JPH09280891A - ロータリーエンコーダ - Google Patents

ロータリーエンコーダ

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JPH09280891A
JPH09280891A JP8620196A JP8620196A JPH09280891A JP H09280891 A JPH09280891 A JP H09280891A JP 8620196 A JP8620196 A JP 8620196A JP 8620196 A JP8620196 A JP 8620196A JP H09280891 A JPH09280891 A JP H09280891A
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Hirozo Tagami
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ACサーボモータに用いるインクリメンタル
エンコーダは、従来、A,B信号と基準信号Zと3相励
磁切り替え信号CS1,CS2,CS3の各信号伝送の
ため6回線必要としていた。そのため誤配線,信号線の
断線も起こり易いという問題点があった。また、エンコ
ーダの異常検出は受信側にゆだねられていた。本発明
は、この出力信号数を減らし、かつ、自己チェック機能
を有することで、信頼性の高いインクリメンタルエンコ
ーダを提供することを目的とする。 【解決手段】 原信号を出力する原信号出力部11と原
信号をカウントするためのA,B相方向弁別回路12、
アップダウンカウンタ13、初期値検出回路14、デー
タラッチ回路15、Z信号変換回路16、パラレルシリ
アル変換回路17、電源ON/OFF検出回路18、異
常検出回路19により構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転体の回転位置を
検出するためのロータリーエンコーダに関するものであ
り、特に3相ACサーボモータに組み込まれて使用され
るインクリメンタルエンコーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種機械の駆動用に使われるサーボモー
タにはブラシ付きのDCサーボモータとブラシのないA
Cサーボモータ(DCブラシレスサーボモータ)があ
り、近年モータ保守の容易さからACサーボモータの需
要が増している。
【0003】サーボ系の位置検出器にもさまざまな種類
があるが、近年、サーボモータに組み込まれて使用され
るロータリーエンコーダが普及している。ACサーボモ
ータに組み込まれるエンコーダはインクリメンタルエン
コーダとアブソリュートエンコーダに大別される。イン
クリメンタルエンコーダは各種機械のACサーボモータ
に取付けられ広く使用されており、ACサーボ用エンコ
ーダとして主流を占めている。一方アブソリュートエン
コーダは1回転内の絶対位置が判別できるエンコーダ
で、原点復帰動作が不要なことから多関節ロボットをは
じめとする大型のロボット用サーボモータなどに普及し
ている。
【0004】以下に従来のインクリメンタルエンコーダ
について説明する。図15は従来のインクリメンタルエ
ンコーダの構成を示すものであり151は発光素子、1
52は回転スリット板、153は受光素子、154は波
形整形回路、155は信号伝送回路である。出力信号は
図16に示すように、回転方向が判別できるように互い
に90度位相差を有するA,B2相の信号と、1回転1
パルスの原点基準Z信号と、ACサーボモータの相励磁
切り替えのためのコミュテーション信号CS1,CS
2,CS3を備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、出力信号の数が多いので、配線の数が多い
ため量産性が悪く、機器への誤配線,信号線自身の断線
も起こりやすいという問題点があった。また、従来のイ
ンクリメンタルエンコーダは、図15に示すように信号
処理構成がシンプルなため、エンコーダの異常検出は信
号受信側であるシステム側にゆだね、上記のような誤配
線や断線の検出をしており、エンコーダ自信での異常チ
ェックは十分できていなかった。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、エンコーダの出力信号数を減らし、量産性が高く、
またエンコーダ異常を自己検出することにより信頼性が
高いインクリメンタルエンコーダを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のインクリメンタルエンコーダは、 1、互いに90度位相差を有するA,B2相のインクリ
メンタル信号と、1回転中の原点を示す基準信号Zと、
3相ACサーボモータの相励磁切り替え信号(コミュテ
ーション信号)CS1,CS2,CS3相とを出力する
原信号出力部と、 2、エンコーダ主電源のオン,オフ状態を検出する電源
ON/OFF検出回路と、 3、A,B2相の変化エッジを検出しA,B2相の位相
によりカウントアップパルスおよびダウンパルスを出力
するA,B相方向弁別回路と、 4、前記電源ON/OFF検出回路の出力によりカウン
ト初期データをプリロードし前記A,B相方向弁別回路
の出力パルスをカウントするアップダウンカウンタと、 5、A,B2相のレベルにより前記アップダウンカウン
タにプリロードする初期データを出力する初期値検出回
路と、 6、前記A,B相方向弁別回路からの出力とZ相,CS
1,CS2,CS3相よりエンコーダの誤動作の有無を
判別する異常検出回路と、 7、前記原信号出力部からのZ相およびCS1,CS
2,CS3相と前記アップダウンカウンタからのデータ
と前記異常検出回路からのステータスをラッチするデー
タラッチ回路と、 8、前記原信号出力からのZ相をサンプリングしてZ相
の状態を出力するZ信号変換回路と、 9、前記データラッチ回路から出力されるカウントデー
タ,CS1,CS2,CS3相,ステータスと前記Z相
信号変換回路から出力されるデータとをシリアルデータ
に変換し出力するパラレルシリアル変換回路を備える構
成にしたものである。
【0008】これにより、省配線でかつ異常検出機能を
もつインクリメンタルタイプのロータリーエンコーダが
得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、互いに90度位相差を有するA,B2相のインクリ
メンタル信号と、1回転中の原点を示す基準信号Zと、
3相ACサーボモータの相励磁切り替え信号(コミュテ
ーション信号)CS1,CS2,CS3相とを出力する
原信号出力部と、エンコーダ主電源のオン,オフ状態を
検出する電源ON/OFF検出回路と、A,B2相の変
化エッジを検出しA,B2相の位相によりカウントアッ
プパルスおよびダウンパルスを出力するA,B相方向弁
別回路と、前記電源ON/OFF検出回路の出力により
カウント初期データをプリロードし前記A,B相方向弁
別回路の出力パルスをカウントするアップダウンカウン
タと、A,B2相のレベルにより前記アップダウンカウ
ンタにプリロードする初期データを出力する初期値検出
回路と、前記A,B相方向弁別回路からの出力とZ相,
CS1,CS2,CS3相よりエンコーダの誤動作の有
無を判別する異常検出回路と、前記原信号出力部からの
Z相およびCS1,CS2,CS3相と前記アップダウ
ンカウンタからのデータと前記異常検出回路からのステ
ータスをラッチするデータラッチ回路と、前記原信号出
力からのZ相をサンプリングしてZ相の状態を出力する
Z信号変換回路と、前記データラッチ回路から出力され
るカウントデータ,CS1,CS2,CS3相,ステー
タスと前記Z相信号変換回路から出力されるデータとを
シリアルデータに変換し出力するパラレルシリアル変換
回路とを備えたものであり、エンコーダからの出力信号
数を減らす作用を有する。
【0010】請求項2に記載の発明は、シリアルデータ
の周期に同期してZ相の状態0/1を検出するZ相レベ
ル検出回路と、シリアルデータの周期内にZ相の有無状
態を検出するZ相通過検出回路と、シリアルデータの周
期毎のアップダウンカウンタの変化量を検出し変化量が
2以下の場合は前記Z相通過検出回路の通過情報をキャ
ンセルするカウント変化量検出回路と、前記Z相レベル
検出回路とZ相通過検出回路よりZ相の状態情報をシリ
アルデータの現在の周期で検出したZ相の状態0/1と
1つ前の周期で検出した状態0/1の2ビットで出力す
るデータシフト回路からなるZ信号変換回路を備えたも
のであり、Z相のシリアル伝送における情報伝達の信頼
性向上の作用を有する。
【0011】請求項3に記載の発明は、原信号出力部か
らのCS1,CS2,CS3相よりいずれかの相のアッ
プエッジ,ダウンエッジを検出してアップパルス,ダウ
ンパルスを生成するCS相方向弁別回路と、A,B相方
向弁別回路の出力であるA,B相アップパルス,ダウン
パルスと、前記CS相方向弁別回路のアップパルスから
ダウンパルス間のA,B相アップパルス,ダウンパルス
の有無を検出するパルス検出回路Aと、CS相方向弁別
回路のダウンパルスからアップパルス間のA,B相アッ
プパルス,ダウンパルスの有無を検出するパルス検出回
路Bと、パルス検出回路Aおよびパルス検出回路Bの出
力を結合するゲート素子により、CS1,CS2,CS
3相の相間のA,B相アップ・ダウンパルスの有無検出
により、簡易的な異常検出の作用を有する。
【0012】請求項4に記載の発明は、原信号出力部か
らのCS1,CS2,CS3相よりいずれかの相のアッ
プエッジ,ダウンエッジを検出してアップパルス,ダウ
ンパルスを生成するCS相方向弁別回路と、アップダウ
ンカウンタの出力であるカウントデータと、CS相方向
弁別回路からのアップパルスでカウントデータを記憶す
るデータラッチ回路Aと、CS相方向弁別回路からのダ
ウンパルスでカウントデータを記憶するデータラッチ回
路Bと、データラッチ回路Aとデータラッチ回路Bとの
差を求める演算回路と、CS方向弁別回路からのアップ
パルス,ダウンパルスの変化パターンによりデータの記
憶や比較の指示信号を生成する順序検出回路と、この順
序検出回路からの記憶指示信号により演算回路の出力を
記憶する記憶回路と、順序検出回路からの比較指示信号
により演算回路の出力と記憶回路の出力とを比較し正常
/異常をステータスとして出力する比較回路により、C
Sアップパルス,ダウンパルス間のカウントデータ変化
量をあらかじめ記憶しこの記憶したデータを基準値とし
てCSアップパルス,ダウンパルス間のカウントデータ
変化量をチェックすることにより、請求項3より精度の
良い異常検出の作用を有する。
【0013】請求項5に記載の発明は、原信号出力部か
らのZ相の出力周期を2倍にする分周回路と、アップダ
ウンカウンタの出力であるカウントデータと、分周回路
の出力のアップ変化時にカウントデータを記憶するデー
タラッチ回路Aと、分周回路の出力のダウン変化時にカ
ウントデータを記憶するデータラッチ回路Bと、データ
ラッチ回路Aとデータラッチ回路Bとの差を求める演算
回路と、分周回路の信号変化パターンによりデータの記
憶や比較の指示信号を生成する順序検出回路と、この順
序検出回路からの記憶指示信号により演算回路の出力を
記憶する記憶回路と、順序検出回路からの比較指示信号
により演算回路の出力と記憶回路の出力とを比較し正常
/異常をステータスとして出力する比較回路により、Z
相から次の周期のZ相間のカウントデータ変化量をあら
かじめ記憶しこの記憶したデータを基準値としてZ相か
らの次の周期のZ相間のカウントデータ変化量をチェッ
クすることにより、請求項3,4より精度の良い異常検
出の作用を有する。
【0014】請求項6に記載の発明は、エンコーダの仕
様状態を示す出力モード設定値と、異常検出回路で検出
したエンコーダステータスとでシリアルデータの出力/
停止を切り替える構成からなるパラレルシリアル変換回
路を備えることにより、従来の受信側での信号断線検出
機能と情報伝達の互換性を持たせる作用を有する。
【0015】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図14を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は請求項1に記載の本発明の構成
を示し、図1はエンコーダからの出力信号数を減らす作
用を行うもので、原信号出力部11と、A,B相方向弁
別回路12と、アップダウンカウンタ13と、初期値検
出回路14と、データラッチ回路15と、Z信号変換回
路16と、パラレルシリアル変換回路17と、電源ON
/OFF検出回路18と、異常検出回路19から構成さ
れている。
【0016】図6は請求項2に記載の本発明の構成を示
し、図6はZ相のシリアル伝送における情報伝達の信頼
性向上の作用を行うもので、Z相レベル検出回路61
と、Z相通過検出回路62と、カウント変化量検出回路
63と、データシフト回路64から構成されている。
【0017】図8は請求項3に記載の本発明の構成を示
し、図8はCS1,CS2,CS3相の相間のA,B相
アップ・ダウンパルスの有無検出により、簡易的な異常
検出の作用を行うもので、CS相方向弁別回路81と、
パルス検出回路A82と、パルス検出回路B83と、A
NDゲート素子84と、ORゲート素子85から構成さ
れている。
【0018】図10は請求項4に記載の本発明の構成を
示し、図10はCSアップパルス,ダウンパルス間のカ
ウントデータ変化量をあらかじめ記憶しこの記憶したデ
ータを基準値としてCSアップパルス,ダウンパルス間
のカウントデータ変化量をチェックすることにより異常
検出の作用を行うもので、CS相方向弁別回路101
と、順序検出回路102と、データラッチ回路A103
と、データラッチ回路B104と、演算回路105と、
記憶回路106と、比較回路107から構成されてい
る。
【0019】図12は請求項5に記載の本発明の構成を
示し、図12はZ相から次の周期のZ相間のカウントデ
ータ変化量をあらかじめ記憶しこの記憶したデータを基
準値としてZ相からの次の周期のZ相間のカウントデー
タ変化量をチェックすることにより異常検出の作用を行
うもので、分周回路121と、順序検出回路122とデ
ータラッチ回路A123と、データラッチ回路B124
と、演算回路125と、記憶回路126と、比較回路1
27と、インバータゲート素子128から構成されてい
る。
【0020】図14は請求項6に記載の本発明の構成を
示し、図14は従来の受信側での信号断線検出機能と情
報伝達の互換性を持たせる作用を行うもので、データ変
換回路141と、ANDゲート素子142と、インバー
タゲート素子143と、ANDゲート素子144から構
成されている。
【0021】(実施例)次に、本発明の具体例を説明す
る。
【0022】図1は本発明の実施例の機能ブロック図で
ある。図1において11は原信号出力部、12はA,B
相方向弁別回路、13はアップダウンカウンタ、14は
初期値検出回路、15はデータラッチ回路、16はZ信
号変換回路、17はパラレルシリアル変換回路、18は
電源ON/OFF検出回路、19は異常検出回路であ
る。
【0023】原信号出力部11は従来のインクリメンタ
ルエンコーダと同様に図15に示す発光素子151、回
転スリット板152、受光素子153、波形整形回路1
54より構成され、出力信号の代表例としては図16の
ようなインクリメンタル信号A相,B相,Z相および3
相励磁切り替えコミュテーション信号CS1,CS2,
CS3が出力される。
【0024】図2はA,B相方向弁別回路12の動作波
形例であり、A相がB相より進み位相のときはダウンパ
ルスが出力され、A相がB相より遅れ位相のときはアッ
プパルスが出力される。このアップパルス,ダウンパル
スはアップダウンカウンタ13に入力されパルスを計数
しカウントデータが変化する。
【0025】図3(a)は初期値検出回路14の動作波
形例、図3(b)はその回路例であり、A相,B相の信
号”H”,”L”により2ビットの初期値D1,D0が
出力される。
【0026】図4(a)はアップダウンカウンタ13の
動作波形例であり、ここでは16ビットカウンタの動作
例を示す。このアップダウンカウンタは主電源ON/O
FF検出回路18の出力により、データプリロード動作
とカウント動作が切り替えられるパルスカウンタになっ
ている。
【0027】図4(b)はアップダウンカウンタ13の
全体動作波形例である。図5はパラレルシリアル変換回
路17より出力されるシリアルデータの構成例であり、
データ1フレームはスタートビット,モードビット,デ
ータビット,パリティビット,ストップビット,アイド
ルビットなどで構成される。また、データラッチ回路1
5でデータを更新するためのデータラッチ信号は図5の
ようにシリアルデータのフレームに同期して出力され
る。
【0028】図6はZ信号変換回路16の構成例であ
り、Z相レベル検出回路61、Z相通過検出回路62、
カウント変化量検出回路63、データシフト回路64よ
り構成される。
【0029】図7はZ信号変換回路16の動作説明例で
あり、図7(a)はシリアルデータの1フレーム毎に
A,B,Z相出力が変化したときのZ信号変換状態を示
しており、図7(b)はシリアルデータの1フレーム内
でA,B,Z相出力が変化したときのZ信号変換状態を
示した図である。
【0030】以下、上記構成のロータリーエンコーダに
ついてその動作説明をする。まず、主電源が投入される
と原信号出力部11よりA,B,Z,CS1,CS2,
CS3信号を検出し、その信号を次のような信号処理を
してシリアル信号として出力する。
【0031】A相,B相のカウンタ処理としては、例え
ば、図4(a)の位置で主電源ONした場合、カウント
値には初期値検出回路14で検出した初期値”3”がデ
ータプリロードされ、軸がCWに回転するとA,B相方
向弁別回路12からのダウンパルスをカウントし、カウ
ント値は3,2,1,0,65535と変化し、以後カ
ウンタは図4(b)のようにサイクリックカウンタとし
て動作を継続する。
【0032】また、このカウンタのデータおよび原信号
出力部のZ相およびCS1,CS2,CS3信号および
後述する異常検出回路19にて検出されるステータス信
号はデータラッチ回路15でシリアルデータの伝送周期
ごとにデータラッチされる。
【0033】また、Z相については前記Z相とデータラ
ッチ回路15の出力Z’相とアップダウンカウンタの値
よりZ信号変換回路16にて2ビットの状態情報Z1,
Z0に変換される。
【0034】以上のカウントデータ,CS1,CS2,
CS3,ステータスおよびZ1,Z0はパラレルシリア
ル変換回路17に入力され、図5に示す構成でシリアル
データとして外部システムへ情報が伝達される。
【0035】また、パラレルシリアル変換回路17に入
力される出力モード設定値は、後述する異常検出回路1
9の出力によりシリアルデータの出力を制御する情報が
設定される。
【0036】このようにエンコーダ内の情報は全てシリ
アルデータとして所定時間ごとに繰り返し外部システム
へ転送される。
【0037】一方外部システム側では、上記シリアルデ
ータを受信し、カウントデータ,CSデータ,Z相状態
情報,モードビット情報などのパラレルデータに変換し
たのち、カウントデータおよびZ相状態情報は位置・速
度・電流などの制御用に、また、CSデータはモータ励
磁用として使用される。
【0038】次にZ信号変換回路16について図6,図
7を用いて動作説明をする。Z相レベル検出回路61は
シリアルデータの伝送周期毎にZ相の”H”,”L”を
検出する回路である。
【0039】Z相通過検出回路62はシリアルデータの
伝送周期内でのZ相の変化を検出し、周期内でZ相が通
過したかどうかを検出する回路である。
【0040】カウント変化量検出回路63はシリアルデ
ータの伝送周期毎にカウンタデータの変化量を検出する
回路であり、変化量が所定量以下の場合上記Z相通過検
出回路のZ相通過情報のキャンセルをする。
【0041】データシフト回路64は、上記Z相レベル
検出回路とZ相通過検出回路よりZ相状態情報Z1,Z
0信号を生成する回路である。ここでZ相状態情報2ビ
ットZ1,Z0の内、Z1は1フレーム前のZ相の”
H”,”L”またはZ相”通過あり”、”通過なし”
を”1”,”0”で示し、Z0は今のフレームでのZ相
の”H”,”L”またはZ相”通過あり”,”通過な
し”を”1”,”0”で示す。
【0042】図7(a)はZ相レベル検出回路61とデ
ータシフト回路64の動作を示した図であり、シリアル
データの1フレーム毎にA,B,Z相出力が変化したと
きのZ信号変換状態を示している。
【0043】h点ではZ相が”L”のためデータシフト
回路の出力Z1,Z0は0,0、i点ではZ相が”H”
のためZ1,Z0は0,1、j点ではZ相が”H”のた
めZ1,Z0は1,1、k点ではZ相は”L”のためZ
1,Z0は1,0となる。
【0044】図7(b)はZ相通過検出回路とカウント
変化量検出回路とデータシフト回路の動作を示した図で
あり、シリアルデータの1フレーム内でA,B,Z相出
力が変化したときのZ信号変換状態を示している。
【0045】m点ではZ相通過検出回路によりZ相が通
過したと検出するがカウント変化量検出回路によりカウ
ント値が変化していないため位置が元に戻ったことにな
り、よって”通過”情報はキャンセルされZ1,Z0は
0,0となる。一方o点ではZ相通過検出回路によりZ
相が通過したと検出し、また、カウント変化量検出回路
ではカウント値が変化しているため”通過”情報はキャ
ンセルせずにZ1,Z0は0,1となる。ここでZ相が
通過したときはカウント変化量は必ず3以上であるた
め、変化量検出回路の判定はカウント変化量2以下はキ
ャンセル、変化量3以上はキャンセルなしとなる。
【0046】このようにZ相状態情報を2ビットにし、
かつ現在のフレームと1つ前のフレームの2フレームの
状態を情報化することにより、ノイズなどによるデータ
抜けに対しても前・後のシリアルデータで情報の判別が
できる。
【0047】次に、異常検出回路19について説明す
る。図8は異常検出回路19の実施例1の構成例であ
り、CS相方向弁別回路81、パルス検出回路A82、
パルス検出回路B83、ANDゲート素子84、ORゲ
ート素子85より構成される。
【0048】図9は図8の動作説明例であり、CS1の
変化エッジを用いた処理例である。CS相方向弁別回路
81はCS1〜CS3が入力されると、図9の論理でC
S2が”H”のときのCS1の変化エッジをダウンエッ
ジとしてCSダウンパルスを生成し、CS2が”L”の
ときのCS1の変化エッジをアップエッジとしてCSア
ップパルスを生成する回路である。また、A,B相方向
弁別回路12より生成されたアップパルス・ダウンパル
ス(負論理)はANDゲート素子84に入り信号統合さ
れ、パルス検出回路A,パルス検出回路Bに入る。
【0049】ここでパルス検出回路Aは、CSアップパ
ルスからCSダウンパルス間にA,B相アップ・ダウン
パルスの入力があれば正常、パルスが無い場合異常を検
出する回路であり、一方、パルス検出回路Bは、CSダ
ウンパルスからCSアップパルス間にA,B相アップ・
ダウンパルスの入力があれば正常、パルスが無い場合は
異常を検出する回路である。図9において(a)(b)
区間のようにCSアップ・ダウン区間でA,B相の出力
がなくなりA,B相アップ・ダウンパルスが出ない場
合、パルス検出回路Bおよびパルス検出回路Aで異常が
検出されORゲート素子85を介してエンコーダ異常と
してステータス”1”が出力される。
【0050】これによりCS1,CS2,CS3相の相
間のA,B相アップ・ダウンパルスの有無検出により、
簡易的な異常検出を行うことができる。
【0051】図10は異常検出回路19の実施例2の構
成例であり、CS相方向弁別回路101、順序検出回路
102、データラッチ回路A103、データラッチ回路
B104、演算回路105、記憶回路106、比較回路
107より構成される。
【0052】CS相方向弁別回路101は、CS1から
CS3が入力されると図11の論理でCS2が”H”の
ときのCS1の変化エッジをダウンエッジとしてダウン
パルスを生成し、CS2が”L”のときのCS1の変化
エッジをアップエッジとしてアップパルスを生成する回
路である。順序検出回路102は、CS方向弁別回路か
らのCSアップパルス・ダウンパルスの変化パターンに
よりデータの記憶や比較の指示信号を生成する回路であ
る。データラッチ回路A103は、CSアップパルスで
アップダウンカウンタの出力であるカウントデータを記
憶する回路であり、データラッチ回路B104は、CS
ダウンパルスでカウントデータを記憶する回路である。
演算回路105は、データラッチ回路A、データラッチ
回路Bとの差を求める回路である。記憶回路106は、
順序検出回路102からの記憶指示信号により演算回路
105の値を記憶する回路である。比較回路107は、
順序検出回路102からの比較指示信号により記憶回路
106の値と演算回路105の値とを比較し、比較の結
果をステータスとして出力する回路である。
【0053】図11により図10の動作説明をする。電
源ON時、カウントデータは”0”、データラッチ回路
A,B,演算回路,記憶回路,比較回路はデータ不定状
態である。
【0054】軸がCCW方向に回転し、a点になるとC
Sダウンパルスが発生し、カウントデータである”5
0”がデータラッチ回路Bで記憶されるが、データラッ
チ回路Aが不定のため、演算回路の結果は”不定”状態
である。
【0055】さらに軸が回転し、b点になるとCSアッ
プパルスが発生し、カウントデータである”100”が
データラッチ回路Aで記憶され、演算回路の結果にデー
タラッチ回路Aとデータラッチ回路Bとの差”50”が
出力される。この時点でCSダウンパルスからCSアッ
プパルスまでの位置差(カウント差)が確定するため、
順序検出回路より記憶指示信号が記憶回路に出力され、
位置差”50”が記憶回路に記憶される。以後、この記
憶回路の”50”が比較基準値となる。この時点では比
較基準値が確定しただけなので、比較回路の結果はま
だ”不定”状態であり、ステータス出力は無効状態であ
る。
【0056】さらに軸が回転し、c点になるとCSダウ
ンパルスが発生し、カウントデータである”150”が
データラッチ回路Bで記憶され、演算回路の結果に”5
0”が出力される。この時点で前記記憶回路の記憶値”
50”との比較が演算できるため順序検出回路より比較
指示信号が比較回路に出力され、演算回路の結果”5
0”と記憶回路の値”50”とを比較し、比較結果値と
して”0”が得られる。ここでステータスが有効となり
ステータス”正常”が出力される。
【0057】さらに軸が回転し、d点になるとCSアッ
プパルスが発生し、カウントデータである”210”が
データラッチ回路Aで記憶され、演算回路の結果に”6
0”が出力され、これを記憶回路の基準値”50”と比
較すると、比較結果値として”10”が得られる。ここ
でCS信号の精度に応じて比較判定値を差5以下を正常
とした場合、ステータス”異常”が出力される。以後同
様にしてCSの信号変化ごとに動作チェックを継続す
る。
【0058】このようにして、CSアップエッジ、ダウ
ンエッジ間のカウントデータ変化量をあらかじめ自己記
憶しこの記憶したデータを基準値としてCSアップエッ
ジ,ダウンエッジ間のカウントデータ変化量をチェック
することにより異常検出を行う。この構成により、機種
毎(エンコーダパルス数毎)に比較基準値を設定する必
要がなくなる。
【0059】図12は異常検出回路19の実施例3の構
成例であり、分周回路121、順序検出回路122、デ
ータラッチ回路A123、データラッチ回路B124、
演算回路125、記憶回路126、比較回路127、イ
ンバータゲート素子128より構成される。
【0060】分周回路121は、原信号出力部からのZ
相の出力周期を2倍にする回路である。順序検出回路1
22は、分周回路からの信号変化パターンによりデータ
の記憶や比較の指示信号を生成する回路である。データ
ラッチ回路A123は、分周回路の信号のアップエッジ
でアップダウンカウンタの出力であるカウントデータを
記憶する回路であり、データラッチ回路B124は、分
周回路の信号をインバータゲート素子128を介してダ
ウンエッジでカウントデータを記憶する回路である。演
算回路125は、データラッチ回路A、データラッチ回
路Bとの差を求める回路である。記憶回路126は、順
序検出回路122からの記憶指示信号により演算回路1
25の値を記憶する回路である。比較回路127は、順
序検出回路122からの比較指示信号により記憶回路1
26の値と演算回路125の値とを比較し、比較の結果
をステータスとして出力する回路である。
【0061】図13により図12の動作説明をする。電
源ON時、カウントデータは”0”、データラッチ回路
A,B,演算回路,記憶回路,比較回路はデータ不定状
態である。
【0062】軸がCCW方向に回転し、a点でZ相が発
生すると分周回路の出力によりカウントデータである”
30”がデータラッチ回路Aで記憶されるが、データラ
ッチ回路Bが不定のため、演算回路の結果は”不定”状
態である。
【0063】さらに軸が回転し、b点で次のZ相が発生
すると分周回路の出力によりカウントデータである”1
030”がデータラッチ回路Bで記憶され、演算回路の
結果にデータラッチ回路Aとデータラッチ回路Bとの
差”1000”が出力される。この時点でZ相から次の
Z相までの位置差(カウント差)が確定するため、順序
検出回路より記憶指示信号が記憶回路に出力され、位置
差”1000”が記憶回路に記憶される。以後、この記
憶回路の”1000”が比較基準値となる。この時点で
は比較基準値が確定しただけなので、比較回路の結果は
まだ”不定”状態であり、ステータス出力は無効状態で
ある。
【0064】さらに軸が回転し、c点で次のZ相が発生
すると分周回路の出力によりカウントデータである”2
030”がデータラッチ回路Aで記憶され、演算回路の
結果に”1000”が出力される。この時点で前記記憶
回路の記憶値”1000”との比較が演算できるため順
序検出回路より比較指示信号が比較回路に出力され、演
算回路の結果”1000”と記憶回路の値”1000”
とを比較し、比較結果値として”0”が得られる。ここ
でステータスが有効となりステータス”正常”が出力さ
れる。
【0065】さらに軸が回転し、d点で次のZ相が発生
すると分周回路の出力によりカウントデータである”3
035”がデータラッチ回路Bで記憶され、演算回路の
結果に”1005”が出力され、これを記憶回路の基準
値”1000”と比較すると、比較結果値として”5”
が得られる。ここでA,B,Z相の信号精度に応じて比
較判定値を差1以下を正常とした場合、ステータス”異
常”が出力される。以後同様にしてZ相の信号ごとに動
作チェックを継続する。
【0066】このようにして、Z相から次のZ相までの
カウントデータ変化量をあらかじめ自己記憶しこの記憶
したデータを基準値としてZ相から次のZ相までのカウ
ントデータ変化量をチェックすることにより異常検出を
行う。この構成により、機種毎(エンコーダパルス数
毎)に比較基準値を設定する必要がなくなり、かつ、図
10のCSを使用した構成よりも高精度の異常検出が実
現できる。
【0067】図14(a)はパラレルシリアル変換回路
17の構成例であり、データ変換回路141、ANDゲ
ート素子142、インバータゲート素子143、AND
ゲート素子144より構成される。
【0068】図14(b)はパラレルシリアル変換回路
17の動作説明例であり、データ変換回路141にカウ
ントデータ,CS1〜CS3,ステータス,Z1,Z0
のパラレルデータが入力されるとx部には図14(b)
に示す1フレームのデータが順次出力される。
【0069】ここで、出力モード設定値は、シリアルデ
ータRXの出力を制御する情報であり、出力モード設定
値が”0”の場合、ANDゲート素子142出力は”
0”となりステータス無効となり、インバータゲート素
子143、ANDゲート素子144によりシリアルデー
タRXは出力が継続される。
【0070】一方、出力モード設定値が”1”の場合、
ANDゲート素子142によりステータス有効となり、
ステータスが正常”0”の場合は上記と同様にシリアル
データRXは出力され、ステータスが異常”1”の場合
はインバータゲート素子143、ANDゲート素子14
4によりシリアルデータRXは停止状態となる。この構
成により、従来の受信側での信号断線検出機能と情報伝
達の互換性を持たせている。
【0071】以上のような構成により、カウントデータ
やコミュテーションデータ,Z相情報をシリアル伝送す
ることにより信号数を1回線にでき、機器の配線工数の
削減や信号線の断線に対して信頼性を向上させることが
できる。
【0072】また、A,B相のカウントデータおよびZ
相情報を2ビットで伝送することにより、上位システム
との間にてシリアルデータが外来ノイズにより受信ミス
になっても次のデータを正常受信すれば正規の情報が得
られるため、信頼性の高い省配線システムが構築でき
る。
【0073】また、エンコーダ内で、A,B,Z,CS
1,CS2,CS3信号を用いて異常検出を行い異常情
報の伝達をすることによりシステムとしての安全性,信
頼性をさらに向上させることができる。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明はA,B,Z,CS
1,CS2,CS3の各信号、および異常検出情報をシ
リアル伝送することにより、従来14本必要としていた
信号線の数を4本にまで削減することができ、量産性の
向上と信頼性の高いロータリーエンコーダを実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるロータリーエン
コーダ構成図
【図2】本発明の一実施の形態における方向弁別回路の
動作説明図
【図3】本発明の一実施の形態における初期値検出回路
の動作説明図
【図4】本発明の一実施の形態におけるアップダウンカ
ウンタの動作説明図
【図5】本発明の一実施の形態におけるシリアルデータ
構成図
【図6】本発明の一実施の形態におけるZ信号変換回路
の構成図
【図7】本発明の一実施の形態におけるZ信号変換回路
の動作説明図
【図8】本発明の一実施の形態における異常検出回路の
実施例1の構成図
【図9】本発明の一実施の形態における異常検出回路の
実施例1の動作説明図
【図10】本発明の一実施の形態における異常検出回路
の実施例2の構成図
【図11】本発明の一実施の形態における異常検出回路
の実施例2の動作説明図
【図12】本発明の一実施の形態における異常検出回路
の実施例3の構成図
【図13】本発明の一実施の形態における異常検出回路
の実施例3の動作説明図
【図14】本発明の一実施の形態におけるパラレルシリ
アル変換回路の構成および動作説明図
【図15】従来のロータリーエンコーダ構成図
【図16】従来のロータリーエンコーダ動作波形図
【符号の説明】
11 原信号出力部 12 A,B相方向弁別回路 13 アップダウンカウンタ 14 初期値検出回路 15 データラッチ回路 16 Z信号変換回路 17 パラレルシリアル変換回路 18 電源ON/OFF検出回路 19 異常検出回路 61 Z相レベル検出回路 62 Z相通過検出回路 63 カウント変化量検出回路 64 データシフト回路 81 CS相方向弁別回路 82 パルス検出回路A 83 パルス検出回路B 84 ANDゲート素子 85 ORゲート素子 101 CS相方向弁別回路 102 順序検出回路 103 データラッチ回路A 104 データラッチ回路B 105 演算回路 106 記憶回路 107 比較回路 121 分周回路 122 順序検出回路 123 データラッチ回路A 124 データラッチ回路B 125 演算回路 126 記憶回路 127 比較回路 128 インバータゲート素子 141 データ変換回路 142 ANDゲート素子 143 インバータゲート素子 144 ANDゲート素子 151 発光素子 152 回転スリット板 153 受光素子 154 波形整形回路 155 信号伝送回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに90度位相差を有するA,B2相の
    インクリメンタル信号と、1回転中の原点を示す基準信
    号Zと、3相ACサーボモータの相励磁切り替え信号
    (コミュテーション信号)CS1,CS2,CS3相と
    を出力する原信号出力部と、エンコーダ主電源のオン,
    オフ状態を検出する電源ON/OFF検出回路と、A,
    B2相の変化エッジを検出しA,B2相の位相によりカ
    ウントアップパルスおよびダウンパルスを出力するA,
    B相方向弁別回路と、前記電源ON/OFF検出回路の
    出力によりカウント初期データをプリロードし前記A,
    B相方向弁別回路の出力パルスをカウントするアップダ
    ウンカウンタと、A,B2相のレベルにより前記アップ
    ダウンカウンタにプリロードする初期データを出力する
    初期値検出回路と、前記A,B相方向弁別回路からの出
    力とZ相,CS1,CS2,CS3相よりエンコーダの
    誤動作の有無を判別する異常検出回路と、前記原信号出
    力部からのZ相およびCS1,CS2,CS3相と前記
    アップダウンカウンタからのデータと前記異常検出回路
    からのステータスをラッチするデータラッチ回路と、前
    記原信号出力からのZ相をサンプリングしてZ相の状態
    を出力するZ信号変換回路と、前記データラッチ回路か
    ら出力されるカウントデータ,CS1,CS2,CS3
    相,ステータスと前記Z相信号変換回路から出力される
    データとをシリアルデータに変換し出力するパラレルシ
    リアル変換回路とを備えたロータリーエンコーダ。
  2. 【請求項2】シリアルデータの周期に同期してZ相の状
    態0/1を検出するZ相レベル検出回路と、シリアルデ
    ータの周期内にZ相の有無状態を検出するZ相通過検出
    回路と、シリアルデータの周期毎のアップダウンカウン
    タの変化量を検出し変化量が2以下の場合は前記Z相通
    過検出回路の通過情報をキャンセルするカウント変化量
    検出回路と、前記Z相レベル検出回路とZ相通過検出回
    路よりZ相の状態情報をシリアルデータの現在の周期で
    検出したZ相の状態0/1と1つ前の周期で検出した状
    態0/1の2ビットで出力するデータシフト回路からな
    るZ信号変換回路を備えた請求項1記載のロータリーエ
    ンコーダ。
  3. 【請求項3】原信号出力部からのCS1,CS2,CS
    3相よりいずれかの相のアップエッジ,ダウンエッジを
    検出してアップパルス,ダウンパルスを生成するCS相
    方向弁別回路と、A,B相方向弁別回路の出力である
    A,B相アップパルス,ダウンパルスと、前記CS相方
    向弁別回路のアップパルスからダウンパルス間のA,B
    相アップパルス,ダウンパルスの有無を検出するパルス
    検出回路Aと、CS相方向弁別回路のダウンパルスから
    アップパルス間のA,B相アップパルス,ダウンパルス
    の有無を検出するパルス検出回路Bと、パルス検出回路
    Aおよびパルス検出回路Bの出力を結合するゲート素子
    により、CS1,CS2,CS3相の相間のA,B相ア
    ップ・ダウンパルスの有無検出により、エンコーダの動
    作異常を判別する異常検出回路を備えた請求項1記載の
    ロータリーエンコーダ。
  4. 【請求項4】原信号出力部からのCS1,CS2,CS
    3相よりいずれかの相のアップエッジ,ダウンエッジを
    検出してアップパルス,ダウンパルスを生成するCS相
    方向弁別回路と、アップダウンカウンタの出力であるカ
    ウントデータと、CS相方向弁別回路からのアップパル
    スでカウントデータを記憶するデータラッチ回路Aと、
    CS相方向弁別回路からのダウンパルスでカウントデー
    タを記憶するデータラッチ回路Bと、データラッチ回路
    Aとデータラッチ回路Bとの差を求める演算回路と、C
    S方向弁別回路からのアップパルス,ダウンパルスの変
    化パターンによりデータの記憶や比較の指示信号を生成
    する順序検出回路と、この順序検出回路からの記憶指示
    信号により演算回路の出力を記憶する記憶回路と、順序
    検出回路からの比較指示信号により演算回路の出力と記
    憶回路の出力とを比較し正常/異常をステータスとして
    出力する比較回路により、CSアップパルス,ダウンパ
    ルス間のカウントデータ変化量をあらかじめ記憶しこの
    記憶したデータを基準値としてCSアップパルス,ダウ
    ンパルス間のカウントデータ変化量をチェックしてエン
    コーダの動作異常を判別する異常検出回路を備えた請求
    項1記載のロータリーエンコーダ。
  5. 【請求項5】原信号出力部からのZ相の出力周期を2倍
    にする分周回路と、アップダウンカウンタの出力である
    カウントデータと、分周回路の出力のアップ変化時にカ
    ウントデータを記憶するデータラッチ回路Aと、分周回
    路の出力のダウン変化時にカウントデータを記憶するデ
    ータラッチ回路Bと、データラッチ回路Aとデータラッ
    チ回路Bとの差を求める演算回路と、分周回路の信号変
    化パターンによりデータの記憶や比較の指示信号を生成
    する順序検出回路と、この順序検出回路からの記憶指示
    信号により演算回路の出力を記憶する記憶回路と、順序
    検出回路からの比較指示信号により演算回路の出力と記
    憶回路の出力とを比較し正常/異常をステータスとして
    出力する比較回路により、Z相から次の周期のZ相間の
    カウントデータ変化量をあらかじめ記憶しこの記憶した
    データを基準値としてZ相からの次の周期のZ相間のカ
    ウントデータ変化量をチェックしてエンコーダの動作異
    常を判別する異常検出回路を備えた請求項1記載のロー
    タリーエンコーダ。
  6. 【請求項6】エンコーダの仕様状態を示す出力モード設
    定値と、異常検出回路で検出したエンコーダステータス
    とでシリアルデータの出力/停止を切り替える構成から
    なるパラレルシリアル変換回路を備えた請求項1記載の
    ロータリーエンコーダ。
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