JPH09282234A - コピー防止機能付rom - Google Patents

コピー防止機能付rom

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JPH09282234A
JPH09282234A JP8090749A JP9074996A JPH09282234A JP H09282234 A JPH09282234 A JP H09282234A JP 8090749 A JP8090749 A JP 8090749A JP 9074996 A JP9074996 A JP 9074996A JP H09282234 A JPH09282234 A JP H09282234A
Authority
JP
Japan
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rom
data
address
section
conversion
Prior art date
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Pending
Application number
JP8090749A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoo Tsuda
智夫 津田
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH09282234A publication Critical patent/JPH09282234A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 単純な回路構成で機能を果たしうるコピー
防止機能付ROMを提供する。 【解決手段】 ROM部1と、読出開始検出部2と、前
アドレスデコード部3と、データ変換部4とを備え、読
出開始検出部が読出開始に合わせてデコード合図信号を
生成して前アドレスデコード部に送り、前アドレスデコ
ード部がこれを受けて現在指定されているアドレスの一
つ前のアドレスをデコードし且つ該デコード値が所定範
囲にあるときだけ変換指示信号を生成してデータ変換部
に渡し、さらに、データ変換部がROM部から渡された
データを、変換指示信号を受けたときは変換し受けない
ときはそのまま出力するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コピー防止機能付
ROMに関し、詳しくはROMの内部に記録されている
データが不正にコピーされることを防止するコピー防止
機能付ROMに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばファミリーコンピュータ等の家庭
用ゲーム機のソフトウエアはROM(読出し専用メモ
リ)に記録されて販売されている。ところが、通常のR
OMに記録されているソフトウエアは、例えばROMラ
イタを使う等してこれを簡単にコピーすることができ
る。ROM内のソフトウエアがそのように簡単にコピー
されてしまっては、ソフトウエア開発者がその開発に要
した多大の時間,費用,労力に見合う利益を正当に享受
できなくなるという問題がある。
【0003】この問題に対処するための技術として、近
年、ROMに記録されたデータが不正にコピーされるこ
とを防止する機能を備えたコピー防止機能付ROMがい
くつか提案されている。例えば、特開平1-173244号公報
では、ROMに複数個の特定アドレス検出手段、これら
特定アドレス相互間の順序比較手段、その比較結果に基
づきROM読出しデータを操作する手段を設けることが
開示されている。また、特開平7-319687号公報には、C
AM(内容参照メモリ)を活用して複数のデータを同一
のアドレスに対応づけ、特定のアドレス順でアクセスさ
れたときだけ正しいデータの読出しができる機能を備え
たROMが開示されている。
【0004】しかしこれらの従来技術を既存のROMに
適用すると、全体として回路構成が複雑化し、製造コス
トが高くなるという欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、単純
な回路構成で機能を果たしうるコピー防止機能付ROM
を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ROM部と、
読出開始検出部と、前アドレスデコード部と、データ変
換部とを備え、ROM部が読出信号受信中に指定された
アドレスに対応するデータをデータ変換部に送り、読出
開始検出部が読出開始を検出しそれを基にデコード合図
信号を生成して前アドレスデコード部に送り、前アドレ
スデコード部がデコード合図信号を受けて現在指定され
ているアドレスの一つ前のアドレスをデコードし且つ該
デコード値が所定範囲にあるときだけ変換指示信号を生
成してデータ変換部に渡し、さらに、データ変換部がR
OM部から渡されたデータを、変換指示信号を受けたと
きは変換し受けないときはそのまま出力するように構成
したことを特徴とするコピー防止機能付ROMである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明実施形態の構成図
である。図1において、1はROM部、2は読出開始検
出部、3は前アドレスデコード部、4はデータ変換部、
5は遅延回路、6はAND回路、7はデータ変換ロジッ
ク、8は切換回路、9はデコーダ、11はOR回路、12は
デコード値の所定範囲、CENバーは読出信号、DEN
はデコード合図信号、TENは変換指示信号、Aはアド
レス、Ai は現アドレス、Ai- 1 は前アドレス、Dはデ
ータ、DTは変換データである。
【0008】ROM部1は、図示省略のCPU(中央処
理装置)から送られた読出信号CENバーにより賦活
(イネーブル)され、指定されているアドレスAに対応
する記憶場所(ロケーション)に格納してあるデータD
を出力する。すなわちROM部1は通常のROMと同じ
機能を備えている。読出開始検出部2は、読出開始(C
ENバーの立ち下がり)を検出しそれを基にデコード合
図信号DENを生成して前アドレスデコード部3に渡
す。
【0009】上記動作を行わせるには、例えば図1に示
すように、遅延回路5とAND回路6とを用いて、読出
信号CENバーを取り込んで二分岐させ、その一を反転
し他を遅延回路5を通して遅延させ夫々をAND回路6
に入力するように回路を構成すればよい。前アドレスデ
コード部3は、デコード合図信号DENを受けて現在指
定されているアドレス(現アドレスAi )の一つ前のア
ドレス(前アドレスAi-1 )をデコードし且つ該デコー
ド値が所定範囲にあるときだけ変換イネーブル信号TE
Nを生成してデータ変換部4に渡す。
【0010】この機能をもたせるには、遅延回路5、デ
コーダ9、OR回路11を用いて、アドレスAを遅延回路
5で1サイクルだけ遅延させてデコーダ9に取り込み
(すなわちここで取り込まれるアドレスAは前アドレス
i-1 である)、このデコーダ9をデコード合図信号D
ENの合図で動作させ、そのデコード値(デコーダ9の
出力ラインの各本)のうち所定範囲12に属するものを束
ねてOR回路11に入力し、OR回路11の出力を変換指示
信号TENとすればよい。この場合、デコード値の所定
範囲12を自由に変更できるように、デコード値とOR回
路11との結線をプログラマブルにしておくのが好まし
い。なお、デコーダ9は既存技術で容易に構成できる。
【0011】データ変換部4は、ROM部1から渡され
たデータDを、変換指示信号TENを受けたときは変換
データDTに変換し受けないときはそのまま出力する。
このための回路構成は、例えば図1に示すように、受け
たデータDを変換データDTに変換して出力するデータ
変換ロジック7と、一入力二出力をもち外部からの指令
で出力を他から一へ切換可能な切換回路8とを用い、切
換回路8でROM部1からのデータDを受け、外部から
の指令を変換イネーブル信号TENとし、切換回路8の
二出力の一をデータ変換ロジック7の入力とし、切換回
路8の出力の他(データD)とデータ変換ロジック7の
出力(変換データDT)とをノード結合して最終出力と
すればよい。
【0012】この類の切換回路8は、既存技術で容易に
構成できる。また、データ変換ロジック7については、
設計者が任意に構成可能である。例えばデータDの全ビ
ット本数(データライン本数)のうち変換に関与させる
ビット本数は1本だけであってもよい。このように、本
発明のコピー防止機能付ROMは、通常のROMに、上
記三つの機能ブロック(読出開始検出部2,前アドレス
デコード部3,データ変換部4)を付加するだけで構成
できる。これら三つの機能ブロックは、上記説明から把
握されるように、いずれも回路構成が単純なものであ
る。したがって、本発明によれば、単純な回路構成で製
造コストを抑え得るコピー防止機能付ROMが得られ
る。
【0013】
【実施例】本発明のコピー防止機能付ROM(以下、本
発明ROMという)がどのように不正コピーを防ぐかに
ついて、具体例を挙げて説明する。ここでは、本発明R
OMをアドレス8000H−9FFFH(Hは16進数表
記を意味する)に割り当て、RAMや通常のROMはそ
の他のアドレス範囲に割り当てるものとしよう。
【0014】本発明ROMには、プログラムが必要とす
るデータを記録する。記録の仕方は、ROM部1にデー
タ変換ロジック7が行う変換の逆変換を施した無意味な
データDを記録する。つまりデータDは、データ変換ロ
ジック7によって変換データDTに変換されて初めて意
味をもつ。そして、プログラム作成に当たっては、本発
明ROM内のデータをアクセスする命令が、常にアドレ
スの特定範囲を走行するようにしておく。ここでは、当
該特定範囲を1000H−10FFHにとるとしよう。
このとき、例えば、アドレス8000Hを指定してデー
タを読み出す命令(3バイト命令とする)を通常のRO
Mのアドレス1000Hのロケーションに格納すれば、
CPUがこのプログラムに沿って1000H以降を実行
すると、アドレスは1000H→1001H→1002
H→8000H→1003Hの順に指定される。
【0015】なお、当然ながら、前記アドレスの特定範
囲1000H−10FFH(仮想アドレス範囲)とデコ
ーダ9のデコード値の所定範囲(物理アドレス範囲)12
とを一対一に対応させておかねばならない。このように
準備された本発明ROMの動作を、これが正規にアクセ
スされる場合と不正にアクセス(不正コピートライ)さ
れる場合とについて説明する。
【0016】まず、正規のアクセスが行われる場合の動
作を述べる。本発明ROMが割り当てられている800
0H−9FFFHの範囲のアドレスAにアクセスが行わ
れると、読出信号CENバーが立ち下がるので読出開始
検出部2が動作し、前アドレスデコード部3にデコード
合図信号DENを出力する。この例では、8000H−
9FFFHをアクセスするプログラムステップは100
0H−10FFHに存在するから、現アドレスAi が8
000H−9FFFHのときの前アドレスAi-1 は10
00H−10FFHの範囲にあり、これに対応するデコ
ード値は所定範囲12にある。
【0017】したがって、前アドレスデコード部3は前
アドレスが正規の範囲であること認識してデータ変換部
4へ変換指示信号TENを出力し、データ変換部4はこ
れを受けてROM部1の出力したデータDを変換データ
DTに変換して出力する。このように、正規のアクセス
が行われた場合はROM部のデータが正しく出力され
る。
【0018】次に、不正コピートライが行われる場合の
動作を述べる。ROM部1の8000H−9FFFHの
アドレスにアクセスが行われると、CENバーが立ち下
がって読出開始検出部2が動作し前アドレスデコード部
3にデコード合図信号DENを出力する。前アドレスデ
コード部3はこれを受けて前アドレスAi-1 をデコード
するが、不正コピートライ者は、本発明ROMが100
0H−10FFHの範囲のアドレスから出された命令で
もってアクセスされないと正しいデータ(変換データD
T)を出力しないということを知らないので、アドレス
を順次辿る通常の読出し方式に頼るはずであり、かかる
状況下で、前アドレスAi-1 が特定範囲1000H−1
0FFHにヒットしてそのデコード値が所定範囲12にく
ることはごく稀である。
【0019】よってほとんどの場合、前アドレスデコー
ド部3は変換指示信号TENを出力せず、変換指示信号
TENが届かないデータ変換回路4は無意味なデータD
をそのまま出力する。したがって、不正コピートライ者
がROM部1内の全データを首尾よく読出したつもりで
いても、そのデータは全体として、変換データDTを稀
に含むことはあるかもしれないがそれでもほとんどが変
換されないままの無意味なデータDからなるデータ配列
体でしかありえず、到底実用に供し得るものではない。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、単純な回路構成で製造
コストを抑え得るコピー防止機能付ROMが得られると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の構成図である。
【符号の説明】
1 ROM部 2 読出開始検出部 3 前アドレスデコード部 4 データ変換部 5 遅延回路 6 AND回路 7 データ変換ロジック 8 切換回路 9 デコーダ 11 OR回路 12 デコード値の所定範囲 CENバー 読出信号 DEN デコード合図信号 TEN 変換指示信号 A アドレス Ai 現アドレス Ai-1 前アドレス D データ DT 変換データ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ROM部と、読出開始検出部と、前アド
    レスデコード部と、データ変換部とを備え、ROM部が
    読出信号受信中に指定されたアドレスに対応するデータ
    をデータ変換部に送り、読出開始検出部が読出開始を検
    出しそれを基にデコード合図信号を生成して前アドレス
    デコード部に送り、前アドレスデコード部がデコード合
    図信号を受けて現在指定されているアドレスの一つ前の
    アドレスをデコードし且つ該デコード値が所定範囲にあ
    るときだけ変換指示信号を生成してデータ変換部に渡
    し、さらに、データ変換部がROM部から渡されたデー
    タを、変換指示信号を受けたときは変換し受けないとき
    はそのまま出力するように構成したことを特徴とするコ
    ピー防止機能付ROM。
JP8090749A 1996-04-12 1996-04-12 コピー防止機能付rom Pending JPH09282234A (ja)

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JP8090749A JPH09282234A (ja) 1996-04-12 1996-04-12 コピー防止機能付rom

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JP (1) JPH09282234A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6211802B1 (en) 1998-03-24 2001-04-03 Nec Corporation Semiconductor integrated circuit for performing data transfer
JP2001222423A (ja) * 2000-02-14 2001-08-17 Nintendo Co Ltd 半導体記憶装置およびプログラム判別システム

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