JPH09280254A - ころがり軸受のための保持器 - Google Patents
ころがり軸受のための保持器Info
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- JPH09280254A JPH09280254A JP8342407A JP34240796A JPH09280254A JP H09280254 A JPH09280254 A JP H09280254A JP 8342407 A JP8342407 A JP 8342407A JP 34240796 A JP34240796 A JP 34240796A JP H09280254 A JPH09280254 A JP H09280254A
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- 238000005096 rolling process Methods 0.000 title claims abstract description 27
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 5
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 abstract description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 238000010348 incorporation Methods 0.000 description 1
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/38—Ball cages
- F16C33/41—Ball cages comb-shaped
- F16C33/412—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages
- F16C33/414—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages
- F16C33/416—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages made from plastic, e.g. injection moulded comb cages
-
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- F16C43/04—Assembling rolling-contact bearings
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- F16C43/08—Placing rolling bodies in cages or bearings by deforming the cages or the races
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 転動体の保持力が大きく曲げによる応力の小
さい突片でポケットを形成するころがり軸受のための保
持器を提供することを目的とする。 【解決手段】 ころがり軸受のための保持器であって、
弾性変形可能な突片4.5を有し、該突片の各対がスナ
ップ挿入による転動体1を収容するポケット2を形成す
るものにおいて、ポケット面に対して直角な方向での各
突片の厚さ寸法が該突片の自由端に向け次第に小さくな
っている。
さい突片でポケットを形成するころがり軸受のための保
持器を提供することを目的とする。 【解決手段】 ころがり軸受のための保持器であって、
弾性変形可能な突片4.5を有し、該突片の各対がスナ
ップ挿入による転動体1を収容するポケット2を形成す
るものにおいて、ポケット面に対して直角な方向での各
突片の厚さ寸法が該突片の自由端に向け次第に小さくな
っている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ころがり軸受のた
めの保持器であって、弾性変形可能な突片を有し、該突
片の各対がスナップ挿入による転動体を収容するポケッ
トを形成するものに関する。
めの保持器であって、弾性変形可能な突片を有し、該突
片の各対がスナップ挿入による転動体を収容するポケッ
トを形成するものに関する。
【0002】
【従来の技術】重合材料からできていて弾性変形可能な
突片を有した所謂スナップ形式の保持器によると、転動
体を対応せるポケットに対して簡単にスナップ挿入そし
て取り出しができる。これによって、保持器自体、さら
にはこれを備える軸受の組込み作業が実に簡単になると
いう利点を得る。
突片を有した所謂スナップ形式の保持器によると、転動
体を対応せるポケットに対して簡単にスナップ挿入そし
て取り出しができる。これによって、保持器自体、さら
にはこれを備える軸受の組込み作業が実に簡単になると
いう利点を得る。
【0003】かかる保持器そして転動体の組込時におい
て、突片に永久変形さらには損傷を生じないように十分
注意しなくてはならない。そして、組込時には低応力し
か生じないことを要求される突片に、その一方で、使用
中における転動体の保持力が高いことを求められてい
る。
て、突片に永久変形さらには損傷を生じないように十分
注意しなくてはならない。そして、組込時には低応力し
か生じないことを要求される突片に、その一方で、使用
中における転動体の保持力が高いことを求められてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、転動体の保
持力を可及的に高くする一方で、突片に生ずる応力を可
及的に小さくするような、最適に設計される保持器を提
供することを目的とする。
持力を可及的に高くする一方で、突片に生ずる応力を可
及的に小さくするような、最適に設計される保持器を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明に
よれば、上記目的は、ポケット面に対して直角な方向で
の各突片の厚さ寸法が該突片の自由端に向け次第に小さ
くなっていることにより達成される。好ましくは、突片
の厚さ寸法が全体として放物関数をなして次第に小さく
なっていることである。もし、突片での曲げ応力のみが
考慮されるならば、厚さ寸法は正確に放物関数にしたが
うようにすることができる。しかし、ポケットへの転動
体の挿入後には、突片はその中心線に沿って幾分圧縮さ
れており、これにより突片の断面にわたりほぼ一定な圧
縮応力が生じている。この圧縮応力は最大曲げ応力に比
べるときわめて小さいものではあるが、この圧縮応力を
考慮に入れると好ましい厚さ寸法は放物関数から僅かに
違った関数として得られる。
よれば、上記目的は、ポケット面に対して直角な方向で
の各突片の厚さ寸法が該突片の自由端に向け次第に小さ
くなっていることにより達成される。好ましくは、突片
の厚さ寸法が全体として放物関数をなして次第に小さく
なっていることである。もし、突片での曲げ応力のみが
考慮されるならば、厚さ寸法は正確に放物関数にしたが
うようにすることができる。しかし、ポケットへの転動
体の挿入後には、突片はその中心線に沿って幾分圧縮さ
れており、これにより突片の断面にわたりほぼ一定な圧
縮応力が生じている。この圧縮応力は最大曲げ応力に比
べるときわめて小さいものではあるが、この圧縮応力を
考慮に入れると好ましい厚さ寸法は放物関数から僅かに
違った関数として得られる。
【0006】かかる観点において、突片が軸受内で保持
器に球を保持しておく唯一の手段であり、この保持器の
第一の可能性によると、突片の中心線に沿って該突片の
基部から自由端に向けて測定した各突片の長さLと、上
記基部における厚さ寸法hoとが、 及び の関係を満足しているときに良い結果が得られた。
器に球を保持しておく唯一の手段であり、この保持器の
第一の可能性によると、突片の中心線に沿って該突片の
基部から自由端に向けて測定した各突片の長さLと、上
記基部における厚さ寸法hoとが、 及び の関係を満足しているときに良い結果が得られた。
【0007】ここで、各記号は次のごとく定義される。 L :突片の中心線に沿って測定される長さ ho:突片の基部における厚さ寸法 WL:突片の自由端における最大撓み量 εbending, max :WL における最大曲げ応力 Estored :最大撓みにおける突片内に蓄えられ
た弾性曲げエネルギー E:弾性係数 B:突片の幅 R:転動体の半径 第二の可能性によると、保持器と転動体が、例えば、軸
受の組込みあるいは取外し時に、一つのユニットとして
安全に取り扱われることができることを保証するような
保持器に関し、 及び を満足していることが好ましい。
た弾性曲げエネルギー E:弾性係数 B:突片の幅 R:転動体の半径 第二の可能性によると、保持器と転動体が、例えば、軸
受の組込みあるいは取外し時に、一つのユニットとして
安全に取り扱われることができることを保証するような
保持器に関し、 及び を満足していることが好ましい。
【0008】このような条件を具備する突片は、突片が
軸受の半径方向に突出している形態のもの、そして軸線
方向に突出している形態のものの両方に適用可能であ
る。
軸受の半径方向に突出している形態のもの、そして軸線
方向に突出している形態のものの両方に適用可能であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面にもとづき本発明
の実施形態について説明する。
の実施形態について説明する。
【0010】図1に示す保持器には、転動体としての球
1が保持器のポケット2内へスナップ状に収められてい
る。そのために、対をなす第一突片4そして対をなす第
二突片5と有する保持体3によって、保持器の各ポケッ
トが包囲形成されている。球1は、組込みの際には、上
記対をなす第一突片4を、そして対をなす第二突片5を
それぞれ離間方向に押す。しかる後、球1は上記保持体
3により輪郭づけられたポケットの中にスナップ状に入
り込み、上記第一突片4そして第二突片5は原形に弾性
復帰する。このようにして、保持器のすべてのポケット
2に球を収容できる。このような半径方向に組み込む保
持器にあっては、組込みは保持器の半径方向外側あるい
は内側から行われる。
1が保持器のポケット2内へスナップ状に収められてい
る。そのために、対をなす第一突片4そして対をなす第
二突片5と有する保持体3によって、保持器の各ポケッ
トが包囲形成されている。球1は、組込みの際には、上
記対をなす第一突片4を、そして対をなす第二突片5を
それぞれ離間方向に押す。しかる後、球1は上記保持体
3により輪郭づけられたポケットの中にスナップ状に入
り込み、上記第一突片4そして第二突片5は原形に弾性
復帰する。このようにして、保持器のすべてのポケット
2に球を収容できる。このような半径方向に組み込む保
持器にあっては、組込みは保持器の半径方向外側あるい
は内側から行われる。
【0011】図2aと図2bは保持器のポケット6のそ
れぞれが保持体7により包囲形成されている保持器を示
している。各保持体7は一対の突片8を有している。球
9は、一対の突片8を互に離間する方向に押して弾性変
形させることにより、ポケット6の中に軸方向に押し込
まれる。球9がポケット6内に十分に押し込まれると、
突片8は原形に弾性復帰し、かくして球9を対応せるポ
ケット6内に保持する。
れぞれが保持体7により包囲形成されている保持器を示
している。各保持体7は一対の突片8を有している。球
9は、一対の突片8を互に離間する方向に押して弾性変
形させることにより、ポケット6の中に軸方向に押し込
まれる。球9がポケット6内に十分に押し込まれると、
突片8は原形に弾性復帰し、かくして球9を対応せるポ
ケット6内に保持する。
【0012】図2aと図2bは球を保持器へ一つづつ入
れる工程を示しているが、通常は、すべての球がそれぞ
れ対応するポケットへ同時にスナップ挿入される。これ
は、すでに球が軸受に収められているものについては、
一般的に採られている手法である。
れる工程を示しているが、通常は、すべての球がそれぞ
れ対応するポケットへ同時にスナップ挿入される。これ
は、すでに球が軸受に収められているものについては、
一般的に採られている手法である。
【0013】さらに、図2aそして図2bの実施形態に
おいて、突片は保持器が軸受内で球を保持するための唯
一の手段となっていることに注意することが必要であ
る。
おいて、突片は保持器が軸受内で球を保持するための唯
一の手段となっていることに注意することが必要であ
る。
【0014】本発明によると、突片を形成する保持器の
ポケットの幾何学的形状は、可能なかぎり高い保持力F
max と、所定の最大変形量umax を得るときの可能なか
ぎり低い応力εmaxをもつようにしなければならない。
ここで、umax は、ポケットに対して球あるいはころを
正規位置からずれて位置させたとき(中心が互にずらさ
れたとき)のそのずれによる突片の変形量が挿入後に速
やかになくなるように原形へ復帰する該突片の弾性変形
によって球あるいはころを正規位置に戻れる範囲での許
容最大変形量によって定義される。明らかに、球あるい
はころの保持の信頼性を高めるためには大きいumax が
好ましい。この目的の達成のためには、組込み中の応力
分布が均一で最小、その一方で同時期における保持器の
突片の曲げ剛性が最大となることである。
ポケットの幾何学的形状は、可能なかぎり高い保持力F
max と、所定の最大変形量umax を得るときの可能なか
ぎり低い応力εmaxをもつようにしなければならない。
ここで、umax は、ポケットに対して球あるいはころを
正規位置からずれて位置させたとき(中心が互にずらさ
れたとき)のそのずれによる突片の変形量が挿入後に速
やかになくなるように原形へ復帰する該突片の弾性変形
によって球あるいはころを正規位置に戻れる範囲での許
容最大変形量によって定義される。明らかに、球あるい
はころの保持の信頼性を高めるためには大きいumax が
好ましい。この目的の達成のためには、組込み中の応力
分布が均一で最小、その一方で同時期における保持器の
突片の曲げ剛性が最大となることである。
【0015】図3と図4では突片の形態がより明確に示
されている。図3は保持体11により形成されたポケッ
ト10を示している。保持体11は二対の突片12,1
3の両方を備えている。
されている。図3は保持体11により形成されたポケッ
ト10を示している。保持体11は二対の突片12,1
3の両方を備えている。
【0016】突片12(そして突片13)と球14との
初期の接触点は角度αで示されている。角度αが小さい
程、ポケット10に球14をスナップ挿入するときの突
片12(13)の押し広げられ量(距離)が大きく、
又、ポケットに対する球あるいはころのずれの許容最大
距離umax (これにより球あるいはころがポケット内で
正規位置に押し戻される)が大きくなる。これによっ
て、球が脱落することもなく、球あるいはころのポケッ
トに対する許容最大変形量umax が可能となる。換言す
れば、球がポケットから比較的大きくずれても、突片は
球を元の正規の位置へ押し戻すことを意味する。
初期の接触点は角度αで示されている。角度αが小さい
程、ポケット10に球14をスナップ挿入するときの突
片12(13)の押し広げられ量(距離)が大きく、
又、ポケットに対する球あるいはころのずれの許容最大
距離umax (これにより球あるいはころがポケット内で
正規位置に押し戻される)が大きくなる。これによっ
て、球が脱落することもなく、球あるいはころのポケッ
トに対する許容最大変形量umax が可能となる。換言す
れば、球がポケットから比較的大きくずれても、突片は
球を元の正規の位置へ押し戻すことを意味する。
【0017】ポケットの突片の設計とその材料のヤング
係数はスナップ挿入の具合、すなわち、保持力と応力を
決定する。図4に示された符号では、突片の長さLそし
て幅B共に可能なだけ大きくするのが良い。さらにh
(x)は突片の中心線である軸線xに対してほぼ放物関
数をなすように位置づけられているのが良い。突片の基
部における厚みhoは、組込時に所定の許容応力εmax
となるように選定される。
係数はスナップ挿入の具合、すなわち、保持力と応力を
決定する。図4に示された符号では、突片の長さLそし
て幅B共に可能なだけ大きくするのが良い。さらにh
(x)は突片の中心線である軸線xに対してほぼ放物関
数をなすように位置づけられているのが良い。突片の基
部における厚みhoは、組込時に所定の許容応力εmax
となるように選定される。
【0018】最適な設計、すなわち、これによって最大
保持力そして可及的低応力が、前述のLとhoが選定さ
れたときに得られる。
保持力そして可及的低応力が、前述のLとhoが選定さ
れたときに得られる。
【図1】本発明の第一実施形態としてのスナップ形式の
保持器の断面図である。
保持器の断面図である。
【図2】本発明の第二実施形態としてのスナップ形式の
保持器の断面図である。
保持器の断面図である。
【図3】転動体をポケットに挿入する過程での該ポケッ
トの部分の断面図である。
トの部分の断面図である。
【図4】図3におけるIV部の拡大図である。
1 転動体(球) 2 ポケット 4 突片 5 突片 6 ポケット 7 突片 8 突片 9 転動体(球) 10 ポケット 12 突片 13 突片 14 転動体(球)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マティアス シャーマン ドイツ連邦共和国、97520 ハイデンフェ ルト、ベルンヘル フォン ブラウン シ ュトラッセ
Claims (6)
- 【請求項1】 ころがり軸受のための保持器であって、
弾性変形可能な突片を有し、該突片の各対がスナップ挿
入による転動体を収容するポケットを形成するものにお
いて、ポケットの面に対して直角な方向での各突片の厚
さ寸法が該突片の自由端に向け次第に小さくなっている
ことを特徴とするころがり軸受のための保持器。 - 【請求項2】 突片の厚さ寸法が全体として放物関数を
なして次第に小さくなっていることとする請求項1に記
載のころがり軸受のための保持器。 - 【請求項3】 突片の中心線に沿って該突片の基部から
自由端に向けて測定した各突片の長さLと、上記基部に
おける厚さ寸法hoとが、 及び の関係を満足していることとする請求項1又は請求項2
に記載のころがり軸受のための保持器。 - 【請求項4】 突片の中心線に沿って該突片の基部から
自由端に向けて測定した各突片の長さLと、上記基部に
おける厚さ寸法hoとが、 及び の関係を満足していることとする請求項1又は請求項2
に記載のころがり軸受のための保持器。 - 【請求項5】 突片は軸受の半径方向に突出しているこ
ととする請求項1、請求項3そして請求項4のうちのい
ずれか一つに記載のころがり軸受のための保持器。 - 【請求項6】 突片は軸受の軸線方向に突出しているこ
ととする請求項1、請求項3、そして請求項4のうちの
いずれか一つに記載のころがり軸受のための保持器。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL1001860 | 1995-12-08 | ||
NL1001860A NL1001860C2 (nl) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | Kooi voor wentellager. |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09280254A true JPH09280254A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=19762008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8342407A Pending JPH09280254A (ja) | 1995-12-08 | 1996-12-09 | ころがり軸受のための保持器 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5722780A (ja) |
EP (1) | EP0778422A1 (ja) |
JP (1) | JPH09280254A (ja) |
NL (1) | NL1001860C2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016002681A1 (ja) * | 2014-07-02 | 2016-01-07 | 日本精工株式会社 | 冠型保持器及びアンギュラ玉軸受 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7025391B2 (en) * | 2004-06-08 | 2006-04-11 | Wen-Chin Shu | Non-permeable pipe connector structure |
JP4453465B2 (ja) * | 2004-07-08 | 2010-04-21 | 株式会社ジェイテクト | 玉軸受用保持器および玉軸受 |
US7364365B2 (en) | 2004-12-01 | 2008-04-29 | Honeywell International, Inc. | Conrad bearing cage |
EP2034202B1 (en) * | 2007-08-28 | 2018-02-28 | JTEKT Corporation | Resin cage for ball bearing |
US20110011200A1 (en) * | 2009-07-16 | 2011-01-20 | Koyo Bearings Usa Llc | Bearing for a Connecting Rod |
FR2972034B1 (fr) * | 2011-02-25 | 2013-04-19 | Ntn Snr Roulements | Cage de retention des billes dans un palier a roulement le long d'un cercle passant par le centre desdites billes |
JP5703940B2 (ja) * | 2011-04-28 | 2015-04-22 | トヨタ紡織株式会社 | 転がり軸受の加工方法及び加工装置 |
JP6155775B2 (ja) * | 2013-04-03 | 2017-07-05 | 株式会社ジェイテクト | 複列ころ軸受用の樹脂製櫛型保持器及び複列ころ軸受 |
US11078959B1 (en) | 2020-06-10 | 2021-08-03 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | High speed bearing with single piece wide plastic cage |
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