JPS595177B2 - 玉軸受用保持器 - Google Patents

玉軸受用保持器

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JPS595177B2
JPS595177B2 JP1375879A JP1375879A JPS595177B2 JP S595177 B2 JPS595177 B2 JP S595177B2 JP 1375879 A JP1375879 A JP 1375879A JP 1375879 A JP1375879 A JP 1375879A JP S595177 B2 JPS595177 B2 JP S595177B2
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ball
pocket
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length
cage
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良三 吉原
靖孝 石田
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NSK Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C41/00Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
    • F16C41/04Preventing damage to bearings during storage or transport thereof or when otherwise out of use
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/38Ball cages
    • F16C33/41Ball cages comb-shaped
    • F16C33/412Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages
    • F16C33/414Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages
    • F16C33/416Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages made from plastic, e.g. injection moulded comb cages
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/38Ball cages
    • F16C33/41Ball cages comb-shaped
    • F16C33/418Details of individual pockets, e.g. shape or ball retaining means

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、玉軸受用保持器に関し、特に、プラスチツ
クからなる環状体の内外周面と一方の端面とに開口する
複数個のポケツトを円周方向に適宜間隔をもつて配設し
、ポケツトの端面側開口端縁それ自体に、または該開口
端縁から軸方向に延出させた舌片状部分に、玉の脱落を
防止する玉抱持部を設けてなる保持器において、保持器
のポケツト開口側とは反対側の端面に凹陥部を、玉抱持
部の軸方向端面に突起体を、それぞれ設け、複数個の保
持器を軸方向中心線上に重ね合わせたとき、該凹陥部に
突起体が嵌合して係止されるようにして円周方向の相対
的移動を規制することにより、各保持器のポケツトが軸
方向にほぼ一致した状態で位置決めできるように構成し
、外輪と内輪の間にほぼ等間隔に配列された玉との組合
せ品の上部から保持器を落下させてこれを抱込み、保持
器のポケツト内に軸受の玉を軸方向から挿入する操作が
自動的に確実にできるようにして玉軸受の組立を能率的
かつ経済的にする。
一般に、玉軸受の組立に際し、内輪と外輪との間で軌道
みぞ内に嵌入させた複数個の玉を所定の間隔位置に配分
したのち、軸方向からプラスチツク製保持器を押圧して
保持器のポケツト内に玉を挿入する操作が行なわれてい
る。
この場合、保持器のポケツトと玉との中心線がほぼ一致
していると玉の挿入が円滑に行なわれるのできわめて能
率的であるだけでなく、ポケツトの端面側開口部におけ
る玉抱持部等の不規則な力による変形破損を防止できる
ので経済的である。このためには、ポケツトの軸方向中
心線がほぼ一致した状態に円周方向の位置決めをして複
数個の保持器を軸方向に集積させておく必要がある。し
かしながら、従来のプラスチツク製保持器においては、
このような位置決めをするには、特別に複雑な装置を設
けねばならず、手動操作で行なうとすればきわめて煩瑣
な手間を要し、経済的にも能率的にも実施上困難な問題
があつた。そこで、別途の手段として保持器に種々の部
材を設けて玉挿入時における支障を解決する技術が提案
されている。たとえば、ポケツトの端面側開口端縁の玉
抱持部、あるいはポケツトの端面側開口端縁から軸方向
に延出させた玉抱持部が隣接するポケツト間において隣
接する部分に、軸方向に突出する偏向部材を設け、この
ブ偏向部材の形状、大きさおよび取付け位置を適宜選択
することにより、隣接するポケツト間の隣接する玉抱持
部の間に位置する玉を偏向させてポケツトの端面側開口
部に挿入するようにした手段が用いられている。
しかし、このような偏向部材は保持器の軸方向、半径方
向および円周方向に充分な寸法を有するものでなければ
その機能が効果的に発揮されず、成型時における型抜が
困難であるため破損する等の危険があり、また製造原価
も嵩む等の問題があつた。この発明は、かかる観点から
なされたものであり、この発明の目的は、ポケツトの軸
方向中心線をほぼ一致させて複数個の保持器をその軸方
向に集積することが可能な玉軸受用保持器を提供するこ
とにあり、また、この発明の目的は、ポケツトの軸方向
中心線をほぼ一致させた状態で円周方向の位置決めをす
る操作が簡易な手段で確実にできる玉軸受用保持器を提
供することにあり、また、この発明の目的は、保持器の
ポケツト内に玉を挿入する際の自動操作を簡便にするこ
とにあり、さらにこの発明は、玉軸受の組立を迅速にし
て作業能率を向上させることにあり、さらにまた、この
発明の目的は、前記目的を簡単でかつ耐久性に優れた構
造により、しかも安価に達成することにある。
すなわち、この発明は図示した実施例のように、環状体
1の内外周面と一方の端面とに開口し、かつ球面の一部
を形成する複数個のポケツト2を円周方向に適宜間隔を
もつて配設し、該環状体1のポケツトの端面側開口端縁
を直接に玉抱持部5とするか、あるいは該ポケツトの端
面側開口端縁から該環状体1の軸方向に延出させて舌片
状の玉抱持部5を突設して成る玉軸受用保持器において
、前記玉抱持部5の軸方向端面に突起体7を軸方向に突
出させて設け、ポケツト開口側とは反対側の環状体の端
面には他の玉軸受用保持器の突起体7を嵌合させて係止
するようにした段面11が円周方向側端に形成された凹
陥部10を設けることにより、複数個の前記保持器を突
起体7がそれぞれ凹陥部10に対面するように軸方向中
心線上に集積したとき、各保持器のポケツトが軸方向に
ほぼ一致した状態で位置決めされるように構成したこと
を特徴とする玉軸受用保持器に係る。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図ないし第4図は、この発明の構成を備えた玉軸受
用保持器の一実施例を示す。この保持器は、ガラス繊維
等の強化繊維を充填したナイロンのような低摩擦性と可
撓性を有する素材を用いて公知の射出成型等により一体
に形成されている。同図において、該保持器の本体は適
宜の内外半径をもつ半径方向の長さ(肉厚)と、適宜の
軸方向長さ(高さ)とを有する環状体1からなり、該環
状体1には、内外周面と軸方向の一方の端面とに開口す
る複数個のポケツト2が円周方向に適宜間隔で配設され
る。このポケツト2の配設問隔は通常の場合、環状体1
の軸方向中心から等角度であり、ポケツト2の内周面は
、挿入されるべき玉の半径よりやや大きい半径の球面の
一部をなし、この中に軸受の外輪と内輪との間で軌道み
ぞ内に転動自在に嵌入された複数個の玉(図示せず)が
挿入される。第4図は、保持器の一部を展開した側面図
である。同図において、環状体1の軸方向の一端面には
ポケツト2の開口部3が開設されていて、隣接するポケ
ツト間の環状体は、ポケツトの配置間隔によつて規制さ
れた間隔で配置される連接部4をなしている。環状体1
のポケツトの端面側開口部3側の端面(開口側端面)に
は、ポケツト2の開口側端面の端縁から軸方向に延出さ
せて一対の舌片状玉抱持部5を設ける。
この一対の玉抱持部5の対向する内側端面間の間隔は、
ポケツトに挿入される玉の直径よりやや小さく、軸方向
から玉を挿入する際、多少この間隔より広く拡開して玉
がポケツト内に押込まれたのち元の間隔に復原して、玉
がポケツトから脱落しないように抱持する。この玉抱持
部5の対向する内側端面を特に設けず、球面の端縁同士
を対向させておくこともできる。また、玉抱持部5はす
べて環状体1の開口側端面から軸方向に等しい長さで突
設し、玉抱持部5の軸方向端面が環状体1の開口側端面
に平行となるようにする。この玉抱持部5の軸方向端面
には、軸方向に突出させた突起体7を設ける。この突起
体7の好適な実施例を第5図ないし第7図に示す。第5
図における突起体7は、玉抱持部5の中央部に設けられ
、玉抱持部5の軸方向端面における突起体7の幅(半径
方向長さ)は、玉抱持部5の幅より小さくして円周方向
の傾斜面を設け、軸方向に適宜の長さ(高さ)をもつて
形成する。
突起体の軸方向端面における円周方向長さは、玉抱持部
5の軸方向端面より大きくなつている。突起体7の円周
方向側端の端面のうち、ポケツトの端面側開口部3にお
いて対向する玉抱持部側の端面8(以下「内側端面」と
いう)は、玉抱持部5の対向する内側端面を軸方向に延
長した凹曲面とし、他方の端面9(以下「外側端面]と
いう)は、玉抱持部5の外側端面と環状体1の開口側端
面との交叉線に連なる傾斜した平面とする。第6図に示
す突起体は、第5図の突起体において、内側端面8を玉
抱持部の対向する内側端面から外側端面9の方向に傾斜
させたものである。
第5図と第6図とにそれぞれ示した突起体は、何れもそ
の円周方向の厚さを玉抱持部5の厚さより大とすること
により、突起体と玉抱持部との強度を増大させた実施例
であるが、第7図に示す実施例は、突起体7の軸方向端
面の円周方向長さを玉抱持部5の軸方向端面よりやや小
にして、外側端面9を玉抱持部5の軸方向端面の側縁に
連なる傾斜面としたもので、その他の形態は第5図の場
合と同様である。前記各実施例において、突起体の外側
端面9を傾斜面とせず、軸方向に平行な面とすることも
できる。
以上は突起体の実施例として代表的なものを説明したに
すぎず、他にもこの実施例に類似した形態の突起体を任
意に選択することができる。
環状体1のポケツト開口側とは反対側の端面(反開口側
端面)には、第1図ないし第4図に示すように、円周方
向に沿つて前記突起体7の最大幅(玉抱持部の軸方向端
面における半径方向長さ)よりやや大きい幅を有する凹
陥部10を設ける。この凹陥部10は、環状体1の連接
部4と隣接するポケツトの一部とに亘つて一定間隔で設
けてあり、その円周方向側端には、環状体1の反開口側
端面とほぼ直角をなす平面または曲面を有して前記突起
体7の引掛部となる段面11を形成する。凹陥部10と
その段面11との配置は、玉抱持部5の軸方向端面に突
設した突起体7の形態との関係によつて規制される。図
示の実施例では、隣接する凹陥部間の隣接する段面間の
円周方向長さL1は、ポケツト2の軸方向中心線を中心
としてポケツトの端面側開口部3において対向する玉抱
持部5aに設けた突起体7の内側端面8の端縁8a(内
側端縁)間の円周方向長さ11よりやや小さく、さらに
隣接するポケツト間の隣接する玉抱持部5bに設けた突
起体7の外側端面9の端縁9a(外側端縁)間の円周方
向長さ13より大きくなつている。また凹陥部10の両
側端の段面間の円周方向長さL2は、隣接するポケツト
間の連接部4の軸方向中心線を中心として隣接するポケ
ツト間の隣接する玉抱持部5bに設けた突起体7の内側
端面8の端縁8a(内側端縁)間の円周方向長さ12よ
りやや大きく、さらにポケツトの端面側開口部3におい
て対向する玉抱持部5aに設けた突起体7の外側端面9
の端縁9a(外側端縁)間の円周方向長さ14より小さ
くなつている。突起体7の外側端縁9a間の円周方向長
さ13,14は、突起体7と玉抱持部5とのそれぞれの
端面における長さの範囲内において適宜選定する。凹陥
部10とその段面11との配置を図示実施例のようにす
ると、凹陥部10は一定間隔で規則正しく円周方向に沿
つて配置されるが、必ずしもそのようにする必要はなく
、凹陥部と段面は不規則な間隔で任意の数に限定して設
けてもよい。前記構成の環状体からなる複数個の保持器
を、それぞれ開口側端面が他の保持器の反開口側端面と
対向するように軸方向中心線上に重ねて集積したとき、
一方の保持器の突起体が他方の保持器の凹陥部内に嵌合
し得る位置にあるときは、そのまま一方の保持器の玉抱
持部の軸方向端面が他方の保持器の環状体の反開口側端
面と密着接触するが、一方の保持器の突起体が他方の保
持器の凹陥部上に位置していないときでも、相対的に円
周方向に滑動させることにより嵌合させることができる
また、この発明の保持器は、隣接する凹陥部間の隣接す
る段面の円周方向長さL1が、ポケツトの軸方向中心線
を中心としてポケツトの端面側開口部において対向する
玉抱持部に設けた突起体の内側端縁間の円周方向長さ1
1よりやや小さく、さらに隣接するポケツト間の隣接す
る玉抱持部に設けた突起体の外側端縁間の円周方向長さ
13より大きくなつており、また凹陥部の両側端の段面
間の円周方向長さL2が、隣接するポケツト間の連接部
の軸方向中心線を中心として隣接するポケツト間の隣接
する玉抱持部に設けた突起体の内側端縁間の円周方向長
さL2よりやや大きく、さらにポケツトの端面側開口部
において対向する玉抱持フ′ 部に設けた突起体の外側端縁間の円周方向長さ14より
小さくなつているから、一方の保持器の突起体が他方の
保持器の凹陥部内にきわめて容易に嵌合するだけでなく
、第8図に示すように、突起体7の内側端面が凹陥部1
0の段面11によつて係止されるため、円周方向の移動
が阻止され、嵌合すると同時に各保持器はポケツトの軸
方向中心線がすべてほぼ一致した状態で位置決めされる
ことになる。
このような状態で多数の保持器を集積するためには、補
助手段として保持器の内径よりやや小さいか、あるいは
保持器の外径よりやや大きい円筒状のガイドを用いるの
が好ましい。一方の保持器の反叩口側端面に他方の保持
器の玉抱持部の軸方向端面が密着接触するようにするた
めには、凹陥部の段面における軸方向長さを、突起体の
軸方向長さと相応するように適宜選定する必要がある。
この発明の保持器を複数個軸方向中心線上に重ねて相対
的に円周方向に滑動させ、それぞれの突起体を凹陥部に
嵌合させる場合、突起体の内側端面もしくは外側端面が
凹陥部の段面の端部と衝突することがあるが、突起体は
第5図および第6図のように円周方向の厚さを玉抱持部
の厚さより大とすることにより、充分な強度が附与され
るから衝撃による変形破損を来すことはない。
また、軸受の組立に際し、保持器のポケツトに軸方向か
ら玉を挿入する場合においても、突起体の円周方向の厚
さを玉抱持部の厚さより大とすることにより、玉抱持部
自体の強度も増すことができるから、玉挿入時における
玉抱持部の変形破損を併せて防止することができる。ま
た、この発明における突起体は、玉抱持部の軸方向端面
から突出する長さは、極く少量で足りるから、玉への挿
入時の安定性に支障を来したりするようなことはないが
、より安定性を必要とする場合は、突起体の形態を第6
図に示したようにすることにより、これらの障害を解消
することができる(第9図A,b参照)。第10図は、
凹陥部と段面の配置の他の実施例を示し、隣接する凹陥
部間の隣接する段面間の円周方向長さL1が、隣接する
ポケツト間の連接部4の軸方向中心線を中心として、隣
接するポケツト間の隣接する玉抱持部5bに設けた突起
体7の外側端縁9a間の円周方向長さ13よりやや小さ
く、さらにポケツトの端面側開口部3において対向する
玉抱持部5aに設けた突起体7の内側端縁8a間の円周
方向長さ21より大きくなつている。また凹陥部10の
両側端の段面間の円周方向長さL2は、ポケツト2の軸
方向中心線を中心としてポケツトの端面側開口部3にお
いて対向する玉抱持部5aに設けた突起体7の外側端縁
9a間の円周方向長さ14よりやや大きく、さらに隣接
するポケツト間の隣接する玉抱持部5bに設けた突起体
7の内側端縁8a間の円周方向長さ12より小さくなつ
ている。この実施例では凹陥部が環状体のポケツト位置
にあり、環状体の連接部には凹陥部が形成されないから
、環状体の肉厚の相違による成型後の収縮差を均一化す
るため、連結部にも適宜の凹溝を設けるのが好ましい。
第11図ないし第13図は、この発明の他の実施例であ
つて、環状体1のポケツト2の端面側開口部3における
ポケツト開口端縁の連接部4に直接玉抱持部5が形成さ
れている保持器について突起体7を突設したものである
突起体7の形態、凹陥部10とその段面11の配置等に
ついては前述した実施例の場合と同様であるから、詳細
な説明は省略する。なお、前述の各実施例にあつては、
突起体を玉抱持部の半径方向幅の中央部に設け、かつ突
起体の係止段面をもつた凹陥部を前記突起体と対応する
環状体の半径方向長さ(肉厚)の中央部に形成した例に
ついて説明したが、前記突起体および凹陥部の位置は、
上記実施例に限定されるものではなく、中央部よりも半
径方向に偏位した位置にあつてもよく、また、第14図
に示すように、凹陥部の一方の周壁面をこれに対応する
環状体の周面と一致させて、いわゆる周壁をもたないL
型断面とし、突起体は、これに嵌合させて係止できる位
置に偏位させて突出形成させても全く同一の目的を達成
し、同一の作用効果を奏するものである。
とくに、環状体の肉厚の小さいものに対しては、その成
形加工上、上記のように形成させた方が有効である。前
述したとお−り、この発明の玉軸受用保持器は、ポケツ
ト開口側とは反対側の端面に凹陥部を、玉抱持部の軸方
向端面に突起体をそれぞれ設け、一方の保持器の突起体
を他方の保持器の凹陥部に嵌合して凹陥部側端の段面に
係止させることにより、各保持器のポケツトの軸方向中
心線がほぼ一致した状態で位置決めされるように構成さ
れている。
従つて、配列された玉に対し保持器を軸方向から挿入す
る祿、ポケツトと玉との中心線が大きく偏位することな
く、常にほぼ一定の位置で保持器が軸受内に押込まれる
ので、円滑かつ迅速に挿入することができる。また、保
持器の位置決めは簡易な操作によつて極めて短時間内に
行なうことができ、簡単でしかも耐久性に優れた構造で
あるから、玉軸受の組立における作業能率と経済性が飛
躍的に向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の玉軸受用保持器の実施例を示す正
面図、第2図は、その背面図、第3図は、第1図におけ
るA−A線断面図、第4図は、第1図の一部を切欠いて
展開した縦断側面図、第5図ないし第7図は、それぞれ
突起体の実施例を示す拡大斜視図、第8図は、玉軸受用
保持器を複数個軸方向中心線上に集積した状態を示す一
部展開側面図、第9図A,bは、玉軸受用保持器と玉と
の相関関係を示す比較説明図、第10図は、凹陥部と段
面との配置を変更した玉軸受用保持器の実施例を示す一
部切欠展開縦断側面図、第11図は、玉軸受用保持器の
他の実施例を示す正面図、第12図は、第11図におけ
るB−B線断面図、第13図は、第11図の一部を切欠
いて展開した縦断側面図、第14図は、他の変形例を示
す第3図相当図である。 図中、1は環状体、2はポケツト、3は開口部、5は玉
抱持部、7は突起体、10は凹陥部、11は段面である

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 環状体の内外周面と一方の端面とに開口し、かつ球
    面の一部を形成する複数個のポケットを円周方向に適宜
    間隔をもつて配設し、該環状体のポケットの端面側開口
    端縁を直接に玉抱持部とするか、あるいは該ポケットの
    端面側開口端縁から該環状体の軸方向に延出させて舌片
    状の玉抱持部を突設して成る玉軸受用保持器において、
    前記玉抱持部の軸方向端面に突起体を軸方向に突出させ
    て設け、ポケット開口側とは反対側の環状体の端面には
    他の玉軸受用保持器の突起体を嵌合させて係止するよう
    にした段面が円周方向側端に形成された凹陥部を設け、
    複数個の前記保持器を突起体がそれぞれ凹陥部に対面す
    るように軸方向中心線上に集積したとき、各保持器のポ
    ケットが軸方向にほぼ一致した状態で位置決めされるよ
    うに構成したことを特徴とする玉軸受用保持器。 2 隣接する凹陥部間の隣接する段面が、ポケットの軸
    方向中心線を中心として、ポケットの端面側開口部にお
    いて対向する玉抱持部に設けた突起体の内側端縁間の円
    周方向長さよりやや小さく、隣接するポケット間の隣接
    する玉抱持部に設けた突起体の外側端縁間の円周方向長
    さより大きい長さで円周方向に形成され、かつ凹陥部の
    両側端の段面が、隣接するポケット間の連接部の軸方向
    中心線を中心として、隣接するポケット間の隣接する玉
    抱持部に設けた突起体の内側端縁間の円周方向長さより
    やや大きく、ポケットの端面側開口部において対向する
    玉抱持部に設けた突起体の外側端縁間の円周方向長さよ
    り小さい長さで円周方向に形成されている特許請求の範
    囲第1項記載の玉軸受用保持器。 3 隣接する凹陥部間の隣接する段面が、隣接するポケ
    ット間の連接部の軸方向中心線を中心として、隣接する
    ポケット間の隣接する玉抱持部に設けた突起体の外側端
    縁間の円周方向長さよりやや小さく、ポケットの端面側
    開口部において対向する玉抱持部に設けた突起体の内側
    端縁間の円周方向長さより大きい長さで円周方向に形成
    され、かつ凹陥部の両側端の段面が、ポケットの軸方向
    中心線を中心として、ポケットの端面側開口部において
    対向する玉抱持部に設けた突起体の外側端縁間の円周方
    向長さよりやや大きく、隣接するポケット間の隣接する
    玉抱持部に設けた突起体の内側端縁間の円周方向長さよ
    り小さい長さで円周方向に形成されている特許請求の範
    囲第1項記載の玉軸受用保持器。 4 凹陥部の段面が、他の玉軸受用保持器の突起体を嵌
    合させたとき、ポケット開口側とは反対側の保持器の端
    面に該他の保持器の玉抱持部の軸方向端面が密着接触し
    得る長さを軸方向に有するように形成されている特許請
    求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の玉軸受
    用保持器。 5 突起体が、軸方向に適宜の高さと半径方向に玉抱持
    部より小さい長さとを有し、かつその内側端面が外側端
    面の方向に傾斜するように形成されている特許請求の範
    囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の玉軸受用保持
    器。
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