JPH09281225A - レーダー・プローブを有する監視装置 - Google Patents

レーダー・プローブを有する監視装置

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JPH09281225A
JPH09281225A JP8324907A JP32490796A JPH09281225A JP H09281225 A JPH09281225 A JP H09281225A JP 8324907 A JP8324907 A JP 8324907A JP 32490796 A JP32490796 A JP 32490796A JP H09281225 A JPH09281225 A JP H09281225A
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JP
Japan
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circuit
monitoring device
radar
signal
control unit
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JP8324907A
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English (en)
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Jakob Heierli
ハイエルリ ヤーコブ
Alex Mauerhofer
マウアーホーファー アレックス
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GEBERITSUTO TECHNIK AG
Geberit Technik AG
Original Assignee
GEBERITSUTO TECHNIK AG
Geberit Technik AG
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S13/00Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
    • G01S13/02Systems using reflection of radio waves, e.g. primary radar systems; Analogous systems
    • G01S13/06Systems determining position data of a target
    • G01S13/08Systems for measuring distance only
    • G01S13/32Systems for measuring distance only using transmission of continuous waves, whether amplitude-, frequency-, or phase-modulated, or unmodulated
    • G01S13/36Systems for measuring distance only using transmission of continuous waves, whether amplitude-, frequency-, or phase-modulated, or unmodulated with phase comparison between the received signal and the contemporaneously transmitted signal
    • G01S13/40Systems for measuring distance only using transmission of continuous waves, whether amplitude-, frequency-, or phase-modulated, or unmodulated with phase comparison between the received signal and the contemporaneously transmitted signal wherein the frequency of transmitted signal is adjusted to give a predetermined phase relationship
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FM/CWレーダーを用いた従来の近距離測
定装置は、比較的大きな周波数帯域幅を必要とした。 【解決手段】 監視装置のレーダー・プローブは、制御
ユニット8と、発振器回路1、送信段2の間に挿入され
た分岐路4と、受信段6を介して受信されたエコー信号
に発振器回路1から分岐した信号を重ね合わせる重合回
路5を備える。レーダー・プローブは干渉レーダーとし
て機能し、レーダー信号の送信時間が分岐信号の送信時
間に比べて長くなるよう、分岐路4および重ね合わせ回
路5の間の送受信路に遅延回路25が挿入されている。
遅延回路25の使用によって必要な帯域幅がほぼ半分に
削減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1のプリア
ンブルに記載のレーダー・プローブを有する監視装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばドイツ公開公報A1−32109
85号からは、レーダー波によって作動し、人間の動作
をその方向も感知して監視できるよう、ドップラー効果
を利用した、衛生設備用の接触不要の電子的制御が知ら
れている。快適な洗浄効果および信頼性のある作動を提
供する衛生設備に関する高い要望の下では、これらレー
ダー・プローブは、当該衛生設備の使用者の存在を確実
に示す信号を生成することができないため、満足のいか
ない場合が多い。さらに、時折問題となるのは、このよ
うなレーダー・プローブが技術的に複雑な方法で当該衛
生設備の透過および反射特性に適応されなければならな
いため、これは多くの場合、担当の衛生設備取付作業員
の当該分野に関する知識および能力を超えてしまうとい
う事実である。
【0003】例えば米国特許第5、268、692号か
らは、乗用車における監視用の、FM/CWレーダーを
用いた近距離測定装置が知られている。このようなレー
ダー・システムは、多くの場合、比較的大幅な周波数の
変化の下で作業する必要があるという欠点があり、状況
によってはレーダー放射の許容帯域幅を超えてしまうこ
とになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、レーダー放射の許容帯域幅を超えないレーダー・プ
ローブを有する監視装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、この課
題は請求項1の特徴部分に従ったレーダー・プローブを
有する監視装置によって解決される。
【0006】本発明による監視装置は、許容帯域幅に鑑
み有利であるのみならず、FM/CWレーダー・システ
ムに比べて非常に安価である点でも有利である。
【0007】本発明による監視装置の別の長所は、例え
ば衛生設備において高い洗浄力が確保されると共に、す
べての市販の衛生設備に、一切の適合を行わずに問題な
く取付可能であるということである。
【0008】本発明の有利な実施の形態は従属請求項に
示されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の一例を図
面を参照して説明する。
【0010】図1に示すレーダー・プローブは発振器回
路1を有し、この回路1の出力は一方で送信段2を介し
て送信アンテナ3と接続され、他方で分岐路(branch)4
を介して重ね合わせ回路5の第一入力と接続されてい
る。レーダー・プローブの受信部は、回路5の第二入力
に接続された受信段6と、この段に接続された受信アン
テナ7を備える。
【0011】さらに、監視装置は、制御ユニット8およ
び評価回路9を備え、この評価回路はスイス特許出願第
03784/94−3と同様に機能してもよい。回路5
の出力と制御ユニット8の入力の間には、復調器回路1
0が挿入されている。制御ユニット8は、信号バス11
を介して回路1に接続されている。
【0012】回路1は、信号Scを提供する電圧制御発
振器12を備え、この発振器12は、周波数シンセサイ
ザ13によってそれぞれパルスまたは繰り返し周波数に
設定される。復調器回路10は、好適には、復調器14
およびその後に接続された増幅器15からなる。好適に
は、復調器14と増幅器15との間に、例えばコンデン
サによって形成されるハイパスフィルタ16が挿入され
る。制御ユニット8には、マイクロプロセッサ17が設
けられ、これにはさらに評価回路9および信号バス11
が接続されている。
【0013】本発明の第一好適実施の形態によると、制
御ユニット8は、さらに、その入力において、復調器回
路10の出力および低周波発振器19の出力と接続され
ている同期整流装置18(synchronous rectifier)を備
える。同期整流装置18の出力は、コンパレータ20を
介してマイクロプロセッサ17の一つの入力に接続され
ている。
【0014】本発明の第二実施の形態によると、制御ユ
ニット8に、マイクロプロセッサ17に接続されたデジ
タル/アナログ変換器21と、同期整流装置18および
コンパレータ20の間に挿入された減算機構22が設け
られ、この減算機構は、背景物補正(standing sign com
pensation)を行うために特に設けられている。しかし、
特に背景物補正が行われない場合など、用途によって
は、同期整流装置18の出力と、コンパレータ20の入
力との間に簡単な接続を行うことも可能である。
【0015】送信段2は、好適に、アイソレータであっ
てもよい増幅器23と、これの後に接続された、簡単な
切り換え機能を有してもよい補助変調器24とを備え
る。この切り換え機能は、送信路との接続を維持する
か、または信号を負荷インピーダンスに向ける(guide,
lead)ことを目的とする。補助変調器24は、例えば、
PINダイオード変調器であってもよい。補助変調器2
4の代わりに、LF発振器19の信号は、直接スイッチ
を介して増幅器23への供給を開始または停止すること
ができる。受信段6は、例えば、遅延回路25と増幅器
26の直列接続を有する。遅延回路は、基本的に、送受
信路内に存在するため、場合によって変調器24の前ま
たは後に接続されるか、または部分的に送信段2、そし
て部分的に受信段6に置かれてもよい。
【0016】図1によるレーダー・プローブは、以下の
とおり機能する。
【0017】レーダー送信器は、以下の信号を生成す
る。
【0018】Sc=a×sin(w×t) 重ね合わせ回路5(superposing circuit)には受信信号
SrがTd+2r/cの遅延時間で到達する。Tdは遅
延回路25によって得られる遅延時間であり、2rは目
標物への往復距離であり、cは光速度である。よって、
信号Srについては以下の式が当てはまる。
【0019】 Sr=b×sin (w×(t−Td−2r/c)) 正弦波形信号ScおよびSrは重ね合わせ回路5の二つ
の入力においてそれぞれ同一の周波数を有するため、そ
の重ね合わせもまた同じく正弦波形の時間的な経過を示
す。その際には、いくつかの時間的な中心点において信
号振幅が合算される一方、別の箇所では相互に部分的に
消し合うため、通常はあまり重要性を有さない直流成分
が存在する。
【0020】復調器14の出力には、振幅の連続が得ら
れ、その周期性Δfmは、目標距離rの基準を示す所定
の振幅が繰り返される、干渉信号の周期性である周波数
Δfmは、以下の式から得られる。
【0021】 Δwt−2π×n=Δw×(t−Td−2r/c) この際、nは整数であり、以下の式が適用される。
【0022】Δw=2π×Δfm この結果、n=1とすると、以下のレーダーのための式
が得られる。
【0023】 r=c×(1−Δfm×Td)/(2×Δfm) または、Td=10nsとすると、以下の式が得られ
る。
【0024】 r[cm]=150×((100/Δfm[MHz])−1) 近距離レーダーのための上記の式においては、距離測定
が絶対的なレーダー周波数と無関係であるという事実が
特筆すべきである。唯一重要なのは、搬送周波数fmの
変化Δfmである。遅延時間Tdにより、所定のレーダ
ー帯域幅が所望の目標距離域に適合可能となる。例えば
遅延時間Tdを10nsとし、干渉振幅の測定周期性を
Δfm=66.66MHzとすると、レーダー式に従っ
て距離r=75cmとなる。
【0025】本発明による監視装置の長所は、目標距離
が短い場合に、干渉振幅の周期性に伴う周波数の変化
は、レーダー放射の許容帯域幅の超過が生じるほど大き
いものとならない。Td=0として周波数変化Δfm’
が必要となるような距離rを計算するために、所定のT
d値について周波数変化Δfmが必要である場合には、
以下の式が成り立つ。
【0026】 Δfm=Δfm’/(1+Δfm’×Td) または、Δfm’×Td=1として、Δfm=Δfm’
/2となる。
【0027】上記の式によって、遅延回路の使用によっ
て必要な帯域幅がほぼ半分に削減されることが示され
る。
【0028】本発明の第一実施の形態、つまり要素2
4、16、18、19、21および22を含まない場合
によると、増幅器15の出力は直接コンパレータ20の
入力に接続されている。
【0029】マイクロプロセッサの機能は、すべての実
施の形態について、所定の振幅が繰り返される周波数の
差Δfmを決定することである。この目的上、レーダー
送信器1に接続されたマイクロプロセッサ17は、搬送
周波数fmが所定の初期値fm1(図4)から段階的ま
たは反復的に変更されるようプログラムされ、これは、
搬送周波数fmが、初期値fm1の位相に対して干渉信
号の位相のずれが少なくとも約2πとなる値であるfm
2になるまで行われる。この瞬間に、Δfm=fm2−
fm1となり、レーダー式は、距離rを計算するために
適用することができ、これは、定数cおよび固定パラメ
ーターTdが知られているため問題なく可能である。こ
れらはすべて、マイクロプロセッサ17で自動的に制御
され、マイクロプロセッサ17は、それぞれの場合に適
する符号信号を周波数シンセサイザ13に供給すること
により発振器12を所望の周波数fm1で制御する。こ
の制御は例えば、掃引制御によって水晶精度の500k
Hz毎の段階で行われ、これによって別段の場合には必
要となる追加の周波数測定器が不必要となる。
【0030】この目的上、マイクロプロセッサは、各工
程の後、当該振幅値が所定の基準信号よりも大きいか、
または小さいかについての情報を受信する。この情報
は、コンパレータ20から提供される。評価回路9は、
最終的にマイクロプロセッサ17から、レーダー・プロ
ーブと特定の目標物の間の距離rについての情報を得
る。
【0031】干渉近距離レーダーは純粋に静的に作動す
るため、その技術的実現は比較的簡単である。周波数シ
ンセサイザは広範囲でマイクロプロセッサ17のソフト
ウェアを介してプログラム入力可能であり、好適に以下
の技術的データを有する。
【0032】レーダー周波数: 約1ないし40GHz 帯域幅: 10MHzないし3GHz ステップ幅: 10×n kHz この場合には、例えば240ステップおよびn=50(距離
解像度+/−1cm)とする。この際には、実際には公
的に許可されている周波数(2.4GHz; 5.8G
Hz; 9.6GHz; 10.5GHz; 13.7
GHz; 24.1GHz; 34.7GHz)の一つ
でしか作業することができないことに注意するべきであ
る。
【0033】本発明による周波数シンセサイザを利用し
た反復方法により、干渉信号の周期幅の決定に大幅な柔
軟性が提供され、これは特に、帯域幅全体に亘って、上
から下、または下から上への方向の全240段階に亘る
線形掃引制御によって提供される。シンセサイザのプロ
グラム入力および場合によっては補助変調器24で変調
された干渉信号の測定のために、合計最大1ms/段
階、つまり最大240msの合計掃引時間が必要とされ
る。
【0034】シンセサイザによって240の設定可能な
周波数が各自、水晶精度の1msの最大誤差の範囲内で
達成され、かつ測定することができるため、これに加え
て干渉信号の周波幅の決定の際に簡単かつ早い定義方法
が実現できる。
【0035】本発明の第二実施の形態によると、要素1
9、18、16および24も存在するし、同期整流装置
18の出力がコンパレータ20の入力と直接に接続され
ている。この実施の形態の目的は、上記の直流部品に関
して測定の正確さを高めることである。
【0036】つまり、問題となっているのは、非常に小
さいレーダー信号を、この信号に比べて非常に大きい基
準信号と重ね合わされている状態で、評価する必要性が
あるということである。これは実際には経験上いくつか
の問題点を伴うが、これらは本発明による第二実施の形
態において非常によく回避される。
【0037】この第二実施の形態に従って、低周波発振
器19は、任意のレーダー周波数について同期整流装置
18において干渉信号の振幅の簡単な整流を行うことに
よって、例えば10kHzの周波数を有する変調信号を
供給する。整流値はこの場合においても周波数Δfmに
対応して周期的に変動するため、これによって、干渉信
号の周期性は影響を受けない。
【0038】図2によるベクトル図において、ベクトル
Aは、変調器24によって変調されていない基準信号
S'cを示し、ベクトルBは、変調器24によって既に
変調されている受信信号Srを、ベクトルAに対して目
的物との距離に従属する位相φをもって示し、この二つ
のベクトルが重なり合うことによって、干渉信号Siを
示すベクトルCが得られる。切り換えスイッチ24を入
れたり、消したりすると、これはベクトルBのほぼ100%
の方形波変調に相当し、干渉ベクトルCは低周波数発振
器19の変調周波数の周期でb点とa点の間で往復運動
する。その長さは、ベクトルCの長さとベクトルAの長
さの間で変わる。ベクトルAおよびC'の長さが同じと
なる位相角φ=γの場合には、スイッチを入れたり、消
したりしたときに変調が行われない。位相角φがγより
も小さいか、または大きい場合には、変調は干渉ベクト
ルに再度現れるが、変調位相がこのゼロ点において2π
分変化する。変調電圧のゼロ点を中心として位相が18
0゜変わることによって、同期整流装置18はこれを信
号評価に利用し、本発明による同期位相の整流化による
干渉信号の周期幅Δfmの決定に役立つ。
【0039】レーダーおよび基準信号の重なり合いによ
り得られる干渉信号には、上記に説明したとおり、基準
信号から発生する直流電圧要素に加えて、レーダーのエ
コーから発生する方形波変調した交流電圧要素も含まれ
る。復調器回路10に含まれる簡易のハイパスフィルタ
16によって、変調されたレーダーエコーは、直流電圧
要素の後の処理のために分離される。干渉信号のゼロ点
(図4)は、同期位相の整流化の後にコンパレータ20に
より計算される。
【0040】干渉信号Siを生成するためには、本第二
実施の形態によると、大きなダイナミック・レンジを特
徴としたレーダー信号が一定の、送信信号から計算され
た基準信号S'cと重なり合わせられ、続いて整流化さ
れる。評価対象の干渉信号振幅は、測定周波数の範囲に
亘ってほぼ正弦波形のカーブを描き、固定振幅値と重な
り合わさっている。この固定振幅値は、基準信号振幅
S'cに相当し、便宜上、干渉信号の周期幅の正確な決
定のためにゼロ線として使用され、その理由は、干渉信
号とこのゼロ線との交角が最大であるためである。その
ため、コンパレータ20はこの場合においていわゆるゼ
ロ検出器であってもよい。
【0041】本発明の第三実施の形態においては背景物
のための補正が目的とされ、これはデジタル/アナログ
変換器21および減算機構22によって実現される。
【0042】レーダーの放射範囲内に常時存在する物
体、特に便器に対する反射によって、いわゆる背景物エ
コーが発生し、これは目標物エコーと重なっている。干
渉レーダー方法において複数の目標を定めることができ
ないため、この背景物エコーにより信頼性のない測定誤
差が生じる可能性がある。
【0043】これら測定誤差を回避するために、本発明
による背景物補正の方法が次のとおり適用される。目標
物エコーのない基準測定を通して、背景物エコーが測定
周波数帯域全体に亘って測定され、マイクロプロセッサ
17に記憶される。続いて、各目標距離測定において、
当該測定周波数のために記憶された背景物エコーが「補
正除去」される。しかし、この方法は、背景物エコーお
よび目標物エコーが基準信号S'cよりも大幅に小さい
ことを前提とする。
【0044】背景物補正には、位相同期整流化に使用さ
れる変調も役立つ。この変調は、上記に説明したとお
り、レーダー送信器1のVCO発振器12の出力信号S
cが、送信アンテナによって送信される前に、例えば1
0kHzの前記変調信号によって100%振幅変調される一
方、基準信号路においては振幅変調が行われないことか
ら構成される。背景物エコーの補正はこれによって、非
常に簡単な態様でこの位相同期整流装置の回路に含むこ
とが可能であり、これは同様にコンパレータ20によっ
て可能となる。このコンパレータ20の論理(logical,
functional)出力信号により、マイクロプロセッサ17
に対して、各目標距離測定において当該測定周波数のた
めに記憶された背景物エコーが減算によって「補正除去」
された後、目標物エコーが当該測定周波数において干渉
によって弱められたか、または補強されたかのいずれか
について、直接的な情報が提供される。
【0045】背景物エコーは、監視対象空間内に異物が
存在しないときに記録することができる。この記録を行
うために、アナログ/デジタル変換器27が位相同期整
流装置18の出力とマイクロプロセッサ17の一方の入
力の間に挿入される。近距離レーダーは背景物エコーを
これが目標物エコーであるかのように感知し、マイクロ
プロセッサ17は図3に点線で示す干渉振幅値を計算す
る。図3においては、さらに人間が存在する場合に得ら
れる干渉振幅値が実線で示されている。図4は、本発明
による背景物補正の方法を適用して得られる結果を示
す。
【0046】二つの続くゼロ点の間で上昇振幅を示す二
つの信号の周波数fm1およびfm2の間の偏差Δfm
=fm1−fm2によって、干渉信号の求められていた
周期Δfmが得られ、これは距離rを計算するためにレ
ーダー式に当てはめるべき値である。
【0047】要素21および22を含まない別の例にお
いては、コンパレータ20の代わりにA/D変換器を使
用することも可能であり、この際にはマイクロプロセッ
サは人間の干渉振幅値からソフトウェアを介して背景物
エコーの該当値を引き算する。
【0048】評価回路9または場合によってはマイクロ
プロセッサは、監視対象領域に存在する人間とレーダー
・プローブの間の瞬間距離rが、所定の基準値drより
も小さいときに、少なくとも一つの判定基準信号Skを
提供するようにしてもよい。さらに、監視装置は、制御
ユニットを備えてもよく、この制御ユニットは、この判
定基準信号Skに従属の希望信号(wanted/useful signa
l)を生成するようになっている。
【0049】この制御ユニットは、判定基準信号Skが
存在する場合に、レーダー・プローブの制御を第一繰り
返し周波数fw1の受動的な監視状態から、この第一周
波数よりも高いか、もしくはレーダー・プローブが常時
入れられている状態である、第二繰り返し周波数fw2
の能動的な監視状態に切り換えるよう構成してもよく、
好適には第一繰り返し周波数fw1が0.1Hzないし
100Hzの間の領域にあり、第二繰り返し周波数fw
2が10Hzからレーダー・プローブが常時入れられて
いる状態までの領域にある。好適には、制御ユニットお
よび監視装置が電気ケーブルを介して相互に接続されて
おり、この際には、制御ユニットは監視装置を、監視装
置が繰り返し周波数fw1;fw2の周期の期間に比べ
て短期間の時間帯の間、例えばバッテリーから電力の供
給を受けるよう、制御する。
【0050】さらに、監視装置は、異なる方向における
目標物および/または生じる目標半径方向速度および/
または感知した目標半径方向速度における移動方向につ
いての情報を含む、複数の判定基準信号を評価するよ
う、構成可能である。
【0051】アンテナ3、7は、ホーンアンテナまたは
印刷基板に配された平らなアンテナであってもよい。
【0052】本発明による装置は、好適には衛生設備の
みならず、例えば自動ドアまたは近距離生命体感知機能
を有するその他の装置にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレーダー・プローブを有する監視
装置のブロック図である。
【図2】本発明による監視装置の好適な実施の形態の作
動方法を説明するベクトル図である。
【図3】本発明の別の実施の形態の作動方法を説明す
る、背景物信号を目立たなくしたときの干渉信号の振幅
図である。
【図4】本発明の実施の形態の干渉信号の所定の振幅の
繰り返し周波数を示す図である。
【符号の説明】 1 発振器回路 2 送信段 3 送信アンテナ 4 分岐路 5 重ね合わせ回路 6 受信段 7 受信アンテナ 8 制御ユニット 9 評価回路 10 復調器回路 12 電圧制御発振器 13 周波数シンセサイザ 14 復調器 15 増幅器 16 ハイパスフィルタ 17 マイクロプロセッサ 18 同期整流装置 19 低周波発振器 20 コンパレータ 21 デジタル/アナログ変換器 22 減算機構 23 増幅器 24 補助変調器 25 遅延回路 26 増幅器 27 アナログ/デジタル変換器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーダー・プローブが制御ユニットと、
    発振器回路および送信段の間に挿入された分岐路と、受
    信段を介して受信されるエコー信号がレーダー送信器か
    ら分岐した信号と重ね合わされる重ね合わせ回路とを備
    え、レーダー・プローブが一つの機能として干渉レーダ
    ーとして作成され、物体の存在を感知するレーダー・プ
    ローブを有する監視装置において、 レーダー信号が分岐信号に比べて遅れるように、前記分
    岐路および前記重ね合わせ回路の間の送受信路に遅延回
    路が挿入されていることを特徴とする、監視装置。
  2. 【請求項2】 前記遅延回路の遅延時間が2ないし40
    nsであることを特徴とした請求項1記載の監視装置。
  3. 【請求項3】 レーダー干渉信号(Si)を供給する前記
    重ね合わせ回路の出力が、復調器回路を介して前記制御
    ユニットと接続され、前記復調器回路は前記発振器回路
    を制御することを特徴とした請求項1又は2記載の監視
    装置。
  4. 【請求項4】 前記遅延回路が、受信アンテナおよび前
    記重ね合わせ回路の間に挿入され、前記受信段に組み込
    まれていることを特徴とした請求項1ないし3いずれか
    に記載の監視装置。
  5. 【請求項5】 前記制御ユニットが整流装置を備え、該
    整流装置の入力が前記復調器回路の出力に接続され、該
    整流装置の出力がコンパレータを介して、発振器回路を
    制御するマイクロプロセッサに接続されていることを特
    徴とした、請求項3又は4記載の監視装置。
  6. 【請求項6】 前記復調器回路が復調器と、その後に接
    続されたハイパスフィルタとを備えた監視装置であり、
    かつ制御ユニットが低周波発振器を有し、該発振器の出
    力に前記整流装置の入力と、補助変調器を備えた前記送
    信段の入力が接続されていることを特徴とした、請求項
    5記載の監視装置。
  7. 【請求項7】 前記制御ユニットが、前記整流装置およ
    び前記コンパレータの間に挿入された減算機構を備え、
    該減算機構の第二入力がデジタル/アナログ変換器を介
    して前記マイクロプロセッサに接続され、背景物補正を
    行うことを特徴とした、請求項5又は6記載の監視装
    置。
  8. 【請求項8】 前記整流装置の出力と前記マイクロプロ
    セッサの別の入力の間にアナログ/デジタル変換器が挿
    入され、背景物の記憶を行うことを特徴とした、請求項
    7記載の監視装置。
  9. 【請求項9】 前記発振器回路が、前記制御ユニットを
    介して変更可能な周波数(fm)に設定可能な周波数シン
    セサイザを備え、該周波数シンセサイザの出力には電圧
    制御発振器が接続されていることを特徴とした、請求項
    1ないし8いずれかに記載の監視装置。
  10. 【請求項10】 前記周波数シンセサイザが、公式に許
    可されている周波数帯域のうちの一つにおいて120M
    Hzの帯域幅および50×nkHzで作業するよう構成
    され、この際にnが4ないし20の間の整数であること
    を特徴とした、請求項9記載の監視装置。
JP8324907A 1995-12-06 1996-12-05 レーダー・プローブを有する監視装置 Pending JPH09281225A (ja)

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