JPH09278743A - Dmsoまたはdmso混合物の回収方法および回収品 - Google Patents

Dmsoまたはdmso混合物の回収方法および回収品

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JPH09278743A
JPH09278743A JP11539696A JP11539696A JPH09278743A JP H09278743 A JPH09278743 A JP H09278743A JP 11539696 A JP11539696 A JP 11539696A JP 11539696 A JP11539696 A JP 11539696A JP H09278743 A JPH09278743 A JP H09278743A
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JP
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dmso
waste liquid
mixture
recovered
distillation
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Noriaki Yokoi
紀昭 横井
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Toray Fine Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】DMSO廃液から、鉄等の金属分を少なくし
て、安価で効率よく高品位のDMSOおよびDMSO混
合物を回収する。 【解決手段】弱アルカリ性のDMSO廃液または弱アル
カリ性に調整したDMSO廃液を、本体接液部が耐食性
部材からなる蒸溜塔により減圧蒸留精製する。特に資材
の洗浄用途等に好適に再利用でき、廃棄処理も不要であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジメチルスルホキ
シド(以下DMSOという)およびDMSO混合物の回
収方法とその回収品に関するものである。更に詳しく
は、本発明は、医農薬中間体の合成溶剤や電子資材等の
特殊洗浄剤として工業的に広く使われているDMSO使
用後の廃液から、安価で効率よく特に電子資材処理にリ
サイクル再使用するためのDMSOおよびDMSO混合
物の回収方法、およびその回収品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DMSOは、医農薬中間体の合成溶剤や
電子部品の特殊洗浄剤等として工業的に広く使われてい
る。このような用途に使用された後のDMSO廃液は、
通常は産業廃棄物として廃棄され、また廃棄に際しても
イオウ化合物のため廃棄処理費が高価である。一方、一
般的には通常のDMSO廃液の場合、DMSOを普通の
減圧蒸留精製で回収することは可能であるが、含有され
る不純物およびDMSOの微量分解物により十分に効率
的な回収を行なうことが困難である。特に、電子部品等
の電子資材の洗剤用途等では、金属不純物の含量、特に
鉄、ナトリウムの含量が多いと、アルミニウムあるいは
クロム配線の腐食や絶縁性不良等の不具合の原因となる
ため、蒸留精製で回収されたDMSO回収品は電子資材
処理用としては再利用できず、結局、用途が限定される
かもしくは産業廃棄物として処分されていた。
【0003】従来、DMSOの蒸留精製に際し、精留
塔、受器、配管等に非耐食性金属が使用されていると、
それらの僅かな腐食によってもDMSO回収品の金属分
が多くなり、これを電子資材処理用に使用することはで
きない。また、DMSOは、熱分解すると酸性物質が生
成し金属腐食が助長される。
【0004】さらに、例えば、モノエタノールアミン
(以下MEAという)等のアミン類を含有するDMSO
廃液の場合は、通常の蒸留だけではアミン類を完全に分
離することは難しいが、硫酸等の酸で処理すれば分離は
可能となる。しかし、このように酸を使用すると金属腐
食が一層助長されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、DM
SOの使用後の廃液から、金属分の少ないDMSOおよ
びDMSO混合物の回収方法を提供するものであり、特
に電子資材等の処理にリサイクル使用できるDMSOお
よびDMSO混合物の回収方法を提供するものである。
【0006】本発明の他の目的は、上記方法で回収され
た金属分の少ない、好適には電子資材処理用のDMSO
およびDMSO混合物を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
せんとするものであって、DMSO廃液を接液部が耐食
性部材からなる蒸溜装置により減圧蒸留するDMSOお
よびDMSO混合物の回収方法であり、本発明において
は、好適には弱アルカリ性のDMSO廃液または弱アル
カリ性に調整したDMSO廃液を使用する。
【0008】更に、本発明においては次のような実施態
様が挙げられる。 (1)DMSO廃液がアミン類を含有するDMSO廃液
であること。 (2)DMSO廃液が酸性または中性であるDMSO廃
液を弱アルカリ性に調整して蒸留すること。水素イオン
指数(pH)が8〜12の弱アルカリ性でDMSO廃液
を蒸留すること。 (3)圧力250hPa以下で減圧蒸留すること。 (4)還流比2以下で蒸留すること。 (5)DMSO廃液が電子資材を処理したDMSO廃液
であること。 (6)回収されたDMSOまたはDMSO混合物の回収
品が電子資材処理用であること。 (7)回収品がリサイクル使用可能であること。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明で使用するDMSO廃液に
は、含水、非含水の状態のものがあり、DMSOの他に
他の成分や不純物が含まれている。このようなDMSO
廃液は主として各種プラント等からの廃液で、具体的に
はDMSOに、例えば数100ppm〜数10%のME
A等のアミン類、数%(対DMSO)の有機酸塩類、更
には5〜10%程度(対DMSO)のアルカリ金属水酸
化物等が含まれている。そして、具体的には電子資材等
の洗浄に使用したDMSO廃液には、MEA等のアミン
類、メタノール等のアルコール類、およびホトレジスト
等の樹脂類等が含まれている。
【0010】このように、DMSO廃液には種々の不純
物が含まれているが、本発明の好ましい実施態様では、
これらの不純物の全部もしくは一部を除去するため、か
かるDMSO廃液を、本体接液部が耐食性部材からなる
蒸留塔により、好ましくはpH=8〜12のような弱ア
ルカリ性で250hPa以下の減圧下、還流比2以下、
缶温度150℃以下の温度で減圧蒸留精製する。
【0011】本発明の特徴の一つは、蒸留塔の本体接液
部に耐食性金属等の耐食性部材を使用することである。
耐食性金属を使用する目的は、蒸留精製過程で精留塔等
からの金属分混入を防止すること並びに着色を防止する
こと等である。
【0012】本発明で使用できる耐食性金属としては、
例えば、オーステナイト系(Cr−Ni系)ステンレス
鋼、オーステナイト−フェライト系ステンレス鋼、フェ
ライト系ステンレス鋼、マルテンサイト系ステンレス
鋼、析出硬化系ステンレス鋼等の耐食性金属が挙げられ
るが、実用面からはオーステナイト系(Cr−Ni系)
ステンレス鋼が好ましく、これらの中でもSUS30
4、SUS316およびSUS316L等がより好まし
く、本発明ではアミン類による腐食の問題から、SUS
316Lが特に好ましく用いられる。
【0013】また一般に蒸留装置では、接液部に、例え
ばルッキンググラス等のガラス類を使用する場合がある
が、その場合は使用を必要最小限に抑え、望ましくは低
金属ガラス等を使用する。
【0014】次に、本発明における耐食性材料の使用例
を蒸留装置のモデル図によって説明する。図1は、本発
明の減圧蒸留において使用する周辺機器を含めた蒸溜装
置の概要を説明するためのモデル図である。
【0015】図1において、粗液(DMSO廃液)は廃
液槽1からポンプ2で精留塔リボイラー3に供給され、
そこで気化工程に供される。ここで発生した蒸気は精留
塔(充填塔付)4に導かれ、ここで還流液と気液接触し
純度の向上が図られる。次に、精留塔4を出た蒸気はコ
ンデンサー5で液化され、一部は還流分配機6で精留塔
に戻され、残りは留分受槽7に留出する。一方、蒸留系
はVacライン8から排気され減圧に保たれる。
【0016】本発明では、できれば図1に示した全設備
の接液部に耐食性部材を使用することが望ましいが、耐
食性部材の使用を必要最小限の使用とすることができ
る。耐食性部材は図1において、廃液槽1を除く精留塔
リボイラー3以降の各設備での使用が重要となり、そし
て以下、精留塔4以降の各設備ではより重要であり、さ
らには特に、コンデンサー周辺、還流分配機、Vacラ
イン、留分受槽等、DMSOの最終回収工程(回収製
品)近くの設備になるほど、耐食性の良好な材料の使用
が必要となる。
【0017】いま本発明で実施する蒸留工程を、気化
部、分離部、凝縮部および製品回収部に区分するなら
ば、本発明では少くとも分離部以降、できれば気化部以
降の工程における設備の接液部において、耐食性部材を
使用する。本発明における蒸留装置は、かかる観点か
ら、図1の装置の場合、精留塔4およびそれ以降の各設
備を含むものとして位置づけることができ、より好まし
くは、精留塔リボイラー3以降の各設備を含むものとし
て位置づけることができる。
【0018】本発明においては、蒸留工程におけるDM
SOの熱分解防止等のため、以下に述べるようないくつ
かの好ましい状件がある。すなわち、本発明の実施にお
いては、DMSO廃液のpHを弱アルカリ性に保つこと
が肝要である。好ましいpHは8以上、より好ましくは
9以上であり、通常pH12までの範囲で好適なpHが
選択される。したがって、工場等で使用され蒸留に供さ
れるDMSO廃液のpHが上記範囲のものであれば、そ
のまま蒸溜装置に供給することができる。もし、蒸留に
供されるDMSO廃液に酢酸等の酸が混入していてその
pHが低い場合(酸性、中性)には、アルカリ性物質を
適量添加して弱アルカリ性に調整する。使用されるアル
カリ性物質としては、アルカリ金属やアルカリ土類金属
の水酸化物または炭酸塩等が挙げられるが、特に水酸化
ナトリウムが好ましく使用される。また逆に、アルカリ
度が強すぎることがある場合は適宜、硫酸やリン酸のよ
うな鉱酸等の酸で調整する。
【0019】ちなみに、DMSO廃液において、例え
ば、酢酸アンモニウムやギ酸アンモニウムのような有機
酸塩類を含有する廃液のpHは通常約7〜約12程度で
あり、また、水酸化カリウムや水酸化ナトリウム等のア
ルカリ金属水酸化物を含有する廃液のpHは通常約11
〜約14程度であり、さらに、MEAやジエタノールア
ミン等のアミン類が含まれているDMSO廃液でのpH
は、通常約10〜約13程度である。本発明の実施にお
いては、したがって、DMSO廃液に合わせ必要に応じ
pHを最適化して蒸留する。
【0020】DMSO廃液には、既述のように、含水、
非含水のものがあるが、本発明においてpHは、含水D
MSO廃液の場合はpHメーター等の通常の手法で測定
することができる。また、非含水DMSO廃液の場合
は、中性水5容量に試料(非含水DMSO混合液)1容
量を混合した液を作り、同様にpHメーターで測定する
ことができる。
【0021】また、本発明の減圧蒸留における圧力は、
好ましくは250hPa以下、より好ましくは150h
Pa以下、さらに好ましくは50hPa以下である。圧
力が高すぎると、DMSOが熱分解し回収DMSOの純
度が低下するだけでなく、着色等の問題がある。
【0022】さらに本発明の減圧蒸留において、還流比
は2以下が好ましく、より好ましくは1以下で実施す
る。還流比が大きすぎると、蒸留時間が長くなり熱分解
が助長される等の問題がある。
【0023】また、減圧蒸留における蒸留缶の温度は、
通常150℃以下、より好適には110℃以下であり、
高温になりすぎるとDMSOが分解する恐れがある。
【0024】本発明においては、廃液中の不純物をでき
るだけ除いて高品位のDMSOとするが、回収液(回収
品)が再使用される用途によっては、回収液はその使用
に影響を与えない限りにおいて、DMSO以外に他の成
分を残したDMSO混合物として回収してもよい。例え
ば、MEAやジエタノールアミン等のアミン類が含まれ
ているDMSO廃液を、本発明に従って蒸留処理した場
合、他の不純物は分離できてもアミン類の大部分は留出
してきてしまい、分離できない。アミン類が含まれてい
るDMSO廃液のpHは上述のように約10〜約13で
あり、これを酸処理すれば、蒸留によるアミン類の分離
は可能ではあるが、酸性が強すぎる場合はDMSOの劣
化分解が著しい。本発明において、回収されたアミン類
が含まれるDMSO混合物は成分調整した後、好適には
電子資材用等に再使用される。
【0025】本発明によれば、好適には電子資材処理用
途にリサイクル利用されるDMSO回収品が提供され
る。すなわち、例えばIC、液晶等の洗浄でホトレジス
ト剥離に使われ回収されたDMSO廃液には、既述のよ
うに、不純物として主にMEAの他に水、アルコール、
レジスト等が含まれている。このDMSO廃液は本発明
にしたがって処理され、透過率の尺度であるアルカリ着
色度の高いDMSO回収液が得られる。ここでは、ME
Aを除く不純物の大部分が除去分離されるが、MEAは
ほとんど除去されずDMSO廃液に同程度の濃度で残留
している。また、鉄分も微量残存することはあるが、高
々1ppb程度である。このように蒸留再生されたDM
SO混合物は、再び電子資材の洗浄等にリサイクル利用
される。
【0026】本発明ではさらに、MEAの濃度調整をし
た後、脱パーティクルのため、ろ過工程を経るようにす
ることが好ましい。
【0027】以下、実施例を示し本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されない。また、
以下の実施例において、カラーインデックス(CI)お
よびアルカリ着色度は、次のようにして測定したもので
ある。
【0028】・カラーインデックス(CI):分光光度
計の波長425、550,および650nmにおける吸
光度を100m/mセルで測定し、次のように吸光度の
平均値から色指数を1000m/mセル時の値に換算表
示する。
【0029】CI=各波長の吸光度の和÷3×10 ・アルカリ着色度(%):試料(DMSO混合液)20
mlにアルカリ液(N/10水酸化ナトリウム溶液1m
l)を添加し、分光光度計の波長345nmにおける透
過率を10m/m石英セルで測定する(アルカリ着色度
(%)=透過率)。
【0030】
【実施例】
(実施例1)有機合成に使用した、酢酸0.5%、水5
%、硫酸アンモニウム0.1%を含有するpH=3.3
のDMSO廃液3,000Kgに、20%水酸化ナトリ
ウム50Kgを添加して、pH=10.5に調整した。
このDMSO廃液を、第1図に示した、精留等リボイラ
ー3、精留塔4、コンデンサー5、還流分配機6、留分
受槽7、Vacライン8および配管の接液部がSUS3
04からなる高さ5mの充填塔付の蒸留装置で、缶温1
00℃、45hPaの減圧で還流比0.5で精留した。
蒸留再生されたDMSOは、pH=7.0、CI(カラ
ーインデックス)=0.01、アルカリ着色度=97
%、Na含有量=2.5ppb、Fe含有量=0.1p
pbであった。金属不純物が少なく、電子資材用に再利
用可能であった。
【0031】(実施例2)モノエタノールアミン30
%、水2%、レジスト0.2%を含有するpH=11.
2のDMSO廃液3000Kgを、第1図に示した、精
留等リボイラー3、精留塔4、コンデンサー5、還流分
配機6、留分受槽7、Vacライン8および配管の接液
部がSUS304およびSUS316Lからなる高さ5
mの充填塔付の蒸留装置で、缶温100℃、45hPa
の減圧で還流比0.5で精留した。蒸留再生されたDM
SO/モノエタノールアミン混合物は、DMSO=72
%、モノエタノールアミン=28%、pH=11.0、
CI=0.02、アルカリ着色度=95%、Na含有量
=3.2ppb、Fe含有量=0.2ppbであった。
このように回収されたDMSO混合液は金属不純物が少
なく、これにモノエタノールアミンを加えてモノエタノ
ールアミン濃度を30%に調整した後、レジスト剥離用
に再利用した。
【0032】(比較例1)酢酸0.5%、水5%、硫酸
アンモニウム0.1%を含有するDMSO廃液3,00
0Kgに、20%水酸化ナトリウムを50Kg添加し、
pH=10.5に調整した。この廃液を、接液部の大部
分はSUS304であるが、Vacライン、精留塔およ
び留分受槽の一部がSSで構成された、第1図に示した
構造の高さ5mの充填塔付蒸留装置で、缶温100℃、
45hPaの減圧で還流比0.5で精留した。蒸留再生
されたDMSOは、pH=7.0、CI=0.02、ア
ルカリ着色度=95%、Na含有量=2.8ppb、F
e含有量=57ppbであった。金属不純物が多く電子
資材用には利用できなかった。
【0033】
【発明の効果】医農薬中間体の合成溶剤、電子部品の特
殊洗浄剤として工業的に広く使われているDMSOは、
工場等で使用後に通常は廃棄されるが、イオウ化合物の
ため廃棄に際しての処理費が高価でコスト的にも問題で
ある。また、DMSO混合液をそのまま蒸留して高品位
のDMSOを回収しようとしても、含有される不純物に
より効率的な回収を行なうことが難しい。
【0034】これに対して本発明によれば、DMSO廃
液から安価で効率よく高品位のDMSOおよびDMSO
混合物を回収でき、特に金属分を極めて少なくすること
ができるので、電子資材の洗浄処理等に好適に使用でる
回収混合物として回収できる。しかも、このようにして
電子資材の洗浄処理等に供したDSMO廃液を蒸留精製
できるから、リサイクル可能であると共に廃棄処理も不
要であり、このように資源有効利用と廃棄処理問題を一
挙に解決し得たことは画期的なことである。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】 図1は、本発明の減圧蒸留において使用する
周辺機器を含めた蒸溜装置の概要を説明するためのモデ
ル図である。
【0037】
【符号の説明】
1・・・廃液槽 2・・・ポンプ 3・・・精留塔リボイラー 4・・・精留塔(充填塔) 5・・・コンデンサー 6・・・還流分配機 7・・・留分受槽 8・・・Vacライン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DMSO廃液を接液部が耐食性部材から
    なる蒸溜装置により減圧蒸留することを特徴とするDM
    SOまたはDMSO混合物の回収方法。
  2. 【請求項2】 弱アルカリ性のDMSO廃液または弱ア
    ルカリ性に調整したDMSO廃液を、接液部が耐食性部
    材からなる蒸溜装置により減圧蒸留することを特徴とす
    るDMSOまたはDMSO混合物の回収方法。
  3. 【請求項3】 前記DMSO廃液がアミン類を含有する
    DMSO廃液であることを特徴とする請求項1または2
    記載のDMSOまたはDMSO混合物の回収方法。
  4. 【請求項4】 前記DMSO廃液が酸性または中性であ
    るDMSO廃液を弱アルカリ性に調整して蒸留すること
    を特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のDMSOま
    たはDMSO混合物の回収方法。
  5. 【請求項5】 pH8〜12の弱アルカリ性でDMSO
    廃液を蒸留することを特徴とする請求項1〜4いずれか
    に記載のDMSOまたはDMSO混合物の回収方法。
  6. 【請求項6】 圧力250hPa以下、還流比2以下で
    減圧蒸留することを特徴とする請求項1〜5いずれかに
    記載のDMSOまたはDMSO混合物の回収方法。
  7. 【請求項7】 前記DMSO廃液が電子資材の処理に使
    用したDMSO廃液であることを特徴とする請求項1〜
    6いずれか1記載のDMSOまたはDMSO混合物の回
    収方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7いずれかに記載の方法で回
    収されるDMSOまたはDMSO混合物が、電子資材処
    理用としてのリサイクル使用のために回収されることを
    特徴とするDMSOまたはDMSO混合物の回収方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8いずれかに記載の回収方法
    で回収されたDMSOまたはDMSO混合物からなる回
    収品。
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