JPH092799A - リフト装置 - Google Patents

リフト装置

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JPH092799A
JPH092799A JP15505195A JP15505195A JPH092799A JP H092799 A JPH092799 A JP H092799A JP 15505195 A JP15505195 A JP 15505195A JP 15505195 A JP15505195 A JP 15505195A JP H092799 A JPH092799 A JP H092799A
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JP
Japan
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stop position
frame
link
upper limit
emergency
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JP15505195A
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English (en)
Inventor
Keiji Okada
啓二 岡田
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ベースフレーム12に、両昇降フレーム14a,
14bを昇降させる昇降装置13a,13bと、昇降装置13
a,13bを作動させる電動機37とが設けられ、昇降フレ
ーム14a,14bの上限停止位置を検出する上限リミット
スイッチ38と、下限停止位置を検出する下限リミットス
イッチ39と、上限非常停止位置を検出する上限側非常リ
ミットスイッチ40と、下限非常停止位置を検出する下限
側非常リミットスイッチ41とを設け、各非常リミットス
イッチ40,41の検出に基づいて電動機37の電源を切って
停止させる非常停止部を設けた。 【効果】 万一、昇降フレーム14a,14bが上限または
下限停止位置を超えるトラブルが発生しても、上限また
は下限側非常リミットスイッチ40,41が昇降フレーム14
a,14bを検出し、非常停止部が電動機37の電源を切っ
て非常停止させるため、安全性が増す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷を昇降させるリフト
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のリフト装置としては例え
ば図10および図11に示されるものがある。すなわち、ベ
ースフレーム81には、上下方向に伸縮自在な左右一対の
昇降用リンク装置82を介して、昇降自在な昇降テーブル
83が設けられている。上記両昇降用リンク装置82はそれ
ぞれ、中央で回動自在に交差する第1リンク84と第2リ
ンク85とから鋏状に構成されている。
【0003】第1リンク84の基端は上下回動自在にベー
スフレーム81に連結され、第1リンク84の遊端は第1遊
転ローラ86を介して第1リンク84の長さ方向に変位自在
となっており、上記第1遊転ローラ86により昇降テーブ
ル83が支持されている。また、第2リンク85の基端は上
下回動自在に昇降テーブル83に連結され、第2リンク85
の遊端は第2遊転ローラ87を介して第2リンク85の長さ
方向に変位自在となっており、第2リンクの遊端は第2
遊転ローラ87を介してベースフレーム81に支持されてい
る。
【0004】両昇降用リンク装置82の間には、これら両
昇降用リンク装置82を同期駆動させる駆動装置88が設け
られている。この駆動装置88は、両昇降用リンク装置82
の中心部間に連結されたブラケット89と、このブラケッ
ト89に設けられた電動機90と、この電動機90により回転
駆動される螺旋軸91と、この螺旋軸91に螺合するナット
体80と、このナット体80を備えて各リンク84,85の長さ
方向(前後方向)へ往復移動自在な移動フレーム92と、
この移動フレーム92の両端に設けられた遊転自在な作動
ローラ93とにより構成されている。この作動ローラ93
は、第1リンク84の上半分に形成された第1スロープ面
94と第2リンク85の下半分に形成された第2スロープ面
95との間に挟まれ、前後方向の移動によって第1リンク
84と第2リンク85とを開閉させる。
【0005】また、ベースフレーム81には、昇降テーブ
ル83の上限停止位置Aを検出する上限リミットスイッチ
96と、昇降テーブル83の下限停止位置Bを検出する下限
リミットスイッチ97とが設けられている。上記上限リミ
ットスイッチ96は、第2遊転ローラ87が当接してオンす
ることにより、上限停止位置Aを検出するものである。
また、下限リミットスイッチ97は、昇降テーブル83が当
接してオンすることにより、下限停止位置Bを検出する
ものである。上記下限リミットスイッチ97と上限リミッ
トスイッチ96の検出に基づいて上記電動機90を停止させ
る制御装置98が設けられている。
【0006】さらに、ベースフレーム81には、第2遊転
ローラ87が上限停止位置Aにおいて当接する上限停止用
ストッパー99と下限停止位置Bにおいて当接する下限停
止用ストッパー100 とが設けられている。
【0007】これによると、電動機90が駆動して螺旋軸
91が回転することにより、移動フレーム92が移動し、作
動ローラ93が第1スロープ面94と第2スロープ面95との
間に挟まれた状態で前後方向へ移動する。図10の実線で
示すように、上記作動ローラ93が昇降用リンク装置82の
中心側へ移動した場合、第1リンク84と第2リンク85と
が開いて昇降テーブル83が上昇し、第2遊転ローラ87が
上限リミットスイッチ96に当接することにより、昇降テ
ーブル83が上限停止位置Aに達したことを検出でき、制
御装置98が電動機90を停止させる。
【0008】また、作動ローラ93が昇降用リンク装置82
の中心側から離間する方向へ移動した場合、第1リンク
84と第2リンク85とが閉じて昇降テーブル83が下降し、
この昇降テーブル83が下限リミットスイッチ97に当接す
ることにより、昇降テーブル83が下限停止位置Bに達し
たことを検出でき、制御装置98が電動機90を停止させ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、万一、上限リミットスイッチ96または下
限リミットスイッチ97あるいは制御装置98が作動不良を
起こした場合、昇降テーブル83が上限停止位置Aまたは
下限停止位置Bを超えて昇降し、第2遊転ローラ87が上
限停止用ストッパー99あるいは下限停止用ストッパー10
0 に当接して強制的に停止させられる。したがって、電
動機90は、通電状態で、過負荷で回転停止するまで駆動
し続けることになり、このため螺旋軸91やナット体80に
過負荷がかかって損傷するおそれがあった。
【0010】本発明は上記問題を解決するもので、万
一、制御部や通常停止位置検出装置が作動不良を起こし
ても、安全に駆動装置を停止させることが可能なリフト
装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本第1発明におけるリフト装置は、ベースフレームと
このベースフレームの上方で昇降自在な昇降フレームと
の間に、上記昇降フレームを昇降させる昇降装置を設
け、上記ベースフレームに、昇降装置を作動させる電動
式の駆動装置を設け、上記昇降フレームの上限停止位置
と下限停止位置とを検出する通常停止位置検出装置と、
上限停止位置を超えて上昇した昇降フレームと下限停止
位置を超えて下降した昇降フレームを検出する非常停止
位置検出装置とを設け、上記通常停止位置検出装置の検
出に基づいて上記駆動装置を停止させる制御部と、上記
非常停止位置検出装置の検出に基づいて上記駆動装置の
電源を切って停止させる非常停止部とを設けたものであ
る。
【0012】本第2発明におけるリフト装置は、昇降装
置を中央部で交差する第1リンクと第2リンクとから鋏
状に構成し、第1リンクの基端を上下回動自在にベース
フレームに連結するとともに遊端を第1リンクの長さ方
向に変位自在とし、第1リンクの遊端で昇降フレームを
支持し、第2リンクの基端を上下回動自在に昇降フレー
ムに連結するとともに遊端を第2リンクの長さ方向に変
位自在とし、ベースフレームで第2リンクの遊端を支持
し、駆動装置を、第2リンクの遊端に取付けられた移動
フレームと、この移動フレームに設けられたナット体
と、このナット体に螺合する回動自在な螺旋軸と、この
螺旋軸を回転駆動させて上記移動フレームをリンクの長
さ方向に往復移動させる電動機とから構成したものであ
る。
【0013】本第3発明におけるリフト装置は、通常停
止位置検出装置として、昇降フレームの上限停止位置を
検出する上限リミットスイッチと、昇降フレームの下限
停止位置を検出する下限リミットスイッチとがそれぞれ
ベースフレームに設けられ、非常停止位置検出装置とし
て、上限側非常リミットスイッチと下限側非常リミット
スイッチとがベースフレームに設けられ、第2リンクの
遊端に、この第2リンクの移動により上記各リミットス
イッチを作動させる作動体が設けられたものである。
【0014】
【作用】上記本第1発明の構成によると、昇降フレーム
が上限停止位置まで上昇した場合、通常停止位置検出装
置が上記昇降フレームを検出し、制御部が駆動装置を停
止させる。同様に、昇降フレームが下限停止位置まで下
降した場合、通常停止位置検出装置が上記昇降フレーム
を検出し、制御部が駆動装置を停止させる。
【0015】万一、通常停止位置検出装置や制御部が作
動不良を起こし、昇降フレームが上限停止位置を超えて
上昇した場合、非常停止位置検出装置が上記昇降フレー
ムを検出し、非常停止部が駆動装置の電源を切って非常
停止させる。同様に、昇降フレームが下限停止位置を超
えて下降した場合も、非常停止位置検出装置が上記昇降
フレームを検出し、非常停止部が駆動装置の電源を切っ
て非常停止させる。このように、通常停止位置検出装置
の作動不良を非常停止位置検出装置が補うため、安全性
が増す。
【0016】上記本第2発明の構成によると、電動機を
駆動させることにより螺旋軸が回転し、ナット体を介し
て移動フレームが移動し、第2リンクの遊端が変位して
第1リンクと第2リンクとがそれぞれ回動し、昇降フレ
ームが昇降する。
【0017】この際、制御部や通常停止位置検出装置が
作動不良を起こし、昇降フレームが上限停止位置を超え
て上昇した場合、非常停止位置検出装置が上記昇降フレ
ームを検出し、非常停止部が電動機の電源を切って非常
停止させる。同様に、昇降フレームが下限停止位置を超
えて下降した場合も、非常停止位置検出装置が上記昇降
フレームを検出し、非常停止部が電動機の電源を切って
非常停止させる。このため、電動機に過負荷が発生する
のを防止でき、螺旋軸やナット体に過負荷がかかること
を防止できる。
【0018】上記本第3発明の構成によると、作動体が
上限リミットスイッチを作動させることにより、昇降フ
レームが上限停止位置まで上昇したことが検出され、制
御部が電動機を停止させる。同様に、作動体が下限リミ
ットスイッチを作動させることにより、昇降フレームが
下限停止位置まで下降したことが検出され、制御部が電
動機を停止させる。
【0019】また、万一、制御部や上限リミットスイッ
チが作動不良を起こし、昇降フレームが上限停止位置を
超えて上昇した場合、上限側非常リミットスイッチが上
記昇降フレームを検出し、非常停止部が電動機の電源を
切って非常停止させる。同様に、万一、下限リミットス
イッチが作動不良を起こし、昇降フレームが下限停止位
置を超えて下降した場合、下限側非常リミットスイッチ
が上記昇降フレームを検出し、非常停止部が電動機の電
源を切って非常停止させる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図9に基づ
いて説明する。図8,図9に示すように、1は自動倉庫
であり、一対の棚2と、両棚2間に形成された走行経路
3を走行自在なスタッカクレーン4とにより構成されて
いる。このスタッカクレーン4には、荷を棚2に対して
出し入れするシングルタイプのフォーク6が備えられて
いる。上記各棚2の端部外方には荷捌き場7が形成さ
れ、この荷捌き場7には、荷捌き用コンベヤ8が設置さ
れている。各荷捌き用コンベヤ8の左右一対のコンベヤ
フレーム9の端部間には、この荷捌き用コンベヤ8とス
タッカクレーン4のフォーク6との間で荷を受け渡しす
るリフト装置10が据付けられている。
【0021】以下に、上記リフト装置10の構成を説明す
る。すなわち、図1,図3に示すように、ベースフレー
ム12には、上下方向に伸縮自在な左右一対の昇降装置13
a,13bを介して、昇降自在な左右一対の昇降フレーム
14a,14bが設けられている。上記昇降装置13a,13b
はそれぞれ、第1リンク15とこの第1リンク15の外側に
位置する第2リンク16とから、中央部で交差する鋏状に
構成されている。上記第1リンク15の基端はリンクシャ
フト17を介してベースフレーム12に上下回動自在に連結
され、上記第2リンク16の基端はリンクシャフト18を介
して各昇降フレーム14a,14bの下部に上下回動自在に
連結されている。
【0022】また、両第1リンク15の遊端にはそれぞれ
遊転自在な上部ローラ19が設けられている。各上部ロー
ラ19は、昇降フレーム14a,14bを支持しながら、昇降
フレーム14a,14bの下面に取付けられた上部レール20
の内部を前後方向へ走行する。図4に示すように、両第
2リンク16の遊端にはそれぞれ、外側方へ延びる支軸23
が設けられ、これら支軸23には、下部ローラ24が遊転自
在に外嵌されている。各下部ローラ24はベースフレーム
12に設けられた下部レール25に支持されて前後方向へ走
行する。
【0023】図1,図4に示すように、上記両第1リン
ク15の中央部間は円筒状の第1連結杆26で連結されてい
る。この第1連結杆26の内部には、両第1リンク15の中
央部を貫通して両第2リンク16の中央部間を連結する丸
棒状の第2連結杆27が挿入されている。すなわち、第1
連結杆26の両端には、第1リンク15の中央部内側面に当
付けられるフランジ部28が備えられ、各フランジ部28は
複数本のねじ29により第1リンク15に連結されている。
また、第2連結杆27の端面には複数本のねじ30を介して
円盤状の結合ブラケット31が連結固定され、この結合ブ
ラケット31に第2リンク16の中央部が外嵌されてねじ22
で連結固定されている。
【0024】ベースフレーム12には、両昇降装置13a,
13bを同期駆動させる駆動装置32が設けられている。こ
の駆動装置32は、両第2リンク16の遊端部間に連結され
た移動フレーム33と、この移動フレーム33に設けられた
ナット体34と、このナット体34に螺合する回動自在な螺
旋軸35と、この螺旋軸35の一端に連結された減速機36
と、この減速機36に連結されて上記螺旋軸35を回転駆動
させる電動機37とから構成されている。尚、上記螺旋軸
35は両昇降装置13a,13b間の中心に前後方向に設けら
れ、螺旋軸35の外周面にはボールネジが形成されてい
る。
【0025】また、図1,図3に示すように、ベースフ
レーム12の左右一側部には、通常停止位置検出装置の一
例として、両昇降フレーム14a,14bの上限停止位置A
を検出する上限リミットスイッチ38と、両昇降フレーム
14a,14bの下限停止位置Bを検出する下限リミットス
イッチ39とが設けられている。さらに、上記上限リミッ
トスイッチ38と下限リミットスイッチ39との前後外方に
は、非常停止位置検出装置の一例として、上限停止位置
Aをわずかに超えて上限非常停止位置Cまで上昇した両
昇降フレーム14a,14bを検出する上限側非常リミット
スイッチ40と、下限停止位置Bをわずかに超えて下限非
常停止位置Dまで下降した両昇降フレーム14a,14bを
検出する下限側非常リミットスイッチ41とが設けられて
いる。
【0026】図4,図5に示すように、上記左右一側方
の第2リンク16の遊端に設けられた支軸23の先端面には
ブラケット43が設けられ、このブラケット43には、第2
リンク16の遊端の前後移動により上記各リミットスイッ
チ38,39,40,41を作動させる作動体44が設けられてい
る。図5〜図7に示すように、上記作動体44は、上限リ
ミットスイッチ38の感知突起38aに当接離間自在な第1
作動面45および下限リミットスイッチ39の感知突起39a
に当接離間自在な第2作動面46を備えた定位置用作動部
47と、上限側非常リミットスイッチ40の感知突起40aに
当接離間自在な第3作動面48および下限側非常リミット
スイッチ41の感知突起41aに当接離間自在な第4作動面
49を備えた非常用作動部50とから構成されている。
【0027】上記非常用作動部50はブラケット43の側に
形成され、定位置用作動部47は非常用作動部50の外側方
に形成されている。さらに、非常用作動部50は定位置用
作動部47よりも前後方向に長く形成されている。上記第
1作動面45は定位置用作動部47の前後一端に下向きの傾
斜面として形成され、第2作動面46は定位置用作動部47
の前後他端に下向きの傾斜面として形成されている。ま
た、上記第3作動面48は非常用作動部50の前後一端に下
向きの傾斜面として形成され、第4作動面49は非常用作
動部50の前後他端に下向きの傾斜面として形成されてい
る。
【0028】また、左右一側方の下部レール25の一端部
には、両昇降フレーム14a,14bが上限非常停止位置C
をわずかに上方へ行き過ぎた位置Eにおいて、上記下部
ローラ24が当接して強制的に止められる上限側ストッパ
ー51を設けている。さらに、左右一側方の下部レール25
の他端部には、両昇降フレーム14a,14bが下限非常停
止位置Dをわずかに下方へ行き過ぎた位置Fにおいて、
上記下部ローラ24が当接して強制的に止められる下限側
ストッパー52を設けている。
【0029】次に、図2に基づいて、上記電動機37の主
回路55と制御回路56について説明する。すなわち、上記
電動機37は3相の誘導モータであり、上記主回路55は、
3相交流電源ラインと電動機37との間に正転用の電磁遮
断器57と逆転用の電磁遮断器58とを接続して形成されて
いる。また、上記制御回路56は、3相交流電源ラインに
トランス70を介して接続された電源ライン59,60と、こ
れら一方の電源ライン59と他方の電源ライン60との間に
直列に接続された遮断器用制御部61と一対のコイル62,
63と非常停止部64とにより形成されている。上記遮断器
用制御部61は上記各電磁遮断器57,58を制御するもので
あり、上記コイル62,63は各電磁遮断器57,58を断続さ
せるものである。
【0030】上記遮断器用制御部61は、一方の電源ライ
ン59と正転用のコイル62との間を断続する正転用の接点
65と、一方の電源ライン59と逆転用のコイル63との間を
断続する逆転用の接点66とを備えている。また、上記非
常停止部64は、両コイル62,63の一端同士を接続するコ
モンライン67と他方の電源ライン60との間に、上記上限
側非常リミットスイッチ40と下限側非常リミットスイッ
チ41とを直列に接続して形成されている。
【0031】また、69はマイクロコンピュータから成る
制御装置であり、この制御装置69は、上限リミットスイ
ッチ38や下限リミットスイッチ39の検出信号またはスタ
ッカクレーン4や荷捌き用コンベヤ8などの周辺機器か
らの指令信号等に基づいて上記遮断器用制御部61に制御
信号を出力し、正転用の接点65と逆転用の接点66とを動
作させるものである。
【0032】以下、上記構成における作用を説明する。
例えば、出庫時、スタッカクレーン4が棚2から荷を取
り出して荷捌き場7まで搬出した際、図3の仮想線で示
すように、リフト装置10の両昇降フレーム14a,14bが
上昇し、荷がスタッカクレーン4のフォーク6から両昇
降フレーム14a,14bに載置される。その後、図3の実
線で示すように、両昇降フレーム14a,14bが下降する
ことにより、荷は、リフト装置10から荷捌き用コンベヤ
8上に載置され、荷捌き用コンベヤ8により搬送され
る。
【0033】また、入庫時においては、荷が荷捌き用コ
ンベヤ8により荷捌き場まで搬送され、その後、リフト
装置10の両昇降フレーム14a,14bが上昇して荷を荷捌
き用コンベヤ8の上方へ持ち上げる。そして、スタッカ
クレーン4のフォーク6が両昇降フレーム14a,14bか
ら荷を受け取って棚2に収納する。
【0034】上記リフト装置10の昇降駆動は以下のよう
に行われる。すなわち、図2に示すように、制御装置69
の制御信号に基づいて遮断器用制御部61の正転用の接点
65が閉じた場合、正転用のコイル62が励磁して正転用の
電磁遮断器57が閉じ、電動機37が正回転する。これによ
り、図1に示すように、減速機36を介して螺旋軸35が回
転し、ナット体34が螺旋軸35の長さ方向に送られるため
移動フレーム33が減速機36の方向へ接近移動し、図3の
仮想線で示すように、上部ローラ19が上部レール20の内
部を走行して両第1リンク15が基端を中心に上方へ回動
して立ち上がるとともに、下部ローラ24が下部レール25
上を前後一方へ走行して両第2リンク16が基端を中心に
下方へ回動して立ち上がる。これにより、両昇降装置13
a,13bが同期して上方へ伸長し、両昇降フレーム14
a,14bが上昇して上限停止位置Aに達する。
【0035】この際、図6の実線で示すように、作動体
44の第1作動面45が上限リミットスイッチ38の感知突起
38aを押して所定角度傾斜させるため、上限リミットス
イッチ38の検出信号が制御装置69に入力され、制御装置
69が遮断器用制御部61に停止信号を送り、遮断器用制御
部61の正転用の接点65が開き、正転用のコイル62が無励
磁となって正転用の電磁遮断器57が開き、これにより、
電動機37が停止して両昇降フレーム14a,14bが上限停
止位置Aにて停止する。尚、この時、第3作動面48が上
限側非常リミットスイッチ40の感知突起40aを押すが、
この感知突起40aは所定角度よりも浅くしか傾斜しない
ため、上限側非常リミットスイッチ40は作動しない。
【0036】また、制御装置69の制御信号に基づいて遮
断器用制御部61の逆転用の接点66が閉じた場合、逆転用
のコイル63が励磁して逆転用の電磁遮断器58が閉じ、電
動機37が逆回転する。これにより、螺旋軸35が逆回転
し、移動フレーム33が減速機36から離間する方向へ移動
するため、図3の実線で示すように、上部ローラ19が上
部レール20の内部を走行して両第1リンク15が基端を中
心に下方へ回動して横倒するとともに、下部ローラ24が
下部レール25上を前後他方へ走行して両第2リンク16が
基端を中心に上方へ回動して横倒する。これにより、両
昇降装置13a,13bが同期して下方へ短縮し、両昇降フ
レーム14a,14bが下降して下限停止位置Bに達する。
【0037】この際、図7の実線で示すように、作動体
44の第2作動面46が下限リミットスイッチ39の感知突起
39aを押して所定角度傾斜させるため、下限リミットス
イッチ39の検出信号が制御装置69に入力され、制御装置
69が遮断器用制御部61に停止信号を送り、遮断器用制御
部61の逆転用の接点66が開き、逆転用のコイル63が無励
磁となって逆転用の電磁遮断器58が開き、これにより、
電動機37が停止して両昇降フレーム14a,14bが下限停
止位置Bにて停止する。尚、この時、第4作動面49が下
限側非常リミットスイッチ41の感知突起41aを押すが、
この感知突起41aは所定角度よりも浅くしか傾斜しない
ため、下限側非常リミットスイッチ41は作動しない。
【0038】また、万一、制御装置69のマイクロコンピ
ュータにエラーが生じたり遮断器用制御部61や上限リミ
ットスイッチ38が作動不良を起こして、昇降フレーム14
a,14bが上限停止位置Aを超えて上昇した場合、図6
の仮想線で示すように第3作動面48が上限側非常リミッ
トスイッチ40の感知突起40aを所定角度傾斜させるた
め、上限側非常リミットスイッチ40が作動してその接点
が開く。これにより、電源が切れて、励磁されていた正
転用のコイル62が無励磁となって正転用の電磁遮断器57
が開くため、正回転していた電動機37が非常停止し、両
昇降フレーム14a,14bが上限非常停止位置Cで非常停
止する。
【0039】同様に、万一、制御装置69のマイクロコン
ピュータにエラーが生じたり遮断器用制御部61や下限リ
ミットスイッチ39が作動不良を起こして、両昇降フレー
ム14a,14bが下限停止位置Bを超えて下降した場合、
図7の仮想線で示すように第4作動面49が下限側非常リ
ミットスイッチ41の感知突起41aを所定角度傾斜させる
ため、下限側非常リミットスイッチ41が作動してその接
点が開く。これにより、電源が切れて、励磁されていた
逆転用のコイル63が無励磁となって逆転用の電磁遮断器
58が開くため、逆回転していた電動機37が非常停止し、
両昇降フレーム14a,14bが下限非常停止位置Dで非常
停止する。
【0040】このように、電動機37を非常停止させるこ
とができるため、電動機37に過負荷が発生するのを防止
でき、螺旋軸35やナット体34に過負荷がかかることを防
止できる。
【0041】さらに、上限非常停止位置Cで電動機37を
非常停止させた際、下部ローラ24が上限側ストッパー51
に当接して強制的に位置Eで止められるため、両昇降フ
レーム14a,14bが上昇時の惰性で上限非常停止位置C
を大きく超えることはない。同様に、下限非常停止位置
Dで電動機37を非常停止させた際、下部ローラ24が下限
側ストッパー52に当接して強制的に位置Fで止められる
ため、両昇降フレーム14a,14bが下降時の惰性で下限
非常停止位置Dを大きく超えることはない。
【0042】上記実施例では通常停止位置検出装置と非
常停止位置検出装置との一例としてリミットスイッチ3
8,39,40,41を用いたが、これらは光電スイッチや磁
気近接スイッチなどを用いてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上のように本第1発明によれば、万
一、通常停止位置検出装置や制御部が作動不良を起こ
し、昇降フレームが上限停止位置を超えて上昇した場
合、非常停止位置検出装置が上記昇降フレームを検出
し、非常停止部が駆動装置の電源を切って非常停止させ
る。同様に、昇降フレームが下限停止位置を超えて下降
した場合も、非常停止位置検出装置が上記昇降フレーム
を検出し、非常停止部が駆動装置の電源を切って非常停
止させる。このように、通常停止位置検出装置の作動不
良を非常停止位置検出装置が補うため、安全性が増す。
【0044】本第2発明によれば、制御部や通常停止位
置検出装置が作動不良を起こし、昇降フレームが上限停
止位置を超えて上昇した場合、非常停止位置検出装置が
上記昇降フレームを検出し、非常停止部が電動機の電源
を切って非常停止させる。同様に、昇降フレームが下限
停止位置を超えて下降した場合も、非常停止位置検出装
置が上記昇降フレームを検出し、非常停止部が電動機の
電源を切って非常停止させる。このため、電動機に過負
荷が発生するのを防止でき、螺旋軸やナット体に過負荷
がかかることを防止できる。
【0045】本第3発明によれば、万一、制御部や上限
リミットスイッチが作動不良を起こし、昇降フレームが
上限停止位置を超えて上昇した場合、上限側非常リミッ
トスイッチが上記昇降フレームを検出し、非常停止部が
電動機の電源を切って非常停止させる。同様に、万一、
下限リミットスイッチが作動不良を起こし、昇降フレー
ムが下限停止位置を超えて下降した場合、下限側非常リ
ミットスイッチが上記昇降フレームを検出し、非常停止
部が電動機の電源を切って非常停止させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるリフト装置の斜視図
である。
【図2】リフト装置の電動機の主回路と制御回路の図で
ある。
【図3】リフト装置の側面図である。
【図4】図3におけるX−X矢視図である。
【図5】各リミットスイッチと作動体との平面図であ
る。
【図6】上昇時における各リミットスイッチの作動を示
す側面図である。
【図7】下降時における各リミットスイッチの作動を示
す側面図である。
【図8】リフト装置を備えた自動倉庫設備の一部拡大斜
視図である。
【図9】リフト装置を備えた自動倉庫設備の概略平面図
である。
【図10】従来例におけるリフト装置の側面図である。
【図11】従来例におけるリフト装置の上部切欠き平面
図である。
【符号の説明】
10 リフト装置 12 ベースフレーム 13a,13b 昇降装置 14a,14b 昇降フレーム 15 第1リンク 16 第2リンク 32 駆動装置 33 移動フレーム 34 ナット体 35 螺旋軸 37 電動機 38 上限リミットスイッチ(通常停止位置検出装置) 39 下限リミットスイッチ(通常停止位置検出装置) 40 上限側非常リミットスイッチ(非常停止位置検出
装置) 41 下限側非常リミットスイッチ(非常停止位置検出
装置) 44 作動体 61 遮断器用制御部 64 非常停止部 A 上限停止位置 B 下限停止位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフレームとこのベースフレームの
    上方で昇降自在な昇降フレームとの間に、上記昇降フレ
    ームを昇降させる昇降装置を設け、上記ベースフレーム
    に、昇降装置を作動させる電動式の駆動装置を設け、上
    記昇降フレームの上限停止位置と下限停止位置とを検出
    する通常停止位置検出装置と、上限停止位置を超えて上
    昇した昇降フレームと下限停止位置を超えて下降した昇
    降フレームを検出する非常停止位置検出装置とを設け、
    上記通常停止位置検出装置の検出に基づいて上記駆動装
    置を停止させる制御部と、上記非常停止位置検出装置の
    検出に基づいて上記駆動装置の電源を切って停止させる
    非常停止部とを設けたことを特徴とするリフト装置。
  2. 【請求項2】 昇降装置を中央部で交差する第1リンク
    と第2リンクとから鋏状に構成し、第1リンクの基端を
    上下回動自在にベースフレームに連結するとともに遊端
    を第1リンクの長さ方向に変位自在とし、第1リンクの
    遊端で昇降フレームを支持し、第2リンクの基端を上下
    回動自在に昇降フレームに連結するとともに遊端を第2
    リンクの長さ方向に変位自在とし、ベースフレームで第
    2リンクの遊端を支持し、駆動装置を、第2リンクの遊
    端に取付けられた移動フレームと、この移動フレームに
    設けられたナット体と、このナット体に螺合する回動自
    在な螺旋軸と、この螺旋軸を回転駆動させて上記移動フ
    レームをリンクの長さ方向に往復移動させる電動機とか
    ら構成したことを特徴とする請求項1記載のリフト装
    置。
  3. 【請求項3】 通常停止位置検出装置として、昇降フレ
    ームの上限停止位置を検出する上限リミットスイッチ
    と、昇降フレームの下限停止位置を検出する下限リミッ
    トスイッチとがそれぞれベースフレームに設けられ、非
    常停止位置検出装置として、上限側非常リミットスイッ
    チと下限側非常リミットスイッチとがベースフレームに
    設けられ、第2リンクの遊端に、この第2リンクの移動
    により上記各リミットスイッチを作動させる作動体が設
    けられたことを特徴とする請求項2記載のリフト装置。
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