JPH0927976A - 構内交換機 - Google Patents

構内交換機

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JPH0927976A
JPH0927976A JP19803295A JP19803295A JPH0927976A JP H0927976 A JPH0927976 A JP H0927976A JP 19803295 A JP19803295 A JP 19803295A JP 19803295 A JP19803295 A JP 19803295A JP H0927976 A JPH0927976 A JP H0927976A
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JP
Japan
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dial
private branch
branch exchange
memory
data
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Application number
JP19803295A
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English (en)
Inventor
Keigo Todoroki
恵悟 轟
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Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイヤルイン番号をユーザーが自由に登録お
よび変更することができると共に装置のコストダウンを
図ることを課題とする。 【解決手段】 複数の端末装置D1〜D3の装置番号に
それぞれ対応する複数のダイヤルイン番号を記憶する書
き換え可能なメモリ8と、ダイヤルイン回線L1,L2
を介して入力されたダイヤルイン番号を検出するダイヤ
ルイン番号検出部2,6とを備え、検出されたダイヤル
イン番号に対応しメモリ8によって記憶されている装置
番号の端末装置D1〜D3にダイヤルイン回線L1,L
2を接続する構内交換機1において、端末装置D1〜D
3からのプッシュホン信号を検出するプッシュホン信号
検出部2,6と、検出されたプッシュホン信号に基づい
てダイヤルイン番号をメモリ8に記憶させるデータ登録
処理を実行するデータ登録処理部2とを備えて構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構内交換機、特に
ダイヤルイン回線に端末装置を接続するのに適した構内
交換機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の構内交換機として、複数の電話
機やファクシミリ装置の装置番号にそれぞれ対応する複
数のダイヤルイン番号を記憶するメモリと、メモリに接
続されるインターフェース部と、インターフェース部に
接続され、メモリデータ入力用の設定入力装置を接続す
るためのコネクタとを備えているものが知られている。
この従来の構内交換機では、構内交換機を電話交換室な
どに設置したときに、メーカーが製作した設定入力装置
をコネクタに接続し、構内電話の装置番号とそれと対応
するダイヤルイン番号とを設定入力装置によってメモリ
に書き込んでいる。そして、ダイヤルイン番号をメモリ
に書き込んだ後は、従来の構内交換機は、そのダイヤル
イン番号がダイヤルイン回線を介して入力されると、メ
モリによってそのダイヤルイン番号に対応させて記憶さ
れている装置番号の電話機にダイヤルイン回線を接続し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
構内交換機には以下の問題点がある。第1に、設定入力
装置によらなければダイヤルイン番号をメモリに入力で
きないという問題点がある。このため、メーカーにとっ
ては、構内交換機を設置する際に必ず設置先に出向いて
ダイヤルイン番号をメモリに書き込まなければならず、
非常に煩雑である。このため、人件費によるコストが装
置コストの低減を妨げている。これは、ダイヤルイン番
号が少ない構内交換機を販売する場合には、装置価格に
比べて割高になり特に問題となっている。また、ダイヤ
ルイン番号をメモリに一旦書き込んだ後は、電話やファ
クシミリ装置などに接続されている個々の構内回線がダ
イヤルイン番号に対応するので、例えば、ファクシミリ
装置を他の場所に移動する場合には、移動先に既に配線
されている他の構内回線を利用しようとしても、ダイヤ
ルイン番号が違ってしまうため、再度メーカーによるダ
イヤルイン番号の入力し直しが必要になる。このよう
に、ユーザーにとっても、ダイヤルイン番号をメモリに
一旦書き込んだ後は、ダイヤルイン番号の自由な変更が
できず、このため、メモリに書き込んだダイヤルイン番
号の一部を変更する場合であっても、ある程度の出費が
必要となってしまうという問題がある。第2に、メモリ
に接続するインターフェース部やコネクタなどの部品コ
ストが装置のコストダウンを妨げているという問題点が
ある。
【0004】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、ダイヤルイン番号をユーザーが自由に登録
および変更することができると共に装置のコストダウン
を図ることができる構内交換機を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の構内交換機は、複数の端末装置の装置番号
にそれぞれ対応する複数のダイヤルイン番号を記憶する
書き換え可能なメモリと、ダイヤルイン回線を介して入
力されたダイヤルイン番号を検出するダイヤルイン番号
検出部とを備え、検出されたダイヤルイン番号に対応し
メモリによって記憶されている装置番号の端末装置にダ
イヤルイン回線を接続する構内交換機において、端末装
置からのプッシュホン信号を検出するプッシュホン信号
検出部と、検出されたプッシュホン信号に基づいてダイ
ヤルイン番号をメモリに記憶させるデータ登録処理を実
行するデータ登録処理部とを備えていることを特徴とす
る。
【0006】この構内交換機では、端末装置からプッシ
ュホン信号が出力されると、プッシュホン信号検出部
が、プッシュホン信号を検出する。そして、データ登録
処理部が、プッシュホン信号に基づいてダイヤルイン番
号をメモリに記憶させる。このように、この構内交換機
では、接続される端末装置からプッシュホン信号を出力
することにより、ダイヤルイン番号をメモリに自由に登
録および変更することができる。このため、メーカーに
とっては、設置先に出向いて設定入力装置によってメモ
リに書き込む必要がなくなり、その分コストの削減を図
ることができる。また、ユーザーにとっても、極めて簡
易でしかも余分な出費を必要とすることなく、自由にダ
イヤルイン番号の登録や変更をすることができる。
【0007】請求項2記載の構内交換機は、請求項1記
載の構内交換機において、プッシュホン信号検出部によ
って検出されたプッシュホン信号に登録モードデータが
含まれているか否かを判別する登録モードデータ判別部
をさらに備え、データ登録処理部は、登録モードデータ
判別部によって登録モードデータが含まれていると判別
された時および/または電源投入時にデータ登録処理を
実行することを特徴とする。
【0008】この交換機では、交換機を設置して最初に
電源を投入したときにダイヤルイン番号を登録するデー
タ登録処理を実行する。したがって、この際に、端末装
置からプッシュホン信号を出力することによって、ダイ
ヤルイン番号を自由に登録することができる。また、ダ
イヤルイン番号を一旦登録した後は、端末装置から登録
モードデータ、例えば、プッシュボタンの「#」や
「*」などのような通常の操作では用いないプッシュボ
タン操作の組み合わせなどによる登録モードデータを出
力することにより、構内交換機にデータ登録処理を実行
させることにより、ダイヤルイン番号を自由に変更する
ことができる。
【0009】請求項3記載の構内交換機は、請求項1ま
たは2記載の構内交換機において、ダイヤルイン番号検
出部がプッシュホン信号検出部を兼用することを特徴と
する。この構内交換機では、通常の構内交換機に備えら
れているダイヤルイン番号検出部がプッシュホン信号検
出部を兼用するため、装置を安価に製造することができ
る。
【0010】請求項4記載の構内交換機は、請求項1か
ら3のいずれかに記載の構内交換機において、データ登
録処理時にダイヤルイン回線を開放する回線開放処理部
をさらに備えていることを特徴とする。この構内交換機
では、データ登録処理時に、回線開放処理部がダイヤル
イン回線を開放するため、プッシュホン信号がダイヤル
イン回線に出力されることを防止する。
【0011】請求項5記載の構内交換機は、複数のダイ
ヤルイン番号を複数の端末装置の装置番号にそれぞれ対
応させるためにダイヤルイン番号のうちの予め決定した
いずれか1桁の番号を端末装置毎に設定可能な番号設定
スイッチと、ダイヤルイン回線を介して入力されたダイ
ヤルイン番号を検出するダイヤルイン番号検出部と、検
出されたダイヤルイン番号の前記いずれか1桁の番号が
いずれかの番号設定スイッチの設定された番号と一致し
たときに一致した装置番号の端末装置にダイヤルイン回
線を接続するダイヤルイン処理部とを備えていることを
特徴とする。
【0012】この構内交換機では、まず、最初に、番号
設定スイッチによってダイヤルイン番号のいずれか1桁
を設定する。この後、ダイヤルイン回線を介してダイヤ
ルイン番号が出力されると、ダイヤルイン処理部が、設
定された桁の番号と、ダイヤルイン番号検出部によって
検出されたダイヤルイン番号のうち設定された桁と同じ
桁の番号とを比較し、一致したときにその装置番号の端
末装置にダイヤルイン回線を接続する。このように、こ
の構内交換機では、メモリにダイヤルイン番号を書き込
む代わりに番号設定スイッチによってダイヤルイン番号
のいずれか1桁を設定することによって、ダイヤルイン
番号を自由に設定・変更することができる。また、端末
装置の数が少ない構内交換機では、番号設定スイッチで
互いに異なる番号に設定することによって、誤接続する
ことなく、ダイヤルイン回線に端末装置を接続すること
ができる。
【0013】請求項6記載の構内交換機は、請求項5記
載の構内交換機において、前記いずれか1桁の番号がダ
イヤルイン番号の下1桁の番号であることが好ましい。
この場合には、端末数が10台以下のときに通常付与さ
れるダイヤルイン番号、つまり下1桁の番号が異なるダ
イヤルイン番号が入力されたときに、誤接続することな
く、そのダイヤルイン番号に対応する端末装置にダイヤ
ルイン回線を確実に接続することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る構内交換機の好適な実施の形態について説明す
る。
【0015】図1は、構内交換機1のブロック図を示し
ている。同図に示すように、構内交換機1は、制御回路
2(本発明におけるダイヤルイン番号検出部、プッシュ
ホン信号検出部、データ登録処理部、登録モードデータ
判別部、回線開放処理部およびダイヤルイン処理部を構
成する)、終話監視回路3、極性反転検出回路4、着信
検出回路5、DTMF信号受信回路(ダイヤルイン番号
検出部、プッシュホン信号検出部)6、ループ閉結回路
7、メモリ8、内線ベル信号発生回路9およびビジート
ーン発生回路10をはじめとして種々の回路を備えてい
る。構内交換機1の概要について説明すれば、構内交換
機1は、3台の電話機(端末装置)D1〜D3の装置番
号001〜003にそれぞれ対応する3個のダイヤルイ
ン番号がメモリ8に自由に書き込みできるようになって
いる。ダイヤルイン番号がメモリ8に書き込まれた後
は、構内交換機1は、書き込まれたダイヤルイン番号の
いずれか1つがダイヤルイン回線L1,L2を介して入
力されたときに、ダイヤルイン回線L1,L2をそのダ
イヤルイン番号に対応する装置番号の電話機D1〜D3
に接続する。一方、電話機D1〜D3のプッシュボタン
(図示せず)によってダイヤルイン番号を入力すれば、
メモリ8に既に書き込んだ電話機D1〜D3のダイヤル
イン番号を自由に変更することができる。
【0016】次に、各構成要素について説明する。制御
回路2は、内部RAMを備えたワンチップマイクロコン
ピュータであって、メモリ8へダイヤルイン番号を記憶
させるデータ登録処理の制御や、ダイヤルイン回線L
1,L2と電話機D1〜D3の接続制御をはじめとし
て、以下に述べる各回路のすべてを制御する。
【0017】終話監視回路3は、ダイヤルイン回線L
1,L2を流れる電流を監視し、終話の際に終話信号を
制御回路2に出力する。極性反転検出回路4は、ダイヤ
ルイン回線L1,L2の極性を監視し、監視結果を制御
回路2に出力する。着信検出回路5は、ダイヤルイン回
線L1,L2を介して送られてくるベル信号を検出し、
その検出結果を制御回路2に出力する。DTMF信号受
信回路6は、ダイヤルイン回線L1,L2上を伝送され
てくるDTMF(Dual Tone Multi-Freqency)信号をD
C分離用トランス11を介してピックアップし、ピック
アップしたDTMF信号をバイナリーコードデータに変
換して制御回路2に出力する。ループ閉結回路7は、ダ
イヤルイン回線L1,L2から発呼があったときにダイ
ヤルインシーケンスに従ってダイヤルイン回線L1,L
2を閉結すると共に、電話機D1〜D3のいずれか1つ
がオフフックされたときにもダイヤルイン回線L1,L
2を閉結する。
【0018】メモリ8は、電気的に書き換え可能なEE
−PROM(Electrically Erasable PROM)で構成さ
れ、3台の電話機の装置番号001〜003にそれぞれ
対応させた3個のダイヤルイン番号を記憶する。
【0019】内線ベル信号発生回路9は、オフフック検
出回路とベル信号用の発振回路とを有し、電話機D1〜
D3のオフフックを検出すると共に、伝送されてきたダ
イヤルイン番号に対応する装置番号の電話機にベル信号
を出力する。ビジートーン発生回路10は、ビジートー
ン用の発振回路を有し、ダイヤルイン回線L1,L2が
話中のときに、オフフックした電話機にビジートーンを
出力する。
【0020】また、同図中の符号12はリセットスイッ
チを示し、リセットスイッチ12は、制御回路2および
メモリ8の記憶内容をリセットするために用いられる。
さらに、符号20〜26はリレーのコイル本体を示し、
コイル本体20〜26は、リレー切片20a,20b〜
26a,26bをそれぞれオン/オフ制御する。なお、
コイル本体20、リレー切片20a,20bは、制御回
路2と共に本発明における回線開放処理部を構成する。
符号27〜29はデジタルコード出力スイッチ(番号設
定スイッチ)を示し、デジタルコード出力スイッチ27
〜29は、各電話機D1〜D3のダイヤルイン番号の下
1桁の番号をそれぞれ設定する。符号30は切替スイッ
チを示し、切替スイッチ30は、電話機D1〜D3のダ
イヤルイン番号を、メモリ8に書き込まれた番号とデジ
タルコード出力スイッチ27〜29によって設定された
番号のうちいずれを優先させるかを決定し、オン状態に
すれば、デジタルコード出力スイッチ27〜29の設定
が優先される。符号31〜33はホトカップラを示し、
ホトカップラ31〜33は、電話機D1〜D3のオフフ
ックを検出すると共に検出信号を制御回路2にそれぞれ
出力する。符号34〜36はアナログスイッチを示し、
アナログスイッチ34〜36は、ビジートーン発生回路
10によって生成されたビジートーンの各電話機D1〜
D3への出力を制御する。
【0021】次に、制御回路2の具体的な動作について
説明する。最初にダイヤルイン回線L1,L2と電話機
D1〜D3の接続制御について説明する。ダイヤルイン
回線L1,L2を介して図示しない交換機からベル信号
が伝送されてくると、制御回路2は、着信検出回路5を
介してベル信号を検出すると共に、極性反転検出回路4
によって検出された極性反転信号に基づいてループ閉結
回路7にダイヤルイン回線L1,L2を閉結させる。次
いで、交換機からDTMF信号であるダイヤルイン番号
が伝送されてくると、制御回路2は、メモリ8に書き込
まれているダイヤルイン番号と比較し、一致したダイヤ
ルイン番号に対応する装置番号の電話機、例えば、電話
機D1に対応するコイル本体24を駆動し、リレー切片
24a,21aを介して、内線ベル信号発生回路9のベ
ル信号を電話機D1に出力する。電話機D1がオフフッ
クされると、内線ベル信号発生回路9がオフフックを検
出し、その検出信号を制御回路2に出力する。制御回路
2は、電話機D1のオフフックを検出し、ベル信号を停
止させる。次いで、制御回路2は、コイル本体21を駆
動し、電話機D1をダイヤルイン回線L1,L2に接続
すると共に、ループ閉結回路7の閉結動作を維持させ
る。一方、フックオンされると、終話監視回路3が検出
した終話信号に基づいて、制御回路2は、コイル本体2
1の駆動を停止して電話機D1のダイヤルイン回線L
1,L2への接続を解除すると共に、ループ閉結回路7
の閉結動作を終了させる。
【0022】次に、例えば電話機D1においてオフフッ
クされたときの制御回路2における制御動作について説
明する。電話機D1においてオフフックされると、制御
回路2は、ホトカップラ31のオン信号を検出すること
により、そのオフフックを検出する。この場合、ダイヤ
ルイン回線L1,L2が他の電話機(例えば電話機D
2)によって話中になっているときは、アナログスイッ
チ34を作動させ、電話機D1にビジートーン発生回路
10のビジートーンを出力する。話中でないときは、制
御回路2は、コイル本体21を駆動し、電話機D1をダ
イヤルイン回線L1,L2に接続する。次に、電話機D
1からDTMF信号であるプッシュホン信号が出力され
ると、DTMF信号受信回路6がDTMF信号を検出
し、例えば、「#」および「*」の順序で出力された場
合には、制御回路2は、登録モードデータが出力された
ものと判別し、ダイヤルイン番号をメモリ8に記憶させ
るデータ登録処理を実行する(図2のステップ43以降
参照)。それ以外の通常の電話番号を意味するDTMF
信号が出力されたときは、制御回路2は、通常の回線接
続制御を行い、終話監視回路3から終話信号が出力され
たときに、ループ閉結回路7による閉結を解除すると共
に、コイル本体21の駆動を停止してダイヤルイン回線
L1,L2と電話機D1の接続を解除する。
【0023】次いで、図2に示すフローチャートを参照
して、前述したデータ登録処理について説明する。な
お、データ登録処理は、個別登録処理と連続登録処理の
2種類があり、個別登録処理は、各電話機D1〜D3に
それぞれに対応するダイヤルイン番号を各電話機D1〜
D3からそれぞれ入力する処理であり、連続登録処理
は、すべての電話機D1〜D3のダイヤルイン番号を1
台の電話機から連続的に入力する処理である。また、デ
ータ登録処理は、上述したように各電話機D1〜D3か
ら登録モードデータが出力された場合、電源投入時およ
びリセットスイッチ12が押された場合などに実行され
るが、代表して電源が投入された時におけるデータ登録
処理について説明する。
【0024】構内交換機1の電源が投入されると(ステ
ップ41)、制御回路2は、メモリ8にダイヤルイン番
号が記憶されているか否かを判別する(ステップ4
2)。ダイヤルイン番号が記憶されていない場合には、
制御回路2は、データ登録処理を開始し(ステップ4
3)、記憶されている場合には、この処理を終了する
(ステップ50)。データ登録処理開始後は、制御回路
2は、コイル本体20を駆動し、リレー切片20a,2
0bを抵抗を介して装置内電源およびアースにそれぞれ
接続すると共に、電話機D1〜D3とダイヤルイン回線
L1,L2との接続を解除する。これにより、ダイヤル
イン回線L1,L2が開放されるため、ダイヤルイン番
号の登録のために電話機D1〜D3から出力されるプッ
シュホン信号がダイヤルイン回線L1,L2に出力され
るのを防止する。
【0025】次に、制御回路2は、電話機D1〜D3の
うちいずれかがオフフックされた否かを監視し、オフフ
ックされた電話機(以下、電話機D1がオフフックされ
たものとする)に対応するコイル本体21を駆動して電
話機D1に装置内電源を供給する。次いで、制御回路2
は、電話機D1から連続登録データが出力された否かを
DTMF信号受信回路6からの出力信号に基づいて判別
する(ステップ44)。この場合、連続登録データと
は、連続登録処理を実行させるためのデータであって、
「#」、「電話機の装置番号」、「*」および「ダイヤ
ルイン番号」からなるデータがn組連続的に出力される
と、制御回路2は、n個のダイヤルイン番号を連続して
登録する。この場合、制御回路2は、例えば、「#00
1*1111」が入力された場合は、電話機D1のダイ
ヤルイン番号が1111であると認識する。
【0026】連続登録データが入力されないと判別され
た場合には、個別登録処理が開始され、制御回路2は、
コイル本体21を駆動することによって、リレー切片2
1a,21bを装置内電源およびアースにそれぞれ接続
し、電話機D1とダイヤルイン回線L1,L2との接続
を解除する共に装置内電源を電話機D1に供給する。次
いで、制御回路2は、DTMF信号受信回路6からの出
力信号を監視することにより、電話機D1から出力され
るダイヤルイン番号を入力し(ステップ45)、そのダ
イヤルイン番号を装置番号001に対応させて内部メモ
リに一旦記憶する(ステップ46)。次いで、制御回路
2は、電話機D1から訂正データが出力されたか否かを
監視する(ステップ47)。この場合、制御回路2は、
例えば、「*」および「*」の順序でDTMF信号が出
力された場合に、訂正データと判別する。制御回路2
は、訂正データが出力されたときは、ステップ45に戻
り再度その処理を繰り返し、訂正データが出力されない
場合には、例えば、「*」および「#」の順序で構成さ
れる登録終了データが出力されたか否かを監視する(ス
テップ48)。なお、電話機D1を再度オフフックして
最初から登録し直すことにより、登録データを訂正する
こともできる。
【0027】登録終了データが出力されない場合には、
制御回路2は、コイル本体21の駆動を停止してステッ
プ45に戻り、登録すべきダイヤルイン番号が他の電話
機D2,D3から出力されるまで待機し、出力される
と、その電話機D2またはD3に対応するコイル本体2
2または23を駆動すると共に、ステップ45〜48を
繰り返す。登録終了データが出力された場合には、制御
回路2は、内部メモリに記憶している装置番号とそれに
対応するダイヤルイン番号とをメモリ8に書き込み(ス
テップ49)、この処理を終了する(ステップ50)。
【0028】次に、ステップ44において、連続登録デ
ータが出力された場合には、連続登録処理が開始され、
制御回路2は、DTMF信号受信回路6を介して連続登
録データを入力する(ステップ51)。次いで、制御回
路2は、各装置番号と、それに対応するダイヤルイン番
号とからなる複数の登録データを内部メモリに一時記憶
させ、訂正データが入力されたか否かを所定時間監視し
(ステップ53)、入力された場合には、ステップ51
に戻りステップ51〜53を繰り返し、入力されない場
合で、かつ電話機D1がオンフックされたときには、内
部メモリに記憶させた複数の登録データをメモリ8に記
憶させた後(ステップ49)、この処理を終了する(ス
テップ50)。
【0029】なお、切替スイッチ30をオンさせること
により、メモリ8に記憶されているダイヤルイン番号に
代えてデジタルコード出力スイッチ27〜29によるダ
イヤルイン番号登録を利用してもよい。すなわち、デジ
タルコード出力スイッチ28〜29によってダイヤルイ
ン番号の下1桁あるいはいずれかの桁を設定すると共に
切替スイッチをオンにすれば、制御回路2は、ダイヤル
イン回線L1,L2を介してダイヤルイン番号が入力さ
れてきたとき、デジタルコード出力スイッチによって設
定されている桁の番号とダイヤルイン番号の下1桁の番
号を比較し、一致したダイヤルイン番号に対応する装置
番号の電話機にダイヤルイン回線L1,L2を接続す
る。このように、デジタルコード出力スイッチ27〜2
9によってダイヤルイン番号のいずれか1桁を設定する
ことによって、ダイヤルイン番号を簡易かつ自由に設定
・変更することができる。また、電話機の数が少ない構
内交換機1では、デジタルコード出力スイッチ27〜2
9で互いに異なる番号に設定することによって、誤接続
することなく、ダイヤルイン回線に電話機を確実に接続
することができる。
【0030】以上のように、本実施形態の構内交換機1
によれば、電話機D1〜D3のプッシュホン信号を用い
ることにより、ダイヤルイン番号をメモリ8に極めて簡
易かつ容易に登録および変更することができる。このた
め、ユーザーは、何等余分な出費を必要とすることな
く、自由にダイヤルイン番号の登録や変更をすることが
できる。また、メモリ8にダイヤルイン番号を書き込む
ためのインターフェース部やコネクタなどの部品を必要
とせず、かつメーカーがわざわざ設置先に出向いて設定
入力装置によってメモリに書き込む必要がなくなるた
め、装置コストを極めて低減させることができる。さら
に、1台の電話機によってすべての電話機D1〜D3の
ダイヤルイン番号を連続して登録したり、各電話機から
個々のダイヤルイン番号を登録したりすることができる
ため、いずれか登録し易い方法を適宜選択することがで
きる。
【0031】なお、この実施の形態では、3台の電話機
D1〜D3を接続可能な構内交換機1の例を示している
が、これに限定されず、2台でもよいし、3台以上であ
ってもよいのは勿論である。
【0032】また、図2において、登録終了データの入
力を待たずに、構内交換機1に接続可能な電話機の数n
だけダイヤルイン番号の登録がされたときに、データ登
録処理モードを自動的に解除したり、データ登録処理の
手順を適宜変更したりすることもできる。
【0033】さらに、メモリ8およびデジタルコード出
力スイッチ27〜29のいずれか一方のみを用いて構成
してもよい。
【0034】また、制御回路2内に疑似音声信号発生回
路を備え、データ登録処理モード時において電話機D1
〜D3からプッシュホン信号を入力する毎に、疑似音声
信号による操作手順を電話機D1〜D3のスピーカから
出力するように構成してもよい。さらに、プッシュホン
信号による4桁のダイヤルイン番号などの1単位のデー
タが入力される毎に、ビジートーン発生回路10のビジ
ートーンを電話機D1〜D3のスピーカに短時間出力す
ることにより連続登録データの区切れを認識させること
ができるように構成してもよい。
【0035】さらに、連続登録データは、「装置番号
(例えば、001)」と「ダイヤルイン番号(例えば、
1111)」を連続させた構成であってもよい。この場
合、制御回路2は、装置番号の桁数以上の数字(例え
ば、4桁)が連続すると自動的に連続登録処理を実行す
る。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明に係る構内交換機に
よれば、端末装置からのプッシュホン信号に基づいて書
き換え可能なメモリにダイヤルイン番号を書き込むこと
により、ダイヤルイン番号をユーザーが自由に登録およ
び変更することができると共に装置のコストダウンを図
ることができる。また、番号設定スイッチによってダイ
ヤルイン番号のいずれか1桁を設定することにより、ダ
イヤルイン番号を簡易かつ自由に設定・変更することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る構内交換機のブロック図
である。
【図2】制御回路のデータ登録処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 構内交換機 2 制御回路 6 DTMF信号受信回路 8 メモリ 20 コイル本体 20a リレー切片 20b リレー切片 27〜29 デジタルコード出力スイッチ D1〜D3 電話機 L1,L2 ダイヤルイン回線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末装置の装置番号にそれぞれ対
    応する複数のダイヤルイン番号を記憶する書き換え可能
    なメモリと、ダイヤルイン回線を介して入力されたダイ
    ヤルイン番号を検出するダイヤルイン番号検出部とを備
    え、当該検出されたダイヤルイン番号に対応し前記メモ
    リによって記憶されている前記装置番号の端末装置に前
    記ダイヤルイン回線を接続する構内交換機において、 前記端末装置からのプッシュホン信号を検出するプッシ
    ュホン信号検出部と、当該検出されたプッシュホン信号
    に基づいて前記ダイヤルイン番号を前記メモリに記憶さ
    せるデータ登録処理を実行するデータ登録処理部とを備
    えていることを特徴とする構内交換機。
  2. 【請求項2】 前記プッシュホン信号検出部によって検
    出された前記プッシュホン信号に登録モードデータが含
    まれているか否かを判別する登録モードデータ判別部を
    さらに備え、前記データ登録処理部は、前記登録モード
    データ判別部によって前記登録モードデータが含まれて
    いると判別された時および/または電源投入時に前記デ
    ータ登録処理を実行することを特徴とする請求項1記載
    の構内交換機。
  3. 【請求項3】 前記ダイヤルイン番号検出部が前記プッ
    シュホン信号検出部を兼用することを特徴とする請求項
    1または2記載の構内交換機。
  4. 【請求項4】 前記データ登録処理時に前記ダイヤルイ
    ン回線を開放する回線開放処理部をさらに備えているこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の構内
    交換機。
  5. 【請求項5】 複数のダイヤルイン番号を複数の端末装
    置の装置番号にそれぞれ対応させるために当該ダイヤル
    イン番号のうちの予め決定したいずれか1桁の番号を前
    記端末装置毎に設定可能な番号設定スイッチと、ダイヤ
    ルイン回線を介して入力されたダイヤルイン番号を検出
    するダイヤルイン番号検出部と、当該検出されたダイヤ
    ルイン番号の前記いずれか1桁の番号が前記いずれかの
    番号設定スイッチの前記設定された番号と一致したとき
    に当該一致した装置番号の前記端末装置に当該ダイヤル
    イン回線を接続するダイヤルイン処理部とを備えている
    ことを特徴とする構内交換機。
  6. 【請求項6】 前記いずれか1桁の番号は前記ダイヤル
    イン番号の下1桁の番号であることを特徴とする請求項
    5記載の構内交換機。
JP19803295A 1995-07-10 1995-07-10 構内交換機 Pending JPH0927976A (ja)

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