示しないが各
重りA〜Iの外周には移動を防止するための機構が設け
られる。
【0027】本例においては、重りAと支柱aの荷重、
重りBと支柱bの荷重、重りCと支柱cの荷重、重りD
と支柱dの荷重がそれぞれ分割、独立して4つの上部マ
ニホールド13aの上面に載荷される構造となり、上部
マニホールドに均一に荷重を作用させることができる。
また、重りEと支柱eの荷重、重りFと支柱fの荷重、
重りGと支柱gの荷重、重りHと支柱hの荷重、重りI
と支柱iの荷重がそれぞれ分割、独立して電池本体11
の上面に載荷される構造となり、セルに均一に荷重を作
用させることにより、接触抵抗のバラツキを低減させ、
電流集中による温度差の影響によるセルの破損を防止す
ることができる。なお、重りは2枚以上であれば何枚で
もよく、また、支柱の数は限定されるものではない。
【0028】図9は、荷重載荷構造の他の例を示し、図
9(A)は荷重載荷構造を示す模式図、図9(B)は図
9(A)で重りを除いた平面図である。本例において
は、電池本体11及び上部マニホールド13aの上面に
シャフト26を避けながら複数の支柱pを配置し、支柱
p上に弾性部材30を装着し、弾性部材30上に一つの
重りAを支持するようにしている。
【0029】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変更
が可能である。例えば、図10に示した燃料電池に適用
してもよいことは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、電池本体の収縮度合を予め計算しておき、その
収縮度合に合うように、また、マニホールドの設置時に
電池本体の高さに合うようにマニホールドの構造を収縮
可能にしたので、マニホールドと電池本体間のガスリー
クを防止し、リークガスの燃焼に伴うマニホールドの破
損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における平板状固体電解質型燃料電池の
1実施形態を示し、全体構成を示す斜視図である。
【図2】図1の電池本体の構成を示す分解斜視図であ
る。
【図3】図1のマニホールドの詳細構造及び作用を示す
図であり、図3(A)は電池本体とマニホールドを示す
斜視図、図3(B)はマニホールドの分解斜視図及び断
面図、図3(C)は燃料電池組立時におけるマニホール
ドの斜視図及び断面図、図3(D)は燃料電池運転後に
おけるマニホールドの斜視図及び断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示す図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示す図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示す図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す図である。
【図8】本発明に係わる荷重載荷構造の他の例を示し、
図8(A)は分解斜視図、図8(B)は図8(A)で重
りを除いた平面図、図8(C)は組立状態を示す斜視図
である。
【図9】本発明に係わる荷重載荷構造の他の例を示し、
図9(A)は荷重載荷構造を示す模式図、図9(B)は
図9(A)で重りを除いた平面図である。
【図10】従来の平板状固体電解質型燃料電池の例を示
し、図10(A)は全体構成を示す断面図、図10
(B)は燃料電池組立時の斜視図、図10(C)は燃料
電池運転後の斜視図である。
【符号の説明】
1…固体電解質板、4…セパレータ、11…電池本体、
12…ベース部材 13…マニホールド、13a…上部マニホールド、13
b…下部マニホールド 17…封止材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体電解質板をセパレータを介して複数積
    層してなる電池本体と、前記電池本体の外周側面に装着
    されたマニホールドを備え、前記マニホールドを上下方
    向に複数分割し、マニホールドの接合面に封止材を設け
    たことを特徴とする平板状固体電解質型燃料電池。
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